JP2005535677A - 乳化液体組成物を含有するマスク組成物 - Google Patents

乳化液体組成物を含有するマスク組成物 Download PDF

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Abstract

(1)水不溶性基材と
(2)(a)油性成分;
(b)親水性界面活性剤;
(c)約500mPa・s〜60,000mPa・sの粘度を前記液体組成物に与える水溶性増粘化ポリマー;及び
(d)水性キャリア
を含む乳化液体組成物と
を含むマスク組成物が開示される。

Description

本発明は、局所適用のためのマスク組成物に関し、このマスクは、水不溶性基材及び乳化液体組成物を含む。
皮膚への処置を提供するように設計されたマスクは、日本市場でのSKIIフェイシャルトリートメントマスク(SKII Facial Treatment Mask)のように、当該技術分野において既知である。このようなマスクは、基材と基材の中に染み込んだ液体から製造され、このマスクは、皮膚を特に伸張することなくマスクを簡単に皮膚から取り除くことができるように、非常に弱く皮膚に接着しているだけである。これらのトリートメントマスクは、取り外し可能なマスクと区別することができる。取り外し可能なマスクは、皮膚にしっかりと接着し、それにより、皮膚の表面及び毛穴の中の汚れ、詰まり、並びに過剰な角質層を、マスクを剥がすときに取り除くように設計されている。トリートメントマスクは、湿った、通常は水性の環境を通して、保湿剤及び他の有益な薬剤を皮膚に送り届けるために、皮膚に適用するのに特に好適である。実際、マスクを介して保湿剤及び他の有益な薬剤を送り届けることは、長期間にわたって皮膚がこうした十分な量の薬剤に曝されるという点で有利である。トリートメントマスクはまた、その使用法のためにユーザーは座ったり又は横たわったりするので、使用時にユーザーにリラックス効果をもたらす。トリートメントマスクは、一般に顔の皮膚に適用される。
これらのトリートメントマスクは、保湿剤の使用によって潤いのある感触のように特定の皮膚コンディショニング効果をもたらすが、自らの皮膚を気にかけている消費者は、潤いのある感触に加えて滑らかさ及び柔らかさのような改善された皮膚コンディショニング効果を与えるトリートメントマスクを所望している。
前述のことに基づいて、改善された皮膚コンディショニング効果をもたらすマスク組成物、特に滑らかさ、柔らかさ、及び潤いのある感触を皮膚にもたらすマスク組成物が依然として必要とされている。
既存の技術には、本発明の利点及び効果のすべてを提供するものは存在しない。
本発明は、
(1)水不溶性基材と
(2)
(a)油性成分;
(b)親水性界面活性剤;
(c)約500mPa・s〜60,000mPa・sの粘度を前記液体組成物に与える水溶性増粘化ポリマー;及び
(d)水性キャリア
を含む乳化液体組成物と
を含むマスク組成物を対象とする。
このようなマスク組成物は、使用時に滑らかさ、柔らかさ、及び潤いのある感触のような改善されたコンディショニング効果を皮膚に与えることができる。
本発明の前述及びその他の特徴、態様、並びに利点は、以下の説明及び添付の特許請求の範囲を読むことで、よりよく理解される。
すべての引用された文書は、関連部分において、参考として本明細書に組み込まれるが、いずれの文書の引用も、それが本発明に関して先行技術であるという承認として解釈されるべきではない。
本明細書は、本発明を特に指摘し明確に請求する特許請求の範囲をもって結論とするが、本発明は、以下の好ましい非限定的な実施形態及び代表例の説明を添付図面と併せて読むことで、よりよく理解されるものと考えられている。
本明細書は本発明を特に指摘し、本発明を明確に主張している特許請求の範囲でまとめているが、本発明は以下の説明からよりよく理解されると考えられる。
本明細書では、「含む」とは、最終結果に影響を与えない他の工程及び他の成分を追加できることを意味する。この用語は、「からなる」及び「から本質的になる」という用語を包含する。
特に指定しない限り、百分率、割合、及び比率はすべて、本発明の組成物の総重量を基準とする。記載した成分などに関する全てのこのような重量は活性レベルに基づいており、そのため、市販材料に含まれ得るキャリア又は副産物を含まない。
本明細書では、「局所適用」とは、物質を皮膚表面に適用又は広げることを意味する。
本明細書では、「化粧品として許容可能な」とは、このように記載されているこれらの組成物又は構成成分が、不当な毒性、不適合性、不安定性、アレルギー反応等を有することなく、ヒトの皮膚に接触させて使用するのに適していることを意味する。
本明細書では、「混合物」とは、物質の単純な組み合わせ及びそのような組み合わせの結果として生成するいかなる化合物も含むことを意味する。
本明細書に有用な活性物質及び他の成分のようなすべての成分は、美容的及び/若しくは治療的な効果、又はそれらが要求される作用様式によって分類又は記述することができる。ただし、本明細書に有用な活性物質及び他の成分が、場合によっては美容及び/若しくは治療的な複数の効果をもたらすこと、又は複数の作用様式で作用することもあることを理解すべきである。従って、本明細書での分類は便宜上のものであって、ある成分を特に記載される用途又は列挙される用途に制限しようとするものではない。
(水不溶性基材)
本発明のマスク組成物は水不溶性基材を含む。「水不溶性」とは、基材を水に浸したときに、溶解又は容易に分解しないことを意味する。水不溶性基材は、液体組成物を皮膚に送り届けるための手段又は媒体である。
基材としては多種多様な材料を使用することが可能である。以下の非限定的な特性、(i)使用に対する十分な湿潤強度、(ii)十分な磨耗性、(iii)十分な厚さ、(iv)適切な大きさ、(v)空気透過性及び(vi)疎水性が望ましい。
上記の基準を満たす、好適な基材の非限定的例には、不織布基材、織布基材、湿式からみ合わせ基材、空気式からみ合わせ基材、天然の海綿、合成スポンジ、ポリマー網状メッシュなどが挙げられる。経済的であり、様々な材料で容易に入手できるので、好ましい実施形態は不織布基材を用いる。「不織布」とは、布地に織り上げられるのではなく、シート、マット、又はパッド層に形成されるような繊維で、層が構成されていることを意味する。
基材を、様々な天然材料及び合成材料で構成してもよい。本発明で有用な天然材料の非限定例としては、絹繊維;羊毛繊維及びラクダ被毛繊維などのケラチン繊維等;並びに木材パルプ繊維、綿繊維、麻繊維、黄麻繊維、及び亜麻繊維のようなセルロース繊維が挙げられる。本発明において有用な合成材料の非限定的な例としては、アセテート繊維;アクリル繊維;セルロースエステル繊維;ポリアミド繊維;ポリエチレンテレフタレート繊維のようなポリエステル繊維;ポリプロピレン繊維及びポリエチレン繊維のようなポリオレフィン繊維;ポリビニルアルコール繊維;レーヨン繊維;並びにポリウレタン発泡体が挙げられる。
本発明で有用な基材はまた、多種多様な市販品から入手することができる。本明細書で有用で好適な不織布基材の非限定例としては、ウォルキィソフトU.S.A(Walkisoft U.S.A.)から入手可能なウォルキィソフト(WALKISOFT)(登録商標)(セルロース基材);ヴェラテック(Veratec,Inc.)(マサチューセッツ州ウォルポール)から入手可能なノヴォネット(NOVONET)(登録商標)149−801及び149−191(約69%のレーヨン、約25%のポリプロピレン、及び約6%の綿を含有する基材);PGI/チコピー(PGI/Chicopee)(ニュージャージー州デイトン(Dayton))から入手可能なケイバック(KEYBAK)(登録商標)951V及び1368(約75%のレーヨン及び約25%のアクリル繊維を含有する基材);両方ともダイワボ K.K.(Daiwabo K.K.)から入手可能なRMT−90(それぞれレーヨン及びポリエステルの組み合わせから製造された2つの外層と共に内層としてパルプを有する三層基材)及びRFP−90(2つのレーヨン外層と組み合わせた内層としてのPP層を有する三層基材)が挙げられる。
基材は、所望のマスクの用途及び特性により、多種多様な形状及び形態、例えば、平らなパッド、厚いパッド、薄いシート及び不規則な厚さのシートに製造することができる。基材は、通常、局所適用が望ましい皮膚の領域に適合するように設計される。例えば、マスクが顔に適用される場合には、基材は目、鼻孔及び口の領域を必要に応じて避ける顔の形状に対応して設計される。
1つの好ましい実施形態では、基材は目と鼻孔の領域を開けた、顔の皮膚の実質的に全体の領域を覆うように形成されている。図1を参照すると、単一片の顔全体のマスク(10)のために好適な基材の特に好ましい実施形態の平面図が描写されている。図1の基材の外周は、目及び口のための複数個の開口部(12)と共に、顔の輪郭とほぼ適合するように設計されており、その際、複数個の切れ目(13)は、マスクが鼻、頬及び口に適合するように作られている。図1の実施形態は、平均的な顔の全体領域を覆うために、長さ約15cm〜約25cm、好ましくは約18cm〜約23cm、及び幅約15cm〜約30cm、好ましくは約20cm〜約25cmを有する。別の好ましい実施形態では、基材は顔の皮膚の実質的に全体領域を覆うように形成され、また2つの部分から作製され、第一の部分は顔の上部領域、即ち鼻とその上を覆い、第二の部分は顔の下部領域、即ち上唇、頬とその下を覆っている。別の好ましい実施形態では、基材は顔の特別な部分の領域、例えば、鼻、頬骨、あご、前額部、又はこれらの組み合わせに適合するように形成されている。別の好ましい実施形態において、基材は、皮膚上にあるマスクを置換及び/又は除去するのを促進するために、取っ手、引き手、又は輪を有するように形成される。
基材は、液体組成物に浸した場合に、容易に皮膚に沿って適合するのに十分なほど柔軟であるが、使用時に容易に裂けたり、崩れたりしない程なお十分に強い。好ましくは、基材は、基材を製造する材料、並びに製品の用途及び特性により、約100μm〜約1cm、より好ましくは約300μm〜約3mmの厚さを有する。
本明細書で特に有用な基材の材料には、親水性の特性を有するものが挙げられ、それにより液体組成物をより多量に吸収することができる。水不溶性基材は、親水性材料単独で、又は親水性材料及び疎水性材料の混合物から製造することができる。本発明の基材は、単一層又は複数層からなることができる。1つの好ましい実施形態では、基材は、綿、パルプ、レーヨン、及びこれらの混合物から選択される親水性の材料により少なくとも部分的に製造される。部分的には、親水性材料の一層を単一層基材用に使用する場合;親水性材料の少なくとも一層を多層基材用に使用する場合;親水性材料及び別の材料の混合物の一層を単一層基材用に使用する場合;並びに親水性材料及び別の材料の混合物の少なくとも一層を多層基材用に使用する場合の状態を含むことを意味する。
基材が多層からなる場合、皮膚に面した層は少なくとも親水性の特性を有する層であり、それによってより多量の液体組成物を吸収できることが好ましい。基材が多層からなる場合、基材はフィルム及び他の非繊維性材料を含むことができる。1つの実施形態において、基材はまた、基材上にポリマーフィルムで積層されてもよいし、基材をコーティングしてもよいし、又は基材をヒートシールしてもよい。ポリマーフィルムによる積層、コーティング、又はヒートシールの結果として生じる基材は、基材の一方の側面に閉塞側面を含み、これは皮膚及び皮膚表面上に配置される皮膚に面する側面とは反対方向を向いている。基材に閉塞側面をもたせることにより、基材は低空気透過性を得る。「低空気透過性」とは、フィルム、コーティング、又はヒートシールした基材の側面が、基材の中へほとんど空気を通さず、また基材からもほとんど蒸気を排出させないことを意味する。好ましくは、空気透過性は約5mg/cm2/分未満、より好ましくは約0.01mg/cm2/分〜約4.8mg/cm2/分である。空気透過性は、完全に飽和した基材サンプルの重量を測り、基材を大気に曝した後の基材の重量を測ることにより測定することができる。
低空気透過性を有する閉塞側面を有する基材の実施形態を図2に示す。図2に示されるように、基材(20)は、ポリマーフィルム(21)で積層され、閉塞側面(22)を形成する。ポリマーフィルム(21)は、詳細を示すために大幅に誇張されている。閉塞側面(22)は、使用中は皮膚表面(23)とは反対向きに設置される。閉塞側面(22)は、約5分〜約45分の典型的な使用期間中に、水分が大気中に逃げるのを制限し、従って改善された、皮膚に潤いを与える効果をもたらす。基材(20)の皮膚に面する側面(24)は、好ましくは空気透過性を制限するいかなる物質も含有しない。
閉塞側面を含む基材は、閉塞側面のない基材と比較して、油性成分及び皮膚に有益な薬剤の皮膚への浸透を大幅に高める。理論によって限定されるものではないが、基材(20)の閉塞側面(22)は、マスク組成物から大気中への水の蒸発を制限することにより、皮膚の表面付近での湿った環境の生成を可能にすると考えられている。更に、本発明のマスク組成物は、皮膚に面する側面上の強い接着性より、むしろ水の張力を利用して皮膚表面に接着する。本発明で利用されているように、基材と皮膚表面との間に強い接着性が存在しないことは、強い接着性の結果として生じる物理的障壁を取り除き、油性成分及び他の皮膚に有益な薬剤の浸透を促進する。結果として生じる皮膚と基材との間の環境は、油性成分及び他の皮膚に有益な薬剤の皮膚への浸透を促進する。
好適なポリマーフィルムには、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエチレンテレフタレート、ポリアミド、ポリエステル、ナイロン、これらの混合物、又はその他の化粧品として許容可能なポリマーフィルムのいずれかが挙げられる。好適なコーティングには、低空気透過性を基材に付与し、化粧品として許容可能な当該技術分野において既知の材料のいずれかが挙げられる。基材をヒートシールすることは、低空気透過性を基材に付与する、当該技術分野において既知のいずれかの方法により達成されてよい。
1つの実施形態では、基材は、親水性特性の勾配を有する層、即ち疎水性材料及び親水性材料の分布の勾配を有する層を含む。このような基材では、基材が、皮膚に面する側面に親水性材料の分布が高く、反対側では疎水性材料の分布が高いことが好ましい。この構造により、水分は基材の疎水性の側面から、基材の親水性の皮膚に面する側面へ、そして皮膚表面へと移動することができる。この基材は、単一層基材であってもよく、他の層を更に含むことができ、又はポリマーフィルムで積層されてもよい。
(乳化液体組成物)
本発明のマスク組成物は、上述された水不溶性基材に加えて乳化液体組成物を含む。本発明のマスク組成物は、上述された水不溶性基材に染み込ませるか、コーティングするか、又はそうでなければ接触させる乳化液体組成物を含む。
本明細書の乳化液体組成物は、
(a)油性成分;
(b)好ましくは非イオン性である親水性界面活性剤;
(c)約500mPa・s〜約60,000mPa・sの粘度を前記液体組成物に与える水溶性増粘化ポリマー;及び
(d)水性キャリア
を含む。
個々のいずれかのマスク組成物に関連する液体組成物の量は、最終マスク組成物製品の所望の特性により異なるであろうが、効果をもたらすための適用の間に、油性成分及び他の皮膚に有益な薬剤が結果として皮膚の上に付着するのに少なくとも十分な量でなければならない。本発明のマスク組成物は、水不溶性基材が液体組成物で飽和されたままであるように、好ましくは液体組成物で飽和されている。その所望する結果のために、液体組成物は、好ましくは水不溶性基材の約100重量%〜約2000重量%、より好ましくは約200重量%〜約1500重量%に相当する。本明細書で用いられるとき、語句「液体組成物により飽和されたままである」とは、基材が、マスク組成物の液体組成物による飽和と、マスク組成物の皮膚への適用との合間に、乾燥しないことを意味する。用いられる液体組成物の量は、水不溶性基材の吸収能力及びマスク組成物の所望の特性によって決まる。
本発明のマスク組成物に用いられる液体組成物は、マニュアルNo.M/92−161−H895に記載された操作方法に従って、ブルックフィールド・デジタル粘度計(Brookfield Digital Viscometer)、モデルDV−II+バージョン3.2により速度0.5rad/s(5.0rpm)で測定した場合、約500mPa・s〜約60,000mPa・s、好ましくは約1000mPa・s〜約30,000mPa・s、より好ましくは約2000mPa・s〜約15,000mPa・sの範囲の粘度を有する。このような粘度は、適用中に顔から滴り落ちるのを防止ししつつ水不溶性基材に浸透するのに好適であると考えられる。このような粘度はまた、粒子状物質が含まれる場合、液体組成物に有効な様式でその粒子状物質を懸濁させ、皮膚に粒子状物質を有効に付着させるのに好適であると考えられる。
(油性成分)
本発明の乳化液体組成物は、油性成分を含む。本明細書で有用な油性成分は、皮膚に滑らかさ及び柔らかさのような皮膚コンディショニング効果を与えることができる。本明細書で有用な油性成分としては、例えば脂肪族アルコール、シリコーンオイル、鉱油、ワセリン、C740直鎖及び分枝炭化水素、例えばイソヘキサデカン、C130アルコールエステル、例えばイソステアリン酸イソプロピル、グリセリド、アルキレングリコールエステル、プロポキシル化及びエトキシル化誘導体、糖エステル、例えばポリ綿実脂肪酸スクロース、植物油、例えばココヤシ油)、硬化植物油、動物油脂、及びポリプロピレングリコールのC420アルキルエーテル、ポリプロピレングリコールのC120カルボン酸エステル、及びジ−C830アルキルエーテルが挙げられる。水不溶性であり、10未満のHLBを有する疎水性の非イオン性界面活性剤は、油性成分として使用することができる。本明細書で有用な疎水性の非イオン性界面活性剤としては、例えば、セテアリルグルコシド、ステアレス−2、ラウレス−4、スクロースココエート(cocate)、ソルビタンモノイソステアレート、ソルビタンジイソステアレート、ソルビタンセスキイソスステアレート、ソルビタンモノオレエート、ソルビタンジオレエート、ソルビタンセスキオレエート、グリセリルモノイソステアレート、グリセリルジイソステアレート、グリセリルセスキイソステアレート、グリセリルモノオレエート、グリセリルジオレエート、グリセリルセシキオレエート、ジグリセリルジイソステアレート、ジグリセリルジオレエート、ジグリセリンモノイソステアレートエーテル、ジグリセリンジイソステアリルエーテル、及びこれらの混合物が挙げられる。
上記油性成分のうち、極めて好ましいものは、皮膚コンディショニング効果を与え、且つ界面活性剤と共にゲル網状組織を形成でき、それによって粘度、相安定性、及びつるつるした感触のようなコンディショニング効果を増大させる脂肪族アルコールである。本明細書で有用な脂肪族アルコールは、飽和の直鎖又は分枝鎖C1230の脂肪族アルコール、飽和の直鎖又は分枝鎖C1230のジオール及びこれらの混合物からなる群から選択される飽和の直鎖又は分枝鎖脂肪族アルコールである。好ましい脂肪族アルコールは、セチルアルコール、ステアリルアルコール及びこれらの混合物である。
油性成分は、滑らかさのような皮膚コンディショニング効果を与え、べたつき感が少なく、つるつるした感触を与えるという観点から、好ましくは約0.01重量%〜約10重量%、より好ましくは約0.05重量%〜約5重量%、さらにより好ましくは約0.1重量%〜約3重量%の濃度で液体組成物中に含まれる。
(親水性界面活性剤)
本発明の液体組成物は、親水性界面活性剤を含む。親水性界面活性剤は、好ましくは約0.01重量%〜約10重量%、より好ましくは約0.05重量%〜約5重量%、さらにより好ましくは約0.1重量%〜約2重量%の濃度で組成物中に含まれる。
本明細書に有用な親水性界面活性剤は、水溶性であり、好ましくは10を超えるHLB値を有するものである。本明細書で有用な親水性界面活性剤としては、例えば、化粧品として許容可能な界面活性剤、即ち、非イオン性界面活性剤、陽イオン性界面活性剤、陰イオン性界面活性剤、双極性界面活性剤、両性イオン系界面活性剤、及びこれらの混合物が挙げられる。これらのうち、本明細書で好ましいものは、皮膚への刺激が少ないコンディショニング効果という観点から、化粧品として許容可能な非イオン性界面活性剤である。
本明細書で有用な親水性の非イオン性界面活性剤としては、例えば、PEG−100ステアレート、ポリソルベート−20、ポリソルベート−60、セテアレス−21、イソセテス−20及びオレス−20、ラウレス−23、セテアレス−12、ステアレス−100、PEG40硬化ヒマシ油、PEG−60硬化ヒマシ油、及びこれらの混合物が挙げられる。
(水溶性増粘化ポリマー)
本発明の液体組成物は、水溶性増粘化ポリマーを含む。本明細書の水溶性増粘化ポリマーは、水溶性又は水混和性ポリマーであり、組成物の粘度を高める能力を有し、組成物に使用される他の構成成分と適合性である。水溶性増粘化ポリマーは、本組成物の液体組成物が約500mPa・s〜約60,000mPa・s、好ましくは約1000mPa・s〜約30,000mPa・s、より好ましくは約2000mPa・s〜約15,000mPa・sの所望の粘度を有するように選択される。水溶性増粘化ポリマーは、好ましくは液体組成物の約0.1重量%〜約3重量%、より好ましくは約0.1重量%〜約2重量%、更に好ましくは約0.2重量%〜約2重量%の濃度で含まれる。
本明細書で有用な水溶性増粘化ポリマーには、陰イオン性ポリマー及び非イオン性ポリマーが含まれる。本明細書で有用な水溶性増粘化ポリマーとしては、例えば、アクリルポリマー、約10000を超える分子量を有するポリアルキレングリコールポリマー、ヒドロキシエチルセルロースのようなセルロース及びその誘導体、ポリビニルピロリドン、ポリビニルアルコール、グアーガム及びキサンタンガムのようなガム、カラゲーナン、ペクチン、寒天、マルメロ種子(シドニア・アブロンガ・ミル(Cydonia oblonga Mill))、デンプン(米、トウモロコシ、ジャガイモ、小麦)、藻類コロイド(藻類抽出物)、デキストラン、スクシノグルカン、プレラン、カルボキシメチルデンプン、メチルヒドロキシプロピルデンプン、アルギン酸ナトリウム、及びアルギン酸プロピレングリコールエステルが挙げられる。中和剤は、上記の陰イオン性増粘剤を中和するために含まれてもよい。このような中和剤の非限定的例には、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化アンモニウム、モノエタノールアミン(monethanolamine)、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン、ジイソプロパノールアミン、アミノメチルプロパノール、トロメタミン(tromethamine)、テトラヒドロキシプロピルエチレンジアミン及びこれらの混合物が挙げられる。
上記ポリマーのうち、極めて好ましいのは、乳化液体組成物が皮膚上で乾燥した場合に所望でないポリマーフレークが少ないものである。このような極めて好ましいポリマーとしては、例えば、アクリルポリマーが挙げられる。本明細書で有用なアクリルポリマーとしては、アクリル酸、アクリル酸の塩、アクリル酸の誘導体、メタクリル酸、メタクリル酸の塩、メタクリル酸の誘導体、及びこれらの混合物からなる群から選択されるモノマーを含むものが挙げられる。誘導体としては、例えば、アルキルアクリレート、アクリルアミド、アルキルメタクリレート、及びメタクリルアミドが挙げられる。このようなアクリルポリマーとしては、例えば、カルボマーというCTFA名称を有する架橋アクリル酸ポリマー、ポリアクリル酸ナトリウム、ポリエチルアクリレート、ポリアクリルアミド、及びアクリレート/C10〜30アルキルアクリレートクロスポリマーというCTFA名称を有するアクリル酸/アルキルアクリレートコポリマーが挙げられる。本明細書に極めて有用な市販のアクリルポリマーとしては、例えば、セピック(SEPPIC Inc.)から商品名セピゲル(Sepigel)305として入手可能なポリアクリルアミド、及びすべてB.F.グッドリッチカンパニー(B.F.Goodrich Company)から商品名ペミュレン(Pemulen)TR−1、ペミュレン(Pemulen)TR−2、カーボポール(Carbopol)1342、カーボポール(Carbopol)1382、及びカーボポール(Carbopol)ETD2020として入手可能なアクリレート/C10〜30アルキルアクリレートクロスポリマーが挙げられる。
(水性キャリア)
本発明の液体組成物は水性キャリアを含む。このキャリアの濃度と種は、他の構成成分との適合性及び当該製品の他の所望の特性により選択される。水性キャリアは、好ましくは約30重量%〜約99重量%、より好ましくは約50重量%〜約95重量%、さらにより好ましくは約70重量%〜約95重量%の濃度で組成物に含有される。
本発明で有用なキャリアには、水及び低級アルキルアルコールの水溶液が挙げられる。本明細書において有用な低級アルキルアルコールは、1〜6の炭素を有する一価アルコール、より好ましくはエタノールである。好ましくは、水性キャリアは実質的に水である。好ましくは脱イオン水が使用される。製品の所望の特性に応じて、ミネラル陽イオンを含む天然供給源から得られる水を使用することもできる。
本組成物のpHは、好ましくは約4〜約8である。皮膚に有益な薬剤が液体組成物に含まれる場合には、pHは、活性な皮膚に有益な薬剤の最適な有効性をもたらすpHに調製されてもよい。緩衝液及び他のpH調整剤を、望ましいpHを達成するために含むことができる。本明細書に好適なpH調整剤には、酢酸塩、リン酸塩、クエン酸塩、トリエタノールアミン及び炭酸塩が挙げられる。
(水溶性保湿剤)
本発明の液体組成物は、皮膚に有益な薬剤として水溶性保湿剤を含有するのが好ましい。水溶性保湿剤は、潤いを与える効果を皮膚にもたらすために好ましくは含まれる。更に水溶性保湿剤は、水溶性増粘剤の分散及び水性キャリア中で処理するのが比較的困難であるその他の構成成分の溶解/分散を助ける可能性がある。水溶性保湿剤は、好ましくは液体組成物の約0.1重量%〜約30重量%、より好ましくは約1重量%〜約20重量%、更に好ましくは約5重量%〜約15重量%の濃度で含まれてもよい。
本明細書で有用な水溶性保湿剤には、グリセリン、ジグリセリン、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、ブチレングリコール、ヘキシレングリコール、ソルビトール、エトキシル化グルコース、1,2−ヘキサンジオール、ヘキサントリオール、エリスリトール、トレハロース、キシリトール、マルチトール、マルトース、グルコース、フルクトース、コンドロイチン硫酸ナトリウム、ヒアルロン酸ナトリウム、アデノシンリン酸ナトリウム、乳酸ナトリウム、ピロリドンカーボネート、グルコサミン、シクロデキストリン及びこれらの混合物のような多価アルコールが挙げられる。
本明細書で有用な水溶性湿潤剤にはまた、CTFA名称PEG−200、PEG−400、PEG−600、PEG−1000、及びこれらの混合物などの約1000までの分子量を有するポリエチレングリコール及びポリプロピレングリコールのような水溶性アルコキシル化非イオン性ポリマーが挙げられる。
(長期持続美白剤)
液体組成物は、皮膚に有益な薬剤として長期持続美白剤を含んでいてもよい。本明細書で有用な長期持続美白剤とは、皮膚の外観を改変するだけでなく、更に処置前と比較して色素沈着過度を改善する活性成分を意味する。長期的とは、定義上、対象の有効期間中に長期間にわたる、好ましくは少なくとも約1週間、より好ましくは少なくとも約1か月間、更により好ましくは少なくとも約3か月間、更により好ましくは少なくとも約1年間にわたる、本組成物の連続的な局所塗布を意味する。通常は、塗布はこのような長期間にわたって、1日当たり約1回程度であるが、塗布頻度は1週間当たり約1回から1日当たり約3回以上まで変動させることができる。長期持続美白剤は、液体組成物の、好ましくは約0.001重量%〜約10重量%、より好ましくは約0.1重量%〜約5重量%の濃度で含まれてもよい。
本明細書で有用な長期持続美白剤には、アスコルビン酸化合物、ビタミンB3化合物、アゼライン酸、ブチルヒドロキシアニソール、没食子酸とその誘導体、グリシルリジン酸、ヒドロキノン(hydroquinoine)、コウジ酸、アルブチン、クワ抽出物、及びエルゴチオネイン(ergothionein)、及びこれらの混合物が挙げられる。これらのうち、好ましいものは、アスコルビン酸化合物、ビタミンB3化合物、及びこれらの混合物である。長期持続美白剤の組み合わせの使用は、それらが異なる機構により美白の効果をもたらす可能性があるという点で、有利であると考えられている。
本明細書で有用なアスコルビン酸化合物としては、本質的にL型のアスコルビン酸、アスコルビン酸塩及びそれらの誘導体が挙げられる。本明細書で有用なアスコルビン酸塩としては、ナトリウム、カリウム、リチウム、カルシウム、マグネシウム、バリウム、アンモニウム及びプロタミン塩が挙げられる。本明細書で有用なアスコルビン酸誘導体としては、例えば、アスコルビン酸のエステル、及びアスコルビン酸のエステル塩が挙げられる。特に好ましいアスコルビン酸化合物としては、2−o−α−D−グルコピラノシル−L−アスコルビン酸(アスコルビン酸及びグルコースのエステルであり、普通はL−アスコルビン酸2−グルコシド又はアスコルビルグルコシドと称される)及びその金属塩、並びにL−アスコルビン酸ホスフェートエステル塩、例えばリン酸アスコルビルナトリウム、リン酸アスコルビルカリウム、リン酸アスコルビルマグネシウム、及びリン酸アスコルビルカルシウムが挙げられる。市販のアスコルビン酸化合物としては、ハヤシバラ(Hayashibara)から入手可能な2−o−α−D−グルコピラノシル−L−アスコルビン酸、及びロッシュ(Roche)から入手可能な商品名ステイ(STAY)Cのリン酸L−アスコルビルナトリウムが挙げられる。
本明細書で有用なビタミンB3化合物としては、例えば、次の式を有するものが挙げられる:
Figure 2005535677
式中、Rは−CONH2(例えば、ニコチン酸アミド)、又は−CH2OH(例えば、ニコチニルアルコール);これらの誘導体;及び上記いずれかの塩である。
前出のビタミンB3化合物の代表的な誘導体としては、ニコチン酸の非血管拡張性エステル、ニコチニルアミノ酸、カルボン酸のニコチニルアルコールエステル、ニコチン酸N−オキシド、及びニコチン酸アミドN−オキシドを含む、ニコチン酸エステルが挙げられる。好ましいビタミンB3化合物は、ニコチン酸アミド及びニコチン酸トコフェロール、より好ましいものはニコチン酸アミドである。好ましい実施例では、ビタミンB3化合物は限られた量の塩の形態を含有し、より好ましくはビタミンB3化合物の塩は実質的に含まれない。好ましくはビタミンB3化合物は約50%未満のそのような塩を含有し、更に好ましくは本質的には塩の形態を含まない。
(皮膚の色調変化剤)
本発明の液体組成物は、皮膚に有益な薬剤として皮膚の色調変化剤を含んでもよい。本明細書で有用な皮膚の色調変化剤は、皮膚の色調変化顔料、反射微粒子物質、及びこれらの混合物からなる群から選択される。本明細書で有用な皮膚の色調変化剤とは、皮膚の色及び/又は色調の外観を改変するものであり、これには皮膚の美白が挙げられるが、これらに限定されない。皮膚の色調変化剤は、好ましくは少なくとも約100nmの粒径を有する。
本明細書に有用な皮膚の色調変化顔料としては、例えば、タルク、雲母、シリカ、マグネシウムシリケート、酸化チタン、酸化亜鉛、及び酸化チタン被覆雲母が挙げられる。
本明細書で有用な反射微粒子物質は、約100nm〜約10μmの一次粒径(即ち、任意のキャリアとの組み合わせ前の、本質的に純粋な粉末形態において)を有する。反射微粒子物質は無機物質であってもよい。本明細書で有用な無機反射微粒子物質としては、例えば、二酸化チタン、酸化亜鉛、より好ましくは粒子は本質的に二酸化チタンからなる。無機反射微粒子物質は、陽イオン性ポリマー、陽イオン性界面活性剤、陰イオン性ポリマー、及び陰イオン性界面活性剤のようなコーティング材料でコーティングされることができる。
(追加構成成分)
追加構成成分は、マスク組成物の所望の特性の観点から、液体組成物中に含まれてもよい。こうした追加構成成分は、本発明のマスク組成物の必須構成成分の機能を改変しない濃度で、通常は液体組成物の約5重量%以下で含まれる。
(追加の皮膚に有益な薬剤)
本発明の組成物は、追加の皮膚に有益な薬剤が含まれていてもよく、それには抗ニキビ剤、酸化防止剤及びラジカルスカベンジャー、抗炎症剤、抗菌剤、並びに皮膚のきめ改善剤が挙げられるが、これらに限定されない。
本明細書で有用な抗ニキビ剤には、サリチル酸、4−メトキシサリチル酸、過酸化ベンゾイル、乳酸、メトロニダゾール、パンテノール、レチノイン酸及びその誘導体、イオウ、トリクロサン、並びにこれらの混合物が挙げられる。
本明細書で有用な酸化防止剤及びラジカルスカベンジャーとしては、例えば、トコフェロール(ビタミンE)、トコフェロールアセテート及びトコフェロールニコチネートのようなトコフェロールのエステル、ブチル化ヒドロキシ安息香酸及びその塩、6−ヒドロキシ−2,5,7,8−テトラメチルクロマン−2−カルボン酸(商品名トロロックス(Trolox)(登録商標)で市販されている)、没食子酸及びそのアルキルエステル、特に没食子酸プロピル、尿酸及びその塩及びアルキルエステル、ソルビン酸及びその塩、アミン(即ち、N,N−ジエチルヒドロキシルアミン、アミノ−グアニジン)、スルフヒドリル化合物(即ち、グルタチオン)、ジヒドロキシフマル酸及びその塩、リシンピドレート、アルギニンピロレート、ノルジヒドログアヤレト酸、バイオフラボノイド、リジン、メチオニン、プロリン、スーパーオキシドジスムターゼ、シリマリン、茶抽出物、ブドウの皮/種の抽出物、メラニン、及びローズマリー抽出物が挙げられる。
本明細書で有用な抗炎症剤としては、例えば、αビサボロール、アロエベラ、マンジスチャ(Manjistha)(アカネ属の植物、特にルビア・コルディフォリア(Rubia Cordifolia)からの抽出物)、及びグッカル(Guggal)(コミフォラ(Commiphora)属の植物、特にコミフォラ・ムクル(Commiphora Mukul)からの抽出物)、コーラノキ抽出物、カモミール、及びヤギ(sea whip)抽出物、並びにグリチルレチン酸、グリチルリチン酸、及びそれらの誘導体(例えば、塩及びエステル)を含むカンゾウ(グリチルリザ・グラベラ(Glycyrrhiza glabra)属/種の植物)族が挙げられる。
本発明に有用な抗菌剤としては、過酸化ベンゾイル、エリスロマイシン、テトラサイクリン、クリンダマイシン、アゼライン酸、スルファレゾルシノールフェノキシエタノール、及びイルガサン(IRGASAN)(登録商標)DP300[チバ・ガイギー社(Ciba Geigy Corp.)、米国]が挙げられる。
本明細書において有用な皮膚のきめ改善剤としては、ニコチン酸アミド、ニコチン酸エステル、ニコチニルアルコール、パンテノール、パンテニルエチルエーテル、n−アセチルシステイン、n−アセチル−L−セリン、ホスホジエステラーゼ阻害物質、トリメチルグリシン、トコフェリルニコチネート、ビタミンB3及び類似体又は誘導体、並びにこれらの混合物が挙げられる。パンテノールが特に好ましい。パンテノールは、例えば、ロッシュ(Roche)により市販されている。
本明細書に有用な皮膚活性化剤(Skin vitalizing agent)としては、藻類抽出物及びラミナリア・ディギタータ(Laminaria Digitata)抽出物のような海藻抽出物が挙げられる。
(その他の構成成分)
上記の構成成分に加えて、本発明の組成物は、メチルパラベン、プロピルパラベン、イミダゾリジニル尿素、ゲルマール(Germall)115、ヒドロキシ安息香酸のメチル、エチル、プロピル及びブチルエステル、ベンジルアルコール、EDTA、ブロノポール(2−ブロモ−2−ニトロプロパン−1,3−ジオール)、並びにフェノキシプロパノールを含む水溶性又は分散性防腐剤のような防腐剤及び防腐増強剤;紫外線光吸収剤又は散乱剤;隔離剤;抗アンドロゲン剤;脱毛剤;可溶性又はコロイド性可溶性の保湿剤、例えば、ヒアルロン酸、及びデンプン−グラフトポリアクリル酸ナトリウム(米国特許第4,076,663号に記載されており、例えば、米国バージニア州のセラニーズ・スーパーアブソーバント・マテリアルズ(Celanese Superabsorbent Materials)より入手可能である、サンウェット(SANWET(登録商標))IM−1000、IM−1500及びIM−2500);タンパク質及びポリペプチド及びその誘導体;有機ヒドロキシ酸;アストリンゼン薬;外用鎮痛薬;フィルム形成剤;固化防止剤;起泡防止剤;結合剤;着色剤;香料、エッセンシャルオイル、及びその可溶化剤;天然抽出物;グアイアズレン;並びに酵母発酵濾液を更に含んでもよい。
(調製方法)
本発明のマスク組成物は当業者に既知のいかなる方法でも製造することができる。一般に、マスク組成物は、水不溶性基材を筺体の中に設置すること、液体組成物が水不溶性基材に染み込むように液体組成物の中に浸すこと、並びに運搬及び/又は貯蔵のために密封することにより製造される。マスク組成物を包装の中に、一構成単位ごとに又は複数構成単位で収容することができる。「構成単位」とは、例えば、単一片の顔用マスクはそれ自体で一構成単位となると同時に、二部分の顔用マスクは1つの上部マスクと1つの下部マスクにより一構成単位となるということを意味する。好ましくは、マスク組成物は、一構成単位ごとに個々の包装の中に収容される。使い捨ての包装では、包装は密封され、使用時に開けられる。複数回使用の包装では、包装には、開封後に包装が実質的に密封され得るような手段が装備されている。
(使用方法)
本発明のマスク組成物は、人体の皮膚、特に顔の皮膚への局所適用に好適である。本組成物の使用が、油性成分の付着及び浸透により、滑らかさ、柔らかさ、及び潤いのある感触のような皮膚コンディショニング効果を皮膚に与える。乳化液体組成物中に含まれる長期持続美白剤及び皮膚に有益な薬剤のような具体的に有益な薬剤を考慮すると、本発明のマスク組成物の適用により、その他の効果が皮膚にもたらされ得る。本発明のマスク組成物は、油性成分及びその他の有益な薬剤を送り届ける上で、皮膚がこうした薬剤の十分な量に長期間にわたって曝されるという点から特に有利である。不溶性基材を使用せずに液体組成物を皮膚に適用する場合と比較して、本発明のマスク組成物を長期間にわたる送達手段としての不溶性基材と共に使用することは、こうした薬剤のより良好な分配及び付着、並びに経皮的送達が可能なこれらの薬剤のより良好な浸透をもたらすと考えられている。更に、低い空気透過性を有する不溶性基材が用いられる場合には、皮膚に有益な薬剤のより有効な皮膚への浸透が期待される。本発明のマスク組成物はまた、使用時にユーザーに、爽快感、及びリラックス感のような感情的効果をもたらすと考えられている。
1つの好ましい実施形態では、マスク組成物は、顔の皮膚を処置するために、
(a)マスク組成物を顔の皮膚の大部分の領域に適用する工程;
(b)マスク組成物のいずれかの部分が乾くまでの期間、マスク組成物を顔の皮膚上に保つ工程;
(c)顔の皮膚からマスク組成物を取り除く工程;及び
(d)顔の皮膚上に残された残留液体組成物を取り除く工程
により用いられる。
マスク組成物には水性液体組成物が染み込んでおり、従ってマスクは皮膚の上に優しく置くことにより、顔の皮膚に適合する。油性成分及び他の皮膚に有益な薬剤のより良好な適合及び均一な分配のために、マスクは指先を用いて顔の皮膚に押し付けられる。
「乾燥する」とは、定義上、水、及び含まれる場合には香料のようなその他の揮発性構成成分が、水不溶性基材から蒸発し、それにより油性成分及びその他の有益な薬剤を皮膚に送り届ける基材の能力が大幅に低下することを意味する。従って、一旦マスクの一部が乾燥すると、油性成分の分配さえ期待することはできない。更に、乾燥した場合、マスク組成物は不快なこわばった及び堅い感じを適用時に皮膚に与える。
本発明のマスク組成物は、通常の大気条件ヘの暴露により容易に乾燥するため、マスク組成物は貯蔵の間、密封された包装の中に収容されていなければならない。
乾燥した部分が現れるまでに必要な時間は、使用される周りの状況、即ち温度、湿度、空気循環、並びに構造及びユーザーの体温によって決まる。通常は、マスク組成物は、室温において、湿度約50%で使用された場合に、約15分間以内には乾燥した部分が現れないように設計されなければならない。低い空気透過性を有する不溶性基材が用いられる場合には、マスク組成物が乾燥するまでの時間を、好ましくは約5分〜約45分延長することができる。
以下の実施例は、本発明の範囲内にある実施形態を更に記載し、実証するものである。これらの実施例は単に説明の目的だけで示されており、本発明の精神及び範囲から逸脱することなく本発明の多くの改変が可能であるので、本発明を限定するものとして解釈すべきではない。成分は、適用可能な場合には、化学名又はCTFA名称で識別され、不可能な場合には以下で定義される。
実施例1〜6のマスク組成物は、約3.0gのダイワボ(Daiwabo)より入手可能な基材RFP−90から製造されており、図1に従って切断及び成形され、下記に指定されるそれぞれの乳化液体組成物25gに浸される。マスク組成物はまた、上に指定された基材の代わりに、3.5gの綿の基材からも製造することができる。
(乳化液体組成物)
Figure 2005535677
(構成成分の定義)
*1 ポリソルベート20:ICI界面活性剤(ICI Surfactants)から入手可能なツイーン(Tween)20
*2 ポリアクリルアミド:セピック(SEPPIC Inc.)から入手可能なセピゲル(Sepigel)305
*3 アクリレート/C10〜30アルキルアクリレートクロスポリマー:B.F.グッドリッチ(B.F.Goodrich)から入手可能なペミュレン(Pemulen)TR−2
*4 キサンタンガム:ケルコ(Kelco)から入手可能なケルトロール(Keltrol)
*5 二酸化チタン:コボ・プロダクツ社(Kobo Products Inc.)から入手可能なコボ(Kobo)GLW75CAP−MP
*6 アスコルビン酸グルコシド:ハヤシバラ(Hayashibara)から入手可能
*7 リン酸アスコルビルナトリウム:ロッシュ(Roche)から入手可能なステイ(Stay)−C
*8 ニコチン酸アミド:ロッシュ(Roche)から入手可能なナイアシンアミド
*9 パンテノール:ロッシュ(Roche)から入手可能なDL−パンテノール
*10 酢酸トコフェロール:エーザイ(Eisai Co.Ltd.)から入手可能
*11 ニコチン酸トコフェロール:エーザイ(Eisai Co.Ltd.)から入手可能
*12 クワ抽出物:丸善製薬(Maruzen Pharmaceuticals)から入手可能なクワ抽出物BG
*13 酵母発酵濾液:カシワヤマ(Kashiwayama)から入手可能なSKIIピテラ(Pitera)
*14 天然抽出物:カネダ(Kaneda)から入手可能なフィテレン(Phytelene)EGX243[ウサギギクマウンテンフラワー(Arnica Mountan Flower)抽出物、セイヨウオトギリソウ抽出物、ツタ(セイヨウキズタ)抽出物、ウィッチヘーゼル(アメリカマンサク)抽出物、ブドウ(ヨーロッパブドウ)葉抽出物、及びマロニエ(セイヨウトチノキ)抽出物の混合物]
*15 エルゴチオネイン(Ergothioneine):AGIデルマティクス(AGI Dermatics)から入手可能なチオタイン(Thiotaine)
*16 ラミナリア・ディギタータ(Laminaria Digitata)抽出物:コレチカ(Coletica)から入手可能なセアネギリウム(Seanergilium)BG
(調製方法)
上記の組成物は、当業者に既知のいかなる方法でも製造することができる。組成物は次のように好適に製造される:
(1)任意の油性成分及び親水性界面活性剤を容器にて混合し、固体の油性成分が含まれる場合にはそれが溶融するまで70℃以上で加熱する。
(2)水溶性増粘化ポリマー以外の水溶性及び熱安定性成分を別の容器にて水に溶解させ、70℃以上まで加熱する。
(3)工程(1)及び(2)の生成物を均一になるまで混合する。
(4)水溶性増粘化ポリマーを、工程(3)の生成物に添加し、均一になるまで混合する。
(5)工程(4)の生成物を40℃以下まで冷却する。
(6)含まれる場合は、香料及び酵母発酵濾液のような他の残存構成成分を工程(5)の生成物に添加する。
(7)水不溶性基材を折り畳み、一構成単位ごとにアルミニウムの小袋の中に設置する。
(8)こうして工程(6)で得た乳化液体組成物を、水不溶性基材を含有するアルミニウムの小袋の中に注ぎ、密封する。
開示された及び上記に説明された本発明の実施形態は、多くの利益を有する。適合し易くするために指先を用いて顔に適用し、約15分間放置する場合、それらは、滑らかな、柔らかい、及び潤いのある感触のような改善された皮膚コンディショニング効果を皮膚に与える。
本発明の特定の実施形態について説明し記載したが、本発明の精神及び範囲から逸脱することなく、その他の様々な変更及び修正を実施できることが、当業者には明白である。従って、本発明の範囲内にあるそのようなすべての変更及び修正を添付の特許請求の範囲で扱うものとする。
本発明の水不溶性基材の好ましい実施形態の平面図。 閉塞側面を有する水不溶性基材の誇張した断面図。

Claims (13)

  1. (1)水不溶性基材と
    (2)(a)油性成分;
    (b)親水性界面活性剤;
    (c)約500mPa・s〜60,000mPa・sの粘度を前記液体組成物に与える水溶性増粘化ポリマー;及び
    (d)水性キャリア
    を含む乳化液体組成物と
    を含むマスク組成物。
  2. 前記界面活性剤が非イオン性である、請求項1に記載の液体組成物。
  3. 前記増粘化ポリマーがアクリルポリマーを含有する、請求項1に記載の液体組成物。
  4. 前記乳化液体組成物が、
    (a)約0.01重量%〜約10重量%の油性成分;
    (b)約0.01重量%〜約10重量%の親水性界面活性剤;
    (c)約500mPa・s〜約60,000mPa・sの粘度を前記液体組成物に与える、約0.1重量%〜約3重量%の水溶性増粘化剤;及び
    (d)水性キャリア
    を含む、請求項1に記載の液体組成物。
  5. 水溶性保湿剤を更に含む、請求項1に記載の液体組成物。
  6. 長期持続美白剤を更に含む、請求項1に記載の液体組成物。
  7. 前記長期持続美白剤が、少なくともアスコルビン酸誘導体及びビタミンB3誘導体を含有する、請求項6に記載の液体組成物。
  8. 前記水不溶性基材が、顔の皮膚の大部分の領域を覆うように形成される、請求項1に記載のマスク組成物。
  9. 前記水不溶性基材が、約100μm〜約1cmの厚さを有する、請求項1に記載のマスク組成物。
  10. 前記水不溶性基材が、綿、パルプ、レーヨン、及びこれらの混合物から選択される親水性材料により、少なくとも部分的に製造される、請求項1に記載のマスク組成物。
  11. (a)請求項1に記載のマスク組成物を顔の皮膚の大部分の領域に適用する工程;
    (b)前記マスク組成物のいずれかの部分が乾くまでの期間、前記マスク組成物を前記顔の皮膚上に保つ工程;
    (c)前記顔の皮膚から前記マスク組成物を取り除く工程;及び
    (d)前記顔の皮膚上に残された残留液体組成物を取り除く工程
    を含む、顔の皮膚の処置方法。
  12. 工程(b)において、前記期間が約5〜約45分である、請求項11に記載の方法。
  13. 工程(a)において、指先を用いて前記マスクを前記顔の皮膚に押し付けることにより、前記マスクを前記顔の皮膚上に適用しかつ適合させる、請求項11に記載の方法。
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