JP6247626B2 - 駆動装置 - Google Patents

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Description

本発明は、駆動装置に関する。
駆動装置は、機械等の作動部分に動力を与えて、作動部分を動かすものである。電動式の駆動装置は、モータ、モータの回転力を伝達するギア、モータに電力を供給するリード線等から構成される。駆動装置の一例として、リード線がギアに巻き込まれて、断線しないように、カバーでギアを覆った駆動装置が提案されている(特許文献1参照)。
特開昭61−94842号公報
特許文献1に開示された駆動装置では、複数のギアがある場合、ギア毎にカバーを設ける。このため、駆動装置がギアを多数備える場合には、その分だけカバーを設ける必要があり、駆動装置の組立に必要な部品が増えてしまう。また、リード線自体はカバーがされていないため、リード線を駆動装置内の適正位置に配設・固定できず、駆動装置の組立作業効率を下げる要因となる。
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであり、駆動装置の部品点数の増加を抑えつつ、組立作業の効率化、リード線の巻き込みを防止することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明に係る駆動装置は、
可動部が接続された駆動源と、
前記駆動源が設置される筐体と、
前記駆動源へ電力を供給するリード線と、
前記リード線が配設され、前記可動部と前記リード線とを分離し、かつ、前記駆動源を前記筐体に固定するリード線ガイド部と、
を備え
前記リード線ガイド部は、
前記駆動源が固定され、前記筐体に装着される固定プレートと、
前記固定プレートと一体に形成され、前記リード線を囲んで導くガイド部と、を備え、
前記ガイド部は、
前記固定プレートに固定された基部と、
前記基部との間に前記リード線の経路を形成する板部と、
前記筐体の一側部から立設する立設部と、を備え、
前記基部と前記立設部と前記板部とで構成される空間に前記リード線が配設され、
前記立設部の端部と前記板部の端部とは、互い違いに重なる構成を有する。
前記立設部の端部と前記板部の端部とは嵌合可能に構成されてもよい。
前記筐体の内面に、前記固定プレートを装着するための溝が設けられ、前記溝には、幅が一定の部分と当該溝の底面に向かって次第に小幅となる部分とが形成されてもよい。
本発明によれば、駆動装置の組立部品の増加を抑えつつ、組立作業を効率化し、駆動装置内の可動部が、リード線を巻き込み・断線する事態を防ぐことができる。
本発明の第1の実施の形態に係る駆動装置の斜視図である。 第1の実施の形態に係る駆動装置の内部構造を示す図である。 図2に示した駆動装置から、リード線及びリード線ガイド部を取り外した図である。 図2に示すリード線ガイド部の斜視図である。 筐体内面に形成された固定プレート装着溝を示す図である。 固定プレート装着溝の構成を説明するための図であり、(a)は図5のB−B線矢視断面図、(b)は図5のC−C線矢視断面図である。 リード線ガイド部の図4のA−A線矢視断面図であり、(a)は、ガイド経路部の断面図、(b)は、ガイド経路部と立設板の断面図である。 リード線ガイド部の天板部と立設板とを嵌合させた状態を示す概要図である。 駆動装置の組立工程を説明するための図である。 駆動装置の組立工程を説明するための図である。 第2の実施の形態に係る駆動装置の構造を示す図である 第3の実施の形態に係るリード線ガイド部の図4のA−A線に相当する矢視断面図であり、(a)は、ガイド経路部の断面図、(b)は、ガイド経路部と立設板の断面図、(c)揺動板と立設板とを嵌合させた状態での断面図である。 リード線ガイド部の変形例を示す図である。
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態に係る駆動装置を説明する。
(第1の実施の形態)
第1の実施の形態に係る駆動装置1は、図1に示すように、筐体2の両端に2軸の出力端を有し、ピニオンギア3とウォームギア4とが配設された構成を有する。筐体2の一端部にコネクタ5が配設されている。筐体2は、ケース2aとケース2bとが組み合わされて形成されている。
筐体2の内部には、図2及び図3に示すように、モータ11と、ギアユニット12と、第1ギア列13と、シャフト14と、第2ギア列15と、コネクタ5と、リード線16と、リード線ガイド部17と、立設板18と、が配設されている。
モータ11は、駆動装置1の駆動源(動力源)として機能するものであり、ステッピングモータ等から構成されている。モータ11には、コネクタ5及びリード線16を介して駆動パルスが供給される。駆動パルスの供給により、モータ11の出力回転軸が回転する。
ギアユニット12は、略矩形状の筐体に収容され、モータ11の出力回転軸に連結されている。ギアユニット12は、内部に、ギア列を備え、モータ11の出力を減速して、その出力軸12aに出力する。ギアユニット12の出力軸12aには、第1出力軸21が同軸に嵌装されており、出力軸12aの回転に伴って回転する。第1出力軸21は、筐体2の一端部から突出し、その先端部にピニオンギア3が装着されている。
第1ギア列13は、図3に示すように、第1出力軸21の回転をシャフト14に伝達するための歯車機構であり、第1出力軸21に形成された第1ギア13aと、1又は複数の中間ギア13bと、回転中心がシャフト14と同軸に固定された第2ギア13cとを含む。
シャフト14は、第1ギア列13を介して伝達された第1出力軸21の回転を第2ギア列15に伝達する。
第2ギア列15は、シャフト14により伝達された回転を第2出力軸22に伝達するためのギア列であり、回転中心がシャフト14の他端部に同軸に固定された第3ギア15aと、1又は複数の中間ギア15bと、第2出力軸22に同軸に固定された第4ギア15cとを備える。
第2出力軸22は、筐体2の他端部から突出し、その先端部にウォームギア4が装着されている。
コネクタ5は、モータ11と外部の駆動回路とを電気的に接続するためのものであり、ケース2aと2bに形成された取り付け用の細孔に嵌挿され、リード線16を介してモータ11の電極端子に接続されている。
リード線16は、図2に示すように、コネクタ5とモータ11の電極端子間に接続され、外部の駆動回路からコネクタ5を介して供給される駆動パルスをモータ11に伝達する。リード線16は、ゆとりを持った長さを有する。各リード線16の一端は、コネクタ5の接続パッドに半田付けされ、リード線ガイド部17によってモータ11の電極端子近傍まで導かれ、さらに、リード線ガイド部17から引き出されて、モータ11の電極端子に半田付けされている。
リード線ガイド部17は、リード線16と、可動部(第1出力軸21、ギアユニット12、第1ギア列13、シャフト14、第2ギア列15、第2出力軸22等)との干渉を防止すると共に駆動源であるモータ11をギアユニット12を介して筐体2に装着するためのものである。リード線ガイド部17は、図4に示すように、固定プレート171と固定プレート171に立設されたガイド経路部172とから構成される。固定プレート171とガイド経路部172とは、樹脂等で一体成形されている。
固定プレート171は、ガイド経路部172と、モータ11とギアユニット12の結合体と、を筐体2に固定するための平板状の部材である。固定プレート171には、モータ11に固定されたギアユニット12を固定するためのネジ23が通過する貫通穴171aが形成されている。貫通穴171aを介して、ネジ23をギアユニット12の固定用ネジ穴に螺合することにより、図2に示すように、ギアユニット12を介してモータ11が固定プレート171に固定される。
図4に示すように、固定プレート171のガイド経路部172近傍の端部には、リード線16を通すための切り込み部171bが形成されている。
固定プレート171は、筐体2の内面に周方向に形成された固定プレート装着溝24に嵌め込まれている。固定プレート装着溝24は、図5に示すように、ケース2aとケース2bの内面に、周方向に延在して形成されている。なお、図5では、ケース2aのみを図示するが、ケース2bの内面にも同様の固定プレート装着溝24が形成されている。
固定プレート装着溝24は、溝幅が一定である一定部24bと、溝幅が開口に近づくに従って大きくなるテーパ部24cとが交互に現れるように形成されている。一定部24bは、図6(a)にB−B線断面を示すように、溝の幅は一定である。これに対し、テーパ部24cは、図6(b)にC−C線断面を示すように、溝の幅が固定プレート装着溝24の底面に向かって次第に小さくなり、開口に近づくに従って大きくなるテーパ形状となっている。
一定部24bにより、装着された固定プレート171の出力軸方向の位置が確定される。一方、テーパ部24cにより、ケース2a,2bを樹脂成形する際に、金型からケース2a,2bが抜き易くなる。
また、固定プレート装着溝24は、固定プレート171の周方向の形状に合致する形状に形成されている。固定プレート装着溝24に固定プレート171を係合させることにより、筐体2と固定プレート171との周方向の位置合わせも行われる。
図4に示すガイド経路部172は、固定プレート171に立設されており、固定プレート171が固定プレート装着溝24に装着された状態で、シャフト14の近傍に延在し、その内部にリード線16を収容する。これにより、リード線16と可動部(第1出力軸21、ギアユニット12、第1ギア列13、シャフト14、第2ギア列15、第2出力軸22等)との間を区切り、リード線16の巻き込みを防止する。
ガイド経路部172は、図7(a)に断面で示すように、基部172aと、基部172aの一側部から起立する側板部172bと、側板部172bの上端部から庇状に延在する天板部172cとを備え、断面「コ」字状の構成を有する。基部172aと板部(側板部172bと天板部172c)とで形成される空間172hには、リード線16が収容される。
基部172aと側板部172bと天板部172cとは、一端部(図7(a)の紙面奧側)で固定プレート171に固定されている。
図4及び図7(a)に示すように、天板部172cの自由端部の中央部には、切り欠き部172dが形成されている。切り欠き部172dは、立設板18に形成さたれた突出部19に緩く嵌合する。
図4に示すように、基部172aの一端部172eは、リード線16を導き易いように、固定プレート171の切り込み部171b内に延び、切り込み部171bに導かれたリード線16を受け止める形状とされている。また、ガイド経路部172の他端部には、リード線16を導き出すための切り込み172gが形成され、基部172aの他端部にはリード線16の周り込みを防止し、リード線16の移動域を制限するブロック172fが形成されている。
図2,図3に示す立設板18は、樹脂等で、ケース2aと一体に成形されており、ケース2aの内壁に沿って立設して形成されている。立設板18は、固定プレート171を固定プレート装着溝24に装着すると、図2、図7(b)等に示すように、基部172aの他側部から立設する位置に配置されている。
立設板18の頂部には、天板部172cに形成された切り欠き部172dとほぼ対応する形状及びサイズの突出部19が形成されている。図8に概略を示すように、切り欠き部172dと突出部19とは緩く嵌合し、図7(b)に示すように、ガイド経路部172の空間172hは、周方向に閉じた状態となる。この空間172hにリード線16が配設され、巻き込み等が防止される。
次に、上記構成を有する駆動装置1の組立方法を説明する。
まず、ギアユニット12をモータ11に固定し、この状態でモータ11の接続端子とコネクタ5とにリード線16を半田等で接続し、不要部分をカットする。次に、固定プレート171にギアユニット12をネジ23で固定する。これにより、動力源であるモータ11がリード線ガイド部17に固定される。このとき、固定プレート171の切り込み部171bにリード線16を挿入し、さらに、ガイド経路部172の空間172hにリード線16を導く。続いて、切り込み172gとブロック172fの間を通してリード線16をモータ11に導く。
続いて、ギアユニット12の出力軸12aに、ピニオンギア3と第1ギア13aが形成された第1出力軸21を装着する。
一方で、第1ギア列13の中間ギア13b、第2ギア13c、シャフト14、第2ギア列15、第2出力軸22、ウォームギア4を、組立て、モジュール化する。
続いて、モジュール化した中間ギア13b、第2ギア13c、シャフト14、第2ギア列15、第2出力軸22、ウォームギア4を、ケース2aに装着する。
次に、図9の矢印Yに示すように、固定プレート171を、ケース2aの固定プレート装着溝24に装着することにより、モータ11とギアユニット12とから構成される駆動源をケース2aに組み付ける。これにより、図7(b)に示すように、立設板18により、ガイド経路部172の空間172hは、周方向に閉じた状態となり、空間172hに収容されているリード線16の巻き込み等が防止される。
また、ガイド経路部172の天板部172cの切り欠き部172dと立設板18の突出部19とが緩く嵌合する。
次に、図10に示すように、コネクタ5をケース2aに装着する。
最後に、ケース2bとケース2aとを組み合わせ、ネジにより両者を組み付けて駆動装置1が完成する。
こうして完成した駆動装置1は、外部の駆動回路からコネクタ5を介して供給される駆動用の電力が、コネクタ5とリード線16を介してモータ11に供給され、モータ11が回転する。モータ11の回転に伴って、第1出力軸21が回転する。さらに、第1出力軸21の回転が第1ギア列13、シャフト14,第2ギア列15を介して第2出力軸22も回転する。こうして2軸出力が得られる。駆動装置1が稼働している間、第1出力軸21、第2出力軸22,ギア列13,15,シャフト14等の可動部が回転するが、リード線16は、切り込み部171b、ガイド経路部172等により移動が制限され且つ保護され、リード線16が可動部と干渉を起こす事態が防止される。
以上、説明したように、第1の実施の形態によれば、ギアユニット12等を筐体2に組み付けるための固定プレート171と、リード線16の動きを抑えてガイドするガイド経路部172とを一体成形する。ガイド経路部172は、複数の可動部分に亘って延在することが可能であり、可動部分毎にガイド経路部172を配置する必要がない。このため、部品点数を抑えることが可能である。
また、ガイド経路部172によりリード線16の動きをある程度抑えつつ、コネクタ5とモータ11の電極端子を接続、あるいはケースへの組み付けができるので、作業が容易である。更に、この駆動装置1の稼働期間を通じて、リード線16と可動部とを空間的に分離できるので、リード線16と可動部とが干渉して、リード線16を巻き込んだり、断線させることを防止できる。また、可動部の位置にかかわらず、コネクタ5の箇所を製品内へ自由に配置することができ、設計自由度が向上する。
固定プレート171を固定プレート装着溝24に係合させることにより、モータ11及びギアユニット12の位置合わせが可能となり、位置合わせの工程を簡略化できる。さらに、固定プレート装着溝24が、図6(a)、(b)に断面で示すように、溝幅が一定の一定部24bと、溝幅が溝上部に近づくにつれて大きくなるテーパ部24cが形成されているので、一定部24bで、固定プレート171の位置を規定しつつ、樹脂成形時の金型の取り外しを容易にすることができる。
また、立設板18の突出部19と天板部172cの切り欠き部172dとが嵌合することにより、立設板18の頂部と天板部172cの自由端とは、互い違いに重なる形態となる。仮に、立設板18の頂部と天板部172cの自由端を直線状に形成した場合、成形誤差、組み付け誤差などにより、両者の間に隙間が生じ、リード線16が隙間から空間172hの外に飛び出す虞がある。これに対し、本実施形態では、立設板18の頂部と天板部172cの自由端とが互い違いに重なる形態となるため、いずれかの重なり部分でリード線16が押さえられ、リード線16が空間172hから飛び出してしまう可能性を低くすることができ、リード線16を空間172hの内部に確実に納めておくことができる。また、突出部19と天板部172cの切り欠き部172dの嵌め合い寸法の管理を厳密な精度とする必要もなくなる。
なお、この発明は、上記実施の形態に限定されず、種々の変形及び応用が可能である。
例えば、ギアユニット12を筐体内に収容したが、ギアユニット12を構成するギア列がむき出しでもかまわない。
(第2の実施の形態)
実施形態1では、2軸の出力軸を備える駆動装置の例を説明したが、出力軸の数は任意である。以下、一例として、出力軸が1軸の駆動装置100の例を説明する。なお、図1〜10と同一部分には、同一符号を付す。
本実施の形態に係る駆動装置100は、図11に示すように、モータ11と、モータドライバ111とを備える。
モータドライバ111は、コネクタ5及びリード線16を介して外部の駆動回路から供給される電力と制御信号を利用して、駆動パルスを生成し、生成した駆動パルスをモータ11に供給して、これを駆動する。
この構成では、モータ11にモータドライバ111が固定され、モータ11がリード線ガイド部17の固定プレート171に固定される。
リード線16は、ガイド経路部172に収容されて保護されつつ、コネクタ5からモータドライバ111に導かれる。
このような構成においても、駆動源であるモータ11を筐体2に容易に固定することができる。また、リード線16をガイド経路部172によりリード線16をある程度固定して取り付けることが可能となるので、その取り付け作業が容易である。また、駆動装置100の稼働中、リード線16がガイド経路部172に収容されているので、他の可動部との間で干渉を起こさない。
(第3の実施の形態)
上記実施の形態においては、リード線ガイド部17として、ガイド経路部172の断面が「コ」字形状を有する例を示したが、可動部から分離してリード線16をガイドすることができれば、その構成は任意である。以下、一部が揺動する構成を有するガイド経路部172を有するリード線ガイド部17の例を、図12を参照して説明する。なお、図1〜11と同一部分には、同一符号を付す。
実施形態3におけるリード線ガイド部17の基本構成は、実施形態1,2のリード線ガイド部17と同一である。ただし、図12(a)に示すように、ガイド経路172は、基部172aと、基部172aの一側部に設けられた揺動板172iとがヒンジ部172jで連結された断面V字状の構成を有する。なお、図12(a)は、図4のA−A線での断面に相当する。
基部172aは、一端部(図12(a)の紙面奧側)で固定プレート171に固定されている。一方、揺動板172iの一端部(図12(a)の紙面奧側)は固定プレート171からは分離されており、矢印Dで示すように、基部172aに対しヒンジ部172jを中心に揺動可能に形成されている。
固定プレート171を固定プレート装着溝24に装着すると、図12(b)に示すように、立設板18は基部172aの他側部に沿って起立した配置となる。
この状態で、基部172aと揺動板172iと立設板18とから構成される空間172hにリード線16を納め、続いて、揺動板172iを軽く押して、切り欠き部172dと立設板18の突出部19とを嵌合させると、図12(c)に示すように、空間172hは周方向に閉じ、リード線16はこの空間172hに保持される。
このような構成によっても、リード線16の動きは抑えられ、可動部への巻き込み等が防止される。
また、リード線16と、第2ギア列15及び第2出力軸22とをより明確に区分する構成としてもよい。例えば、図13に示すように、リード線16と、第2ギア列15及び第2出力軸22と、を区画するための、例えば、板状の部材173をリード線ガイド部17に配置するなどしてもよい。この場合、部材173も一体成形されることが望ましい。また、固定プレート171と同様に、筐体2に形成した溝等により、部材173を固定するように構成してよい。その他、リード線ガイド部17の構成自体は任意であり、リード線16と可動部のどの部分とを区分するかは、適宜設計される。
以上、本発明の実施の形態を説明したが、本発明は、本発明の広義の精神と範囲を逸脱することなく、様々な実施形態及び変形が可能とされるものである。上述した実施形態は、本発明を説明するためのものであり、本発明の範囲を限定するものではない。
例えば、1つのモータ11の動力を2つ又は1つの出力軸から出力する実施形態を説明したが、複数のモータの出力を複数の出力軸から出力する場合にも同様に適用可能である。この場合も、複数のモータを固定及び位置合わせするための固定プレートとリード線を案内及び押さえるためのガイド経路部とを一体で形成すればよい。ガイド経路部の長さは、分離すべき可動部の長さに応じて適宜設定される。
また、上記実施の形態では、立設板18とケース2aとが一体成型されている例を示したが、立設板18は、ケース2aと別体であってもよい。例えば、基部172aと一体に形成されてもよい。
上記実施の形態では、立設板18の突出部19と天板部172c又は揺動板172iの切り欠き部172dとが嵌合する例を示したが、嵌合する必要はない。ただし、リード線16の脱落を防止するために、立設板18の端部と、天板部172c又は揺動板172iの端部とは、互い違いに重なる構成を有することが望ましい。
リード線16を収容するために、ガイド経路部172と立設板18とで空間172hを確保したが、ガイド経路部172のみでリード線16を通すための空間172hを確保する構造でもよい。リード線16を通す空間172hのサイズは、収容されるリード線16の径、本数などに応じて適宜設定される。
固定プレート171を固定するための固定プレート装着溝24として、図6(a)、(b)に示す断面構成を有するものを例示したが、その構成はこれらに限定されない。例えば、テーパ部24cは、ケース2a、2bを金型から抜き易くすることができれば、その具体的な形状は問わない。さらに、固定プレート171を他の任意の構成で支持・固定するようにしてもよい。例えば、ネジで筐体2に固定する等してもよい。
固定プレート171とガイド経路部172とを樹脂で一体成形で形成する例を示したが、固定プレート171とガイド経路部172とを他の手法で一体化してもよい。部材173も同様である。
筐体2の形状等は任意であり、例えば、円筒状、紡錘形状等でもよい。また、固定プレート171の形状は、筐体2の形状にあわせて適宜設計される。また、筐体2をケース2aと2bの組み合わせとする例を示したが、筐体及びケースの構造は任意である。
可動部の例として、回転軸、ギア、シャフトなどを示したが、これらに限られず、チェーン、ベルトなどでも構わない。また、可動部の動作は回転動作のみならず往復運動等でも構わず、その方向についても問わない。駆動源も、ステッピングモータに限らず、任意の駆動方式のモータでよい。また、回転式のモータに限らず、リニアモータ等でもよい。さらに、ソレノイド等、その他のアクチュエータでもよい。
リード線16は、駆動源の種類及び駆動回路の構成に応じた形態で、適宜、駆動用の電力や制御信号を伝達する。また、電力や制御信号を伝達するための導線に限らず、情報を伝達するための信号線などが含まれていてもかまわない。さらに、光ケーブルなどが含まれていてもかまわない。
1、100 駆動装置
2 筐体
2a、2b ケース
3 ピニオンギア(可動部)
4 ウォームギア(可動部)
5 コネクタ
11 モータ(駆動源)
12 ギアユニット(可動部)
13、15 ギア列(可動部)
14 シャフト(可動部)
16 リード線
17 リード線ガイド部
18 立設板
19 突出部
21、22 出力軸(可動部)
23 ネジ
24 固定プレート装着溝
24b 一定部
24c テーパ部
111 モータドライバ
171 固定プレート
171a 貫通穴
171b 切り込み部
172 ガイド経路部
172a 基部
172b 側板部
172c 天板部
172d 切り欠き部
172e 一端部
172f ブロック
172g 切り込み
172h 空間
172i 揺動板
172j ヒンジ部
173 部材

Claims (3)

  1. 可動部が接続された駆動源と、
    前記駆動源が設置される筐体と、
    前記駆動源へ電力を供給するリード線と、
    前記リード線が配設され、前記可動部と前記リード線とを分離し、かつ、前記駆動源を前記筐体に固定するリード線ガイド部と、
    を備え
    前記リード線ガイド部は、
    前記駆動源が固定され、前記筐体に装着される固定プレートと、
    前記固定プレートと一体に形成され、前記リード線を囲んで導くガイド部と、を備え、
    前記ガイド部は、
    前記固定プレートに固定された基部と、
    前記基部との間に前記リード線の経路を形成する板部と、
    前記筐体の一側部から立設する立設部と、を備え、
    前記基部と前記立設部と前記板部とで構成される空間に前記リード線が配設され、
    前記立設部の端部と前記板部の端部とは、互い違いに重なる構成を有する、
    とを特徴とする駆動装置。
  2. 前記立設部の端部と前記板部の端部とは嵌合可能に構成されている、
    ことを特徴とする請求項に記載の駆動装置。
  3. 前記筐体の内面には、前記固定プレートを装着するための溝が設けられており、
    前記溝には、幅が一定の部分と当該溝の底面に向かって次第に小幅となる部分とが形成されている、
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の駆動装置。
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