JP6245375B2 - レベルシフト回路 - Google Patents

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Description

本発明は、dV/dtノイズによる誤動作を防止するためのレベルシフト回路に関する。
産業用モータやサーバ用電源等の制御は、ハーフブリッジ接続の半導体素子を駆動することにより行われる。それら半導体素子を駆動するためのICとしてHVIC(High Voltage IC)がある。HVICを利用すると、高電位系電源で駆動されるハーフブリッジ回路の上位側半導体素子と下位側半導体素子の両方を1つのICで駆動することが可能となる。HVICは、マイコン等の制御信号を受けて上記半導体素子を駆動するための信号を出力するが、特に上位側半導体素子を低電位系の信号により駆動するためにレベルシフト回路を内蔵している。
HVIC内部には、ローサイドからハイサイドに信号伝達するレベルアップシフト回路とハイサイドからローサイドに信号伝達するレベルダウンシフト回路がある。一般的に、レベルアップシフト回路はNチャンネル型半導体スイッチング素子を用い、レベルダウンシフト回路はPチャンネル型半導体スイッチング素子を用いる。ハーフブリッジ回路のスイッチングに伴い、ハイサイド領域の基準電位は低電位から高電位又は高電位から低電位に変動する。
図1は、特許文献1に記載された従来のレベルシフト回路を用いた回路構成を示す。図1には、高電位側スイッチング素子11及び低電位側スイッチング素子12を含む出力回路10と、高電位側駆動回路20と、低電位側駆動回路30と、を備えた回路が示されている。高電位側駆動回路20は出力回路10の高電位側スイッチング素子11のゲート端子に接続される。低電位側駆動回路30は出力回路10の低電位側スイッチング素子12のゲート端子に接続されている。
出力回路10は、直列に接続された高電位側スイッチング素子11及び低電位側スイッチング素子12で構成される。高電圧の電源13が高電位側スイッチング素子11を介して負荷14に電力を供給している。負荷14は、ハーフブリッジ回路から電圧(電力)の供給を受ける負荷である。負荷14は、高電位側スイッチング素子11及び低電位側スイッチング素子12の接続点Vs(接続点Vsの電位も接続点Vsで表す)と接地電位との間に接続されている。
高電位側スイッチング素子11及び低電位側スイッチング素子12は、両者がともにオフとなるデッドタイムを除いて、一方がオンのときに他方がオフするように相補的にオン/オフされる。低電位側スイッチング素子12がオンのときに接続点Vsの電位は接地電位となり、高電位側スイッチング素子11がオンのときに接続点Vsの電位は電源13の出力電圧となる。
高電位側駆動回路20は、ラッチ誤動作保護回路21と、ラッチ回路22と、ハイサイドドライバ23と、電源24と、抵抗R1及びR2と、レベルシフトトランジスタ25及び26と、ダイオードD1及びD2とを含む。ラッチ誤動作保護回路21、ラッチ回路22、ハイサイドドライバ23及び電源24の低電位側電源端子は、接続点Vsに接続されている。
レベルシフトトランジスタ25のゲートには、高電位側駆動回路20のレベルシフト回路への入力信号であるset信号が入力される。レベルシフトトランジスタ26のゲートには、高電位側駆動回路20のレベルシフト回路への入力信号であるreset信号が入力される。set信号は高電位側スイッチング素子11のオン期間の開始(オフ期間の終了)タイミングを指示する信号であり、reset信号は低電位側スイッチング素子12のオフ期間の開始(オン期間の終了)タイミングを指示する信号である。set信号及びreset信号は、同時にオンとはならないパルス入力信号である。レベルシフトトランジスタ25及び26としては、Nチャンネル型半導体スイッチング素子を用いることができる。
ラッチ誤動作保護回路21は、レベルシフト出力信号setdrn(以下、setdrn信号とする)及びresdrn(以下、resdrn信号とする)を入力する。接続点Vsの電位変化があったとき、レベルシフトトランジスタ25及び26のソース・ドレイン間の寄生容量Cds1及びCds2等に起因するdv/dtノイズと呼ばれる誤信号が発生するが、このときsetdrn信号及びresdrn信号が共にHレベル又はLレベルとなってラッチ回路22に対するセット指令とリセット指令が共に有効となってしまう。ラッチ誤動作保護回路21は、この場合に、出力を高インピーダンスするなどして、setdrn信号及びresdrn信号をそのままラッチ回路22に伝えないようにする回路である。ラッチ誤動作保護回路21は、dv/dtノイズが発生していない状態ではsetdrn信号及びresdrn信号をそのまま通過させて出力し、dv/dtノイズが発生している状態ではsetdrn信号及びresdrn信号に基づいて加工した信号(例えば、出力信号を1つとし、setdrn信号及びresdrn信号がラッチ回路22をセットさせるものであればHレベル、リセットさせるものであればLレベル、変化させないものであれば出力を高インピーダンスにする等)を出力、もしくはsetdrn信号及びresdrn信号の通過をブロックなどする回路である。
ラッチ回路22は、ラッチ誤動作保護回路21からの信号を入力し、その入力がLまたはHであるかに応じてセットまたはリセットされた値を記憶して出力する。ラッチ回路22は、入力が高インピーダンスになると、入力が高インピーダンスになる直前に記憶した値を保持・出力する。
ハイサイドドライバ23の出力端子は、高電位側スイッチング素子11のゲート端子に接続される。ハイサイドドライバ23の出力端子は、ラッチ回路22の出力に応じて信号HOを出力し、高電位側スイッチング素子11をオンオフ制御する。
ダイオードD1及びD2は、アノードが接続点Vsに接続されている。ダイオードD1のカソードは、接続点Vsetbに接続されている。ダイオードD2のカソードは、が接続点Vrstbに接続されている。ダイオードD1及びD2は、電圧Vsetb及びVrstbが電位Vs以下にならないようクランプし、ラッチ誤動作保護回路21に過電圧が入力されないよう保護するためのものである。
低電位側駆動回路30は、低電位側スイッチング素子12をオンオフ制御するローサイドドライバ31と、ローサイドドライバ31に電源を供給する電源32とを含む。ローサイドドライバ31は、低電位側スイッチング素子12のオンオフを指示する信号Sを増幅して低電位側スイッチング素子12のゲート端子に出力する。これにより、低電位側駆動回路30は、ローサイドドライバ31に入力された信号SがH(High)レベルのとき低電位側スイッチング素子12をオンにし、L(Low)レベルのとき低電位側スイッチング素子12をオフにする。
図2は、特許文献2に記載された従来のレベルシフト回路である。図2に示すレベルシフト回路は、図1に示すレベルシフト回路に対して、主にハイサイド側にある誤動作防止回路及びラッチ回路の構成が異なっている。
特許第3429937号公報 特開2011−044770号公報
レベルシフト回路では、ハーフブリッジ回路のスイッチング動作に伴い、ハイサイド回路の基準電位である接続点Vsの電位Vsが低電位から高電位に又は高電位から低電位に急速に変動することにより、基準電圧Vsに対するハイサイド回路内の一部(もしくは全部)の電圧が変動するという、いわゆるdV/dtノイズという現象が発生する。レベルシフト回路では、このdV/dtノイズの影響によりハイサイド回路の出力が誤動作(論理反転)する可能性があった。dV/dtノイズが発生したときに誤動作が生じ易くなる要因としては、特に回路を構成するデバイスの素子ばらつきが挙げられる。すなわち、素子ばらつきがあるとsetdrn信号及びresdrn信号におけるdV/dtノイズの出方が異なるため、ラッチ誤動作保護回路21のdV/dtノイズが生じるときはsetdrn信号resdrn信号が共にHレベル又はLレベルとなるという前提がくずれてしまう。dV/dtノイズによるsetdrn信号とresdrn信号の発生タイミングの差がある程度大きくなると、後から出力された誤出力信号によりラッチ回路22の状態が決まってしまうという誤動作が生じる。dV/dtノイズによる誤動作が発生すると、ハーフブリッジ回路の短絡ショートによる破壊につながるため、dV/dtノイズの対する誤動作耐性が求められる。図1及び図2に示す回路では、上述のように、dV/dtノイズに起因する誤動作を防止するために、フィルタ動作を行うラッチ誤動作保護回路21をラッチ回路22の前段に設けていた。
ここで、dV/dtノイズは、レベルシフトトランジスタ25及び26のオンオフに伴うノイズに加えて雷サージや他の機器のノイズ等の外来ノイズにも起因する。図1及び図2に示す従来のレベルシフト回路では、dV/dtノイズが上記オンオフにのみに起因する場合は上記オンオフに伴うノイズによる影響がある程度予測可能であったため、ラッチ誤動作保護回路21の閾値を調整することにより誤動作を防止することはできた。しかし、dV/dtノイズがオンオフに伴うノイズに加えて外来ノイズに起因する場合は、外来ノイズによる影響を予測できないことから誤動作を防止することはできなかった。さらに、図1及び図2に示す回路では、外来ノイズにも対応できるようラッチ誤動作保護回路21の機能を強化しようとすると回路面積が大きくなってしまうという欠点があった。
本発明は、上記を鑑みてなされたものであり、レベルシフトトランジスタのオンオフに伴うノイズと共に外来ノイズによるdV/dtノイズに起因する誤動作(論理反転)を防止するためのレベルシフト回路を提供することを目的とする。
上述の課題を解決するために、本発明のレベルシフト回路の一実施態様は、一次側の電位系から前記一次側の電位系とは異なる二次側の電位系に信号伝達するレベルシフト回路であって、直列に接続された第1の抵抗と第1のスイッチング素子とを含む第1の直列回路であって、前記第1のスイッチング素子には前記第1のスイッチング素子をオンオフ制御する第1の入力信号が入力され、前記第1の抵抗と前記第1のスイッチング素子の接続点を出力端子とする、第1の直列回路と、直列に接続された第2の抵抗と第2のスイッチング素子とを含む第2の直列回路であって、前記第2のスイッチング素子には前記第2のスイッチング素子をオンオフ制御する第2の入力信号が入力され、前記第2の抵抗と前記第2のスイッチング素子の接続点を出力端子とし、前記第1の入力信号及び前記第2の入力信号は同時にオンにならない、第2の直列回路と、前記第1の直列回路の出力端子の出力及び前記第2の直列回路の出力端子の出力に応じて状態を変化させるラッチ回路と、前記第1の直列回路の出力端子と前記第2の直列回路の出力端子との間に接続された第1のコンデンサと、を備え、前記第1の直列回路の出力端子及び前記第2の直列回路の出力端子が入力端子に接続され、前記第1の直列回路の出力端子及び前記第2の直列回路の出力端子の出力が共にHレベル又はLレベルの時に出力が高インピーダンスになる、もしくは前記第1の直列回路の出力端子からの信号及び前記第2の直列回路の出力端子からの出力信号の通過をブロックするラッチ誤動作保護回路をさらに有し、該ラッチ誤動作保護回路の出力を前記ラッチ回路の入力とすることを特徴とする。
本発明に係るレベルシフト回路によると、レベルシフトトランジスタのオンオフに伴うノイズと共に外来ノイズによるdV/dtノイズに起因した誤動作を抑制することが可能となる。
また、本発明によると、2つの直列回路間にコンデンサを設けたことによりラッチ誤動作保護回路の機能を強化する必要がなくなるため、ラッチ誤動作保護回路面積を小さく設計することができ、回路装置全体のコンパクト化を図ることができる。
図1は、特許文献1に記載された従来のレベルシフト回路を示す。 図2は、特許文献2に記載された従来のレベルシフト回路を示す。 図3は、本発明の実施例1に係るレベルアップシフト回路を示す。 図4Aは、レベルシフト回路の動作波形のタイムチャートを示す。 図4Bは、レベルシフト回路の動作波形のタイムチャートを示す。 図5は、本発明の実施例2に係るレベルダウンシフト回路を示す。 図6は、本発明の実施例3に係るレベルアップシフト回路を示す。 図7は、コンデンサの周波数特性とdV/dtノイズ周波数との関係を示す。 図8は、複数の異なるコンデンサを追加した場合の周波数特性とdV/dtノイズ周波数との関係を示す。
(実施例1)
図3は、本発明の実施例1に係るレベルアップシフト回路の構成例を示す。図3に示されるレベルアップシフト回路では、抵抗R1及び第1のレベルシフトトランジスタ25で構成された第1の直列回路と、抵抗R2及び第2のレベルシフトトランジスタ26で構成された第2の直列回路との間にコンデンサC1が設けられている。具体的には、抵抗R1及び第1のレベルシフトトランジスタ25のドレイン端子間の接続点(第1の直列回路の出力端子)と抵抗R2及び第2のレベルシフトトランジスタ26のドレイン端子間の接続点(第2の直列回路の出力端子)との間にコンデンサC1が接続されている。図3に例示される回路は、コンデンサC1が設けられている点で図1に示す回路と異なっており、図1に示す回路と同様の構成についてはその説明を省略する。
上述したように、レベルシフト回路の誤動作は、電位Vsの変化に対する2つの直列回路の動作差分により発生することが知られている。例として、素子バラツキ(レベルシフトトランジスタ25及び26の寄生容量Cds1及びCds2のバラツキなど)がある状態でdV/dtノイズによる誤動作が発生する場合を考える。スイッチング動作に伴うハーフブリッジ回路の出力点Vs(=ハイサイドの基準電位)の変動がダイオードD1及びD2を介して第1及び第2の直列回路にそれぞれ伝搬してsetdrn信号及びresdrn信号にdV/dtノイズが発生するとき、寄生容量Cds1及びCds2が発生するdV/dtノイズの波形に影響するため、寄生容量Cds1とCds2の差により2つのsetdrn信号及びresdrn信号に位相や振幅の差異が生じ、この差異が誤動作を引き起こす。
本発明では、この差異を少なくする目的で、2つの直列回路間にコンデンサC1をカップリングしている。それにより、setdrn信号及びresdrn信号のリンギング等の振動を伴うsetdrn信号及びresdrn信号間の電位的な変動に対し、コンデンサC1が2つのsetdrn信号及びresdrn信号を結合して両者の間のインピーダンスを低くするように働くため、setdrn信号及びresdrn信号間の電位的な誤差を低減することができる。これにより、レベルシフトトランジスタのオンオフに伴うノイズと共に外来ノイズによるdV/dtノイズに起因する誤動作を防止することができる。なお、第1及び第2の直列回路間はDC的には結合がないため、動作上の問題はない。
図4Aは図1に示すような直列回路間にコンデンサが設けられていない従来構成に係るレベルシフト回路の動作波形のタイムチャートを示し、図4Bは本発明の実施例1に係るレベルシフト回路の動作波形のタイムチャートを示す。図4A及びBの基準GND(Vs)のグラフに示すようにレベルシフトトランジスタのオンオフに伴うノイズや外来ノイズが生じると、カップリング容量がない従来のレベルシフト回路では、図4Aに示すようにsetdrn信号及びresdrn信号間に大きな差分の変動が生じ、それにより信号HOがLレベルからHレベルとなる誤動作が生じている。それに対し、カップリング容量を有する本発明に係るレベルシフト回路では、図4Bに示すようにsetdrn信号及びresdrn信号間の差分の変動が小さく抑制される。そのため、本発明に係るレベルシフト回路では、信号HOがLレベルのままとなり誤動作を抑制できている。
以上のように、本発明によると、レベルシフトトランジスタのオンオフに伴うノイズと共に外来ノイズによるdV/dtノイズに起因する誤動作を防止することができる。また、本発明によると、コンデンサC1を設けたことによりラッチ誤動作保護回路の機能を強化する必要がなくなる。そのため、ラッチ誤動作保護回路面積を小さく設計することができ、回路装置全体のコンパクト化を図ることができる。
(実施例2)
図5は、本発明の実施例2に係るレベルダウンシフト回路の構成を示す。図5には、ハイサイド回路200とローサイド回路300とにまたがる、コンデンサC1を備えたレベルダウンシフト回路が示されている。
ハイサイド回路200は、検出部201と、パルス生成部202と、レベルシフトトランジスタ203及び204と、を含む。ローサイド回路300は、ラッチ誤動作保護回路301と、ラッチ回路302と、アラーム出力回路303と、抵抗R1及びR2と、ダイオードD1及びD2とを含む。レベルシフトトランジスタ203及び204としては、Pチャンネル型半導体スイッチング素子を用いることができる。
図5に示すレベルダウンシフト回路のハイサイド回路200において、検出部201は、高電位側スイッチング素子の過電流、電圧低下及び過熱を検出して、検出信号を出力する。パルス生成部202は、検出部201から出力された信号に応答してパルスを生成して、set信号及びreset信号をレベルシフトトランジスタ203及び204にそれぞれ出力する。
図5に示すレベルダウンシフト回路のローサイド回路300において、ラッチ誤動作保護回路301は、setdrn信号及びresdrn信号を入力して、所定の閾値以下のsetdrn信号及びresdrn信号をフィルタリングしてラッチ回路302に信号を出力する。アラーム出力回路303は、ラッチ回路302の出力に応じてアラーム信号を出力する。
レベルダウンシフト回路により、ハイサイドの出力(HO)で駆動する高電位側スイッチング素子の過電流検出、電圧低下検出及び過熱検出結果等をローサイドに伝えることができる。
図5に示されるように、レベルシフトトランジスタ203及び抵抗R1からなる直列回路とレベルシフトトランジスタ204及び抵抗R2からなる直列回路との間にコンデンサC1を設けることにより、本発明の実施例1に係るレベルアップシフト回路と同様に、レベルシフトトランジスタのオンオフに伴うノイズと共に外来ノイズによるdV/dtノイズに起因する誤動作を防止できる。また、回路装置全体のコンパクト化を図ることができる。
(実施例3)
図6は、本発明の実施例3に係るレベルアップシフト回路の構成例を示す。図6に示すように、実施例3に係るレベルアップシフト回路では、2つの直列回路間に、コンデンサC1に加えてコンデンサC1と周波数特性が異なるコンデンサC2が設けられている。
このように、周波数特性が異なるコンデンサを複数用いることにより、実施例1のように1つのコンデンサC1のみを追加した場合と比較して、インピーダンスを低くする周波数領域を広くすることが可能となり、誤動作を抑制する効果を向上することができる。
図7は、コンデンサの周波数特性とdV/dtノイズ周波数領域との関係を示す。一般に、レベルシフト回路において容量カップリングのために使用するコンデンサとしては、dV/dtノイズが生じる周波数領域(dV/dtノイズ周波数領域)においてインピーダンスが低くなる容量値を有するものを使用することが好ましい。
図8は、複数の異なるコンデンサを追加した場合の周波数特性とdV/dtノイズ周波数領域との関係を示す。図8には、周波数特性が異なるコンデンサC5及びC10をそれぞれ単体で用いた場合とコンデンサC5及びC10の合成容量を用いた場合との周波数特性とdV/dtノイズ周波数領域との関係が示されている。
図8に示されるように、周波数特性が異なるコンデンサC5及びC10をそれぞれ単体で用いた場合、周波数を高くしていくと、コンデンサの自己共振周波数を境にインピーダンスは減少傾向(コンデンサ特性)から増加傾向(インダクタンス特性)に変わる。そのため、dV/dtノイズ周波数領域をインピーダンスが低くなる範囲がカバーしきれないことから、dV/dtノイズに十分に対応できない場合がある。
それに対し、コンデンサC5及びC10の合成容量を用いた場合、2つの自己共振周波数間において、インピーダンスを低くすることが出来る。そのため、dV/dtノイズ周波数領域においてインピーダンスが低くなる範囲をコンデンサ1つを単体で用いた場合と比較してより広く確保できるため、dV/dtノイズにより対応できることとなる。
ここで、実施例3では、2つの直列回路間に2つのコンデンサC1及びC2を設けた構成を示したが、2以上のコンデンサをレベルシフト回路間に設けることができる。また、実施例3では、レベルアップシフト回路において2つの直列回路間に2つのコンデンサC1及びC2を設けた構成を示したが、本構成はレベルダウンシフト回路にも適用可能である。
10 出力回路
11 高電位側スイッチング素子
12 低電位側スイッチング素子
13、24、32 電源
14 負荷
20 高電位側駆動回路
21、301 ラッチ誤動作保護回路
22、302 ラッチ回路
23 ハイサイドドライバ
25、26、203、204 レベルシフトトランジスタ
30 低電位側駆動回路
31 ローサイドドライバ
R1、R2 抵抗
D1、D2 ダイオード
C1、C2 コンデンサ
200 ハイサイド回路
201 検出部
202 パルス生成部
300 ローサイド回路
303 アラーム出力回路

Claims (3)

  1. 一次側の電位系から前記一次側の電位系とは異なる二次側の電位系に信号伝達するレベルシフト回路であって、
    直列に接続された第1の抵抗と第1のスイッチング素子とを含む第1の直列回路であって、前記第1のスイッチング素子には前記第1のスイッチング素子をオンオフ制御する第1の入力信号が入力され、前記第1の抵抗と前記第1のスイッチング素子の接続点を出力端子とする、第1の直列回路と、
    直列に接続された第2の抵抗と第2のスイッチング素子とを含む第2の直列回路であって、前記第2のスイッチング素子には前記第2のスイッチング素子をオンオフ制御する第2の入力信号が入力され、前記第2の抵抗と前記第2のスイッチング素子の接続点を出力端子とし、前記第1の入力信号及び前記第2の入力信号は同時にオンにならない、第2の直列回路と、
    前記第1の直列回路の出力端子の出力及び前記第2の直列回路の出力端子の出力に応じて状態を変化させるラッチ回路と、
    前記第1の直列回路の出力端子と前記第2の直列回路の出力端子との間に接続された第1のコンデンサと、
    を備え
    前記第1の直列回路の出力端子及び前記第2の直列回路の出力端子が入力端子に接続され、前記第1の直列回路の出力端子及び前記第2の直列回路の出力端子の出力が共にHレベル又はLレベルの時に出力が高インピーダンスになる、もしくは前記第1の直列回路の出力端子からの信号及び前記第2の直列回路の出力端子からの出力信号の通過をブロックするラッチ誤動作保護回路をさらに有し、該ラッチ誤動作保護回路の出力を前記ラッチ回路の入力とすることを特徴とするレベルシフト回路。
  2. 前記第1のコンデンサに並列接続された1又は複数の追加のコンデンサをさらに備え、
    前記第1のコンデンサ及び前記1又は複数の追加のコンデンサはそれぞれ異なる周波数特性を有することを特徴とする請求項1に記載のレベルシフト回路。
  3. 前記第1のスイッチング素子及び第2のスイッチング素子は、両方ともNチャンネル型半導体スイッチング素子であるか、又は両方ともPチャンネル型半導体スイッチング素子であることを特徴とする請求項1に記載のレベルシフト回路。
JP2016551486A 2014-10-01 2015-08-25 レベルシフト回路 Active JP6245375B2 (ja)

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