JP6244677B2 - 歯車加工シミュレーション装置 - Google Patents

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本発明は、歯車加工シミュレーション装置に関するものである。
歯車の加工方法として、特許文献1に記載されている方法が知られている。この種の加工方法は、外周に複数の工具刃を有する加工用工具を用いて、被加工物の中心軸線と加工用工具の中心軸線とを傾斜させかつねじれた状態で、被加工物と加工用工具とを同期回転させながら、加工用工具を被加工物の中心軸線方向に直進させるものである。
また、特許文献2には、ホブ盤を用いた歯車加工における加工条件の設定装置に関して記載されている。また、特許文献3にも、歯車加工について記載されている。
特開2012−45687号公報 特開2012−213831号公報 特開2008−290234号公報
特許文献1に記載の歯車加工において、シミュレーションを行うことが望まれている。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、特許文献1に記載されているような歯車加工に関してシミュレーションを行うことができる歯車加工シミュレーション装置を提供することを目的とする。
(請求項1)本手段に係る歯車加工シミュレーション装置は、被加工物の中心軸線と外周に複数の工具刃を有する加工用工具の中心軸線とを傾斜しかつねじれた状態とし、被加工物の中心軸線回りへの前記被加工物の回転と前記加工用工具の中心軸線回りへの前記加工用工具の回転とを同期させながら、前記加工用工具を前記被加工物に対して前記被加工物の中心軸線に向かって直進させることで、前記被加工物に歯車を加工する歯車加工のシミュレーション装置である。
ここで、それぞれの工具刃における端面と側面との境界線を複数の定義点P(k)(ただし、k=1〜n)により規定する。
そして、当該歯車加工シミュレーション装置は、隣り合う2つの定義点P(i),P(i+1)間の領域ΔP(i,i+1)毎に、所定時間に、当該領域ΔP(i,i+1)が切込方向へ移動する切込ベクトルL(i)を算出する切込ベクトル算出手段と、前記切込ベクトルL(i)に基づいて、前記領域ΔP(i,i+1)によるすくい角α(i)を算出するすくい角算出手段と、前記すくい角α(i)に基づいて、前記領域ΔP(i,i+1)毎に前記領域ΔP(i,i+1)よる切削力F(i)を算出することにより、前記被加工物または前記工具刃に生じる切削力を算出する切削力算出手段と、を備える。
上記によれば、それぞれの工具刃における端面と側面との境界線を複数の定義点P(k)(ただし、k=1〜n)により規定している。そして、それぞれの隣り合う2つの定義点P(i),P(i+1)間の領域ΔP(i,i+1)毎に、切込ベクトルL(i)およびすくい角α(i)を算出し、α(i)に基づいて切削力F(i)を算出している。
このように、工具刃を領域ΔP(i,i+1)毎に分割することにより、容易に、各領域ΔP(i,i+1)による切削力F(i)を算出できる。従って、各領域ΔP(i,i+1)により切削力F(i)に基づいて、工具刃のどの部位にどれだけの切削力F(i)が作用しているかを把握することができる。その結果、例えば切込量、送り速度などの加工条件の決定に利用することができる。また、工具刃のどの部位が摩耗するかを把握できるため、工具の寿命を推定することもできる。
さらに、歯車加工シミュレーション装置において、前記すくい角算出手段は、前記隣り合う2つの定義点P(i),P(i+1)を結ぶ定義点間ベクトルB(i)を算出し、前記領域ΔP(i,i+1)による前記切込ベクトルL(i)を含み、かつ、前記定義点間ベクトルB(i)に直交する平面G(i)を算出し、前記隣り合う2つの定義点P(i),P(i+1)を含む隣り合う3つ以上の定義点P(k)に基づいて、前記隣り合う2つの定義点P(i),P(i+1)の中点Pc(i,i+1)における刃面法線ベクトルN(i)を算出し、前記刃面法線ベクトルN(i)を前記平面G(i)に投影した場合の投影法線ベクトルNg(i)を算出し、前記平面G(i)において、前記切込ベクトルL(i)と前記投影法線ベクトルNg(i)とのなす角度である投影すくい角αg(i)を前記すくい角α(i)として算出する。
投影すくい角αg(i)をすくい角α(i)とみなすことにより、平面Gについての2次元切削モデルを適用した場合に、切削力F (i)を確実に算出できる。
さらに、歯車加工シミュレーション装置において、前記切削力算出手段は、前記平面G(i)についての2次元切削モデルを適用すると共に、所定時間における前記被加工物の形状変化に基づいて算出された前記領域ΔP(i,i+1)による切込量d1(i)を用いて、前記領域ΔP(i,i+1)による切削力F (i)を算出する。
平面G(i)についての2次元切削モデルを適用することで、切削力F (i)を容易に算出できる。また、切削力F (i)を算出するためには、切込量を把握する必要がある。そこで、所定時間における被加工物の形状変化に基づいて、各領域ΔP(i,i+1)の切込量d1(i)を算出する。従って、各領域ΔP(i,i+1)による切削力F (i)を算出できる。
以下に、本手段に係る歯車加工シミュレーション装置の好適態様について説明する。
(請求項2)好ましくは、前記歯車加工シミュレーション装置は、それぞれの前記領域ΔP(i,i+1)による前記切削力F(i)と前記切込ベクトルL(i)とに基づいて、前記被加工物に生じるトルクTwまたは前記加工用工具に生じるトルクTtを算出するトルク算出手段を備える。
このように、分割した工具刃における各領域ΔP(i,i+1)により切削力F(i)を得ることができれば、それぞれの切込ベクトルL(i)を考慮することにより、被加工物に生じるトルクTwまたは加工用工具に生じるトルクTtを算出することができる。これにより、例えば、被加工物を回転駆動するためのモータや、加工用工具を回転駆動するためのモータの選定に用いることができる。
(請求項3)また、好ましくは、前記切込ベクトル算出手段は、所定時間に前記隣り合う2つの定義点P(i),P(i+1)の中点Pc(i,i+1)が切込方向へ移動するベクトルLc(i)を前記切込ベクトルL(i)として算出する。
これにより、隣り合う2つの定義点P(i),P(i+1)間の領域ΔP(i,i+1)に関する切込ベクトルL(i)、すくい角α(i)および切削力F(i)を容易に算出できる。
歯車加工の基本動作を示す斜視図である。 図1の加工用工具の部分断面模式図である。 本発明の本実施形態のシミュレーション装置の機能ブロック図である。 図3の定義点決定部における定義点を示す工具刃の斜視図である。 図3のすくい角算出部の機能ブロック図(手順)である。 切込ベクトルL(i)、定義点間ベクトルB(i)および平面G(i)を示す図である。 刃面法線ベクトルN(i)を示す図である。 投影法線ベクトルNg(i)を示す図である。 投影すくい角αg(i)を示す図である。 2次元切削モデルを示す図である。 被加工物のモデルの基準状態を示す。 被加工物のモデルと加工用工具のモデルを示す。 ピン長さが変更された状態の被加工物のモデルを示す。 各定義点P(k)による最終加工位置を示す図である。 被加工物に生じるトルクTwの算出を説明する図であって、被加工物と加工用工具との相対位置を示し、Xw,Zw平面に投影した図(Yw方向から見た図)を示す。 被加工物に生じるトルクTwの算出を説明する図であって、被加工物と加工用工具との相対位置を示し、Xw,Yw平面に投影した図(Zw方向から見た図)を示す。 加工用工具に生じるトルクTtの算出を説明する図であって、被加工物と加工用工具との相対位置を示し、Xt,Zt平面に投影した図(Yt方向から見た図)を示す。 加工用工具に生じるトルクTtの算出を説明する図であって、被加工物と加工用工具との相対位置を示し、Xt,Yt平面に投影した図(Zt方向から見た図)を示す。 被加工物に生じるトルクについて、実測値とシミュレーション結果を示す。 加工用工具に生じるトルクについて、実測値とシミュレーション結果を示す。 切削力のシミュレーション結果に関して、加工用工具の位置を示す図である。 図21の位置Aにおいて、加工用工具の各部位に生じる切削力のシミュレーション結果を示す図である。 図21の位置Bにおいて、加工用工具の各部位に生じる切削力のシミュレーション結果を示す図である。 図21の位置Cにおいて、加工用工具の各部位に生じる切削力のシミュレーション結果を示す図である。
(歯車加工の基本動作)
本発明の歯車加工シミュレーション装置の適用対象である歯車加工の基本動作について、図1および図2を参照して説明する。ここでは、被加工物20の内周面に歯車21を加工する場合を例に挙げる。ただし、被加工物20の外周面に歯車を加工する場合にも適用可能である。
被加工物20は、図1に示すように、円環状に形成され、その内周面に歯車21が形成される。また、被加工物20は、その中心軸線Zw回りに回転可能に支持される。つまり、被加工物20は、C軸回転可能となる。
加工用工具10は、図1および図2に示すように、外周に複数の工具刃11,11を有し、加工用工具10の中心軸線Zt回りに回転可能に支持される。つまり、加工用工具10は、U軸回転可能となる。各工具刃11は、突条に形成されている。各工具刃11は、各工具刃11の延在方向に対する側面11aと、延在方向の端面11bと、径方向外面11cとを備える。
ここで、本実施形態において、工具刃11は、加工用工具10の中心軸線Ztに対してねじれ角γ1を有している。ただし、ねじれ角γ1がゼロとなるように、工具刃11を形成してもよい。また、工具刃11の径方向外面11cは、中心軸線Ztに対して傾斜している。つまり、工具刃11の外接面は、円錐状に形成されている。工具刃11の径方向外面11cの傾斜角度ξbは、切削における逃げ角に相当する。また、工具刃11の端面11bは、中心軸線Ztに直交する平面に対して角度ξaだけ傾斜している。工具刃11の端面11bの傾斜角度ξaは、切削におけるすくい角に相当する。
そして、図1に示すように、加工用工具10の中心軸線Ztは、被加工物20の中心軸線Zwに対して傾斜しかつねじれた状態とされている。つまり、両者の中心軸線Zt,Zwが平行ではないという意味である。
この状態で、加工用工具10の回転と被加工物20の回転とを同期をさせながら、図1の太矢印にて示すように、加工用工具10を被加工物20に対して加工用工具10を被加工物20の中心軸線Zw方向に向かって直進させる。なお、加工用工具10をZw方向に移動させてもよいし、被加工物20をZw方向に移動させてもよい。
加工用工具10の中心軸線Ztと被加工物20の中心軸線Zwとが傾斜しかつねじれているため、加工点において、加工用工具10と被加工物20とに相対速度が生じる。そのため、被加工物20が切削される。そうすると、図1に示すように、被加工物20の内周面に歯車21が形成される。なお、図1は、被加工物20に歯車21を途中まで加工した状態を示しているが、上記動作を継続することにより、被加工物20の軸線方向全長に亘って、歯車21が形成される。
(歯車加工装置)
本実施形態の歯車加工方法を適用する装置は、例えば、5軸マシニングセンタを適用できる。すなわち、加工用工具10と被加工物20とを相互に直交する3軸方向に相対的に直進移動させ、加工用工具10および被加工物20をそれぞれ軸回りに回転させ(U軸回転、C軸回転)、かつ、加工用工具10の中心軸線Ztと被加工物20の中心軸線Zwとを傾斜させることができる装置を適用する。
(歯車加工シミュレーション装置の概要)
本発明の実施形態に係る歯車加工シミュレーション装置100の概要について説明する。シミュレーション装置100は、工具刃11による切削力を算出すると共に、被加工物20に生じるトルクまたは加工用工具10に生じるトルクを算出する。
ここで、上述したように、加工用工具10の工具刃11の形状が非常に複雑である。そこで、工具刃11における端面11bと側面11aとの境界線を複数の領域ΔP(i,i+1)に分割する。そうすることで、領域ΔP(i,i+1)毎に、2次元化処理ができる。つまり、領域ΔP(i,i+1)毎に、2次元切削モデルを用いて、各領域ΔP(i,i+1)による切削力F(i)を算出する。そして、算出した切削力F(i)を用いて、被加工物20に生じるトルクTwまたは加工用工具10に生じるトルクTtを算出する。以下に、詳細に説明する。
(歯車加工シミュレーション装置の詳細)
歯車加工シミュレーション装置100について説明する。図3に示すように、シミュレーション装置100は、定義点決定部110、切込ベクトル算出部120、すくい角算出部130、交点算出部140、除去長さ算出部150、最終加工位置抽出部160、切削力算出部170、および、トルク算出部180を備える。
ここで、歯車加工シミュレーション装置100の説明を行うにあたって、(a)すくい角算出処理についての説明、(b)2次元切削モデルについての説明、(c)切込量に関する説明、(d)切削力およびトルクの算出についての説明の順に説明する。
(a:すくい角算出処理)
すくい角算出処理については、図3における定義点決定部110,切込ベクトル算出部120,すくい角算出部130についての説明となる。
定義点決定部110は、図4に示すように、各工具刃11における端面11bと側面11aとの境界線を複数の定義点P(k)により規定する。つまり、複数の定義点P(k)(ただし、k=1〜n、nは自然数)を直線にてつなぐことにより、工具刃11における当該境界線の近似形状となる。ここで、図4においては、10この定義点P(1)〜P(10)を示しているが、定義点P(k)の数は、自由に設定できる。
ここで、工具刃11に関して、後の処理にて用いる用語について、図4を参照して説明する。隣り合う2つの定義点P(i),P(i+1)間の領域を定義点間領域ΔP(i,i+1)と称する。例えば、定義点P(1)とP(2)との間の領域は、ΔP(1,2)となる。また、隣り合う2つの定義点P(i),P(i+1)の中点を、Pc(i,i+1)と称する。例えば、定義点P(1)とP(2)との中点は、Pc(1,2)となる。
切込ベクトル算出部120(切込ベクトル算出手段)は、定義点間領域ΔP(i,i+1)毎に、時刻t1からt2の間に、当該定義点間領域ΔP(i,i+1)が切込方向へ移動する切込ベクトルL(i)を算出する。ただし、定義点間領域ΔP(i,i+1)の全体が移動する方向は、容易に算出できない。
そこで、図6に示すように、隣り合う2つの定義点P(i),P(i+1)の中点Pc(i,i+1)が切込方向へ移動するベクトルLc(i)を、切込ベクトルL(i)として算出する。このように、中点Pc(i,i+1)を用いることで、容易にかつ確実に当該点の移動するベクトルを算出できる。
すくい角算出部130(すくい角算出手段)は、切込ベクトルL(i)に基づいて、すくい角α(i)を算出する。すくい角α(i)は、各定義点間領域ΔP(i,i+1)により被加工物20を切削する場合のすくい角である。ここで、すくい角算出部130によるすくい角α(i)の算出は、図5に示すような手順により行われる。
以下に、すくい角α(i)の算出について、図5〜図9を参照して説明する。まず、図5に示すように、定義点間ベクトルB(i)を算出する(図5の符号131)。定義点間ベクトルB(i)とは、図6に示すように、隣り合う2つの定義点P(i),P(i+1)を結ぶベクトルである。ここで、中点Pc(i,i+1)は、定義点間ベクトルB(i)の中間位置に位置する。
続いて、切込ベクトル算出部120により算出された切込ベクトルL(i)と、定義点間ベクトルB(i)とに基づいて、切込ベクトルL(i)を含み、かつ、定義点間ベクトルB(i)に直交する平面G(i)を算出する(図5の符号132)。平面G(i)は、図6に示す通りである。
ここで、平面G(i)を定義するために、平面定義用の法線ベクトルC(i)を用いる。つまり、平面定義用の法線ベクトルC(i)は、中点Pc(i,i+1)を通り、切込ベクトルL(i)および定義点間ベクトルB(i)に直交するベクトルである。従って、平面G(i)は、中点Pc(i,i+1)を通り、切込ベクトルL(i)と平面定義用の法線ベクトルC(i)とを含む平面として定義できる。
この平面G(i)を算出する目的は、上述したように2次元切削モデルを用いるためである。つまり、2次元切削モデルを平面G(i)において適用することにより、当該平面G(i)における切削力F(i)を算出する。
続いて、中点Pc(i,i+1)における工具刃11の法線ベクトルN(i)(以下、「刃面法線ベクトル」と称する)を算出する(図5の符号133)。ここで、刃面法線ベクトルN(i)は、隣り合う2つの定義点P(i),P(i+1)を把握しただけでは、得ることができない。そこで、図7に示すように、当該定義点P(i),P(i+1)を含む隣り合う3つ以上の定義点P(k)を用いる。ここでは、3つの定義点P(i−1),P(i),P(i+1)を用いる。
図7に示すように、3つの定義点P(i−1),P(i),P(i+1)を通る平面Q(i)が決定される。そして、平面Q(i)上において、中点Pc(i,i+1)を通り、定義点間ベクトルB(i)に直交するベクトルを、刃面法線ベクトルN(i)とする。
続いて、平面G(i)および刃面法線ベクトルN(i)を算出した後には、刃面法線ベクトルN(i)を平面G(i)に投影した投影法線ベクトルNg(i)を算出する(図5の符号134)。
ここで、図8に示すように、平面G(i)と平面Q(i)とは、同一平面とは限らない。そのため、刃面法線ベクトルN(i)は、平面Q(i)上に位置するが、平面G(i)に位置するとは限らない。そこで、上記の通り、刃面法線ベクトルN(i)を平面G(i)上に投影することにより、平面G(i)上に位置する投影法線ベクトルNg(i)を得る。
続いて、平面G(i)において、投影法線ベクトルNg(i)と切込ベクトルL(i)とのなす角度である投影すくい角αg(i)を算出する(図5の符号135)。投影すくい角αg(i)は、図9に示す通りである。ここで、投影すくい角αg(i)は、平面G(i)上において算出しているため、実際のすくい角α(i)とは異なる。ただし、平面G(i)における2次元切削モデルを用いるために、投影すくい角αg(i)をすくい角α(i)として推定することとする。このように、すくい角算出部130は、すくい角α(i)(=投影すくい角αg(i))を算出する。
(b:2次元切削モデル)
次に、2次元切削モデルについて、図10を参照して説明する。図10は、上述した平面G(i)における切削モデルを示す。図10において、加工用工具10の工具刃11によって、被加工物20が切削される。
ここで、平面G(i)において、工具刃11において、すくい面は端面11bであり、逃げ面は側面11aまたは径方向外面11cである。そして、すくい角はαg(i)である。また、切込量はd1(i)であり、せん断角はφ(i)である。このとき、工具刃11による切込ベクトルはL(i)であり、工具刃11の法線ベクトルはN(i)である。そして、工具刃11の当該部位における切削力F(i)は、切込ベクトルL(i)の逆向きとなる。
このとき、当該部位における切削力F(i)は、式(1)のように表される。式(1)において、τは、平均せん断応力であり、予め対象材料などに基づいて得る。b(i)は、隣り合う2つの定義点P(i)、P(i+1)間の距離である。d1(i)は、定義点間領域ΔP(i,i+1)による切込量の平均である。つまり、切込量d1(i)は、定義点P(i)による切込量(径方向深さに相当)と、定義点P(i+1)による切込量との平均に相当する。φ(i)は、せん断角であり、公知の技術情報から得ることからできる。αg(i)は、上述した投影すくい角である。βは、摩擦角であり、経験により決定される。
Figure 0006244677
つまり、上記したように、平面G(i)におけるすくい角αg(i)を算出することにより、2次元切削モデルを適用できることが分かる。
(c:切込量に関する説明)
上記2次元切削モデルにおいて、切込量d1(i)を得ることができれば、切削力F(i)を得ることができる。直前における被加工物20の形状と、今回切削する際の被加工物20の形状とが分かれば、両者の差分により切込量d1(i)を得ることができる。以下に、図11〜図14を参照して、詳細に説明する。
ここで、切込量に関する説明については、図3における交点算出部140、除去長さ算出部150、最終加工位置抽出部160についての説明となる。
交点算出部140は、時刻t2における被加工物20の形状を算出する。ここで、被加工物20の形状を、図11に示すように、基準平面上に指定長さのピン26を指定間隔毎に立てて、その先端に三角パッチ27を作成することにより表す。ただし、これでは、被加工物20が平面形状となるため、基準平面を内側に折り曲げるようにすることで、被加工物20の形状を定義する。
続いて、図12に示すように、工具刃11が被加工物20に対して相対移動する場合を考える。ここで、工具刃11の形状についてもモデル化する必要がある。そこで、工具刃11の表面を三角パッチで表した包絡面により定義する。そして、工具刃11を相対移動することにより、被加工物20を表す各ピン26と工具刃11を表す包絡面との交点を算出する。
そして、交点算出部140にて交点がある場合には、除去長さ算出部150が、図13に示すように、被加工物20を表す各ピン26の長さを変更する。つまり、今回の工具刃11による切削により、被加工物20の一部が切削され、切削後の形状として記憶しておく。このとき、除去長さ算出部150は、各ピン26の除去長さを記憶しておく。このピン26の除去長さが、今回の切削による(時刻t1からt2の間における)当該部位における切込量に相当する。
最終加工位置抽出部160は、時刻t1からt2の間において、工具刃11を表す各定義点P(k)による最終加工位置を抽出する。ここで、図14には、それぞれの定義点P(k)が、時刻t1からt2の間に移動した点をプロットしている。そして、白抜き丸印は、各定義点P(k)による最終加工位置を示し、黒丸印は、各定義点P(k)による最終加工位置以外における位置を示す。
つまり、各定義点P(k)による最終加工位置とは、時刻2における各定義点P(k)の位置に相当する。これらの位置が分かれば、当該最終加工位置と、直前の被加工物20の形状とから、各定義点P(k)における切込量を算出できる。つまり、時刻t1からt2の間に、被加工物20の形状変化を把握できる。
そして、2次元切削モデルにおける切込量d1(i)は、定義点P(i)による切込量(径方向深さに相当)と、定義点P(i+1)による切込量との平均に相当する。つまり、各定義点P(k)における切込量を得ることができるので、中点Pc(i,i+1)における切込量d1(i)を算出することができる。
このように、最終加工位置抽出部160は、各定義点P(k)による最終加工位置を算出するとともに、各定義点P(k)における切込量を算出し、さらに中点Pc(i,i+1)における切込量d1(i)を算出する。
(d:切削力およびトルクの算出)
次に、2次元切削モデルを用いて、各領域ΔP(i,i+1)による切削力F(i)の算出、トルクの算出について説明する。
図3における切削力算出部170(切削力算出手段)は、図10にて示した2次元切削モデルを用いて、各領域ΔP(i,i+1)による切削力F(i)を算出する。ここで、切削力F(i)は、上述した式(1)により導き出すことができる。
続いて、図3におけるトルク算出部180(トルク算出手段)は、各領域ΔP(i,i+1)による切削力F(i)と、各領域ΔP(i,i+1)における切込ベクトルL(i)とに基づいて、被加工物20に生じるトルクTwまたは加工用工具10に生じるトルクTtを算出する。
まず、被加工物20に生じるトルクTwの算出について、図15および図16を参照して説明する。図15および図16に示すように、被加工物20に生じるトルクTwは、被加工物20の中心軸線Zwに対する接線方向の切削力と、当該切削力が生じる加工点と中心軸線Zwとの距離とにより算出することができる。
そこで、各領域ΔP(i,i+1)による切削力F(i)を、Xw,Yw,Zwの3方向に分割する。まず、切削力F(i)は、各軸方向に分割した場合には、式(2)のように表される。
Figure 0006244677
ここで、単位ベクトルを式(3)のように定義する。
Figure 0006244677
そうすると、切削力の各成分ベクトルFx(i),Fy(i),Fz(i)は、式(4)のように表される。また、切削力の各成分ベクトルFx(i),Fy(i),Fz(i)は、図15および図16に示す。
Figure 0006244677
切削力の各成分ベクトルFx(i),Fy(i),Fz(i)を用いて、被加工物20の中心軸線Zwを基準とした場合の接線力FTw(i)を、式(5)に従って算出する。
Figure 0006244677
各領域ΔP(i,i+1)における接線力FTw(i)と、当該領域ΔP(i,i+1)の中点Pc(i,i+1)の中心軸線Zwからの距離r(i)とに基づいて、式(6)に従って、被加工物20に生じるトルクTwを算出できる。
Figure 0006244677
次に、加工用工具10に生じるトルクTtの算出について、図17および図18を参照して説明する。図17および図18に示すように、加工用工具10に生じるトルクTtは、加工用工具10の中心軸線Ztに対する接線方向の切削力と、当該切削力が生じる加工点と中心軸線Ztとの距離とにより算出することができる。
そこで、各領域ΔP(i,i+1)による切削力F(i)を、Xt,Yt,Ztの3方向に分割する。まず、切削力FHt(i)は、各軸方向に分割した場合には、式(7)のように表される。
Figure 0006244677
切削力の各成分ベクトルFx(i),Fy(i),Fz(i)は、式(8)のように表される。また、切削力の各成分ベクトルFx(i),Fy(i),Fz(i)は、図17および図18に示す。
Figure 0006244677
切削力の各成分ベクトルFx(i),Fy(i),Fz(i)を用いて、加工用工具10の中心軸線Ztを基準とした場合の接線力FTt(i)を、式(9)に従って算出する。
Figure 0006244677
各領域ΔP(i,i+1)における接線力FTt(i)と、当該領域ΔP(i,i+1)の中点Pc(i,i+1)の中心軸線Ztからの距離r(i)とに基づいて、式(10)に従って、加工用工具10に生じるトルクTtを算出できる。
Figure 0006244677
(トルクの検証)
次に、上述したシミュレーション装置100により算出されるトルクTw,Ttと、実際の機械において計測した各軸のトルクとを比較した。図19には、被加工物20に生じるトルクTwを示し、図20には、加工用工具10に生じるトルクTtを示す。
図19および図20において、実際の機械において計測したトルクTw,Ttは、波形としてしめしている。各図において、トルク変動が始まった時点が、加工用工具10による切削が開始された時に対応し、トルク変動が元に戻った時点が、切削が終了した時に対応する。
また、各図において、シミュレーション装置100により得られたトルクTw,Ttの最小値を三角印にて示し、最大値を四角印にて示す。つまり、シミュレーション装置100により算出したトルクTw,Ttは、加工用工具10による切削のほぼ中間時点を対象とした。
図19および図20から分かるように、シミュレーションにより算出されたトルクTw,Ttが、実測値に非常に近いことが分かる。つまり、上記のように、工具刃11を複数の領域ΔP(i,i+1)に分割し、投影すくい角αg(i)を用いた2次元切削モデルにより切削力を算出するシミュレーション方法が、十分に適用可能であることが分かった。
そして、分割した工具刃11における各領域ΔP(i,i+1)により切削力F(i)を得ることができれば、それぞれの切込ベクトルL(i)を考慮することにより、被加工物20に生じるトルクTwまたは加工用工具10に生じるトルクTtを算出することができる。これにより、例えば、被加工物20を回転駆動するためのモータや、加工用工具10を回転駆動するためのモータの選定に用いることができる。
また、新規にモータを選定する場合の他に、既に存在するモータを用いる場合がある。例えば既存の機械を利用する場合などが該当する。このような場合には、上記本実施形態を適用することにより、加工用工具20および被加工物20を回転駆動するモータの回転速度や、被加工物20や加工用工具10をモータにより相対的に送り駆動する送り速度を適切に設定することに利用できる。
(切削力のシミュレーション)
次に、切削力F(i)のシミュレーション結果について、図21〜図24を参照して説明する。上記の通り、各領域ΔP(i,i+1)による切削力F(i)を算出できる。そこで、工具刃11がどの状態のときに、どのような切削力F(i)を生じさせているかをシミュレートした。
図21には、被加工物20における加工途中の歯車21の一部を示す。上下方向が、被加工物20の中心軸線Zw方向である。そして、図21の上側ほど、歯車21の径方向深さが深く、下側ほど、歯車21の径方向深さが浅い。
そして、図21におけるA、B,Cのそれぞれに工具刃11が存在する場合において、工具刃11の各部位にどのような切削力F(i)が作用しているかを、図22〜図24のそれぞれに示す。
図22〜図24において、実線および破線が、工具刃11のうち被加工物20に接触している部位であり、二点鎖線が、工具刃11のうち被加工物20に接触していない部位である。さらに、実線は、工具刃11に作用する切削力が所定値より小さい範囲であり、破線は、工具刃11に作用する切削力が所定値以上である範囲である。
つまり、A,Bにおいては、工具刃11の先端に大きな切削力が作用しているが、Cにおいては、工具刃11全体に亘って、大きさ切削力が作用していない。このように、各領域ΔP(i,i+1)により切削力F(i)を用いることにより、工具刃11のどの部位にどれだけの切削力F(i)が作用しているかを把握することができる。その結果、例えば切込量、送り速度などの加工条件の決定に利用することができる。また、工具刃のどの部位が摩耗するかを把握できるため、工具の寿命を推定することもできる。
10:加工用工具、 11:工具刃、 11a:工具刃の側面、 11b:工具刃の端面、 20:被加工物、 21:被加工物に形成される歯車、 100:歯車加工シミュレーション装置、 120:切込ベクトル算出部(切込ベクトル算出手段)、 130:すくい角算出部(すくい角算出手段)、 170:切削力算出部、 180:トルク算出部、 B(i):定義点間ベクトル、 F(i):切削力、 G(i):2次元切削モデルを適用する平面、 L(i):切込ベクトル、 Lc(i):中点における切込ベクトル、 N(i):刃面法線ベクトル、 Ng(i):投影法線ベクトル、 P(k):定義点、 Pc(i):中点、 Tt:加工用工具に生じるトルク、 Tw:被加工物に生じるトルク、 α(i):すくい角、 αg(i):投影すくい角、 ΔP(i,i+1):定義点間領域

Claims (3)

  1. 被加工物の中心軸線と外周に複数の工具刃を有する加工用工具の中心軸線とを傾斜しかつねじれた状態とし、
    被加工物の中心軸線回りへの前記被加工物の回転と前記加工用工具の中心軸線回りへの前記加工用工具の回転とを同期させながら、
    前記加工用工具を前記被加工物に対して前記被加工物の中心軸線に向かって直進させることで、前記被加工物に歯車を加工する歯車加工のシミュレーション装置であって、
    それぞれの工具刃における端面と側面との境界線を複数の定義点P(k)(ただし、k=1〜n)により規定し、
    隣り合う2つの定義点P(i),P(i+1)間の領域ΔP(i,i+1)毎に、所定時間に、当該領域ΔP(i,i+1)が切込方向へ移動する切込ベクトルL(i)を算出する切込ベクトル算出手段と、
    前記切込ベクトルL(i)に基づいて、前記領域ΔP(i,i+1)によるすくい角α(i)を算出するすくい角算出手段と、
    前記すくい角α(i)に基づいて、前記領域ΔP(i,i+1)毎に前記領域ΔP(i,i+1)よる切削力F(i)を算出する切削力算出手段と、
    を備え
    前記すくい角算出手段は、
    前記隣り合う2つの定義点P(i),P(i+1)を結ぶ定義点間ベクトルB(i)を算出し、
    前記領域ΔP(i,i+1)による前記切込ベクトルL(i)を含み、かつ、前記定義点間ベクトルB(i)に直交する平面G(i)を算出し、
    前記隣り合う2つの定義点P(i),P(i+1)を含む隣り合う3つ以上の定義点P(k)に基づいて、前記隣り合う2つの定義点P(i),P(i+1)の中点Pc(i,i+1)における刃面法線ベクトルN(i)を算出し、
    前記刃面法線ベクトルN(i)を前記平面G(i)に投影した場合の投影法線ベクトルNg(i)を算出し、
    前記平面G(i)において、前記切込ベクトルL(i)と前記投影法線ベクトルNg(i)とのなす角度である投影すくい角αg(i)を前記すくい角α(i)として算出し、
    前記切削力算出手段は、前記平面G(i)についての2次元切削モデルを適用すると共に、所定時間における前記被加工物の形状変化に基づいて算出された前記領域ΔP(i,i+1)による切込量d1(i)を用いて、前記領域ΔP(i,i+1)による切削力F (i)を算出する、歯車加工シミュレーション装置。
  2. 前記歯車加工シミュレーション装置は、
    それぞれの前記領域ΔP(i,i+1)による前記切削力F(i)と前記切込ベクトルL(i)とに基づいて、前記被加工物に生じるトルクTwまたは前記加工用工具に生じるトルクTtを算出するトルク算出手段を備える、請求項1の歯車加工シミュレーション装置。
  3. 前記切込ベクトル算出手段は、所定時間に前記隣り合う2つの定義点P(i),P(i+1)の中点Pc(i,i+1)が切込方向へ移動するベクトルLc(i)を前記切込ベクトルL(i)として算出する、請求項1または2の歯車加工シミュレーション装置。
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