JPH0825182A - 切削状態表示装置 - Google Patents

切削状態表示装置

Info

Publication number
JPH0825182A
JPH0825182A JP16082994A JP16082994A JPH0825182A JP H0825182 A JPH0825182 A JP H0825182A JP 16082994 A JP16082994 A JP 16082994A JP 16082994 A JP16082994 A JP 16082994A JP H0825182 A JPH0825182 A JP H0825182A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cutting
shape
tool
work material
shape data
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP16082994A
Other languages
English (en)
Inventor
Teruhiko Kudo
輝彦 工藤
Kouichirou Yoshino
弘市郎 吉野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP16082994A priority Critical patent/JPH0825182A/ja
Publication of JPH0825182A publication Critical patent/JPH0825182A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Machine Tool Sensing Apparatuses (AREA)
  • Numerical Control (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 被削材が適切な切削条件で切削されているか
を容易に判定すること。 【構成】 入力部から入力された工具、被削材の材質お
よび切削速度等の切削条件にそれぞれ対応した切削屑の
形状データを切削屑形状記憶部から読出し、その形状デ
ータに対応した切削屑の画像を表示部に表示させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、切削加工などの機械加
工をするNC制御の旋盤やマシニングセンタなどの工作
機械の切削動作をシミュレートし、被削材の切削状態を
表示する切削状態表示装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のNC制御を用いた機械加
工をする工作機械において、移動するカッタなどの工具
の軌跡をグラフィック表示するものが知られている。
【0003】一方、特開昭63−298571号公報に
記載されているように、工具の移動により被削材が切削
されていく状態を表現するために、塗りつぶした被削材
の切削領域を工具の移動に伴って削除していくものも知
られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、被削材を切
削する際、材質、工具の切り込み深さ、送りピッチ等の
切削条件を適切に選定する必要がある。もし、選定を誤
った場合は、工具の破損、被削材の破損、切削屑の予期
せぬ方向への飛散による怪我などの事故が発生し、好ま
しくない。
【0005】しかし、上記従来技術にあっては、工具の
軌跡を単に表示し、または被削材の切削下降の進捗状況
を表示するのみであるため、いずれも被削材がどのよう
な面粗さで切削されているかなど、適切な切削条件で切
削されているかを容易に判定することができず、工具の
破損等の事故を未然に認識できないという問題があっ
た。
【0006】本発明の目的は、被削材が適切な切削条件
で切削されているかを容易に判定することができる切削
状態表示装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、工具、被削材の材質および切削速度等の切
削条件にそれぞれ対応した切削屑の形状データを記憶し
た切削屑形状記憶部と、工具、被削材の材質および切削
速度等の切削条件を入力する入力部と、この入力部から
入力された工具および被削材の形状を画面に表示する表
示部と、前記入力部から入力された工具、被削材の材質
および切削速度等の切削条件にそれぞれ対応した切削屑
の形状データを前記切削屑形状記憶部から読出し、その
形状データに対応した切削屑の画像を前記表示部に表示
させる切削屑画像生成部とを備えることを特徴とする。
【0008】
【作用】上記手段によれば、入力部から工具、被削材の
材質および切削速度等の切削条件を与えると、工具およ
び被削材の形状が表示部画面に表示される。
【0009】そこで、切削加工の模擬演算を指令する
と、切削屑画像生成部は工具、被削材の材質および切削
速度等の切削条件にそれぞれ対応した切削屑の形状デー
タを切削屑形状記憶部から読出し、その形状データに対
応した切削屑の画像を表示部に表示させる。
【0010】これにより、切削加工の進捗状況だけでな
く、切削屑の形状が判明し、切削条件が適切であるかど
うかを簡単に判別することができ、切削条件が不適切で
あることに起因する工具等の破損を未然に認識すること
が可能になる。
【0011】なお、工具と被削材と切削条件が決定され
ると、どのような切り屑が発生するかは、ツールエンジ
ニア編集部編著「NC工作機械活用マニュアル」(大河
出版1990年,p.100〜103)に詳しく述べら
れているので、ここでは説明を省略する。
【0012】
【実施例】以下、本発明を図示する実施例に基づいて詳
細に説明する。
【0013】図1は、本発明の一実施例を示すブロック
図であり、工具、被削材の材質および切削速度等の切削
条件にそれぞれ対応した切削屑の形状データを記憶した
切削屑形状記憶部1と、工具、被削材の材質および切削
速度等の切削条件を入力する入力部2と、この入力部2
から入力された工具および被削材の形状を画面に表示す
る表示部3と、切削加工の進捗状況に応じた被削材の形
状を模擬演算するなどの処理を行う処理部4とから構成
されている。
【0014】処理部4は、切削条件で示される切削加工
の進捗状況に応じた被削材の形状を模擬演算し、表示部
3に表示された被削材の形状を変化させる模擬演算部4
1と、入力部2から入力された工具、被削材の材質およ
び切削速度等の切削条件にそれぞれ対応した切削屑の形
状データを切削屑形状記憶部1から読出し、その形状デ
ータに対応した切削屑の画像を表示部3に表示させる切
削屑画像生成部42と、切削条件を変更するデータ変更
部43とから成っている。
【0015】図2は、切削形状記憶部1に記憶された切
削屑形状データの構造を示すもので、工具種別11を記
憶したブロックが複数設けられ、これらの各ブロック内
にはさらに被削材の材質12を記憶した領域が複数個設
けられている。
【0016】さらに、被削材の材質12の各記憶領域内
には、切削速度13を記憶した複数の領域が形成され、
さらにその各領域には切り込み深さ14、送りピッチ1
5をそれぞれ記憶した領域が階層構造で形成され、送り
ピッチ15の各領域には図示のような形状を示す切削屑
データ形状データ16が記憶されている。
【0017】図3は、以上の構成に係る動作を示すフロ
ーチャートであり、入力部2から工具、被削材の材質の
データを入力し、さらに切削速度,切り込み深さ等の切
削条件の情報を入力する(ステップ301)。
【0018】ここで、工具に関する情報は、刃部の材質
および刃部の形状、すくい角、チップブレーカの形状な
どで区別されたものである。また、被削材の材質に関す
る情報は、材種,硬さなどで区別されたものである。
【0019】このような工具、被削材の材質、さらに切
削速度,切り込み深さ等の切削条件から成る切削情報が
入力されたならば、処理部4の模擬演算部41は工具3
2および被削材33の初期形状を表示部3の画面に図4
のように表示させる。
【0020】この場合、工具32および被削材33の表
示の仕方については、例えば前記特開昭63−2985
71号公報に示されているように公知であるので詳しい
説明は省略する。
【0021】そこで、切削加工の模擬演算を指令する
と、模擬演算部41は切削条件で示される切削加工の進
捗状況に応じた被削材33の形状を模擬演算し、表示部
3に表示された被削材33の形状を変化させる(ステッ
プ302)。
【0022】また、切削屑画像形成部42は、入力され
た切削情報を認識し、その切削情報に対応した切削屑形
状データを切削屑形状記憶部1から検索する(ステップ
303)。
【0023】例えば、工具種別11として「G形ブレー
カ」、被削材質12として「S48C(JIS規
格)」、切削速度13として「160mm/分」、切り
込み深さ14として「2.0mm」、送りピッチ16と
して「0.3mm/rev」が入力されたとすると、図
2に示す切削屑形状データ17を検索する。
【0024】そして、この検索した切削屑形状データ1
7を対応する切削屑形状の画像に変換し、表示部3の画
面に図4の符号34で示すように表示させる(ステップ
304)。
【0025】ここで、切削屑形状34に関する切削条件
の情報は、オペレータがカーソル37で切削屑形状34
を指示することにより、切削屑情報表示ウィンドウ38
内に図示のように文字表示される。
【0026】このようにして切削加工状況を模擬表示し
ている途中で、切削条件を変更したい場合(ステップ3
05)、新たな切削条件を入力部2から入力すると、切
削屑画像生成部42はステップ303と同様にして新た
な切削条件に合った切削屑形状データを記憶部1から検
索し、図4の符号35,36で示すような切削屑形状を
表示させる。
【0027】また、模擬演算部41は新たな切削条件で
被削材33の形状変化を求め、表示部3に表示させる。
【0028】ここで、切削屑形状34が適切でない形状
場合は、切削屑形状34をカーソル34で指定する。デ
ータ変更部43は図5に示すように切削屑情報表示ウィ
ンドウ40内に現在の切削条件を表示させる。そこで、
入力部2から新たな切削条件を入力すると、その新たな
切削条件に合った切削屑形状が切削屑画像生成部42で
生成され、表示される。
【0029】図5においては、切込み深さを「2」から
「1」に変更した時に、切削屑形状34に代えて新たな
切削屑形状39が表示されたことを示している。
【0030】このようにして切削屑形状が適切な形状に
なるまで切削条件を変更し、切削加工の進捗状況を切削
屑の形状と共に表示させる。
【0031】処理部4は、この間の切削条件および切削
屑形状のデータをオペレータの指示に応じて外部に出力
する(ステップ306)。
【0032】このようにして切削屑の形状を表示するこ
とにより、切削条件が適切かどうかを容易に判断するこ
とができる。この結果、切削条件が不適切であることに
起因する工具や被削材の破損等の事故を未然に確認する
ことができる。
【0033】ここで、「旋盤加工マニュアル」(大河出
版、1986年p.24〜25)に記載されているよう
に、切削刃の傾き角によって切削屑の流出方向は容易に
算出することができるので、処理部4内に流出方向演算
部を設け、図6に示すように切削屑の流出方向を表示部
3に表示させるようにしてもよい。
【0034】なお、図6は刃先形状が異なる3個の工具
61,62,63に対し、切削屑の流出方向を太実線6
4,65,66で示している。
【0035】このように切削屑の流出方向を表示するこ
とにより、切削屑の飛散による怪我を防止するための安
全対策を未然に講じることができる。この場合、切削屑
の流出方向は、音声で放置するようにしてもよい。
【0036】なお、本発明は、CAD/CAMシステム
において切削状態の確認が必要な場合に適用されるだけ
でなく、実施例のような表示装置が組み込まれた工作機
械等において、実際の加工を行う前に、切削状態をシミ
ュレートし確認(検証)する場合に適用することができ
る。さらに、ターニングセンタやマシニングセンタ等の
他の工作機械の制御盤の表示部に本発明による切削状態
表示装置を適用することにより、同様の効果を得ること
ができる。
【0037】また、実施例においては、模擬演算部を設
けて被削材の形状を切削加工の進捗に伴って変化させる
ようにしているが、工具および被削材の形状は変化させ
ずに、切削部位毎に切削屑の形状を表示する構成であっ
ても、切削条件が適切であるかどうかを容易に判断する
ことができる。
【0038】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、入力部か
ら入力された工具、被削材の材質および切削速度等の切
削条件にそれぞれ対応した切削屑の形状データを切削屑
形状記憶部から読出し、その形状データに対応した切削
屑の画像を表示部に表示させるようにしたので、被削材
が適切な切削条件で切削されているかを容易に判定する
ことができる。
【0039】この結果、切削条件が不適切であることに
起因する工具や被削材の破損等の事故を未然に確認する
ことができ、実際の切削加工をする前に切削条件を検証
する作業、あるいは初心者に対する教育用として使用す
ることにより、極めて有益である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すブロック図である。
【図2】切削屑形状データの記憶構造を示す図である。
【図3】実施例の動作を示すフローチャートである。
【図4】切削屑形状の表示例を示す説明図である。
【図5】切削屑形状の他の表示例を示す説明図である。
【図6】切削屑の流出方向を表示する例の説明図であ
る。
【符号の説明】
1…切削形状記憶部、2…入力部、3…表示部、4…処
理部、32…工具、33…被削材、41…模擬演算部、
42…切削屑画像生成部、43…データ変更部、34,
35,36切削屑。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 工具、被削材の材質および切削速度等の
    切削条件にそれぞれ対応した切削屑の形状データを記憶
    した切削屑形状記憶部と、工具、被削材の材質および切
    削速度等の切削条件を入力する入力部と、この入力部か
    ら入力された工具および被削材の形状を画面に表示する
    表示部と、前記入力部から入力された工具、被削材の材
    質および切削速度等の切削条件にそれぞれ対応した切削
    屑の形状データを前記切削屑形状記憶部から読出し、そ
    の形状データに対応した切削屑の画像を前記表示部に表
    示させる切削屑画像生成部とを備えることを特徴とする
    切削状態表示装置。
JP16082994A 1994-07-13 1994-07-13 切削状態表示装置 Pending JPH0825182A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16082994A JPH0825182A (ja) 1994-07-13 1994-07-13 切削状態表示装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16082994A JPH0825182A (ja) 1994-07-13 1994-07-13 切削状態表示装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0825182A true JPH0825182A (ja) 1996-01-30

Family

ID=15723315

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP16082994A Pending JPH0825182A (ja) 1994-07-13 1994-07-13 切削状態表示装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0825182A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012018472A (ja) * 2010-07-06 2012-01-26 Mitsubishi Electric Corp 加工シミュレーション装置及び方法
JP2014237185A (ja) * 2013-06-07 2014-12-18 株式会社ジェイテクト 歯車加工シミュレーション装置
JP2015225518A (ja) * 2014-05-28 2015-12-14 ファナック株式会社 切上げ・切込み運動または円運動挿入機能を有する数値制御装置

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012018472A (ja) * 2010-07-06 2012-01-26 Mitsubishi Electric Corp 加工シミュレーション装置及び方法
JP2014237185A (ja) * 2013-06-07 2014-12-18 株式会社ジェイテクト 歯車加工シミュレーション装置
JP2015225518A (ja) * 2014-05-28 2015-12-14 ファナック株式会社 切上げ・切込み運動または円運動挿入機能を有する数値制御装置
US9939798B2 (en) 2014-05-28 2018-04-10 Fanuc Corporation Numerical controller having cutting in/out motion inserting function or circular motion inserting function
US10545477B2 (en) 2014-05-28 2020-01-28 Fanuc Corporation Numerical controller having cutting in/out motion inserting function or circular motion inserting function

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3827951B2 (ja) Nc加工におけるncプログラムの最適化方法及び装置
JPH0248378B2 (ja)
US5315503A (en) Numerical control apparatus having a teaching function and a method of teaching a machining program thereby
JPH0554129B2 (ja)
JP2009098982A (ja) 加工シミュレーション装置およびそのプログラム
JPH0611458B2 (ja) 工具形状表示装置
JPH0355259B2 (ja)
JPH0825182A (ja) 切削状態表示装置
JPS5846409A (ja) マシニングセンタにおける加工情報の入力方法
JP4378644B2 (ja) 工具の加工パスデータ生成方法及び加工パス生成プログラム
JP2649838B2 (ja) 数値制御情報作成装置における加工方法の決定方法
JPH0611456B2 (ja) 加工経路の算出方法
JP2606714B2 (ja) 数値制御装置
JP3343826B2 (ja) 数値制御情報作成装置
JPS61257740A (ja) 工具決定方式
JP3123340B2 (ja) Ncデータ自動作成装置
JPH01300306A (ja) 自動プログラミング方法
JP2839564B2 (ja) Ncデータ作成装置
EP0935179A1 (en) Numeric controller provided with teaching/playback function
JPH1029081A (ja) レーザビーム加工機械の自動プログラミング装置
JP2763923B2 (ja) Ncデータ作成装置
JPH0347980B2 (ja)
JPH04315551A (ja) Ncデータ作成装置
JP2758935B2 (ja) Ncデータ作成装置
JPS58181106A (ja) 数値制御式工作機械