JP6243690B2 - 鉄道車両及びその製造方法 - Google Patents

鉄道車両及びその製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP6243690B2
JP6243690B2 JP2013207980A JP2013207980A JP6243690B2 JP 6243690 B2 JP6243690 B2 JP 6243690B2 JP 2013207980 A JP2013207980 A JP 2013207980A JP 2013207980 A JP2013207980 A JP 2013207980A JP 6243690 B2 JP6243690 B2 JP 6243690B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wife
post
width direction
corner
pair
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2013207980A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2015071360A (ja
Inventor
利行 平嶋
利行 平嶋
志郎 本間
志郎 本間
啓 内田
啓 内田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kawasaki Motors Ltd
Original Assignee
Kawasaki Jukogyo KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kawasaki Jukogyo KK filed Critical Kawasaki Jukogyo KK
Priority to JP2013207980A priority Critical patent/JP6243690B2/ja
Priority to US14/502,607 priority patent/US9475504B2/en
Publication of JP2015071360A publication Critical patent/JP2015071360A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6243690B2 publication Critical patent/JP6243690B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B61RAILWAYS
    • B61FRAIL VEHICLE SUSPENSIONS, e.g. UNDERFRAMES, BOGIES OR ARRANGEMENTS OF WHEEL AXLES; RAIL VEHICLES FOR USE ON TRACKS OF DIFFERENT WIDTH; PREVENTING DERAILING OF RAIL VEHICLES; WHEEL GUARDS, OBSTRUCTION REMOVERS OR THE LIKE FOR RAIL VEHICLES
    • B61F1/00Underframes
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B61RAILWAYS
    • B61DBODY DETAILS OR KINDS OF RAILWAY VEHICLES
    • B61D17/00Construction details of vehicle bodies
    • B61D17/04Construction details of vehicle bodies with bodies of metal; with composite, e.g. metal and wood body structures
    • B61D17/06End walls
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10TTECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
    • Y10T29/00Metal working
    • Y10T29/49Method of mechanical manufacture
    • Y10T29/49616Structural member making
    • Y10T29/49622Vehicular structural member making

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Wood Science & Technology (AREA)
  • Butt Welding And Welding Of Specific Article (AREA)
  • Pressure Welding/Diffusion-Bonding (AREA)
  • Body Structure For Vehicles (AREA)

Description

本発明は、鉄道車両及びその製造方法に関し、より詳細には、鉄道車両の構成要素である妻構体と台枠の構造及び製造方法に関する。
特許文献1には、台枠、側構体、妻構体、及び屋根構体を接合して構成された車両構体を備えた鉄道車両が示されている。この鉄道車両の妻構体には、車両幅方向中間部に鉛直方向の一対の妻柱が設けられ、車両幅方向両端部に鉛直方向の一対の隅柱が設けられている。妻柱と隅柱の上部は、枕木方向の上部補強梁に固定されている。また、妻柱と隅柱の間は、上下方向中途部において、車両幅方向の補強部材で連結されている。台枠の端梁には、妻構体の妻柱と隅柱に対応する位置に柱補強部材が鉛直方向に立設されている。そして、台枠の端梁の柱補強部材と、妻構体の妻柱と隅柱を接合することにより、台枠と妻構体が結合されている。
また、特許文献2に示された鉄道車両の妻構体には、下端が台枠の下面まで達する隅柱と、下端が台枠の上下中途部に達する妻柱(貫通路柱)とが設けられている。
特開2011−235728号公報 特開2012−228958号公報
一般に、妻構体と台枠は、それぞれに組み立てられたあとで結合される。例えば、特許文献1では、妻柱と隅柱と上部補強梁が組み付けられた妻構体が、台枠に立設された補強部材と接合される。また、例えば、特許文献2では、妻柱、隅柱、かもい及び桟部材が妻構体に組み付けられ、この妻構体の妻柱と隅柱の下端部が台枠に設けられた挿通孔又は切欠きに挿入される。
妻柱と隅柱が組み付けられた妻構体においては、妻柱と隅柱が上部と上下中間部において梁などで車両幅方向に連結される。したがって、妻柱と隅柱の下端部の形状精度(各柱間距離、各柱間の角度、全体の寸法などの精度)が低い。このため、台枠と妻構体の結合部(特許文献1では台枠に立設された補強部材、特許文献2では台枠に設けられた挿通孔又は切欠き)は、妻柱と隅柱の下端部の位置関係の誤差を吸収できるように構成されている。例えば、台枠に設けられた挿通孔又は切欠きは、妻柱と隅柱の各柱断面寸法よりも一回り大きな開口に形成され、台枠と各柱はガセットを介して溶接される。
ところで、妻構体は車両同士が衝突したときに衝撃を受け、妻構体が受けた衝撃は台枠の端梁を介して台枠や側構体へ伝達される。また、妻柱の下端部は、上端部と比較してより大きな衝突荷重を受ける。従って、妻構体と端梁との結合部は衝突安全上の重要部位であって、高い強度が要求される。このことから、妻柱及び隅柱と端梁との結合部では、強度を確保するために溶接量が増大する傾向がある。しかし、過剰な溶接量は、衝突時に柱が根元から破断する要因となることがある。このような過剰の溶接を回避するために作業者に高度な溶接技量が要求される。
妻柱及び隅柱と端梁とを、溶接ではなく、機械締結することも想定し得る。しかし、前述の通り、妻柱と隅柱が先組みされた妻構体と端梁の結合部の形状精度は低いので、妻構体と端梁に予め加工された締結孔を用いて妻構体と台枠を機械締結することは困難である。さらに、組立現場で締結孔を加工することは、妻柱、隅柱及び台枠の板厚を考慮すれば、実現が困難である。
本発明は以上の事情に鑑みてされたものであり、鉄道車両構体の妻構体と端梁との結合部において、溶接量を低減することを目的とする。さらには、鉄道車両構体の妻構体と端梁との結合部において機械締結を実現可能な構造を提供することを目的とする。
本発明は、台枠、側構体、妻構体及び屋根構体が結合されて成る鉄道車両であって、
前記妻構体が、車両幅方向中央部に設けられた一対の妻柱と、前記車両幅方向両端部に設けられた一対の隅柱と、前記一対の妻柱及び前記一対の隅柱の上部結合する妻桁と、前記一対の妻柱及び前記一対の隅柱の下部結合するように前記車両幅方向に延びる妻側端梁とを備え、
前記妻側端梁が、前記妻柱間に配置されてそれらの間を前記車両幅方向に繋ぐ第1の構成部材と、前記妻柱と前記隅柱の間に配置されてそれらの間を前記車両幅方向に繋ぐ第2及び第3の構成部材とから構成されているものである。
上記鉄道車両において、前記台枠が、前記妻側端梁と結合される台枠側端梁を備えていることがよい。
また、本発明は、台枠、側構体、妻構体及び屋根構体が結合されて成り、前記妻構体が一対の妻柱、一対の隅柱、妻桁、及び妻側端梁を有する鉄道車両の製造方法であって、
前記一対の妻柱の下部をそれらの間に配置された前記妻側端梁の第1の構成部材で車両幅方向に連結することと、前記一対の妻柱の上部を前記妻桁に結合することと、前記妻柱と前記隅柱の下部をそれらの間に配置された前記妻側端梁の第2及び第3の構成部材で前記車両幅方向に連結することと、前記隅柱の上部を前記妻桁に結合することとを含むものである。
上記鉄道車両の製造方法は、前記妻構体に先組みされた前記妻側端梁と、前記台枠の車両長手方向端部に設けられた台車側端梁とを結合することを、更に含むことがよい。
上記鉄道車両及びその製造方法によれば、妻側端梁が、車両幅方向中央に位置する第1の構成部材(中央部材)と、その車両幅方向両側に位置する第2及び第3の構成部材(側部材)とに分割されている。そして、中央部材と一対の妻柱が接合され、妻柱と側部材が接合され、側部材と隅柱が接合されることによって、妻構体の下部の形状が定まる。妻側端梁の各構成要素の車両幅方向長さは車両幅よりも小さく、その形状も単純であるので、妻側端梁を多数の部材を組み合わせて一体構成するときと比較して、妻側端梁の形状精度が高い。よって、ガセットなどを介さずに妻側端梁と妻柱及び隅柱を直接的に接合することができるので、端梁と妻構体の結合部における溶接量を減らすことができる。
また、上記鉄道車両及びその製造方法によれば、妻柱と妻側端梁及び隅柱と妻側端梁の機械締結を実現することができる。妻柱、隅柱、妻側端梁の中央部材及び側部材に、製造段階で締結孔を加工しておき、組立現場で締結孔を利用して妻柱と中央部材、妻柱及び隅柱と側部材を、それぞれ機械締結すれば、妻構体の良好な形状精度を維持しながら妻柱及び隅柱を妻側端梁に組み付けることができる。このように、妻柱及び隅柱と妻側端梁が機械締結されることで、妻柱及び隅柱と端梁の結合部において溶接量を低減させることができる。これにより、溶接歪などに起因する妻構体及び台枠の形状精度低下を抑制することができる。
さらに、上記鉄道車両及びその製造方法によれば、妻構体に端梁の一部(妻側端梁)が先組みされることによって、妻構体下部の形状が定められている。よって、妻柱及び隅柱の上部のみが妻桁で連結される場合と比較して、妻構体下部の形状精度の低下を抑制することができる。この妻構体下部を台枠と結合する際に、前述の通り妻構体下部は比較的良好な形状精度を有するので、妻構体下部と台枠(台枠側端梁)とを機械締結することが可能となる。
本発明によれば、鉄道車両構体の妻構体と端梁の結合部において、ガセット等を介さずに妻柱及び隅柱と端梁とを直接的に接合することができる。よって、妻構体と端梁の結合部において溶接量を減らすことができる。また、妻構体と端梁の結合部において、妻構体と端梁とを機械締結することが可能となる。機械締結により溶接量を減らすことができるので、溶接ひずみなどの溶接に起因する形状精度の低下を抑制することができる。
本発明の一実施形態に係る鉄道車両を示す側面図である。 妻構体の主構成要素の正面図である。 妻構体の組立工程の前段を説明する図である。 妻構体の組立工程の後段を説明する図である。 妻構体と台枠との結合部を示す平面図である。
図1は、本発明の一実施形態に係る鉄道車両1を示す側面図である。図1に示されるように、第1実施形態の鉄道車両1は、乗客が搭乗する客室を有する車体12と、車輪13aが設けられて枕バネ14を介して車体12を支持する台車13とを備えている。車体12は、車体底部となる台枠16と、窓開口部17a及びドア開口部17bを有して台枠16の車両幅方向(以下、単に幅方向という)の側部に下端部が接続された側構体17と、台枠16の車両長手方向(以下、単に長手方向という)の端部に下端部が接続された妻構体18と、側構体17及び妻構体18の上端部に接続された屋根構体19とで構成されている。ドア開口部17bは、側構体17において台車13よりも長手方向外方に位置している。車体12の内部空間には、ドア開口部17bよりも長手方向内方において乗客用の座席10が配置されている。また、台枠16の長手方向の端部には、隣接する車両同士を連結するための連結器15が設けられており、連結器15は、妻構体18よりも長手方向外方に向けて突出している。なお、この明細書において、内側や内方の「内」は車体12内部から見て内を示し、外側や外方の「外」は車体12内部から見て外を示すこととする。
図2は妻構体18の主構成要素の正面図である。図2に示されるように、妻構体18は、幅方向両端部において鉛直方向に延びる一対の隅柱2と、隅柱2よりも幅方向内方において鉛直方向に延びる一対の妻柱3と、幅方向に延びる妻桁5と、幅方向に延びる妻側端梁6とを、主構成要素として備えている。隅柱2と妻柱3の上部は妻桁5により幅方向に連結されている。隅柱2と妻柱3の下部は妻側端梁6により幅方向に連結されている。妻側端梁6は、一対の妻柱3間を幅方向に連結する中央部材8と、妻柱3と隅柱2の間を幅方向に連結する2つの側部材9,9とに、3分割されている。
ここで、妻構体18の組立工程とともに、妻構体18の構造について詳細に説明する。図3は妻構体の組立工程の前段を説明する図であり、図4は妻構体の組立工程の後段を説明する図である。図3に示されるように、まず、一対の妻柱3,3の下部が中央部材8で幅方向に連結され、続いて、一対の妻柱3,3の上部が妻桁5に結合される。
妻柱3の幅方向の2面の下部には、下部接合プレート31がそれぞれ固設されている。下部接合プレート31には、下部接合プレート31と妻柱3の壁を貫く複数の締結孔32が設けられている。締結孔32は、妻柱3の製造段階において工場などで穿設加工される。また、妻柱3の他方の妻柱3と対向する面の上部には、上部接合プレート33が固設されている。上部接合プレート33には、上部接合プレート33と妻柱3の壁を貫く複数の締結孔34が設けられている。締結孔34は、妻柱3の製造段階において工場などで穿設加工されてもよいし、妻構体18の組立段階において組立現場で穿設加工されてもよい。さらに、妻柱3の幅方向の2面の上下中途部には、妻面カバー20を取り付けるためのブラケット35が固設されている。なお、本実施形態において、下部接合プレート31と上部接合プレート33は、いずれも厚肉板であって、妻柱3に隅肉溶接されている。そして、妻柱3に溶接された下部接合プレート31と上部接合プレート33に対して機械加工が施されることにより、下部接合プレート31に締結孔32が、上部接合プレート33に締結孔34が、それぞれ形成されるとともに、下部接合プレート31と上部接合プレート33の板厚が調整されている。このようにして、妻柱3における、中央部材8、側部材9,9、及び妻桁5が取り付けられる面の精度が確保されている。
妻側端梁6の中央部材8は、一対の妻柱3間の距離と略等しい幅方向の長さを有している。中央部材8は、長手方向断面が長手方向外方に向けて開放されたU字形状を有する本体部81と、本体部81の幅方向両端に溶接された接合プレート83,83(接合部)とで構成されている。本体部81には、車両長手方向の接合面と、前記接合面の上下に位置する上面及び下面とが一体的に形成されている。本体部81の接合面には、後述する台枠側端梁7との機械締結に用いられる複数の締結孔82が設けられている。接合プレート83には、妻柱3の下部接合プレート31に設けられた複数の締結孔32と対応する位置に、複数の締結孔84が設けられている。なお、本体部81は、長手方向断面がU字形状を含めばよく、例えば、長手方向断面が長手方向外方に向けて開放されたU字形、短U字形、溝形、短溝形、又はC形などの部材であってよい。本体部81がこのような形状を有することにより、後述する台枠側端梁7との接合面が長手方向内側に位置し、この接合面に挿通されるボルト等の締結具を長手方向外側から扱うことができる。また、中央部材8は、本体部81と接合プレート83とが一体的に成形されたものであってもよい。
妻桁5は、一対の隅柱2,2間距離と略等しい幅方向の長さを有している。妻桁5の幅方向の両端には、隅柱2との機械締結に用いられる複数の締結孔51が設けられている。また、妻桁5の幅方向中途部には、妻柱3の上部が挿通される2つの切欠き52,52が設けられている。切欠き52の内部であって、妻柱3の上部接合プレート33と対向するところには、接合プレート53が設けられている。接合プレート53には、妻柱3の上部接合プレート33に設けられた複数の締結孔34と対応する位置に、複数の締結孔54が設けられている。
上記構成の妻柱3と中央部材8において、妻柱3の下部接合プレート31と中央部材8の接合プレート83とが機械締結される。詳細には、妻柱3の下部接合プレート31の締結孔32と、中央部材8の接合プレート83の締結孔84とを貫いてボルトが通され、このボルトで妻柱3の下部接合プレート31が設けられた壁と中央部材8の接合プレート83とが締結される。このボルトには、片側施工タイプの高力ロックボルト(例えば、ハックボルト(登録商標))が用いられる。
上記構成の妻柱3と妻桁5において、妻柱3の上部接合プレート33と、妻桁5の接合プレート53とが機械締結される。詳細には、妻柱3の上部接合プレート33の締結孔34と、妻桁5の接合プレート53の締結孔54とを貫いてボルトが通され、このボルトで妻柱3の上部接合プレート33が設けられた壁と妻桁5の接合プレート53とが締結される。このボルトには、ロックボルトが用いられる。
続いて、図4に示されるように、妻柱3と側部材9が結合され、側部材9と隅柱2が結合され、隅柱2と妻桁5が結合される。
隅柱2の、妻柱3と対向する面の下部には、下部接合プレート21が固設されている。下部接合プレート21には、下部接合プレート21と隅柱2の壁を貫く複数の締結孔22が設けられている。複数の締結孔22は、隅柱2の製造段階で穿設加工される。また、隅柱2の長手方向外側の面には、複数の締結孔23が設けられている。隅柱2の、妻柱3と対向する面の上部には、上部接合プレート24が固設されている。上部接合プレート24には、上部接合プレート24と隅柱2の壁を貫く複数の締結孔25が設けられている。隅柱2の、長手方向外側の面には、妻面カバー20を取り付けるためのブラケット26が固設されている。なお、本実施形態において、下部接合プレート21と上部接合プレート24は、いずれも厚肉板であって、隅柱2に隅肉溶接されている。そして、隅柱2に溶接された下部接合プレート21と上部接合プレート24に対して機械加工が施されることにより、下部接合プレート21に締結孔22が、上部接合プレート24に締結孔25が、それぞれ形成されるとともに、下部接合プレート21と上部接合プレート24の板厚が調整されている。このようにして、隅柱2における、側部材9,9及び妻桁5が取り付けられる面の精度が確保されている。
側部材9は、隅柱2と妻柱3の距離と略等しい幅方向の長さを有している。側部材9は、長手方向外方に向けて開放したU字形状を有する本体部91と、幅方向内方に向けて開放したU字形状を有する接合フレーム92と、接合プレート93とで構成されている。接合フレーム92は、本体部91の長手方向内方に溶接されている。接合プレート93は、本体部81の幅方向内方に溶接されている。接合プレート93には、妻柱3の下部接合プレート31の複数の締結孔32と対応する位置に、複数の締結孔94が設けられている。接合フレーム92の、隅柱2の下部接合プレート21と対峙する面には、下部接合プレート21の複数の締結孔22と対応する複数の締結孔95が設けられている。さらに、接合フレーム92には、幅方向外方へ突出するフランジ96が一体的に設けられている。このフランジ96には、妻柱3の締結孔23と対応する位置に、複数の締結孔97が設けられている。
上記構成の妻柱3と側部材9において、妻柱3の下部接合プレート31と側部材9の接合プレート93とが機械締結される。詳細には、妻柱3の下部接合プレート31の締結孔32と、側部材9の接合プレート93の締結孔94とを貫いてボルトが通され、このボルトで妻柱3の下部接合プレート31が設けられた壁と側部材9の接合プレート93とが締結される。このボルトには、片側施工タイプの高力ロックボルトが用いられる。
また、上記構成の側部材9と隅柱2において、隅柱2の下部接合プレート21と側部材9の接合フレーム92とが機械締結される。詳細には、隅柱2の下部接合プレート21の締結孔22と、側部材9の接合フレーム92の締結孔95とを貫いてボルトが通され、このボルトで隅柱2の下部接合プレート21が設けられた壁と側部材9の接合フレーム92とが締結される。このボルトには、片側施工タイプの高力ロックボルトが用いられる。そして、接合フレーム92のフランジ96の締結孔97と、隅柱2の締結孔22とを貫いてボルトが通され、このボルトで隅柱2の壁と側部材9のフランジ96とが締結される。このボルトには、六角ボルトが用いられる。
さらに、上記構成の隅柱2と妻桁5において、隅柱2の上部接合プレート24と妻桁5とが機械締結される。詳細には、隅柱2の上部接合プレート24の締結孔25と、妻桁5の幅方向両端部に設けられた締結孔51とを貫いてボルトが通され、このボルトで隅柱2の上部接合プレート24と妻桁5とが締結される。このボルトには、ロックボルトが用いられる。
以上の工程により、妻構体18の主要素である隅柱2、妻柱3、妻桁5、及び妻側端梁6が組み上がる。なお、本実施形態に係る妻構体18は先頭構体であって、さらに、妻面カバー20、側パネルなどが上記妻構体18の主構成要素に組み付けられる。妻構体18が連妻構体である場合には、さらに、妻パネルや側パネル、貫通路設備などが上記妻構体18の主構成要素に組み付けられる。
上述の妻構体18の組立工程では、初めに、一対の妻柱3の下部が連結され、続いて、一対の妻柱3の上部が連結されることにより、一対の妻柱3,3の相対位置関係が定められる。続いて、隅柱2と妻柱3の下部が連結され、さらに、隅柱2と妻柱3の上部が連結されることにより、隅柱2と妻柱3の相対位置関係が定められる。従来の鉄道車両構体では端梁は台枠16の構成要素であるが、本実施形態に係る鉄道車両構体では、端梁が妻側端梁6と台枠側端梁7とに分割構成され、妻側端梁6が妻構体18に組み付けられている。このように、妻側端梁6が妻構体18に先組みされることにより、妻構体18の下部の形状精度が高められている。
また、上述の組立工程において、妻側端梁6が3分割構造とされることによって、妻柱3と妻側端梁6とが機械締結され、妻側端梁6と隅柱2とが機械締結された、妻構体18が実現可能となっている。従来の端梁は多数の部材を組み合わせて一体構成であることから、溶接ひずみなどに起因する製造誤差がある。これに対し、本実施形態に係る妻側端梁6は3分割構造とされることで、1部材あたりの幅方向の大きさが小さく、その形状も単純であるので、個々の部材の形状精度が高まる。更に、隅柱2、妻柱3及び妻側端梁6の締結孔は、製造段階で穿設されるため、締結孔の精度は比較的高い。そして、この締結孔を用いて隅柱2と妻側端梁6、妻柱3と妻側端梁6がそれぞれ機械締結されることで、各柱間の位置精度が高められている。よって、隅柱2、妻柱3及び妻側端梁6に幾分の製造誤差があっても、隅柱2と妻側端梁6及び妻柱3と妻側端梁6を機械締結することができ、更に、端梁が多数の部材を組み合わせた一体構造である場合と比較して妻構体18の下部の形状精度が高められている。
また、上述の組立工程において、隅柱2と妻側端梁6及び妻柱3と妻側端梁6をそれぞれ結合するために、組立現場において溶接加工や穿設加工が行われない。したがって、妻構体18の溶接量を低減することができ、溶接ひずみなどに起因する妻構体18の形状精度の低下を抑制することができる。
上述のように、少なくとも隅柱2、妻柱3、妻桁5及び妻側端梁6が組み付けられた妻構体18は、台枠16と結合される。続いて、台枠16の構造と、台枠16と妻構体18の結合構造について説明する。図5は妻構体18と台枠16との結合部を示す平面図である。図5において、妻構体18は隅柱2、妻柱3、及び妻側端梁6のみが示されている。
図5に示されるように、台枠16は、幅方向両端に設けられた一対の側梁71,71と、長手方向中央部において側梁71間を繋ぐように幅方向に延びる枕梁72と、長手方向両端部において側梁71間を繋ぐように幅方向に延びる台枠側端梁7と、台枠側端梁7と枕梁72とを繋ぐ中梁73,73とを備えている。側梁71の長手方向端部にはステー77が固設されている。ステー77には、妻構体18の隅柱2の長手方向内向きの面に設けられた複数の締結孔(図示せず)と対応する位置に、複数の締結孔(図示せず)が設けられている。
平面視において、台枠側端梁7の長手方向外側の形状は、妻構体18の妻側端梁6の長手方向内側の形状と、相補的に対応している。台枠側端梁7の少なくとも妻側端梁6の中央部材8と接合される部分は、長手方向内方に向けて開放したU字形状を有している。台枠側端梁7の長手方向の面には、妻側端梁6の中央部材8の締結孔82と対応する位置に、複数の締結孔75が設けられている。
妻構体18と台枠16とを結合する際には、妻側端梁6の長手方向内側が台枠側端梁7の長手方向外側と接触するように、妻構体18と台枠16とが位置決めされる。そして、台枠16の側梁71に設けられたステー77と妻構体18の隅柱2とが、機械締結される。更に、妻側端梁6と台枠側端梁7とが機械締結される。詳細には、妻側端梁6の中央部材8の締結孔82と、台枠側端梁7の締結孔75とを貫いてボルトが通され、このボルトで妻側端梁6の中央部材8と台枠側端梁7とが締結される。加えて、妻側端梁6の側部材9と台枠側端梁7とが溶接により接合されてもよい。
本実施形態においては、妻構体18の組立のみならず、妻構体18と台枠16の結合も主に機械締結により行われている。前述の通り、妻構体18に妻側端梁6が先組みされることによって、妻構体18下部の形状精度は、台枠側端梁7との機械締結が可能な程度に高められている。これにより、妻構体18と台枠16の機械締結が実現可能となっている。
以上に本発明の好適な実施の形態を説明したが、上記の構成は例えば以下のように変更することができる。
例えば、上記実施形態において、妻構体18の隅柱2と妻側端梁6、及び、妻柱3と妻側端梁6はいずれも機械締結されているが、これらが溶接されていてもよい。この場合も、妻側端梁6が3分割構造を有し、妻柱3と中央部材8の接合、妻柱3と側部材9の接合、側部材9と隅柱2の接合の順に行われる。妻柱3と中央部材8、妻柱3と側部材9、側部材9と隅柱2の、各溶接個所においてガセットは不要であり、溶接量を従来と比較して低減することができる。
また、例えば、上記実施形態の妻構体18は先頭構体であるが、妻構体18の特徴的な構造が連妻構体に適用されてもよい。また、妻構体18の一対の妻柱3は、一対の衝突柱や、一対の貫通路柱であってもよい。
1 鉄道車両
2 隅柱
3 妻柱
5 妻桁
6 妻側端梁
7 台枠側端梁
8 中央部材(第1の構成部材)
81 本体部
83 接合プレート
9 側部材(第2及び第3の構成部材)
91 本体部
92 接合フレーム
93 接合プレート
12 車体
13 台車
16 台枠
17 側構体
18 妻構体
19 屋根構体

Claims (8)

  1. 台枠、側構体、妻構体及び屋根構体が結合されて成る鉄道車両であって、
    前記妻構体が、
    車両幅方向中央部に設けられた一対の妻柱と、
    前記車両幅方向両端部設けられた一対の隅柱と、
    前記一対の妻柱及び前記一対の隅柱の上部結合する妻桁と、
    前記一対の妻柱及び前記一対の隅柱の下部結合するように前記車両幅方向に延びる妻側端梁とを備え、
    前記妻側端梁が、前記妻柱間に配置されてそれらの間を前記車両幅方向に繋ぐ第1の構成部材と、前記妻柱と前記隅柱の間に配置されてそれらの間を前記車両幅方向に繋ぐ第2及び第3の構成部材とから構成されている、鉄道車両。
  2. 前記台枠が、前記妻側端梁と結合される台枠側端梁を備えている、請求項1に記載の鉄道車両。
  3. 前記妻側端梁の構成部材のうち少なくとも1つが、
    車両長手方向向きの接合面と、前記接合面の上下に位置する上面及び下面とから成る、前記車両長手方向外方に向けて開放されたU字形状であって、前記車両幅方向に延びる本体部を有し、
    前記妻側端梁の前記接合面が、前記台枠側端梁の前記車両長手方向の面に接合される、請求項2に記載の鉄道車両。
  4. 前記妻側端梁の構成部材のうち少なくとも1つが、
    前記車両幅方向に延びる本体部と、
    前記本体部の前記車両幅方向両端部において、前記妻柱又は前記隅柱と接合される接合部とを備えている、請求項1〜3のいずれか一項に記載の鉄道車両。
  5. 前記妻柱又は前記隅柱と前記接合部とが対応する締結孔を有し、
    前記締結孔を用いて前記妻柱又は前記隅柱と前記接合部とが機械締結されている、請求項に記載の鉄道車両。
  6. 前記台枠側端梁と前記本体部とが対応する締結孔を有し、
    前記台枠側端梁と前記本体部が機械締結されている、請求項に記載の鉄道車両。
  7. 台枠、側構体、妻構体及び屋根構体が結合されて成り、前記妻構体が一対の妻柱、一対の隅柱、妻桁、及び妻側端梁有する鉄道車両の製造方法であって、
    前記一対の妻柱の下部をそれらの間に配置された前記妻側端梁の第1の構成部材で車両幅方向に連結することと、
    前記一対の妻柱の上部を前記妻桁に結合することと、
    前記妻柱と前記隅柱の下部をそれらの間に配置された前記妻側端梁の第2及び第3の構成部材で前記車両幅方向に連結することと、
    記隅柱の上部を前記妻桁に結合することとを含む、鉄道車両の製造方法。
  8. 前記妻構体に先組みされた前記妻側端梁と、前記台枠の車両長手方向端部に設けられた台車側端梁とを結合することを、更に含む請求項7に記載の鉄道車両の製造方法。
JP2013207980A 2013-10-03 2013-10-03 鉄道車両及びその製造方法 Active JP6243690B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013207980A JP6243690B2 (ja) 2013-10-03 2013-10-03 鉄道車両及びその製造方法
US14/502,607 US9475504B2 (en) 2013-10-03 2014-09-30 Railcar and method for manufacturing the same

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013207980A JP6243690B2 (ja) 2013-10-03 2013-10-03 鉄道車両及びその製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2015071360A JP2015071360A (ja) 2015-04-16
JP6243690B2 true JP6243690B2 (ja) 2017-12-06

Family

ID=52775908

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013207980A Active JP6243690B2 (ja) 2013-10-03 2013-10-03 鉄道車両及びその製造方法

Country Status (2)

Country Link
US (1) US9475504B2 (ja)
JP (1) JP6243690B2 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6374358B2 (ja) * 2015-07-07 2018-08-15 近畿車輌株式会社 鉄道車両構体及びその製造方法
JP7193321B2 (ja) * 2018-11-30 2022-12-20 日本車輌製造株式会社 鉄道車両
CN109760701A (zh) * 2019-02-21 2019-05-17 中车长春轨道客车股份有限公司 一种轨道车辆碰撞柱及含有该碰撞柱的车辆头部结构
RU210440U1 (ru) * 2021-12-20 2022-04-15 Общество С Ограниченной Ответственностью "Рейл1520 Ай Пи" (Ооо "Рейл1520 Ай Пи") Кузов грузового вагона

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0193171U (ja) * 1987-12-14 1989-06-19
JPH0739720Y2 (ja) * 1990-09-17 1995-09-13 川崎重工業株式会社 車両の妻構体
JP2007137350A (ja) * 2005-11-22 2007-06-07 Hitachi Ltd 鉄道車両
US7536958B2 (en) * 2006-05-09 2009-05-26 Raul V. Bravo & Associates, Inc. Passenger rail car
JP5209663B2 (ja) 2010-05-10 2013-06-12 日本車輌製造株式会社 鉄道車両
JP5690199B2 (ja) 2011-04-26 2015-03-25 川崎重工業株式会社 鉄道車両

Also Published As

Publication number Publication date
US20150096460A1 (en) 2015-04-09
JP2015071360A (ja) 2015-04-16
US9475504B2 (en) 2016-10-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
WO2010109732A1 (ja) 車体上部構造
WO2013124962A1 (ja) 鉄道車両
JP6243690B2 (ja) 鉄道車両及びその製造方法
JP5808430B2 (ja) 鉄道車両
WO2014185258A1 (ja) 車体上部構造
CN110481579B (zh) 铁道车辆用构体
JP5881813B2 (ja) 鉄道車両
JP5170188B2 (ja) スライドドア車の下部車体構造
JP5730415B2 (ja) 鉄道車両
JP6110834B2 (ja) 車体側部構造
WO2018066150A1 (ja) 鉄道車両の骨構造及びそれを備えた側構体
CN108001890B (zh) 底横梁、侧墙组件、集装箱及其组合总装方法
JP7443221B2 (ja) 鉄道車両及びその製造方法
JP2013119311A (ja) 車体のフロア構造
JP7443220B2 (ja) 鉄道車両及びその製造方法
KR20120000417A (ko) 센터필러 어퍼 연결구조
JP6374337B2 (ja) 鉄道車両構体
JP4407319B2 (ja) 車体のフロア構造
KR101405033B1 (ko) 자동차의 루프 보강구조
JP2020066376A (ja) 鉄道車両
JP2017200788A (ja) 鉄道車両

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20160422

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20170330

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20170404

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170529

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20171017

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20171110

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6243690

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250