JP6242628B2 - 改札装置 - Google Patents
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Description
[第1の実施の形態]
図1は、第1実施形態である改札装置の概略の外観図である。同図に示す改札装置1は、券媒体または無線カードのいずれか、もしくは両方を用いて改札処理を行う自動改札機である。券媒体は、所定の通行券情報(例えば、乗車可能区間を表す情報、有効期限を示す情報)が磁気記録された券である。券媒体は、例えば、普通乗車券、定期乗車券、特急乗車券、回数乗車券である。無線カードは、ICチップとアンテナとを内蔵したICカードである。交流磁界を発生させているカード読取り部(リーダ・ライタ)20に、無線カードが非接触にまたは接触してかざされることにより、カード読取り部20が発生させる交流磁界に応じて無線カードのアンテナに交流電圧が誘起され、この交流電圧を整流して得た直流電圧に応じてICチップが動作する。電車等交通機関の乗客が携帯する無線カードのICチップには、通行券情報がカード情報として記憶されている。また、駅所員(駅係員、駅員)が携帯する無線カードのICチップには、所持者である当該駅所員を特定する駅員識別情報がカード情報として記憶されている。この駅員識別情報が記録された無線カードを、認証カードと呼ぶ。
履歴情報記憶部70は、履歴情報を記憶する。履歴情報記憶部70は、例えば、半導体記憶装置により実現される。
履歴情報送信部80は、外部装置(例えば、改札装置を監視する監視装置)から送信される要求情報に応じて、履歴情報記憶部70から履歴情報を読み出し、この履歴情報を当該外部装置に送信する。
図3は、改札装置1の履歴情報記憶部70が記憶する履歴情報のデータ構成の例を示す図である。同図において、履歴情報は、カード番号と時刻情報とを関係付けたデータテーブルである。履歴情報に格納されるカード番号は、認証された駅員識別情報である。また、履歴情報に格納される時刻情報は、開錠通知情報を取得した履歴情報生成部60が計時した時刻を示す情報である。具体的に、同図の履歴情報には、カード情報である駅員識別情報“XXXXX XXXX XXXX XXXX”と、時刻情報“2013/08/05 14:32.36”(2013年8月5日14時32分36秒)とが関係付けられて格納されている。また、その履歴情報には、駅員識別情報“YYYYY YYYY YYYY YYYY”と、時刻情報“2013/08/08 7:16.15”(2013年8月8日7時16分15秒)とが関係付けられて格納されている。
図4は、改札装置1の処理手順を示すフローチャートである。
ステップS1において、交流磁界を発生させたカード読取り部20は、無線カードが非接触にまたは接触してかざされることによってその無線カードに内蔵されたICチップと通信を行い、そのICチップからカード情報を読み取り、ステップS2の処理に移す(ステップS1:YES)。
次に、ステップS9において、施錠実行部50は、開けられた扉が閉められたか否かを判定する。そして、施錠実行部50は、扉が閉められたことを検出した場合(ステップS9:YES)、ステップS10の処理に移す。ここで、施錠実行部50は、所定時間継続して扉が閉められないことを検出した場合、ブザーを鳴らしたり、警告灯を点灯させたり、警告情報を監視装置に送信したりすることによって、アラームを報知してもよい。
上述した第1実施形態では、利用が許可された認証カードが用いられることにより、改札装置1が開閉部10のロック機構を開錠する例とした。第2実施形態は、利用が許可された認証カードが用いられることにより、改札装置が開閉部のロック機構を開錠するとともに、リセット動作(初期化動作)を行って通行扉11を開放する例である。第2実施形態では、第1実施形態との相違点についてのみ説明する。
図5は、第2実施形態である改札装置1の処理手順を示すフローチャートである。
ステップS21からステップS24までは、第1実施形態におけるステップS1からステップS4までの処理と同様であるため、これらのステップの説明を省略する。
次に、ステップS29において、施錠実行部50は、開けられた扉が閉められたか否かを判定する。そして、施錠実行部50は、扉が閉められたことを検出した場合(ステップS29:YES)、ステップS30の処理に移す。ここで、施錠実行部50は、所定時間継続して扉が閉められないことを検出した場合、ブザーを鳴らしたり、警告灯を点灯させたり、警告情報を監視装置に送信したりすることによって、アラームを報知してもよい。
また、開錠実行部40は、認証部30が供給するリセット要求情報を取り込むと、改札装置1の制御部をリセットする。具体的に、開錠実行部40は、認証部30からリセット要求情報を取り込んだことに応じて、制御部をリセットして通行扉11を開状態にする。そして、開錠実行部40は、リセット通知情報を施錠実行部50および履歴情報生成部60に供給する。
また、施錠実行部50は、開錠実行部40が制御部をリセットしてから所定時間(例えば、5秒間)が経過した場合、または、この所定時間内に移動体(例えば、人間)の通過が検知された場合、通行扉11を閉じる。具体的に、施錠実行部50は、開錠実行部40が供給するリセット通知情報を取り込んだときから、移動体が通過することなく所定時間が経過した場合、通行扉11を閉じる。また、施錠実行部50は、開錠実行部40が供給するリセット通知情報を取り込んだときから所定時間内に、人感センサによって移動体の通過が検知された場合、通行扉11を初期状態にする。
Claims (5)
- ロック機構を有する開閉部と、
乗客の通行を制御する通行扉と、
無線カードに記録されたカード情報を読み取るカード読取り部と、
前記カード読取り部が読み取った前記カード情報に応じて前記開閉部の前記ロック機構を開錠すると共に前記通行扉を開状態にし、前記ロック機構を開錠してから前記開閉部が開けられないまま所定時間が経過した場合、または、前記所定時間内に開けられた前記開閉部が閉められた場合、前記ロック機構を施錠すると共に前記通行扉を初期状態にする制御部と、
を備える改札装置。 - 前記カード情報を含む履歴情報を生成する履歴情報生成部を更に備える、
請求項1記載の改札装置。 - 前記開閉部は、当該改札装置に設けられた集札箱のカバーを含む、
請求項1または2記載の改札装置。 - 前記開閉部は、当該改札装置に設けられた操作部のカバーを含む、
請求項1または2記載の改札装置。 - 前記履歴情報生成部は、開錠実行部が前記開閉部の前記ロック機構を開錠したときの時刻を示す時刻情報をも含めて前記履歴情報を生成する、
請求項2記載の改札装置。
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