JP6242132B2 - ガスボンベの破封装置および消火ガス噴射器 - Google Patents

ガスボンベの破封装置および消火ガス噴射器 Download PDF

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本発明は、例えば家庭若しくは事務所または車載用の簡易消火器に好適で、簡単な構成によって小さな力で容易かつ速やかに破封し得るとともに、装填した小形ガスボンベによる消火を速やかに行なえるようにした、ガスボンベの破封装置および消火ガス噴射器に関する。
例えば小形ガスボンベの封板として、薄肉の金属板をキャップ状に成形し、その筒状の脚をガスボンベの口元部に挿入し、周縁のフランジ部を前記口元部にカシメまたは溶接し、その上面中央に倒円または角錐台状の凹部を設け、該凹部の底面に鋭い隅角部を有する亀裂予定部を形成して、封板の亀裂を促すようにしたものがある(例えば、特許文献1参照)。
しかし、前記封板は、製作が高価になる上に、これを破封するニ−ドルの尖端部を凹部に突き刺して押し破る構成上、封板の凹部の板厚や径およびその深さ、亀裂予定部の形状および針管の尖端形状等に厳格な寸法管理を要するにも拘わらず、破封時における亀裂促進ないし亀裂波及効果が概して低く、大きな押圧力を要する上に破封に時間が掛かる、という問題があった。
ところで、ガスボンベの破封を要するものとして消火器があり、その一般的なものとして、小形ガスボンベの口元部に封板を封着し、前記ガスボンベの上部周面のネジ部を蓋部材にねじ込んで装填し、破封時は蓋部材の上部に設けた固定レバ−と、該レバ−に回動可能に連結した作動レバ−を握持操作し、作動レバ−に上端部を掛け止めた破封部材を下動し、その尖端部を封板に突き刺して破封するようにしたものがある(例えば、特許文献2参照)。
しかし、前記消火器は、破封部材の下端部が大径で、その尖端部で封板を押し破る構造上、破封に腕力を要し、しかも固定レバ−と作動レバ−の握持操作に多大の労力を要する上に、大形かつ大重量で移動や消火操作に不便で使用し辛いという問題があった。
このため、前記問題を解決するものとして、小形かつ軽量の種々の簡易消火器が提案されている。その構造は大別すると、ガスボンベの封板の破封方式によって、筒体またはカバーを回すものと、操作ブロックを押し下げるものと、筒体の頭部または底部を叩くものとに分かれている。
このうち、筒体またはカバーを回すものとして、ガスボンベを収容する管体と、該管体の上端部に螺着した上方カバー体と、ガスボンベの口元ネジにねじ込み可能なボンベ嵌着体と、撃針を装着したノズル体とを備え、ボンベ嵌着体の中央筒部を管体の上端部の開口部に差し込み、前記中央筒部の内側にノズル体を挿入し、該ノズル体の上部を上方カバー体の開口部に差し込み、消火時には上方カバー体または管体を軸回りに回動し、撃針をガスボンベ側へ移動して封板を破封し、冷却ガスをノズル体の噴口から噴出するものがある(例えば、特許文献3参照)。
また、操作ブロックを押し下げるものとして、ガスボンベを収容可能なケースの上部に操作面と安全ブロックの掛り部を設け、前記ケースの内部に撃針を備えた軸本体を上下に摺動可能に装着し、該軸本体の止め溝をリテイナーで掛け止め、消火時には掛り部を介して安全ブロックを引き下げ、更に操作面を押圧してリテイナーを奥部へ移動し、止め溝と開口孔の端縁との係合を解除して、軸本体をスプリングの弾性で押し下げ、撃針をガスボンベ側へ移動して封板を破封し、噴出ガスを軸本体の内部へ導き、これを噴射孔から噴射するものがある(例えば、特許文献4参照)。
更に、筒体の頭部または底部を叩くものとして、カバーを被着したパイプ体の内部にガスボンベを収容し、その下端に皿状のノズルを取り付けるとともに、パイプ体の上端部にプッシャーガイド体を取り付け、該ガイド体に撃針を装着したプッシャーを摺動可能に装着し、常時はプッシャーにセーフティプレートを差し込んで、その移動を阻止する一方、プッシャーガイド体の内部にボンベレシーバーを取り付け、該レシ−バ−にガスボンベの口元ネジを螺着し、消火時にプッシャーに取り付けたセーフティプレートを抜き取り、プッシャーの外部を手で叩いて内側へ押し込み、撃針をガスボンベ側へ移動して封板を破封し、噴出ガスをパイプ体の内部から軸本体の内部へ導き、これを噴射孔から噴射するものがある(例えば、特許文献5参照)。
しかし、前記簡易消火器のうち、筒体またはカバーを回すものは、回動量に対する撃針の変位が小さく、封板を充分に破封するためには、筒体またはカバーの回動量を増量しなければならず、そのようにすると破封に手間が掛かって、迅速に消火できない、という問題があった。
また、操作ブロックを押し下げるものは、安全ブロックの引き下げ操作と操作面の押圧操作を要し、消火時の操作が煩雑になる、という問題があった。
更に、筒体の頭部または底部を叩くものは、消火時の操作が比較的簡単で迅速に消火できるが、セーフティプレートが外部に表出しているため、該プレートが悪戯や誤まって引き抜かれると、封板が破封される惧れがあった。
このような問題を解決するものとして、出願人は種々の消火ガス噴射器を開発して提案している。例えば、車載用の消火ガス噴射器具として、ガスボンベの口元部のネジ部をねじ込み可能な外殻部材の上端部に破封ノブを着脱可能に設け、消火時に破封ノブを破封杆の上部から引き抜いて、破封ノブと外殻部材の上端部との間に空隙部を形成し、その空隙分、破封杆を押圧して下端の尖端部をガスボンベの封板に刺し込んで破封し、破封後は破封ノブの押圧力を解除して破封ノブを噴出ガスによって押し上げ、封板直上の貫通孔をノズル孔に連通させて、消火ガスを外部へ噴出して消火する一方、ガスボンベの底部にハンマ−部材を突設し、非常時にハンマ−部材によって車両のウインドガラスを破砕し、また外殻部材にシ−トベルト導入溝を設け、該導入溝にカッタ−を配置し、非常時にシ−トベルトを前記導入溝に導入して切断し、車両からの脱出を図るようにしたものがある(例えば、特許文献6参照)
しかし、前記消火器具は消火時、タブを起こして破封ノブを引き抜いた後、破封ノブを押圧して破封し、破封ノブが消火ガスの噴出圧力によって原位置に復帰した後、消火ガスを外部へ噴出して消火可能になるため、タブの引き起こしから消火までの操作が煩雑で時間が掛かるとともに、破封ノブの押圧に大きな腕力を要するという問題があった。
前記問題を解決する他の車載用の消火ガス噴射器具として、噴射筒を突設した照明筒の周面に複数の警告灯を配置し、これらの警告灯を操作レバ−の操作時に点滅し、夜間の非常時における道路交通の安全を確保する一方、噴射筒の内部に破封ホルダとボンベホルダを上下に配置し、これらを近接離反動可能に設けるとともに、破封ホルダの内部に制御弁を取付け、該制御弁を常時は閉弁し、噴射筒の外部に設けたハウジングに操作レバ−の一端を回動可能に取付け、該操作レバ−を握持しバネ受けを押圧して、制御弁を開弁するとともに、ボンベホルダにガスボンベの口元部をねじ込んで装着し、破封時はガスボンベを回動して針管を封板に突き刺し、噴出した消火ガスをボンベホルダの貫通孔に滞留させ、破封後、操作レバ−を握持して制御弁を開弁し、前記滞留した消火ガスを破封ホルダのノズル孔から噴射筒の外部へ噴出して消火するようにしたものがある(例えば、特許文献7参照)。
しかし、前記消火器具は構造が複雑で高価な制御弁を要する上に、破封時にはガスボンベの回動操作を要して操作が煩雑になり、速やかな消火に応じられないばかりか、破封ないし操作レバ−の操作に大きな腕力を要するという問題があった。
特公昭63−34360号公報 特開平11−299916号公報 特開平9−103512号公報 特開2000−189534号公報 特許第2890097号公報 特許第5148623号公報 WO 2011/121889 A1
本発明はこのような問題を解決し、例えば家庭若しくは事務所または車載用の簡易消火器に好適で、簡単な構成によって小さな力で容易かつ速やかに破封し得るとともに、装填した小形ガスボンベによる消火を速やかに行なえるようにした、スボンベの破封装置および消火ガス噴射器を提供することを目的とする。
請求項1の発明は、口元部を封板で封着したガスボンベを着脱可能に装着したボンベホルダと、ノズル孔に連通する貫通孔を内部に備え、下端部に尖端部を形成した破封部材を有する破封ホルダと、を備えた破封装置を設け、該破封ホルダの下端部を前記ボンベホルダに摺動可能に配置し、前記ボンベホルダと破封ホルダの外側に筒状ハウジングを配置し、該筒状ハウジングに破封ホルダを固定し、前記破封装置の上部に略逆L字形状の操作レバ−の基端部を回動可能に連結し、前記破封ホルダの尖端部を介し封板を破封可能したガスボンベの破封装置において、前記ボンベホルダを筒状ハウジングの下半部に摺動可能に装着し、前記操作レバ−の基端部内側面を筒状ハウジングの上端面に係合可能に配置し、操作レバ−の操作を介し筒状ハウジングを上下動可能に設け、筒状ハウジングの上下動に破封ホルダを一体に移動可能に設け、操作レバ−の操作によって筒状ハウジングを押し下げ、これに破封ホルダとその尖端部を同動させて容易に破封し得るようにしている。
請求項の発明は、破封装置の上部に、操作レバ−の基端部を内外二つのピンを介して回動可能に連結し、前記内側のピンを支点に操作レバ−を回動可能に設け、破封ホルダの尖端部を封板に刺し込み可能に設けるとともに、外側のピンを支点に操作レバ−を回動可能に設け、前記破封ホルダを更に下動可能に設け、破封ホルダの下端部外周を封板の内側に挿入可能にし、破封ホルダの尖端部を封板に刺し込み後、外側のピンを支点に操作レバ−を回動して、実質的な破封時における労力の負担を軽減し、小さな力によって容易に破封し得るようにしている。
請求項の発明は、破封ホルダにノズル孔を形成した噴射筒を軸方向に摺動可能に挿入し、該噴射筒に突設したフランジを操作レバ−に係合可能に配置し、前記噴射筒の周面に環状溝を形成するとともに、噴射筒の内部にノズル孔に連通する通孔と前記環状溝に連通する透孔を形成し、前記操作レバ−の回動変位を介して噴射筒を移動可能に設け、前記環状溝と破封ホルダの貫通孔とを連通可能に設け、操作レバ−の回動変位に噴射筒の移動を連係して、破封後の消火ガスを確実かつ安全に噴出し得るようにしている。
請求項の発明は、破封後、前記操作レバ−の回動変位を介して環状溝と破封ホルダの貫通孔との導通を遮断し、消火ガスを破封ホルダの内部に残留可能に設け、消火ガスの空費を防止し、その有効利用を図るようにしている。
請求項の発明は、破封装置の上部に安全装置を着脱可能に取付け、該安全装置を、破封装置に係止可能なピンを突設した剥離タブと、操作レバ−と破封装置の各凹溝に係合可能なストッパと、剥離タブとストッパとを連結した柔軟な連結片とで構成し、簡単な構成によって操作レバ−の作動を規制し、確実かつ安全に破封し得るようにしている。
請求項の発明は、口元部を封板で封着したガスボンベを着脱可能に装着したボンベホルダと、ノズル孔に連通する貫通孔を内部に備え、下端部に尖端部を形成した破封部材を有する破封ホルダと、を備えた破封装置を設け、該破封ホルダの下端部を前記ボンベホルダに摺動可能に配置し、前記ボンベホルダと破封ホルダの外側に筒状ハウジングを配置し、該筒状ハウジングに破封ホルダを固定し、前記破封装置の上部に略逆L字形状の操作レバ−の基端部を回動可能に連結し、前記破封ホルダの尖端部を介し封板を破封可能したガスボンベの破封装置において、前記ボンベホルダを筒状ハウジングの下半部に摺動可能に装着し、前記操作レバ−の基端部内側面を筒状ハウジングの上端面に係合可能に配置し、操作レバ−の操作を介し筒状ハウジングを上下動可能に設け、該筒状ハウジングの上下動に破封ホルダを一体に移動可能に設けるとともに、前記操作レバ−の基端部を内外二つのピンを介して回動可能に連結し、前記内側のピンを支点に操作レバ−を回動し破封部材の尖端部を介して破封可能に設け、外側のピンを支点に操作レバ−を回動し破封ホルダを更に下動可能に設け、破封部材の外周を封板の内側に挿入可能に設け、破封を小さな力で容易かつ速やかに行なうとともに、破封ホルダの尖端部を封板に刺し込み後、外側のピンを支点に操作レバ−を回動して、実質的な破封時における労力の負担を軽減し、小さな力による破封を増進するようにしている。
請求項の発明は、破封ホルダにノズル孔を形成した噴射筒を軸方向に摺動可能に挿入し、該噴射筒に突設したフランジを操作レバ−に係合可能に配置し、前記噴射筒の周面に環状溝を形成するとともに、噴射筒の内部にノズル孔に連通する通孔と前記環状溝に連通する透孔を形成し、前記操作レバ−の回動変位を介して噴射筒を移動可能に設け、前記環状溝と破封ホルダの貫通孔とを連通可能に設け、操作レバ−の回動変位に噴射筒の移動を連係して、破封後の消火ガスを確実かつ安全に噴出し得るようにしている。
請求項の発明は、破封後、前記操作レバ−の回動変位を介して環状溝と破封ホルダの貫通孔との導通を遮断し、消火ガスを破封ホルダの内部に残留可能に設け、消火ガスの空費を防止し、その有効利用を図るようにしている。
請求項9の発明は、破封装置の外周面にシートベルトを挿入可能なシートベルト導入溝を設け、該導入溝に臨ませてカッタ−を配置し、専用のシートベルトカッタ−を要することなくシートベルトを切断して、非常時における乗員の拘束を解除するようにしている。
請求項10の発明は、ガスボンベの底部に尖端部を有するハンマ−部材を設け、該ハンマ−部材の尖端部を介してウィンドガラスを破砕可能にし、専用のガラス破砕器具を要することなくウィンドガラスを破砕して、非常時における乗員の車室からの脱出を可能にしている。
請求項1の発明は、ボンベホルダを筒状ハウジングの下半部に摺動可能に装着し、前記操作レバ−の基端部内側面を筒状ハウジングの上端面に係合可能に配置し、操作レバ−の操作を介し筒状ハウジングを上下動可能に設け、筒状ハウジングの上下動に破封ホルダを一体に移動可能に設けたから、操作レバ−の操作によって筒状ハウジングを押し下げ、これに破封ホルダとその尖端部を同動させて容易に破封することができる。
請求項2の発明は、破封装置の上部に、操作レバ−の基端部を内外二つのピンを介して回動可能に連結し、前記内側のピンを支点に操作レバ−を回動可能に設け、破封ホルダの尖端部を封板に刺し込み可能に設けるとともに、外側のピンを支点に操作レバ−を回動可能に設け、前記破封ホルダを更に下動可能に設け、破封ホルダの下端部外周を封板の内側に挿入可能にしたから、破封ホルダの尖端部を封板に刺し込み後、外側のピンを支点に操作レバ−を回動して、実質的な破封時における労力の負担を軽減し、小さな力によって容易に破封することができる。
請求項の発明は、破封ホルダにノズル孔を形成した噴射筒を軸方向に摺動可能に挿入し、該噴射筒に突設したフランジを操作レバ−に係合可能に配置し、前記噴射筒の周面に環状溝を形成するとともに、噴射筒の内部にノズル孔に連通する通孔と前記環状溝に連通する透孔を形成し、前記操作レバ−の回動変位を介して噴射筒を移動し、前記環状溝と破封ホルダの貫通孔とを連通可能に設けたから、操作レバ−の回動変位に噴射筒の移動を連係して、破封後の消火ガスを確実かつ安全に噴出することができる。
請求項の発明は、破封後、前記操作レバ−の回動変位を介して環状溝と破封ホルダの貫通孔との導通を遮断し、消火ガスを破封ホルダの内部に残留可能に設けたから、消火ガスの空費を防止し、その有効利用を図ることができる。
請求項の発明は、破封装置の上部に安全装置を着脱可能に取付け、該安全装置を、破封装置に係止可能なピンを突設した剥離タブと、操作レバ−と破封装置の各凹溝に係合可能なストッパと、剥離タブとストッパとを連結した柔軟な連結片とで構成したから、簡単な構成によって操作レバ−の作動を規制し、確実かつ安全に破封することができる。
請求項の発明は、ボンベホルダを筒状ハウジングの下半部に摺動可能に装着し、前記操作レバ−の基端部内側面を筒状ハウジングの上端面に係合可能に配置し、操作レバ−の操作を介し筒状ハウジングを上下動可能に設け、該筒状ハウジングの上下動に破封ホルダを一体に移動可能に設けるとともに、前記操作レバ−の基端部を内外二つのピンを介して回動可能に連結し、前記内側のピンを支点に操作レバ−を回動し破封部材の尖端部を介して破封可能に設け、外側のピンを支点に操作レバ−を回動し破封ホルダを更に下動可能に設け、破封部材の外周を封板の内側に挿入可能に設けたから、破封を小さな力で容易かつ速やかに行なえるとともに、破封ホルダの尖端部を封板に刺し込み後、外側のピンを支点に操作レバ−を回動して、実質的な破封時における労力の負担を軽減し、小さな力による破封を増進することができる。
請求項の発明は、破封ホルダにノズル孔を形成した噴射筒を軸方向に摺動可能に挿入し、該噴射筒に突設したフランジを操作レバ−に係合可能に配置し、前記噴射筒の周面に環状溝を形成するとともに、噴射筒の内部にノズル孔に連通する通孔と前記環状溝に連通する透孔を形成し、前記操作レバ−の回動変位を介して噴射筒を移動可能に設け、前記環状溝と破封ホルダの貫通孔とを連通可能に設けたから、操作レバ−の回動変位に噴射筒の移動を連係して、破封後の消火ガスを確実かつ安全に噴出することができる。
請求項の発明は、破封後、前記操作レバ−の回動変位を介して環状溝と破封ホルダの貫通孔との導通を遮断し、消火ガスを破封ホルダの内部に残留可能に設けたから、消火ガスの空費を防止し、その有効利用を図ることができる。
請求項9の発明は、破封装置の外周面にシートベルトを挿入可能なシートベルト導入溝を設け、該導入溝に臨ませてカッタ−を配置し、専用のシートベルトカッタ−を要することなくシートベルトを切断して、非常時における乗員の拘束を解除することができる。
請求項10の発明は、ガスボンベの底部に尖端部を有するハンマ−部材を設け、該ハンマ−部材の尖端部を介してウィンドガラスを破砕可能にし、専用のガラス破砕器具を要することなくウィンドガラスを破砕して、非常時における乗員の車室からの脱出を可能にすることができる。
以下、本発明を二酸化炭素を充填した小形ガスボンベを装填する家庭用または車載用の消火ガス噴射器に適用した図示の実施形態について説明すると、図1乃至図13において1は内部に消火ガスである二酸化炭素を充填した小形のガスボンベで、該ガスボンベ1の口元部に破封装置2が着脱可能に取付けられている。
実施形態のガスボンベ1は、外径約40mm、長さ約130mm、風袋約90mlで、内部に消火ガスとして約4MPaの二酸化炭素を充填し、充填後の重量が約300gのものを用い、消火ガスの充填後、口元部周縁に薄肉鋼板製の円形の封板3を溶接して封着し、底部に後述のハンマ−部材を取付けている。
前記封板3はガスボンベ1と同質の鋼板、実施形態では板厚0.3mmの薄肉鋼板を略12mmの円板状に形成し、その中央に直径約2mmの小径の破封溝4をプレス成形し、その上面をメッキしている。
この場合、前記破封溝4は円形の環状溝の他に、図8(a)のような楕円形の環状溝、または図8(b),(c)のような半円形ないし湾曲状の両端部を後方に延設した略U字形状若しくは舌片形状、更に図8(d),(e)のように半円形ないし湾曲状に形成することも可能である。
前記破封溝4の外径、すなわち凹溝間距離は、図7に示すように後述する針管の外径と略同径に形成され、その断面は図7のようにV字形若しくは半円形または凹状曲面状に形成され、この破封溝4に後述する針管の尖端部を押圧して、凹溝の破断を促し凹溝の底部で区画した内側部分の亀裂ないし破封を促すようにしている。図中、3aは封板の破封後の破封片である。
前記ガスボンベ1の口元部周面にネジ部5が形成され、該ネジ部5を破封装置2に組み付けたボンベホルダ6にねじ込んで取付けている。
前記破封装置2は、強靭かつ軽量な合成樹脂によって異形の筒状に形成され、その内部に前記ボンベホルダ6と、該ボンベホルダ6の上方に摺動可能に配置した破封ホルダ7と、前記ボンベホルダ6と破封ホルダ7を内部に収容した筒状ハウジング8と、破封装置2の外側を区画する一対のアウタ−カバ−9a,9bと、アウタ−カバ−9a,9bの内側に上端部を回動可能に連結した操作レバ−10と、を組み付けている。
このうち、ボンベホルダ6はアルミニウムダイカストによって略円筒状に成形され、その下端部に前記ネジ部5をねじ込み可能なネジ孔11が形成されている。前記ボンベホルダ6の内部にネジ孔11に連通するガイド孔12が形成され、該ガイド孔12に破封ホルダ7と一体の小径軸部13が摺動可能に挿入されている。
図中、14はボンベホルダ6の周面の直径方向に形成したピン孔で、該ピン孔14,14にピン15,15を圧入し、その外端部を筒状ハウジング8の後述するガイド溝を貫通して、アウタ−カバ−9a,9bの内側に形成したピン孔16,16に挿入し、筒状ハウジング8を上下動可能に支持している。
前記ネジ孔11とガイド孔12の境界部に段付孔17が形成され、該孔17にOリング18を配置して、段付孔17と封板3との気密を保持させている。
前記破封ホルダ7はアルミニウム材によって略円筒状に形成され、その下端部に前記小径軸部13を突設し、その内部に通孔19を貫通形成している。前記小径軸部13の下端部に破封部材であるスプリングピン製の針管20が圧入され、その尖端部20aを常時は破封溝4の直上に位置させている。
図中、21は小径軸部13の周面に装着したOリング、22は通孔19の上端部に配置した閉塞ピンで、そのフランジ22aと、通孔19の上端部の段付孔23との間に配置したバネ24の弾性によって上方に付勢し、かつ通孔19の内側口縁部とフランジ22aとの間に配置したOリング25によって、通孔19の開口部の気密を維持させている。
前記ボンベホルダ6と破封ホルダ7との間にリセットスプリング26が介挿され、該スプリング26の弾性によって破封ホルダ7と筒状ハウジング8を上方へ移動可能に付勢している。
また、破封ホルダ7の周面の直径方向にピン27,27が突設され、その先端部が筒状ハウジング8のピン孔に挿入されて、筒状ハウジング8と破封ホルダ7とを同動可能にしている。
実施形態では、一方のピン27を後述する噴射筒のピン挿入孔から挿入して破封ホルダ7の周面に圧入し、他方のピン27を筒状ハウジング8のピン孔に挿入している。
図中、30は破封ホルダ7の周面に形成した噴口で、その奥部に通孔19に連通するノズル孔31が開口されている。
前記筒状ハウジング8は合成樹脂によって八角柱状に成形され、その内部に円形断面の中空室32が形成され、該中空室32に前記ボンベホルダ6摺動可能に収容している。
前記筒状ハウジング8の上端面に通孔19に連通する透孔33が開口され、また下部周面の対向位置に前記ガイド孔28,28が形成されていて、該ガイド孔28,28に前記ピン15,15が挿入されている。
前記ピン15,15の先端部はアウタ−カバ−9a,9bの内側面に形成したピン孔16,16に係止され、前ピン15,15を介して筒状ハウジング8を上下動可能に支持している。
前記筒状ハウジング8の上部周面に楕円柱状の噴射筒34が突設され、その内部に噴口30に連通する噴射孔35と、ピン挿入孔36が上下に配置され、該挿入孔36にピン27の先端部が係止され、その他端部が破封ホルダ7に圧入されていて、該ピン27,27を介して破封ホルダ7と筒状ハウジング8とを同動可能にしている。
前記一対のアウタ−カバ−9a,9bは、破封装置2を前後方向に二つ割りして樹脂成形され、その内側に筒状ハウジング8の片側を収容する船底状の凹部38と、ガスボンベ1の上部片側を収容する漏斗状の凹部39が形成され、前記凹部38の上下位置に前記ピン孔16,29が形成されている。
前記アウタ−カバ−9a,9bの接合面は平坦面に形成され、その前部に仕切壁40が形成され、また後部にシートベルト導入溝41が斜め下向きに形成され、該導入溝41に臨ませてカッタ−42がピン43,43を介して支持され、これがアウタ−カバ−9a,9bの接合面に挟持されている。
図中、44はシートベルト導入溝41の奥部に設けた尖端部を有するベルト逃がし部で、シートベルト45の切り口を拡開して円滑に裁断可能にしている。
前記アウタ−カバ−9a,9bの上部に凹溝45a,45bが形成され、該凹溝45a,45bの後端部に大小二つの円弧状のピン孔46,47が設けられ、その前部に円形断面のピン孔48a,48bが垂直に形成され、またアウターカバー9a,9bの前端部に矩形の凹溝49a,49bが形成されている。
前記操作レバ−10は一対のレバ−ピ−ス50,51と、それらの下部を連結したレバ−ケ−ス52とからなり、このうちレバ−ピ−ス50,51は、肉厚の鋼板をプレス成形して左右対称の略逆L字形状に形成している。
前記レバ−ピ−ス50,51の後端部に、ピン孔52,53が図11に示すように近接して形成され、これらにピン54,55が圧入され、該ピン54,55の先端部が前記ピン孔46,47に移動可能に挿入されている。
また、レバ−ピ−ス50,51の前端上部に凹溝56,57が形成され、その下方に抱持部58,59が略コ字形断面に折曲され、該抱持部58,59の内側に噴射筒34が上下動可能に収容されている。
図中、60,61はレバ−ピ−ス50,51の後述する補強ビードに形成した凹溝、62はレバ−ピ−ス50,51の下部に装着した合成樹脂製のレバ−ケ−ス62である。
前記レバ−ケ−ス62は略コ字形断面に樹脂成形され、その内側に補強ビード63が突設され、該ビード63の両側とレバ−ケ−ス62の両側壁との間に係合溝64,65が形成され、該係合溝64,65にレバ−ピ−ス50,51の下部が挿入されている。
そして、補強ビード63に形成した前記凹溝60,61にビス66をねじ込み、その頭部の座面を前記凹溝60,61に着座して、レバ−ピ−ス50,51を保持している。
図中、67はレバ−ケ−ス62の握持側端面に複数形成した摩擦形成用の凹溝、68は破封装置2の前部に設けた凹溝で、アウタ−カバ−9a,9bの内面と仕切壁40,40とで区画形成され、該凹溝68に操作レバ−10の下部を挿入可能にしている。
前記破封装置2の上端部に安全装置69が着脱可能に取付けられ、これは合成樹脂製の剥離タブ70とストッパ71、およびこれらを連結する柔軟な合成樹脂製の連結片72とで構成されている。
このうち、剥離タブ70は平板状の舌片形状に形成され、その先端部にリング状の保持部73が形成され、後端部に一対のピン74を突設し、該ピン74を前記ピン孔48a,48bに抜き差し可能に嵌合している。
前記ストッパ71は前記凹溝49a,49bと、凹溝56,57に係合可能な矩形板状に形成され、ストッパ71の抜き差し操作によって操作レバ−10の回動操作を実行または不可能にしている。
図中、71a,71aはストッパ71の端部に突設した一対の弾性片で、その先端部に突起が設けられ、該突起を凹溝49a,49b内の側壁に係合可能にしている。
この他、図中、75はガスボンベ1の底面に取付けたハンマ−部材で、これは鋼製の保持リング76と、鋼製部材を焼き入れ処理したハンマ−軸77とで構成し、該ハンマ−軸77の先端に尖端部77aを形成している。
そして、ガスボンベ1に二酸化炭素を充填し、口元部を封板3でシール後、保持リング76をガスボンベ1の底面に溶接し、かつその際、ハンマ−軸77を弾性部材のCリング78と一緒に保持リング76に挿入して、Cリング78を保持リング76の内側のテ−パ面79に係合して、ハンマ−軸77を強固に取付けている。
図中、80,81は破封装置2の下部周面の前後位置に形成した凹状湾曲面の握持部で、該握持部80,81に摩擦形成用の複数の凹溝82,83が形成されている。
なお、この実施形態では破封ホルダ7と筒状ハウジング8の上端部に通孔19と透孔33を形成し、これを閉塞ピン21とOリング25によって閉塞しているが、破封ホルダ7と筒状ハウジング8の上端部を閉塞することも可能である。
このように構成したガスボンベの破封装置および消火ガス噴射器は、封板3を製作してガスボンベ1に取付け、また構成部材を製作して破封装置2を組み付け、この破封装置2を組み込んで消火ガス噴射器を組み付ける。
先ず、封板3を製作する場合は、その素材である薄厚鋼板をガスボンベ1の口元部より若干小径の円板状にプレス成形し、その中央に針管20と略同径の破封溝4をプレス成形し、これを二酸化炭素を充填したガスボンベ81の口元部に載せて周縁を溶接する。
前記破封溝4の形状は、図6および図8(a)のような環状溝や、図8(b),(c)のような略U字形状若しくは舌片形状、または図8(d),(e)のような円弧状ないし湾曲状に形成する。このように前記封板3は、従来の封板に比べ構成が簡単で容易に製作できるから、これを安価に製作できる。
こうして、ガスボンベ1に封板3を取付け後、その底面に保持リング76を溶接し、その中央の通孔にCリング78とハンマ−軸77を挿入し、Cリング78を保持リング76の内側のテ−パ面79に係合してハンマ−軸77を強固に取付け、保持リング76の外側にハンマ−軸77の尖端部77aを突出させる。
そして、ガスボンベ1に封板3とハンマ−部材75を取付け後、ガスボンベ1と封板3とハンマ−部材75を一緒にメッキし、これを合理的に表面処理する。
前記破封装置2は、一対のアウタ−カバ−9a,9bと、ボンベホルダ6と破封ホルダ7、筒状ハウジング8と操作レバ−10、それに安全装置69とからなり、このうちアウタ−カバ−9a,9bは破封装置2を前後方向に二つ割りして樹脂成形し、その内側に船底状の凹部38を形成し、上部に凹溝45a,45bを形成し、下部に漏斗状の凹部39を形成し、前部に仕切壁40を突設して凹溝68を形成し、後部にシ−トベルト導入溝41を形成する。
前記ボンベホルダ6をアルミニウムダイカストによって略円筒状に成形し、その下端部にネジ孔11を形成し、内部にネジ孔11に連通するガイド孔12を形成し、その下端部の段付孔17にOリング18を装着する。
そして、周面の直径方向にピン孔14,14を形成し、該ピン孔14,14にピン15,15を圧入する。この場合、ピン15,15は、ボンベホルダ6を筒状ハウジング8に挿入後、筒状ハウジング8のガイド孔28,28の外側から圧入して、筒状ハウジング8を上下動可能に組み付ける。
前記破封ホルダ7をアルミニウム材によって略円筒状に形成し、その上部周面に一方のピン27を突設し、その先端部を筒状ハウジング8のピン孔に挿入し、筒状ハウジング8に破封ホルダ7を組み付け後、一方のピン27を噴射筒34のピン挿入孔から挿入して圧入し、他方のピン27を筒状ガイド8の外側から破封ホルダ7に圧入する。
前記破封ホルダ7の上部周面に噴口30を形成し、該噴口30の奥部に通孔19に連通するノズル孔31を形成し、また破封ホルダ7の下端部に小径軸部13を突設し、その内部に通孔19を貫通形成するとともに、小径軸部13の下部周面に環状溝を形成し、該環状溝にOリング21を取付け、小径軸部13の下端部に針管20を圧入する。
前記筒状ハウジング8を合成樹脂によって八角柱状に成形し、その内部に円形断面の中空室32を形成し、上端面に通孔19に連通する透孔33を開口し、下部周面の対向位置に縦長のガイド孔28,28を形成する。
前記筒状ハウジング8の上部周面に楕円柱状の噴射筒34を突設し、その内部に噴口30に連通する噴射孔35と、ピン挿入孔36を上下に配置する。
前記操作レバ−10を一対の鋼板製のレバ−ピ−ス50,51と、それらの下部を連結する合成樹脂製のレバ−ケ−ス52とで構成し、このうちレバ−ピ−ス50,51を鋼板をプレス成形して左右対称の略逆L字形状に形成し、その後端部にピン孔52,53を近接して形成し、これらのピン孔52,53にピン54,55を圧入する。
前記レバ−ピ−ス50,51の前端上部に凹溝56,57を形成し、その下方に抱持部58,59を略コ字形断面に折曲形成する。
一方、レバ−ケ−ス62を略コ字形断面に樹脂成形し、その内側に補強ビード63を突設し、該ビード63の両側とレバ−ケ−ス62の両側壁との間に係合溝64,65を形成する。
そして、レバ−ケ−ス62をレバ−ピ−ス50,51の下部に装着し、その係合溝64,65にレバ−ピ−ス50,51の下部を差し込み、その補強ビ−ド63の中間部にビス66をねじ込み、これを凹溝60,61上に着座してレバ−ピ−ス50,51を固定し、操作レバ−10を図5のように組立てる。
前記安全装置69を合成樹脂製の剥離タブ70とストッパ71、およびこれらを連結する柔軟な合成樹脂製の連結片72とで構成し、このうち剥離タブ70を平板状の舌片形状に形成し、その先端部にリング状の保持部73を形成し、後端部に一対のピン74を突設する。
前記ストッパ71を矩形板状に樹脂成形し、その端部に一対の弾性片71a,71aを突設し、かつその先端部に突起を外側に突設する。
こうして製作した各構成部材を組み付ける場合は、先ずボンベホルダ6のガイド孔12に破封ホルダ7の小径軸部13を挿入し、ボンベホルダ6と破封ホルダ7との間にセットスプリング26を配置するとともに、破封ホルダ7の貫通孔19の上部に閉塞ピン22を挿入し、そのフランジ22a上にOリング25を装着し、フランジ22aと段付孔23との間にバネ24を介挿する。
この後、前記ボンベホルダ6と破封ホルダ7のアセンブリを筒状ハウジング8内の中空室32に挿入し、閉塞ピン22の上端部を筒状ハウジング8の上端部の透孔33に挿入後、ガイド孔28,28とボンベホルダ6のピン孔14,14を位置合わせし、筒状ハウジング8の外側からピン15,15をピン孔14,14に圧入して、筒状ハウジング8を上下動可能に取付ける。
また、筒状ハウジング8の外側から一方のピン27を破封ホルダ7の周面のピン孔に圧入し、他方のピン27をピン挿入孔36から破封ホルダ7の周面のピン孔に圧入する。
そして、前記操作レバ−10の抱持部58,59にアセンブリ後の筒状ハウジング8の噴射筒34を挿入し、筒状ハウジング8を一方のアウタ−カバ−9aの凹部38に収容し、操作レバ−10の後端部を凹溝45aに収容し、レバ−ピ−ス50,51の後部内側端面を筒状ハウジング8の上端面に係合する。
この後、後部側のピン43,43にカッタ−42を取付け、他方のアウタ−カバ−9bを筒状ハウジング8の外面に被着して、ピン54,55の他端をピン孔46,47に挿入し、一対のアウタ−カバ−9a,9bの接合面を接合する。
そして、安全装置69のピン74,74をアウタ−カバ−9a,9bのピン孔48a,48bに押し込み、ストッパ71を凹溝49a,49b,56,57に差し込んで、一対の弾性片71a,71aを凹溝49a,49bの側壁に圧接し、これを抜け止めする。
こうして破封装置2を組み付け後、ボンベホルダ6のネジ孔11にガスボンベ1のネジ部5をねじ込んで装填する。この状況は図1,4のようである。
このようなガスボンベ1の装填時は、破封ホルダ7と、ピン27,27で連結された筒状ハウジング8とがセットスプリング26によって押し上げられ、針管20の尖端部20aが封板3の破封溝4の直上に位置している。この状況は図11のようである。
また、筒状ハウジング8の上端部がレバ−ピ−ス50,51の後部内側端面に係合して、操作レバ−10をピン47を支点に上向きに回動可能に付勢し、レバ−ケ−ス62が凹溝68の外側に離間して位置し、噴射筒36が抱持部58,59の下側に位置し、その上部周面と抱持部58,59の上部内面との間に空スペ−スが形成されている。この状況は図2,4のようである。
この場合、ストッパ71がアウタ−カバ−9a,9bの凹溝49a,49bと、レバ−ピ−ス50,51の凹溝56,57に差し込まれ、またピン74,74がレバ−ピ−ス50,51のピン孔48a,48bに差し込まれて、レバ−ピ−ス50,51の回動を拘束し、操作レバ−10の作動を阻止して安全装置69を機能させている。この状況は図1乃至図4のようである。
したがって、この状況の下では操作レバ−10の誤操作が阻止され、誤って破封されることはない。なお、ガスボンベ1を装填した消火ガス噴射器は車室の適所、例えばドアの内側に設けた凹状のドアポケットに収容されて保管される。
このような状況の下で消火ガス噴射器を搭載した自動車にトラブルが発生し、乗員が車外へ脱出する場合は、片手で消火ガス噴射器を保持し、その後端部に設けたシ−トベルト導入溝41にシ−トベルト45を挿入し、これを下向きに一気に引き下げてシ−トベルト45をカッタ−41で切り裂く。この状況は図4のようである。
こうしてシ−トベルト45の拘束から乗員を解放後、消火ガス噴射器を略水平に保持し、ハンマ−部材75の尖端部77aを乗員近辺のウィンドガラス(図示略)に向けて勢い良く衝突させて破砕し、この破砕部を拡大させて車外へ脱出する。
このように本発明は非常用の専用部材を要することなく、搭載した消火ガス噴射器によって非常時における乗員の安全を確保することができる。
一方、例えば車室に火災が発生し、これを消火する場合は、前述のようにシートベルト45を切断し、乗員の拘束を解放後、消火ガス噴射器を保持して、先ず安全装置69を取外す。この場合は、安全装置69の剥離タブ73を保持して勢い良く引き上げ、ピン74,74をピン孔48a,48bから引き抜く。
この後、連結片72を前方へ引張ってストッパ71を凹溝49a,49bおよび凹溝56,57から引き抜き、ストッパ71によるレバ−ピ−ス50,51ないし操作レバ−10の拘束を解除する。
この後、破封装置2を片手で握持してレバ−ケ−ス62に手を掛け、内側のピン54を支点に操作レバ−10を内側に回動する。
このようにすると、レバ−ピ−ス50,51が操作レバ−10の回動変位に同動し、その後部内端が筒状ハウジング8の上端部を押圧して、該ハウジング8をセットスプリング26に抗して押し下げ、これに破封ホルダ7が同動してセットスプリング26を押し縮める。
そして、針管20が封板3に接近し尖端部22aが破封溝4の直上に移動して、破封溝4に突き刺さり、僅かに破封される。この状況は図12(a)〜(b)のようである。
こうして尖端部22aが破封溝4の凹溝底部を押圧して突き破ると、その破封性向が薄肉の凹溝の底部に沿って形成され、凹溝に沿った破封が促進される。
一方、操作レバ−10が回動し破封が開始されると、ピン54,55がピン孔46,47に沿って移動し、このうち外側のピン55が短小のピン孔47を移動して奥部に係合する。
このため、操作レバ−10が外側のピン55を支点に同方向に回動して封板3を突き破り、その外周が封板3の内側へ挿入されて、ガスボンベ1の消火ガスがガイド孔12に勢い良く噴出し、貫通孔19を経てノズル孔31から外部へ噴出する。この状況は図12(c)および図13のようである。
このように封板3の実質的な破封は、操作レバ−10が外側のピン55を支点に回動して行なわれるから、内側のピン54を支点にした破封に比べ、梃子の原理によって操作レバ−10の回動力ないし尖端部22aの押圧力が低減され、その分小さな力で容易に破封し得る。
しかも、前述のように尖端部22aによる破封溝4の押圧に伴い、破封性向が凹溝に沿って促がされるから、その分尖端部22aの押圧力ないし操作レバ−10の回動力が軽減される。
消火後、レバ−ケ−ス62から手を離すと、筒状ハウジング8と破封ホルダ−7がセットスプリング26によって押し上げられ、レバ−ピ−ス50,51の後部側内端面が筒状ハウジング8に押し上げられて、ピン55を支点に復帰回動し原位置に復帰する。
この後、消火ガスを費消したガスボンベ1を取外し、代わりに新たなガスボンベ1を装填して次期使用を待機する。
図14乃至18は本発明の他の実施形態を示し、前述の実施形態の構成と対応する部分に同一の符号を用いている。このうち、図14および図15は本発明の第2の実施形態を示し、この実施形態は噴射筒34を筒状ハウジング8と分離し、該噴射筒34を筒状ハウジング8の上部に形成した通孔80を介して、破封ホルダ7に形成した貫通孔19に連通するスライド孔81に摺動可能に挿入している。
前記噴射筒34は中間部周面にフランジ82を突設し、該フランジ82と破封ホルダ7の周面との間にバネ83を介挿し、該バネ83の弾性によって前方へ移動可能に付勢している。
前記噴射筒34の中間部周面に内部に連通する環状溝84が形成され、該環状溝84の両側に各環状溝を介してOリング85、86、87が装着され、スライド孔81の気密を維持させている。
前記噴射筒34の内部にノズル孔31に連通する通孔88が形成され、該通孔88の中間部に環状溝84に連通する透孔89が形成されている。図中、90は通孔88の後端部を閉塞するビスである。
なお、図示を省略したが封板3の中央に前述と同様な破封溝4が形成され、また破封装置2の上端部に前述と同様な安全装置69が着脱可能に取付けられている。
この第2の実施形態の破封操作前は、噴射筒34がバネ83によって前方へ付勢され、その後端部のビス90が破封ホルダ7の後部周面に係合して、噴射筒34の前方への突出を規制している。
また、この第2の実施形態における安全装置69の着脱操作と、シートベルト導入溝41およびカッタ−42によるシートベルト45の切断と、ハンマ−部材75によるウィンドガラスの破砕操作は、前述の実施形態と同様である。
次に、この第2の実施形態の消火ガス噴射器による消火操作は、先ず安全装置69を取外して操作レバ−10ないしレバ−ピ−ス50,51の拘束を解除し、レバ−ケ−ス62を握持して操作レバ−10をピン54,55を支点に順次回動し、筒状ハウジング8と破封ホルダ7を押し下げて封板3を破封する。
この場合の外側のピン55による操作レバ−10の回動力ないし尖端部20aによる破封力の低減、および凹溝による破封の促進作用は前述の実施形態と同様である。
こうして、前記破封によってガスボンベ1の消火ガスが段付孔17からガイド孔12に噴出し、これが針管20から貫通孔19へ移動する。
一方、操作レバ−10の回動操作によって、抱持部58,59の後端部がフランジ82に係合し、噴射筒34をバネ83に抗して後方へ移動する。
そして、噴射筒34の後方移動によって、環状溝84が貫通孔19に連通すると、貫通孔19内の消火ガスが環状溝84から透孔89を経て通孔88に導かれ、これがノズル孔31から噴射孔35を経て火元へ噴射される。この状況は図14のようである。
一方、破封直後、操作レバ−10から手を離すと、筒状ハウジング8と破封ホルダ7がセットスプリング26によって押し上げられ、筒状ハウジング8と係合下のレバ−ピ−ス50,51の後部内端部が押し上げられて、操作レバ−10がピン55を支点に上向きに回動する。
このため、抱持部58,59の後端部と噴射筒34のフランジ81との係合が解除され、噴射筒34がバネ83によって前方へ突出して環状溝84と貫通孔19との連通が解除され、貫通孔19の上側開口部が閉塞されて貫通孔19とノズル孔31との導通が遮断されて消火ガスの噴射が停止される。
したがって、消火ガスの一部がガイド孔12や貫通孔19に残留する。
そこで、操作レバ−10を握持して噴射筒34を後方へ移動し、環状溝84を貫通孔19に連通させれば、残留ガスが貫通孔19から環状溝84を経て透孔89に導かれ、通孔88を移動して外部へ噴出される。
このようにこの第2の実施形態は、操作レバ−10の回動変位によって、筒状ハウジング8と破封ホルダ7を下動させ、これに噴射筒34の後退変位を連係させて、貫通孔19を環状溝84に連通させて消火ガスを外部へ安全に噴出する一方、破封直後に操作レバ−10を手離すことによって、消火ガスの一部を内部に残留させ、その空費を防止するとともに、操作レバ−10の再操作によって残留ガスを外部へ噴出させ、その有効利用と迅速な消火を図るようにしている。
図16乃至図18は破封溝4の他の形態を示し、薄厚鋼板をプレス成形した各破封溝4の平面形態を図示している。
このうち、図16および図17の形態は封板3の中央部に破封溝4を十字状に形成し、各溝の溝幅を等幅に形成し溝底を大径の凹状曲面に形成していて、各溝の中央部の隅角部と中心とを斜状の境界線91で区画し、破封時における破封溝4の破封性向を促すようにしている。この場合、各溝底を一定深さの平坦面に形成しても良い。
図18は破封溝4の別の形態を示し、各破封溝4を種々の平面形態に形成している。
このうち、(a)は二つの半円弧状の破封溝4を背中合わせに配置し、その中央部に針管20の尖端部20aを押し当てて、二つの破封溝4を溝方向に沿って同時かつ速やかに破封させるようにしている。
(b)は6個の直線状の破封溝4を等角度に放射状に配置して星印状に形成し、その中央部に針管20の尖端部20aを押し当て、等角度度位置に配置した6個の破封溝4を溝方向に沿って同時かつ速やかに破封させるようにしている。
(c)は(b)の応用形態に係り、8個の直線状の破封溝4を等角度に放射状に配置し、その中央部に針管20の尖端部20aを押し当て、等角度度位置に配置した8個の破封溝4を溝方向に沿って同時かつ速やかに破封させるようにしている。
このように本発明のガスボンベの破封装置および消火ガス噴射器は、簡単な構成によって小さな力で容易かつ速やかに破封し得るとともに、装填した小形ガスボンベによる消火を速やかに行なえるようにしたから、例えば家庭若しくは事務所または車載用の簡易消火器に好適である。
本発明を適用した消火ガス噴射器を示す正面図で、消火ガスの噴出前の状況を示している。 図1の正面図で、その要部を示している。 図1の平面図である。 図3のA−A線に沿う断面図の要部を示している。 本発明の要部を分解して示す斜視図である。 本発明に使用したガスボンベの平面図で、封板の破封溝を図示している。 図6のB−B線に沿う拡大断面図である。 本発明に適用した破封溝の種々の形状を示す平面図で、(a)は楕円形の環状溝、(b),(c)は略U字形状ないし舌片形状、(d),(e)は半円形および湾曲線状に形成している。
本発明に使用した操作レバ−の背面図である。 図9のC−C線に沿う断面図である。 本発明に使用した操作レバ−を構成するレバ−ピ−スの正面図である。 本発明を適用した封板の破封部材による破封状況を拡大して示す断面図で、(a)は破封部材の尖端部が封板の凹溝に挿入されて押圧している状況を示し、(b)は破封部材の尖端部が封板の破封溝を押し破って刺し込まれた状況を示し、(c)は破封部材の下端部の外周が封板の内側に挿入された状況を示している。
本発明を適用した消火ガス噴射器の要部を示す断面図で、操作レバ−を操作して破封を完了し消火ガスを噴出している状況を示している。 本発明の第2の実施形態の消火ガス噴射器の要部を示す断面図で、消火ガスの噴出前の状況を示している。 前記第2の実施形態の消火ガス噴射器の消火ガスの噴出時の状況を示している。 本発明に使用した破封溝の他の形態を示す平面図である。 図16のD−D線に沿う拡大断面図である。 (a),(b),(c)は本発明に使用した封板と破封溝の別の形態を示す平面図である。
1 ガスボンベ
2 破封装置
3 封板
4 破封溝
6 ボンベホルダ
7 破封ホルダ
8 筒状ハウジング
10 操作レバ−
12 ガイド孔
19 貫通孔
20 破封部材(針管)
20a 尖端部
31 ノズル孔
41 シ−トベルト導入溝
45 シ−トベルト
49a,49b 凹溝
54 ピン(内側のピン)
55 ピン(外側のピン)
56,57 凹溝
69 安全装置
70 剥離タブ
71 ストイッパ
72 連結片
74 ピン
75 ハンマ−部材
77a 尖端部
82 フランジ
84 環状溝
88 通孔
89 透孔

Claims (10)

  1. 口元部を封板で封着したガスボンベを着脱可能に装着したボンベホルダと、ノズル孔に連通する貫通孔を内部に備え、下端部に尖端部を形成した破封部材を有する破封ホルダと、を備えた破封装置を設け、該破封ホルダの下端部を前記ボンベホルダに摺動可能に配置し、前記ボンベホルダと破封ホルダの外側に筒状ハウジングを配置し、該筒状ハウジングに破封ホルダを固定し、前記破封装置の上部に略逆L字形状の操作レバ−の基端部を回動可能に連結し、前記破封ホルダの尖端部を介し封板を破封可能したガスボンベの破封装置において、前記ボンベホルダを筒状ハウジングの下半部に摺動可能に装着し、前記操作レバ−の基端部内側面を筒状ハウジングの上端面に係合可能に配置し、操作レバ−の操作を介し筒状ハウジングを上下動可能に設け、該筒状ハウジングの上下動に破封ホルダを一体に移動可能に設けたことを特徴とするガスボンベの破封装置。
  2. 前記破封装置の上部に、操作レバ−の基端部を内外二つのピンを介して回動可能に連結し、前記内側のピンを支点に操作レバ−を回動可能に設け、破封ホルダの尖端部を封板に刺し込み可能に設けるとともに、外側のピンを支点に操作レバ−を回動可能に設け、前記破封ホルダを更に下動可能に設け、破封ホルダの下端部外周を封板の内側に挿入可能にした請求項1記載のガスボンベの破封装置。
  3. 前記破封ホルダにノズル孔を形成した噴射筒を軸方向に摺動可能に挿入し、該噴射筒に突設したフランジを操作レバ−に係合可能に配置し、前記噴射筒の周面に環状溝を形成するとともに、噴射筒の内部にノズル孔に連通する通孔と前記環状溝に連通する透孔を形成し、前記操作レバ−の回動変位を介して噴射筒を移動可能に設け、前記環状溝と破封ホルダの貫通孔とを連通可能に設けた請求項記載のガスボンベの破封装置。
  4. 破封後、前記操作レバ−の回動変位を介して環状溝と破封ホルダの貫通孔との導通を遮断し、消火ガスを破封ホルダの内部に残留可能に設けた請求項記載のガスボンベの破封装置。
  5. 前記破封装置の上部に安全装置を着脱可能に取付け、該安全装置を、破封装置に係止可能なピンを突設した剥離タブと、操作レバ−と破封装置の各凹溝に係合可能なストッパと、剥離タブとストッパとを連結した柔軟な連結片とで構成した請求項1記載のガスボンベの破封装置。
  6. 口元部を封板で封着したガスボンベを着脱可能に装着したボンベホルダと、ノズル孔に連通する貫通孔を内部に備え、下端部に尖端部を形成した破封部材を有する破封ホルダと、を備えた破封装置を設け、該破封ホルダの下端部を前記ボンベホルダに摺動可能に配置し、前記ボンベホルダと破封ホルダの外側に筒状ハウジングを配置し、該筒状ハウジングに破封ホルダを固定し、前記破封装置の上部に略逆L字形状の操作レバ−の基端部を回動可能に連結し、前記破封ホルダの尖端部を介し封板を破封可能したガスボンベの破封装置において、前記ボンベホルダを筒状ハウジングの下半部に摺動可能に装着し、前記操作レバ−の基端部内側面を筒状ハウジングの上端面に係合可能に配置し、操作レバ−の操作を介し筒状ハウジングを上下動可能に設け、該筒状ハウジングの上下動に破封ホルダを一体に移動可能に設けるとともに、前記操作レバ−の基端部を内外二つのピンを介して回動可能に連結し、前記内側のピンを支点に操作レバ−を回動し破封部材の尖端部を介して破封可能に設け、外側のピンを支点に操作レバ−を回動し破封ホルダを更に下動可能に設け、破封部材の外周を封板の内側に挿入可能に設けたことを特徴とする消火ガス噴射器。
  7. 前記破封ホルダにノズル孔を形成した噴射筒を軸方向に摺動可能に挿入し、該噴射筒に突設したフランジを操作レバ−に係合可能に配置し、前記噴射筒の周面に環状溝を形成するとともに、噴射筒の内部にノズル孔に連通する通孔と前記環状溝に連通する透孔を形成し、前記操作レバ−の回動変位を介して噴射筒を移動可能に設け、前記環状溝と破封ホルダの貫通孔とを連通可能に設けた請求項6記載の消火ガス噴射器。
  8. 破封後、前記操作レバ−の回動変位を介して環状溝と破封ホルダの貫通孔との導通を遮断し、消火ガスを破封ホルダの内部に残留可能に設けた請求項記載の消火ガス噴射器。
  9. 前記破封装置の外周面にシートベルトを挿入可能なシートベルト導入溝を設け、該導入溝に臨ませてカッタ−を配置した請求項6記載の消火ガス噴射器。
  10. 前記ガスボンベの底部に尖端部を有するハンマ−部材を設け、該ハンマ−部材の尖端部を介してウィンドガラスを破砕可能にした請求項6記載の消火ガス噴射器。
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