JP6240834B2 - 照明器具 - Google Patents

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Description

本発明は、器具本体内にLED素子が実装されたLED基板及び該LED基板に電力を供給する電源回路を備えた照明器具に関する。
近年、間接照明が多く用いられるようになり、例えば、空間の雰囲気を向上するために、対象物の一部を強調して照明することができるスポットライトが用いられている。スポットライトは、局所的な範囲を照らす灯具であって、その本体部分に回動及び回転自在のアーム等の支持部材を取り付けて、光の照射方向を変更可能とし、建物の天井や壁に設置されている。このようなスポットライト型の照明器具として、器具本体内にLED素子が実装されたLED基板と該LED基板に電力を供給する電源回路を備えた照明器具が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1では、支持部材である可変ブラケットを介して天井に取り付けられ、光の照射方向を変更することが可能であるスポットライト型の照明器具が開示されている。このスポットライト型の照明器具は、器具本体(灯具)内にLED基板と電源回路(特許文献1では、符号23で示す電源ユニット)が搭載されている。このスポットライト型の照明器具は、器具本体が可変ブラケットにより天井から吊り下げられており、当該可変ブラケットの下端に光の照射方向を上下方向に可変するための軸支部(可動部)を設けたものである。このスポットライト型の照明器具は、ユーザーが光の照射方向を変更しようとした場合、器具本体を把持して動かすことで、軸支部を支点として器具本体が上下に回動し、光の照射方向を変更することができる。
特開2011−170990号公報
しかし、特許文献1に開示された照明器具のように、器具本体(灯具)内に電源回路を搭載するものは、器具本体内の空間が制限されるため軸支部を器具本体の外部に設けるものが多い。一方、照明器具のコンパクト化を図るために器具本体の内部に軸支部を設ける構成を考慮した場合、器具本体内に搭載された電源回路を回避して電源回路の後部(特許文献1では、符号23で示す電源ユニットの後部)に軸支部を設ける構成が考えられるが、このような構成の場合、器具本体の全長が長くなり、器具本体のコンパクト化を図る上で不利になる。
そこで、本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、器具本体内の電源回路を回避して支持部材の軸支部を器具本体内に設けるとともに、器具本体のコンパクト化を図った照明器具を提供することを目的とする。
本発明の解決しようとする課題は以上の如くであり、次にこの課題を解決するための手段を説明する。
即ち、本願に開示する照明器具は、
筒状の器具本体と、
前記器具本体内における前記器具本体の軸方向一端側に配置される光源部と、
前記器具本体内における前記器具本体の軸方向他端側に配置され、前記光源部に電気的に接続される電源回路と、
前記器具本体を、前記器具本体外の支持部材に回動自在に支持する軸支部と、を備え、
前記電源回路は、前記器具本体内の中心軸の軸線からオフセットした位置に配置され、
前記器具本体は、前記電源回路をオフセットした方向とは逆側に空間を有し、
前記軸支部は、前記空間内で前記軸線に対してオフセットされた位置であって、前記軸線を挟んで、前記電源回路に対して前記器具本体の径方向に対向する位置に配置されるものである。
本願に開示する照明器具において、
前記光源部は、LED素子が実装されたLED基板である構成とすることが好ましい。
本願に開示する照明器具において、
前記器具本体の軸方向他端側を閉塞して固定される端板部を備え、
前記軸支部は、
前記端板部に設けられる構成とすることが好ましい。
本願に開示する照明器具において、
前記支持部材の一端は、前記軸支部を介して前記端板部に取り付けられ、前記支持部材の他端は、固定された被取付部に取り付けられ、
前記器具本体を軸支部を中心に回動して、前記器具本体の軸方向を、前記支持部材の他端の軸方向に沿って配置した場合に、前記器具本体の軸線と、前記支持部材の他端の軸線とが同一軸線上となる構成とすることが好ましい。
本発明によれば、器具本体内の電源回路を回避して支持部材の軸支部を器具本体内に設
けるとともに、器具本体のコンパクト化を図ることができる。
本発明の一実施形態に係る照明器具を示す斜視図。 同じく照明器具を示す斜視図。 端板部とアーム部を器具本体に取り付ける状態を示す斜視分解図。 本発明の一実施形態に係る照明器具(器具本体が軸線Dに対して垂直な状態 の場合)を示す側面断面図。 同じく照明器具(器具本体が軸線Dに対して平行な状態の場合)を示す側面 断面図。 器具本体を示す斜視図。 (a)は図6において器具本体をA方向から見た図、(b)は器具本体の側 面一部断面図。
次に、発明の実施の形態を説明する。
先ず、本実施形態に係る照明器具100の全体構成について、図1から図7を用いて説明する。なお、以下の説明では、照明器具100の「前側」は光を照射する側とし、「後側」は前側の反対側として説明する。
図1及び図2に示すように、照明器具100は、例えば、天井等の取付壁部に取り付けて使用されるスポットライトである。照明器具100は、LED102aが実装されたLED基板102と、このLED基板102に電力を供給する電源回路103と、LED基板102及び電源回路103を収納する器具本体21と、端板部22と、器具本体21を支持するための支持部材であるアーム部115と、このアーム部115の一端を軸支する軸支部116と、取付プラグ117を備える。器具本体21は、LED基板102を収納するLEDケーシング部104と、このLEDケーシング部104とは隔壁25を介して別区画として構成され、電源回路103を収納する電源ケーシング部105とを備えている。なお、取付プラグ117は、被取付部の一例である。被取付部は、天井や壁に直接固定できる取付部品(スタッドやフランジなどと呼ばれる部品)で実現してもよい。
なお、本実施形態においては、器具本体21としてLEDケーシング部104、隔壁25及び電源ケーシング部105を一体的な部品として形成しているが、特に限定するものではない。例えば、LEDケーシング部、隔壁25及び電源ケーシング部をそれぞれ別体の部品として形成し、これらを組み付けて器具本体として構成されるものであってもよい。
LED基板102は、器具本体21内における器具本体21の軸方向一端側(本実施形態では、前端側)に配置される光源部である。LED基板102は、円板状に加工されたプリント配線板上の中央部に、LED(発光ダイオード)102aが配置されて実装されている。LED102aは、例えばCOB(Chip on Board)素子で構成することができる。LED102aは、例えばプリント配線板上に直接形成されたLED素子と、アノード電極と、カソード電極とを備える。LED102aには、レンズ106が装着されている。なお,LED102aは、LEDチップ部品がプリント配線板上に半田付けにより実装される構成としてもよい。
図6、図7に示すように、器具本体21は、器具本体21の軸方向両端が開放された筒状体で、その内部空間が隔壁25で閉塞された容器形状の成形体である。器具本体21は、例えばインパクト成形により一体成形された容器形状成形体である。すなわち、器具本体21は、円盤状の隔壁25を介して円筒状の前方筒体である第1容器と同じく円筒状の後方筒体である第2容器とが対向配置された構造を有している。第1容器は、LED基板102を収納するLEDケーシング部104であり、第2容器は、電源回路103と後述する軸支部116を収納する電源ケーシング部105である。LEDケーシング部104及び電源ケーシング部105は、器具本体21が例えばインパクト成形を用いて成型された容器形状成形体である場合、それぞれが有する周壁の肉厚が器具本体21の軸方向に亘って均一である。器具本体21は、例えば金属材料(本実施形態では純アルミニウム又はアルミニウム合金)からなる熱伝導性材料で構成される。なお、器具本体21の形状及びそれに含まれる各部(隔壁25等)の形状は、一例である。また、以下の説明では、器具本体21の円筒軸に沿う方向を「器具本体21の軸方向」と称し、円筒軸に直交する方向を「器具本体21の径方向」と称する。
また、本実施形態の器具本体21は、インパクト成形により器具本体21を一体的な部品として成形されたものであるが、特に器具本体21の製造方法を限定するものではない。器具本体21の製造方法としては、例えば、薄板からの絞り加工等によっても器具本体21を製造することができる。
また、本実施形態においては、図4に示すように、LEDケーシング部104の周壁の肉厚が電源ケーシング部105の周壁の肉厚よりも厚くなるように構成されているが、特に限定するものではない。例えば、用途、形状や機能に応じて適宜LEDケーシング部104や電源ケーシング部105の各周壁の肉厚を設定すればよい。
隔壁25は、その前面及び後面にそれぞれ前方筒体であるLEDケーシング部104と、後方筒体である電源ケーシング部105とを有するように一体的に形成され、LEDケーシング部104と電源ケーシング部105とを区画するための所定厚さの円盤状部分である。なお、「一体的」とは、成形により単一部品として形成された状態をいう。隔壁25には、図7(a)に示すように、第1平行リブ111の前端部近傍には、配線を通すための貫通孔25aが設けられている。該貫通孔25aには、LEDケーシング部104に収納されたLED基板102から延出されるコードが挿通される。このコードは、電源ケーシング部105に収納された電源回路103に電気的に接続される。なお、LED基板102から延出されるコードは、本明細書では図示を省略している。
器具本体21を構成する材料は、特に限定するものではなく、金属材料、樹脂材料やこれらを複合して用いることができる。本実施形態のようにLED基板102を光源部として用いる場合は、器具本体21を構成する材料として熱伝導性が高いことが好ましく、本実施形態では純アルミニウム(JISA1000番台)、あるいはアルミニウム合金から構成される。器具本体21を、例えばインパクト成形で形成する場合、本発明はこれらアルミ系材料に限定されず、器具本体21を構成する材料をインパクト成形にて成形可能な他の材料を用いることができる。このような他の材料としては、例えば、銅、マグネシウム、鉄、ニッケル、及びこれらの合金などが含まれる。
端板部22は、器具本体21(電源ケーシング部105)の軸方向他端側(本実施形態では後端側)に取り付けられて、該電源ケーシング部105の後端部の開放された部分を閉塞して固定するための略円盤状の部材である。端板部22には、電源回路103に接続される電源コード119を内蔵したアーム部115の一端が挿通されるアーム差込口105cが開口されている。アーム差込口105cは、後面視において端板部22の中央から端板部22の径方向に沿って所定幅で形成されている。端板部22は、端板部22(器具本体21)の中心軸である軸線Cからオフセットした位置において前方に突出して形成される略ドーム状の空間である収容部22aと、該収容部22aに連通するとともに端板部22の軸線C近傍に前方にテーパ状に突出して形成される空間であるテーパ部22bと、から構成される。収容部22aは、断面視略円弧状であり、アーム部115の一端である軸支基部115bを収容するとともに軸支する部分である。端板部22は、その外縁に端板部22の外周部において後方に突出する外縁部22cを有し、該外縁部22cにはU字形の切欠き22dが形成されている。切欠き22dは、器具本体21がアーム部115の他端である円筒部115aの中心軸である軸線Dに対して垂直状態(図4参照、器具本体21の軸線Cとアーム部115の軸線Dとの角度が約90°の状態)になった際に、アーム部115の円筒部115aが係合される部分である。テーパ部22bは、器具本体21がアーム部115の円筒部115aの軸線Dに対して平行状態(図5参照、器具本体21の軸線Cとアーム部115の軸線Dとの角度が約0°の状態)になった際に、アーム部115のアームテーパ部115cが当接して支持される部分である。テーパ部22bは、アーム部115に対する器具本体21の回動範囲を制限する部分である。すなわち、器具本体21をアーム部115の軸線Dに対して所定の角度(本実施形態では約0°)となるまで回動させるとアーム部115のアームテーパ部115cが、図5に示すように端板部22に設けられたテーパ部22bに当接して、アーム部115が所定の角度以上に回動することを制限する。収容部22aには、後述する軸支部116となる取付ネジを挿通するため、後述する一対のネジ孔114に対応する位置に図示しない一対のネジ孔が形成されている。
端板部22は、該端板部22の周縁部に設けられている取付孔(図示せず)と、電源ケーシング部105の第1平行リブ111・111の後端部に設けられているネジ溝112・112とに、ネジが螺挿されることにより、端板部22と器具本体21(電源ケーシング部105)とが組み付けられるように構成されている。なお、例えば円筒状のピンを第1平行リブ111・111に嵌合させて端板部22を器具本体21に固定する構成にすれば、ネジ溝112は省略することができる。
アーム部115は、器具本体21を軸支部116により回動自在に支持する支持部材である。アーム部115は、図3、図4に示すように、アーム部115の一端から他端にかけて連通する中空の部材である。アーム部115は、該アーム部115の一端側に位置する軸支基部115b及びアームテーパ部115cと、該アーム部115の他端側に位置する円筒部115aとを備える。円筒部115aは、断面視略円弧状(少なくとも一部に円弧形状部を含む形状)の軸支基部115bに連通する。アームテーパ部115cは、円筒部115aの一端を斜めに遮るように形成される。軸支基部115bは、図3に示すように、一対のネジ孔114が形成される。軸支基部115bは、軸支部116である取付ネジにより端板部22の収容部22aに形成された一対のネジ孔(不図示)及び軸支基部115bに形成された一対のネジ孔114に回動可能に連結される。アームテーパ部115cは、器具本体21がアーム部115の軸線Dに対して平行状態(図5参照、器具本体21の軸線Cがアーム部115の軸線Dに対して約0°の状態)になった際に、端板部22のテーパ部22bに当接して支持される部分である。アーム部115は、その内部に取付プラグ117と電源回路103との間を繋ぐ複数のコード119を挿通可能であり、アーム部115内に複数のコード119を挿通した状態で軸支部116を支点としてアーム部115を回動することができる。このように、アーム部115の軸支基部115bが軸支された端板部22が器具本体21の後端部に取り付けられると、アーム部115の軸支基部115bは、電源ケーシング部105内において回動自在となるように支持され、アーム部115の軸線Dに対して約0°から90°の可動範囲において、軸支部116である取付ねじを回動軸として器具本体21を回動することができる。これにより、器具本体21の導出口104aから導出される照明光の照射方向を上下方向に可変することができる。アーム部115の円筒部115aは、取付プラグ117内にアーム部115の軸線D周りに360度回動可能に取り付けられる。
なお、本実施形態の軸支部116に代えて、屈曲可能なヒンジの一例であるボールジョイントを軸支部として用いることもできる。
取付プラグ117は、アーム部115の円筒部115aを保持するとともに、天井等の取付壁部に埋めこまれた配線器具に取付けられるプラグである。取付プラグ117は、天井等の取付壁部に埋めこまれた配線器具に取付られることによって、器具本体21が天井等の取付壁部に取付けられるともに、外部商用電源から電力が供給されるように構成されている。
なお、器具本体21の直径、長さ、前方筒体であるLEDケーシング部104側面の厚み、後方筒体である電源ケーシング部105側面の厚み、隔壁25の厚みは任意の寸法であるので、器具本体21の要求される仕様(強度、重量、熱伝導性、意匠性等)や用途に応じて各値を適宜任意の値を設定することができる。
また、本実施形態では、器具本体21として円筒形状の部品を挙げたが、器具本体21は、円筒形状に限らない。例えば、断面形状が多角形の筒状の部品を用いることもできる。
LEDケーシング部104は、LED基板102を収納するための筒状部材である。LEDケーシング部104は、前端が開放された円筒状に形成され、この円筒の中空部にLED基板102が収納されている。LEDケーシング部104に一体的に形成される隔壁25の前面は、平らに形成されており、LEDケーシング部104の隔壁25の前面には、前記LED基板102が電気絶縁部材(不図示)を介して固着されている。LEDケーシング部104の前面には、LED102aの光を導出するための導出口104aが、開口されている。導出口104aは、レンズ106の直径よりも大きく、正面視円形に形成されている。なお、導出口104aを塞ぐ位置に、透光性又は透明性を有するカバーを備えてもよい。
電源ケーシング部105は、電源回路103を収納するための筒状部材である。電源ケーシング部105は、隔壁25を介してLEDケーシング部104に一体的に形成される部分である。電源ケーシング部105は、後端が開放された円筒状に形成され、この円筒の中空部に電源回路103が収納されている。電源ケーシング部105に一体的に形成される隔壁25の後面は、平らに形成されている。電源ケーシング部105は、LEDケーシング部104と隔壁25とを介して一体的に形成され、LEDケーシング部104と略同一断面形状を有する円筒状に形成され、LEDケーシング部104と軸心を同じくするように形成されて一の筒状体となるように構成されている。
電源回路103は、器具本体21内における器具本体21の軸方向他端側(本実施形態では、後端側)で器具本体21の軸線Cからオフセットした位置に配置され、LED基板102に電気的に接続される。電源回路103は、交流電圧を所定の直流電圧に変換し、または高圧直流電圧を低圧直流電圧に減圧し、LED基板102に電力を供給するためのものであり、長方形板状に加工されたプリント配線板上に実装されている。電源回路103は、該電源回路103が有するプリント配線基板を、電源ケーシング部105内に形成された後述する第2平行リブ122の後端部から差し込んで、電源ケーシング部105内の所定の位置に保持される。この第2平行リブ122を電源ケーシング部105の内壁面105aに設けることで、ネジ等の取付部材を用いることなく、電源回路103を電源ケーシング部105内の所定の位置に保持することができる。これにより、電源回路103を器具本体21に組み付ける工程の省略化が図れる。
電源回路103は、図4に示すように、器具本体21内における器具本体21の軸方向他端側(本実施形態では、後端側)で器具本体21の軸線Cからオフセットした位置(図4では下方にオフセットした位置)に配置されることで、器具本体21内における電源回路103をオフセットした方向とは逆側に所定の空間Sが形成される。前述した端板部22の収容部22a及びテーパ部22bは、器具本体21内における電源回路103をオフセットした方向とは逆側に形成された空間Sの後部に収容される。つまり、端板部22の収容部22a及びテーパ部22bは、器具本体21の軸線Cを挟んで電源回路103に対向する位置に配置される。これにより、軸支部116は、当該器具本体21における空間S内の後部に配置される。具体的には、軸支部116は、器具本体21内における、器具本体21の軸線Cからオフセットした位置に配置される。すなわち、軸支部116は、器具本体21の軸線Cを挟んで電源回路103に対向する位置に配置される。こうして、器具本体21内に配置された電源回路103を回避して支持部材であるアーム部115の軸支部116を器具本体21内に設けることができる。
器具本体21の空間S内に配置された軸支部116は、図4に示すように、軸支部116と器具本体21との間隔が最短となる間隔と、軸支部116と端板部22との間隔が最短となる間隔とが略等間隔となる位置に配置されることが好ましい。このような位置に、軸支部116を配置することによりアーム部115の軸線Dに対して器具本体21の軸線Cが垂直状態の場合におけるアーム部115が端板部22(切欠き22d)から突出する間隔L1(図4参照)と、アーム部115の軸線Dに対して器具本体21の軸線Cが平行状態の場合におけるアーム部115が端板部22(アーム差込口105c)から突出する間隔L2(図5参照)と、が、略同じ間隔となり、意匠性や機能性において好適なアーム構造となる。
電源ケーシング部105は、電源ケーシング部105が有する内壁面105aから器具本体21の径方向に突出するとともに、隔壁25から器具本体21の軸方向に沿って延びて電源ケーシング部105の開放端105bまで連続的に形成される一対の第1平行リブ111・111と、一対の第2平行リブ122・122を備える。
なお、本実施形態では、第2容器である電源ケーシング部105に一対の平行リブ第1平行リブ111・111、第2平行リブ122・122を設ける構成としているが、特に限定するものではない。すなわち、第1容器であるLEDケーシング部104と第2容器である電源ケーシング部105のうち少なくとも一方の容器に一対の平行リブを設ける構成とすることができる。
電源ケーシング部105には、一対の第1平行リブ111・111と、一対の第2平行リブ122・122とが、一体的に形成されている。第1平行リブ111・111は、電源ケーシング部105の内壁面105aにおいて、器具本体21の軸方向に電源ケーシング部105の前端から後端に亘って延設される。第1平行リブ111・111は、電源ケーシング部105の内壁面105aから器具本体21の径方向に突出している。第1平行リブ111・111は、微小隙間を挟んで互いに対向している。第1平行リブ111・111は、電源ケーシング部105の断面における略直径線分上において、互いに対向する位置に配置されている。第1平行リブ111・111は、その後端部分が端板部22をネジで固定するためにタップ加工により形成されるネジ溝112が設けられた部分である。第2平行リブ122は、所定のリブ間隔(前記電源回路103が有するプリント配線基板の厚さと略同じ間隔寸法)を有しており、平行に立設された一対のリブ間に電源回路103を第2平行リブ122の後端部から差し込んで、電源ケーシング部105内を所定の位置に保持するための部分である。第2平行リブは、軸心(軸線C)と垂直となる方向に第1平行リブと所定長離間して設けられている。なお、一対の第1平行リブ111・111は、互いに平行であることは必須ではない。一対の第2平行リブ122・122は、互いに平行であることは必須ではない。また、ネジ溝112は、省略することができる。
図4に示すように、LED基板102は、第1容器であるLEDケーシング部104内の隔壁25の一側面25cに配置される。図4乃至図7に示すように、一対の第2平行リブ122・122は、第2平行リブ122・122を結ぶ線分と、隔壁25におけるLED対向部とが重ならない位置に配置されている。LED対向部とは、隔壁25の上面25bにおける、LED素子102aに対向する部分である。LED対向部は、隔壁25の上面25bにおいて最もLED素子102aからの熱が伝わりやすいる部分であり、隔壁25の上面25bにおいて最も温度上昇する部分である(ヒートポイント)。このように配置された一対の第2平行リブ122・122に電源回路103を差し込んで保持すると、図4のようになる。このような位置に電源回路103を差し込むための第2平行リブ122・122を設けることで、電源回路103を、熱源となるLED素子102aから器具本体21の径方向(隔壁25の面方向)に離間させた位置に配置することができ、電源回路103がLED素子102aによる熱の影響を受けにくく、電源回路103にとって好ましい温度状態となる。本実施形態では、LED素子102aを隔壁25の中央に配置しているため、第2平行リブ122・122は、電源回路103のプリント配線基板が隔壁25の中央から器具本体21の径方向にずれた位置に配置される位置に形成されている。
このように構成された照明器具100では、アーム部115の軸支基部115bは、軸支部116を介して端板部22に取り付けられ、アーム部115の円筒部115aは、取付プラグ117を介して取付壁部に取り付けられる。器具本体21を回動して、器具本体21の軸方向(軸線Cに沿った方向)をアーム部115の円筒部115aの軸方向(軸線Dに沿った方向)に沿って配置した場合に、器具本体21の軸線Cとアーム部115の円筒部115aの軸線Dとが同一軸線上となる(図5参照)。これにより、アーム部115を軸に器具本体21を回転させたとしても、器具本体21が取付プラグ117に対して偏心しないため、器具本体21を任意の位置に配置することができる。
さらに、本実施形態の照明器具100では、このように器具本体21の軸線Cとアーム部115の円筒部115aの軸線Dとが同一軸線上となった際に、さらに、LED基板102(LED素子102a)の光軸も軸線C、Dと同一軸線上となる構成となっている。これにより、光軸中心の位置を容易に把握できるので、器具本体21を任意の配光方向に容易に向けることができる。
本実施形態では、器具本体21として、隔壁25を介して断面が同形状かつ同サイズの前方筒体と後方筒体とが連結した構造を一例として説明したが、特に限定するものではない。隔壁を介して前方筒体と後方筒体と断面が異なる形状または異なるサイズであってもかまわない。例えば、長さ方向中途部に段付き形状を有する容器形状成形体であってもかまわない。
本実施形態によれば、器具本体21内の電源回路103を回避して支持部材であるアーム部115の軸支部116を器具本体21内に設けるとともに、器具本体21のコンパクト化を図ることができる。すなわち、本実施形態によれば、器具本体21の軸方向サイズをコンパクトにして、器具本体21の軽量化を図ることができる。
本実施形態によれば、軸支部116を器具本体21内に設けているため、従来のように外部に軸支部を有する照明器具に比べて、支持部材であるアーム部の全長を短く構成することができる。これにより、アーム強度が向上するとともにコード等も短く構成できるため、照明器具100の製造コストを削減することができる。また、軸支部116が器具本体21の外部から見えないため、照明器具100の外観がシンプルになり、意匠性が向上する。
本実施形態によれば、軸支部116を器具本体21ではなく、器具本体21に取り付ける端板部22に設ける構成としているので、器具本体21側の組み立てとアーム部115、端板部22及び軸支部116の組み付けを別々の工程にて行うことができるので照明器具100の組立工程をシンプルに構成することができる。
本実施形態では、器具本体21を回動して、器具本体21の軸方向(軸線Cに沿った方向)をアーム部115の円筒部115aの軸方向(軸線Dに沿った方向)に沿って配置した場合に、器具本体21の軸線Cとアーム部115の円筒部115aの軸線Dとが同一軸線上となる。さらに、本実施形態では、このように器具本体21の軸線Cとアーム部115の円筒部115aの軸線Dとが同一軸線上となった際に、さらに、LED基板102(LED素子102a)の光軸も軸線C、Dと同一軸線上となる。このように構成することにより、照明技術者は照明器具100の配光制御が容易になり、多様な照明プランを設定することができる。
21 器具本体
22 端板部
100 照明器具
102 LED基板(光源部)
102a LED素子
103 電気回路
115 アーム部(支持部材)
116 軸支部
C 軸線
S 空間

Claims (4)

  1. 筒状の器具本体と、
    前記器具本体内における前記器具本体の軸方向一端側に配置される光源部と、
    前記器具本体内における前記器具本体の軸方向他端側に配置され、前記光源部に電気的に接続される電源回路と、
    前記器具本体を、前記器具本体外の支持部材に回動自在に支持する軸支部と、を備え、
    前記電源回路は、前記器具本体内の中心軸の軸線からオフセットした位置に配置され、
    前記器具本体は、前記電源回路をオフセットした方向とは逆側に空間を有し、
    前記軸支部は、前記空間内で前記軸線に対してオフセットされた位置であって、前記軸線を挟んで、前記電源回路に対して前記器具本体の径方向に対向する位置に配置されることを特徴とする照明器具。
  2. 前記光源部は、LED素子が実装されたLED基板であることを特徴とする請求項1に記載の照明器具。
  3. 前記器具本体の軸方向他端側を閉塞して固定される端板部を備え、
    前記軸支部は、
    前記端板部に設けられることを特徴とする請求項1又は2に記載の照明器具。
  4. 前記支持部材の一端は、前記軸支部を介して前記端板部に取り付けられ、前記支持部材の他端は、固定された被取付部に取り付けられ、
    前記器具本体を軸支部を中心に回動して、前記器具本体の軸方向を、前記支持部材の他端の軸方向に沿って配置した場合に、前記器具本体の軸線と、前記支持部材の他端の軸線とが同一軸線上となることを特徴とする請求項3に記載の照明器具。
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