JP6240782B2 - ウェハー形状分析方法および装置 - Google Patents

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Description

実施例はウェハー形状分析方法および装置に関するものである。
半導体素子はウェハー上に形成される。このとき、半導体素子の高集積化および高歩留まりのために、ウェハーのエッジは高純度(high−purity)を有し、半導体素子の製造工程に見合う適切な形状を有することが要求されている。このために、ウェハーのエッジの形状を分析することができる実用的で簡便な方法が要求される。例えば、ウェハーエッジの形状のうち、最も重要な数学的パラメーターの一つは曲率(curvature)であり、ウェハーのエッジとウェハーの前面が形成する全体の曲率はできる限り小さくしなければならない。それは、曲率が小さくないとウェハーの前面とウェハーのエッジが互いに境界なく滑らかに形成されないためである。
しかし、ウェハーのエッジと前面が形成する曲率が小さくない場合、ウェハー上に半導体素子を製作するための工程において、フォトレジスト(PR)などがウェハー上に不均一にコーティングされ得るなど、致命的な問題が発生す恐れがある。
ウェハーのエッジの形状を分析するための既存の方法の中の一つは、レーザー散乱などの光学的原理を通じてウェハー表面の粗さ(roughness)を分析した。しかし、このような既存の方法は精巧に整列(align)された高価の装備を要求するだけでなく、エッジの曲率計算に該当する極めて精密な分析のために、レーザー焦点(spot)の大きさをさらに小さくしなければならない技術的な負担が伴われる。
実施例は、レーザーなどのような別途装備を必要とすることなく、映像処理技法を通じてウェハーの形状を簡単に分析できるウェハー形状分析方法および装置を提供する。
実施例に係るウェハー形状分析方法は、分析対象であるウェハーを示す断面映像を獲得する段階;前記断面映像から前記ウェハーの表面輪郭の座標列を探す段階;および前記座標列を利用して、前記ウェハーの形状に対する情報を有する形状分析データを求める段階を含むことができる。
前記断面映像は前記ウェハーのエッジおよびエッジ付近を示し、前記ウェハーの形状は前記エッジおよび前記エッジ付近の形状を含むことができる。
前記断面映像を獲得する段階は、電子顕微鏡で前記ウェハーのエッジおよび前記エッジ付近を撮影する段階を含むことができる。前記断面映像における各ピクセルの横および縦のそれぞれの大きさは前記ウェハー形状の大きさの1%以下であり得る。また、前記断面映像における各ピクセルの横および縦のそれぞれの大きさは0.25μm〜2μmであり得る。
前記断面映像を獲得する段階は、前記エッジおよび前記エッジ付近を複数回撮影して複数の区分映像を獲得する段階;および前記複数の区分映像を組み合わせて前記断面映像を獲得する段階を含むことができる。
前記複数の区分映像を組み合わせる段階は、前記複数の区分映像それぞれの輝度を分析し、類似輝度を有する区間をオーバーラップして前記断面映像を獲得する段階を含むことができる。
前記ウェハー形状分析方法は、前記断面映像で前記ウェハーと前記ウェハー周辺のコントラストを増加させる段階をさらに含み、前記表面輪郭の座標列は前記コントラストが増加した前記断面映像から探し出すことができる。
前記表面輪郭の座標列を探す段階は、前記断面映像から各ピクセルの輝度を求める段階;隣接したピクセル間の輝度差を求める段階;前記輝度差を利用して仮輪郭ピクセルを決定する段階;前記仮輪郭ピクセルによって形成した仮表面輪郭の修正が要求されるとき、前記仮輪郭ピクセルを再決定する段階;および前記仮表面輪郭の修正が要求されないとき、前記仮輪郭ピクセルの配列を前記表面輪郭の座標列として決定する段階を含むことができる。
前記仮輪郭ピクセルを決定する段階は、前記輝度差の中から相対的に大きい輝度差を示した前記隣接したピクセルを探して仮輪郭ピクセルとして決定する段階を含むことができる。
または、前記仮輪郭ピクセルを決定する段階は、前記輝度差が大きい順序で羅列し、羅列された輝度差の全体の中から上位に属する輝度差を示すピクセルを仮輪郭ピクセルとして決定する段階を含むことができる。
前記仮表面輪郭の修正は作業者によって要求され得る。
前記仮輪郭ピクセル間の間隙が臨界距離を逸脱するとき、前記仮表面輪郭の修正が要求されるものと決定することができる。前記臨界距離は1ピクセル〜100ピクセルであり得る。または、前記臨界距離は前記仮表面輪郭から10%以内の距離であり得る。または、前記臨界距離は前記ウェハーの形状の大きさの1%に該当する距離であり得る。
前記表面輪郭の座標列を探す段階は、前記表面輪郭の座標列として決定された前記仮輪郭ピクセルの配列を直交座標形態の座標列に変換する段階をさらに含むことができる。
前記輝度差が臨界輝度範囲を逸脱するとき、前記相対的に大きい輝度差として決定することができる。前記臨界輝度範囲は0.01グレースケール〜0.1グレースケールであり得る。
前記形状分析データを求める段階は、離散的な前記表面輪郭の座標列からなる曲線をスムージングする段階;および前記スムージングされた曲線を利用して前記形状分析データを計算する段階を含むことができる。
前記形状分析データは、前記エッジと前記エッジ付近全体が形成する曲率を含むことができる。
また、前記形状分析データは、未加工部の面積と加工部の面積を利用して導き出したギャップ面積を正規化した 正規化 されたギャップ面積を含むことができる。
他の実施例に係るウェハー形状分析装置は、分析対象であるウェハーを示す断面映像を獲得する映像獲得部;前記映像獲得部から出力された前記断面映像から前記ウェハーの表面輪郭の座標列を探す表面輪郭決定部;および前記表面輪郭決定部から出力された前記座標列を利用して前記ウェハーの形状に対する情報を有する形状分析データを算出するデータ分析部を含むことができる。
前記断面映像は前記ウェハーのエッジおよびエッジ付近を示し、前記ウェハーの形状は前記エッジおよび前記エッジ付近に対する形状を含むことができる。
前記映像獲得部は、前記ウェハーのエッジおよび前記エッジ付近を複数回撮影する撮影部;および前記撮影部で複数回撮影された複数の区分映像を組み合わせて前記断面映像を生成する映像組合部を含むことができる。
前記ウェハー形状分析装置は、前記断面映像で前記ウェハーと前記ウェハー周辺のコントラストを増加させて前記表面輪郭決定部に出力するコントラスト調整部をさらに含み、前記表面輪郭決定部は前記コントラスト調整部から出力される増加したコントラストを有する前記断面映像から前記座標列を探すことができる。
前記表面輪郭決定部は、前記断面映像で各ピクセルの輝度を決定する輝度決定部;前記輝度決定部から出力される輝度を受けて、隣接したピクセル間の輝度差を算出する輝度差算出部;前記算出された輝度差を利用して仮輪郭ピクセルを決定し、修正要求信号に応答して前記仮輪郭ピクセルを再決定するか前記仮輪郭ピクセルを出力する仮輪郭ピクセル決定部;前記仮輪郭ピクセルによって形成した仮表面輪郭の修正が要求されるかをチェックして前記修正要求信号を発生する輪郭修正チェック部;および前記仮輪郭ピクセル決定部から受けた前記仮輪郭ピクセルの配列を前記ウェハーの表面輪郭の座標列として決定して出力する座標列決定部を含むことができる。
前記仮輪郭ピクセル決定部は、前記算出された輝度差の中から相対的に大きい輝度差を示す隣接したピクセルを探して前記仮輪郭ピクセルとして決定することができる。
または、前記仮輪郭ピクセル決定部は、前記算出された輝度差が大きい順序で羅列し、前記羅列された輝度差の全体の中から上位に属する輝度差を示すピクセルを前記仮輪郭ピクセルとして決定することができる。
前記輪郭修正チェック部は、前記仮表面輪郭の修正が作業者によって要求されているかあるいは前記仮輪郭ピクセル間の間隙が臨界距離を逸脱しているかを検査し、前記修正要求信号を発生することができる。
前記表面輪郭決定部は、前記表面輪郭の座標列として決定された前記仮輪郭ピクセルの配列を直交座標形態の座標列に変換して出力する座標変換部をさらに含むことができる。
前記データ分析部は、離散的な前記表面輪郭の座標列からなる曲線をスムージングするスムージング部;前記スムージングされた曲線を利用して前記形状分析データを計算するデータ計算部;および前記データ計算部で計算された結果を前記形状分析データとして出力するデータ出力部を含むことができる。
実施例に係るウェハー形状分析方法および装置はウェハーの形状、例えばウェハーのエッジとエッジ付近に対する高解像度の断面映像を獲得し、獲得した断面映像からウェハー表面輪郭の座標列を求め、これを数学的座標系で曲線で表現することができるので、曲線を数学的に処理してウェハーの形状に関する形状分析データを数値化して表現することができ、特別な測定装備を必要とすることなく、曲率だけでなくウェハーの形状を規定する多様な因子を簡便に分析することができる。
実施例に係るウェハー形状分析方法を説明するためのフローチャート。 図1に図示された方法によってその形状が分析されるウェハーおよびその拡大断面図。 互いに異なる曲率を有する3枚の断面映像のサンプルを例示的に示す図面。 図1に図示された第10段階の実施例を説明するためのフローチャート。 区分映像の理解を助けるための例示的な図面。 図3(a)〜図3(c)に例示された各断面映像サンプルのコントラストを増加させた様子を示している図面。 図1の第30段階に対する実施例を説明するためのフローチャート。 図2に図示された「A」部分を拡大図示した図面。 図6(a)〜図6(c)に図示された断面映像に対して第30段階を遂行して得られた断面映像をそれぞれ示した図面。 図1の第40段階の実施例を説明するためのフローチャート。 図9(c)に図示された各部分のスムージングを説明するためのグラフ。 図9(a)〜図9(c)に図示された断面映像で離散的な座標列からなる曲線をスムージングした結果を1次微分した結果をそれぞれ示したグラフ。 図9(a)〜図9(c)に図示された断面映像で離散的な座標列からなる曲線をスムージングした結果を数学式1に代入して求めた曲率をそれぞれ示したグラフ。 正規化されたギャップ面積を説明するためのスムージングされた曲線の例示を示した図面。 エッジの最大曲率に対する正規化されたギャップ面積の関係を示したグラフ。 エッジの曲率半径に対する正規化されたギャップ面積の関係を示したグラフ。 スロープ角度に対する正規化されたギャップ面積の関係を示したグラフ。 テーパー角度に対する正規化されたギャップ面積の関係を示したグラフ。 実施例に係るウェハー形状分析装置のブロック図。 図19に図示された映像獲得部の実施例のブロック図。 図19に図示された表面輪郭決定部の実施例のブロック図。 図19に図示されたデータ分析部の実施例のブロック図。
以下、本発明を具体的に説明するために実施例を挙げて説明し、発明に対する理解を助けるために添付図面を参照して詳細に説明する。しかし、本発明に係る実施例は多様な形態に変形することができ、本発明の範囲は後述される実施例に限定されて解釈されてはならない。本発明の実施例は当業界で平均的な知識を有した者に本発明をより完全に説明するために提供されるものである。
以下、実施例に係るウェハー形状分析方法を添付された図面を参照して次の通り説明する。また、以下では、イメージで獲得することができるウェハーのエッジ、ウェハー表面およびウェハー背面などのようなウェハーの形状のうち、ウェハーのエッジを例示にして実施例を説明するが、本実施例はウェハーのエッジの他に、ウェハー表面および背面などのような他のウェハーの形状に対しても適用できることはいうまでもない。
図1は実施例に係るウェハー形状分析方法を説明するためのフローチャートである。
図2は図1に図示された方法によってその形状が分析されるウェハー(W)およびその拡大断面50を示している。以下、ウェハー(W)の周辺をWP(Wafer Periphery)と称する。
図1と図2を参照すれば、実施例に係るウェハー形状分析方法は、まず、ウェハー(W)の形状を示す断面映像を獲得する(第10段階)。ここで、獲得されたウェハー(W)の断面映像で見られるウェハー(W)の形状はウェハー(W)のエッジ(WE:Wafer Edge)およびエッジ付近(WF:Wafer Front)の形状を含むことができる。
このために、例えばFIB(Focused Ion Beam)のような断面映像を取り得る分析法を適用することができる。
第10段階で獲得される断面映像で、エッジ付近(WF)はウェハー(W)の前面(Front side)に該当し、エッジ(WE)付近に配置される。また、エッジ(WE)はベベル(bevel)部(WB)および頂点(WA:Wafer Apex)に区分することができる。ベベル部(WB)はエッジ(WE)で傾斜した部分を意味する。すなわち、ベベル部(WB)はウェハー(W)の前面(WF)で最大曲率を有する地点を過ぎて現れる平たくで傾斜した部分を意味する。頂点(WA)はウェハー(W)側部から突出した最も終端部を意味する。
図2に図示された通り、エッジ(WE)の終端はウェハー(W)の厚さ中心を基準として対称であり得る。
以下、本発明の理解を助けるために互いに異なるエッジの形状を有する3枚の例示的な断面映像を参照して実施例を説明するが、実施例は例示された断面映像と異なる断面映像に対しても同一に適用できることはいうまでもない。
図3(a)〜図3(c)は互いに異なる曲率(curvature)を有する3枚の断面映像のサンプルを例示的に示す図面であって、図2に例示された断面映像から一部52だけを拡大して図示した映像サンプルである。
図3(a)〜図3(c)の各断面映像のサンプルにおいて、Wはウェハーに該当する部分で、WPはウェハーの周辺に該当する部分である。3枚の断面映像サンプルを見ると、図3(a)に図示されたウェハーの曲率が最も大きく、図3(c)に図示されたウェハーの曲率が最も小さく、図3(b)に図示されたウェハーの曲率は図3(a)と図3(c)に図示されたウェハーの曲率の中間水準である。
第10段階の一実施例によれば、SEM(Scanning Electron Microscope)やTEM(Transmission Electron Microscope)のような電子顕微鏡でウェハー(W)のエッジ(WE)およびエッジ付近(WF)を含む断面映像を精密に撮影することができる。
また、一度にウェハー(W)を撮影して断面映像を獲得することもでき、複数回ウェハー(W)を撮影した後、最も良い解像度を示す断面映像を選択することもできる。例えば、図3(a)〜図3(c)のように、図2に図示された部分52を撮影して3枚の断面映像のサンプルを獲得することができる。
また、獲得された断面映像は高倍率で観察することができる。例えば、高解像度を有する断面映像を獲得するために、断面映像における各ピクセルの横および縦のそれぞれの大きさはウェハー形状の大きさの1%以下であることもあり、好ましくは0.25μm〜2μmであり得る。
図4は図1に図示された第10段階の実施例10Aを説明するためのフローチャートである。
図5(a)〜図5(d)は区分映像の理解を助けるための例示的な図面である。
第10段階の実施例10Aによれば、エッジ(WE)およびエッジ付近(WF)に対する複数の区分映像を獲得する(第12段階)。例えば、第10段階で獲得しようとする断面映像が図2に図示された部分50であると仮定する場合、ウェハー(W)を複数回撮影して図5(a)〜図5(d)に例示されたような複数の区分映像を獲得することができる。ここで、複数の区分映像は前述した通り、電子顕微鏡によって獲得することができる。図5(a)〜図5(d)の場合、一例として4つの区分映像だけが図示されているが、実施例はこれに限定されない。すなわち、4つよりも多いか少ない区分映像を獲得することができることはいうまでもない。
第12段階を遂行した後、複数の区分映像を組み合わせて断面映像を獲得する(第14段階)。
一実施例によれば、図5(a)〜図5(d)に例示された複数の区分映像を組み合わせて図2に図示された断面映像50を獲得することができる。
他の実施例によれば、後述される第30段階のウェハー(W)の表面輪郭の座標列を探す方法でのように、複数の区分映像のそれぞれの輝度を分析し、類似輝度を有する区間をオーバーラップ(overlap)することによって、断面映像50を獲得することもできる。前述した通り、複数の区分映像を組み合わせて獲得された断面映像は一度に撮影された断面映像よりもさらに高解像度であり得る。
一方、第10段階を遂行した後、断面映像でウェハー(W)とウェハー周辺(WP)のコントラスト(contrast)を増加させる(第20段階)。第20段階を遂行する場合、後述される第30段階でウェハー(W)の表面輪郭の座標列を高信頼性で探すことができる。ここで、「ウェハー(W)の表面輪郭」とは、図2を参照すれば、ウェハー(W)とウェハー周辺(WP)の境界60を意味する。この境界60はエッジ付近(WF)とエッジ(WE)に亘っている。
図6(a)〜図6(c)は図3(a)〜図3(c)に例示された各断面映像サンプルのコントラストを増加させた様子を示している。
例えば、図3(a)〜図3(c)に例示された断面映像のコントラストを増加させる場合、図6(a)〜図6(c)にそれぞれ図示されたように、白色で表現されたウェハー(W)と黒色で表現されたウェハー(W)の周辺(WF)が鮮明に区分され得る。
場合により、実施例に係るウェハー形状分析方法は第20段階を遂行しないで省略することもできる。
再び、図1を参照すれば、第20段階を遂行した後、コントラストが増加した断面映像からウェハー(W)の表面輪郭の座標列を探す(第30段階)。
例えば、図6(a)〜図6(c)に例示されたコントラストが増加した断面映像を利用してウェハー(W)の表面輪郭の座標列を探すことができる。しかし、第20段階が省略される場合、図3(a)〜図3(c)に例示された断面映像を利用してウェハー(W)の表面輪郭の座標列を探すことができる。
図7は図1の第30段階に対する実施例30Aを説明するためのフローチャートである。
図2を参照すれば、ウェハー(W)の表面輪郭60に位置した隣接ピクセルはウェハー(W)内部に位置した隣接ピクセルやウェハー周辺(WP)の内部に位置した隣接ピクセルよりも大きい輝度差を示すであろう。このような点を利用してウェハー(W)の表面輪郭の座標列を次のように求めることができる。
図7を参照すれば、まず、断面映像から各ピクセルの輝度を求める(第31段階)。
第31段階の後で隣接したピクセル間の輝度差を求める(第32段階)。第32段階の後で輝度差を利用して仮輪郭ピクセルを探す(第33段階)。
一実施例によれば、輝度差の中から相対的に大きい輝度差を示した隣接したピクセルを探して仮輪郭ピクセルとして決定することができる(第33段階)。このために、例えば、輝度差が臨界輝度範囲を逸脱するかを検査し、輝度差が臨界輝度範囲を逸脱するとき、この輝度差を相対的に大きい輝度差として決定することができる。例えば、臨界輝度範囲は0.01グレースケール(gray scale)〜0.1グレースケールであり得る。このとき、第32および第33段階は断面映像に含まれたすべてのピクセルに対して遂行されることもあり得るが、実施例はこれに限定されない。
他の実施例によれば、断面映像をグルーピングし、断面映像の各グループの輝度の散布を求め、他のグループよりも輝度の散布が大きいグループに対してのみ第32および第33段階を遂行することができる。それは、ウェハー(W)の表面輪郭を含まないグループに属するピクセルの輝度の散布は大きくないためである。この場合、断面映像に含まれたすべてのピクセルに対して第32および第33段階を遂行するときよりもはるかに迅速な時間内に第32および第33段階を遂行することができる。
さらに他の実施例によれば、第32段階の後、輝度差が大きい順序で羅列し、羅列された輝度差の全体の中から上位に属する輝度差を示すピクセルを仮輪郭ピクセルとして決定することもできる。例えば、羅列された輝度差の全体の中から上位数%〜数十%の輝度差を示すピクセルを仮輪郭ピクセルとして決定することができる。
第33段階の後、決定された仮輪郭ピクセルからなる仮表面輪郭の修正が要求されるかを判断する(第34段階)。
一実施例によれば、仮輪郭ピクセルによって形成した仮表面輪郭が作業者に提供される場合、作業者は提供された仮表面輪郭を目視で確認することができる。目視で確認した結果、仮表面輪郭が誤って決定されたと判断される場合、作業者は仮表面輪郭の修正を要求することができる。例えば、仮表面輪郭が途切れたり、仮表面輪郭が複数の線条例えば2条で生成されたり、仮表面輪郭に異常点が存在する場合、作業者は仮表面輪郭に誤りがあると判断して仮表面輪郭の修正を要求することができる。
図8は図2に図示された「A」部分を拡大図示した図面である。
他の実施例によれば、第34段階は作業者の指示を必要とすることなく遂行することもできる。すなわち、仮表面輪郭を形成する仮輪郭ピクセル間の間隙が臨界距離を逸脱するとき、仮表面輪郭の修正が要求されるものと決定することもできる。図8を参照すれば、ピクセル(P1〜P4)が第33段階で仮輪郭ピクセルとして決定されたと仮定する。この場合、ウェハーの表面輪郭60に接して配置された仮輪郭ピクセル(P1、P2、P3)間の間隙(d1、d2)は、ウェハーの表面輪郭60から遠く配置された仮輪郭ピクセル(P4)と他の仮輪郭ピクセル(例:P1)間の間隙(d3)より小さい。このように、ウェハー表面輪郭60から離隔して遠く配置された仮輪郭ピクセル(P4)の修正を要求することができるように、臨界距離が決定されることもある。例えば、臨界距離は1ピクセル〜100ピクセルであり得る。または、臨界距離は仮表面輪郭60から10%以内の距離であり得る。または、臨界距離はウェハー(W)の形状の大きさの1%に該当する距離であり得る。
万一、仮表面輪郭の修正が要求されると、第33段階に進行して仮輪郭ピクセルを再決定する(第33段階)。
しかし、仮表面輪郭の修正が要求されないとき、第33段階で決定された仮輪郭ピクセルの配列をウェハーの表面輪郭60の座標列として決定する(第35段階)。
つまり、実施例に係るウェハー形状分析方法によれば、前述した第31〜第35段階が遂行されて、断面映像で白黒対比が最も大きいところのピクセルをウェハーの表面輪郭60の座標列として探す。
第35段階の後、ウェハー(W)の表面輪郭60の座標列として決定された仮輪郭ピクセルの配列を直交座標形態の座標列に変換する(第36段階)。ここで、直交座標とは、数学的座標系、例えば、X−Y座標系、r−θ座標系、またはρΦθ座標系などで表示される座標を意味し得る。
このように、仮輪郭ピクセルの配列を直交座標に変換することによって、ウェハー(W)の形状を定量化することができ、数値的に表現することができる。
図9(a)〜図9(c)は、図6(a)〜図6(c)に図示された断面映像に対して第30段階を遂行して得られた断面映像をそれぞれ示した図面である。
ウェハーの表面輪郭60の座標列として決定された仮輪郭ピクセルの配列はイメージ座標である。すなわち、イメージ座標は座標系において左側上段の角を基準点(0、0)として算定する反面、直交座標は座標系の第1象限で左側下段の角を基準点(0、0)として算定する。例えば、図6(a)〜図6(c)に図示された断面映像に対して第31〜第35段階を遂行した後で決定されたウェハー(W)の表面輪郭60の座標列を直交座標系に変換する場合、図9(a)〜図9(c)にそれぞれ例示された通り、直交座標の第1象限で左側下段の角が基準点(0、0)となり得る。
また、前述した第30段階はコンピュータ読み取り可能な記録媒体に保存されたプログラムによってプログラム的にも遂行することができる。
一方、図1を再び参照すれば、第30段階を遂行して探したウェハー(W)の表面輪郭の座標列を利用して、エッジ(WE)およびエッジ付近(WF)の形状に対する情報を有する形状分析データを求める(第40段階)。ここで、形状分析データは数値化して表現することができる。
図10は図1の第40段階の実施例40Aを説明するためのフローチャートである。
図10を参照すれば、第30段階で探したウェハー(W)の表面輪郭の座標列からなる曲線をスムージング(smoothing)する(第42段階)。第30段階で探したウェハーの表面輪郭の座標列は離散的であるため、離散的なウェハーの表面輪郭の座標列からなる曲線を利用して数学的に形状分析データを求めることは難いこともある。したがって、より容易に形成分析データを数学的に求めて分析するために、離散的な表面輪郭の座標列からなる曲線をスムージングする場合、スムージングされた曲線は離散的な座標列からなる曲線よりもやわらかく、後述されるように、微分のような数学的演算を繰返し遂行しても大きな誤差を発生させることなく、連続的かつ安定的に形状分析データが数値化されるように助ける。
例えば、隣接−平均法(adjacent−averaging)またはSavitzky−Golayフィルタなど、知られている多様なスムージング技法を第42段階を遂行するために適用することができる。
図11a〜図11cは図9(c)に図示された各部分72、74、76のスムージングを説明するためのグラフで、横軸はウェハー(W)の水平位置(x)を示し、縦軸はウェハー(W)の垂直位置(y)を示す。すなわち、図11aは図9(c)に図示された「72」を局部的に表現し、図11bは図9(c)に図示された「74」を局部的に表現し、図11cは図9(c)に図示された「76」を局部的に表現する。
図11a〜図11cを参照すれば、第30段階で探したウェハー(W)の表面輪郭の座標列からなる曲線82、84、86をスムージングし、スムージングされた曲線92、94、96を求める(第42段階)。
第42段階の後、スムージングされた曲線92、94、96を利用して形状分析データ計算し、計算された形状分析データを多様な形態で提供する(第44段階)。このとき、形状分析データは数値化することができる。
数学的座標系、例えば、X−Y座標系でスムージングされた曲線92、94、96は、y=f(x)の関数形態で表現することができる。したがって、この関数を利用すれば、ウェハー(W)のエッジ(WE)およびエッジ付近(WF)の形状に対する情報を有する形状分析データ、すなわち、ウェハーのエッジの形状を規定する多様な因子を数学的に数値化して求めることができる。
一実施例によれば、形状分析データはエッジ(WE)とエッジ付近(WF)全体が形成する曲率を含むことができる。すなわち、スムージングされた曲線92、94、96を曲率のような数値化されたデータに換算することができる。
このように、分析しようとする形状分析データが曲率の場合、数学的座標系、例えばX−Y座標系に変換した後、スムージングされた断面映像の輪郭60に該当する曲線92、94、96を関数y=f(x)で表現することができるので、この関数のある点(x、y)での曲率(C(x))を次の数学式1のように求めることができる。
Figure 0006240782
ここで、xおよびyはウェハー(W)の水平および垂直位置をそれぞれ示している。
数学式1を見ると、曲率(C(x))を求めるために、1次および2次微分を遂行しなければならない。このとき、ウェハー(W)の表面輪郭の座標列はピクセルを基準として探したものであるため、前述した通り、離散的な特性を有する。したがって、離散的な座標列からなる曲線をスムージングしないで1次および2次微分する場合、大きな誤差が発生する恐れがある。したがって、第42段階でのように、ウェハー表面輪郭の座標列からなる曲線82、84、86をスムージングする場合、ウェハーエッジの形状情報は維持しながらもこのような誤差の発生は防止することができる。
図12は図9(a)〜図9(c)に図示された断面映像で離散的な座標列からなる曲線をスムージングした結果を1次微分した結果((a)、(b)、(c))をそれぞれ示したグラフで、横軸はウェハー(W)の水平位置(x)を示し、縦軸は1次微分値を示す。
図13は図9(a)〜図9(c)に図示された断面映像で離散的な座標列からなる曲線をスムージングした結果を数学式1に代入して求めた曲率((a)、(b)、(c))をそれぞれ示したグラフで、横軸はウェハー(W)の水平位置(x)を示し、縦軸は曲率(C)を示す。
例えば、図11a〜図11cに図示された通り、図9(a)〜図9(c)に図示された断面映像で離散的な座標列からなる曲線をスムージングした曲線を1次微分する場合、図12に図示された通り、大きな誤差がなく、連続的で安定した微分結果を得ることができる。
また、図9(a)〜図9(c)に図示された断面映像で離散的な座標列からなる曲線をスムージングした結果を数学式1に代入する場合、3つの断面映像サンプルに対する曲率は図13に図示された通り、数値化することができる。
図13を参照すれば、図3(a)〜図3(c)に図示された最初の断面映像のうち、図3(a)に図示されたサンプルのエッジ(WE)とエッジ付近(WF)でウェハーの表面輪郭60が形成する曲率((a))が最も大きく、図3(c)に図示されたサンプルのエッジ(WE)とエッジ付近(WF)でウェハーの表面輪郭60が形成する曲率((c))が最も小さいことが分かる。したがって、最も小さい曲率を有する図3(c)に例示されたサンプルを他の2つのサンプルと比較するとき、エッジ(WE)からエッジ付近(WF)にウェハーの表面輪郭60が最も滑らかに変わるので良好なエッジの形状を有することが分かる。
他の実施例によれば、形状分析データは「正規化されたギャップ面積」(NGA:Normalized Gap Area)を含むことができる。前述した一実施例によれば、形状分析データは互いに異なるサンプルを相対的に比較するための曲率であった。しかし、正規化されたギャップ面積(NGA)を形状分析データとして利用する場合、正規化されたギャップ面積(NGA)はエッジの形状を分析するための絶対的な指標となり得る。
以下、正規化されたギャップ面積(NGA)に対して詳察すると、次の通りである。
まず、「ギャップ面積」とは、次の数学式2のように定義される。
Figure 0006240782
ここで、GAはギャップ面積を示し、UPAは「未加工部の面積」(UnProcessed Area)、PAは「加工部の面積」(Processed Area)を示す。未加工部の面積と加工部の面積を定義するために、「エッジ付近接線」と「ベベル接線」を次の通り定義する。
ウェハーの表面輪郭
エッジ付近接線とは、エッジ付近(WF)に位置したウェハーの表面輪郭60の第1地点(P1)での接線であり、ウェハー(W)の上部水平面の延長線を意味する。ベベル接線とは、ベベル部(WB)に位置したウェハーの表面輪郭60で、ベベル部(WB)のテーパー(taper)角度(θt)の基準となる第2地点(P2)での接線を意味する。エッジ付近接線とベベル接線はウェハーの表面輪郭60で最大曲率を有する点を基準として配置されている。
未加工部の面積とは、数学的座標系、例えば、X−Y座標系上の基準点と、第1地点(P1)と、第2地点(P2)と、エッジ付近接線とベベル接線の交差点がなす台形形状の面積を意味する。このように、未加工部の面積を長方形ではなく台形の形態で定義した理由は、テーパー角度(θt)の効果を正規化されたギャップ面積(NGA)に含ませるためである。すなわち、台形が実際のウェハー表面輪郭60を囲む形態となる。
加工部の面積とは、数学的座標系、例えばX−Y座標系上の基準点と、第1地点(P1)と、第2地点(P2)と、エッジ付近(WF)とベベル部(WB)のウェハーの表面輪郭60がなす面積を意味する。このとき、ギャップ面積(GA)の絶対値は、測定のために撮影されたイメージの大きさや捻られた程度などに影響され得るので、ギャップ面積を未加工部の面積で正規化させて、正規化されたギャップ面積(NGA)を形状分析データとして使用することもできる。
前述した未加工部の面積と加工部の面積を定義するときのX−Y座標系上の基準点とは、例えば第1地点(P1)のx値(「x1」とする。)と第2地点(P2)のy値(「y1」とする)ともなり得る。
以下、前述した正規化されたギャップ面積(NGA)の理解を助けるために、添付された図面を参照して次の通り説明する。このとき、エッジ付近接線とベベル接線を定義するときに使用されたウェハー表面輪郭60は第42段階でスムージングされたウェハー表面輪郭60を意味するものと仮定して説明する。
図14は正規化されたギャップ面積(NGA)を説明するためのスムージングされた曲線の例示を示し、横軸はウェハー(W)の水平位置(x)、縦軸はウェハー(W)の垂直位置(y)を示す。
前述した通り、例えば、図9(c)に図示された断面映像を図11a〜図11cに例示されたようにスムージングする場合、図14に図示されたようなエッジの断面形状を示すウェハー表面輪郭60の曲線を得ることができる。図9(a)および(b)に図示された各断面映像に対しても図11a〜図11cに例示されたようにスムージングする場合、図14に例示されたようにエッジの断面形状を示すウェハー表面輪郭60の曲線を得ることができる。
図14を参照すれば、エッジ付近接線(CL1)はエッジ付近(WF)に位置したウェハーのの表面輪郭60の第1地点(P1)での接線であって、ウェハー(W)の上部水平面の延長線に該当し得る。また、ベベル接線(CL2)とは、ベベル部(WB)に位置したウェハーの表面輪郭60上に位置し、ベベル部(WB)のテーパー角度(θt)の基準となる第2地点(P2)での接線を意味する。
このとき、未加工部の面積は図14で基準点(x1、y1)と、第1地点(P1)と、第2地点(P2)と、接線(CL1、CL2)の交差点(P3)がなす台形形状の面積を意味する。また、加工部の面積は基準点(x1、y1)と、第1地点(P1)と、第2地点(P2)と、ウェハーのの表面輪郭60がなす面積を意味する。ここで、基準点(x1、y1)は、図14に例示されたように、(−100、20.5)となることもでき、図9(a)〜図9(c)に例示された座標系の第1象限で左側下段の角(0、0)となることもできる。
したがって、前述した数学式2のように、未加工部の面積から加工部の面積を差し引くと、図14で斜線で表示したギャップ面積(GA)を求めることができ、このギャップ面積(GA)を未加工部の面積で正規化して正規化されたギャップ面積(NGA)を得ることができる。
前述した正規化されたギャップ面積(NGA)のような形状分析データは、他の形状分析データとの関係を通じてウェハー(W)の形状、特に、ウェハー(W)のエッジを分析することに使用することができる。
以下、正規化されたギャップ面積(NGA)と他の形状分析データである「エッジの最大曲率(maximum curvature)」、「曲率半径(curvature radius)」、「スロープ(slope)角度」(θs)、および「テーパー角度」(θt)間の関係について、添付された図面を参照して次の通り説明する。ここで、スロープ角度(θs)とは、図14を参照すれば、エッジ付近接線(CL1)とエッジ付近(WF)にウェハー表面輪郭60がなす角度を意味する。また、以下で参照される図15〜図18の各グラフで表記された点はパーティクルなどによって汚染されていない部分で測定された値である。
図15はエッジの最大曲率に対する正規化されたギャップ面積(NGA)の関係を示したグラフであり、横軸はエッジの最大曲率を示し、縦軸は正規化されたギャップ面積(NGA)を示す。
図15を参照すれば、ウェハーの表面輪郭60の最大曲率が大きいほど正規化されたギャップ面積(NGA)は減少することが分かる。これは図14を参照すれば、最大曲率が増加するほど、ウェハー(W)の表面輪郭60が、図14で矢印62で表記されたように、y軸の正の方向に移動するためである。
図16はエッジの曲率半径に対する正規化されたギャップ面積(NGA)の関係を示したグラフであり、横軸はエッジの曲率半径を示し、縦軸は正規化されたギャップ面積(NGA)を示す。
図16を参照すれば、曲率半径は曲率の逆手関係にあるため、曲率半径が増加するにつれて正規化されたギャップ面積(NGA)は増加することが分かる。
図17はスロープ角度(θs)に対する正規化されたギャップ面積の関係を示したグラフであり、横軸はスロープ角度(θs)を示し、縦軸は正規化されたギャップ面積(NGA)を示す。
図17を参照すれば、スロープ角度(θs)の絶対値が大きくなるほど正規化されたギャップ面積(NGA)は増加することが分かる。
図18はテーパー角度(θt)に対する正規化されたギャップ面積(NGA)の関係を示したグラフであり、横軸はテーパー角度(θt)を示し、縦軸は正規化されたギャップ面積(NGA)を示す。
図18を参照すれば、テーパー角度(θt)の絶対値が大きくなるほど正規化されたギャップ面積(NGA)が増加することが分かる。
図15〜図18を参照すれば、正規化されたギャップ面積(NGA)は、最大曲率、曲率半径、スロープ角度(θs)およびテーパー角度(θt)のような多様な他の形状分析データのすべてに対して一貫性を示していることが分かる。このように、ウェハーのエッジの形状を分析するにおいて、正規化されたギャップ面積(NGA)が有用に使用されていることが分かる。
つまり、実施例によれば、ウェハー(W)のエッジ(WE)とエッジ付近(WF)に対する高解像度の断面形状を獲得し、獲得した断面映像でウェハーの表面輪郭座標をイメージ座標系から数学的座標系の曲線で表現することができる。したがって、曲線を数学的に処理することによって、エッジの形状分析データの一つである曲率を図13に図示された通り、数値化して相対的に比較することができるようにし、エッジの形状分析データのうち他の一つである正規化されたギャップ面積(NGA)を図15〜図18に図示された通り、他の形状分析データと比較してエッジの形状を分析することができるようにする。また、それだけでなく、スムージングされた曲線を利用してウェハー表面粗さ、傾き、傾いた角度などを数学的に簡便に分析することもできる。
以下、図1に図示された前述したウェハー形状分析方法、例えば、ウェハー形状分析方法を遂行する実施例に係るウェハー形状分析装置を添付された図面を参照して次の通り説明する。しかし、図1に図示されたウェハー形状分析方法は、他の構成を有するウェハー形状分析装置でも遂行することができることはいうまでもない。また、重複する部分に対する説明を省略するために、以下で説明されるウェハー形成分析装置における各部の動作を前述した図1、図4、図7および図10をそれぞれ参照して簡略に説明する。
図19は実施例に係るウェハー形状分析装置200のブロック図であり、映像獲得部210、コントラスト調整部220、表面輪郭決定部230およびデータ分析部240を含む。
映像獲得部210は分析対象であるウェハー(W)の形状を示す断面映像を獲得し、獲得された断面映像をコントラスト調整部220に出力する。ここで、獲得された断面映像で見られるウェハーの形状とは、エッジ(WE)およびエッジ付近(WF)を含むことができる。
すなわち、映像獲得部210は図1に図示された第10段階を遂行するので前述した重複する部分の説明を省略する。
図20は図19に図示された映像獲得部210の実施例210Aのブロック図を示し、撮影部212および映像組合部214を含む。
撮影部212はウェハー(W)のエッジ(WE)およびエッジ付近(WF)を複数回撮影して複数の区分映像を獲得し、獲得された区分映像を映像組合部214に出力する。すなわち、撮影部212は図4に図示された第12段階を遂行するので、前述した重複する部分の説明を省略する。
映像組合部214は撮影部212から受けた複数の区分映像を組み合わせて断面映像を生成し、生成された断面映像をコントラスト調整部220に出力端子OUT3を通じて出力する。映像組合部214は図4に図示された第14段階を遂行するので、前述した重複する部分の説明を省略する。
一方、コントラスト調整部220は映像獲得部210から受けた断面映像でウェハー(W)とウェハー周辺(WP)のコントラストを増加させ、コントラストが増加した断面映像を表面輪郭決定部230に出力する。コントラスト調整部220は図1に図示された第20段階を遂行するので、前述した重複する部分の説明を省略する。
前述した通り、第20段階は省略され得るので、コントラスト調整部220も省略され得る。
表面輪郭決定部230はコントラスト調整部220から出力される増加したコントラストを有する断面映像からウェハー表面輪郭の座標列を探し、探した座標列をデータ分析部240に出力する。万一、コントラスト調整部220が省略される場合、表面輪郭決定部230は映像獲得部210から出力された断面映像でウェハー(W)の表面輪郭の座標列を探し、その結果をデータ分析部240に出力する。表面輪郭決定部230は図1に図示された第30段階を遂行する役割をする。
以下、便宜上、図19に図示されたウェハー形状分析装置200はコントラスト調整部220を含むものとして説明するが、実施例はこれに限定されない。
図21は図19に図示された表面輪郭決定部230の実施例230Aのブロック図であり、輝度決定部232、輝度差算出部234、仮輪郭ピクセル決定部235、輪郭修正チェック部236、座標列決定部237および座標変換部238を含む。
輝度決定部232はコントラスト調整部220から入力端子IN2を通じて受けた断面映像から各ピクセルの輝度を決定し、決定された輝度を輝度差算出部234に出力する。輝度決定部232は図7に図示された第31段階を遂行するので、前述した重複する部分の説明を省略する。
輝度差算出部234は輝度決定部232から出力される輝度を受けて、隣接したピクセル間の輝度差を算出し、算出された輝度差を仮輪郭ピクセル決定部235に出力する。輝度差算出部234は図7に図示された第32段階を遂行するので、前述した重複する部分の説明を省略する。
仮輪郭ピクセル決定部235は輝度差算出部234から受けた輝度差を利用して仮輪郭ピクセルを決定し、決定された結果を輪郭修正チェック部236に出力する。
一実施例によれば、仮輪郭ピクセル決定部235は輝度差算出部234で算出された輝度差の中から相対的に大きい輝度差を示した隣接したピクセルを探して仮輪郭ピクセルとして決定し、決定された仮輪郭ピクセルを輪郭修正チェック部236に出力することができる。
他の実施例によれば、仮輪郭ピクセル決定部235は、輝度差算出部234で算出された輝度差が大きい順序で羅列し、羅列された輝度差の全体の中から上位に属する輝度差を示すピクセルを仮輪郭ピクセルとして決定し、決定された仮輪郭ピクセルを輪郭修正チェック部236に出力することができる。
仮輪郭ピクセル決定部235は図7に図示された第33段階を遂行するので、前述した重複する部分の説明を省略する。
また、仮輪郭ピクセル決定部235は決定された仮輪郭ピクセルからなる仮表面輪郭を出力端子OUT2を通じて作業者に提供することができる。
また、仮輪郭ピクセル決定部235は輪郭修正チェック部236から出力される修正要求信号に応答して、仮輪郭ピクセルを修正(または再決定)するか、または最初に決定されたか再決定された仮輪郭ピクセルの配列を座標列決定部237に出力する。
座標列決定部237は仮輪郭ピクセル決定部235から受けた仮輪郭ピクセルの配列をウェハーの表面輪郭の座標列として決定して座標変換部238に出力する。すなわち、座標列決定部237は図7に図示された第35段階を遂行するので、前述した重複する部分の説明を省略する。
輪郭修正チェック部236は仮輪郭ピクセルによって形成した仮表面輪郭の修正が要求されるかをチェックし、チェックされた結果に応じて修正要求信号を発生して仮輪郭ピクセル決定部235に出力する。
一実施例によれば、作業者は仮輪郭ピクセル決定部235から出力端子OUT2を通じて提供された仮表面輪郭を目視で確認することができる。目視で確認した結果、仮表面輪郭に誤りがあると判断される場合、作業者は入力端子IN1を通じて仮表面輪郭の修正を輪郭修正チェック部236を通じて仮輪郭ピクセル決定部235に要求することができる。このために、輪郭修正チェック部236は仮表面輪郭の修正が入力端子IN1を通じて作業者によって要求されるかを検査し、要求される場合、修正要求信号を発生して仮輪郭ピクセル決定部235に出力する。
他の実施例によれば、輪郭修正チェック部236は仮輪郭ピクセル決定部235から出力される仮輪郭ピクセル間の間隙が臨界距離を逸脱しているかを検査し、検査結果によって仮表面輪郭の修正が要求されるものと決定されるときに修正要求信号を発生して仮輪郭ピクセル決定部235に出力することもできる。
輪郭修正チェック部236は図7に図示された第34段階を遂行するので、前述した重複する部分の説明を省略する。
また、座標変換部238は表面輪郭の座標列として決定された仮輪郭ピクセルの配列を座標列決定部237から受けて直交座標形態の座標列に変換し、変換された直交座標形態の表面輪郭の座標列を出力端子OUT4を通じてデータ分析部240に出力する。座標変換部238は図7に図示された第36段階を遂行するので、前述した重複する部分の説明を省略する。
一方、再び図19を参照すれば、データ分析部240は表面輪郭決定部230から出力されたウェハーの表面輪郭の座標列を利用して、エッジおよびエッジ付近の形状に対する情報を含む形状分析データを算出し、算出された形状分析データを出力端子OUT1を通じて出力する。データ分析部240は図1に図示された第40段階を遂行する。
図22は図19に図示されたデータ分析部240の実施例240Aのブロック図であり、スムージング部242、データ計算部244およびデータ出力部246を含む。
スムージング部242は離散的な表面輪郭の座標列からなる曲線をスムージングし、スムージングされた結果をデータ計算部244に出力する。スムージング部242は図10に図示された第42段階を遂行するので、前述した重複する部分の説明を省略する。
データ計算部244はスムージング部242から出力されるスムージングされた曲線を利用して形状分析データを数値化して計算し、計算された結果をデータ出力部246に出力する。データ出力部246はデータ計算部244から受けた計算された結果を多様な形態の形状分析データとして出力端子OUT1を通じて出力する。データ出力部246は曲率や角度(θs、θt)のような数値的な形態で形状分析データを出力することもでき、ウェハー形状に対する微分値や曲率などのグラフのような視覚的な形態で形状分析データを出力することもできる。
データ計算部244およびデータ出力部246は図10に図示された第44段階を遂行するので、前述した重複する部分の説明を省略する。
実施例はウェハーを製造し分析することに利用することができる。

Claims (24)

  1. 分析対象であるウェハーを示す断面映像を獲得する段階;
    前記断面映像から前記ウェハーの表面輪郭の座標列を探す段階;および
    前記座標列を利用して、前記ウェハーの形状に対する情報を有する形状分析データを求める段階を含
    前記表面輪郭の座標列を探す段階は、
    前記断面映像から各ピクセルの輝度を求める段階;
    隣接したピクセル間の輝度差を求める段階;
    前記輝度差を利用して仮輪郭ピクセルを決定する段階;
    前記仮輪郭ピクセルによって形成した仮表面輪郭の修正が要求されるとき、前記仮輪郭ピクセルを再決定する段階;および
    前記仮表面輪郭の修正が要求されないとき、前記仮輪郭ピクセルの配列を前記表面輪郭の座標列として決定する段階を含み、
    前記仮輪郭ピクセルを決定する段階は、
    前記輝度差が大きい順序で羅列し、羅列された輝度差の全体の中から上位に属する輝度差を示すピクセルを仮輪郭ピクセルとして決定する段階を含む
    ウェハー形状分析方法。
  2. 前記断面映像は前記ウェハーのエッジおよびエッジ付近を示し、前記ウェハーの形状は前記エッジおよび前記エッジ付近の形状を含む、請求項1に記載のウェハー形状分析方法。
  3. 前記断面映像を獲得する段階は、
    電子顕微鏡で前記ウェハーのエッジおよび前記エッジ付近を撮影する段階を含む、請求項2に記載のウェハー形状分析方法。
  4. 前記断面映像における各ピクセルの横および縦のそれぞれの大きさは前記ウェハー形状の大きさの1%以下である、請求項1に記載のウェハー形状分析方法。
  5. 前記断面映像における各ピクセルの横および縦のそれぞれの大きさは0.25μm〜2μmである、請求項1に記載のウェハー形状分析方法。
  6. 前記断面映像を獲得する段階は、
    前記エッジおよび前記エッジ付近を複数回撮影して複数の区分映像を獲得する段階;および
    前記複数の区分映像を組み合わせて前記断面映像を獲得する段階を含む、請求項2に記載のウェハー形状分析方法。
  7. 前記複数の区分映像を組み合わせる段階は、
    前記複数の区分映像それぞれの輝度を分析し、類似輝度を有する区間をオーバーラップして前記断面映像を獲得する段階を含む、請求項6に記載のウェハー形状分析方法。
  8. 前記断面映像で前記ウェハーと前記ウェハー周辺のコントラストを増加させる段階をさらに含み、
    前記表面輪郭の座標列は前記コントラストが増加した前記断面映像から探す、請求項1に記載のウェハー形状分析方法。
  9. 前記仮表面輪郭の修正は作業者によって要求される、請求項に記載のウェハー形状分析方法。
  10. 前記仮輪郭ピクセル間の間隙が臨界距離を逸脱するとき、前記仮表面輪郭の修正が要求されるものと決定する、請求項に記載のウェハー形状分析方法。
  11. 前記臨界距離は1ピクセル〜100ピクセルである、請求項10に記載のウェハー形状分析方法。
  12. 前記臨界距離は前記仮表面輪郭から10%以内の距離である、請求項10に記載のウェハー形状分析方法。
  13. 前記臨界距離は前記ウェハーの形状の大きさの1%に該当する距離である、請求項10に記載のウェハー形状分析方法。
  14. 前記表面輪郭の座標列を探す段階は、
    前記表面輪郭の座標列として決定された前記仮輪郭ピクセルの配列を直交座標形態の座標列に変換する段階をさらに含む、請求項に記載のウェハー形状分析方法。
  15. 前記形状分析データを求める段階は、
    離散的な前記表面輪郭の座標列からなる曲線をスムージングする段階;および
    前記スムージングされた曲線を利用して前記形状分析データを計算する段階を含む、請求項1または請求項2に記載のウェハー形状分析方法。
  16. 前記形状分析データは、
    前記エッジと前記エッジ付近全体が形成する曲率を含む、請求項15に記載のウェハー形状分析方法。
  17. 前記形状分析データは、
    未加工部の面積と加工部の面積を利用して導き出したギャップ面積を正規化したギャップ面積を含む、請求項15に記載のウェハー形状分析方法。
  18. 分析対象であるウェハーを示す断面映像を獲得する映像獲得部;
    前記映像獲得部から出力された前記断面映像から前記ウェハーの表面輪郭の座標列を探す表面輪郭決定部;および
    前記表面輪郭決定部から出力された前記座標列を利用して前記ウェハーの形状に対する情報を有する形状分析データを算出するデータ分析部を含
    前記表面輪郭決定部は、
    前記断面映像で各ピクセルの輝度を決定する輝度決定部;
    前記輝度決定部から出力される輝度を受けて、隣接したピクセル間の輝度差を算出する輝度差算出部;
    前記算出された輝度差を利用して仮輪郭ピクセルを決定し、修正要求信号に応答して前記仮輪郭ピクセルを再決定するか前記仮輪郭ピクセルを出力する仮輪郭ピクセル決定部; 前記仮輪郭ピクセルによって形成した仮表面輪郭の修正が要求されるかをチェックして前記修正要求信号を発生する輪郭修正チェック部;および
    前記仮輪郭ピクセル決定部から受けた前記仮輪郭ピクセルの配列を前記ウェハーの表面輪郭の座標列として決定して出力する座標列決定部を含み、
    前記仮輪郭ピクセル決定部は、
    前記算出された輝度差が大きい順序で羅列し、前記羅列された輝度差の全体の中から上位に属する輝度差を示すピクセルを前記仮輪郭ピクセルとして決定する
    ウェハー形状分析装置。
  19. 前記断面映像は前記ウェハーのエッジおよびエッジ付近を示し、
    前記ウェハーの形状は前記エッジおよび前記エッジ付近に対する形状を含む、請求項18に記載のウェハー形状分析装置。
  20. 前記映像獲得部は、
    前記ウェハーのエッジおよび前記エッジ付近を複数回撮影する撮影部;および
    前記撮影部で複数回撮影された複数の区分映像を組み合わせて前記断面映像を生成する映像組合部を含む、請求項19に記載のウェハー形状分析装置。
  21. 前記断面映像で前記ウェハーと前記ウェハー周辺のコントラストを増加させて前記表面輪郭決定部に出力するコントラスト調整部をさらに含み、
    前記表面輪郭決定部は前記コントラスト調整部から出力される増加したコントラストを有する前記断面映像から前記座標列を探す、請求項18に記載のウェハー形状分析装置。
  22. 前記輪郭修正チェック部は、
    前記仮表面輪郭の修正が作業者によって要求されているかあるいは前記仮輪郭ピクセル間の間隙が臨界距離を逸脱しているかを検査し、前記修正要求信号を発生する、請求項18に記載のウェハー形状分析装置。
  23. 前記表面輪郭決定部は、
    前記表面輪郭の座標列として決定された前記仮輪郭ピクセルの配列を直交座標形態の座標列に変換して出力する座標変換部をさらに含む、請求項18に記載のウェハー形状分析装置。
  24. 前記データ分析部は、
    離散的な前記表面輪郭の座標列からなる曲線をスムージングするスムージング部;
    前記スムージングされた曲線を利用して前記形状分析データを計算するデータ計算部;および
    前記データ計算部で計算された結果を前記形状分析データとして出力するデータ出力部を含む、請求項18に記載のウェハー形状分析装置。
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