JP6238447B2 - 暗記カード紙又は情報カード紙の作成方法及びその作成方法を用いた暗記カード又は情報カード - Google Patents
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Description
また、暗記カード又は情報カードをあらゆる教科等での学習時における弱点克服を主眼とした、学習やその管理システムに関するものでもある。例えば、学習者がその日に学んだ法則や公式と言った暗記すべき事柄(以下「問題等」という)及びその解説や詳細(以下「解説等」という)を、方形の用紙の横方向の中央に縦罫線を入れ、その縦罫線に対し方形の枠線が左右対称になるように複数の方形の枠線を入れ、見開き形式の問題・解答書き込み用紙を作り、その用紙の左枠線内に問題等を書き込み、右枠線内にその問題等の解答や解説を手書き等で書き込んだ用紙を、パソコンとスキャナー機能付きプリンター、そして暗記カードシステムソフトでその用紙の画像をパソコン上に取り込み、特許第4046240号の単語帳用の単語シート及び単語帳形式に相当する用紙に変換することによって暗記カード等を作成するものだけではなく、パソコン等上に取り込まれた複数の問題及び解説等が書き込まれた画像が、1枚ずつの問題と解答とのセットになるように分割・保管されることにより、必要になったものが、保管管理されている全カード中から、いつでも瞬時に何度でも暗記カード等や記憶確認用の問題用紙等を印刷し、暗記カード等で学習したり、テスト問題用紙に書き込んで学習したりすることができる上、作成された暗記カードデータ等が画面上でも学習でき、その結果等が管理・運用・再運用されるものである。問題・解答書き込み用紙作成から始まり、問題とその解答等の要約を書き込み、暗記カード等による学習、問題プリント演習、画面で再確認学習と同時に定着度の把握と管理するという一連の学習の流れとなるようにしたものである。
さらに、スマートフォンやタブレットを用いて学習する暗記カードソフトや情報カードソフト等も存在するが、それらは、通常、画面で学習するのが目的で、学習に必要な、紙ベースの暗記カードや情報カードや問題集等とはリンクされておらず、不完全さが否めない。やはり、学習時に学習者の学習財産を構築できるものは、紙ベースでしかない。
(1)連続して複数の文や関連した複数分の丸暗記に使える効果がある。
(2)写真をアルバムにできる。
(3)絵を4コマ漫画のように使用することも可能である。
(4)本発明に係る情報カードは、はがきサイズで、持ち運びする場合、はがき収納ケースが使えるようになる。
(5)半分に切れ目が入っている用紙が市販されている現状において、その用紙を使って印刷すると鋏やカッターを等でカットしなくても情報カード束が作成できる。
(6)事前に間違えた問題等や弱点克服問題等が書き込んであれば、先生が解説をしながらその解答や解説を書き込むというピンポイント授業にも応用できた上、授業終了と同時に生徒が、常時、復唱できるカードも作成できるので、個別指導授業バックアップ教材としても使えるようになった。
(7)2穴のパンチ穴を開け、カード束を収納することができ、より便利になった。
(8)書込みスペースが格段に大きくなったことにより、とても書き易くなる等の効果がある。
上記の問題・解答書込み用紙1″及び情報カード用問題・解答書込み用紙J″は、
縦長方形用紙又は横長方形用紙の横幅方向の中心に縦罫線2を入れ、その縦罫線2を境にしてその左側に問題を書き込むための横長方形の左枠3を高さ方向に8段に印刷表示し(図1)、または縦罫線2の右側にその問題に対する解答を書き込むための横長方形の右枠4を高さ方向に2段に印刷表示する(図25)と共に、左右枠3・4の上下段の間に横罫線5を印刷表示してある。この様式をパソコン(図示省略)で作成した画像をモニターに表示し、これをA4判の縦長方形又は横長方形の用紙にプリントアウトして作成したものである。
また、図26の情報カード用問題・解答書込み用紙J″の左枠3に数学の問題Q(Q-1〜Q-8)を手で書き込んでいき、右枠4にその問題に対する解答Aやその解説を書き込んでなる情報カード用紙である。この場合、A4判の縦長方形用紙において、左右の1枠分の全高の2分の1(約10.4cm)、長さが全幅の2分の1(約14.7cm)になるように均等に振り分ける。これが本発明における情報カードJの基本的サイズの一例となる。
ここでいう「情報カード」とは、継続的な蓄積を目的とし、一定寸法に裁断された厚手の紙片のことと、解されている。日本においては、いわゆる、京大カードと呼ばれるB6判(182.0×257.0mm)サイズのものが広く利用されている。そのほか、最近では、ISO A列 A6判(105.5×148.0mm)やインチ単位(5×3インチ)、JISB列 B6、その他 名刺サイズ又は紙幣サイズ等多種多様である。本発明の実施例ににあっては、ISO A列 A4判(210.0×297.0mm)を用い、これを4分割して、その1単位がISO A列 A6判(105.5×148.0mmのサイズになっている。
この情報カード用問題・解答書込み用紙J″は、汎用のパソコン(図示省略)で作成した様式画像をモニターに表示し、これをA4判の横長方形用紙にプリントアウトして作成する。前記の用紙はA4判に限らず、B5判や、A5判を用いて縮小印刷することも可能である。
問題と解答の作成法は、暗記カード又は情報カード作成管理システムソフトのファイル(F)の中の印刷ウィザード(P)を実行すると、印刷ウィザード画面が表示され、文書の種類のドリルを指定し、「次へ」のボタンを押すと、用紙の上段の左右枠に問題が表示された問題用紙の印刷プレビュー画面が表示される。そこで印刷実行ボタンを押すと、問題用紙とその解答用紙が印刷される。
(1) パソコンとスキャナー機能付きプリンターと暗記カード又は情報カード作成管理システムソフトを用いて、縦罫線2を挟んで問題を左枠3に、また、解答を右枠4に書き込むための情報カード用問題・解答書込み用紙1″を作成する。(図25)
(2) 暗記カード用問題・解答書込み用紙1″の左枠3に問題を書き込み、右枠4にその問題に対する解答A(場合によっては解説も)を手書きした暗記カード用紙1′を作成する。(図2)
なお、この場合、左枠3に問題Qをあらかじめ印刷表示しておくこともできる。(図3参照)
(3) その解答Aを手書きした暗記カード紙1をパソコンとパソコン上に起動してある機能と暗記カード又は情報カード作成管理システムソフトとスキャナー機能付きプリンターと汎用型パソコンに具備している既存のソフトを用いて、暗記カード又は情報カード作成管理システムソフト内のファイル内のTWAIN対応機器からの入力という順で指示すると、スキャナー機能付きプリンターに付属しているソフトのスキャナー設定の画面の図10が出てきて、図10内の「スキャン開始ボタン」を押すと、それらの暗記用紙1′が丸ごとパソコン上の暗記カード作成管理システムソフト上に取り込まれ、モニターMが表示される。このとき、画像Gには、印刷用の縦罫線2と横罫線5(51〜5n)を表示する。(図4)
(4) 汎用型パソコンに具備している既存のソフトを使って偶数段に相当する画像群のみを、奇数段に相当する画像群と上下左右方向に180度反転、すなわち逆さまになるように向きを変える。(図5)
(5) 図5の画像Gをプリンターで白紙に打ち出して暗記カード紙1となる。このとき、暗記カード紙1の両縦縁辺と左右枠の外側縦辺との間に所定の幅w(約1cm程)で繋ぎ部c′を形成してある。(図6)
(6) 図5の暗記カード紙1を縦罫線2に沿って山折りに2つ折りして重ねた後、その山折り側から横罫線5(51〜5n)に沿って鋏又はカッターナイフ等で繋ぎ部c′まで切込みを入れる。(図7)・(図8)
(7) 図7・図8の暗記カード紙1を横罫線5(51〜5n)に沿って繋ぎ部c′を山折りと谷折りを交互にくり返して暗記束にして繋ぎ部c′をホチキスで綴じて暗記カードCが完成する。(図9)
(8) スキャナーに付属されているソフトのスキャナー設定の図で、パソコン上に起動されている暗記カード又は情報カード作成管理システムソフト上の「ファイル」内の「TWAIN機器からの入力」を選択し、この画像をモニターに表示する。(図10)
(9) スキャナーから暗記用紙1′を丸ごとパソンコに取込んで、その画像Gを表示するモニターMに適用するファイルfの内容を示し、図示例は、暗記カード又は情報カード作成管理システムソフト([TWAIN対応機器からの入力])P1を指定する。(図11)
(10) モニターMに表示されている「ファイル」内の「印刷設定」P1、「ブランクシート」P2、「カードの周囲を捨てる」p3、横長方形の左右枠3・4の段数の指定「2段から11段」P4の範囲で任意に選択してモニターに表示する。(図12)
(11) 「編集」メニューの中にある「カードにテキスト入力」P1′からシート入力をモニターMに表示するようにしてある。
(12) 実際に問題Qや解答A等の文字入力や絵等を貼り付けるカード文章の編集画像GをモニターMに表示する。(図14)
(13) モニター上の左右枠3・4に1段おきに問題Qの暗号カード用紙画像Gを表示する。(図15)
(14) 図15の問題Qに対する解答Aを左右の枠3・4に画像Gを表示し、その1段置きの空欄に解答を書き込むようになっている。(図16)
(15) パソコン上に取り込まれた画像群の問題と解答を、パソコンやスマートフォンSf(図23)やタブレット等のモニターMで暗記学習を繰り返す。覚えたものは、画面上の「定着」ボタン7を押し、暗記学習の繰り返しサイクルから外す。しかし、なかなか覚えられないもの等は、「お気に入り」ボタン8を押し、暗記学習の繰り返しサイクルから外す。このようにして、モニターM上で、学習進行状況を把握する。暗記カードを用いて学習した場合は、次の段階に移り、学習進行状況を把握する。(図17−図20)
(16) モニターM上で「定着」ボタン7を押して覚えたと見なしたものも無視し、学習した全テスト問題用紙を印刷し、学習の定着度を把握する。お気に入りボタンを押した問題等や、問題演習で正解できなかったものは、全て、パソコン上にできなかったという情報を記録すると同時に、赤色等で印刷された暗記カード紙1(図6)をプリントアウトとし、縦罫線2に沿って山折りし、横罫線5(51〜5n)に沿って繋ぎ部c′を残して切り込みを入れ暗記カードCを作成する(図9)。そして、それらを用いて学習者の知識の定着を図る。
(17) 学習実施約1〜2週間後に、テスト問題用紙と、のテスト問題に対する解答用紙を作成し定着度を確認する。
(18) 定期的に、過去に作成した全問題の定着度をテスト問題用紙で確認する。
(19) 色々な枠数の見開き形式の問題・解答書込み用紙1″を前もって作成しておき、問題と解答を書き込んだ暗記用紙1′を一度パソコンに取り込んでから暗記カード紙1をプリントアウトして暗記カードC(図9)を作成して新規問題等を追加作成し、上記の学習パターンを繰り返し、問題の蓄積と全問題の定着度を把握し管理する。
1′…暗記カード用紙
1″…問題・解答書込み用紙
2…縦罫線
3…問題又は解答書込み用横長方形の左枠
4…解答又は問題書込み用横長方形の右枠
5(51〜5n)…横罫線
6…お気に入り登録済み一覧表示画面
7…定着ボタン
8…お気に入りボタン
c′…繋ぎ部
C…暗記カード
J…情報カード
Jn…情報カード紙
J′…情報カード用紙
J″…情報カード用問題・解答書込み用紙
M…モニター
G…画像
Sf…スマートフォン
z…留め具
Claims (3)
- 長方形の用紙を縦長又は横長に配置して、その横幅方向の中心に縦罫線(2)を表示し、その縦罫線(2)を境にして左枠(3)と右枠(4)を2段又はそれ以上の複数段に表示すると共に、複数段の左右枠(3)・(4)の間に横罫線(5)を表示して問題・解答書込み用紙(1″)又は問題・解答書込み情報カード用紙(J″)を作成し、
当該問題・解答書込み用紙(1″)又は情報カード用紙(J″)の左枠(3)に問題(Q)を表示し、
右枠(4)に問題に対する解答(A)を書き込んで暗記カード用紙(1)又は情報カード用紙(J′)とし、
これをスキャナーで取り込んでパソコンに接続してあるモニター(M)にその画像(G)を表示し、
暗記カード用紙(1)又は情報カード用紙(J′)の画像(G)を編集した後にプリントアウトするための全工程で用いるソフトウエアを起動し、
そのソフトウエアメニューの中の編集内にある「カードにテキスト入力」からカード入力欄を作成して問題(Q)とその解答(A)ないし解説をキーボード又はタッチパネルで入力し、
暗記力ード用紙(1)又は情報カード用紙(J′)を兼ねたデータ群を作成する方法と、モニター(M)上におけるファイル内の印刷設定、ブランクシート、段数の指定をし、
その複数段のうち、任意の段数を選択設定して暗記力ード紙(1)又は情報カード用問題・解答書込み用紙(J″)を指定し、
取り込まれた画像データ(G)群は、暗記カード用紙(1′)又は情報力ード用紙(J′)を作るソフトを再度用いて、偶数段に相当する画像データ群のみを、奇数段に相当する画像データ群に対して上下左右方向に180度反転するように加工処理し、
暗記カード用紙(1′)又は情報カード用紙(J′)の形式に変換後にプリントアウトして暗記カード紙(1)又は情報カード紙(J n )を作成及び編集し、
これを問題演習用の暗記カード紙(1)又は情報カード紙(Jn)としてプリントアウトし、又はモニター(M)の画面上で学習してその結果を記録し、
各問題(Q)の定着状態の把握に用い、又は次の学習のフィードバックに用い、問題(Q)・解答(A)の問題・解答書込み用紙や情報カード用紙の作成又は「カードに入力画面」から直接文字や絵や図形を入力するという、2つの方法で暗記カード紙(1)又は情報カード紙(Jn)を作成し、
これらの問題(Q)とその解答(A)を片方ずつ又はその両方を同時にモニター(M)の画像(G)で表示して一連の学習の流れを繰り返すことによって得られる知識の蓄積と全蓄積データの管理や運用するようにし、
暗記カード紙(1)又は情報カード紙(Jn)を暗記カード(C)又は情報カード(J)にして学習、問題プリント演習、画面で再確認学習と同時に定着度の把握と管理とを行うことを特徴とする暗記カード又は情報カードの作成方法。 - パソコンと接続したモニター(M)で縦長方形又は横長方形の画像(G)と、その各方形の横幅方向の中心に縦罫線(2)を、及び縦方向に単一又は複数段の横罫線(5)を表示し、当該縦罫線(2)の両側に左枠(3)と右枠(4)を2段又はそれ以上の複数段に表示すると共に、左右枠(3)・(4)の上下段の間に横罫線(5)を表示し、その縦長方形又は横長方形の表示画像(G)をプリントアウトして問題・解答書込み用紙(1′)又は情報力ード用問題・解答書込み用紙(J″)として用いる請求項1記載の暗記カード又は情報カードの作成方法。
- 問題・解答書込み用紙(1″)又は情報力ード用問題・解答書込み用紙(J″)を用い、その左枠(3)に問題(Q)を手書きで書き込むか又は印刷表示し、右枠(4)に解答(A)を手書きで書き込み、書き込みを終了した問題・解答書込み済の問題・解答書込み用紙(1″)又は情報カード用問題・解答書込み用紙(J″)を暗記カード紙(1)又は情報カード紙(Jn)とし、これをスキャナーを介してパソコンに取り込んでモニター(M)に画像(G)として表示すると共に、問題(Q)・解答(A)を表示した複数段の左右枠(3)・(4)のうち、奇数段(Q−1・A−1〜Q−n・A−n)に対して偶数段(Q−2・A−2〜Q−m・A−m)の左右枠(3)・(4)をパソコンに具備している上下左右方向に180度反転するソフトによって偶数枠を奇数枠に対して上下左右方向に逆さまになる画像を表示し、この状態の画像(G)をプリンターを使って縦長方形の用紙又は横長方形の用紙に印刷表示して暗記カード紙(1)又は情報カード紙(Jn)とした請求項1ないし請求項2記載の暗記カード又は情報カードの作成方法。
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