JP6238014B2 - 給紙装置及び該給紙装置を備えた画像形成装置 - Google Patents

給紙装置及び該給紙装置を備えた画像形成装置 Download PDF

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Description

本発明は、給紙装置及び該給紙装置を備えた画像形成装置に関する。
従来より、給紙用の用紙がセットされる給紙トレイと、用紙の幅方向の両端位置を規制する一対のカーソルとを備えた給紙装置は知られている(例えば、特許文献1参照)。一対のカーソルは、給紙トレイ上にて給紙方向に直交する方向に対向するように配置されている。一対のカーソルの上端部には、用紙の積載枚数を予め設定した上限枚数以下に規制する規制片部が形成されている。この規制片部は、一対のカーソルの上端部から互いの内側に向かって突出している。ユーザーが給紙トレイにセットした用紙の枚数が上限枚数を超えていると、この超えた枚数分の用紙が規制片部の上側に乗り上げる。これにより、ユーザーは、用紙の枚数が上限枚数を超えていることに容易に気付いて対処することができるとされている。
特開2013−216440号公報
上記特許文献1に示すように一対のカーソルの上端部に規制片部を備えた給紙装置では、用紙束を給紙トレイに対して上側からセットしようとすると、カーソルに形成された規制片部が用紙束と干渉してしまう。この干渉を回避するためには、一対のカーソルの間に給紙方向の上流側から下流側に向かって、用紙束を挿入する必要がある。このため、上記給紙装置では、規制片部を有さない給紙装置に比べて、用紙束を上側からセットすることができない分、用紙束のセット作業がユーザーにとって煩わしいものになってしまう。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、用紙束のセット作業の煩わしさを回避しつつ、給紙トレイにセットされる用紙束の用紙枚数が上限枚数を超えるのを確実に防止しようとすることにある。
本発明に係る給紙装置は、給紙用の用紙束がセットされる給紙トレイと、用紙束の幅方向の両端位置を規制するべく、給紙方向に直交する方向に対向するように配置された一対のカーソルと、該一対のカーソルの上端部にそれぞれ設けられ、上記用紙束の用紙枚数を予め設定した上限枚数以下に規制する規制片部とを備え、上記給紙トレイにセットされた用紙束から用紙を一枚ずつ分離して所定の搬送経路に沿って搬送するものである。
そして、上記各規制片部はそれぞれ、上記一対のカーソルの上端部から互いの内側に突出して用紙束の高さを所定高さ以下に規制する規制位置と、該規制位置よりも外側に退避して該規制を解除すると共に、該一対のカーソル間に用紙束が上方からセットされるのを許容する退避位置との間で移動可能に構成され、上記各規制片部を上記退避位置側から上記規制位置側に向かって付勢する付勢部材をさらに備え、上記各規制片部は、上記規制位置において、上記給紙トレイに上方からセットされる用紙束より下方へと向かう押圧力を受けると、上記付勢部材の付勢力に抗して上記規制位置から上記退避位置に移動するように構成され、上記規制片部が上記退避位置にあることを検出する検出部と、上記検出部による検出結果をユーザーに報知する報知部とをさらに備えている。
この構成によれば、一対のカーソルの上端部に設けられた規制片部が付勢部材により規制位置側に常時付勢されている。この規制位置では、規制片部は一対のカーソルの上端部から互いの内側に突出している。この状態で、ユーザーが用紙束を給紙トレイに対して上方からセットしようとすると、規制片部が用紙束によって下方へと押圧される。規制片部は、用紙束より下方へと向かう押圧力を受けることにより、上記付勢部材の付勢力に抗して退避位置に移動する。この退避位置では、規制片部は上記規制位置よりも外側(一対のカーソルの互いの外側)に位置していて用紙束が一対のカーソル間に上方からセットされるのを許容する。したがって、用紙束は規制片部に邪魔されることなく給紙トレイにセットされる。よって、一対のカーソルの間に給紙方向の上流側から下流側に向かって用紙束を挿入する場合に比べて、用紙束のセット作業の煩わしさを低減することができる。
上記給紙トレイに用紙束がセットされた場合において、用紙束の用紙枚数が上限枚数を超えるときには、規制片部が用紙束に邪魔されて上記規制位置に戻らなかったり、上限枚数を超えた分の用紙が規制片部の上側に乗り上げたりする。したがって、ユーザーは、このような状況を目視することで、用紙束の用紙枚数が上限枚数を超えていることに容易に気付いて対処することができる。延いては、用紙束の用紙枚数が上限枚数を超えることに起因する給紙不良等の不具合を回避することができる。
ここで、給紙トレイにセットされた用紙束の枚数が上限枚数を超える場合には、退避位置から規制位置に戻ろうとする規制片部が用紙束の側面に当接して、規制片部が退避位置から移動不能になる場合が多い。
しかし、上記給紙装置は、上記規制片部が上記退避位置にあることを検出する検出部と、上記検出部による検出結果をユーザーに報知する報知部とをさらに備えている。
したがって、規制片部が退避位置に位置している場合には、ユーザーは、報知部からの報知情報を基にそのことを知ることができ、延いては、用紙束の枚数が上限枚数を超えていることに容易に気付くことができる。
上記各カーソルは、中空状に形成されており、上記各規制片部は、上記退避位置では上記各カーソル内に退避するように構成されていることが好ましい。
この構成によれば、避位置では規制片部をデッドスペースであるカーソル内の中空空間に退避させるようにしたことで、スペース効率の向上を図り、延いては、給紙装置全体の小型化を図ることができる。
上記各規制片部の上面には、一対のカーソルの内側に向かって下側に傾斜する傾斜面が形成され、一端部を支点として上記給紙方向に直交する方向に揺動可能に構成され且つ他端部に上記規制片部が形成されてなる揺動レバー部をさらに備え、上記各規制片部は、その上面に形成された傾斜面に対して、上記給紙トレイにセットされる用紙束より下方へと向かう押圧力が作用することで、上記揺動レバー部と共に揺動して上記規制位置よりも外側の上記退避位置に移動するように構成されている。
この構成によれば、ユーザーが給紙トレイに用紙束を上方からセットする際に、規制片部の上面に形成された傾斜面に対して用紙束より下方へと向かう押圧力が作用すると、規制片部には一対のカーソルの外側に向かう分力が作用する。この結果、規制片部は、揺動レバー部と共にその一端部を支点として揺動して上記規制位置から退避位置に移動する。したがって、ユーザーは、給紙トレイに対して用紙束を上方からセットすることができる。よって、ユーザーが用紙束を給紙トレイにセットする際の煩わしさを回避することができる。しかも上記構成によれば、各規制片部の傾斜面に作用する用紙束からの押圧力を利用して、規制片部を規制位置から退避位置に移動させるようにしているので、規制片部を駆動するためのアクチュエーター(例えばモーターや電磁石)を必要としない。よって、装置全体の低コスト化を図ることができる。
本発明に係る画像形成装置は上記給紙装置を備えている。
この構成によれば、画像形成装置が上記給紙装置を備えているので、給紙装置における給紙不良が抑制され、延いては画像形成装置による印刷不良も抑制される。
本発明によれば、用紙のセット作業の煩わしさを回避しつつ、給紙トレイにセットされる用紙枚数が所定の上限枚数を超えるのを確実に防止することができる。
図1は、実施形態の給紙装置を備えた画像形成装置の内部を示す概略図である。 図2は、給紙装置を含む画像読取装置の内部を示す概略図である。 図3は、給紙装置を示す斜視図である。 図4は、給紙トレイを示す上側から見た平面図である。 図5は、一対のカーソルのうちの一方を示す拡大斜視図であって、該カーソルの上端部に設けられた規制片部が規制位置にある状態を示している。 図6は、一対のカーソルのうちの一方を示す拡大斜視図であって、該カーソルの上端部に設けられた規制片部が退避位置にある状態を示している。 図7は、図5のVII−VII線断面図である。 図8は、図6のVIII−VIII線断面図である。 図9は、実施形態2を示す図7相当図である。 図10は、実施形態2を示す図8相当図である。 図11は、実施形態2における制御系の構成の一部を示すブロック図である。 図12は、他の実施形態を示す図8相当図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。尚、本発明は、以下の実施形態に限定されるものではない。
《実施形態1》
図1は、本実施形態における原稿自動給紙装置222を備えた画像形成装置1を示している。この画像形成装置1は、電子写真方式を利用したレーザープリンターである。この画像形成装置1は、画像形成装置本体100と、画像形成装置本体100の上部に取り付けられた上記画像読取装置200と、ユーザーが操作可能な操作パネル300と、を備えている。
図2に示すように画像形成装置本体100は箱状の筐体60を有している。筐体60の上部には画像読取装置200が設けられている。画像読取装置200は、原稿自動給紙装置222を含んでいる。
上記筐体60内には、図1に示すように、給紙部10、画像形成部20、定着部40が収容されている。給紙部10から排紙トレイ部50に至る用紙搬路Lには、用紙を挟持して搬送する複数の搬送ローラー対11〜13が配置されている。また、用紙搬送路Lの下流側から分岐して上流側に合流する反転搬送路L´が設けられている。反転搬送路L´には搬送ローラー対14〜16が配置されている。
上記給紙部10は、筐体60内の下部に配置されている。給紙部10は、シート状の用紙が収容される給紙カセット10aと、該給紙カセット10a内の用紙を取り出して該カセット外に送り出すためのピックアップローラー10bとを有している。給紙カセット10aよりカセット外に送り出された用紙は、搬送ローラー対11を介して画像形成部20に供給される。画像形成部20では、ブラック、マゼンタ、シアンおよびイエローの各色にそれぞれ対応するトナー画像を形成する作像ユニット20Bk、20M、20C、20Yが一列に配置されている。各作像ユニット20Bk、20M、20C、20Yは、感光体ドラム21、帯電装置22、現像装置23およびクリーニング装置24を備えている。作像ユニット20Bk、20M、20C、20Yの下方には、各感光体ドラム21の表面にレーザー光を照射する露光装置25が配置されている。また、作像ユニット20Bk、20M、20C、20Yの上方には、中間転写ユニット26が配置されている。中間転写ユニット26には、各感光体ドラム21に接して走行する中間転写ベルト27が設けられている。中間転写ベルト27の内側には感光体ドラム21との間で中間転写ベルト27を挟み込むように、一次転写ローラー28が設けられている。また、作像ユニット20Bkの下流側には、中間転写ベルト27の表面に接触するように二次転写ローラー29が設けられている。中間転写ユニット26の上方には、トナーコンテナ30Bk、30M、30C、30Yが配置されている。トナーコンテナ30Bk、30M、30C、30Yには、作像ユニット20Bk、20M、20C、20Yの各現像装置23に補給される各色のトナーが収納されている。
画像形成部20では、露光装置25によって各感光体ドラム21の表面に所定の画像データ(例えば、画像読取装置200により読み込んだ原稿画像データ)に基づくレーザー光を照射することで静電潜像を形成する。画像形成部20は、この形成した静電潜像を現像装置23によって現像することで各色のトナー像を形成する。各感光体ドラム21の表面に形成された各色のトナー像は、一次転写ローラー28によって中間転写ベルト27の表面に転写されて重ね合わせられる。そして、中間転写ベルト27上に転写されたトナー像は二次転写ローラー29によって、給紙部10より供給された用紙に対して転写される。該転写後の用紙は定着部40に供給される。定着部40では、画像形成部20より供給される用紙を定着ローラー40a及び加圧ローラー40b間で加圧することにより、当該用紙にトナー像を定着させる。そして、定着部40にてトナー像が定着された用紙は、両ローラー40a,40bにより下流側へと送り出される。定着部40より送り出された用紙は、搬送ローラー対13を介して上記排紙トレイ部50に排出される。また、用紙の両面にトナー像を形成する場合には、搬送ローラー対13によって用紙はスイッチバックされて、反転搬送路L´に搬送される。
図2に示すように、上記画像読取装置200は、略直方体状のケース体250を有している。ケース体250の上面は透光性の原稿載置面251bを形成している。原稿載置面251bは、原稿押さえカバー230により開閉可能に覆われている。原稿押さえカバー230は、一対のヒンジ機構(図示省略)を介して原稿台251に回動可能に取付けられている。原稿押さえカバー230の上面側には後述する自動給紙装置222が設けられている。
上記ケース体250の内部(つまりコンタクトガラの下方)にはスキャナ部210が収容されている。スキャナ部210は、原稿載置面251bに載置された原稿を光学的に読み取ってその画像データを生成する。具体的には、スキャナ部210は、反射ミラー212、CCDセンサー213、及び読取りユニット215を有している。読取りユニット215は、LED光源215aよりコンタクトガラス上の原稿に向けて光を照射する。反射ミラー212は、原稿からの反射光をCCDセンサー213へと導く。CCDセンサー213は、受光した光を光電変換して原稿画像の画像データを生成する。生成された画像データは、不図示のデータ記憶部に記憶される。
上記自動給紙装置222は、原稿給紙トレイ223、給紙ローラー224a、第1搬送ローラー224b、第2搬送ローラー224c、及び排紙ローラー224dを有しているこれらのローラー224a〜224dによってU字状の搬送経路225が形成されている。ローラー224a〜224dは、給紙カバー221(図3参照)により上側から覆われている。原稿給紙トレイ223は、給紙方向の下流側から上流側に向かって(画像形成装置の左側から右側に向かって)上側に傾斜している。原稿給紙トレイ223の上面には原稿用紙が束状でセット可能になっている。自動給紙装置222は、給紙ローラー224aによって、原稿給紙トレイ223にセットされた用紙束から用紙を一枚ずつ分離して搬送経路225に供給する。そして、原稿自動給紙装置222は、搬送経路225に供給された用紙を、搬送ローラー224b,224c及び排紙ローラー224dによって下流側へと搬送して原稿排紙トレイ228に排出する。搬送経路225の途中には、第1画像読取位置226及び第2画像読取位置227が設定されている。第1画像読取位置226では、第1読取部としてのコンタクトイメージセンサー(CIS)211により原稿の裏面の画像が読取られる。コンタクトイメージセンサー211は、第1及び第2搬送ローラー224b,224c間に配置されている。第2画像読取位置227では、第2読取部としてのスキャナ部21により原稿の表面の画像が読取られる。
図3に示すように、上記原稿給紙トレイ223の上面には、一対のカーソル261が取取付けられている。一対のカーソル261は、原稿給紙トレイ223の上面にセットされた用紙束の幅方向の両端位置を規制する。カーソル261は、給紙方向に直交する方向(以下、トレイ幅方向という)において互いに対向して配置されている。
図4に示すように、一対のカーソル261はそれぞれ連結ピン270を介して一対のラックバー271に連結されている。各連結ピン270は、原稿給紙トレイ223に形成されたガイド孔240を上下方向に貫通していて、該ガイド240に沿ってトレイ幅方向に移動可能になっている。一対のラックバー271は、原稿給紙トレイ223の下側に配置されていて共通のピニオンギア272に噛合している。これにより、一対のカーソル261は、互いに連動してトレイ幅方向の中央位置を挟んで対称に移動可能になっている。
図5に示すように、一対のカーソル261の下流側端部の上端部にはそれぞれ規制片部280が設けられている。規制片部280は、原稿給紙トレイ223にセットされた用紙束の用紙枚数を予め設定した上限枚数以下に規制する機能を有している。
各規制片部280は規制位置(図5に示す位置)と退避位置(図6に示す位置)との間を移動可能に構成されている。上記規制位置では、図5に示すように、各規制片部280はそれぞれ一対のカーソル261の上端部から互いの内側に突出して用紙束の高さを所定高さ(上限枚数分の用紙に対応する高さ)以下に規制(制限)する。上記退避位置では、図6に示すように、各規制片部280は上記規制位置よりも外側に退避して該規制を解除すると共に、一対のカーソル261間に用紙束が上方からセットされるのを許容する。上記退避位置では、各規制片部280の殆どの部分(全部であってもよい)がカーソル261内に退避する。
各カーソル261は、カーソル基部262とカーソル起立部263とを有している。カーソル基部262は、給紙方向に長い矩形板状に形成されていて原稿給紙トレイ223の上面に当接している。カーソル起立部263は、カーソル基部262のトレイ幅方向の外側端部から上方に起立している。カーソル起立部263は、トレイ幅方向から見て略台形状なす中空ケース体からなる。カーソル起立部263は、図7に示すように、トレイ幅方向に沿った断面が下側に開放するコ字状をなしている。そして、カーソル起立部263のトレイ幅方向の内側壁263aが用紙束の幅方向の両端縁に当接することにより、用紙束の幅方向の両端位置が規制される。
カーソル起立部263の内側壁263aの上端部には、矩形状の貫通孔263dが形成されている。規制片部280は、カーソル起立部263内に配置された揺動レバー部281の上端部に形成されていて、上記規制位置では上記貫通孔263dを貫通して一対のカーソル261の間の用紙セット空間に突出している。上記規制位置では、規制片部280の下面は原稿給紙トレイ223の上面に平行になっている。規制片部280の上面には傾斜面280aが形成されている。傾斜面280aは、規制片部280が規制位置にある状態で、トレイ幅方向の内側(一対のカーソル261の内側)に向かって下側に傾斜している。
上記揺動レバー部281は、規制片部280が規制位置にある状態(図7の状態)において鉛直方向に延びている。揺動レバー部281は、カーソル起立部263内の上端部付近から下方に延びた後、トレイ幅方向の内側に略直角に折れ曲がってカーソル基部262の下面に支持軸部282を介して軸支されている。支持軸部282は、給紙方向に延びて揺動レバー部281の下端部に一体形成されている。支持軸部282は、カーソル基部262の下面に固定された一対の軸受部材283(図7では一方の軸受部材283のみを示す)により軸支されている。一対の軸受部材283(図7及び図8にのみ示し、図4では図示省略)は、平面視で揺動レバー部281の下端部を挟んで対向して配置されている。各軸受部材283は、給紙方向に延びる軸受孔284を有している。軸受部材283の下面には、軸受孔284に連通する開放部285が形成されている。上記支持軸部282は、この開放部285から軸受孔284内に装着される。そうして、揺動レバー部281は、その下端部の支持軸部282を支点としてトレイ幅方向(つまり給紙方向に直交する方向)に揺動可能に構成されている。尚、図7中の符号241は、原稿給紙トレイ223と軸受部材283との干渉を回避するための逃げ孔である。
上記カーソル起立部263内の上下方向の中間部には、圧縮コイルバネ286が配置されている。圧縮コイルバネ286は、揺動レバー部281とカーソル起立部263の外側壁263bとの間で圧縮された状態で配置されている。圧縮コイルバネ286は、揺動レバー部281をその下端部の支持軸部282を支点として、図7の反時計回り方向に付勢することで、その上端部の規制片部280を上記退避位置側から上記規制位置側に向かって付勢している。尚、図7(及び図9)では、揺動レバー部281とカーソル起立部263の内側壁263aとの間に隙間が存在しているが、実際には、この隙間には揺動レバー部281に当接してその位置決めを行う当接プレートが配置されている。
規制片部280が規制位置にある状態で、ユーザーが用紙束を、原稿給紙トレイ223に対して上方からセットしようとすると、用紙束の下面が規制片部280の上面に当接する。規制片部280の上面には、トレイ幅方向の内側ほど下側に傾斜する傾斜面280aが形成されており、この傾斜面280aに対して用紙束より下方へと向かう押圧力が作用することで、規制片部280にはトレイ幅方向の外側に向かう分力が作用する。この結果、規制片部280は、揺動レバー部281と共に、圧縮コイルバネ286の付勢力に抗しながら図7の時計回り方向に揺動して上記退避位置(図8参照)に移動する。この退避位置では、規制片部280は上記規制位置よりもトレイ幅方向の外側に位置していて、用紙束が一対のカーソル261間に上方からセットされるのを許容する。したがって、用紙束は規制片部280により邪魔されることなく原稿給紙トレイ223にセットされる。よって、一対のカーソル261の間に、給紙方向の上流側から下流側に向かって用紙束を挿入する場合に比べて、用紙束のセット作業の煩わしさを回避することができる。しかも、用紙束より各規制片部280の傾斜面281aに作用する押圧力を利用して、規制片部280を規制位置から退避位置に移動させるようにしているので、規制片部280を駆動するためのアクチュエーター(例えばモーターや電磁石)を必要としない分、原稿自動給紙装置222全体の低コスト化を図ることができる。
上記原稿給紙トレイ223に用紙束がセットされた場合において、用紙束の用紙枚数が上限枚数を超えるときには、退避位置にある規制片部280が用紙束に邪魔されて規制位置に戻らなかったり、上限枚数を超えた分の用紙が規制片部280の上側に乗り上げたりするのでユーザーは規制片部280を視認できなくなる。このことで、ユーザーは用紙束の用紙枚数が上限枚数を超えていることに容易に気付いて対処することができる。延いては、用紙枚数が上限枚数を超えることに起因する給紙不良等の不具合を回避することができる。
また、上記実施形態1では、上記各カーソル261は、中空状に形成されており、上記各規制片部280は、上記退避位置においてその殆どの部分がカーソル261内に退避するように構成されている。
この構成によれば、退避位置では規制片部280をデッドスペースであるカーソル261内の中空空間に退避させるようにしたことで、スペース効率の向上を図り、延いては、原稿自動給紙装置222全体の小型化を図ることができる。
また、上記実施形態1の画像形成装置1は上記原稿自動給紙装置222を備えているので、用紙束の用紙枚数が上限枚数を超えることに起因する給紙不良が抑制され、延いては画像形成装置1による用紙への印刷不良も抑制される。
《実施形態2》
図9及び図10は、実施形態2を示している。この実施形態は、規制片部280が退避位置にあることを検出する検出センサー288を備える点で上記実施形態1とは異なる。尚、図7及び図8と同じ構成部分については同じ符号を付してその詳細な説明を省略する。
上記検出センサー288は、カーソル起立部263の外側壁263bの内側面に取付けられている。検出センサー288は、本実施形態で、発光部と受光部とを有するPIセンサーにより構成されている。検出センサー288は、図11に示すようにコントローラー290に接続されていて、受光部及び遮光部が遮光状態にあるときには遮光信号を出力し、透光状態にあるときには透光信号を出力する。
揺動レバー部281におけるトレイ幅方向の外側面には板状の遮光板部287が突設されている。図9に示すように、遮光板部287は、規制片部280が規制位置にある状態では、上記発光部及び受光部間よりも外側に位置している。このため、検出センサー288よりコントローラー290に対して透光信号が出力される。一方、規制片部280が退避位置にある状態では、図10に示すように、遮光板部287は、上記発光部及び受光部間に位置して両者の間を遮断する。このため、検出センサー288よりコントローラー290に対して遮光信号が出力される。
コントローラー290では、検出センサー288より遮光信号を受信した場合には、規制片部280が退避位置にあると判断して、操作パネル300に設けられた表示部301にその旨を表示する。そうして、表示部301は、検出センサー288による検出結果をユーザーに報知する報知部として機能する。
上記実施形態2の原稿自動給紙装置222によれば、原稿給紙トレイ223にセットされた用紙束の枚数が上限枚数を越えるために規制片部280が退避位置に保持されている場合には、表示部301に「規制片部280が退避位置にある」旨の表示がなされる。よって、ユーザーは、この表示を見て、規制片部280が退避位置にあることに容易に気付くことができ、延いては、用紙束の枚数が上限枚数を超えていることに容易に気付くことができる。よって、原稿給紙トレイ223上の用紙束が上限枚数を超えることに起因する給紙不良等の不具合を確実に防止することが可能となる。
《他の実施形態》
本発明は、上記各実施形態について、以下のような構成としてもよい。
すなわち、上記各実施形態では、規制片部280は、揺動レバー部281の下端部の支持軸部282を支点として揺動することで規制位置と退避位置との間を移動可能に構成されているが、これに限ったものではなく、例えば図12に示すように、トレイ幅方向に直線移動することで規制位置と退避位置との間を移動する構成であってもよい。この場合、規制片部280をトレイ幅方向に移動可能にガイドするガイド部材(図示省略)備えるようにすればよい。
上記各実施形態では、画像形成装置1の画像形成方式として電子写真方式を採用した場合について説明したが、これに限ったものではなく、画像形成方式は例えばインクジェット方式であってもよい。
上記各実施形態では、給紙装置は、画像読取装置200による画像読取用の原稿を給紙する原稿自動給紙装置222とされているが、これに限ったものではなく、画像形成部20に対して印刷用の用紙を供給する給紙装置であってもよい。
以上説明したように、本発明は、給紙装置及び該給紙装置を備えた画像形成装置について有用である。
P 用紙束
1 画像形成装置
222 原稿自動給紙装置(給紙装置)
223 原稿給紙トレイ(給紙トレイ)
225 原稿搬送経路(所定の搬送経路)
261 カーソル
270 連結ピン
280 規制片部
281 揺動レバー部
282 支持軸部
283 軸受部材
286 圧縮コイルバネ(付勢部材)
288 検出センサー

Claims (4)

  1. 給紙用の用紙束がセットされる給紙トレイと、該用紙束の幅方向の両端位置を規制するべく、給紙方向に直交する方向に対向するように配置された一対のカーソルと、該一対のカーソルの上端部にそれぞれ設けられ、上記用紙束の用紙枚数を予め設定した上限枚数以下に規制する規制片部とを備え、上記給紙トレイにセットされた用紙束から用紙を一枚ずつ分離して所定の搬送経路に沿って搬送する給紙装置であって、
    上記各規制片部はそれぞれ、上記一対のカーソルの上端部から互いの内側に突出して用紙束の高さを所定高さ以下に規制する規制位置と、該規制位置よりも外側に退避して該規制を解除すると共に、該一対のカーソル間に用紙束が上方からセットされるのを許容する退避位置との間を移動可能に構成され、
    上記各規制片部を上記退避位置側から上記規制位置側に向かって付勢する付勢部材をさらに備え、
    上記各規制片部は、上記規制位置において、上記給紙トレイに上方からセットされる用紙束により下方へと向かう押圧力を受けると、上記付勢部材の付勢力に抗して上記規制位置から上記退避位置に移動するように構成され
    上記規制片部が上記退避位置にあることを検出する検出部と、
    上記検出部による検出結果をユーザーに報知する報知部と、をさらに備えている、給紙装置。
  2. 請求項1記載の給紙装置において、
    上記各カーソルは、中空状に形成されており、
    上記各規制片部は、上記退避位置では上記各カーソル内に退避するように構成されている、給紙装置。
  3. 請求項2記載の給紙装置において、
    上記各規制片部の上面には、上記一対のカーソルの内側に向かって下側に傾斜する傾斜面が形成され、
    一端部を支点として上記給紙方向に直交する方向に揺動可能に構成され且つ他端部に上記規制片部が形成されてなる揺動レバー部をさらに備え、
    上記各規制片部は、その上面に形成された傾斜面に対して、上記給紙トレイにセットされる用紙束より下方へと向かう押圧力が作用することで、上記揺動レバー部と共に揺動して上記規制位置よりも外側の上記退避位置に移動するように構成されている、給紙装置。
  4. 請求項1乃至のいずれか一項に記載の給紙装置を備えた画像形成装置。
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