JP6236826B2 - 筒型バレルに収容した被処理物の乾燥方法 - Google Patents

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本発明は、筒型バレルに収容した乾燥が必要なR−T−B系永久磁石などの被処理物を乾燥するための乾燥機に関する。
R−T−B系永久磁石(Rは希土類元素、TはFeまたはFeとCo)は、高い磁気特性を有していることから、今日、様々な分野で使用されている。R−T−B系永久磁石は一連の工程を経て製造されるが、製造工程中に磁石の洗浄工程を含むのが一般的である。例えば、所定の寸法に研削加工した後の磁石の表面には研削粉、研削液、砥粒などが付着しているので、磁石の表面の付着物を除去することを目的とした超音波洗浄がpH9〜11のアルカリ洗浄液を用いて(洗浄液のpHがアルカリ性であるのは磁石の腐食防止のためである)15〜50kHzの周波数で行われる。また、磁石の表面に耐食性被膜として電気めっき被膜を形成する場合、めっき槽で電気めっき被膜を形成した後、被膜の表面に付着しているめっき液を除去することを目的とした洗浄が行われる。こうした洗浄工程は、通常、磁石を収容したバレルを超音波浴や洗浄槽に浸漬し、洗浄液中でバレルを回転させて行われる。洗浄工程が終わると、バレルを洗浄液中から引き揚げて磁石を乾燥する必要がある。この磁石の乾燥工程は、例えば、バレルから取り出した磁石を遠心乾燥機に収容し、高速回転による遠心力と熱風で乾燥することで行われる。また、特許文献1では、磁石をバレルから取り出すことなく、バレルを回転させて磁石を乾燥するバレル型乾燥機が提案されている。
特許文献1に記載のバレル型乾燥機は、処理工程の省力化を図ることができる点などにおいて利点を有する。しかしながら、このバレル型乾燥機は、バレルを回転させるためにバレルごとに回転モータを必要とするため装置の構成が複雑である。
特開2002−194597号公報
そこで本発明は、簡易な構成で筒型バレルに収容した乾燥が必要なR−T−B系永久磁石などの被処理物を乾燥することができる乾燥機を提供することを目的とする。
上記の点に鑑みてなされた本発明の筒型バレルに収容した被処理物の乾燥方法は、請求項1記載の通り、筒型バレルに収容した被処理物を乾燥するための乾燥機であって、鉛直方向の中心軸線を中心に回転する回転台の周方向の外方に、被処理物を収容した筒型バレルをその側面が回転台の中心方向に面するように固定するための固定手段を有し、回転台の中心上方からブローしたエアが回転台に押し当てられることで、回転台の中心から径方向に放射状にブローしたエアによって回転台に固定された筒型バレルに収容した被処理物を乾燥するようにしてなる乾燥機に、被処理物を収容した筒型バレルを固定し、回転台を回転させながら、回転台の中心上方からブローしたエアが回転台に押し当てられることで、回転台の中心から径方向に放射状にエアをブローして行うことを特徴とする(ただし被処理物がR−T−B系永久磁石である)
また、請求項記載の方法は、請求項記載の方法において、被処理物を収容した筒型バレルが洗浄工程に付したものであることを特徴とする
本発明の乾燥機によれば、筒型バレルに収容した乾燥が必要なR−T−B系永久磁石などの被処理物を、筒型バレルを回転させるのではなく回転台を回転させながら筒型バレルの側面からエアをブローすることで、簡易な構成で効果的に乾燥することができる。
本発明の乾燥機の一例の主要構造を模式的に示す正面図である。 同、平面図である。
以下、本発明の乾燥機を図面に基づいて説明するが、本発明の乾燥機は以下の記載に限定して解釈されるものではない。
図1は、本発明の乾燥機の一例の主要構造を模式的に示す正面図であり、図2は、その平面図である。この乾燥機1は、図略の円筒形や矩形のハウジングの内部に、鉛直方向の中心軸線を中心に回転する平板形状の回転台2を備え、その周方向の外方に、乾燥が必要なR−T−B系永久磁石などの被処理物を収容した筒型バレル11(多孔性側面を有する自体公知のものであってよい)を、その軸線方向が水平方向となるように、かつ、その側面が回転台2の中心方向に面するように固定するための固定手段3を4組有する(図1,2では筒型バレル11は回転台2に1個固定されている)。回転台2を回転軸4によって鉛直方向の中心軸線を中心に回転させると、その軸線方向が水平方向となるように回転台2に固定された筒型バレル11に収容した被処理物に対する良好な液切り性が遠心力によって発揮され、また、筒型バレル11に被処理物を複数個収容した場合、個々の被処理物は遠心力によってバレルの内部で効果的に分散される。回転台2が所定の時間ごとに正逆回転可能であれば、被処理物がバレルの内部で均一に撹拌される点において望ましい。回転軸4の回転は、図略のモータの回転がベルトを介して伝えられることで行われる。回転軸4によって回転する回転台2の中心上方には、エアをブローして回転台2に押し当てるためのノズル5が配置されている。ノズル5からブローしたエアは、回転台2に押し当てられることで、その中心から径方向に放射状にブローし、その軸線方向が水平方向の筒型バレル11の側面からバレルに収容した被処理物を良好な液切れ性のもとに乾燥ムラによるシミ発生などを引き起こすことなく乾燥する。ノズル5からブローするエアは、図略のブローファンから供給され、必要に応じてヒータで加熱されてからノズル5に送り込まれる。回転台2、固定手段3、回転軸4、ノズル5、筒型バレル11の材質は、錆びにくくて強度に優れるSUSなどが採用されるが、固定手段3が筒型バレル11の側面と接触する構成の場合、固定手段3の当該部分の材質は、筒型バレル11の側面の変形や破損などを防止するとともに固定手段3の当該部分の摩耗を防止するため、超高分子量ポリエチレン(UHMWRE)などの耐熱性に加えて耐摩耗性に優れる合成樹脂が望ましい。
被処理物を収容した筒型バレル11は、この乾燥機1のためにのみ用いられるものであってもよいが、洗浄工程に付したものをそのまま用いることができるようにすることで、洗浄工程から乾燥工程に移行する際の被処理物の移し替えが不要となり、処理工程の省力化を図ることができるとともに、移し替え時に起こりうる被処理物の損傷などを防止することができる。もっとも、処理工程の種類に応じて、洗浄工程が終わってから被処理物を筒型バレル11に移し替えて乾燥工程に移行してもよい。
この乾燥機1は、回転台2が回転している際に被処理物を収容した筒型バレル11が固定手段3から外れて回転台2から脱落してしまうことを防止したり、ブローしたエアがある一定の時間、筒型バレル11の内部に留まるようにしたりするため、回転台2の周縁部に鉛直方向に立設した外周板を有していてもよい。この場合、外周板を多孔性とすることで、筒型バレル11に収容した被処理物にエアをブローすることで飛び散った液滴を外周板の外部に放出することができる。
また、この乾燥機1は、危険防止のため、回転台2が回転している際は開閉ができない蓋をハウジングの上部に備えていてもよい。
また、この乾燥機1は、筒型バレル11に収容した被処理物にエアをブローすることで飛び散ったハウジングの内部の液滴を回収して排液するための排液手段や、ブローしたエアのハウジングの内部からの排気手段を有していてもよい。
この乾燥機1を用いて筒型バレル11に収容した被処理物を乾燥する際の、回転台2の回転速度、ノズル5からブローするエアの温度、エアの流量、乾燥時間などは、筒型バレル11に収容する被処理物の種類や形状や個数、被処理物の表面に付着している液体の種類などによって適宜決定されるものであるが、例えば、筒型バレル11に収容する被処理物が複数個のR−T−B系永久磁石の小片(寸法が数cm程度のもの)であって、その表面に洗浄工程において用いた洗浄液が付着しているものなどの場合、回転台2の回転速度としては100〜600rpm、ノズル5からブローするエアの温度としては150〜200℃、エアの流量としては1.5〜4.5cm/分、乾燥時間としては1〜10分間が例示される。こうした乾燥条件によってハウジングの内部は例えば70〜80℃となり、被処理物を乾燥するために適した雰囲気となる。なお、筒型バレル11に収容した被処理物の乾燥を開始するに当たっては、予めハウジングの内部を加温しておくことが被処理物を効果的に乾燥することができる点において望ましい。ハウジングの内部の加温は、例えば、ノズル5から上記のような高温のエアをブローすることで行うことができる。所定の乾燥工程が終わった後は、回転台2の回転とノズル5からのエアのブローを止め、被処理物を収容した筒型バレル11を回転台2から取り外し、被処理物を筒型バレル11から取り出して次の工程に供すればよい。
なお、この乾燥機1は、回転台2の中心上方に配置されたノズル5からブローしたエアが回転台2に押し当てられることで、回転台2の中心から径方向に放射状にエアをブローするものであるが、回転台の中心から径方向にエアをブローする方法はこの方法に限定されるものではなく、例えば、回転台が網目形状であってハウジングの上部に蓋を備えていれば、回転台の中心下方に配置されたノズルからブローしたエアを回転台の網目を通過させて回転台の上方に位置する蓋に押し当てることで行うことができる。
本発明は、簡易な構成で筒型バレルに収容した乾燥が必要なR−T−B系永久磁石などの被処理物を乾燥することができる乾燥機を提供することができる点において産業上の利用可能性を有する。
1 乾燥機
2 回転台
3 固定手段
4 回転軸
5 ノズル
11 筒型バレル

Claims (2)

  1. 筒型バレルに収容した被処理物を乾燥するための乾燥機であって、鉛直方向の中心軸線を中心に回転する回転台の周方向の外方に、被処理物を収容した筒型バレルをその側面が回転台の中心方向に面するように固定するための固定手段を有し、回転台の中心上方からブローしたエアが回転台に押し当てられることで、回転台の中心から径方向に放射状にブローしたエアによって回転台に固定された筒型バレルに収容した被処理物を乾燥するようにしてなる乾燥機に被処理物を収容した筒型バレルを固定し、回転台を回転させながら、回転台の中心上方からブローしたエアが回転台に押し当てられることで、回転台の中心から径方向に放射状にエアをブローして行うことを特徴とする筒型バレルに収容した被処理物の乾燥方法(ただし被処理物がR−T−B系永久磁石である)
  2. 被処理物を収容した筒型バレルが洗浄工程に付したものであることを特徴とする請求項記載の方法
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