JP3006077U - ウエハ回転乾燥装置におけるウエハ保持具 - Google Patents

ウエハ回転乾燥装置におけるウエハ保持具

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JP3006077U
JP3006077U JP1994009040U JP904094U JP3006077U JP 3006077 U JP3006077 U JP 3006077U JP 1994009040 U JP1994009040 U JP 1994009040U JP 904094 U JP904094 U JP 904094U JP 3006077 U JP3006077 U JP 3006077U
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water
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JP1994009040U
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English (en)
Inventor
垣 喜 造 柴
田 祐 己 濱
Original Assignee
柴垣 喜造
濱田 祐己
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ウエハ2の回転乾燥装置において、ウエハ2
と保持部材3,4の保持溝10との間の水分の早期除去
を簡単な手段によって実現する。 【構成】 ウエハ2の外周縁を保持部材3,4により保
持して回転乾燥する回転槽1を備え、この回転槽1の回
転により上記ウエハ2の回転乾燥処理を行う装置におい
て、上記保持部材3,4におけるウエハ2の外周縁を挿
入するための保持溝10の内底に、上記回転槽1の回転
に伴う遠心力で該溝内底の水分を排出する穴11を設け
る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、ウエハの洗浄後における回転乾燥のための回転乾燥装置において、 ウエハを直立状態に保持するためのウエハ保持具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
ウエハに必要な処理を施したり、洗浄を行った後、回転乾燥装置において表面 の乾燥処理を行う場合には、水平軸の周りに回転する回転槽内において、ウエハ の外周縁を複数の保持部材により保持し、それによってウエハを直立状態に保っ て回転乾燥処理が行われる。上記保持部材は、多数のウエハを並列保持するため に、ウエハ外周縁を挿入するための多数の保持溝を並設したものである。
【0003】 このような回転乾燥装置によるウエハの回転乾燥処理においては、遠心力によ ってウエハ表面の水分を除去する関係上、ウエハ上を周囲に移行する水分が、ウ エハと、その周囲を保持する上記保持部材の保持溝内底との間に一時的に滞留し 易く、そのため、上記ウエハと保持溝内底との間の水分を早期に除去することが 、ウエハ表面の均一な回転乾燥を実現すると同時に回転乾燥処理時間を短縮する ために有効である。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
本考案の技術的課題は、上記回転乾燥処理において、ウエハと保持部材の保持 溝との間の水分の早期除去を簡単な手段によって実現することにある。 また、本考案の他の技術的課題は、上記保持部材におけるウエハとの接触面を 局所化することなく、水分の除去を早期に実現できる範囲内において実質的に広 い面積で保持できるようにした保持手段を得ることにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するための本考案のウエハ保持具は、ウエハの外周縁を保持す る保持部材により該ウエハを回転軸線に対して直交する状態に保持して回転乾燥 する回転槽を備え、この回転槽の回転により上記ウエハの回転乾燥処理を行うウ エハ回転乾燥装置において、上記保持部材におけるウエハの外周縁を挿入するた めの保持溝内底に、上記回転槽の回転に伴う遠心力で該溝内底の水分を排出する 穴を設けたことを特徴とするものである。
【0006】
【作用】
上記構成を有するウエハ回転乾燥装置においては、保持部材にウエハを保持さ せて回転槽の回転によりウエハの回転乾燥処理を行うに際し、ウエハ表面の水分 を遠心力によって除去するため、ウエハ上の水分が周辺に向って移行し、その水 分が、ウエハとその周囲を保持する上記保持部材の保持溝内底との間にも流入す ることになるが、上記保持溝の内底に水分排出用の穴を設けているので、ウエハ と保持溝内底との間に流入した水分もその穴を通して早期に除去することができ 、ウエハ表面の均一な回転乾燥を実現すると同時に回転乾燥処理時間を短縮する ことが可能になる。
【0007】 また、保持溝の内底に水分排出用の穴を設けた上記構成は、単純に保持部材に おけるウエハとの接触面を微小化して水分の滞留を無くすような場合に比して、 ウエハとの接触面が局所化することなく、水分の除去を早期に実現できる範囲内 において実質的に広い面積でウエハを保持でき、ウエハを保護することも可能に なる。
【0008】
【実施例】
図1は、本考案に係るウエハ保持具を備えたウエハ回転乾燥装置における回転 槽の概要を示し、図2及び図3は上記回転槽に設けた保持部材の詳細を示してい る。 図1に示す回転槽1は、図示しないケーシング内において水平配置の回転軸に より回転駆動可能に軸支され、その内部に多数のウエハの外周縁を保持する複数 の保持部材3,4を備え、さらに具体的には、ウエハ2の外周縁を保持する一対 の固定的な保持部材3及び一対の可動的な保持部材4を設けて、ウエハ2を回転 軸線に対して直交する状態に保持できるようにしている。上記可動的な保持部材 4は、図示を省略しているが、回転槽1に対するウエハ2の装脱のために、ウエ ハ2に対して進退可能に構成したものである。また、上記回転槽1には、該回転 槽1にウエハ2を装着するときにその下部を支持させるための支持部材5を固定 的に配設している。
【0009】 図2及び図3に示すように、上記回転槽1に設けた保持部材3,4は、多数の ウエハ2を並列保持するために、ウエハ外周縁を挿入するための多数の保持溝1 0を並設したもので、その保持溝10の内底には、上記回転槽1の回転に伴う遠 心力で該溝10内底の水分を排出する穴11を設けている。
【0010】 上記保持溝10における上記穴11は、図2及び3に示すように、保持溝10 の内底中心部にウエハ2の厚さに満たない程度の径を有する単一のものとして形 成することもできるが、保持溝10内の全域、あるいは保持溝10の中心部また は両側等に偏寄して、複数または多数の穴として設けることもできる。さらに、 それらの穴を、図2及び図3のように、ほぼ回転槽1の回転中心に向かうような ものとすることもできるが、図4に示す穴12のように、穴自体における水はけ を考慮し、あるいは穴から流出した後の水の飛散方向等を考慮し、適切な斜め方 向に向いたものとして構成することもできる。
【0011】 また、上記該保持溝10は、図3及び図4に示すように、溝の両端角部10a や、穴11,12の口部周縁は、回転槽1を高速回転したときの溝底における水 はけを考慮して、面取りまたはアールを付したものとするのが望ましい。
【0012】 上記構成を有するウエハ回転乾燥装置は、保持部材3,4によりウエハ2を保 持させ、回転槽1を図示しない回転駆動手段により高速回転させ、遠心力を利用 してウエハ表面の洗浄液等を飛散させ、ウエハ2の回転乾燥処理を行うものであ る。
【0013】 このような回転乾燥処理においては、ウエハ2の表面の水分を遠心力によって 除去するため、ウエハ2上の水分が周辺に向って移行し、その水分が、ウエハ2 とその周囲を保持する上記保持部材3,4の保持溝10内底との間にも流入する ことになるが、該保持溝10の内底に水分排出用の穴11,12を設けているの で、ウエハ2と保持溝10の内底との間に流入した水分もそれらの穴11,12 を通して早期に除去することができ、ウエハ表面の均一な回転乾燥を実現すると 同時に回転乾燥処理時間を短縮することが可能になる。
【0014】 また、保持溝10の内底に水分排出用の穴11,12を設けた上記構成は、単 純に保持部材におけるウエハとの接触面を微小化して水分の滞留を無くすような 場合に比して、ウエハ1との接触面が局所的に微小化することなく、水分の除去 を早期に実現できる範囲内において、実質的に広い面積でウエハ2を保持でき、 ウエハを保護することも可能になる。
【0015】 なお、本考案は、図1における保持部材3,4のうちの任意のものに適用する ことができ、その場合に、他の保持部材に任意の別途水分除去手段を適用できる のは勿論である。
【0016】
【考案の効果】
以上に詳述したように、本考案によれば、ウエハの回転乾燥装置において、ウ エハと保持部材の保持溝との間の水分の早期除去を、その溝底に穴を設けるとい う簡単な手段によって実現することができ、また、上記穴を設けるという手段に より、保持部材におけるウエハとの接触面を局所化することなく、水分の除去を 早期に実現できる範囲内において実質的に広い面積で保持できるようにした保持 手段を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案におけるウエハ回転乾燥装置の回転槽の
概要を示す断面図である。
【図2】保持部材の詳細を示す要部拡大正面図である。
【図3】図2の保持部材の保持溝における断面図であ
る。
【図4】他の保持部材の保持溝における断面図である。
【符号の説明】
1 回転槽 2 ウエハ 3,4 保持部材 10 保持溝 11,12 穴

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ウエハの外周縁を保持する保持部材により
    該ウエハを回転軸線に対して直交する状態に保持して回
    転乾燥する回転槽を備え、この回転槽の回転により上記
    ウエハの回転乾燥処理を行うウエハ回転乾燥装置におい
    て、 上記保持部材におけるウエハの外周縁を挿入するための
    保持溝内底に、上記回転槽の回転に伴う遠心力で該溝内
    底の水分を排出する穴を設けた、 ことを特徴とするウエハ回転乾燥装置におけるウエハ保
    持具。
JP1994009040U 1994-07-01 1994-07-01 ウエハ回転乾燥装置におけるウエハ保持具 Expired - Lifetime JP3006077U (ja)

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JP3006077U true JP3006077U (ja) 1995-01-17

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