JP6234088B2 - シート材束綴じ処理装置及び画像形成システム - Google Patents

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本発明は、コピー機、複合機等の画像形成装置及び画像形成後の後処理を行う後処理装置を備える画像形成システムに関する。より詳しくは、画像が形成された用紙等のシート材を複数束ねたシート材束を綴じる技術に関する。
画像形成システムは、画像形成装置により画像が形成されたシート材に対して種々の後処理を行うための後処理装置が設けられる場合がある。この種の後処理装置として、例えば、複数枚のシート材を束ねたシート材束を、金属針等の綴じ部材を使用して綴じるステイプラを備えたシート材束綴じ処理装置が知られている。
近年、エコロジー意識の高まりから、画像形成システムの後処理装置として、綴じ部材を使用せずにシート材束を綴じるシート材束綴じ処理装置(以下、「エコステイプラ」という。)が提案されている。エコステイプラによる綴じ処理を、以下、「エコステイプル処理」という。エコステイプル処理では、シート材を互いに圧着させてシート材の繊維を絡めることで結合したり、シート材に穴をあけるような形で互いに結合させることで、シート材束を綴じる。エコステイプル処理は、綴じ部材を用いないために、綴じ部材のコストが不要になる。また、シート材の繊維を絡めて結合する場合にはシート材の再利用が可能である。さらに、シート材の廃棄の際に綴じ部材を除去する作業が不要になり、廃棄に手間がかからない。
特許文献1には、綴じ部材を用いた綴じ処理と綴じ部材を用いない綴じ処理(エコステイプル処理)とが可能な後処理装置が開示される。このエコステイプラは、複数の凸部が設けられた押圧部と複数の凹部が形成された受け部とを備える。特許文献1のエコステイプル処理では、複数の凸部及び複数の凹部によりシート材束にエンボスを形成して圧着する。
特開2004−167700号公報
エコステイプル処理は、簡易的な綴じ処理であるためにシート材同士の結合力が比較的弱い。そのために、シート材が薄く、綴じる枚数が少ない場合に有効である。エコステイプル処理によるシート材同士の結合力は、シート材の種類や吸湿状態等、様々な条件により変化する。また、エコステイプラにより綴じ処理を行う位置(綴じ位置)にトナー像が形成されている場合には、シート材に圧力をかけて変形させても繊維が絡み合いにくい。そのために綴じ位置にトナー像がない場合に比べて結合力が弱くなり、綴じ処理を行ってもシート材束がばらけてしまうことがある。綴じ位置の面積を大きくしたり、圧着時の圧力を大きくすることで結合力を増加させることは可能である。しかし、このような方法では、シート材束綴じ処理装置が大型化してコストがかかり、綴じ処理を実行するための時間も長くなる等の弊害が生じる。
本発明は、上記の問題を解決するために、綴じ部材を用いない綴じ処理において、シート材束の結合力が弱くなることを防止するシート材束綴じ処理装置、画像形成システムを提供することを主たる課題とする。
上記課題を解決する本発明のシート材束綴じ処理装置は、画像形成装置により画像が形成されたシート材を複数枚重ねたシート材束に対して、シート材同士が接する面の繊維を絡ませることで綴じ処理を行う綴じ処理手段と、前記シート材の前記綴じ処理を行う位置に形成された画像のトナー濃度により決まる前記綴じ処理によるシート材同士の結合力に応じて、同一のシート材束に対して前記綴じ処理手段による前記綴じ処理の実行回数を決定する決定手段と、前記決定手段で決定した実行回数だけ前記綴じ処理を実行させるよう前記綴じ処理手段を制御する制御手段と、を備えることを特徴とする
本発明によれば、シート材同士の結合力に応じて綴じ部材を用いない綴じ処理の実行回数を決定するために、シート材束の結合力が弱くなることを防止することができる。
制御装置の構成図。 画像形成システムの構成図。 (a)はUIの外観例示図、(b)、(c)はメニュー選択画面の例示図。 後処理装置の構成図。 後処理装置を図4の上方から見た図。 画像形成処理及び後処理を表すフローチャート。 (a)はトナー濃度判定処理を表すフローチャート、(b)は綴じ位置の説明図。 綴じ処理を表すフローチャート。 ソフトウェアキーの表示例示図。 画像形成処理及び後処理を表すフローチャート。
以下、実施の形態を図面を参照しつつ詳細に説明する。
[第1実施形態]
<画像形成システム>
図1は、画像形成システムの動作制御を行う制御装置の構成図、図2は、本実施形態の画像形成システムの構成図である。制御装置は、画像形成システムに内蔵される。画像形成システムは、画像形成装置10、イメージリーダ100、及び後処理装置500を備える。
制御装置の制御部300は、CPU(Central Processing Unit)301、ROM(Read Only Memory)302、RAM(Random Access Memory)303を備える。CPU301は、ROM302に格納されたコンピュータプログラムを読み込み、RAM303をワークエリアとして用いて実行することで画像形成システム全体の動作を制御する。CPU301は、ユーザにより操作される操作部等のUI(User Interface)330から、ユーザの指示を受け付けて、指示に応じて画像形成システムの動作を制御する。また、CPU301は、I/Oポート310を介して画像形成システム内の各種モータやセンサに接続されており、センサによる検知結果を取得するとともに、モータを駆動制御する。
CPU301は、画像形成部320を制御することで、画像形成処理を行う。画像形成部320は、画像形成装置10のプロセスユニット120、転写ベルト130、二次転写部140等の高圧、駆動制御、レーザスキャナユニット122の制御、及び定着器170のヒータ制御等を行う。
CPU301は、画像読取部340を制御することで、原稿からの画像読取処理を行う。画像読取部340は、イメージリーダ100の制御を行う。イメージリーダ100は、プラテンガラス上に載せられた原稿に対して、不図示のランプの光を照射し、該原稿からの反射光をミラーを通して不図示のイメージセンサにより受光する。イメージリーダ100は、ランプ及びミラーを搭載したリーダスキャナユニットを移動させることにより、原稿を走査して読み取りを行う。画像読取部340は、イメージセンサにより受光した反射光から原稿の画像を表す画像データを生成してRAM303へ保存する。
CPU301は、後処理装置500の動作も制御する。後処理装置500は、CPU301の制御により、画像が形成された用紙等のシート材への綴じ処理等の後処理を行う。後処理装置500で行う綴じ処理は、金属針等の綴じ部材を用いないエコステイプル処理である。
画像形成処理時には、制御部300(CPU301)が、以下のように画像形成システムの各部の動作を制御する。CPU301は、UI330から画像形成処理を開始する指示を受け付けると、画像読取部340に原稿の読み取りを指示する。画像読取部340は、イメージリーダ100を制御して原稿を読み取り、読み取った原稿の画像データをRAM303に保存する。画像形成処理を開始する指示には、画像を形成するシート材の種類、片面/両面印刷、綴じ処理を行うか否か、排出先のトレイ等の指示が含まれる。
また、制御部300は、画像形成処理を開始する指示により、給紙カセット150に収納されたシート材の給紙動作を開始する。CPU301は、I/Oポート310を介して定着前搬送モータ145により給紙ピックアップローラ151を回転駆動する。給紙ピックアップローラ151の回転により、給紙カセット150からシート材が1枚ずつ給紙搬送される。給紙ピックアップセンサ152は、シート材の給紙搬送が正常に行われているかを監視する。監視結果は、I/Oポート310を介してCPU301に送られる。
制御部300は、シート材の給紙動作と並行してプロセスユニット120による画像形成処理を開始する。プロセスユニット120は、感光ドラム、現像器、帯電ローラ、感光ドラムクリーナ等により構成される。
感光ドラムは、帯電ローラにより表面が一様に帯電された後、レーザスキャナユニット122から照射されるレーザにより静電潜像が形成される。レーザスキャナユニット122は、RAM303に保存された画像データに基づいてレーザを照射する。そのために、感光ドラムの表面に形成された静電潜像は画像データに応じた像になる。静電潜像は、現像器によりトナーが付着されることで現像されてトナー像となる。現像器は、トナー補給部110によりトナーが補給される。感光ドラム上に形成されたトナー像は、一次転写部121により転写ベルト130に転写される。一次転写部121で転写ベルト130に転写されずに感光ドラムに残留したトナーは、感光ドラムクリーナにより除去される。転写ベルト130に転写されたトナー像は、転写ベルトの回転により二次転写部140に送られる。
制御部300は、給紙カセット150から給紙されたシート材を、二次転写部140まで搬送する。そのために、CPU301は、I/Oポート310を介して定着前搬送モータ145により、搬送ローラA153、搬送ローラB154、搬送ローラC155を回転駆動する。搬送ローラA153、搬送ローラB154、搬送ローラC155の回転により、シート材が搬送される。CPU301は、搬送されたシート材の先端がレジストレーション前搬送センサ160により検知されると、シート材の先端と転写ベルト130上のトナー像の先端とが二次転写部140で一致するように、シート材の搬送タイミングを制御する。例えば、転写ベルト130上のトナー像に対してレジストレーション前搬送センサ160がシート材を早く検知すると、CPU301は、レジストレーション前搬送ローラ161でシート材を一旦停止させた後に、タイミングを図って搬送を再開する。
二次転写部140において、シート材には、転写ベルト130上のトナー像が転写される。トナー像が転写されたシート材は、定着器170へ搬送される。定着器170は、シート材に転写されたトナー像をシート材に加熱定着させる。
トナー像が定着したシート材が用紙搬送センサ171に検知されると、制御部300は、予めUI330から指示された内容に従って、用紙搬送路C230又は用紙搬送路D231のいずれにシート材を搬送するかを判断する。具体的には、制御部300は、UI330からの指示が両面印刷指示の場合、用紙搬送路C230にシート材を搬送し、片面印刷或いは両面印刷の裏面の場合、用紙搬送路D231にシート材を搬送するように判断する。CPU301は、判断結果に応じて搬送フラッパ172を切り替える。用紙搬送路C230に搬送されたシート材は、画像が形成される面が反転されて搬送ローラC155へ送られる。
用紙搬送路D231に搬送されたシート材は、搬送ローラE232により搬送される。制御部300は、予めUI330から指示された内容に従って、シート材を用紙搬送路A180又は用紙搬送路B181のいずれにシート材を搬送するかを判断する。具体的には、制御部300は、UI330からの指示がシート材の排紙トレイA200への排出指示の場合、用紙搬送路A180にシート材を搬送し、排紙トレイB196への排出指示の場合、用紙搬送路B181にシート材を搬送する。CPU301は、判断結果に応じて用紙搬送フラッパ190を切り替える。用紙搬送路A180に搬送されるシート材は、後処理装置500に排出される。
<UI>
図3(a)は、UI330の外観例示図である。UI330は、画像形成処理を開始するためのスタートキー306、画像形成処理を中断するためのストップキー307、数値設定のためのテンキー313、IDキー304、クリアキー305、リセットキー308等のキーボタンを備える。また、UI330は、タッチパネルである表示部311を備えており、表示画面上にソフトウェアキーを表示可能になっている。
画像形成システムの後処理装置500は、後処理モードに、ノンソートモード、針無し綴じソート等の処理モードを有する。図3(b)は、このような処理モードを選択するためのメニュー選択画面の例示図である。メニュー選択画面は、UI330の表示部311に表示される。ユーザが、メニュー選択画面から選択操作することで処理モードが指示される。このメニュー選択画面は、図3(a)のソフトウェアキーの「仕上げ」キーが選択されることで表示される。
図3(c)は、図3(a)のソフトウェアキーの「仕上げ」キーが選択されることで表示されるメニュー選択画面の例示図である。このメニュー選択画面では、画像形成に用いるシート材が収納される給紙カセット150を選択することがきる。その際、各給紙カセット150のシート材の種類(普通紙、薄紙、厚紙等)を入力することも可能である。
ユーザは、UI330のキーボタン、ソフトウェアキー、及びメニュー選択画面の操作により、指示を制御部300に入力することができる。入力された指示は、RAM303に、画像形成処理の設定として保存される。制御部300は、RAM303に保存される設定に応じて画像形成処理を行うことになる。
<後処理装置>
図4は、後処理装置500の構成図である。図5は、後処理装置500を図4の上方から見た図である。後処理装置500は、用紙搬送路A180から排出されるシート材を順次取り込み、複数枚のシート材を整合して1つに束ねる処理、及びシート材を複数束ねたシート材束の後端をステイプラ527により綴じる処理を行うシート材束綴じ処理装置である。
シート材は、画像形成装置10の用紙搬送路A180から排出されて後処理装置500の搬送路522を搬送される。CPU301(図2)は、後処理搬送モータ501により後処理搬送ローラ521を回転駆動することで、シート材に後処理を行う後処理トレイ201まで搬送する。後処理搬送センサ513は、後処理を行う複数のシート材が後処理トレイ201に搬送されたことを検知する。後処理トレイ201には、後処理を行う1部に相当するシート材が連続して用紙搬送路A180から搬送される。
後処理トレイ201に搬送されたシート材束は、パドルモータ503により駆動されるパドル526及び整合モータ502により駆動される整合板525により整合される。CPU301は、後処理搬送センサ513の検知結果に応じて、パドルモータ503及び整合モータ502を駆動して後処理トレイ201上のシート材の整合を行う。後処理トレイ201上のシート材は、後処理(綴じ処理)の終了後、パドル526により排紙トレイA200に排出される。
ステイプラ527は、金属針等の綴じ部材を用いずに後処理トレイ201上のシート材束に綴じ処理を行う針無しステイプラ(エコステイプラ)である。ステイプラ527は、綴じ処理用の歯524、カム523、カム駆動モータ504(図2)等を備える。ステイプラ527は、シート材束を綴じ処理用の複数の凹凸を有する歯524により挟んで噛みこませ、その状態で一定時間保持して各シート材同士の表面の繊維を絡ませることで綴じ処理を行う。つまりステイプラ527は、シート材束に厚さ方向の凹凸を形成して押圧することで針無し綴じ処理を行う。
UI330により綴じ処理が指示されている場合、後処理装置500は、後処理トレイ201に積載されたシート材束に綴じ処理を行う。ステイプラ527は、綴じ移動モータ505により、シート材束の搬送方向に対して直交する方向に移動可能である。ステイプラ527は、綴じ処理に際して、シート材束の端部を綴じることができる位置に移動する。ステイプラ527の位置は、綴じ位置センサ511によって検知される。CPU301は、綴じ処理の開始前に排紙トレイA200上に積載されるシート材束にぶつからない初期位置に、綴じ移動モータ505を駆動してステイプラ527を移動させる。
ステイプラ527の移動後に、CPU301は、カム駆動モータ504の駆動によりカム523を回転させる。カム523の回転により綴じ処理用の歯524は、シート材束を挟み込んで圧力を加える。圧力を加えた状態で、カム駆動モータ504は駆動を一旦停止する。これにより、シート材が互いに綴じ合わさる。停止後に所定時間経過すると、カム駆動モータ504はカム523を再度回転させて、綴じ処理用の歯524の圧力を解除する。カム523の回転角度は、カム位置センサ512により検知される。検知結果に応じてCPU301は、カム駆動モータ504の駆動を制御する。CPU301は、綴じ処理の開始前に綴じ処理用の歯524が圧力を解除する位置になるようにカム駆動モータ504を制御する。
<運用形態>
図6は、画像形成システムによる画像形成処理及び後処理(綴じ処理)を表すフローチャートである。
CPU301は、UI330から画像形成を開始する指示を受け付けると(S601)、すべての原稿をイメージリーダ100によりスキャンする。CPU301は、画像読取部340のイメージリーダ100でスキャンしたすべての原稿の画像データをRAM303に保存する(S602)。CPU301は、RAM303に保存した画像データに応じて、画像形成装置10により画像形成処理を行う(S603)。CPU301は、すべての原稿に対応して画像が形成された複数のシート材が後処理トレイ201に積載されたか否かを、後処理搬送センサ513の検知結果により判断する(S604)。1セットのすべてのシート材が後処理トレイ201に積載されるまで、画像形成処理が継続される(S604:N、S603)。
1セットのすべてのシート材が後処理トレイ201に積載されると(S604:Y)、CPU301は、RAM303から、UI330により指示された画像形成処理の設定を読み出す(S605)。CPU301は、読み出した画像形成処理の設定に綴じ処理の指示が無ければ綴じ処理を行わない(S606:N)。CPU301は、引き続き画像形成処理を行う場合には、ステップS603から処理を繰り返す(S609:N)。すべての画像形成処理が終了していれば処理を終了する(S609:Y)。複数のシート材は、後処理トレイ201から排紙トレイA200に排出される。引き続き画像形成処理を行う場合とは、例えば、複数のシート材の束を、複数の部数、排出する場合である。
CPU301は、読み出した画像形成処理の設定に綴じ処理の指示が有れば(S606:Y)、シート材の綴じ位置に形成される画像のトナー濃度の判定を行う(S607)。トナー濃度の判定処理については後述する。CPU301は、トナー濃度の判定結果に従って後処理トレイ201に積載されたシート材束の綴じ処理を実行する(S608)。綴じ処理については後述する。CPU301は、綴じ処理の終了後、引き続き画像形成処理を行う場合には、ステップS603から処理を繰り返す(S609:N)。すべての画像形成処理が終了していれば処理を終了する(S609:Y)。綴じられたシート材束は、後処理トレイ201から排紙トレイA200に排出される。引き続き画像形成処理を行う場合とは、例えば、綴じられたシート材束を複数の部数排出する場合である。
<トナー濃度判定処理>
図7(a)は、図6のステップS607のトナー濃度判定処理を表すフローチャートである。図7(b)は、綴じ部材を用いずに行う綴じ処理の綴じ位置の説明図である。図7(b)に示すように、各シート材は、表面の右上、裏面の左上を綴じ位置として、この位置で圧着される。圧着による結合力は、シート材上の画像のトナー濃度(トナー量)に影響される。トナー濃度(トナー量)が高いほど結合力は弱くなるため、結合力を、綴じ位置のトナー濃度が最も高い位置に応じて決定する必要がある。つまり、綴じ処理による結合力の強さをトナー濃度に応じて判断する。
そのために、CPU301は、綴じ処理を行うシート材束の各シート材の表裏面について、綴じ位置のトナー濃度を検出する。CPU301は、トナー濃度判定処理の開始時に、トナー濃度の最大濃度を「0」、シート材の番号を「1枚目」、シート材の表裏を表す表裏データを「表面」に設定する(S701)。これらの設定は、RAM303に保存され、以下の処理の進行に応じて更新される。
CPU301は、トナー濃度判定処理の繰り返しの終了判断のため、トナー濃度を検出する位置が最終のシート材の裏面であるか否かを判断する(S702)。CPU301は、RAM303に保存された設定を参照してこの判断を行う。最終シート材の裏面であれば、処理を終了し、図6のステップS608へ進む(S702:Y)。最終シート材の裏面でなければ(S702:N)、CPU301は、今回トナー濃度を検出する位置が1枚目のシート材の表面であるか否かを判断する(S703)。1枚目の表面である場合(S703:Y)、CPU301は、RAM303に保存した表裏データを裏面に設定して(S713)、ステップS702の処理に戻ってステップS702以降の処理を繰り返す。最終シート材の裏面及び1枚目の表面は、綴じ処理の際に他のシート材と接触しないために、トナー濃度の判定から除外しても影響がない。
1枚目の表面ではない場合(S703:N)、CPU301は、今回トナー濃度を検出する位置が表面であるか否かを判断する(S704)。CPU301は、RAM303に保存された設定を参照してこの判断を行う。
表面である場合(S704:Y)、CPU301は、RAM303から綴じ位置を読み出す(S705)。綴じ位置は、画像形成開始の指示に含まれてRAM303に保存されている。CPU301は、RAM303から該当する枚数の表面の画像データを読み出し、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの各色の値に基づいて綴じ位置のトナー濃度の合計値を算出する(S706)。合計値は、例えば綴じ位置に該当する領域の画像データのうち、トナーが付着するドットの数を積算することで行う。なお、トナー濃度は他の方法で算出してもよい。また、定着器170の下流にトナー濃度を検知するセンサを設けておき、実際にシート材上に形成された画像のトナー濃度を検知するようにしてもよい。合計値の算出後、CPU301は、RAM303に保存した表裏データを裏面に設定する(S707)。
ステップS704で裏面の場合(S704:N)、CPU301は、ステップS705、S706と同様の処理により、該当する枚数の裏面の画像データからトナー濃度の合計値を算出する(S708、S709)。合計値の算出後、CPU301は、RAM303に保存したシート材番号を「1」加算し且つ表裏データを表面に設定する(S710)。
トナー濃度の合計値を算出したCPU301は、RAM303に保存する最大濃度とステップS706、S709で算出したトナー濃度の合計値を比較する。比較の結果、算出したトナー濃度が大きければ(S711:Y)、CPU301は、RAM303に保存する最大濃度を算出したトナー濃度の合計値に更新して設定する(S712)。算出したトナー濃度が小さければ(S711:N)、CPU301は、ステップS702以降の処理を繰り返す。
以上の処理により、綴じ位置における最大のトナー濃度を判定することができる。このトナー濃度に応じて、綴じ処理が実行される。
<綴じ処理>
図8は、図6のステップS608の綴じ処理を表すフローチャートである。
CPU301は、RAM303からトナー濃度判定処理の結果得られた最大濃度を読み出す(S801)。CPU301は、読み出した最大濃度から濃度割合を算出する(S802)。「濃度割合」は、綴じ位置で可能な最大可能トナー濃度(ベタ濃度)に対する読み出した最大濃度の割合を表し、以下の式で算出される。
(濃度割合)=(最大濃度)/(最大可能トナー濃度)
CPU301は、算出した濃度割合が「10%」を越える場合には(S803:Y)、綴じ処理を行わずに、シート材束を排紙トレイA200に移動させる(S809)。トナー濃度が濃すぎるために、十分な結合力が得られないためである。CPU301は、濃度割合が「0.1%〜10%」の間に含まれれば(S803:N、S804:Y)、綴じ処理を実行し(S806)、ステイプラ527の位置を移動した後に(S807)、異なる綴じ位置で再度綴じ処理を実行する(S808)。CPU301は、濃度割合が「10%」を越えず且つ「0.1%〜10%」の間に含まれなければ(S804:N)、綴じ処理を行う(S805)。綴じ処理の終了後、CPU301は、シート材束を排紙トレイA200に移動させ(S809)、図6のステップS609へ進む。
このようにCPU301は、トナー濃度に応じて、綴じ部材を用いない綴じ処理の回数を異ならせる。トナー濃度が濃いほど結合力が弱くなると判断できるために、綴じ処理を複数回行うことになる。本実施形態では、トナー濃度が濃い場合には1回目の綴じ処理を行った後、位置を変更して2回目の綴じ処理を行い(2カ所で行い)、トナー濃度が薄い場合には綴じ処理を1回行う(1カ所で行う)。なお、トナー濃度に応じて、綴じ処理をさらに多くの位置で行うようにしてもよい。綴じ位置にトナー画像が形成されて結合力が弱い場合でも、複数箇所で綴じ部材を用いない綴じ処理を行うことで、コストアップや生産性を低下させることなく、シート材同士の結合力を向上させ、シート材束の綴じが外れることを防止することができる。
[第2実施形態]
第2実施形態では、綴じ部材を用いないで行う綴じ処理の回数をユーザが設定可能とする。第2実施形態の画像形成システムは、第1実施形態の画像形成システムと同様の構成であるので説明を省略する。
ユーザは、UI330の表示部311に表示されたソフトウェアキーにより綴じ処理の回数を設定する。図9は、このようなソフトウェアキーの表示例示図である。ユーザは、予めタッチパネルによりシート材の種類を選択し、テンキー313により数値を入力することで、シート材の種類毎に綴じ処理の実行回数を設定することができる。図9の例では、シート材が「普通紙」及び「厚紙」の場合に「1回」、「厚紙」の場合に「2回」に、綴じ処理の実行回数が設定される。シート材が「OHP(Over Head Projector)シート」の場合には綴じ部材を用いずに綴じることができないために実行回数が「0回」に設定される。シート材の種類と綴じ処理の実行回数とが対応づけられてRAM303の不揮発性領域に保存される。つまり、綴じ処理による結合力の強さをシート材の種類に応じて判断して、綴じ処理の実行回数を設定する。
<運用形態>
図10は、画像形成システムによる画像形成処理及び後処理(綴じ処理)を表すフローチャートである。
CPU301は、UI330から画像形成を開始する指示を受け付けると、すべての原稿をイメージリーダ100によりスキャンする。画像読取部340は、イメージリーダ100でスキャンしたすべての原稿の画像データをRAM303に保存する(S1001)。画像形成を開始する指示には、画像を形成するシート材の種類の指示や、綴じ処理を行うか否かの指示が含まれる。CPU301は、画像形成を開始する指示により、画像を形成するシート材の種類を確認する (S1002)。
CPU301は、RAM303に保存した画像データ応じて画像形成処理を行う(S1003)。CPU301は、すべての原稿に対応して画像が形成された複数のシート材が後処理トレイ201に積載されたか否かを、後処理搬送センサ513の検知結果により判断する(S1004)。すべてのシート材が後処理トレイ201に積載されるまで、画像形成処理が継続される(S1004:N、S1003)。
すべてのシート材が後処理トレイ201に積載されると(S1004:Y)、CPU301は、RAM303から、UI330により指示された画像形成処理の設定を読み出す(S1005)。CPU301は、読み出した画像形成処理の設定に綴じ処理の指示が無ければ綴じ処理を行わない(S1006:N)。なお、CPU301は、シート材にOHPシートが指示されている場合及び綴じ処理の回数が「0回」の場合も、綴じ処理を行わない場合と判断する。CPU301は、引き続き画像形成処理を行う場合には、ステップS603から処理を繰り返す(S609:N)。すべての画像形成処理が終了していれば処理を終了する(S609:Y)。複数のシート材は、後処理トレイ201から排紙トレイA200に排出される。引き続き画像形成処理を行う場合とは、例えば、複数のシート材の束を、複数の部数、排出する場合である。
CPU301は、読み出した画像形成処理の設定に綴じ処理の指示が有れば(S1006:Y)、RAM303に保存された綴じ処理の実行回数を読み出す(S1007)。CPU301は、画像形成を開始する指示で指示されるシート材の種類に応じて、綴じ処理の実行回数をRAM303から読み出す。
CPU301は、読み出した綴じ処理の実行回数が2回であれば(S1008:Y)、ステイプラ527により綴じ処理を実行(S1009)した後にステイプラ527の位置を移動させる(S1010)。CPU301は、ステイプラ527を移動させた後に、1回目の綴じ処理を行った位置とは異なる位置で2回目の綴じ処理を実行する(S1011)。CPU301は、読み出した綴じ処理の実行回数が1回であれば(S1008:N)、ステイプラ527により綴じ処理を1回だけ実行する(S1012)。
綴じ処理が終了すると、CPU301は、綴じたシート材束を後処理トレイ201から排紙トレイA200に移動させる(S1011)。CPU301は、引き続き画像形成処理を行う場合には、ステップS1003から処理を繰り返す(S1013:N)。すべての画像形成処理が終了していれば処理を終了する(S1013:Y)。引き続き画像形成処理を行う場合とは、例えば、綴じられたシート材束を複数の部数排出する場合である。
このように、第2実施形態の画像形成システムでは、ユーザにより、シート材の種類に応じて綴じ処理の実行回数を設定することが可能である。そのために、結合力が弱いシート材であっても、綴じ部材を用いない綴じ処理を複数箇所で行うことで、コストアップや生産性を低下させることなく、シート材同士の結合力を向上させ、シート材束の綴じが外れることを防止することができる。
第1実施形態と第2実施形態を組み合わせることも可能である。例えば、ユーザがUI330によりシート材毎に綴じ処理の実行回数を設定しておき(第2実施形態)、CPU301は、綴じ位置のトナー濃度に応じて設定された綴じ処理の実行回数を変動する(第1実施形態)。例えば、厚紙に対して「2回」に設定された綴じ処理の実行回数に対して、CPU301が、トナー濃度が濃いことを検知すると、実行回数を「3回」に増やす。このような構成では、シート材同士の結合力をより向上させることができる。
500…後処理装置、513… 、521…後処理搬送ローラ、523…カム、524…綴じ処理用の歯、527…ステイプラ、200…排紙トレイA、201…後処理トレイ

Claims (8)

  1. 画像形成装置により画像が形成されたシート材を複数枚重ねたシート材束に対して、シート材同士が接する面の繊維を絡ませることで綴じ処理を行う綴じ処理手段と、
    前記シート材の前記綴じ処理を行う位置に形成された画像のトナー濃度により決まる前記綴じ処理によるシート材同士の結合力に応じて、同一のシート材束に対して前記綴じ処理手段による前記綴じ処理の実行回数を決定する決定手段と、
    前記決定手段で決定した実行回数だけ前記綴じ処理を実行させるよう前記綴じ処理手段を制御する制御手段と、を備えることを特徴とする、
    シート材束綴じ処理装置。
  2. 前記決定手段は、前記トナー濃度が濃いほど、前記実行回数を多くすることを特徴とする、
    請求項記載のシート材束綴じ処理装置。
  3. 前記決定手段は、前記シート材束の1枚目の表面及び最終のシート材の裏面の画像のトナー濃度を除外して前記綴じ処理の実行回数を決定することを特徴とする、
    請求項1又は2記載のシート材束綴じ処理装置。
  4. 前記決定手段は、更に前記シート材の種類により決まる前記結合力に応じて、前記実行回数を決定することを特徴とする、
    請求項1記載のシート材束綴じ処理装置。
  5. 前記シート材の種類に応じて実行回数を設定する設定手段を更に備え、
    前記決定手段は、前記シート材の種類に応じた前記実行回数を前記設定手段による設定に応じて決定することを特徴とする、
    請求項記載のシート材束綴じ処理装置。
  6. 前記綴じ処理手段の位置を移動させることで前記綴じ処理を行う位置を移動させる移動手段を更に備え、
    前記制御手段は、前記決定手段で決定した実行回数が複数回のときには、前記移動手段により前記綴じ処理手段を移動させて、前記同一のシート材束に対して異なる位置で前記綴じ処理手段に前記綴じ処理を実行させることを特徴とする、
    請求項1〜のいずれか1項記載のシート材束綴じ処理装置。
  7. 画像形成装置により画像が形成されたシート材を複数枚重ねたシート材束に対して、シート材同士が接する面の繊維を絡ませることで綴じ処理を行う綴じ処理手段と、
    前記シート材の前記綴じ処理を行う位置に形成された画像のトナー濃度が第1の値である場合は、同一のシート材束に対して前記綴じ処理手段による前記綴じ処理の実行回数を第1の回数に決定し、前記トナー濃度が前記第1の値よりも大きい第2の値である場合は、前記綴じ処理の実行回数を前記第1の回数よりも多い第2の回数に決定する決定手段と、
    前記決定手段で決定した実行回数だけ前記綴じ処理を実行させるよう前記綴じ処理手段を制御する制御手段と、を備えることを特徴とする、
    シート材束綴じ処理装置。
  8. シート材に画像を形成する画像形成手段と、
    前記画像形成手段により画像が形成された前記シート材を複数枚重ねたシート材束に対して綴じ処理を行う請求項1乃至7のいずれか1項に記載のシート材束綴じ処理装置と、を備えることを特徴とする、
    画像形成システム。
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