JP6231200B2 - 部品実装装置およびテープフィーダ - Google Patents

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Description

本発明は、テープフィーダにより供給される部品を吸着して基板に実装する部品実装装置、およびこの部品実装装置に搭載されるテープフィーダに関するものである。
テープフィーダにより供給される部品をヘッドユニットにより取り出して基板に実装する部品実装装置が知られている。この種の部品実装装置において、テープフィーダからの部品の取出しは、テープフィーダの上方にヘッドユニットが配置され、当該ヘッドユニットに搭載されたヘッドが昇降して部品を吸着することにより行われる。この場合、テープフィーダの固体差や取付誤差などにより、テープフィーダの高さが予定された高さにない場合には、部品吸着に支障が生じることが考えられる。
そこで、テープフィーダの高さを測定し、その測定結果に基づきヘッドの昇降移動量を制御することが考えられる。この場合、テープフィーダの高さを測定するには、特許文献1に開示されるような方法が利用できる。この方法は、部品実装装置における基板表面の高さを測定する方法であり、基板上面に対して斜め上方からレーザ光(スポット光)を照射し、その照射位置をカメラで撮像することにより、その画像上の照射位置から基板の高さを求めるという方法である。この方法は、基板の高さに応じてレーザ光の照射位置がずれるという幾何学的な関係を利用し、そのずれ量から基板の高さを求めるものであり、このような方法は、テープフィーダの高さ測定にも適用できる。具体的には、ヘッドユニットにレーザ光源を搭載し、テープフィーダ上面に対して斜め上方からレーザ光を照射し、その照射位置を基板認識用のカメラで撮像することにより、その画像上の照射位置からテープフィーダの高さを求めるようにする。
しかし、この場合には、レーザ光源をヘッドユニットに搭載する必要があるため、ヘッドユニットの大型化や高重量化により当該ヘッドユニットの迅速な移動が阻害され、実装速度の低下をもたらすばかりでなく、レーザ光源が新たに必要となるためコスト高をもたらす原因にもなる。
特開2013−140082号公報
本発明は、ヘッドユニットの大型化や高重量化を助長することなく、また、著しいコスト高を伴うことなく、簡単な構成でテープフィーダの高さ測定を行えるようにすること、ひいてはテープフィーダからの部品の取出しをより確実に行えるようにすることを目的とする。
そして、この目的を達成するに、本発明の一の局面に係る部品実装装置は、上面に部品取出し部を備えたテープフィーダが設置される部品供給部と、前記部品供給部に設置されるテープフィーダから部品を取り出し、この部品を搬送して所定の実装作業位置に配置される基板に実装するヘッドユニットと、前記ヘッドユニットに搭載され、その下方に位置する対象物を上方から撮像するカメラ、および撮像用の照明光を上方から対象物に照射す照明装置を含む撮像装置と、前記ヘッドユニットおよび前記撮像装置を制御し、前記基板の位置を認識するために、当該基板を前記対象物としてその上面を前記撮像装置により撮像する第1撮像処理と、前記部品供給部に設置されるテープフィーダの高さを求めるために、当該テープフィーダを前記対象物としてその上面を前記撮像装置により撮像する第2撮像処理を実行する制御装置と、前記第2撮像処理により得られた画像データに基づき、前記テープフィーダの高さを求める処理を実行する処理装置と、を備え、前記照明装置は、前記カメラの光軸を中心としてその周囲に配置される複数の光源を含み、かつ、全光源の光を前記対象物に照射する第1照明状態と、前記複数の光源のうち一部の光源の光のみを前記対象物に照射することで、垂直な軸線に対して傾斜する特定方向からの光を当該対象物に照射する第2照明状態とに照明状態を切替え可能とされ、前記制御装置は、前記第1撮像処理の際には、前記照明装置を前記第1照明状態に制御する一方、前記第2撮像処理の際には、前記照明装置を前記第2照明状態に制御するものである。
本発明の第1実施形態に係る部品実装装置を示す斜視図である。 ヘッドユニットとその駆動機構を示す正面図である。 部品供給部および当該部品供給部に設置されたテープフィーダ(本発明に係るテープフィーダ)を示す側面図である。 テープフィーダの先端部上面を示す斜視図である。 基板認識ユニット(照明装置)を下側(図2の矢印A方向)から見た模式図である。 基板認識ユニットを下側から見た模式図(第2照明状態)である。 部品実装装置の制御系を示すブロック図である。 制御装置によるテープフィーダの高さ測定制御の一例を示すフローチャートである。 テープフィーダの高さ測定原理の説明図である。 テープフィーダの高さ測定原理の説明図である。 基板認識ユニットが取得した画像(球体の画像)を示す模式図である。 変形例に係るテープフィーダの先端部上面を示す斜視図である。 基板認識ユニットが取得した画像(円柱体の画像)を示す模式図である。 本発明の第2実施形態に係る部品実装装置を示す側面模式図である。 第2実施形態に係る部品実装装置におけるテープフィーダの高さ測定原理の説明図である。
以下、添付図面を参照しながら本発明の好ましい実施の一形態について詳述する。
(第1実施形態)
図1及び図2は、本発明に係る部品実装装置Mを概略的に示しており、図1は全体を斜視図で、図2は後記ヘッドユニット5とその駆動機構を正面図で、それぞれ示している。なお、図面中には、各図の方向関係を明確にするためにXYZ直角座標軸が示されている。X方向は水平面と平行な方向であり、Y方向は水平面上でX方向と直交する方向であり、Z方向はX方法およびY方向に直交する方向である。
部品実装装置Mは、基台1と、この基台1上に配置されてプリント配線板(PWB;Printed Wiring Board)等の基板Pを搬送する基板搬送機構2と、部品供給部3、4と、部品実装用のヘッドユニット5と、このヘッドユニット5を駆動するヘッドユニット駆動機構と、部品認識ユニット6とを備える。
前記基板搬送機構2は、基台1上において基板PをX方向に搬送する一対のコンベアを含む。これらコンベアは、図1の手前(X1方向側)から基板Pを受け入れて所定の実装作業位置(同図に示す位置)に搬送し、図略の保持装置により当該基板Pを保持する。そして、実装作業後は、この基板Pを図1の奥側(X2方向側)に搬出する。
前記部品供給部3、4は、基板搬送機構2の両外側(Y方向両側)に配置されている。部品供給部3、4のうち、基板搬送機構2のY1方向側に位置する部品供給部4にはトレイフィーダ4aが設置されている。トレイフィーダ4aは、QFP(Quad Flat Package)やBGA(Ball Grid Array)等のパッケージ型部品をそれぞれマトリクス状に載置した複数のトレイTが上下多段に収容されるトレイ収納部401と、このトレイ収納部401内のトレイTを基板搬送機構2側の部品供給位置(図1のトレイTの位置)に出し入れする出し入れ機構402とを含み、上下多段に収容されたトレイTのうち、実装部品が配列されたトレイTを部品供給位置に引き出すことにより部品を供給する。
一方、基板搬送機構2のY2方向側に位置する部品供給部3には、基板搬送機構2に沿って複数のテープフィーダ3aが並列に配置されている。各テープフィーダ3aは、テープを担体(キャリア)として、IC、トランジスタ、コンデンサ等の小片状の電子部品(チップ部品)を供給するものである。
図3、図4に示すように、テープフィーダ3aは、X方向に偏平な箱形のフィーダ本体部30と、このフィーダ本体部30に組み込まれるテープ送り機構と、一定間隔おきに部品を収納したテープが巻回されるリール31とを備える。
テープフィーダ3aは、部品供給部3に設けられるフィーダ取付台38に着脱可能に固定されており、モータを駆動源とする前記テープ送り機構により、前記テープをリール31から引き出しながらフィーダ本体部30の内部を通じてその前方(基板搬送機構2側/Y1方向側)に送り出すことで、部品を、フィーダ本体部30の前端近傍に設けられる部品取出し部33に順次供給する。部品取出し部33は、フィーダ本体部30の上面32aに形成される開口部であり、部品は、この開口部を介してヘッドユニット5により取り出される。
なお、テープフィーダ3aの上面32aのうち、その前端部と前記部品取出し部33との間の位置には球体34(本発明の鏡面状部に相当する)が固定されている。球体34は、鏡面状の表面を有する例えば鋼球であり、溶接又は接着等の手段により上面32aに固定されている。この球体34は、テープフィーダ3aの高さ測定処理に用いられるものであり、この点については後に詳述する。
前記フィーダ取付台38は、例えば、略垂直な位置決め面を備える前端位置決め部39aと、その後側(Y2方向側)に位置し、Y方向に延びる略水平な支持面を備える支持部39bとを備えている。テープフィーダ3aは、フィーダ本体部30の前面32bが前端位置決め部39aの位置決め面に突き当てられ、かつ当該フィーダ本体部30(下面32c)が支持部39bにより支持され、この状態で、当該フィーダ本体部30が図外のクランプ装置により前記支持部39bに固定されることで、フィーダ取付台38(部品供給部3)に着脱可能に設置されている。
前記フィーダ本体部30の前面32bには複数の位置決めピン321が突設されており、これら位置決めピン321が前端位置決め部39aに形成される位置決め穴(図示省略)に挿入されることで、フィーダ取付台38に対してテープフィーダ3aがX、Y及びZの各方向に位置決めされている。
なお、図3中の符号37は、部品供給部3に備えられるカバー部材であり、テープフィーダ3aの上面32aのうち、部品取出し部33よりも前側の領域を上方から覆うように設けられている。
前記ヘッドユニット5は、部品供給部3、4から部品を取り出して基板P上に実装するものであり、基板搬送機構2および部品供給部3、4等の上方に配置されている。
ヘッドユニット5は、ヘッドユニット駆動機構により一定の領域内でX方向およびY方向に移動可能とされている。ヘッドユニット駆動機構は、基台1上に設けられる一対の高架フレーム1aにそれぞれ固定され、Y方向に互いに平行に延びる一対の固定レール7と、これら固定レール7に支持されてX方向に延びるユニット支持部材11と、このユニット支持部材11に螺合挿入されてY軸サーボモータ9により駆動される図外のボールねじ軸とを含む。また、ヘッドユニット駆動機構は、ユニット支持部材11に固定されてヘッドユニット5をX方向に移動可能に支持する固定レール14と、ヘッドユニット5に螺合挿入されてX軸サーボモータ15を駆動源として駆動されるボールねじ軸13とを含む。つまり、ヘッドユニット駆動機構は、X軸サーボモータ15の駆動によりボールねじ軸13を介してヘッドユニット5をX方向に移動させ、また、Y軸サーボモータ9の駆動により図外のボールねじ軸を介してユニット支持部材11をY方向に移動させる。その結果、ヘッドユニット駆動機構は、ヘッドユニット5を一定の領域内でX方向およびY方向に移動させる。
ヘッドユニット5は、部品実装用の複数本(当例では6本)の軸状のヘッド16と、ヘッド16を昇降(Z方向の移動)および回転可能に支持するフレーム部材と、ヘッド16を昇降および回転させるための、サーボモータを駆動源とするヘッド駆動機構とを備えている。この構成により、ヘッドユニット5は、各ヘッド16により部品供給部3、4から部品を取り出して基板P上に搬送し、当該部品を基板P上の所定位置に実装する。
各ヘッド16は、その先端に部品吸着用のノズルを備えている。図示を省略するが、各ノズルは、切替弁を介して負圧発生装置、正圧発生装置および大気の何れかに連通可能とされている。つまり、各ヘッド16のノズルは、負圧の供給を受けることで部品を吸着し、その後、正圧の供給を受けることにより当該部品の吸着状態を解除する。
前記ヘッドユニット5は、さらに基板認識ユニット18を備えている。基板認識ユニット18は、前記実装作業位置に配置される基板Pの位置を認識するために、当該基板Pの上面に記されるフィデューシャルマークを撮像するものである。この基板認識ユニット18は、このような基板Pの認識に加え、部品供給部3に設置される各テープフィーダ3aの高さを測定するためにも用いられる。この場合には、基板認識ユニット18は、テープフィーダ3aの上面32aに備えられる前記球体34を撮像する。
基板認識ユニット18は、複数の撮像素子が二次元的に配列されたエリアセンサ20a(図5参照)を備えたCCDカメラ等のエリアセンサカメラ20と、複数のLEDを光源として備えた照明装置21とを含む。エリアセンサカメラ20は、基板Pやテープフィーダ3aを撮像できるように、ヘッドユニット5のフレーム部に下向きに固定されており、照明装置21は、このエリアセンサカメラ20の下端部に備えられている。
前記照明装置21は、エリアセンサカメラ20の光軸Oを中心としてその周囲に複数のLED22が配置されたリング状照明装置である。詳しくは、図5に示すように、照明装置21は、前記光軸Oを中心とする円周上に複数のLED22が配列された内側照明部23と、その外側に設けられ、前記光軸Oを中心とする円周上に複数のLED22が配列された外側照明部24とを含む。すなわち、照明装置21は、前記光軸Oを中心とする同心円上に、各々リング状を成して内外に配設される2つの照明部23、24を備えている。
これら照明部23、24のうち、外側照明部24は、当該周方向に並んだLED22を2つの領域に分けて個別に点灯制御することが可能に構成されている。具体的には、外側照明部24は、Y1方向側に位置する一部のLED22を含む第1領域Ea(図5中の破線で囲んだ領域)とそれ以外のLED22を含む第2領域Ebとに分けて個別に点灯制御することが可能に構成されており、後記制御装置40(照明制御部45)の制御により、両照明部23、24の全てのLED22を点灯させる第1照明状態と、図6に示すように、外側照明部24の第1領域EaのLED22のみを点灯させる第2照明状態とに切り換え可能に構成されている。
なお、外側照明部24の上記第1領域Eaは、例えば光軸Oを中心とする角度換算値で60°程度の領域である。より詳しくは、光軸Oと交わるY方向と平行な直線が中心を通るように設定された略60°の領域である。
一方、部品認識ユニット6は、ヘッドユニット5により部品供給部4から取り出された部品の吸着状態を認識するために、当該部品を下側から撮像するものであり、各部品供給部3、4にそれぞれ設置されている。
詳しく図示していないが、部品認識ユニット6は、複数の撮像素子が一次元的(列状)に配列されたラインセンサを有するCCDカメラ等のラインセンサカメラ26(図7参照)と、複数のLEDを有する照明装置27(図7参照)とを含む。この構成により、部品認識ユニット6は、部品吸着後、ヘッドユニット5の移動に伴い、各ヘッド16の吸着部品が当該部品認識ユニット6の上方を通過する際に、当該部品を下側から撮像する。
この部品実装装置Mは、さらにその動作を制御するための、図7に示すような制御装置40を備えている。この制御装置40は、周知のマイクロコンピュータをベースとして構成されており、その機能構成として、部品実装装置全体の動作を統括的に制御するする主制御部41と、各種処理プログラムや各種データを記憶する記憶部42と、基板搬送機構2及びヘッドユニット5等の駆動を制御する駆動制御部44と、基板認識ユニット18(エリアセンサカメラ20および照明装置21)を制御するカメラ制御部44および照明制御部45と、部品認識ユニット6(ラインセンサカメラ26および照明装置27)を制御するカメラ制御部47および照明制御部48と、主制御部41の制御に基づき、エリアセンサカメラ20およびラインセンサカメラ26から出力される画像信号に所定の画像処理を施す画像処理部46、49とを備えており、これらが互いに信号のやり取りが可能となるように接続された構成を有する。
主制御部41は、記憶部42に記憶されている実装プログラムに従って駆動制御部43、カメラ制御部44、47および照明制御部45、48を制御するとともに、画像処理部46,49により処理された画像データ等に基づき基板Pや部品などの画像認識およびそのための各種演算処理を行う。特に、部品の実装作業時には、基板認識ユニット18により基板Pの上面に記されるフィデューシャルマークを撮像させ(本発明の第1撮像処理に相当する)、その画像データに基づき、実装作業位置に配置されている基板Pの位置を認識する処理を実行する一方、部品の実装作業前には、基板認識ユニット18によりテープフィーダ3aの上記球体34を撮像させ(本発明の第2撮像処理に相当する)、その画像データに基づき、部品供給部3に設置された各テープフィーダ3aの高さを求める処理を実行する。つまり、当例では、この制御装置40が、テープフィーダの高さを求める処理装置としての機能を兼ねている。
次に、この制御装置40の制御に基づく一連の部品実装動作について説明した後、テープフィーダの高さ測定制御について図8〜図11を参照しつつ説明する。
部品実装動作では、まず、制御装置40は、基板搬送機構2を制御し、基板3を上記実装作業位置に搬入して位置決め固定する。そして、ヘッドユニット5を基板Pの上方に移動させ、基板認識ユニット18により当該基板Pに記されているフィデューシャルマークを撮像させ、その画像データに基づき当該基板Pの位置を認識する。この場合、制御装置40は、照明装置21を第1照明状態に制御する。すなわち、各照明部23、24の全てのLED22を点灯させてフィデューシャルマークを撮像させる。
基板Pの位置の認識が完了すると、制御装置40は、ヘッドユニット5を部品供給部3、4上に移動させ、ヘッド16を昇降させることにより順次部品を吸着させる。その後、制御装置40は、ヘッドユニット5を部品認識ユニット6の上方位置において通過させることにより各ヘッド16の吸着部品を撮像させ、その画像データに基づき各部品の吸着状態を認識する。
部品の認識が終了すると、制御装置40は、ヘッドユニット5を基板P上に移動させ、各ヘッド16に吸着された部品を、順次基板3上に搭載する。この際、必要な場合には、制御装置40は、基板Pの認識結果、および吸着部品の認識結果に基づき、部品の実装位置や向きを補正する。
以上が制御装置40の制御に基づく部品実装動作の1サイクルである。なお、このような部品実装動作において、部品供給部3に設置されるテープフィーダ3aは、その固体差、取付誤差、若しくは経年劣化による変形等により、部品供給部3に設置されたときの高さが予定された高さにない場合があり、このような場合には、ヘッド16による部品吸着に支障が生じるおそれがある。そのため、制御装置40は、基板Pの初回生産開前に、部品供給部3に設置された全てのテープフィーダ3aの高さを測定する処理を実行する。
図8は、制御装置40による当該高さ測定処理の制御を示す一例である。この測定処理は、例えば「段取り」と呼ばれる準備作業により部品供給部3に全てのテープフィーダ3aが設置された後、オペレータが図外の入力装置を操作して制御装置40に実行指令を与えることにより開始される。
上記実行指令が入力されると、制御装置40は、フィーダカウンタをリセットした後、当該カウンタに初期値「1」をセットする(ステップS1)。次に、ヘッドユニット5を移動させ、基板認識ユニット18を部品供給部3の予め設定された最初のテープフィーダ3aの上方に配置し、当該テープフィーダ3aを撮像させる(ステップS3、S5)。
具体的には、図9に示すように、テープフィーダ3aの上面32aに固定された上記球体34(図9では便宜上省略している)の真上、正確には球体34の中心がエリアセンサカメラ20の光軸上に位置するように基板認識ユニット18を配置し、この状態で球体34を含む一定エリアを当該基板認識ユニット18により撮像させる。この場合、制御装置40は、照明装置21を第2照明状態に制御する。すなわち、外側照明部24の第1領域EaのLED22のみを点灯させた状態でテープフィーダ3aを撮像させる。
テープフィーダ3aの撮像が終了すると、制御装置40は、その画像データに基づき、当該テープフィーダ3aの高さを求める(ステップS7)。測定原理は次の通りである。すなわち、図9に示すように、第2照明状態のもとでは、リング状照明である外側照明部24のうち、Y1方向側の第1領域EaのLED22のみが点灯される結果、球体34には、同図中に破線矢印で示すように、垂直な軸線(光軸O)に対して傾斜する特定方向からの照明光(Y1方向側からY2方向側に向かう照明光)が球体34に照射され、この照射光が球体34で反射することにより、図11に示すように、球体34の表面にハイライトと称する輝点36(本発明の光像の一つ)が形成される。そして、図9に示すテープフィーダ3aの高さを標準高さhaとした場合、テープフィーダ3aの高さが、図10に示すように標準高さhaからずれていると、そのずれに対応した分だけ輝点36の位置がY方向にずれる。従って、制御装置40は、この輝点36のY方向のずれ量、すなわち、テープフィーダ3aが標準高さhaにあるときの標準輝点位置からの当該輝点36のY方向のずれ量L1を求め、このずれ量L1を照明光の照射角度などの幾何学関係に基づきテープフィーダ3aの垂直方向(Z方向)のずれ量に換算することにより、この換算値と前記標準高さhaとに基づき当該テープフィーダ3aの高さを求める。
なお、上記記憶部42には、テープフィーダ3aの標準高さha、Y方向における標準輝点位置、および輝点36のY方向のずれ量L1を垂直方向のずれ量に換算する換算式などのデータが記憶されており、制御装置40は、ステップS7の処理では、ステップS5の処理で取得した画像データと記憶部42に記憶されている上記データとに基づきテープフィーダ3aの高さを求める。
なお、テープフィーダ3aの具体的な高さ測定方法はこの実施形態に限定されるものではなく、例えば輝点36の位置とテープフィーダ3aの高さとの相関関係を予め調べて上記記憶部42に記憶させておき、この相関データと画像から求めた輝点36の位置とに基づき、テープフィーダ3aの高さを求めるようにしてもよい。
テープフィーダ3aの高さが求まると、制御装置40は、部品供給部3に設置された全ての(N個の)テープフィーダ3aの高さ測定が完了したか否かを判定する(ステップS9)。ここでNOと判定した場合には、制御装置40は、フィーダカウンタを「1」だけインクリメントした後、処理をステップS3に移行し、次のテープフィーダ3aについてステップS3〜S7の処理を繰り返す。そして、最終的に全てのテープフィーダ3aの高さ測定が完了すると(ステップS9でYES)、制御装置40は、当該フローチャートを終了した後、例えば実装動作を開始する。
なお、このようにして求められた各テープフィーダ3aの高さデータは、上記記憶部42に記憶される。そして、部品の実装動作において、ヘッド16によるテープフィーダ3aからの部品の取り出しの際には、制御装置40が、各テープフィーダ3aの高さデータに基づきヘッド16の昇降移動量を制御する。これにより各テープフィーダ3aからの部品の取り出しがより適切に行われることとなる。
以上のように、この部品実装装置Mでは、基板認識ユニット18の照明装置21が、リング状の照明部23、24の全てのLED22を点灯させる第1照明状態と、照明部23、24のうち一部のLED22(第1領域EaのLED22)のみを点灯させることにより、垂直方向に対して傾斜する特定方向からの照明光を照射する第2照明状態とに切り換え可能に構成されている。そして、テープフィーダ3aの高さ測定時には、制御装置40が、照明装置21を第2照明状態に制御した状態で球体34を撮像し、この球体34に形成される輝点36の位置がテープフィーダ3aの高さに応じて水平方向にずれるという幾何学的な関係を利用した簡単な方法に基づきテープフィーダ3aの高さを求めるようになっている。このような部品実装装置Mの構成によれば、別途、専用のレーザ光源を設けることなく、テープフィーダ3aの高さ測定を行うことができる。従って、ヘッドユニット5の大型化や高重量化を助長することなく、また、著しいコスト高を伴うことなく、簡単な構成でテープフィーダ3aの高さ測定を行うこと、ひいてはテープフィーダ3aからのヘッド16による部品の取出しをより確実に行うことが可能となる。
特に、この部品実装装置Mでは、テープフィーダ3aの上面32aに鏡面状の表面を有する球体34が固定され、当該球体34の表面に形成される輝点36を撮像するように構成されているので、テープフィーダ3aの高さ測定時に、基板認識ユニット18の照明装置21を共用しながらも、比較的精度良くテープフィーダ3aの高さ測定を行えるという利点がある。すなわち、照明装置21の光源はLED22であるためレーザ光源に比べて拡散し易く、例えば球体34を備えていない場合には、テープフィーダ3aの上面32aに形成される輝点36の位置を画像から特定することが難しくなり、テープフィーダ3aの高さ測定の精度が悪くなるおそれがある。これに対して、上記球体34を備える構成によれば、球体34の表面で入射光(照明光)がエリアセンサカメラ20側に強く反射される結果、球体34の表面に形成される輝点36が画像中に明確に写り込むこととなる。そのため、画像から輝点36の位置を簡単かつ正確に特定することが可能となる。従って、基板認識ユニット18の照明装置21を共用しながらも、レーザ光源を用いた場合と遜色ないレベルで精度良くテープフィーダ3aの高さ測定を行うことが可能となる。
なお、この部品実装装置Mでは、本発明の鏡面状部として、テープフィーダ3aの上面32aに鏡面状の表面を有する球体34を固定しているが、球体34の代わりに半球体を固定してもよい。また、球体34や半球体の代わりに、図12に示すような、鏡面状の表面を有したY方向に延びる円柱体35や断面半円形の柱状体を固定してもよい。このような構成の場合も、円柱体35の表面で入射光(照明光)が基板認識ユニット18側(エリアセンサカメラ20側)に強く反射される結果、円柱体35の表面に形成される輝点36が画像中に明確に写り込むこととなる。従って、当該輝点36の位置に基づきテープフィーダ3aの高さを求めることで、上記球体34を備えた場合と同様に、テープフィーダ3aの高さを精度良く求めることができる。この場合には、図13に示すように、当該円柱体35の軸方向に延びる細長い帯状の輝点36が形成されることとなる。
本発明の鏡面状部としては、入射光(照明光)を基板認識ユニット18側(エリアセンサカメラ20側)に強く反射させるものであることが必要である。そのためには、鏡面状の表面を有した上向きに湾曲する形状のものが好適であり、第1実施形態のような球体34や円柱体35のような円弧状の表面を有するものが理想的である。但し、円弧状の表面でなくとも、基板認識ユニット18側への光りの反射を促進できる鏡面状の表面を有する形状であれば適用可能である。
また、この部品実装装置Mにおいて、上記第2照明状態では、照明装置21のLED22のうち、外側照明部24aの第1領域EaのLED22のみを点灯させるようにしているが、例えば、アクチュエータの作動により前記第1領域Ea以外を開閉可能なシャッタ部材を設け、当該シャッタ部材の開閉により、照明装置21を第1照明状態と第2照明状態に切り換えるように構成してもよい。すなわち、全てのLED22を点灯させたまま、シャッタ部材の開閉により全てのLED22の光りが照射される状態(第1照明状態)と前記第1領域EaのLED22の光のがみ照射される状態(第2照明状態)とに切り換えるようにしてもよい。
また、この部品実装装置Mでは、照明装置21の外側照明部24のうちY1方向側に第1領域Eaが設定されているが、勿論Y2方向側に設定されていてもよい。つまり、第2撮像処理の際に、垂直な軸線(光軸O)に対して傾斜し、かつY2方向側からY1方向側に向かう照明光をテープフィーダ3aに照射するようにしてもよい。要は、第2撮像処理において、垂直な軸線(光軸O)に対して傾斜する特定方向からテープフィーダ3aに照明光が照射されるように第1領域Eaを設定するようにすればよい。この点は、以下に説明する第2実施形態についても同様である。
(第2実施形態)
次に、本発明の第2実施形態の部品実装装置Mについて図14、図15を用いて説明する。なお、第2実施形態の部品実装装置Mの基本的な構成は、第1実施形態の部品実装装置Mと同等であるため、第1実施形態と共通する部分については、同一符号を付して説明を省略し、以下に、第1実施形態との相違点について詳細に説明することにする。
第1実施形態の部品実装装置Mでは、テープフィーダ3aに備えられる球体34を基板認識ユニット18で撮像し、球体34に形成される輝点36の位置に基づきテープフィーダ3aの高さを求めるのに対して、第2実施形態の部品実装装置Mでは、テープフィーダ3aの上面32aに形成されるカバー部材37(本発明の影形成部に相当する)の影の位置に基づきテープフィーダ3aの高さを求める。従って、テープフィーダ3aには球体34や円柱体35は設けられていない。
より具体的に説明すると、第2実施形態の部品実装装置Mでは、図8に示すステップS5の処理において、制御装置40は、図14に示すように、カバー部材37の真上、正確にはエリアセンサカメラ20の光軸Oがカバー部材37のY2方向側の末端に位置するように基板認識ユニット18を配置し、この状態でテープフィーダ3aの上面32aを基板認識ユニット18により撮像させる。この場合、制御装置40は、照明装置21を第2照明状態に制御する。
同図に示すように、第2照明状態のもとでは、リング状照明である外側照明部24のうち、Y1方向側の第1領域EaのLED22のみが点灯される結果、垂直な軸線(光軸O)に対して傾斜する特定方向からの照明光(Y1方向側からY2方向側に向かう照明光)がカバー部材37に照射され、テープフィーダ3aの上面32aに当該カバー部材378の影(本発明の光像の一つ)が形成される。そして、図14に示すテープフィーダ3aの高さを標準高さhaとした場合、テープフィーダ3aの高さが、図15に示すように標準高さhaからずれていると、そのずれに対応した分だけ影先端の位置がY方向にずれる。換言すれば、Y方向の影の長さが変化する。従って、制御装置40は、この影先端のY方向のずれ量、すなわち、テープフィーダ3aが標準高さhaにあるときの標準影先端位置からの影先端のずれ量L2を求め、このずれ量L2を照明光の照射角度などの幾何学関係に基づきテープフィーダ3aの垂直方向(Z方向)のずれ量に換算することにより、この換算値と前記標準高さhaとに基づき当該テープフィーダ3aの高さを求める。
なお、第2実施形態では、上記記憶部42には、テープフィーダ3aの標準高さha、標準影先端位置、および影先端の水平方向(Y方向)のずれ量L2を垂直方向のずれ量に換算する換算式などのデータが記憶されており、従って、図8のステップS7の処理では、制御装置40は、ステップS5の処理で取得した画像データと記憶部42に記憶されている上記標準影先端位置などのデータに基づきテープフィーダ3aの高さを求める。
テープフィーダ3aの具体的な高さ測定方法は、この実施形態に限定されるものではなく、例えば影の位置(先端の位置)とテープフィーダ3aの高さとの相関関係を予め調べて上記記憶部42に記憶させておき、この相関データと画像から求めた影の位置とに基づいてテープフィーダ3aの高さを求めるようにしてもよい。
このような第2実施形態の部品実装装置Mによれば、第1実施形態の部品実装装置Mと同様に、別途、専用のレーザ光源を設けることなく、テープフィーダ3aの高さ測定を行うことができる。従って、第1実施形態の部品実装装置Mと同様に、ヘッドユニット5の大型化や高重量化を助長することなく、また、著しいコスト高を伴うことなく、簡単な構成でテープフィーダ3aの高さ測定を行うこと、ひいてはテープフィーダ3aからのヘッド16による部品の取出しをより確実に行うことが可能となる。
また、テープフィーダ3a側に高さ測定のための特別な部材を設けることなく、テープフィーダ3aの高さ測定を行うことができるという利点もある。
なお、この第2実施形態の部品実装装置Mでは、部品供給部3に備えるカバー部材37を本発明の影形成部として、当該カバー部材37によりテープフィーダ3aの上面に形成される影の位置に基づいて当該テープフィーダ3aの高さを求めているが、部品供給部3のこれ以外の部分によって形成される影の位置に基づき当該テープフィーダ3aの高さを求めるようにしてもよい。その場合、上記カバー部材37などの既存の部品を影形成部として利用する以外に、影を形成するための専用の影形成部を部品供給部3に設けてもよい。また、このように部品供給部3の部材によって影を形成する以外に、テープフィーダ3aの上面32aに影形成部として突起部などを設けておき、この突起部により形成される影の位置に基づきテープフィーダ3aを形成するように構成してもよい。
以上、本発明の第1、第2実施形態について説明したが、当該実施形態における部品実装装置Mやテープフィーダ3aは、本発明に係る部品実装装置およびテープフィーダの好ましい実施形態の例示であって、部品実装装置Mやテープフィーダ3aの具体的な構成は、本発明の要旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
以上説明した本発明をまとめると以下の通りである。
発明の一の局面に係る部品実装装置は、上面に部品取出し部を備えたテープフィーダが設置される部品供給部と、前記部品供給部に設置されるテープフィーダから部品を取り出し、この部品を搬送して所定の実装作業位置に配置される基板に実装するヘッドユニットと、前記ヘッドユニットに搭載され、その下方に位置する対象物を上方から撮像するカメラ、および撮像用の照明光を上方から対象物に照射す照明装置を含む撮像装置と、前記ヘッドユニットおよび前記撮像装置を制御し、前記基板の位置を認識するために、当該基板を前記対象物としてその上面を前記撮像装置により撮像する第1撮像処理と、前記部品供給部に設置されるテープフィーダの高さを求めるために、当該テープフィーダを前記対象物としてその上面を前記撮像装置により撮像する第2撮像処理を実行する制御装置と、前記第2撮像処理により得られた画像データに基づき、前記テープフィーダの高さを求める処理を実行する処理装置と、を備え、前記照明装置は、前記カメラの光軸を中心としてその周囲に配置される複数の光源を含み、かつ、全光源の光を前記対象物に照射する第1照明状態と、前記複数の光源のうち一部の光源の光のみを前記対象物に照射することで、垂直な軸線に対して傾斜する特定方向からの光を当該対象物に照射する第2照明状態とに照明状態を切替え可能とされ、前記制御装置は、前記第1撮像処理の際には、前記照明装置を前記第1照明状態に制御する一方、前記第2撮像処理の際には、前記照明装置を前記第2照明状態に制御する、ことを特徴とする部品実装装置。
この部品実装装置によれば、照明装置の照明状態の切り換え(第1照明状態と第2照明状態との切り換え)により、前記光源の光りを基板に照射して当該基板の表面を撮像する第1撮像処理と、一部の光源の光のみを前記対象物に照射することで、垂直な軸線に対して傾斜する特定方向からの光をテープフィーダの上面に照射して当該テープフィーダを撮像する第2撮像処理とを共通の撮像装置を用いて行うことができる。つまり、基板認識に用いられる照明装置をテープフィーダの高さ測定用の光源として共用することができる。そのため、専用の光源(レーザ光源)を別途設けることなく、テープフィーダの高さ測定を行うことが可能となる。従って、この部品実装装置によれば、ヘッドユニットの大型化や高重量化を助長することなく、また、著しいコスト高を伴うことなく、簡単な構成でテープフィーダの高さ測定を行うこと、ひいてはテープフィーダからの部品の取出しをより確実に行うことが可能となる。
この場合、前記照明装置は、前記第1照明状態においては前記複数の光源全てを点灯させ、前記第2照明状態においては前記複数の光源のうち前記一部の光源のみを点灯させるものであるのが好適である。
この構成によれば、光源を点灯又は消灯させるだけの簡単な構成で、第1照明状態と第2照明状態との切り換えを行うことが可能となる。
なお、上記部品実装装置において、前記処理装置は、前記撮像装置が撮像した画像のうち、前記照明光によりテープフィーダの上面に形成される光像の位置に基づきテープフィーダの高さを求めるものである。
この構成により、光像の位置と照明光りの照射方向(上記特定方向)との幾何学的な関係から、比較的簡単にテープフィーダの高さを求めることが可能となる。
例えば、前記処理装置は、前記照明光の反射によりテープフィーダの上面に形成される輝点を前記光像として、当該輝点の位置に基づいてテープフィーダの高さを求める。
この構成よれば、テープフィーダの高さに応じて輝点の位置が水平方向にずれることを利用して、上記幾何学的関係に基づく簡単な処理でテープフィーダの高さを求めることが可能となる。
なお、前記部品供給部に設置されかつ上面に部品取出し部を備えるテープフィーダを含む場合、前記テープフィーダの上面に、前記第2撮像処理の際に前記照明光の反射を促進させることにより前記輝点の形成を補助する鏡面状部が設けられているのが好適である。
この構成によれば、テープフィーダの上面に前記輝点をより良好に形成することが可能となり、テープフィーダの高さ測定の精度を高める上で有利となる。
この場合、前記鏡面状部は、上向きに湾曲する形状であるのが好適である。
この構成によれば、テープフィーダの上面に斜め方向から照射される照明光をより強くカメラ側に反射させることが可能となるため、画像に写り込む輝点が明確となり、画像上における輝点の位置の特定をより正確に行うことが可能となる。
上記の部品実装装置においては、前記第2撮像処理の際に、前記照明光により、前記部品供給部に設置されるテープフィーダの上面に影を形成するための影形成部を含み、前記処理装置が、前記影を前記光像として、当該影の位置に基づいてテープフィーダの高さを求めるものであってもよい。
この構成よれば、テープフィーダの高さに応じて影の位置が水平方向にずれることを利用して、上記幾何学的関係から簡単な処理でテープフィーダの高さを求めることが可能となる。
この場合、前記影形成部は、テープフィーダの上面の一部を覆うカバー部材であるのが好適である。
この構成によれば、専用の影形成部を設けることなく、合理的な構成でテープフィーダに前記影を形成することが可能となる。
なお、前記部品供給部に設置されかつ上面に部品取出し部を備えるテープフィーダを含む場合、前記影形成部は、前記テープフィーダに設けられていてもよい。
この構成によれば、テープフィーダの構造に応じた影形成部を設けることで、高さ測定に最適な影を形成することが可能となり、測定精度を上げる上で有利となる。
一方、本発明の一の局面に係るテープフィーダは、上記部品実装装置、詳しくは、上記処理装置が、照明光の反射によりテープフィーダの上面に形成される輝点を前記光像として、当該輝点の位置に基づいてテープフィーダの高さを求めるように構成された部品実装装置の前記部品供給部に設置されて部品を供給するテープフィーダであって、当該テープフィーダの上面に、前記第2撮像処理の際に、前記照明光の反射を促進させることにより前記輝点の形成を補助する鏡面状部が設けられているものである。
このテープフィーダによれば、上記部品実装装置で用いた場合に、当該テープフィーダの上面に前記輝点を良好に形成することが可能となる。従って、輝点の位置に基づきテープフィーダの高さを求める上記部品実装装置にとって有用なものとなる。
この場合、前記鏡面状部は、上向きに湾曲する形状であるのが好適である。
この構成によれば、テープフィーダの上面に斜め方向から照射される照明光をより強くカメラ側に反射させることが可能となるため、画像に写り込む輝点が明確となる。従って、部品実装装置におけるテープフィーダの高さ測定精度を高めることが可能となる。
また、本発明の他の一の局面に係るテープフィーダは、上記部品実装装置、詳しくは、上記処理装置が、テープフィーダ上面に形成される影を前記光像として、当該影の位置に基づいてテープフィーダの高さを求める部品実装装置の前記部品供給部に設置されて部品を供給するテープフィーダであって、前記第2撮像処理の際に、前記照明光により、前記部品供給部に設置されるテープフィーダの上面に影を形成するための影形成部を備えるものである。
このテープフィーダによれば、上記部品実装装置で用いた場合に、当該テープフィーダの上面に前記影を良好に形成することが可能となる。従って、影の位置に基づきテープフィーダの高さを求める上記部品実装装置にとって有用なものとなる。

Claims (12)

  1. 上面に部品取出し部を備えたテープフィーダが設置される部品供給部と、
    前記部品供給部に設置されるテープフィーダから部品を取り出し、この部品を搬送して所定の実装作業位置に配置される基板に実装するヘッドユニットと、
    前記ヘッドユニットに搭載され、その下方に位置する対象物を上方から撮像するカメラ、および撮像用の照明光を上方から対象物に照射す照明装置を含む撮像装置と、
    前記ヘッドユニットおよび前記撮像装置を制御し、前記基板の位置を認識するために、当該基板を前記対象物としてその上面を前記撮像装置により撮像する第1撮像処理と、前記部品供給部に設置されるテープフィーダの高さを求めるために、当該テープフィーダを前記対象物としてその上面を前記撮像装置により撮像する第2撮像処理を実行する制御装置と、
    前記第2撮像処理により得られた画像データに基づき、前記テープフィーダの高さを求める処理を実行する処理装置と、を備え、
    前記照明装置は、前記カメラの光軸を中心としてその周囲に配置される複数の光源を含み、かつ、全光源の光を前記対象物に照射する第1照明状態と、前記複数の光源のうち一部の光源の光のみを前記対象物に照射することで、垂直な軸線に対して傾斜する特定方向からの光を当該対象物に照射する第2照明状態とに照明状態を切替え可能とされ、
    前記制御装置は、前記第1撮像処理の際には、前記照明装置を前記第1照明状態に制御する一方、前記第2撮像処理の際には、前記照明装置を前記第2照明状態に制御する、ことを特徴とする部品実装装置。
  2. 請求項1に記載の部品実装装置において、
    前記照明装置は、前記第1照明状態においては前記複数の光源全てを点灯させ、前記第2照明状態においては前記複数の光源のうち前記一部の光源のみを点灯させる、ことを特徴とする部品実装装置。
  3. 請求項1又は2に記載の部品実装装置において、
    前記処理装置は、前記撮像装置が撮像した画像のうち、前記照明光によりテープフィーダの上面に形成される光像の位置に基づきテープフィーダの高さを求める、ことを特徴とする部品実装装置。
  4. 請求項3に記載の部品実装装置において、
    前記処理装置は、前記照明光の反射によりテープフィーダの上面に形成される輝点を前記光像として、当該輝点の位置に基づいてテープフィーダの高さを求める、ことを特徴とする部品実装装置。
  5. 請求項4に記載の部品実装装置において、
    前記部品供給部に設置されかつ上面に部品取出し部を備えるテープフィーダを含み、
    前記テープフィーダの上面に、前記第2撮像処理の際に前記照明光の反射を促進させることにより前記輝点の形成を補助する鏡面状部が設けられている、ことを特徴とする部品実装装置。
  6. 請求項5に記載の部品実装装置において、
    前記鏡面状部は、上向きに湾曲する形状である、ことを特徴とする部品実装装置。
  7. 請求項3に記載の部品実装装置において、
    前記第2撮像処理の際に、前記照明光により、前記部品供給部に設置されるテープフィーダの上面に影を形成するための影形成部を含み、
    前記処理装置は、前記影を前記光像として、当該影の位置に基づいてテープフィーダの高さを求める、ことを特徴とする部品実装装置。
  8. 請求項7に記載の部品実装装置において、
    前記影形成部は、前記テープフィーダの上面の一部を覆うカバー部材である、ことを特徴とする部品実装装置。
  9. 請求項7に記載の部品実装装置において、
    前記部品供給部に設置されかつ上面に部品取出し部を備えるテープフィーダを含み、
    当該テープフィーダに前記影形成部が設けられている、ことを特徴とする部品実装装置。
  10. 請求項4に記載の部品実装装置の前記部品供給部に設置されて部品を供給するテープフィーダであって、
    当該テープフィーダの上面に、前記第2撮像処理の際に、前記照明光の反射を促進させることにより前記輝点の形成を補助する鏡面状部が設けられている、ことを特徴とするテープフィーダ。
  11. 請求項10に記載のテープフィーダにおいて、
    前記鏡面状部は、上向きに湾曲する形状である、ことを特徴とするテープフィーダ。
  12. 請求項7に記載の部品実装装置の前記部品供給部に設置されて部品を供給するテープフィーダであって、
    前記第2撮像処理の際に、前記照明光により、前記部品供給部に設置されるテープフィーダの上面に影を形成するための影形成部を備える、ことを特徴とするテープフィーダ。
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