JP6230810B2 - 計器装置 - Google Patents

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本発明は、インストルメントパネルに設けられ、車速やエンジン回転数等を表示する計器装置に関する。
運転席前方のインストルメントパネルには、速度計、回転計、燃料計等の計器を有する計器装置が設けられている。図9に示すように、最近では、速度やエンジン回転数等が表示されるメータ盤101にディスプレイ102が組み込まれた計器装置がある。ディスプレイ102には、例えば故障情報、走行距離等が表示される。このディスプレイ102には、夜間等の照度が低い状況における視認性を高めるため、一般的に液晶ディスプレイ又は有機ELディスプレイ等から構成される。
計器装置のハウジング103にはディスプレイ102の画像表示面104の形状に合わせた開口105が設けられている。ディスプレイ102は、画像表示面104を開口105を介して露出させた状態で図示しない計器箱に設けられている。またハウジング103は、美観向上等を目的として、メータ盤21の表面に装着されるオーナメント106を一般的に有している。オーナメント106は、開口105周辺に傾斜面107を備えている。
速度計110及び回転計111は、メータ盤101に回転可能に設けられた針112,113を備えている。またオーナメント106は、針112,113を囲むリング114,115とを備えている。針112,113は、夜間等の照度が低い状況における視認性を高めるため、LED等の発光部(図示略)を裏面等に備えている。リング114,115は、美観向上等を目的として、表示面から高さ方向に向かって拡開する傾斜面116,117を有している。
しかし意匠性を高めることを目的として、オーナメント106を、めっき加工された樹脂や金属等で構成しようとする場合、以下のような問題が生じる。即ちディスプレイ102から出射された光の一部が傾斜面107に当たり運転者の方向に反射されたり、針112,113の発光部から出射された光の一部が傾斜面116,117に当たり運転者の方向に反射される。反射光が運転者の視界に入る場合には、運転者が眩惑されたり、違和感を感じることがある。
この問題に対し、速度計等の傾斜面に階段部を設けることによって、計器に設けられた導光体の光を運転者の視認方向と異なる方向に反射する計器が提案されている(例えば特許文献1参照)。
特開2006−58131号公報
しかし上記傾斜面に階段部を設ける場合には、ハウジングの意匠上の制約が大きくなるほか、加工も難しくなる。このため、意匠上の制約を軽減しつつ運転者が視認しやすい計器装置が要請されていた。尚、こうした課題は、上述した構成の計器装置に限らず、発光体を備える計器装置においては概ね共通したものである。
本発明は、上記実情を鑑みてなされたものであり、その目的は、意匠上の制約を軽減しつつ運転者が視認しやすい計器装置を提供することにある。
上記課題を解決する計器装置は、車両のインストルメントパネルに設けられる計器装置において、発光体と、前記インストルメントパネルに装着されるハウジングとを備え、前記ハウジングは、指標が表示された表面を有するメータ盤と、前記メータ盤の表面側から高さ方向に向かって拡開し、前記発光体からの光を反射する傾斜面を有する。
上記構成において、前記発光体は、画像表示面を備えたディスプレイであって、前記傾斜面は、前記画像表示面よりも前記高さ方向の上方に配置され、前記車両の運転者から見て、矩形状の前記画像表示面の外周において前記画像表示面の左右方向の少なくとも一方側の辺に隣接し、前記傾斜面に対する運転者の視認角αを、前記運転者が、通常の姿勢、左側に傾いた姿勢及び右側に傾いた姿勢のときにとりうる視界のうち、前記画像表示面に対して前記傾斜面の位置する側で最も外側を構成する線と前記メータ盤の表面とがなす角度とするとき、前記傾斜面の少なくとも一部の傾斜角θが、前記視認角α、前記傾斜面の下端及び前記画像表示面の相対高さH、及び前記画像表示面の幅Lであらわされる以下の式(1)を満たす。
θ<{α+arctan(H/L)}・1/2…(1)
上記構成において、前記発光体は、画像表示面を備えたディスプレイであって、前記傾斜面は、前記画像表示面よりも前記高さ方向の上方に配置され、前記車両の運転者から見て、矩形状の前記画像表示面の外周において前記画像表示面の上下方向の少なくとも一方側の辺に隣接し、前記傾斜面に対する運転者の視認角αを、標準の座高の前記運転者が、通常の姿勢、及び頭部を動かした姿勢のときにとりうる視界のうち、前記傾斜面に対する最小の視認角とするとき、前記傾斜面の少なくとも一部の傾斜角θが、前記視認角α、前記傾斜面の下端及び前記画像表示面の相対高さH、及び前記画像表示面の幅Lであらわされる以下の式(1)を満たす。
θ<{α+arctan(H/L)}・1/2…(1)
上記構成において、前記発光体は、車両情報を表示するメータの針に設けられ、前記傾斜面は、環状又は扇状をなすとともに前記針の回転軌跡の外側に配置され、前記発光体に対して前記高さ方向の下方に配置され、前記傾斜面に対する運転者の視認角αを、前記傾斜面の周方向において前記運転者のとりうる視認角のうち最小の角度とするとき、前記傾斜面の少なくとも一部の傾斜角θが、前記視認角α、前記傾斜面の下端及び前記発光体の相対高さH、及び前記傾斜面及び前記発光体の相対距離である幅Lであらわされる以下の式(2)を満たす。
θ<{α−arctan(H/L)}・1/2…(2)
の態様によれば、発光体の光の一部が傾斜面に反射するとき、傾斜面の少なくとも一部の傾斜角θが上記式(1)又は上記式(2)を満たすように設定されることによって、運転者によって視認されない方向に光を反射することができる。従って意匠性を高めることを目的としてハウジングの傾斜面を反射率の高い材料から構成しても、運転者を反射光によって眩惑したり、運転者に違和感を感じさせることを抑制することができる。このため発光体周辺におけるハウジングの材料に対する制約が軽減されるので、意匠性を高めつつ、運転者が視認しやすい計器装置を提供できる。
また、ディスプレイの外周に設けられた傾斜面がディスプレイからの光を反射するとき、傾斜角が前記式(1)を満たすように設定されることによって、運転者によって視認されない方向に光を反射することができる。このため、該傾斜面を反射率の高い材料から構成しても、運転者を発光体の光によって眩惑したり、運転者に違和感を感じさせることを抑制することができる。従ってディスプレイ周辺におけるハウジングの材料に対する制約が軽減されるので、意匠性を高めつつ、運転者が視認しやすい計器装置を提供できる。
上記計器装置について、前記傾斜面は矩形状の前記画像表示面を囲む枠状をなし、前記画像表示面の一方の辺に隣接する前記傾斜面の傾斜角、及び前記画像表示面の他方の辺に隣接する前記傾斜面の傾斜角は、それぞれ上記式(1)を満たすとともに互いに異なる値であることが好ましい。
この態様によれば、画像表示面を囲む傾斜面のうち、画像表示面の一方の辺に隣接する傾斜面及び他方の辺に隣接する傾斜面の傾斜角は、それぞれ上記式(1)を満たし、その値は互いに異なる。即ち運転者の視認角は、例えば縦方向の傾斜面を視認するとき、及び横方向の傾斜面を視認するときに応じてそれぞれ異なるので、式(1)を満たす傾斜角もそれぞれ異なる値となるためである。このため枠状の傾斜面の全域に亘って、傾斜面に反射した光が運転者の視界に入ることを抑制することができる。
また、傾斜面が、車両情報を指し示す針に設けられた発光部からの光を反射するとき、傾斜角が上記式(2)を満たすように設定されることによって、運転者によって視認されない方向に光を反射することができる。このため、該傾斜面を反射率の高い材料から構成しても、運転者を反射光によって眩惑したり、運転者に違和感を感じさせることを抑制することができる。従ってメータ周辺におけるハウジングの材料に対する制約が軽減されるので、意匠性を高めつつ、運転者が視認しやすい計器装置を提供できる。
た傾斜角は、運転者のとりうる視認角αのうち最小値を用いた式(2)を満たすので、環状の傾斜面の全域に亘って、傾斜面に反射した光が運転者の視界に入ることを抑制することができる。
本発明に係る計器装置が配置されたインストルメントパネルを示す斜視図。 同計器装置の平面図。 同計器装置の幅方向における要部の端面図。 同計器装置のオーナメントにおける傾斜角及びディスプレイから出射されオーナメントの傾斜面に反射した光の関係を説明する図。 上記傾斜角を設定する際に用いる視認角を説明する図。 上記傾斜角を設定する際に用いる視認角を説明する図。 同計器装置に設けられた速度計の幅方向における端面図。 同計器装置のオーナメントにおける傾斜角及び速度計の発光部から出射されオーナメントの傾斜面に反射した光の関係を説明する図。 従来の計器装置の平面図。
以下、計器装置の一実施形態を説明する。図1に示すように、車両のインストルメントパネル10のうち運転席Sの前方の領域には、速度及びエンジン回転数等を表示する計器装置11、及び経路案内等を行うナビゲーション装置12が組み込まれている。本実施形態では、計器装置11は、ステアリングホイールWの奥側に設けられている。
図2に示すように計器装置11は、複数の部材から構成されるハウジング20を備えている。ハウジング20は、凹状に形成されたメータ盤21と、図示しないカバーとを有している。メータ盤21は、平面視において横長の形状を有し、その表面には速度やエンジン回転数を運転者に表示するための数字や文字等が表示されている。このメータ盤21の開口部に透光性を有する上記カバーを被せることで計器類への塵埃及び水の侵入等を抑制している。尚、メータ盤21の表面の長手方向を幅方向WD、短手方向を奥行き方向DPとし、メータ盤21の表面の法線方向であって表面を始端とする方向を高さ方向HGとする。
メータ盤21には、四角形状の第1開口部22と、一対の第2開口部23が貫通形成されている。第1開口部22は、メータ盤21の幅方向中央に形成され、平面視において矩形状をなしている。第2開口部23は、第1開口部22の両側にそれぞれ形成され、円形状をなしている。第1開口部22は、メータ盤21の裏面から装着された発光体としてのディスプレイ50を運転者に視認可能に露出する。第2開口部23は、速度計51及びエンジン回転数を示す回転計52の針の回転軸を、メータ盤21の裏面に設けられた計器本体(図示略)に連結するために設けられている。
まずディスプレイ50及び該ディスプレイ50周辺におけるハウジング20の構成について説明する。図3に示すように、メータ盤21の裏側には、ディスプレイ50、ディスプレイ50等を支持する支持プレート24が設けられている。本実施形態ではディスプレイ50は、液晶ディスプレイから構成され、液晶を封入し電極等を備えた液晶パネル、液晶パネルに光を照射する照明部、導光プリズム、カラーフィルター、ガラス基板等を有している。ガラス基板の主面であって、画像等が運転者に視認可能に表示される画像表示面50aは、メータ盤21の第1開口部22を介して露出されている。
メータ盤21の表面21aには、美観を向上するためにオーナメント25が装着されている。図2に示すように、オーナメント25は、矩形状の画像表示面50aの形状に沿った四角枠状のフレーム部26と、フレーム部26の両側に設けられた一対の環状部27を有している。尚、フレーム部26はその画像表示面50aに沿った枠状であればよく、四角枠状に限定されない。
オーナメント25をメータ盤21に装着した装着状態において、フレーム部26は、ディスプレイ50とメータ盤21との高さ方向HGの隙間、ディスプレイ50の端縁等を運転者側からみて視認されにくくした上で、意匠性を高めるための傾斜面を有している。環状部27は、平面視において略円環状をなし、速度計51の針51a及び回転計52の針52aの回転軌跡の外側に設けられている。環状部27は、速度や回転数の目盛が表示される傾斜面を有している。
このオーナメント25は、平面視において四角枠状のフレーム部26及び環状部27を一体化させた形状に成形された樹脂と、樹脂の上に成膜されためっき層とから構成される。めっき層は、金属等の被膜からなり、本実施形態では銀色を呈している。即ち本実施形態のオーナメント25は、黒色の樹脂からなるオーナメントに比べて、ディスプレイ50等からの光を反射しやすい。尚、めっき層の色は銀色に限定されず、金色、赤銅色等であってもよい。またオーナメント自体が金属であってもよい。尚、めっき層については便宜上、図示を省略している。
図3に示すように、フレーム部26は、装着状態において表面21aと略平行に配置される平坦部28と、平坦部28に対して屈曲した屈曲部29とを有している。平坦部28及び屈曲部29によって、ディスプレイ50の画像表示面50aを露出するための開口部が構成されている。装着状態では屈曲部29は、ディスプレイ50及びメータ盤21の隙間を運転者から視認しにくくする。また屈曲部29及び平坦部28の間には、表面21aに対して傾斜角θをなす傾斜面30が設けられている。図2に示すように、傾斜面30は、ディスプレイ50の奥行き方向DP(縦方向)と平行な縦辺、及び幅方向WDと平行な横辺を囲んでいる。各縦辺に隣接する傾斜面30aの傾斜角θ1は一定であり、各横辺に隣接する傾斜面30bの傾斜角θ2は一定であるが、傾斜角θ1及び傾斜角θ2は互いに異なる。尚、傾斜角θ1,θ2を区別しないで説明する場合には、単に傾斜角θという。
傾斜面30の傾斜角θの設定方法及びその作用について説明する。各傾斜面30a,30bの傾斜角θ1,θ2の設定手法は同じであるため、ここではディスプレイ50の縦辺に隣接する傾斜面30aを例にして説明する。図4に示すように、傾斜面30がディスプレイ50の画像表示面50aよりも上方にある場合、傾斜角θ1は以下の式(1)を満たすように設定される。尚、幅Lは、オーナメント25の開口の幅、相対高さHは、傾斜面30のうちディスプレイ50側の下端から画像表示面50aまでの距離を相対高さ、視認角αはフレーム部26を含めたディスプレイ50全体に対する運転者Dの視認角である。
θ<{α+arctan(H/L)}・1/2…(1)
図5に示すように、視認角αは、運転者Dが通常の姿勢、左側に傾いた姿勢及び右側に傾いた姿勢のときにとりうる視界Zのうち、最も外側となる最外線Z1とメータ盤21の表面21a又は表面21aと平行な面がなす角度である。本実施形態では運転者Dからみて右側の傾斜面30aに対する右目の視線方向を示す最外線Z1と左目の視認方向を示す内側線Z2とでは、最外線Z1の方が視認角(最外接角)が小さい。ディスプレイ50から出射された光が傾斜面30aによって反射されるとき、運転者に反射光を視認させないためには、その反射光が視界Zの外側に反射されるか、視界Zを横切って運転者D側とは反対方向に反射されることが必要である。
図4に示すようにディスプレイ50から出射された光の一部が、傾斜角θを有する傾斜面30aに入射するとき、入射光ILの角度を入射角φとすると、反射光DLの反射角は、メータ盤21の表面21aと平行な面に対して「θ+φ」とあらわすことができる。この反射角は以下の式(3)を満たすことが必要である。
θ+φ<α…(3)
またディスプレイ50からの光の出射位置によって入射角φは異なるが、傾斜面30aから最も離間した位置から光が出射するとき入射角φは最も大きくなる。傾斜面30aから最も離間した位置から光が出射するときの入射角φと傾斜角θとの関係は、錯角の関係から以下の式(4)のように表される。また図中「γ」は、arctan(H/L)の値である。
θ=φ+arctan(H/L)…(4)
式(4)から求められる入射角φを式(3)に代入することにより、式(1)となる。傾斜角θをこのように設定することにより、ディスプレイ50から出射された光が傾斜面30aに反射しても、反射光DLはディスプレイ50の外側に向かって進み運転者の視界Zに入らない。またディスプレイ50から出射された光が屈曲部29に入射するとき、その入射角が大きいために反射光は視界Zを横切って運転者Dとは異なる方向に進む。
またディスプレイ50の幅方向の辺に隣接する傾斜面30bの傾斜角θも同様に求められるが、視認角αの値が異なるため、傾斜角θは縦方向に沿った傾斜面30aに対して異なる値となる。図6に示すように、標準の座高の運転者Dが通常の姿勢、及び頭部を動かした姿勢のときにとりうる視界Zのうち、傾斜面30bに対する視認角を「視認角α」とする。尚、図6では、標準の座高の運転者Dが通常の姿勢、及び頭部を動かした姿勢のときにとりうる視界Zのうち、傾斜面30bに対する最小の視認角を視認角αとして示しているが、JISD0021に準ずる99パーセンタイルに相当する視界での99%アイレンジの場合にも上記式(1)を満たすように傾斜角θを設定すればよい。
次に、速度計51及び回転計52とそれら周辺におけるハウジング20の構成について、その作用とともに説明する。速度計51及び回転計52は、計器本体は異なるものの、その周辺のハウジング20等の形状はほぼ同じである。従ってここでは速度計51を例示して説明する。
図2に示すように、速度計51は、速度を指し示す針51aと、針51aをセンサ等から入力した電気信号に基づき回転させる計器本体(図示略)と、オーナメント25の環状部27とを有している。針51aは、針本体及び回転軸部を有し、回転軸部はメータ盤21に形成された第2開口部23に挿通され、上記計器本体に支持されている。メータ盤21のうち環状部27に囲まれた領域には速度が表示され、環状部27には発光する目盛が設けられている。
図7に示すように、環状部27には、高さ方向HGに拡開する傾斜面31が設けられている。傾斜面31は、最も内側に設けられた第1傾斜面31aと、該第1傾斜面31aよりも外側に設けられた第2傾斜面31bとを有している。第1傾斜面31aの傾斜角θは、第2傾斜面31bの傾斜角より小さい。また第2傾斜面31bには、傾斜面31とは異なる方向に傾斜する外側傾斜面32が連続している。この外側傾斜面32は、傾斜面31に連続する端縁とは異なる端縁で、メータ盤21の表面に連続するか、フレーム部26に連続している。
また針51aは、針本体の裏面に発光体としての発光部51bを有している。この発光部51bは、LED等から構成され、細長状をなしている。発光部51bの長手方向の長さは、例えば針本体よりも短く、その幅は針本体よりも短い形状である。この発光部51bは、メータ盤21に反射させた光によって針本体を裏面から照射する。
また発光部51bから出射された光は、メータ盤21の表面21aだけでなく環状部27の第1傾斜面31aにも反射する。第1傾斜面31aの傾斜角θは、その周方向において一定である。また第1傾斜面31aの傾斜角θは下記の式(2)を満たすように設定される。図8に示すように、幅Lは発光部51bの先端から第1傾斜面31aの下端までの幅であって、相対高さHは発光部51bの先端と第1傾斜面31aの下端との相対高さ、視認角αは環状部27を含めた速度計51全体に対する運転者Dの視認角である。
θ<{α−arctan(H/L)}・1/2…(2)
環状部27は略円環状であるため、各位置で運転者の視認角は異なるが、傾斜角θの設定では、視認角αは環状部27に対してとりうる視認角のうち最も小さい値が設定されている。視認角の最小値に設定することによって、傾斜角θの上限値を最も小さくすることができる。
発光部51bから出射された光が第1傾斜面31aによって反射されるとき、運転者に反射光を視認させないためには、その反射光が視界Zの外側に反射されるか、視界Zを横切って運転者D側とは反対方向に反射されることが必要である。但し速度計51の場合、発光部51bが第1傾斜面31aの高さ方向HGの上方に位置する点がディスプレイ50の場合と異なる。
図8に示すように、発光部51bから出射された光の一部が、傾斜角θを有する第1傾斜面31aに入射するとき、入射光ILの角度を入射角φとすると、反射光DLの反射角は、メータ盤21の表面21aと平行な面に対して「θ+φ」とあらわすことができる。この反射角は、ディスプレイ50の場合と同様に式(3)を満たすことが必要である。尚、下記の式(3)のαは、環状部27に対する視認角である。
θ+φ<α…(3)
また発光部51bの光の出射位置によって入射角φは異なるが、発光部51bは第1傾斜面31aよりも上方に位置するため、第1傾斜面31aに最も近い位置から光が出射するとき入射角φが最も大きくなる。第1傾斜面31aから最も近い先端位置から光が出射するときの入射角φと傾斜角θとの関係は、錯角の関係から以下の式(5)のように表される。また図中「γ」は、arctan(H/L)の値である。
θ=φ−arctan(H/L)…(5)
式(5)から求められる入射角φを式(3)に代入することにより、式(2)となる。傾斜角θをこのように設定することにより、発光部51bから出射された光が第1傾斜面31aに反射しても、速度計51の外側に向かって進み運転者の視界Zに入らない。また発光部51bから出射された光が第2傾斜面31bに入射するとき、その入射角は大きいため、反射光は視界Zを横切って運転者Dとは異なる方向に進む。
また「arctan(H/L)」を「γ」に置き換えることにより、式(1)及び式(2)は、式(6)で表すことができる。尚、幅Lと相対高さHで表される「γ」が、傾斜面の下端を通りメータ盤21の表面21aに平行な水平線L1の上方にあるとき、その値は正であり、水平線L1の下方にあるとき、その値は負である。
θ<{α−γ}・1/2…(6)
以上説明したように、上記実施形態によれば、以下に列挙する効果が得られるようになる。
(1)上記実施形態によれば、ハウジング20を構成するオーナメント25は、ディスプレイ50の画像表示面50aを囲む傾斜面30を備え、該傾斜面30は画像表示面50aよりも高さ方向HGにおいて上方に設けられる。また傾斜面30はディスプレイ50からの光を反射するめっき層から構成される。この傾斜面30の傾斜角θを上記式(1)を満たすように設定することによって、運転者によって視認されない方向に光を反射することができる。このため、運転者を反射光によって眩惑したり、違和感を感じさせることを抑制することができる。従ってオーナメント25の材料に対する意匠上の制約が軽減されるので、意匠性を高めつつ、運転者が視認しやすい計器装置11を提供できる。
(2)上記実施形態によれば、ディスプレイ50の画像表示面50aを囲む傾斜面30は平面視において四角枠状をなし、画像表示面50aの縦辺に隣接する傾斜面30の傾斜角θ1と、横辺に隣接する傾斜面30の傾斜角θ2とは、それぞれ上記式(1)を満たすが、その値は互いに異なる。即ち運転者Dの視認角αは、縦方向の傾斜面30及び横方向の傾斜面30によってそれぞれ異なるので、視認角αに応じて式(1)を満たす傾斜角θ1,θ2もそれぞれ異なる値に設定される。また縦方向の傾斜面30及び横方向の傾斜面30は連続してはいるが、四角枠の隅部によってそれらの境界が明確となるため、傾斜角が異なっても美観を損なうことがない。
(3)上記実施形態によれば、ハウジング20を構成するオーナメント25は、速度計51及び回転計52の針51a,52aの回転軌跡の外側に設けられた傾斜面31を備え、該傾斜面31は針51a,52aの発光部51bよりも高さ方向HGにおいて下方に設けられる。また傾斜面31は発光部51bからの光を反射するめっき層から構成される。この傾斜面31を構成する第1傾斜面31aの傾斜角θを上記式(2)を満たすように設定することによって、運転者によって視認されない方向に光を反射することができる。このため、運転者を反射光によって眩惑したり、違和感を感じさせることを抑制することができる。従ってオーナメント25の材料に対する意匠上の制約が軽減されるので、意匠性を高めつつ、運転者が視認しやすい計器装置11を提供できる。
(4)上記実施形態によれば、速度計51及び回転計52を構成する傾斜面31は環状であって、その傾斜角θは一定である。また傾斜角θは、運転者のとりうる視認角αのうち最小値を用いた式(2)を満たすので、環状の傾斜面31の全域において、運転者を発光体の光によって眩惑したり、違和感を感じさせることを抑制することができる。
尚、上記実施形態は以下のように適宜変更して実施することもできる。
・上記実施形態では、オーナメント25の環状部27を略円環状にしたが、扇状、楕円形状等、その他の形状であってもよい。また、フレーム部26を平面視において四角枠状にしたが、扇状、楕円形状等、その他の形状であってもよい。例えば運転者から見た画像表示面が扇状である場合、フレーム部26も扇状となる。このとき、フレーム部26の円弧状部分の傾斜面と、直線状部分の傾斜面とを異なる傾斜角としてもよい。
・視認角αの設定方法は、上述した手法以外の方法を用いてもよい。例えば実験値によって得られる視認角に基づき決定してもよい。例えば実験で得られる視認角のうち最小値や、平均値等を用いることもできる。
・上記実施形態では、ディスプレイ50の外周に設けられたフレーム部26の傾斜面30の傾斜角θ、及び速度計51及び回転計52を構成する環状部27の傾斜面31の傾斜角θを上記式(1)又は式(2)を満たすようにしたが、これに限定されない。フレーム部26、速度計51の傾斜面31、及び回転計52の傾斜面31のうち少なくとも一つが上記式(1)又は式(2)を満たす傾斜角θを有していればよい。例えば回転計52を構成する環状部27が、低反射率の材料から構成されている場合には、速度計51の第1傾斜面31aの傾斜角θのみを式(2)を満たすように設定してもよい。
・上記実施形態では、フレーム部26の全周に傾斜角θの傾斜面を設けたが、傾斜面を設ける範囲は適宜変更してもよい。例えばフレーム部26の開口部における上辺及び下辺はディスプレイ50の画像表示面50aに対して垂直な面又は反射率が低い材料からなる面とし、右辺及び左辺は傾斜角θの傾斜面としてもよい。或いは4辺の傾斜面30a,30bのうち、少なくとも一つを式(1)を満たす傾斜角θを有する傾斜面とし、残りを90°近い傾斜角を有するか、又は反射率が低い材料から構成される傾斜面としてもよい。
・上記実施形態では、速度計51及び回転計52を構成する各傾斜面31の傾斜角θを一定にしたが、傾斜面31の周方向において傾斜角θを変化させてもよい。例えば、傾斜面31を、上方右側、上方左側、下方右側、下方左側の4つに区分したとき、運転者側に反射しやすい領域のみを式(2)を満たすように設定し、その他の領域における傾斜角は適宜設定してもよい。その際、傾斜角が互いに異なる面の間に段差を設けるのではなく、傾斜角が連続的に変化するような傾斜面にすると、意匠性に優れた外観にすることができる。
・上記実施形態では、オーナメント25は、フレーム部26及び環状部27が一体となった成形品としたが、フレーム部26及び環状部27を別の成形品としてもよい。またオーナメント25の形状は、上述した形状に限定されず、少なくとも上記傾斜角θの傾斜面を発光体側に備えていればよい。
・上記実施形態では、オーナメント25に傾斜面30,31を形成したが、ハウジングがオーナメント25を備えていない構成である場合には、発光体周辺のハウジングに上述した傾斜面30,31に相当する傾斜面を設けてもよい。
・図1では、計器装置11を運転者Dの前方に配置したが、前方右側又は前方左側に配置してもよい。また計器装置11を運転席Sが右側に配置される車両に設けたが、運転席が左側に配置される車両に設けてもよい。
・上記実施形態では、発光体を、ディスプレイ50、速度計51及び回転計52の針51a,52aの発光部に具体化したが、インストルメントパネル10に設けられる装置であればこれに限定されない。例えば図1に示すナビゲーション装置12や、インストルメントパネル10に装着される各種ディスプレイ、メータ等に応用することが可能である。
・上記実施形態では、傾斜角θの傾斜面を、凹凸がなく湾曲していない平面としたが、凹凸面又は湾曲面でも良い。発光体近傍の傾斜面を凹凸面及び湾曲面とする場合には、例えば傾斜面の任意の一点において接線をとり、メータ盤21の表面21aと平行な面に対する接線の角度を傾斜角θとしてもよい。
10…インストルメントパネル、11…計器装置、20…ハウジング、21…ハウジングを構成するメータ盤、21a…表面、25…ハウジングを構成するオーナメント、26…ハウジングを構成するフレーム部、27…ハウジングを構成する環状部、30,30a,30b,31,31a…傾斜面、50…発光体としてのディスプレイ、50a…画像表示面、51…メータとしての速度計、51b…発光体としての発光部、52…メータとしての回転計、51a,52a…針、H…相対高さ、L…幅、θ,θ1,θ2…傾斜角θ、α…視認角。

Claims (3)

  1. 車両のインストルメントパネルに設けられる計器装置において、
    発光体と、
    前記インストルメントパネルに装着されるハウジングとを備え、
    前記ハウジングは、
    指標が表示された表面を有するメータ盤と、
    前記メータ盤の表面側から高さ方向に向かって拡開し、前記発光体からの光を反射する傾斜面を有し、
    前記発光体は、画像表示面を備えたディスプレイであって、
    前記傾斜面は、前記画像表示面よりも前記高さ方向の上方に配置され、前記車両の運転者から見て、矩形状の前記画像表示面の外周において前記画像表示面の左右方向の少なくとも一方側の辺に隣接し、
    前記傾斜面に対する運転者の視認角αを、前記運転者が、通常の姿勢、左側に傾いた姿勢及び右側に傾いた姿勢のときにとりうる視界のうち、前記画像表示面に対して前記傾斜面の位置する側で最も外側を構成する線と前記メータ盤の表面とがなす角度とするとき、
    前記傾斜面の少なくとも一部の傾斜角θが、前記視認角α、前記傾斜面の下端及び前記画像表示面の相対高さH、及び前記画像表示面の幅Lであらわされる以下の式(1)を満たすことを特徴とする計器装置。
    θ<{α+arctan(H/L)}・1/2…(1
  2. 車両のインストルメントパネルに設けられる計器装置において、
    発光体と、
    前記インストルメントパネルに装着されるハウジングとを備え、
    前記ハウジングは、
    指標が表示された表面を有するメータ盤と、
    前記メータ盤の表面側から高さ方向に向かって拡開し、前記発光体からの光を反射する傾斜面を有し、
    前記発光体は、画像表示面を備えたディスプレイであって、
    前記傾斜面は、前記画像表示面よりも前記高さ方向の上方に配置され、前記車両の運転者から見て、矩形状の前記画像表示面の外周において前記画像表示面の上下方向の少なくとも一方側の辺に隣接し、
    前記傾斜面に対する運転者の視認角αを、標準の座高の前記運転者が、通常の姿勢、及び頭部を動かした姿勢のときにとりうる視界のうち、前記傾斜面に対する最小の視認角とするとき、
    前記傾斜面の少なくとも一部の傾斜角θが、前記視認角α、前記傾斜面の下端及び前記画像表示面の相対高さH、及び前記画像表示面の幅Lであらわされる以下の式(1)を満たすことを特徴とする計器装置。
    θ<{α+arctan(H/L)}・1/2…(1
  3. 車両のインストルメントパネルに設けられる計器装置において、
    発光体と、
    前記インストルメントパネルに装着されるハウジングとを備え、
    前記ハウジングは、
    指標が表示された表面を有するメータ盤と、
    前記メータ盤の表面側から高さ方向に向かって拡開し、前記発光体からの光を反射する傾斜面を有し、
    前記発光体は、車両情報を表示するメータの針に設けられ、
    前記傾斜面は、環状又は扇状をなすとともに前記針の回転軌跡の外側に配置され、前記発光体に対して前記高さ方向の下方に配置され、
    前記傾斜面に対する運転者の視認角αを、前記傾斜面の周方向において前記運転者のとりうる視認角のうち最小の角度とするとき、
    前記傾斜面の少なくとも一部の傾斜角θが、前記視認角α、前記傾斜面の下端及び前記発光体の相対高さH、及び前記傾斜面及び前記発光体の相対距離である幅Lであらわされる以下の式()を満たすことを特徴とする計器装置
    θ<{α−arctan(H/L)}・1/2…(2)
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