JP6230475B2 - 突極形回転子 - Google Patents

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この発明は、例えば回転界磁形同期発電機などに使用される突極形回転子に関するものである。
一般に、回転界磁形同期発電機などに用いられる突極形回転子は、界磁鉄心の周方向に複数個配置された突極部に界磁巻線を巻装するため、界磁鉄心と界磁巻線間の絶縁性を確保する必要がある。特に界磁鉄心の突極部の先端部には、突極形回転子が回転した際に生じる遠心力によって界磁巻線が先端部に押し付けられることで、界磁巻線の絶縁被膜を傷つける懸念があるため、これに耐えうる機械的強度と絶縁性を両立する必要があり、例えばエポキシ樹脂が含浸されたガラスクロス積層板またはフェノール樹脂が含浸された布入りベークライト板などで形成された絶縁板(絶縁フランジ)を、界磁巻線と界磁鉄心の先端部との間に挟み、遠心力に耐える絶縁構造としている。(例えば、特許文献1)
実開平4−80250号公報
従来の突極形回転子においては、界磁巻線と界磁鉄心の突極部の先端部との間の軸方向全域にわたり絶縁板を挟んでいるため、界磁巻線と界磁鉄心の突極部の先端部との間の熱抵抗が増加して界磁巻線の放熱性能が悪化する。このため、例えば発電機の出力が制限されるなど、性能や信頼性が低下してしまうという課題があった。
この発明は以上のような課題を解決するためになされたもので、界磁巻線と界磁鉄心の先端部との間の伝熱性能と絶縁性を共に確保できる突極形回転子を提供することを目的とする。
この発明に係る突極形回転子は、径方向に突出する胴部と前記胴部の先端に形成され周方向の幅が前記胴部よりも広い先端部とを有する突極部が周方向に複数個配置された界磁鉄心と、前記突極部の前記胴部に巻装された界磁巻線とを有する突極形回転子であって、前記界磁巻線と前記突極部の前記先端部との間の軸方向両端部に配置された絶縁板と、両端にある前記絶縁板の間に配置され前記界磁巻線と前記先端部との間の隙間を埋める金属板とを備えていることを特徴とするものである。
この発明の突極形回転子によれば、界磁巻線と界磁鉄心の先端部との間の軸方向両端部に配置された絶縁板と、両端にある前記絶縁板の間に配置され前記界磁巻線と前記先端部との間の隙間を埋める金属板とを備えているため、界磁巻線と界磁鉄心の先端部との間の軸方向中央部では熱伝導性の良い金属板で隙間を埋めることによって伝熱性能を確保でき、界磁巻線の絶縁被膜を傷つけてしまう懸念が高い軸方向両端部は絶縁板が配置されているため、界磁巻線と界磁鉄心の先端部との間の伝熱性能と絶縁性を共に確保できる突極形回転子を得ることができる効果がある。
この発明の実施の形態1における突極形回転子の概略構成を示す斜視図である。 この発明の実施の形態1における突極形回転子を示す断面正面図である。 この発明の実施の形態1における突極形回転子を示す断面側面図である。 この発明の実施の形態1における突極形回転子の界磁鉄心の軸方向両端部に取り付けられる巻線ガイドを示す斜視図である。 この発明の実施の形態1における突極形回転子の界磁鉄心の軸方向端部を示す部分詳細図である。 この発明の実施の形態2における突極形回転子の界磁鉄心の軸方向端部を示す部分詳細図である。 この発明の実施の形態2における突極形回転子の絶縁板と金属板との境界面を説明する説明図である。 この発明の実施の形態3における突極形回転子の界磁鉄心の突極部を示す部分図である。 この発明の実施の形態3における突極形回転子の界磁鉄心の突極部に設けられる段差の形成を説明する説明図である。 この発明の実施の形態3における突極形回転子の界磁鉄心の突極部先端部に段差が形成されている場合の界磁鉄心の軸方向端部を示す部分詳細図である。 この発明の実施の形態4における突極形回転子の界磁鉄心の軸方向両端部に取り付けられる巻線ガイドを示す斜視図である。 この発明の実施の形態4における突極形回転子の界磁鉄心の軸方向両端部に取り付けられる巻線ガイドの組立を説明する説明図である。
以下、この発明の実施の形態について説明するが、各図において同一、または相当部分については同一符号を付して説明する。
実施の形態1.
図1はこの発明の実施の形態1における突極形回転子の概略構成を示す斜視図、図2はこの発明の実施の形態1における突極形回転子を示す断面正面図、図3はこの発明の実施の形態1における突極形回転子を示す断面側面図、図4はこの発明の実施の形態1における突極形回転子の界磁鉄心の軸方向両端部に取り付けられる巻線ガイドを示す斜視図、図5はこの発明の実施の形態1における突極形回転子の界磁鉄心の軸方向端部を示す部分詳細図である。
図1から図5において、突極形回転子は、周方向に4個の突極部が配置された薄鋼板を軸方向に複数枚積層して構成された界磁鉄心1と、界磁鉄心1の突極部の軸方向両端部に取り付けられる巻線ガイド2と、表面に絶縁が施された線状の導体であるコイル材3を、巻線ガイド2を介して界磁鉄心1の突極部に巻装して形成された界磁巻線4とを備えている。
界磁鉄心1は、図3に示すように径方向に突出する4個の突極部を備えており、突極部は、巻線ガイド2が取り付けられコイル材3が巻装される胴部1aと、胴部1aよりも周方向幅が広い先端部1bで構成されている。また、界磁鉄心1には、ボルト6が貫通する貫通穴1dと、支持棒7が貫通する貫通穴1eが設けられている。さらに、界磁鉄心1の中央にはシャフト(図示せず)を貫通させる貫通穴1cが設けられている。
界磁巻線4は、界磁鉄心1の突極部間の隙間に挿入される収納部4aと、収納部4a同士を連結し界磁鉄心1の軸方向両端面から軸線方向にそれぞれ伸びるコイルエンド4bとで構成されている。また、界磁巻線4はワニスを含浸することで絶縁性能を確保するとともにコイルエンド4bの剛性を向上させている。さらに、巻装されたコイル材3同士の隙間や界磁鉄心1の突極部と界磁巻線4の隙間をワニスで埋めることにより伝熱性能を向上させている。なお、界磁鉄心1の突極部と界磁巻線4の隙間には紙またはシートもしくはフィルム等の薄形絶縁材(図示せず)が保持されており、この薄形絶縁材により界磁鉄心1と界磁巻線4の絶縁を確保している。
巻線ガイド2は、図4に示すようにコイル材3が巻装される際に径方向端部位置を矯正するガイド2aと、巻装されるコイル材3のピッチ(外形寸法)に合わせた溝2bとを巻方向の両端部に備えている。このように形成された巻線ガイド2を使用して、ガイド2aと溝2bに沿ってコイル材3を巻装することで、巻装作業時のコイル材3のずれやみだれを抑制して界磁巻線4を高密度化できる。
界磁鉄心1には界磁巻線4の収納部4aをガイドするL字形状のプレートであるコイルガイド9が取り付けられる。界磁巻線4の収納部4aは、界磁鉄心1の胴部1aと先端部1bとによって2面を囲まれるが、残り2面はこれを支えるものがなく、巻装作業後に界磁巻線4の収納部4aに巻装されたコイル材3が崩れる懸念がある。このためコイルガイド9を取り付けて界磁巻線4の収納部4aを支えることにより、コイル材3の巻き崩れを防止している。なお、界磁巻線4の収納部4aの全域にわたりコイルガイド9を配置すると、界磁巻線4の収納部4aの放熱を妨げるため、コイルガイド9は軸方向に数箇所のみ局所配置している。また、界磁巻線4とコイルガイド9の間には、紙またはシートもしくはフィルム等の薄形絶縁材(図示せず)が保持されており、これにより絶縁を確保している。
界磁鉄心1のシャフト用の貫通穴1cの周囲に配置されるボルト6は、積層された薄鋼板および界磁鉄心1と略同形状で界磁鉄心1の軸方向両端面に配設される短絡板5を締結固定している。界磁鉄心1の突極部を貫通して設置された支持棒7の軸方向両端部には、絶縁樹脂等で形成され中央に支持棒7を嵌め込む窪みを設けた絶縁部材8が設置されており、さらに、支持棒7と絶縁部材8および界磁巻線4のコイルエンド4bとが絶縁性の固縛部材10により固縛されている。突極形回転子が回転すると、界磁巻線4のコイルエンド4bは遠心力により外周側にたわむ方向の力を受けるが、界磁鉄心1に支持された支持棒7にて絶縁部材8を介してコイルエンド4bを外周側から支持することで、絶縁性能を確保しつつコイルエンド4bの変形を防いでいる。
界磁鉄心1の先端部1bと界磁巻線4の収納部4aとの隙間には、図5に示すように、界磁鉄心1の先端部1bの軸方向両端部に絶縁板11が配置されるとともに、軸方向両端部に配置された絶縁板11の間の界磁鉄心1の先端部1bと界磁巻線4の収納部4aとの隙間は、絶縁板11と略同一厚みで例えば材質がステンレス鋼などの非磁性の金属板12により埋められている。一般に突極回転子が回転すると、界磁巻線4のコイルエンド4bは遠心力により外周側(突極部の先端部1b側)方向に力を受ける。この際に界磁鉄心1の先端部1bの角部にて界磁巻線4を傷つけ絶縁性能が低下する懸念がある。このため絶縁板11によってこれを保護する。
また、界磁鉄心1の先端部1bと界磁巻線4の収納部4aとの隙間の軸方向全域に絶縁板11を設けると、界磁巻線4と先端部1bとの間の熱抵抗が悪化(増大)するため、界磁鉄心1の先端部1bの軸方向両端部にのみ絶縁板11を設置し、軸方向両端部に設置された絶縁板11の間には絶縁板11よりも熱伝導性のよい金属板12を設置して熱抵抗を低減している。絶縁板11と金属板12は両面粘着テープまたは接着剤を使用して界磁鉄心1の先端部1bに固定される。なお、界磁巻線4と金属板12の間には、紙またはシートもしくはフィルム等の薄形絶縁材(図示せず)が保持されており、これにより絶縁を確保している。
以上説明した実施の形態1の効果について、以下に纏めて記入する。
界磁鉄心1の先端部1bと界磁巻線4の収納部4aとの間には、軸方向両端部に設置された絶縁板11、および、その間に金属板12を併用して配置しているため、遠心力による界磁巻線4の絶縁破壊を抑制しつつ伝熱性能を確保しているため、突極形回転子の性能および品質が向上する。
金属板12は非磁性の材質のものを使用しているため渦電流の発生が抑制され、突極形回転子の性能および品質が向上する。
界磁巻線4のコイルエンド4bの外周部を絶縁部材8を介して支持棒7で支えているため、絶縁性能を確保しつつコイルエンド4bの剛性が向上して、回転時に受ける遠心力によるコイルエンド4bのたわみを抑制できるため、突極形回転子の品質が向上する。
支持棒7と絶縁部材8とコイルエンド4bを固縛部材10で固縛することで、コイルエンド4bを確実に支えることができるため、突極形回転子の品質が向上する。
支持棒7と絶縁部材8の固定を固縛にて行うため、両部品を位置保持するための部品等が不要となり、部品点数が削減され、突極形回転子のコストが低減する。
界磁鉄心1の胴部1aの軸方向両端部に装着された巻線ガイド2には、コイル材3が巻装される際に径方向端部位置を矯正するガイド2aと、巻装されるコイル材3のピッチ(外形寸法)に合わせた溝2bとが形成されており、巻装作業時のコイル材3のずれやみだれを抑制して界磁巻線4を高密度化するため、コイルエンド4bの剛性が向上するとともにコイル材3同士間の熱抵抗が低減して、突極形回転子の性能および品質が向上する。
界磁巻線4にワニスを含浸することにより、界磁巻線4の剛性を向上させるとともに絶縁性能を確保し、さらに、コイル材3同士間の隙間およびコイル材3と界磁鉄心1間の隙間をワニスで埋めて伝熱性能を向上させることができるため、突極形回転子の性能および品質が向上する。
なお、上記実施の形態1では、界磁鉄心1の突極部の数が4極の場合について説明したが、突極部の数はこれに限定されるものではない。また、界磁巻線4のコイル材3のコイル径や巻数は適宜設定されるものであり、これに限定されるものではない。
実施の形態2.
図6はこの発明の実施の形態2における突極形回転子の界磁鉄心の軸方向端部を示す部分詳細図、図7はこの発明の実施の形態2における突極形回転子の絶縁板と金属板との境界面を説明する説明図である。上記実施の形態1では、絶縁板11と金属板12との境界面が図5に示すように直線状の場合について説明したが、実施の形態2では、絶縁板11と金属板12との境界面を、図6および図7に示すように、カギ型形状のラビリング構造にした場合について説明する。なお、他の部分については実施の形態1と同様であるため説明を省略する。
図6および図7において、界磁鉄心1の先端部1bと界磁巻線4の収納部4aとの間に設置された絶縁板11と金属板12との境界面はカギ型形状のラビリング構造をした継手構成としている。このように継手構成にすることで、両部品の位置決めが容易となる。継手構成は、金属板12を界磁巻線4の収納部4a側にして、絶縁板11を界磁鉄心1の先端部1b側にするのが望ましい。この理由としては、絶縁板11と金属板12の組み付け時の順番は、絶縁板11を組み付けてから金属板12を組み付ける順序となり、絶縁板11を先端部1bの軸方向端面を基準に設置することが可能となるため、組立作業が行いやすい。
これに対して、仮に金属板12を先端部1b側にし、絶縁板11を界磁巻線4側にしたと仮定すると、絶縁板11と金属板12の組み付け時の順番が金属板12を組み付けてから絶縁板11を組み付ける順序となり、金属板12は中央部に配置されるため、組み付け基準が無く、組立作業性が悪化することとなる。なお、界磁巻線4と金属板12の間には紙またはシートもしくはフィルム等の薄形絶縁材13が保持されており、これにより絶縁を確保している。
以上説明したように、絶縁板11と金属板12の境界面をカギ型形状の継手構成とすることにより、絶縁板11と金属板12の位置決めが容易となるうえ、継手構成として金属板12を界磁巻線4の収納部4a側にして、絶縁板11を界磁鉄心1の先端部1b側にすることにより、絶縁板11を先端部1bの軸方向端部を基準に組み付けた後に金属板12を組み付けることが可能となるため、突極形回転子の生産性が向上する。
実施の形態3.
図8aはこの発明の実施の形態3における突極形回転子の界磁鉄心の突極部を示す部分図、図8bはこの発明の実施の形態3における突極形回転子の界磁鉄心の突極部に設けられる段差の形成を説明する説明図、図9はこの発明の実施の形態3における突極形回転子の界磁鉄心の突極部先端部に段差が形成されている場合の界磁鉄心の軸方向端部を示す部分詳細図である。上記実施の形態1では、界磁鉄心1の先端部1bと界磁巻線4との間に絶縁板11と金属板12を設置した場合について説明したが、実施の形態3では、界磁鉄心1の先端部1bに絶縁板11を設置する段差を設けた場合について説明する。なお、他の部分については、実施の形態1と実質的に同じ構成部品に対しては同じ符号を付しており、実施の形態1と同様部分については説明を省略する。
界磁鉄心1の段差は図8aに示す通常の薄板形状のものと、図8bに示すように、界磁鉄心1の先端部1bに溝部1fをプレスで打ち抜き加工された薄板を用意して、図9に示すように、軸方向両端部にのみ図8bに示す溝部1fの加工された薄板を積層することで形成する。本構成により、機械加工を使用せずに先端部1bの軸方向両端部に段差を形成することが可能になる。この溝部1fによって形成された段差に絶縁板11を設置することで、絶縁板11は位置決め固定される。なお、本構成であれば、絶縁板11と先端部1bの界磁巻線4に接する面を略同一平面で構成することが可能となるため、実施の形態1で設置されていた金属板12が不要となる。
このように構成された実施の形態3の効果について、以下に纏めて説明する。
界磁鉄心1の先端部1bの軸方向両端部に段差を設けて絶縁板11を配置することで、遠心力による界磁巻線4の絶縁破壊を抑制しつつ伝熱性能を確保しているため、突極形回転子の性能および品質が向上する。
界磁鉄心1に段差を設けることで絶縁板11の位置決めが容易になるため、突極形回転子の生産性が向上する。
絶縁板11と先端部1bを略同一平面で構成することにより、非磁性の金属板12が不要となるため、突極形回転子の生産性が向上する。さらに、金属板12分の熱抵抗が低減するため伝熱性能が向上して、突極形回転子の性能および品質が向上する。
界磁鉄心1に段差を構成する際に、先端部1bに溝部1fをプレス等で打ち抜いた薄板を軸方向両端部に使用することで、段差を設けるための機械加工が不要となり、突極形回転子の生産性を確保しつつ信頼性を向上することができる。
実施の形態4.
図10はこの発明の実施の形態4における突極形回転子の界磁鉄心の軸方向両端部に取り付けられる巻線ガイドを示す斜視図、図11はこの発明の実施の形態4における突極形回転子の界磁鉄心の軸方向両端部に取り付けられる巻線ガイドの組立を説明する説明図である。上記実施の形態1から3では何れも巻線ガイド2と絶縁板11が個別に形成されている場合について説明したが、実施の形態4では図10に示すように、巻線ガイド2と絶縁板11を樹脂成型等で一体化して構成している。このように一体化することにより、例えば図11に示すように、界磁鉄心1の溝部1fに一体化された絶縁板11を嵌め込むことで、界磁鉄心1の軸方向両端に巻線ガイド2を設置する。このため部品の組立工数が削減され、突極形回転子の生産性が向上し、製造コストも低減できる。
なお、この発明は、その発明の範囲内において各実施の形態を自由に組み合わせたり、各実施の形態を適宜、変形、省略することが可能である。
1 界磁鉄心、2 巻線ガイド、3 コイル材、4 界磁巻線、5 短絡板、6 ボルト、7 支持棒、8 絶縁部材、9 コイルガイド、10 固縛部材、11 絶縁板、12 金属板

Claims (9)

  1. 径方向に突出する胴部と前記胴部の先端に形成され周方向の幅が前記胴部よりも広い先端部とを有する突極部が周方向に複数個配置された界磁鉄心と、前記突極部の前記胴部に巻装された界磁巻線とを有する突極形回転子であって、前記界磁巻線と前記突極部の前記先端部との間の軸方向両端部に配置された絶縁板と、両端にある前記絶縁板の間に配置され前記界磁巻線と前記先端部との間の隙間を埋める金属板とを備えていることを特徴とする突極形回転子。
  2. 前記金属板は非磁性であることを特徴とする請求項1に記載の突極形回転子。
  3. 前記金属板は材質がステンレス鋼であることを特徴とする請求項1または2に記載の突極形回転子。
  4. 前記絶縁板と前記金属板との境界面がカギ型形状をしたラビリング構造であることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の突極形回転子。
  5. 前記絶縁板と前記金属板との境界面のラビリング構造は前記絶縁板が前記突極部の前記先端部の側に配置され前記金属板が前記界磁巻線の側に配置されていることを特徴とする請求項4に記載の突極形回転子。
  6. 径方向に突出する胴部と前記胴部の先端に形成され周方向の幅が前記胴部よりも広い先端部とを有する突極部が周方向に複数個配置された界磁鉄心と、前記突極部の前記胴部に巻装された界磁巻線とを有する突極形回転子であって、前記界磁巻線と前記突極部の前記先端部との間の軸方向両端部に配置された絶縁板と、前記先端部の軸方向両端部に前記絶縁板を配置するための段差が形成されていることを特徴とする突極形回転子。
  7. 前記絶縁板は前記突極部の前記胴部の軸方向両端に配置され前記界磁巻線が巻装される巻線ガイドと一体に形成されていることを特徴とする請求項1から6のいずれか1項に記載の突極形回転子。
  8. 前記界磁鉄心に支持されるとともに前記界磁巻線のコイルエンドを外周側から支持する支持棒と、前記コイルエンドと前記支持棒の間に配置され前記支持棒に嵌め込まれる窪みを有した絶縁部材とを備え、前記コイルエンドが前記絶縁部材を介して前記支持棒に固縛されていることを特徴とする請求項1から7のいずれか1項に記載の突極形回転子。
  9. 前記界磁巻線はワニスを含浸して形成されていることを特徴とする請求項1から8のいずれか1項に記載の突極形回転子。
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