JP6230288B2 - インクジェット記録装置及び当該装置における受容部材の制御方法 - Google Patents

インクジェット記録装置及び当該装置における受容部材の制御方法 Download PDF

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Description

本発明はインクジェット記録装置及び当該装置における払拭部材の制御方法に関する。
インクジェット記録装置の記録ヘッドの吐出口からインクが吐出される際に、記録媒体に着弾しないようなインクミストが発生する。インクミストは記録ヘッドの吐出口面などに付着し、吐出口から吐出されたインクが正常な位置に着弾することを妨げるおそれがある。このように吐出口面に付着したインクミストは、通常、ワイパブレードによって除去される。
近年、インク受容層を有さない記録媒体上に記録を行うために、紫外線、マイクロ波、熱などを用いてインクを記録媒体上に固着させるインクジェット記録技術の開発が行われている。このようなインクジェット記録技術では、熱などにより固着しやすい熱定着インク等が用いられている。このようなインクジェット記録技術の記録装置でも、吐出口面に付着したインクミストが強固に固着し、吐出口からのインクが正常な位置に着弾することを妨げるおそれがある。また、このようなインクジェット記録技術のインクミストは、強固に固着しているため、通常のワイパブレードで除去することが困難である場合がある。
このような固着したインクを除去するために、特許文献1の記録装置では、シート状部材を吐出口面に対向する位置に供給し、このシート状部材を吐出口面に押し当てて払拭することで吐出口面をクリーニングしている。そして、特許文献1の記録装置では、一度払拭動作に用いられたシート状部材を巻取ローラで巻き取ることで、シート状部材の未使用部を吐出口面に対向する位置に供給している。
また、特許文献2の記録装置では、ホームポジションにおいて吐出口面の払拭動作に用いたシート状部材を、バックポジションにおいて予備吐出されたインクを受容するために再利用している。この特許文献2の記録装置では、バックポジションで再利用したシート状部材を予備吐出動作ごとに所定量巻き取ることで、予備吐出されたインクを受容できるシート状部材の部位を吐出口面に対向する位置に常に供給している。
特開2003−300329号公報 特開2012−51138号公報
ところで、特許文献2の記録装置は、予備吐出動作による汚れの程度に応じた適切なタイミングでシート状部材を巻き取れておらず、予備吐出されたインクを受容するのに必要な量以上のシート状部材を消費してしまっているおそれがある。
そこで、本発明は、シート状部材を適切なタイミングで巻き取るよう制御することで、予備吐出されたインクをシート状部材で十分に受容しつつも、そのシート状部材の使用量を削減できるインクジェット記録装置を提供することを目的としている。
本発明は、上記目的を達成するため、インクを吐出する吐出口が設けられたインクジェット記録ヘッドと、前記吐出口から吐出されたインクを受容する受容部材と、前記受容部材の受容領域を変更するための変更動作を行う変更手段と、前記吐出口から吐出されたインクの吐出数に関する値を取得する取得手段とを有するインクジェット記録装置において、前記受容部材の温度を検知する温度検知手段と、前記取得手段で取得された前記吐出数に関する値を前記温度検知手段によって検知された前記受容部材の温度に応じて補正し、当該補正された値に基づいて前記変更手段に前記変更動作を行わせる制御手段と、を有することを特徴とする。
本発明によれば、吐出口から吐出されたインクを受容する受容部材の温度に応じて吐出されたインクの吐出数に関する値を補正し、受容部材を適切なタイミングで巻き取るよう制御できる。このため、予備吐出されたインクを受容部材で十分に受容しつつも、その受容部材の使用量を削減できるインクジェット記録装置を提供することができる。
本発明の実施形態のインクジェット記録装置の構成を示す模式図である。 本発明の実施形態のインクジェット記録装置の内部の構成を示す模式図である。 本発明の実施形態のインクジェット記録装置の記録ヘッドの構成を示す模式図である。 本発明の実施形態の受容ユニットの構成を示す模式図である。 本発明の実施形態の制御回路の構成を示すブロック図である。 シート状部材の温度とインクのにじみの関係を示す図である。 第1の実施形態の記録処理動作の順序を示すフローチャートおよびシート状部材の温度変化を示す図である。 第2の実施形態の記録処理動作の順序を示すフローチャートおよびシート状部材の温度変化を示す図である。 第3の実施形態の記録処理動作の順序を示すフローチャートおよび予備吐出数を補正する補正係数を示す図である。 第4の実施形態の記録処理動作の順序を示すフローチャートおよび予備吐出数を補正する補正係数を示す図である。
以下、図面を参照して本発明の実施形態について説明する。
(第1の実施形態)
図1に、本実施形態のインクジェット記録装置12の模式図を示す。インクジェット記録装置12は、後述する記録ヘッド7を装着したキャリッジ1を有する。記録ヘッド7は、インクジェット記録ヘッドである。キャリッジ1を主走査方向Xに走査させることで記録媒体3への記録動作を行う。
記録媒体3はスプール13に保持されている。記録媒体3は、不図示の搬送ローラによってプラテン2へ向けて搬送方向Yに沿って搬送される。
記録媒体3が記録可能な記録位置まで搬送されると、キャリッジ1が主走査方向Xに沿って移動する。キャリッジ1は、ガイドシャフト6に沿って主走査方向Xに移動する。この移動の過程で、キャリッジ1に装着された記録ヘッド7からインクを吐出する。インクは、記録ヘッド7に設けられた後述する吐出口面7bに設けられた吐出口7aから吐出される。インクを吐出するタイミングは、エンコーダ14で取得された位置信号に基づいて決定される。
記録動作の終了後に記録媒体3が所定量搬送され、記録媒体3の新しい領域が記録位置に繰り出される。この記録媒体3の新しい領域に対して次の記録動作が行われる。
キャリッジ1を走査させる空間の上には、ヒータ4が設けられている。記録媒体3に着弾したインクをヒータ4によって加熱することで定着させる。ヒータ4で記録媒体3を加熱することで、記録媒体3の温度をユーザがインクジェット記録装置12本体で設定した設定温度に保持することができる。キャリッジ1は、記録媒体3の温度を検知する後述の記録媒体温度センサ3aを有する。
プラテン2の主走査方向Xに沿った延長線上の片側の位置であるホームポジションHPには、予備吐出されたインクを受容する後述の受容ユニット5が設けられている。受容ユニット5は、プラテン2の主走査方向Xに沿った延長線上の片側だけに設けられても両側に設けられてもよい。
インクジェット記録装置12の内部構成を示す模式図を図2に示す。プラテン2の主走査方向Xの延長線上のホームポジションHPには、受容ユニット5が設けられている。ホームポジションHPとプラテン2を挟んで主走査方向Xに対向する位置はバックポジションBPである。記録媒体3だけでなく、受容ユニット5もヒータ4によって加熱される。記録媒体温度センサ3aは、記録媒体3の温度を検知する。ヒータ4は、記録媒体3の温度が設定された設定温度に到達するまで加熱する。
図3に、図1のキャリッジ1に装着されている記録ヘッド7の模式図を示す。記録ヘッド7の吐出口面7bには、インクを吐出する複数の吐出口7aが設けられている。このインクの色調には、色や濃度が異なるものも含む。インクの色は、例えばブラック(Bk)、ライトシアン(Lc)、シアン(C)、ライトマゼンタ(Lm)、マゼンタ(M)及びイエロー(Y)などである。
吐出口7aから吐出されるインクは、記録ヘッド7内部の不図示のインク流路を介して不図示のインクタンクから供給される。
ヘッド温度センサ7cは、吐出口列7dの列方向の延長線上の両端に設けられ、記録ヘッド7の温度を検知する。
図4に、受容ユニット5の模式図を示す。受容ユニット5は、シート状部材8、供給ローラ9a、巻取ローラ9b、およびウェブ温度センサ10を有する。シート状部材8は、多孔質のウレタンフォームやメラミンフォーム、ポリオレフィン、またはPET、ナイロンなどを用いた不織布などである。シート状部材8には、水、界面活性剤、または溶剤などからなる払拭液が含浸されている。
シート状部材8は、記録ヘッド7から予備吐出されたインクを受容する受容領域となる。巻取ローラ9bは、受容領域となっているシート状部材8の部位を巻き取る巻取動作を行う。巻取ローラ9bは、後述する巻取モータ228によって駆動され巻取動作を行う。巻取ローラ9bでシート状部材8を巻き取ることによって、シート状部材8の受容領域を変更する変更動作を行う。この変更動作によって、シート状部材8の受容領域を未使用のシート状部材8の領域とする。巻取ローラ9bによってシート状部材8を巻き取る方向は、主走査方向Xであっても搬送方向Yであってもよい。巻取ローラ9bの巻取動作では、巻取ローラ9bを一定量回転させることで、シート状部材8を一定量巻き取る。
巻取ローラ9bによる巻取動作は、シート状部材8の受容領域に対して予備吐出されたインク滴の吐出数が所定の閾値を超えたと判定されると実行される。すなわち、受容領域を変更する変更動作を行った後に、記録ヘッド7から受容領域に吐出されたインクの吐出数が所定の閾値を超えると、巻取動作を行う。吐出数の計測は、後述する予備吐出カウンタ210によって行われる。巻取動作を実行するか否かを判定するインクの吐出数の所定の閾値は、後述するROM202に記憶されている。後述するCPU201によって、予備吐出カウンタ210によって計測された予備吐出数とROM202に記憶されている所定の閾値を比較することで、予備吐出数が所定の閾値を超えたか否かが判定される。
シート状部材8を有する受容ユニット5は、記録媒体3と近接しているため、記録媒体3の温度とシート状部材8の温度はほぼ同じであると推定できる。
ヒータ4の設定温度と記録媒体3の温度はほぼ同じであるため、ヒータ4の設定温度とシート状部材8の温度もほぼ同じであると推定できる。
記録ヘッド7の温度は、記録動作前でまだインクが吐出されていないときであればヒータ4の温度とほぼ同じである。前述の通り、ヒータ4の設定温度とシート状部材8の温度もほぼ同じと推定できるため、記録ヘッド7の温度とシート状部材8の温度もほぼ同じであると推定できる。
したがって、シート状部材8の温度は、ヒータ4の設定温度、記録媒体3の温度及び記録ヘッド7の温度とほぼ同じである推定できる。このため、シート状部材8の温度の代わりに、ヒータ4の設定温度、記録媒体3の温度、記録ヘッド7の温度を用いてもよい。
ウェブ温度センサ10は、シート状部材8の温度を検出する。シート状部材8は受容部材である。ウェブ温度センサ10は受容部材の温度を検知するセンサである。ヒータ4の設定温度は、後述するコンソール229からユーザによって入力された設定温度や、記録媒体3の種類などによって決定される。記録媒体3の温度は、記録媒体温度センサ3aによって検出される。記録ヘッド7の温度は、ヘッド温度センサ7cによって検出される。
図5に、インクジェット記録装置12の制御回路の構成を示すブロック図を示す。主制御部200は、CPU201およびROM202、RAM203、入出力ポート204などを有する。ROM202は、CPU201によって実行される制御プログラムなどを格納する。RAM203は、インクを吐出するか否かを表す2値の記録データを格納するバッファや、CPU201のワークエリアなどとして用いられる。主制御部200は、インターフェイス回路205を介してホストコンピュータ209に接続されている。
コンソール229からは、インクジェット記録装置12に関する設定をユーザが入力できる。ユーザが入力できる設定の内容は、ヒータ4の温度や記録媒体3の種類などのインクジェット記録装置12の記録動作に関する条件などである。コンソール229で入力された設定の内容は、RAM203に記憶される。RAM203に記憶された設定の内容は、ROM202に記憶されている制御プログラムに基づきCPU201によって処理される。このCPU201による処理の結果に基づいて、ヒータ4や後述する搬送モータ219などの各素子を制御する。
入出力ポート204は、駆動回路214〜217及び224を介して、キャリッジ1を駆動するCRモータ218、搬送ローラを駆動する搬送モータ219、記録ヘッド7、回復ユニット15、ヒータ4にそれぞれ接続されている。
入出力ポート204は、記録媒体温度センサ3a、ヘッド温度センサ7c、温湿度センサ206、エンコーダセンサ207などのセンサ類および予備吐出カウンタ210などのカウンタ類にも接続されている。エンコーダセンサ207はキャリッジ1に固定されている。予備吐出カウンタ210によって、後述する変更動作後の予備吐出数Nなどの予備吐出動作によるインクの吐出数が計測される。変更動作後の予備吐出数Nは、巻取ローラ9bによってシート状部材8が巻き取られ、シート状部材8の受容領域が変更されてから予備吐出されたインクの吐出数である。
ROM202には、後述する受容数閾値Nthが格納されている。CPU201は、RAM203に記憶されている変更動作後の予備吐出数Nが受容数閾値Nthを超えたか否かを判定する。CPU201によって変更動作後の予備吐出数Nが受容数閾値Nthを超えたと判定されると、受容ユニット5の制御装置226によって駆動回路227が動作する。駆動回路227の動作によって巻取モータ228が動作する。巻取モータ228によって巻取ローラ9bを回転させてシート状部材8を巻き取る。
主制御部200は、ホストコンピュータ209からインターフェイス回路205を介して記録データを受信する。主制御部200に受信された記録データは、RAM203のバッファに展開される。次に、記録処理が開始されると、記録媒体3は、記録ヘッド7の吐出口面7bと対向する位置へ搬送ローラによって搬送される。そして、記録ヘッド7から記録媒体3にインクが吐出され、記録動作が実行される。
シート状部材8の温度とそのシート状部材8に予備吐出されたインクのにじみ具合との関係を、図6の模式図で説明する。 図6(a)に、シート状部材8を加熱しない場合のインクのにじみ状態を示す。図6(a)の場合、にじみ跡11はシート状部材8上で水平方向に広がり、予備吐出されたインクがシート状部材8に十分浸みこんでいる。
図6(b)に、シート状部材8を加熱した場合のインクのにじみ状態を示す。図6(b)の場合、にじみ跡11は、図6(a)よりもシート状部材8上で水平方向に広がらず、垂直方向に盛り上がっている。
シート状部材8を加熱した場合、同量のインクを予備吐出したとしても、インクが被膜化して垂直方向に盛り上がり、シート状部材8に十分浸みこまない。このため、シート状部材8を加熱した場合、シート状部材8へのインク浸透量が加熱に伴って減少した分だけ多くのインクをシート状部材8に吐出することが可能となる。したがって、シート状部材8を加熱した場合、シート状部材8を加熱しない場合と比べてシート状部材8を巻き取る頻度を少なくできる。
以上、本実施形態のインクジェット記録装置12の構成について説明した。以下、本実施形態のインクジェット記録装置12の構成の動作について説明する。
図7(a)に、本実施形態に係るインクジェット記録装置12の記録処理動作のフローチャートを示す。本発明に係る実施形態の記録処理動作のフローチャートを実行するプログラムは、図5のROM202に格納されている。このROM202に格納されているプログラムは、CPU201によって読み出されて実行される。
記録処理が開始されると、ステップS1でシート状部材8の受容領域を変更する変更動作後の予備吐出数Nを取得する。変更動作後の予備吐出数Nは、シート状部材8の受容領域を変更する変更動作を行った後に、記録ヘッド7から受容領域に吐出されたインクの吐出数である。変更動作後の予備吐出数Nは、予備吐出カウンタ210によって計測され、RAM203に記憶される。本発明の実施形態に係る予備吐出数は、記録ヘッド7に設けられた全ての吐出口から予備吐出されたインクの吐出数である。
ステップS1で変更動作後の予備吐出数Nを取得した後、ステップS2で記録ヘッド7による記録動作を実行し、ステップS3に進む。ステップS3で記録ヘッド7による予備吐出動作を実行し、次のステップS4に進む。ステップS4でステップS3の予備吐出動作の予備吐出数Nを取得した後、ステップS5へ進む。
ステップS5では、シート状部材の温度Tが閾値温度T以上であるか否かを判定する。閾値温度TはROM202に記憶されている。CPU201によって、シート状部材温度TとROM202に記憶されている閾値温度を比較する。前述の通り、シート状部材8の温度の代わりに、ヒータ4の設定温度、記録媒体3の温度、記録ヘッドの7の温度を用いてよい。したがって、シート状部材Tの温度は、ウェブ温度センサ10から取得される温度に限らず、ヒータ4の設定温度や記録媒体温度センサ3a、ヘッド温度センサ7cから取得される温度であってもよい。閾値温度Tは、予備吐出動作で吐出されるインクが被膜化する温度である。
T≧T-であれば、シート状部材8の受容領域に吐出されたインクは被膜化する。インクが被膜化するとシート状部材8のインク浸透量が減少する。このため、インクのにじみ跡11は、図6(b)に示す加熱されたインクのにじみ跡11のように、図6(a)の加熱されないインクのにじみ跡11よりも水平方向に広がらない。すなわち、T≧T-の場合は、T<T-の場合よりも、1回の予備吐出で受容領域に浸透するインク量が少ない。このため、ステップS5でT≧T-と判定されるとステップS6に進み、予備吐出数Nに1未満の補正係数Aを掛けた値をNに代入することで、Nの値を少なく見積もる。ステップS6を実行した後、ステップS7に進む。
なお、Nに1未満の補正係数Aを掛ける補正だけでなく、Nから所定値を除する補正などによって予備吐出数Nを少なく見積もるよう補正してもよい。
T≧T-でない、すなわちT<T-であると判定されると、シート状部材8の受容領域に吐出されたインクは被膜化しないため、予備吐出数Nを補正することなくステップS7に進む。
ステップS7では、変更動作後の予備吐出数Nに予備吐出数Nを加えた値をNに代入して、ステップS8に進む。
ステップS8では、変更動作後の予備吐出数Nが受容数閾値Nthより多いか否かを判定する。受容数閾値Nthは、シート状部材8の受容領域からインクが溢れ始める予備吐出数の最大値に基づき決定する。受容数閾値Nthは、図6(a)のようにインクを加熱しない場合における受容領域のインクの溢れ状態から決定する。
ステップS8においてN>Nthと判定されると、シート状部材8の受容領域からインクが溢れ始める可能性があるため、ステップS9に進みシート状部材8の巻取動作を実行する。本実施形態では、シート状部材8の巻取動作の巻取量は一定である。しかし、巻取量は、巻取方向、吐出口列の長さ、予備吐出されるインクの種類、予備吐出されるインク1滴の体積、受容数閾値Nthなどによって変更してもよい。
ステップS9でシート状部材8の巻取動作を実行した後、ステップS10において変更動作後の予備吐出数Nをリセットする。ここで、リセットとは、数を0回にすることなどを表す。ステップS10で変更動作後の予備吐出数Nをリセットした後に、ステップS11へと進む。
ステップS11では、記録データの有無を確認する。記録データが無い場合は、ステップS11でNоと判定され、記録処理を終了する。記録データがある場合は、ステップS11でYesと判定され、ステップS2に戻り再び記録動作を実行する。
ステップS8においてN>Nthではない、すなわちN≦Nthであると判定されると、シート状部材8の受容領域からインクが溢れる可能性がないため、シート状部材8の巻取動作を実行せずステップS11に進む。
図7(b)に、時間経過に伴うシート状部材8の温度変化を示す。図7(b)では、所定の時間間隔で図7(a)の記録処理に伴うステップS3の予備吐出動作を繰り返し実行している。このため、時間の経過に伴い、予備吐出されたインクがシート状部材8の受容領域に蓄積している。
本実施形態では、ヒータ4の設定温度を100℃に設定して記録動作を実行する。図7(b)は、ヒータ4の設定温度を100℃に設定して加熱を開始したときのシート状部材8の温度変化を示している。図7(b)において、加熱開始直後のシート状部材8の温度は室温である。また、本実施形態では、閾値温度Tは80℃である。
図7(b)において、シート状部材8の温度が閾値温度T(80℃)未満の領域(A)では、図7(a)のステップS5でNoと判定され、予備吐出数N0-は補正されることなく変更動作後の予備吐出数Nに加算される。シート状部材8の温度が閾値温度T(80℃)以上となる領域(B)では、ステップS5でYesと判定されステップS6へ進む。ステップS6では、予備吐出数Nに1未満の補正係数Aが掛けられてから変更動作後の予備吐出数Nに加算される。
図7(a)のステップS5〜S6の補正を行わない場合は、図7(b)の(C)の時間でシート状部材8の巻取動作を実行する。これに対して、ステップS5〜S6の補正を行う場合、シート状部材8の受容領域に受容されるインクの予備吐出数は、ステップS5〜S6の補正を行わない場合と比べて多くなる。このため、ステップS5〜S6の補正を行う場合は、(C)の時間より後の(D)の時間に巻取動作を実行する。したがって、ステップS5〜S6の補正を行うことによってシート状部材8の使用量を削減できる。
インクの種類によってその被膜化温度は異なる。このため、本実施形態では閾値温度Tが80℃であったが、インクの種類に応じて50℃など他の温度を閾値温度Tとしてもよい。
また、インクの種類によってそのインクのシート状部材8へのにじみ具合は異なる。このため、ステップS6の補正係数Aの値は、インクの種類によって異なってもよい。
(第2の実施形態)
本実施形態では、予備吐出数を補正する温度領域を2段階に設定された場合のインクジェット記録装置12の制御方法について説明する。第1の実施形態と同様の部分は省略して説明する。
図8(a)に、本実施形態に係るインクジェット記録装置12の記録処理動作のフローチャートを示す。ステップS21〜S24は、図7(a)のステップS1〜S4とそれぞれ同様である
ステップS25では、シート状部材8の温度Tが第2の閾値温度T以上であるか否かを判定する。第2の閾値温度T以上では、予備吐出動作で吐出されるインクの水分が蒸発し、そのインクのにじみ量が少なくなる。
ステップS25でT≧T-と判定されると、ステップS26に進み、シート状部材8の温度Tが第3の閾値温度T以上であるか否かを判定する。
ステップS25でT≧T-でない、すなわちT<T-であると判定されると、予備吐出数Nを補正することなくステップS29に進む。
ステップS29では、変更動作後の予備吐出数Nに予備吐出数Nを加えた値をNに代入して、ステップS30に進む。
ステップS26では、シート状部材8の温度Tが第3の閾値温度T以上であるか否かを判定する。第3の閾値温度Tは、予備吐出動作で吐出されるインクが被膜化する温度である。第3の閾値温度Tは第2の閾値温度Tよりも高い。
ステップS26でT≧T-と判定されると、ステップS27に進み、予備吐出数Nに第3の補正係数Aを掛けた値をNに代入する。第3の補正係数Aは1未満の値である。ステップS27を実行した後、ステップS29に進む。
ステップS26でT≧T-でない、すなわちT-≦T<T-であると判定されると、ステップS28に進み、予備吐出数Nに第2の補正係数Aを掛けた値をNに代入する。第2の補正係数Aは1未満の値である。ステップS28を実行した後、ステップS29に進む。
補正係数であるAおよびAを予吐出数Nに掛けることで、予備吐出されたインクの中で実際に受容領域に浸透したインクの量を見積もる。
前述の通り、図6(b)のようにインクが被膜化したり、インクが水分蒸発したりするとシート状部材8へのインク浸透量が減少する。このため、ステップS27およびS28では、予備吐出数Nに1未満の補正係数を掛けることでNの値を補正して少なく見積もる。
第2の閾値温度T以上でT未満の場合では、水分蒸発は生じるが被膜化は生じない。これに対して第3の閾値温度T以上の場合では、被膜化が生じる。このため、インクのにじみ量は、第3の閾値温度T以上の場合の方が、第2の閾値温度T以上で第3の閾値温度T未満の場合よりも少ない。このため、第3の補正係数Aを第2の補正係数Aよりも小さくすることで、第3の閾値温度T以上の場合には、シート状部材8に予備吐出されたインクの浸透量を第2の閾値温度T以上で第3の閾値温度T未満の場合よりも少なく見積もる。したがって、第3の閾値温度T以上の場合は、第2の閾値温度T以上で第3の閾値温度T未満の場合よりもシート状部材8で受容できるインクの予備吐出数が多くなる。
ステップS29〜S33は、図7(a)のステップS7〜S11と同様である。
図8(b)に、時間経過に伴うシート状部材8の温度変化を図7(b)と同様に示す。本実施形態では、ヒータ4の設定温度を100℃に設定して記録動作を実行する。図8(b)は、ヒータ4の設定温度100℃で加熱を開始した場合のシート状部材8の温度変化を示している。図8(b)において、加熱開始直後のシート状部材8の温度は室温である。また、本実施形態では、第2の閾値温度Tは50℃であり、第3の閾値温度Tは80℃である。
図8(b)において、シート状部材8の温度が第2の閾値温度T(50℃)に満たない領域(E)では、図8(a)のステップS25でNoと判定され、予備吐出数N0-は補正されずに変更動作後の予備吐出数Nに加算される。シート状部材8の温度がT(50℃)以上で第3の閾値温度T(80℃)に満たない領域(H)では、ステップS25でYesと判定されてステップS26へ進む。次に、領域(H)では、ステップS26でNoと判定され、予備吐出数NはステップS28で第2の補正係数Aを掛けられてから変更動作後の予備吐出数Nに加算される。シート状部材8の温度がT(80℃)以上となる領域(I)では、ステップS25およびステップS26でそれぞれYesと判定され、予備吐出数NはステップS27で第3の補正係数Aを掛けられてから変更動作後の予備吐出数Nに加算される。
図8(a)のステップS27およびS28の補正を実行しない場合は、図8(b)の(C)の時間でシート状部材8の巻取動作を実行する。ステップS26で常にNoと判定される場合は(D)の時間で、ステップS28の補正のみ実行しない場合は(G)の時間でそれぞれシート状部材8の巻取動作を実行する。ステップS21〜S33すべてを実行する場合は(J)の時間で、それぞれシート状部材8の巻取動作を実行する。
図8(a)のステップS27およびS28両方の補正を行うことで、ステップS27およびS28のいずれかの補正のみを行う場合と比べて、シート状部材8の受容領域で受容できるインクの吐出数が増加する。このため、ステップS21〜S33すべてを実行してステップS27およびS28両方の補正を実行する場合は、(D)および(G)より後の(J)の時間で巻取動作を実行する。したがって、ステップS27およびS28両方の補正を行うことで、シート状部材8の使用量を削減できる。
本実施形態では、予備吐出数を補正する温度領域を2段階に設定することで、シート状部材8へのインクの浸透量を、補正する温度領域を1段階のみ設定する場合よりも精度よく見積もっている。精度よく見積もったインクの浸透量に応じてシート状部材8の巻取動作を行うことでシート状部材8の消費量をさらに削減することができる。なお、予備吐出数を補正する温度領域は、3段階以上設定してもよい。
(第3の実施形態)
本実施形態では、ヒータ4に設定された設定温度に応じて予備吐出数を補正するインクジェット記録装置12の制御方法について説明する。第1および第2の実施形態と同様の部分は省略して説明する。
図9(a)に、本実施形態に係るインクジェット記録装置12の記録処理動作のフローチャートを示す。ステップS41およびS42は、図7(a)のステップS1およびS2とそれぞれ同様である。
ステップS42で記録動作を実行した後、ステップS43でヒータ4の設定温度Thを取得する。ヒータ4の設定温度Thは、ヒータ4の設定温度Thに関するデータを読み取ることなどによって取得する。ヒータ4の設定温度Thに関するデータは、図5のROM202やRAM203などに格納されている。ヒータ4の設定温度Thに関するデータは、図5のコンソール229からユーザによって入力されてRAM203に格納されたデータであってもよい。
ステップS43でヒータ4の設定温度Thを取得した後、ステップS44へと進む。ステップS44およびS45は、図7(a)のステップS3およびS4とそれぞれ同様である。
ステップS45で予備吐出数Nを取得した後、ステップS46へと進む。ステップS46では、ヒータ4の設定温度Thに対応する補正係数Ahを取得する。補正係数Ahは予備吐出数Nを補正する。
ステップS47〜S52は、図7(a)のステップS6〜S11とそれぞれ同様である。
図9(b)に、ヒータ4の設定温度と補正係数Ahとの関係を示す。本実施形態では、図9(b)に示すように、50℃未満では補正係数Ahは1となり、予備吐出数Nを補正しない。50℃以上でインクの水分蒸発によりシート状部材8へのインク浸透量が減少する。また、80℃未満では、インクの被膜化によってシート状部材8へのインク浸透量は減少しない。このため、50℃以上80℃未満では補正係数Ahを0.8として、予備吐出数NをステップS47での補正により減少させる。
80℃以上ではインクの水分蒸発に加えてインクの被膜化が生じ、シート状部材8へのインク浸透量が50℃以上80℃未満のときよりもさらに減少する。そのため、図9(b)に示すように、80℃以上では補正係数Ahは0.8より小さい0.5として、予備吐出数NをステップS47での補正により減少させる。
(第4の実施形態)
本実施形態では、記録媒体3の種類に応じて予備吐出数を補正するインクジェット記録装置12の制御方法について説明する。第1〜第3の実施形態と同様の部分は省略して説明する。
図10(a)に、本実施形態に係るインクジェット記録装置12の記録処理動作のフローチャートを示す。ステップS61およびS62は、図7(a)のステップS1およびS2とそれぞれ同様である。
ステップS62で記録動作を実行した後、ステップS63で記録媒体3の種類を取得する。記録媒体3の種類は、図5のROM202やRAM203などに格納されている記録媒体3に関するデータを読み取ることなどによって取得する。記録媒体3の種類に関するデータは、図5のコンソール229からユーザによって入力され、RAM203に格納されたデータであってもよい。
ステップS63で記録媒体3の種類を取得した後、ステップS64へと進む。ステップS64およびS65は、図7(a)のステップS3およびS4とそれぞれ同様である。
ステップS65で予備吐出数Nを取得した後、ステップS66へと進む。ステップS66では、ヒータ4の記録媒体3の種類に対応する補正係数Axを取得する。補正係数Axによって予備吐出数Nを補正する。
ステップS67〜S72は、図7(a)のステップS6〜S11とそれぞれ同様である。
図10(b)に、記録媒体3の種類と補正係数Axとの関係を示す。記録媒体3の加熱温度は、記録に用いられるインクの被膜化温度や打ち込み量によって異なる。また、記録媒体3の加熱温度は、記録媒体3の素材によっても異なる。記録媒体3には塩化ビニール、ポリエステル、金属、ガラスなどの素材が用いられる。これらの素材の熱に対する耐性、定着性、膜強度などによっても加熱温度は異なる。また、記録媒体3に吐出されるインクの打ち込み量が多い場合などには加熱温度を高くする必要がある。したがって、記録媒体3の種類によってヒータ4による加熱温度を異ならせている。このため、図10(b)に示すように、補正係数Axの値も記録媒体3の種類によって異なる。
(他の実施形態)
本発明は、吐出口からインクを吐出可能な記録ヘッドを用いて、画像を記録する様々なインクジェット記録装置に対して、広く適用することができる。したがって、インクジェット記録装置は、シリアルヘッドに限らずラインヘッドを有するものでもよい。
吐出数は、記録ヘッド7から実際に吐出されたインクの吐出数に限らず、記録される画像データから推定される吐出数であってもよい。例えば、記録される画像のRGBデータやCMYKデータから推定される吐出数などであってもよい。
また、本発明の受容部材の受容領域となる部位を変更する構成は、シート状部材を巻き取る構成に限らない。例えば、シート状部材の汚れた部位を巻き取るのではなく切除して回収するような構成であってもよい。
また、本発明の受容部材はシート状部材に限らず、ベルト状部材などであっても良い。
また、本発明の受容部材は、未使用状態の受容部材に限らず、再利用されている使用済みの受容部材であってもよい。
4 ヒータ
7 記録ヘッド
7a 吐出口
8 シート状部材
9b 巻取ローラ
12 インクジェット記録装置
201 CPU
202 ROM
203 RAM
210 予備吐出カウンタ

Claims (15)

  1. インクを吐出する吐出口が設けられたインクジェット記録ヘッドと、
    前記吐出口から吐出されたインクを受容する受容部材と、
    前記受容部材の受容領域を変更するための変更動作を行う変更手段と、
    前記吐出口から吐出されたインクの吐出数に関する値を取得する取得手段とを有するインクジェット記録装置において、
    前記受容部材の温度を検知する温度検知手段と、
    前記取得手段で取得された前記吐出数に関する値を前記温度検知手段によって検知された前記受容部材の温度に応じて補正し、当該補正された値に基づいて前記変更手段に前記変更動作を行わせる制御手段と、を有することを特徴とするインクジェット記録装置。
  2. 前記吐出口から吐出されたインクを加熱する加熱手段を有し、
    前記受容部材は前記加熱手段によって温度が変化することを特徴とする請求項1に記載のインクジェット記録装置。
  3. 前記吐出数に関する値は、前回の前記変更動作後に前記インクジェット記録ヘッドから吐出されたインク滴の吐出数または画像データから推定される吐出数であることを特徴とする請求項1または2に記載のインクジェット記録装置。
  4. 前記変更手段は、前記受容部材の受容領域を前記受容部材の未使用の領域にすることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項に記載のインクジェット記録装置。
  5. 前記受容部材は、シート状部材であり、
    前記変更手段は、前記シート状部材を巻き取る巻取手段であることを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1項に記載のインクジェット記録装置。
  6. 前記制御手段は、前記補正された値が閾値以上となったときに、前記変更手段に前記変更動作を行わせることを特徴とする請求項1ないし5のいずれか1項に記載のインクジェット記録装置。
  7. 前記受容部材の温度が第1の温度以上であるときに、前記吐出数に関する値を補正することを特徴とする請求項1ないし6のいずれか1項に記載のインクジェット記録装置。
  8. 前記補正は、前記吐出数に関する値に1未満の第1の補正係数を掛けることを特徴とする請求項7に記載のインクジェット記録装置。
  9. 前記受容部材の温度が前記第1の温度より高い第2の温度以上であるときに、前記吐出数に関する値に前記第1の補正係数よりも低い第2の補正係数を掛けることを特徴とする請求項8に記載のインクジェット記録装置。
  10. 前記吐出口から吐出されるインクの種類に応じて、前記吐出数に関する値を補正することを特徴とする請求項1ないし9のいずれか1項に記載のインクジェット記録装置。
  11. インクを吐出する吐出口が設けられたインクジェット記録ヘッドと、前記吐出口から吐出されたインクを受容する受容部材有するインクジェット記録装置における受容部材の制御方法であって、
    前記吐出口から吐出されたインクの吐出数に関する値を取得する取得工程と、
    前記受容部材の温度を検知する温度検知工程と、
    前記取得工程で取得された前記吐出数に関する値を前記温度検知工程で検知された前記受容部材の温度に応じて補正し、当該補正された値に基づいて前記受容部材の受容領域を変更する変更工程とを有することを特徴とする受容部材の制御方法。
  12. インクを吐出する吐出口が設けられ記録媒体に記録を行うインクジェット記録ヘッドと、
    前記吐出口から吐出されたインクを受容する受容部材と、
    前記受容部材を前記記録媒体の種類に応じた設定温度で加熱する加熱手段と、
    前記受容部材の受容領域を変更する変更動作を行う変更手段と、
    前記吐出口から吐出されたインクの吐出数に関する値を取得する取得手段とを有するインクジェット記録装置において、
    前記取得手段で取得された前記吐出数に関する値を前記記録媒体の種類に応じて補正し、当該補正された値に基づいて前記変更手段に前記変更動作を行わせる制御手段を有することを特徴とするインクジェット記録装置。
  13. インクを吐出する吐出口が設けられたインクジェット記録ヘッドと、
    前記吐出口から吐出されたインクを受容する受容部材と、
    前記受容部材を加熱する加熱手段と、
    前記受容部材の受容領域を変更する変更動作を行う変更手段と、
    前記吐出口から吐出されるインクの吐出数に関する値を取得する取得手段とを有するインクジェット記録装置において、
    前記取得手段で取得された前記吐出数に関する値を前記加熱手段の設定温度に応じて補正し、当該補正された値に基づいて前記変更手段に前記変更動作を行わせる制御手段を有することを特徴とするインクジェット記録装置。
  14. インクを吐出する吐出口が設けられたインクジェット記録ヘッドと、
    払拭液が含浸され、前記吐出口から吐出されたインクを受容する受容部材と、
    前記受容部材及び前記インクジェット記録ヘッドを加熱する加熱手段と、
    前記受容部材の受容領域を変更する変更動作を行う変更手段と、
    前記吐出口から吐出されるインクの吐出数に関する値を取得する取得手段とを有するインクジェット記録装置において、
    前記取得手段で取得された前記吐出数に関する値を前記インクジェット記録ヘッドの温度に応じて補正し、当該補正された値に基づいて前記変更手段に前記変更動作を行わせる制御手段を有することを特徴とするインクジェット記録装置。
  15. インクを吐出する吐出口が設けられ記録媒体に記録を行うインクジェット記録ヘッドと、
    前記吐出口から吐出されたインクを受容する受容部材と、
    前記記録媒体及び前記受容部材を加熱する加熱手段と、
    前記受容部材の受容領域を変更する変更動作を行う変更手段と、
    前記吐出口から吐出されるインクの吐出数に関する値を取得する取得手段とを有するインクジェット記録装置において、
    前記取得手段で取得された前記吐出数に関する値を前記記録媒体の温度に応じて補正し、当該補正された値に基づいて前記変更手段に前記変更動作を行わせる制御手段を有することを特徴とするインクジェット記録装置。
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