JP5170170B2 - メンテナンス装置 - Google Patents
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Description
また、フラッシングやパージ手段により発生する廃インクは、一旦廃インクタンクに集められ、吸収体の交換とは別に、ユーザーによって定期的に廃棄してもらう必要があった。
インクを吐出する複数のノズルが設けられたノズル面を有する記録ヘッドに対してメンテナンスを行うメンテナンス装置であって、
前記記録ヘッド内部に滞留した気泡をインクとともに前記ノズルから排出させるパージ手段と、
前記ノズル面に付着したインクを当該ノズル面から掻き取るインク掻き取り部材と、
インク吸収性を有するとともに、インク未吸収部分を繰り出し可能に設けられたインク吸収体と、
前記インク吸収体を所定の繰り出し方向に繰り出すインク吸収体繰り出し手段と、
前記インク吸収体を押圧して前記ノズル面に当接させ、当該ノズル面に付着したインクを当該インク吸収体に吸収させるインク吸収体押圧部材と、
を備え、
前記インク吸収体は、前記インク吸収体繰り出し手段により繰り出されることで、
前記繰り出し方向における上流側で、前記インク吸収体押圧部材による押圧位置を通過するとともに、
前記繰り出し方向における前記押圧位置より下流側で、
前記パージ手段により前記ノズルから排出されるインクが着弾するパージ受け位置と、
前記インク掻き取り部材から垂れ落ちるインクが着弾する掻き取りインク受け位置と、
を通過することを特徴とする。
前記パージ手段により前記ノズルからインクを排出し、
前記インク掻き取り部材により前記ノズル面からインクを掻き取った後、
前記インク吸収体により前記ノズル面からインクを吸収することにより、前記記録ヘッドに対してメンテナンスを行うことを特徴とする。
前記インク吸収体押圧部材を加熱する第1のヒータと、
前記第1のヒータを介して前記インク吸収体押圧部材の温度を制御する第1の温度制御部とを備え、
前記第1の温度制御部は、
前記インク吸収体押圧部材が前記インク吸収体を前記ノズル面に押圧するときに、前記インク吸収体押圧部材の温度を、インクが低粘度化する温度になるよう制御することを特徴とする。
前記インク吸収体が前記ノズル面に当接するときに、前記記録ヘッドを当該インク吸収体に対して相対移動させる記録ヘッド移動手段を備え、
前記インク吸収体繰り出し手段により繰り出される前記インク吸収体と、前記記録ヘッド移動手段により移動する前記記録ヘッドとの相対速度の絶対値は、それぞれの移動速度の10%以下であることを特徴とする。
前記パージ受け位置における前記インク吸収体を加熱する第2のヒータと、
前記第2のヒータを介して前記パージ受け位置における前記インク吸収体の温度を制御する第2の温度制御部とを備え、
前記第2の温度制御部は、
前記パージ手段により前記ノズルから排出されるインクが前記インク吸収体に着弾するときに、前記パージ受け位置における前記インク吸収体の温度を、インクが低粘度化する温度になるよう制御することを特徴とする。
図1,図2は、本実施の形態におけるインクジェット記録装置100の概念図であり、図1は側方から見た図、図2は上方から見た図である。
搬送部3は、記録ヘッド1の対向位置、本実施の形態においては記録ヘッド1の直下で記録媒体Kを搬送方向Xに搬送するものであり、図1に示すように、駆動ローラ30及び従動ローラ31と、搬送ベルト33とを備えている。
記録ヘッド1は、複数のノズル(図示せず)が設けられたノズル面10を下側の面に有しており、搬送部3に搬送される記録媒体Kに対して光硬化性のインクを吐出するようになっている。
支持フレーム11は、搬送部3の上部からメンテナンス装置5の上部に亘って主走査方向Yに延在している。
ヘッド移動装置12は、支持フレーム11に対して記録ヘッド1を摺動させ、主走査方向Yに移動させるようになっている。
照射装置2は、図1に示すように、搬送部3に搬送される記録媒体Kに対して光を照射することにより、当該記録媒体K上のインクを硬化させるものである。この照射装置2は、記録ヘッド1よりも搬送方向Xの下流側で搬送部3の直上に配設されている。このような照射装置2としては、従来より公知の照射装置を用いることができる。なお、図2では、簡略化のため、照射装置2の図示を省略している。
メンテナンス装置5は、図2に示すように、記録ヘッド1のメンテナンスを行うものであり、主走査方向Yにおいて搬送部3に隣接して配設されている。
ここで、本実施の形態におけるインクについて説明する。
本実施の形態におけるインクは、温度によってゲルまたは固体と、液体との間で相変化するようになっており、本実施の形態においては、低温でゲルまたは固体、高温で液体になるようになっている。より詳細には、図6に示すように、このインクは、温度‐粘度の関係がヒステリシス特性を有しており、加温時には60℃を過ぎたところから急激に低粘度化して液状化し、冷却時には50℃付近で急激に高粘度化するようになっている。
なお、ここでいう低粘度化とは、インクが20mPa・秒以下の粘度になることをいい、高粘度化とは100mPa・秒以上の粘度になることをいう。
以下2種の化合物をステンレスビーカーに入れ加熱撹拌溶解する。
HD-N(1,6−ヘキサンジオールジメタクリレート、新中村化学社製):80部
そして、以下の表1〜表6の何れか、好ましくは表1に記載のインク組成でインクを作成し、ADVATEC社製テフロン(登録商標)3μmメンブランフィルターで濾過を行う。
続いて、インクジェット記録装置100の内部構成について説明する。
この図に示すように、インクジェット記録装置100は、制御部8を備えている。
続いて、記録ヘッド1のメンテナンス時におけるインクジェット記録装置100の動作について、図8〜図10を参照しながら説明する。
例えば、上記実施形態においては、インクジェット記録装置をライン式として説明したが、スキャン式(シャトル式、シリアル式)としても良い。
5 メンテナンス装置
12 ヘッド移動装置
50 流液ポンプ(パージ手段)
52 インク掻き取り部材
53 インク吸収体
55 押圧部材(インク吸収体押圧部材)
83 温度制御部(第1の温度制御部、第2の温度制御部)
100 インクジェット記録装置
530 元巻きローラ(インク吸収体繰り出し手段)
531 巻き取りローラ(インク吸収体繰り出し手段)
550 ヒータ(第1のヒータ)
560 ヒータ(第2のヒータ)
P1 押圧位置
P2 パージ受け位置
P3 掻き取りインク受け位置
Claims (5)
- インクを吐出する複数のノズルが設けられたノズル面を有する記録ヘッドに対してメンテナンスを行うメンテナンス装置であって、
前記記録ヘッド内部に滞留した気泡をインクとともに前記ノズルから排出させるパージ手段と、
前記ノズル面に付着したインクを当該ノズル面から掻き取るインク掻き取り部材と、
インク吸収性を有するとともに、インク未吸収部分を繰り出し可能に設けられたインク吸収体と、
前記インク吸収体を所定の繰り出し方向に繰り出すインク吸収体繰り出し手段と、
前記インク吸収体を押圧して前記ノズル面に当接させ、当該ノズル面に付着したインクを当該インク吸収体に吸収させるインク吸収体押圧部材と、
を備え、
前記インク吸収体は、前記インク吸収体繰り出し手段により繰り出されることで、
前記繰り出し方向における上流側で、前記インク吸収体押圧部材による押圧位置を通過するとともに、
前記繰り出し方向における前記押圧位置より下流側で、
前記パージ手段により前記ノズルから排出されるインクが着弾するパージ受け位置と、
前記インク掻き取り部材から垂れ落ちるインクが着弾する掻き取りインク受け位置と、
を通過することを特徴とするメンテナンス装置。 - 請求項1記載のメンテナンス装置において、
前記パージ手段により前記ノズルからインクを排出し、
前記インク掻き取り部材により前記ノズル面からインクを掻き取った後、
前記インク吸収体により前記ノズル面からインクを吸収することにより、前記記録ヘッドに対してメンテナンスを行うことを特徴とするメンテナンス装置。 - 請求項1または2記載のメンテナンス装置において、
前記インク吸収体押圧部材を加熱する第1のヒータと、
前記第1のヒータを介して前記インク吸収体押圧部材の温度を制御する第1の温度制御部とを備え、
前記第1の温度制御部は、
前記インク吸収体押圧部材が前記インク吸収体を前記ノズル面に押圧するときに、前記インク吸収体押圧部材の温度を、インクが低粘度化する温度になるよう制御することを特徴とするメンテナンス装置。 - 請求項1〜3の何れか一項に記載のメンテナンス装置において、
前記インク吸収体が前記ノズル面に当接するときに、前記記録ヘッドを当該インク吸収体に対して相対移動させる記録ヘッド移動手段を備え、
前記インク吸収体繰り出し手段により繰り出される前記インク吸収体と、前記記録ヘッド移動手段により移動する前記記録ヘッドとの相対速度の絶対値は、それぞれの移動速度の10%以下であることを特徴とするメンテナンス装置。 - 請求項1〜4の何れか一項に記載のメンテナンス装置において、
前記パージ受け位置における前記インク吸収体を加熱する第2のヒータと、
前記第2のヒータを介して前記パージ受け位置における前記インク吸収体の温度を制御する第2の温度制御部とを備え、
前記第2の温度制御部は、
前記パージ手段により前記ノズルから排出されるインクが前記インク吸収体に着弾するときに、前記パージ受け位置における前記インク吸収体の温度を、インクが低粘度化する温度になるよう制御することを特徴とするメンテナンス装置。
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