JP6229959B2 - スタイラス及び測定方法 - Google Patents

スタイラス及び測定方法 Download PDF

Info

Publication number
JP6229959B2
JP6229959B2 JP2016044843A JP2016044843A JP6229959B2 JP 6229959 B2 JP6229959 B2 JP 6229959B2 JP 2016044843 A JP2016044843 A JP 2016044843A JP 2016044843 A JP2016044843 A JP 2016044843A JP 6229959 B2 JP6229959 B2 JP 6229959B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
stylus
spherical
protrusion
plane
spherical portion
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2016044843A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2017161316A (ja
Inventor
久保 雅裕
雅裕 久保
良史 鷹巣
良史 鷹巣
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd
Original Assignee
Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd filed Critical Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd
Priority to JP2016044843A priority Critical patent/JP6229959B2/ja
Priority to EP17153737.6A priority patent/EP3217143B1/en
Priority to TW106104063A priority patent/TWI634313B/zh
Priority to TW107110317A priority patent/TWI659191B/zh
Priority to CN201710110957.5A priority patent/CN107167104B/zh
Priority to KR1020170026115A priority patent/KR102659151B1/ko
Publication of JP2017161316A publication Critical patent/JP2017161316A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6229959B2 publication Critical patent/JP6229959B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01BMEASURING LENGTH, THICKNESS OR SIMILAR LINEAR DIMENSIONS; MEASURING ANGLES; MEASURING AREAS; MEASURING IRREGULARITIES OF SURFACES OR CONTOURS
    • G01B1/00Measuring instruments characterised by the selection of material therefor
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01BMEASURING LENGTH, THICKNESS OR SIMILAR LINEAR DIMENSIONS; MEASURING ANGLES; MEASURING AREAS; MEASURING IRREGULARITIES OF SURFACES OR CONTOURS
    • G01B21/00Measuring arrangements or details thereof, where the measuring technique is not covered by the other groups of this subclass, unspecified or not relevant
    • G01B21/20Measuring arrangements or details thereof, where the measuring technique is not covered by the other groups of this subclass, unspecified or not relevant for measuring contours or curvatures, e.g. determining profile
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01BMEASURING LENGTH, THICKNESS OR SIMILAR LINEAR DIMENSIONS; MEASURING ANGLES; MEASURING AREAS; MEASURING IRREGULARITIES OF SURFACES OR CONTOURS
    • G01B5/00Measuring arrangements characterised by the use of mechanical techniques
    • G01B5/004Measuring arrangements characterised by the use of mechanical techniques for measuring coordinates of points
    • G01B5/008Measuring arrangements characterised by the use of mechanical techniques for measuring coordinates of points using coordinate measuring machines
    • G01B5/012Contact-making feeler heads therefor

Description

本発明は、スタイラス及びスタイラスを使用して被測定物の3次元形状を測定する測定方法に関するものである。
従来のスタイラスの先端には、単結晶ダイヤモンドを素材とした球状部が形成されている。その球状部を用いて被測定物の3次元形状が測定される。
特許第4794753号
しかしながら、上述した従来例では、スタイラスの信頼性を長期間に渡って確保することが困難であった。
本発明は、長期にわたって高い信頼性を保つことが可能なスタイラス及び測定方法の提供を目的としている。
前記目的を達成するために、本発明の1つの態様にかかるスタイラスは、
軸部と、
前記軸部の先端に配された単結晶ダイヤモンドの突出部と、
前記突出部の先端に配された単結晶ダイヤモンドの球状部と、を備え、
前記球状部の最先端部に{100}面が配され、
前記突出部は、前記球状部よりも軸部側の環状の領域内に、{111}面及び{110}面が分布し、かつ、前記環状の領域内において、前記{110}面及び前記{111}面が突出している。
以上のように、本発明の前記態様のスタイラス及び測定方法によれば、スタイラスを用いて被測定物の3次元形状測定を実施する際における、単結晶ダイヤモンドの摩耗を抑制し、高寿命で測定することが出来る。
本実施形態に於いて製造されるスタイラスの形状図 本実施形態に於いて用いた単結晶ダイヤモンドの結晶方位を示す図 本実施形態に於いて用いた加工装置とスタイラスとの配置を示す斜視図 本実施形態における第1の加工工程の鋳物定盤とスタイラスとの位置を示す上面図 本実施形態における第2の加工工程の鋳物定盤とスタイラスとの位置を示す上面図 本実施形態により製造されるスタイラスの球形状測定結果図
(発明の基礎となった知見)
スタイラスの先端部に単結晶ダイヤモンドを使用すると、結晶方位による硬度差が存在することになるため、結晶方位の配置に工夫が必要である。しかしながら、従来例においては、硬度差の問題に対する認識も、結晶方位の配置に関する考慮もされていなかった。
そのため、スタイラスの先端部を被測定物に接触させて測定を実施すると、先端部のうち、{111}面又は{110}面よりも硬度の低い{100}面のみが先に摩耗してしまい、先端部の精度が偏って悪化する可能性があった。
そこで、本発明者らは、鋭意検討の結果、先端部の結晶方位を結晶面の硬度に応じて最適な配置とすることで、偏った磨耗が発生する蓋然性を低下させ、高い信頼性を長期間保つことが可能なスタイラス及び測定方法を実現するに至った。
(実施形態)
以下、本発明の実施形態について、図1乃至図6を参照して説明する。
図1に、本発明の実施形態に係るスタイラス3を示す。本スタイラス3は、軸部7と、軸部7の先端部に配置されかつ単結晶ダイヤモンドを素材とする球状部1と、軸部7と球状部1との間の環状の領域30に配置されかつ単結晶ダイヤモンドを素材とする突出部2とを備える。本スタイラス3は、被測定物の被測定面に対して、球状部1、又は、球状部1と突出部2とが接触して被測定物の3次元測定を行うものである。
球状部1は、最先端部が{100}面4で構成される球状の面である。
突出部2は、球状部1よりも軸部7側に配置されかつ球状部1の軸部側端縁周囲に隣接して配置された環状の領域30に配置されている。当該環状の領域30には、突出部2として単結晶ダイヤモンドの{111}面5及び{110}面6が分布する。一例として、環状の領域30において、{111}面5と{110}面6とが突出部2として交互に配置される。これらの{111}面5及び{110}面6は、球状部1の表面から突出して、突出部2を構成している。
なお、一例として、球状部1と突出部2とは1つの単結晶ダイヤモンド素材で構成されている。また、単結晶ダイヤモンド素材は、一例として、スタイラス3の超硬合金からなる軸部7の先端部にロウ付けされている。軸部7の先端部は、一例として、角度30度のテーパー形状であり、テーパー形状の先端部の後側には、図示しない直径Φ1.0mmの円柱状の軸形状部が接続されている。
図2は、スタイラス3として製造する前の、球状部1と突出部2とを構成する1つの単結晶ダイヤモンド100における結晶方位を示す。図2の単結晶ダイヤモンド100において、球状部1の最先端部に相当する位置である上部に{100}面104を配置する場合、環状の領域30の突出部2に相当する位置には、{111}面105は、{100}面104に対して上下方向の回転角45度且つ左右方向の回転角45度の位置に配置される。また、突出部2としての{110}面106は、{100}面104に対して上下方向の回転角45度で且つ隣接する{111}面105同士を結ぶ方向に配置される。
このように、複数の{111}面105と複数の{110}面106とで突出部2を設けることで、スタイラス3を被測定物の被測定面に接触させて測定を実施する際に、最も柔らかい{100}面104に少しでも摩耗が発生したとしても、摩耗発生後は、{100}面104よりもより硬い{111}面105又は/及び{110}面106が、{100}面104よりも先に接触するようになり、{100}面104のそれ以上の大きな摩耗を抑えるため、長期にわたって正確な形状を測定することが出来る。
ここで、本スタイラス3の製造方法を説明する。図3に示すように、本実施形態のスタイラス3を製造するための加工装置10は、X方向駆動ステージ14及びZ方向駆動ステージ15を備えている。前記X方向駆動ステージ14上には、回転ステージ16を備え、前記回転ステージ16上に、前記スタイラス3を任意の角度に回転位置決め可能な位置決めスピンドル11が配置されている。また、前記Z方向駆動ステージ15上に鋳鉄製の鋳物定盤12を回転させるための主軸スピンドル13が、前記位置決めスピンドル11と対向して配置されている。前記加工装置10の駆動ステージ15,16は、それぞれ個別に駆動させることが可能である。
本スタイラス3の製造方法は、第1の加工工程と、第2の加工工程とを備えている。図4は、本発明の実施形態における本スタイラス3の製造方法の第1の加工工程の鋳物定盤12とスタイラス3との位置関係を示す側面図であり、加工軌跡20は、鋳物定盤12に対するスタイラス3との移動位置を示している。図5は、本発明の実施形態における本スタイラス3の製造方法の第2の加工工程の鋳物定盤12とスタイラス3との位置関係を示す側面図であり、加工軌跡21は、鋳物定盤12に対するスタイラス3の移動位置を示している。
本実施形態に於けるスタイラス3の一例について説明する。本実施形態に於いて、製造するスタイラス3の形状は、図1に示すような、軸部7の先端部に単結晶ダイヤモンドを素材とする球状部1と突出部2とを備えた形状であり、単結晶ダイヤモンドの結晶方位{100}面4が前記球状部1の最先端部の端面になるように配置されている。さらに、前記球状部1に隣接した環状の領域30の突出部2として、単結晶ダイヤモンド素材の結晶方位{111}面5及び{110}面6を、球状部1と突出部2とを1つの球形状として見た場合の誤差成分に相当する程度の量として、突出量が0.05μm以下となるように突出させている。球状部1の半径は0.02mmであり、中心軸からの開き角は60度となっている。本実施形態における鋳物定盤12には、鋳鉄を素材とし、既に超硬及びダイヤモンド焼結体の刃先R2.0mmの切削バイトにより、平面加工を施されたものを使用した。また、本実施形態で製造されるスタイラス3の先端には、単結晶ダイヤモンドチップが、ロウ付けで、直径1.0mmの超硬合金製の軸部7に取り付けられ、かつ、単結晶ダイヤモンドと軸部7とを、開き角度30度にてテーパー加工を施したものを使用した。
次に、図1から図5において、スタイラス3の製造方法の一例について詳しく説明する。
図3において、鋳物定盤12を加工装置10の主軸スピンドル13に取り付けた状態で2,000rpmにて回転させ、スタイラス3を位置決めスピンドル11に取り付けた状態になっている。前もって、スタイラス3の先端は、加工装置10の回転ステージ16の回転中心に合わせて配置されており、回転ステージ16の回転角度に関わらず回転ステージ16の中心位置に位置決めされる。
その後、図4に示すように、第1の加工工程として、加工装置10のX方向駆動ステージ14を駆動し、鋳物定盤12の外周位置にスタイラス3の先端を移動した後、加工装置10のZ方向駆動ステージ15を駆動し、スタイラス3の先端が鋳物定盤12の平面と接する座標まで移動する。
その後、位置決めスピンドル11を60rpmの回転速度で時計方向に回転させながら、加工装置10のX方向駆動ステージ14を鋳物定盤12の中心方向に移動させる。この際、加工装置10の回転ステージ16は、毎秒0.6度の速度でスタイラス3が加工装置10の主軸スピンドル13の中心軸に対して傾けるように駆動する。スタイラス3の球状部1に隣接した突出部2において{111}面5の角度に到達するまで、加工装置10の回転ステージの角度を主軸スピンドル13の中心軸に対して徐々に傾けながら研磨を実施する。
その後、スタイラス3の突出部2の{111}面5の角度に到達したところで、位置決めスピンドル11の回転速度を6rpmまで低下させ、合わせて加工装置10の回転ステージ16の回転速度を毎秒0.2度に低下させ、スタイラス3の突出部2の{111}面5の加工時間を、{100}面4と比較して30倍だけ長くとる。その際、位置決めスピンドル11が回転してスタイラス3の突出部2の{110}面6の回転角度に到達している期間は、位置決めスピンドル11の回転速度を12rpmに変更する。
その後、加工装置10の回転ステージ16を継続して傾け、スタイラス3の突出部2の{111}面5の角度を通過した段階で、回転ステージ16の回転速度を毎秒0.6度に変更し、位置決めスピンドル11の回転速度を60rpmに変更する。
その後、回転ステージ16の傾き角度が62度に達するまで、加工装置10のX方向駆動ステージ14を鋳物定盤12の中心方向に移動させながら、研磨を実施する。
その後、図5に示すように、第2の加工工程として回転ステージ16の傾き角度が62度に達した時点で、回転ステージ16の傾き方向を逆転し、加工装置10のX方向駆動ステージ14を鋳物定盤12の外周方向に向かって駆動させる。この際、加工装置10の回転ステージ16は、毎秒0.6度の速度でスタイラス3の軸が加工装置10の主軸スピンドル13に対して傾けるように駆動する。スタイラス3の突出部2において{111}面5の角度に到達するまで、加工装置10の回転ステージの角度を徐々に傾けながら研磨を実施する。
その後、スタイラス3の突出部2の{111}面5の角度に到達したところで、位置決めスピンドル11の回転速度を6rpmまで低下させ、合わせて加工装置10の回転ステージ16の回転速度を毎秒0.2度に低下させ、スタイラス3の突出部2の{111}面5の加工時間を{100}面4と比較して30倍長くとる。その際、位置決めスピンドル11が回転してスタイラス3の突出部2の{110}面6の回転角度に到達している期間は、位置決めスピンドル11の回転速度を12rpmに変更する。
その後、加工装置10の回転ステージ16を継続して0度に向かって傾け、スタイラス3の突出部2の{111}面5の角度を通過した段階で、回転ステージ16の回転速度を毎秒0.6度に変更し、位置決めスピンドル11の回転速度を60rpmに変更する。
その後、回転ステージ16の傾き角度が0度に達するまで、加工装置10のX方向駆動ステージ14を鋳物定盤12の外周方向に移動させながら、研磨を実施する。回転ステージ16の傾きが0度に達した時点で、加工装置10のZ方向駆動ステージ15を0.0002mm、鋳物定盤12に向かって前進させ、前記第1の加工工程と第2の加工工程をスタイラス3の最先端に球状部1と突出部2とが形成されるまで繰り返す。
以上のように加工を実施する事で、スタイラス3の球状部1及び突出部2の素材である単結晶ダイヤモンドの結晶方位による硬度差から発生する研磨レートの違いを吸収し、且つスタイラス3の球状部1と突出部2とを1つの球形状として見た場合の誤差範囲内である0.05μm以下の突出量の突出部2を設けることができる。
ここで、突出部2の好ましい寸法条件について説明する。スタイラス3を使用する測定機における許容測定誤差精度は0.1μm以下である。突出部2の突出量を0.05μmより大きく設定した場合は、球状部1の単結晶ダイヤモンドの硬度の低い部分(例えば、{100}面4)が被測定物の被測定面との接触で0.05μm摩耗した場合において、許容誤差を逸脱する。このため、突出部2の突出量は、0.05μmを超えないようにするのが望ましい。また、突出部2の突出量が0.02μmを下回ると、球状部1の単結晶ダイヤモンドの硬度の低い部分(例えば{100}面4)が被測定物の被測定面との接触で摩耗した際に、突出部2が被測定面に接触せず、当該硬度の低い部分の摩耗が早く進むことになり、スタイラス3の測定精度を維持できる期間が短くなる恐れがある。従って、突出部2の突出量は、002μm以上とするのが望ましい。すなわち、球状部1の最先端部を通る球を定義した際に、当該球の表面からの突出量が0.02μm以上かつ0.05μm以内の範囲で、前記環状の領域30内における{110}面6及び{111}面5が突出部2として突出していることが望ましい。このような構成により、単結晶ダイヤモンドの摩耗による測定精度の悪化を0.05μm以下に抑えることが出来、長期にわたってスタイラスの摩耗による測定精度の悪化を防ぎ、高寿命化する事が出来る。
図6は、本加工方法により製作されたスタイラス3の球状部1及び突出部2について、球形状からの差分を測定した結果である。スタイラス3の中心軸が図6のグラフ中心となっており、球状部1の各角度位置での真球形状からの差分を示している。図6に示すように、スタイラス3の単結晶ダイヤモンドの結晶面{111}面5及び{110}面6が他の場所よりも高くなっている突出部2を球状部1に隣接して有する。このように、突出部2として{111}面5及び{110}面6を最先端部の外周に沿った環状の領域30に交互に均等に配置することにより、特に傾斜を持った被測定物を測定する際に、突出部2が被測定物に優先的に接触し、且つ突出部2の硬度は、他の部位(例えば{100}面4)に対して最大で2倍の硬度を有するため、摩耗が発生しにくい。その結果、スタイラス3の摩耗が抑制され、高寿命なスタイラス3を実現出来る。
なお、図6では、球状部1の最先端部である{100}面4を通る球を定義し、そこからの差分を表示している。つまり、この球の球欠が球状部1の最先端部である{100}面4を形成する。{100}面4を形成する球の半径は、5μm以上かつ20μm以下であるのが望ましい。もし、{100}面4を形成する球の半径を5μm未満にすると、突出部2の突出量が真球形状の差分の許容測定差分範囲を超えてしまうため望ましくない。また、球の半径が20μmを超える場合においては、球欠部の表面積が突出部2の表面積よりも大きくなるため、磨耗軽減の効果が薄れる。このため、半径が5μm以上かつ20μm以下の球の球欠で構成されるように、球状部1の最先端部を設計するのが好ましい。
なお、本実施形態では、球状部1の先端から加工を実施したが、球状部1の最大角度側の端部から加工を実施してもよい。
なお、本実施形態では、スタイラス3の素材に超硬合金を用いたが、他の素材を用いてもよい。
本スタイラス3を用いて被測定物の3次元形状を測定する3次元形状測定方法を実現してもよい。例えば、最初は、スタイラス3の球状部1の{100}面4を被測定物の3次元形状を測定する被測定面に接触させて3次元形状測定を行う。次いで、{100}面4に摩耗が発生すると、以後は、突出部2の{111}面5又は{110}面6のいずれかが被測定面に接触して測定を続けることになる。よって、{100}面4の摩耗がそれ以上進まずに測定を継続することができ、このような測定方法により、長期間の高精度測定を実現可能となる。
前記実施形態によれば、突出部2として{111}面5及び{110}面6を球状部1の最先端部の{100}面4の軸部側の端縁外周に沿った環状の領域30に交互に均等に配置するように構成している。突出部2の硬度は、他の部位(例えば{100}面4)に対して最大で2倍の硬度を有する。よって、特に傾斜を持った被測定物をこのスタイラス3で測定する際に、球状部1の最先端部の{100}面4の摩耗時に、突出部2が被測定物に優先的に接触させることができ、摩耗が発生しにくい。その結果、スタイラス3の摩耗が抑制され、高寿命なスタイラス3を実現出来、正確に測定することが出来る。
なお、前記様々な実施形態又は変形例のうちの任意の実施形態又は変形例を適宜組み合わせることにより、それぞれの有する効果を奏するようにすることができる。また、実施形態同士の組み合わせ又は実施例同士の組み合わせ又は実施形態と実施例との組み合わせが可能であると共に、異なる実施形態又は実施例の中の特徴同士の組み合わせも可能である。
本発明にかかるスタイラス及び3次元形状計測方法は、たとえば、スタイラスを被測定物に用いて3次元形状測定を実施する際における、単結晶ダイヤモンドの摩耗を抑制し、高寿命で正確に測定することが出来るスタイラス及び3次元形状計測方法に適用できる。
1・・・球状部
2・・・突出部
3・・・スタイラス
4・・・スタイラスの{100}面
5・・・スタイラスの{111}面
6・・・スタイラスの{110}面
7・・・軸部
10・・・加工装置
11・・・位置決めスピンドル
12・・・鋳物定盤
13・・・主軸スピンドル
14・・・X方向駆動ステージ
15・・・Z方向駆動ステージ
16・・・回転ステージ
20・・・第1の工程における球状部加工時のスタイラス加工軌跡
21・・・第2の工程における球状部加工時のスタイラス加工軌跡
30・・・環状の領域
104・・・単結晶ダイヤモンドでの{100}面
105・・・単結晶ダイヤモンドでの{111}面
106・・・単結晶ダイヤモンドでの{110}面

Claims (4)

  1. 軸部と、
    前記軸部の先端に配された単結晶ダイヤモンドの突出部と、
    前記突出部の先端に配された単結晶ダイヤモンドの球状部と、を備え、
    前記球状部の最先端部に{100}面が配され、
    前記突出部は、前記球状部よりも軸部側の環状の領域内に、{111}面及び{110}面が分布し、かつ、前記環状の領域内において、前記{110}面及び前記{111}面が突出している、スタイラス。
  2. 前記球状部と前記突出部とを前記球状部の前記最先端部を通る球として定義した際に、前記環状の領域内における前記{111}面及び前記{110}面の突出量は、当該球の表面から0.02μm以上かつ0.05μm以内の範囲で突出している、請求項1に記載のスタイラス。
  3. 前記球状部は、半径が5μm以上かつ20μm以下の球の球欠で構成される請求項1又は2に記載のスタイラス。
  4. 請求項1〜3のいずれか1つに記載の前記スタイラスの前記球状部の前記{100}面を用いて被測定物の3次元形状を測定する、3次元形状測定方法。
JP2016044843A 2016-03-08 2016-03-08 スタイラス及び測定方法 Active JP6229959B2 (ja)

Priority Applications (6)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016044843A JP6229959B2 (ja) 2016-03-08 2016-03-08 スタイラス及び測定方法
EP17153737.6A EP3217143B1 (en) 2016-03-08 2017-01-30 Stylus and measurement method
TW106104063A TWI634313B (zh) 2016-03-08 2017-02-08 觸針及測定方法
TW107110317A TWI659191B (zh) 2016-03-08 2017-02-08 觸針
CN201710110957.5A CN107167104B (zh) 2016-03-08 2017-02-27 触针以及测定方法
KR1020170026115A KR102659151B1 (ko) 2016-03-08 2017-02-28 스타일러스 및 측정 방법

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016044843A JP6229959B2 (ja) 2016-03-08 2016-03-08 スタイラス及び測定方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2017161316A JP2017161316A (ja) 2017-09-14
JP6229959B2 true JP6229959B2 (ja) 2017-11-15

Family

ID=57914895

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016044843A Active JP6229959B2 (ja) 2016-03-08 2016-03-08 スタイラス及び測定方法

Country Status (4)

Country Link
EP (1) EP3217143B1 (ja)
JP (1) JP6229959B2 (ja)
CN (1) CN107167104B (ja)
TW (2) TWI634313B (ja)

Family Cites Families (17)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE3234470C2 (de) * 1982-09-17 1985-11-21 Dr. Johannes Heidenhain Gmbh, 8225 Traunreut Mehrkoordinaten-Tastkopf
GB9009675D0 (en) * 1990-04-30 1990-06-20 De Beers Ind Diamond Probes
JPH0460410A (ja) * 1990-06-29 1992-02-26 Hitachi Ltd プローブおよびその製造方法
DE4217641C2 (de) * 1992-05-28 1997-07-17 Wolfgang Madlener Tastkopf zum dreidimensionalen Antasten von Werkstücken
TW310044U (en) * 1995-09-11 1997-07-01 Metal Ind Res & Dev Ct Co Ltd Bolt elongation meter
JP4794753B2 (ja) * 2001-06-04 2011-10-19 パナソニック株式会社 形状測定方法
TWM245337U (en) * 2003-10-21 2004-10-01 Ming-Dan Lin Inflating apparatus capable of changing joint
CN100395512C (zh) * 2004-07-02 2008-06-18 鸿富锦精密工业(深圳)有限公司 表面形貌测量用触针及其制备方法
JP4291849B2 (ja) * 2006-12-20 2009-07-08 パナソニック株式会社 三次元測定プローブ
JP5470038B2 (ja) * 2007-07-13 2014-04-16 日新産業株式会社 接触検出器
KR20120085770A (ko) * 2010-11-15 2012-08-01 가부시키가이샤 알박 촉침식 측정 장치
CN202255159U (zh) * 2011-09-05 2012-05-30 浙江台玖精密机械有限公司 外径千分尺改m值测头
DE102012003223A1 (de) * 2012-02-20 2013-08-22 Carl Zeiss 3D Automation Gmbh Kugel-Schaft-Verbindung
JP5468100B2 (ja) * 2012-03-26 2014-04-09 オグラ宝石精機工業株式会社 スタイラス
JP5567622B2 (ja) * 2012-06-28 2014-08-06 オグラ宝石精機工業株式会社 スタイラス
WO2014090291A1 (de) * 2012-12-12 2014-06-19 Eitzenberger Luftlagertechnik Gmbh Positioniervorrichtung, kreuztisch und hubeinheit
FR3001799B1 (fr) * 2013-02-07 2017-01-13 Commissariat Energie Atomique Dispositif de mesure de l'etat de surface d'une surface

Also Published As

Publication number Publication date
TWI634313B (zh) 2018-09-01
TW201800715A (zh) 2018-01-01
CN107167104A (zh) 2017-09-15
KR20170104928A (ko) 2017-09-18
TW201827782A (zh) 2018-08-01
EP3217143A1 (en) 2017-09-13
EP3217143B1 (en) 2018-08-15
TWI659191B (zh) 2019-05-11
CN107167104B (zh) 2020-01-10
JP2017161316A (ja) 2017-09-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2005153085A (ja) 面取り砥石のツルーイング方法及び面取り装置
JP6528527B2 (ja) ツルーアーの製造方法および半導体ウェーハの製造方法、ならびに半導体ウェーハの面取り加工装置
JP6130292B2 (ja) ラッピングプレートにパターンを付与する方法、およびラッピングプレート
TWI705357B (zh) 觸針
JP2006198743A (ja) 小径回転工具及び高硬度材料ワークの切削方法
JP6229959B2 (ja) スタイラス及び測定方法
JP5970955B2 (ja) 研磨テーブル、研磨テーブルを用いた研磨装置、及び、研磨テーブルを製造するため打刻装置
US20090104853A1 (en) Method of manufacturing disk substrate
JP6082682B2 (ja) テーブルの整形方法
KR102659151B1 (ko) 스타일러스 및 측정 방법
JP2008238285A (ja) 加工装置および加工方法
JP2008142799A (ja) 回折溝の加工方法
JP2017154240A (ja) ワーク加工装置
JP4400309B2 (ja) 切削刃の位置測定方法、切削刃の位置測定プログラム、記録媒体及びnc工作機
KR101368614B1 (ko) 반도체 웨이퍼 처리 로봇용 피봇식 아암 조립체 및 이의 제조 방법
JP2010173049A (ja) 研磨機、研磨機用キャリア及び研磨方法
JP2009160714A (ja) 金型の製造方法
JP2004255549A (ja) 球面の研削・研磨工具および球面の研削・研磨加工方法
JP6175096B2 (ja) 機械部品の製造方法、機械部品の製造装置、回転対称面の加工方法、記録媒体およびプログラム
JP6093680B2 (ja) テーブルの整形方法
JP2018192566A (ja) エンドミルとその加工方法
JP4334514B2 (ja) 研磨砥石
JP2006116673A (ja) 同心溝加工方法及びこの方法により製造する同心溝加工品、同心溝成形品
JP2012176446A (ja) 研磨用工具
JP2006007551A (ja) レンズ成形金型の加工方法

Legal Events

Date Code Title Description
TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20170912

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20171005

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 6229959

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151