JP6229533B2 - グラビア塗工装置 - Google Patents

グラビア塗工装置 Download PDF

Info

Publication number
JP6229533B2
JP6229533B2 JP2014031287A JP2014031287A JP6229533B2 JP 6229533 B2 JP6229533 B2 JP 6229533B2 JP 2014031287 A JP2014031287 A JP 2014031287A JP 2014031287 A JP2014031287 A JP 2014031287A JP 6229533 B2 JP6229533 B2 JP 6229533B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
gravure roll
seal plate
coating liquid
gravure
rotation direction
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2014031287A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2015027658A (ja
Inventor
聖司 岡田
聖司 岡田
聡 前田
聡 前田
昌憲 砂
昌憲 砂
武邦 福沢
武邦 福沢
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Zeon Corp
Original Assignee
Zeon Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Zeon Corp filed Critical Zeon Corp
Priority to JP2014031287A priority Critical patent/JP6229533B2/ja
Publication of JP2015027658A publication Critical patent/JP2015027658A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6229533B2 publication Critical patent/JP6229533B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/10Energy storage using batteries

Landscapes

  • Coating Apparatus (AREA)
  • Cell Separators (AREA)

Description

本発明は、基材に塗工液を高速で転写するグラビア塗工装置に関するものである。
従来より、グラビアロールにより基材に塗工液を塗布することが行われているが、グラビアロールに付着した気泡によって、塗工する基材に上手く塗工液が転写できないといった問題があり、気泡を除去する試みが行われてきた。
例えば、特許文献1では、密閉チャンバーの塗工液溜まり内にインナー部材を配設し、その先端部をグラビアロールの周面に常時当接させるように構成して、グラビアロールのセル内に滞留した気泡とグラビアロールの周面に付着した気泡とを、グラビアロールの回転に応じてインナー部材によりそれぞれ効果的に除去することが開示されている。
特開2012−170835号公報
しかし、特許文献1に開示された発明では、インナー部材により除去したグラビアロールの周面に付着した気泡を、チャンバー外部に放出するための通路を、塗工液供給通路及び塗工液返送通路とは別にチャンバー内に設置しなければならず、複雑な構造となっていた。また、インナー部材は、グラビアロールに付着した気泡を除去するためのものであるが、グラビアロールから除去された気泡が、チャンバー内に滞留して再度グラビアロールに付着することがあった。特に、高速で塗工する場合においては、チャンバー内に供給される塗工液量も多くなり、グラビアロールに付着した気泡をより効率的に除去することが求められていた。
本発明の目的は、高速塗工においても、気泡混入を抑制して基材に均一に塗工液を転写できるグラビア塗工装置を提供することである。
本発明者らは、鋭意検討の結果、グラビアロール回転方向上流のチャンバーの開口端部に、複数のシールプレートをグラビアロール周面に当接するように間隔を置いて配置し、複数のシールプレートの全てをチャンバー内に塗工液を供給する塗工液供給口よりもグラビアロール回転方向上流側に配置することにより、上記目的を達成できることを見出し、本発明を完成するに至った。
即ち、本発明によれば、
(1) 基材の表面に塗工液を転写するグラビアロールと、前記グラビアロールに塗工液を塗布するチャンバーを有する塗工ユニットと、前記チャンバー内に塗工液を供給する塗工液供給口と、を備えたグラビア塗工装置であって、前記塗工ユニットにおいては、前記グラビアロール回転方向下流の前記チャンバーの開口端部に、ドクターブレードが前記グラビアロール周面に当接するように配置され、かつ、前記グラビアロール回転方向上流の前記チャンバーの開口端部に、シールプレートが前記グラビアロール周面に当接するように、間隔を置いて複数配置されており、前記複数のシールプレートの全てが、前記塗工液供給口よりも前記グラビアロール回転方向上流側に配置されていることを特徴とするグラビア塗工装置、
(2) 前記シールプレートが3個以上配置されていることを特徴とする(1)に記載のグラビア塗工装置、
(3) 前記間隔は、前記グラビアロール周面と前記グラビアロール回転方向上流の前記シールプレートとが当接する位置と、前記グラビアロール回転方向上流の前記シールプレートに対し、前記グラビアロール回転方向下流であって、最も近くに配置された前記シールプレートと前記グラビアロール周面とが当接する位置との距離であって、前記距離は、直線距離で0.1mm以上30.0mm以下であることを特徴とする(1)または(2)に記載のグラビア塗工装置、
(4) 前記複数のシールプレートの内、前記グラビアロール回転方向最下流のシールプレート(A)の第1の所定方法により規定されるシールプレート変位が1.2mm以上16.0mm以下であって、前記シールプレート(A)に対して、前記グラビアロール回転方向上流のシールプレート(B)の前記第1の所定方法により規定されるシールプレート変位が1.2mm未満であることを特徴とする(1)に記載のグラビア塗工装置、
(5) 前記シールプレート(B)が2個以上配置されていることを特徴とする(4)に記載のグラビア塗工装置、
(6) 前記ドクターブレードの第2の所定方法により規定されるドクターブレード変位が1.2mm未満であることを特徴とする(4)または(5)に記載のグラビア塗工装置、
が提供される。
本発明によれば、高速塗工においても基材に均一に塗工液を転写できるグラビア塗工装置を提供することができる。
実施の形態に係るグラビア塗工装置の構成を示す図である。 実施の形態に係るグラビア塗工装置のチャンバーの構成を示す図である。 実施の形態に係るグラビアロールとシールプレートの成す角度を示す図である。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態に係るグラビア塗工装置について説明するが、本発明はこの形態に限定されるものでは無い。以下の説明では、リチウムイオン二次電池用のセパレータを製造するにあたって、基材であるセパレータ基材に、塗工液を塗工することを例に挙げる。
図1に示すように、グラビア塗工装置2は、搬送されるセパレータ基材100に塗工液を高速で連続塗工するものであって、セパレータ基材100の表面に接触して塗工液を転写するグラビアロール10と、グラビアロール10に塗工液を塗布する密閉式のチャンバー11aを有する塗工ユニット11と、チャンバー11a内に塗工液を供給する塗工液供給口11bと、チャンバー11a内に塗工液を供給する塗工液供給手段12と、チャンバー11a内の塗工液を返送する塗工液返送口13と、を備えている。なお、塗工液供給口とは、塗工液がチャンバー内に供給される通路において、チャンバーに最も近い開口部を指し、塗工液返送口とは、塗工液をチャンバー内から返送する通路において、チャンバーに最も近い開口部を指す。
このグラビア塗工装置2においては、グラビアロール10の上下に、テンションバックアップロール15がグラビアロール10に対向するように設置されており、このテンションバックアップロール15とグラビアロール10との間にセパレータ基材100が導入される。そして、導入されたセパレータ基材100を下方から上方に搬送すると共に、セパレータ基材100の搬送方向と逆方向にグラビアロール10を回転駆動しつつ、グラビアロール10をセパレータ基材100に当接させることにより、セパレータ基材100の表面に塗工液が転写される。
グラビアロール10は、例えばスチール製のパイプ等から構成されるロール本体10aと、ロール本体10aの両端部に設けられた回転軸10bを有している。またロール本体10aの周面には、所定のセルパターンが形成されている。ここでグラビアロール10のセルパターンとしては、連続した形状のものが好ましく、例えば、ヘリカル環状である凹部、或いは亀甲型、格子型などの連続幾何学模様の凹部等が形成されたものなど用いることができる。セパレータ基材100の搬送速度が通常20m/min以上、好ましくは50m/min以上、より好ましくは100m/min以上となる高速塗工の場合、グラビアロール10のセルパターンが、基材搬送方向に対し左右対称である亀甲型、格子型などの連続幾何学模様の凹部であると、セパレータ基材100にシワが発生しないため、セパレータ基材100に塗工液を均一に転写することができるため好ましい。
塗工ユニット11のチャンバー11aには、グラビアロール10の周面に対向する面に、グラビアロール10の軸方向に延びる開口部が形成されている。グラビアロール10の回転方向下流のチャンバー11aの開口端部には、例えばPETなどの樹脂製のドクターブレード20がグラビアロール10の周面に当接するように配置され、グラビアロール10の回転方向上流のチャンバー11aの開口端部には、例えばPETなどの樹脂製のシールプレート22がグラビアロール10の周面に当接するように配置されている。ここでシールプレート22は、図2に示すように、間隔を置いて配置された複数のシールプレート22a,22b、22cにより構成されている。なお、シールプレート22cは前記シールプレート(A)に相当し、シールプレート22a及びシールプレート22bは前記シールプレート(B)に相当する。シールプレート22a,22b、22cはその全てが、チャンバー11a内に塗工液を供給する塗工液供給口11bに対し、グラビアロール10の回転方向上流に配置されている。なお、シールプレート22の数は、2個以上であれば特に制限は無く、好ましくは3個以上であって、好ましくは5個以下である。
シールプレート22aとシールプレート22bとの間隔及びシールプレート22bとシールプレート22cとの間隔は、グラビアロール10の周面とグラビアロール10の回転方向上流のシールプレート22a(またはシールプレート22b)とが当接する位置と、シールプレート22a(またはシールプレート22b)よりもグラビアロール10の回転方向下流側に位置するシールプレート22b(またはシールプレート22c)が当接する位置との距離であって、直線距離で好ましくは0.1mm以上30.0mm以下、より好ましくは0.3mm以上10.0mm以下、さらに好ましくは0.5mm以上5.0mm以下である。
ドクターブレード20の先端部およびシールプレート22の先端部は、それぞれグラビアロール10の周面に圧接されることにより、開口部の上端部および下端部をシールしてチャンバー11aを密閉状態に維持するように構成されている。
また、図3に示すように、シールプレート22は、シールプレート22とグラビアロール10の周面とが当接する地点におけるグラビアロール10の接線と、シールプレート22との成す角度が、通常0度以上、好ましくは20度以上、より好ましくは30度以上であり、通常120度以下、好ましくは90度以下、より好ましくは45度以下、となるように配置する。この範囲にあるとグラビアロール10の周面に付着した気泡を効果的に除去することができる。
ドクターブレード20は、チャンバー11a内においてグラビアロール10の周面に塗布された余分な塗工液をグラビアロール10の回転に応じて掻き取ることにより、グラビアロール10の周面に塗工される塗工液の厚みを均一に設定する機能を有している。シールプレート22は、少なくとも2枚のブレードを有する多段ブレードにより構成され、グラビアロール10の周面に存在する気泡をグラビアロール10の回転に応じて掻き出し、チャンバー11a内に気泡が浸入するのを効果的に防止する機能を有している。
ドクターブレード20の堅さは、下記第2の所定方法により規定されるドクターブレード変位として表すことができる。ドクターブレード変位は、好ましくは0.0mm以上であり、好ましくは1.2mm未満、より好ましくは1.0mm以下、さらに好ましくは0.6mm以下、特に好ましくは0.3mm以下である。ドクターブレード20はグラビアロール周面に塗布された余分な塗工液を掻き取る役割を有するため、グラビアロール10に圧接された際に撓まない堅さが必要であることから、ドクターブレード変位がこの範囲にあることが要求される。
ここで、第2の所定方法においては、まず、グラビアロール周面に当接するドクターブレード端部から、グラビアロール周面に当接するドクターブレード端部とは反対側のドクターブレード端部に向かって17mm以降の範囲を固定する。次いで、ドクターブレード端部に力が掛からず、かつ、ドクターブレード端部がグラビアロール周面と当接するように位置調整を行う。その後、ドクターブレードの厚み方向に向かって、ドクターブレード端部をグラビアロール周面に300N/m2の力で押し当てた際のドクターブレード端部の変動距離を測定しドクターブレード変位とする。
シールプレート22の堅さは、下記第1の所定方法により規定されるシールプレート変位として表すことができる。前記シールプレート(A)に相当するグラビアロール10の回転方向最下流のシールプレート22cのシールプレート変位は、好ましくは1.2mm以上、より好ましくは2.0mm以上、さらに好ましくは3.0mm以上、特に好ましくは4.0mm以上であり、好ましくは16.0mm以下、より好ましくは13.0mm以下、さらに好ましくは10.0mm以下である。グラビアロール10の回転方向最下流のシールプレート22cのシールプレート変位が前記範囲にあると、塗工液のシール性を向上させることができる。塗工液のシール性が向上することにより、塗工液中の凝集物の発生を抑制できるため、均一な塗工層を形成し易くなる。
これに対し、前記シールプレート(B)に相当するグラビアロール10の回転方向最下流のシールプレート以外のシールプレート22a、22bのシールプレート変位は、好ましくは0.0mm以上であり、好ましくは1.2mm未満、より好ましくは1.0mm以下、さらに好ましくは0.6mm以下、特に好ましくは0.3mm以下である。グラビアロール10の回転方向最下流以外のシールプレート22a、22bのシールプレート変位が前記範囲にあると、より効果的にグラビアロール10の周面に存在する気泡を掻き出すことができる。
ここで、第1の所定方法においては、まず、グラビアロール周面に当接するシールプレート端部から、グラビアロール周面に当接するシールプレート端部とは反対側のシールプレート端部に向かって17mm以降の範囲を固定する。次いで、シールプレート端部に力が掛からず、かつ、シールプレート端部がグラビアロール周面と当接するように位置調整を行う。その後、シールプレートの厚み方向に向かって、シールプレート端部をグラビアロール周面に300N/m2の力で押し当てた際のシールプレート端部の変動距離を測定しシールプレート変位とする。
なお、シールプレート22とは別に、チャンバー10a内のドクターブレード20とシールプレート22との間に、グラビアロール周面に付着した気泡を除去するためのプレートをさらに配置してもよい。この場合、チャンバー内に塗工液の流路とは別に気泡を排出する塗工液の流路を設けることが好ましい。
ただし、本発明のシールプレート22の構成により、チャンバー11a内のドクターブレード20とシールプレート22の間に、グラビアロール周面に付着した気泡を除去するためのプレートを設けたり、チャンバー内に塗工液の流路とは別に気泡を排出する塗工液の流路を設けたりせずとも、効果的にグラビアロール周面に付着した気泡を除去することができ、チャンバーの構造を簡素化することができる。
塗工液供給手段12は、塗工液が収容された供給タンク12aと、供給液タンク12a内の塗工液をチャンバー11a内に給送する定量ポンプ12bと、金属異物の除去を行うマグネットフィルター12cと、塗工液に含まれている凝集物の除去を行うカートリッジフィルター12dと、塗工液の比重の計測を行う質量流量計12eとを備えている。ここで供給タンク12aは、所定の速度で回転することにより塗工液の撹拌を行うパドル12fを備えている。
また塗工液供給手段12は、定量ポンプ12bから吐出された塗工液をチャンバー11aの塗工液供給口11bに供給する供給通路12gを備えている。またチャンバー11aから排出された塗工液を供給タンク12aに戻す返送通路12hを備えている。
なお、供給タンク12aには、塗工液が収容されたストレージタンク14がポンプ16を介して接続されている。供給タンク12における塗工液の減少分がストレージタンク14から供給される。
セパレータ基材としては、ポリエチレン、ポリプロピレンなどのポリオレフィン樹脂や芳香族ポリアミド樹脂を含む微多孔膜または不織布;無機セラミック粉末を含む多孔質の樹脂コート;など公知のものを用いることができる。
セパレータ基材に塗工する塗工液の粘度は、セパレータ基材に均一に塗工できる観点から、好ましくは10cP以上、より好ましくは50cP以上、特に好ましくは100cP以上であり、好ましくは500cP以下、より好ましくは300cP以下、特に好ましくは200cP以下である。塗工液の粘度は、粘度・粘弾性測定装置(レオストレスHAAKE RS6000、英弘精機株式会社製)を用いて、温度23℃、せん断速度領域1000(1/s)時の粘度である。
塗工液には、セパレータに機能性を付与する物質、及び溶媒、必要に応じてその他物質を含む。セパレータに機能性を付与する物質は、二次電池用セパレータに付与したい機能に応じて適宜選択でき、例えば、セパレータに耐熱性を付与したい場合には、塗工液に耐熱性の物質を含む塗工液を選択する。
耐熱性の物質としては、例えば無機粒子、有機粒子を使用することができる。 無機粒子としては、酸化アルミニウム、酸化珪素、酸化マグネシウム、酸化チタン、BaTiO2、ZrO、アルミナ−シリカ複合酸化物等の酸化物粒子;窒化アルミニウム、窒化硼素等の窒化物粒子;シリコーン、ダイヤモンド等の共有結合性結晶粒子;硫酸バリウム、フッ化カルシウム、フッ化バリウム等の難溶性イオン結晶粒子;タルク、モンモリロナイトなどの粘土微粒子等が用いられる。これらの粒子は必要に応じて元素置換、表面処理、固溶体化等されていてもよく、また単独でも2種以上の組合せからなるものでもよい。これらの中でも、非水系電池を製造した際の電解液中での安定性と電位安定性の観点から酸化物粒子であることが好ましい。
有機粒子としては、その溶融温度は、好ましくは130℃以上、より好ましくは150℃以上、特に好ましくは180℃以上である。具体的には、架橋ポリメタクリル酸メチル、架橋ポリスチレン、架橋ポリジビニルベンゼン、スチレン−ジビニルベンゼン共重合体架橋物、ポリイミド、ポリアミド、ポリアミドイミド、メラミン樹脂、フェノール樹脂、ベンゾグアナミン−ホルムアルデヒド縮合物などの各種架橋高分子粒子や、ポリスルフォン、ポリアクリロニトリル、ポリアラミド、ポリアセタール、熱可塑性ポリイミド等の耐熱性高分子粒子などが例示できる。また、これらの有機粒子を構成する有機樹脂(高分子)は、前記例示の材料の混合物、変性体、誘導体、共重合体(ランダム共重合体、交互共重合体、ブロック共重合体、グラフト共重合体)、架橋体(前記の耐熱性高分子の場合)であってもよい。
セパレータに機能性を付与する物質の平均粒子径(体積平均のD50平均粒子径)は、通常0.1μm以上、好ましくは0.2μm以上であり、通常5μm以下、好ましくは2μm以下、より好ましくは1μm以下である。平均粒子径を前記範囲とすることにより、分散状態の制御と均質な所定の厚さの膜が得られ易くなる。
溶媒としては、塗工液中の固形分を均一に分散し得るものであれば特に制限されない。溶媒としては、水および有機溶媒のいずれも使用できる。有機溶媒としては、トルエン、キシレン、メチレンクロライド、クロロホルム、ピリジン、アセトン、ジメチルホルムアミド、メチルエチルケトン、シクロヘキサノン、テトラヒドロフラン、n−ブチルフタレート、テトラヒドロフルフリルアルコール、エチルアセテート、二硫化炭素、シクロヘキサン、シクロペンタン、メチルシクロヘキサン、N−メチルピロリドン等が例示される。これらの溶媒は単独でも混合溶媒でも使用することができる。
塗工液の固形分濃度は、塗工液を塗工可能な粘度となる濃度であれば特に限定されないが、通常10質量%以上60質量%以下である。
塗工液を均一に混合調整する混合装置は、上記成分を均一に混合できる装置であれば特に限定はされず、ボールミル、サンドミル、顔料分散機、擂潰機、超音波分散機、ホモジナイザー、プラネタリーミキサーなどを使用することができる。
次に、この実施の形態に係るグラビア塗工装置2を用いたセパレータ基材100への塗工液の転写について説明する。セパレータ基材100は、グラビア塗工装置2まで搬送され、グラビア塗工装置2によりセパレータ基材100に塗工液が転写される。
この場合に、グラビアロール10の回転方向上流のチャンバー11aの開口端部に、シールプレート22(22a,22b,22c)をグラビアロール10の周面に当接するように、間隔を置いて複数個配置することにより、グラビアロール10に付着した気泡をグラビアロール10から効率的に除去出来るだけで無く、グラビアロール10から除かれた気泡がチャンバー11a内に入り難いため、気泡がチャンバー11a内で滞留し、再びグラビアロール10に付着することを抑制することができる。その結果、高速で塗工しても、セパレータ基材100に均一に塗工液を塗工できるという利点がある。また、従来技術のようにチャンバー内に塗工液の流路とは別に気泡を排出する流路を設ける必要無く、簡素な構造で上記の効果が得られるという利点がある。
また、シールプレート22が3個以上配置されていることにより、効率的にグラビアロール10に付着した気泡を除去することができるという利点がある。グラビアロール10の回転方向に対してより上流側のシールプレート22(例えば22a)では気泡が完全には除去できなかった場合であっても、当該シールプレートにより気泡を揺り動かす作用が働く。よって、後に続くシールプレート22、即ち、グラビアロール10の回転方向に対して下流側に隣接する次のシールプレート22(例えば22b)により、先のシールプレートで揺り動かされた気泡を除去することができるという作用がある。
また、シールプレート22を配置する間隔を、直線距離で0.1mm以上30.0mm以下とすることにより、効率的にグラビアロール10に付着した気泡を除去することができるという利点がある。前記間隔が大きすぎると、グラビアロール10の回転方向に対してより上流側のシールプレート22(例えば22a)において、除去できなかった気泡を揺り動かして除去し易い状態にしたとしても、続くグラビアロール10の回転方向に対して下流側に隣接する次のシールプレート22(例えば22b)で気泡を除去する前に、再度気泡が除去し難い状態に戻ってしまい、気泡の除去効率が落ちるおそれがある。シールプレート22を配置する間隔を前記範囲とすることで、効率的にグラビアロール10に付着した気泡を除去することができる。
以下に実施例に基づいて、本発明を具体的に説明するが、本発明は、以下の実施例に限定されるものでは無い。
実施例及び比較例において塗工液のシール性、塗工液の気泡混入度合い及び耐熱層の均一性の評価はそれぞれ以下のように行った。
(塗工液のシール性)
塗工液のシール性は、グラビアロールとシールプレートとの当接部から、塗工液が漏れ出ていないかを目視により評価した。結果を表1に示す。
A:塗工液の漏れが一切見られない。
B:塗工液の漏れが一部(1〜2箇所)見られるが、問題無いレベル。
C:塗工液の漏れが一部(3箇所以上)見られるが、問題無いレベル。
D:塗工液の漏れが多く見られ、問題があるレベル。
(塗工液の気泡混入度合い)
循環している塗工液の比重をインライン比重計(コリオリ流量計 ALTImass TypeS CS015、オーバル社製)を用いて測定し、循環前の気泡が混入していない塗工液に対する相対値として、以下の基準で評価した。結果を表1に示す。
循環前の気泡が混入していない塗工液の比重に対する、循環している塗工液の比重の相対値が、小さくなる程、塗工液に気泡が混入していることを示す。
A:相対比重が97%以上
B:相対比重が95%以上、97%未満
C:相対比重が90%以上、95%未満
D:相対比重が90%未満
(耐熱層の均一性)
得られた耐熱セパレータから50mm×50mmの大きさの試験片を作成した。その後、試験片の耐熱層をブルーレーザーフォーカス変位計(LT−9510VM、キーエンス株式会社製)を高精度形状測定システム(KS−100、キーエンス株式会社製)に取り付けた装置を用い、耐熱層の均一性の評価を、以下のA〜Dの基準で行った。結果を表1に示す。
A:最大厚みと最小厚みの差が0.2μm未満
B:最大厚みと最小厚みの差が0.2μm以上0.4μm未満
C:最大厚みと最小厚みの差が0.4μm以上1.0μm未満
D:最大厚みと最小厚みの差が1.0μm以上
(実施例1)
(塗工液の作製)
耐熱粒子としてアルミナ粒子(体積平均のD50平均粒子径 0.45μm)100部、バインダーとしてマレイミド−無水マレイン酸共重合体の水溶液を固形分基準で1.5部、及び、イオン交換水を固形分濃度が40質量%になるように混合し、水分散液を得た。さらに水分散液を固形分基準で4部、及び、ポリエチレングリコール型界面活性剤0.2部を混合し、耐熱粒子を含む塗工液を製造した。また、塗工液の粘度は、23cPであった。
(耐熱セパレータの製造・評価)
乾燥後の耐熱セパレータの片面の耐熱層の厚さが3μmとなるように、グラビアロールに対するセパレータ基材位置を調整し、セパレータ基材の搬送速度80m/min、塗工液循環量10L/min、基材搬送速度に対するグラビアロールの回転速度比100%、乾燥炉温度50℃、風量300m3/minの条件において、ポリエチレン製のセパレータ基材(厚み12μm、MD方向の弾性率1100MPa)の片面に対し、塗工液を塗工、乾燥して、セパレータ基材の片面に厚さ3μmの耐熱層を有する二次電池用耐熱セパレータを得た。
グラビアロール回転方向最下流のシールプレート(A)としては、第1の所定方法により測定されたシールプレート変位が5.0mmのものを用い、グラビアロール回転方向上流のシールプレート(B−1)及びシールプレート(B−2)(グラビアロール回転方向上流側から、シールプレート(B−2)、シールプレート(B−1)と配置されている。)としては、第1の所定方法により測定されたシールプレート変位が0.08mmのものを使用した。また、ドクターブレードとしては、第2の所定方法により測定されたドクターブレード変位が0.08mmのものを使用した。
また、シールプレート(A)とシールプレート(B−1)との間隔及びシールプレート(B−1)とシールプレート(B−2)との間隔は、それぞれ1.0mmであった。
また、各シールプレートとグラビアロールの周面とが当接する地点におけるグラビアロールの接線とシールプレートとの成す角度は、それぞれ30度であった。
(実施例2)
グラビアロール回転方向最下流のシールプレート(A)としては、第1の所定方法により測定されたシールプレート変位が9.0mmのものを用い、シールプレート(A)に対してグラビアロール回転方向上流のシールプレート(B−1)及びシールプレート(B−2)としては、第1の所定方法により測定されたシールプレート変位が0.3mmのものを使用した。また、ドクターブレードとしては、第2の所定方法により測定されたドクターブレード変位が0.3mmのものを使用した以外は、実施例1と同様にセパレータ基材の片面に対し塗工液を塗工し、二次電池用耐熱セパレータの製造を行った。
(実施例3)
グラビアロール回転方向最下流のシールプレート(A)としては、第1の所定方法により測定されたシールプレート変位が7.0mmのものを用い、シールプレート(A)に対してグラビアロール回転方向上流のシールプレート(B−1)及びシールプレート(B−2)としては、第1の所定方法により測定されたシールプレート変位が0.5mmのものを使用した。また、ドクターブレードとしては、第2の所定方法により測定されたドクターブレード変位が0.5mmのものを使用した以外は、実施例1と同様にセパレータ基材の片面に対し塗工液を塗工し、二次電池用耐熱セパレータの製造を行った。
(実施例4)
グラビアロール回転方向最下流のシールプレート(A)としては、第1の所定方法により測定されたシールプレート変位が4.0mmのものを使用した以外は、実施例3と同様のシールプレート(B−1)、シールプレート(B−2)及びドクターブレードを使用して、実施例3と同様にセパレータ基材の片面に対し塗工液を塗工し、二次電池用耐熱セパレータの製造を行った。
(実施例5)
グラビアロール回転方向最下流のシールプレート(A)としては、第1の所定方法により測定されたシールプレート変位が13.0mmのものを使用した以外は、実施例3と同様のシールプレート(B−1)、シールプレート(B−2)及びドクターブレードを使用して、実施例3と同様にセパレータ基材の片面に対し塗工液を塗工し、二次電池用耐熱セパレータの製造を行った。
(実施例6)
シールプレート(B−2)を使用しなかったこと以外は、実施例2と同様のシールプレート(A)及びドクターブレードを使用して、実施例2と同様にセパレータ基材の片面に対し塗工液を塗工し、二次電池用耐熱セパレータの製造を行った。
(比較例1)
グラビアロール回転方向最下流のシールプレート(A)としては、第1の所定方法により測定されたシールプレート変位が9.0mmのものを用い、シールプレート(A)に対してグラビアロール回転方向上流のシールプレート(B−1)及びシールプレート(B−2)は使用しなかった。また、ドクターブレードとしては、第2の所定方法により測定されたドクターブレード変位が0.25mmのものを使用した以外は、実施例1と同様にセパレータ基材の片面に対し塗工液を塗工し、二次電池用耐熱セパレータの製造を行った。
Figure 0006229533
表1に示すように、グラビアロール回転方向最下流のシールプレート(A)の第1の所定方法により測定されたシールプレート変位が1.2mm以上16.0mm以下であって、シールプレート(A)に対して、グラビアロール回転方向上流のシールプレート(B)の第1の所定方法により測定されたシールプレート変位が1.2mm未満であるグラビア塗工装置を用いセパレータ基材の片面に対し塗工液を塗工した際の、塗工液のシール性、塗工液中の気泡混入の度合い、及び得られた二次電池用耐熱セパレータの耐熱層の均一性は良好であった。
2…グラビア塗工装置、10…グラビアロール、11…塗工ユニット、11a…チャンバー、11b…塗工液供給口、12…塗工液供給手段、13…塗工返送給口、20…ドクターブレード、22a,22b,22c…シールプレート、100…セパレータ基材

Claims (4)

  1. 基材の表面に塗工液を転写するグラビアロールと、前記グラビアロールに塗工液を塗布するチャンバーを有する塗工ユニットと、前記チャンバー内に塗工液を供給する塗工液供給口と、を備えたグラビア塗工装置であって、
    前記塗工ユニットにおいては、前記グラビアロール回転方向下流の前記チャンバーの開口端部に、ドクターブレードが前記グラビアロール周面に当接するように配置され、
    かつ、前記グラビアロール回転方向上流の前記チャンバーの開口端部に、シールプレートが前記グラビアロール周面に当接するように、間隔を置いて複数配置されており、
    前記複数のシールプレートの全てが、前記塗工液供給口よりも、前記グラビアロール回転方向上流側に配置され、
    前記複数のシールプレートの内、前記グラビアロール回転方向最下流のシールプレート(A)の第1の所定方法により規定されるシールプレート変位が1.2mm以上16.0mm以下であって、
    前記シールプレート(A)に対して、前記グラビアロール回転方向上流のシールプレート(B)の前記第1の所定方法により規定されるシールプレート変位が1.2mm未満であり、
    前記グラビアロールの接線と、前記シールプレートとの成す角度が20〜45度であって、前記角度は、前記第1の所定方法により前記シールプレート変位を測定する際の前記グラビアロールの接線と、前記シールプレートとの成す角度と同じであることを特徴とするグラビア塗工装置。
  2. 前記シールプレートが、前記シールプレート(A)および前記シールプレート(B)の合計数で3個以上配置されていることを特徴とする請求項1に記載のグラビア塗工装置。
  3. 前記間隔は、前記グラビアロール周面と前記グラビアロール回転方向上流の前記シールプレートとが当接する位置と、
    前記グラビアロール回転方向上流の前記シールプレートに対し、前記グラビアロール回転方向下流であって、最も近くに配置された前記シールプレートと前記グラビアロール周面とが当接する位置との距離であって、
    前記距離は、直線距離で0.1mm以上30.0mm以下であることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のグラビア塗工装置。
  4. 前記シールプレート(B)が2個以上配置されていることを特徴とする請求項1〜3の何れか一項に記載のグラビア塗工装置。
JP2014031287A 2013-06-24 2014-02-21 グラビア塗工装置 Active JP6229533B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014031287A JP6229533B2 (ja) 2013-06-24 2014-02-21 グラビア塗工装置

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013131294 2013-06-24
JP2013131294 2013-06-24
JP2014031287A JP6229533B2 (ja) 2013-06-24 2014-02-21 グラビア塗工装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2015027658A JP2015027658A (ja) 2015-02-12
JP6229533B2 true JP6229533B2 (ja) 2017-11-15

Family

ID=52491782

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014031287A Active JP6229533B2 (ja) 2013-06-24 2014-02-21 グラビア塗工装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6229533B2 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6122885B2 (ja) * 2015-02-16 2017-04-26 株式会社三共 遊技機
WO2017213167A1 (ja) * 2016-06-07 2017-12-14 株式会社カネカ グラファイトシート加工物、及びグラファイトシート加工物の製造方法
JP6655039B2 (ja) * 2017-03-29 2020-02-26 日東電工株式会社 塗工装置及び塗工膜の製造方法
KR102198728B1 (ko) * 2017-03-29 2021-01-05 닛토덴코 가부시키가이샤 도공 장치 및 도공막의 제조 방법

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4702943A (en) * 1986-07-09 1987-10-27 Miply Equipment, Inc. Pattern forming saturator and method
JPH09192557A (ja) * 1996-01-19 1997-07-29 Inoue Kinzoku Kogyo Kk 塗布装置
JP2003251241A (ja) * 2002-02-28 2003-09-09 Okazaki Kikai Kogyo Kk 周面浸漬型のグラビアコータ
US8771473B2 (en) * 2009-12-11 2014-07-08 Valmet Technologies, Inc. Doctor blade for a fiber web machine and doctor arrangement in a fiber web machine

Also Published As

Publication number Publication date
JP2015027658A (ja) 2015-02-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6229533B2 (ja) グラビア塗工装置
Du et al. Enabling aqueous processing for crack-free thick electrodes
JP6281220B2 (ja) 二次電池用耐熱セパレータの製造方法
CN104241574B (zh) 层叠多孔膜、非水电解液二次电池用间隔件及非水电解液二次电池
US11094999B2 (en) Hybrid separators and the manufacture thereof
US20110134717A1 (en) Method and device for producing a coating material
CN103781861A (zh) 涂布液、层叠多孔膜及层叠多孔膜的制造方法
JP2021003703A (ja) スラリーの製造に用いる分散混合ポンプを備えた分散混合システム
Yohe et al. A facile approach to robust superhydrophobic 3D coatings via connective-particle formation using the electrospraying process
TW201634544A (zh) 複合膜的製造方法
JP6040829B2 (ja) 二次電池用セパレータの製造方法、二次電池用セパレータおよび電池
TW201634602A (zh) 複合膜的製造方法
JP6183232B2 (ja) グラビア塗工装置
JP2017100117A5 (ja)
JP6365599B2 (ja) 電極用湿潤造粒体の製造装置および製造方法
JP6303511B2 (ja) グラビア塗工装置
KR102215738B1 (ko) 판상 수지 분체 및 이 판상 수지 분체를 포함하는 도료
JP6213263B2 (ja) グラビア塗工装置
WO2019181581A1 (ja) 塗工装置、及び塗工方法
JP6221818B2 (ja) グラビア塗工装置
JP6024556B2 (ja) 塗工層付きフィルム状基材の製造方法
JP2010247446A (ja) 多孔質シートの製造方法及び多孔質シート
Kolb et al. Qualifying water-based electrode dispersions for the inkjet printing process: a requirements analysis
JP2011033241A (ja) 遠心式薄膜乾燥機
JP7151193B2 (ja) 分散液体の脱泡方法及び塗液の製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20160913

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20170413

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20170418

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170612

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20170718

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170906

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20170919

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20171002

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6229533

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250