JP6229478B2 - 面状発光ユニット - Google Patents

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Description

本発明は、複数の面状発光部を用いた面状発光ユニットの構造に関する。
近年、有機EL(Organic Electroluminesense)発光素子を利用した面状発光ユニットが提案されている。この面状発光ユニットを大型化しようとした場合、面状発光パネルを大型化することで対応できる。しかし、製造装置の大型化や歩留まりの悪化等の問題が発生する。そこで、特開2005−266285号公報(特許文献1)および特開2012−199066号公報(特許文献2)には、製造が容易な大きさの面状発光パネルを複数平面状に並べることによって、面状発光ユニットを大型化している。
特開2013−015794号公報(特許文献3)では、表示面に有機EL、保護膜、封止層、および散乱保護フィルムが積層された横断幕の構成が述べられている。この横断幕は、複数の面発光光源を多数配置して、大型の照明装置を構成している。
特開2005−266285号公報 特開2012−199066号公報 特開2013−015794号公報
近年、面状発光パネルを用いた面状発光ユニットのデザイン性や配置自由度の高さからますますの薄型化が求められ、さらに、面状発光ユニットに曲面を与えるデザインが要求されるようになってきている。しかしながら、特許文献2に開示される構成は、面状発光パネルがリジッド(剛体)であるため、面状発光ユニットを曲げることはできない。
特許文献2に開示される構成では、面状発光パネルを可撓性のある部材で連結することにより折り畳み、面状発光ユニットを折り曲げ可能としている。しかし、特許文献2に開示される構成も特許文献1と同様に、リジッドな面状発光パネルを連結するための発明である。
また、面状発光ユニットの薄型化を進めるにつれ、面状発光ユニットの剛性、特に面状発光パネルを支持するプレートの剛性が下がる傾向にある。プレートが厚く剛性が十分高い場合は面状発光ユニットを曲面状に曲げた場合であってもプレートの剛性に応じた曲面形状となる。しかし、プレートの剛性が高いため面状発光パネルはあまり曲がらず大きな曲面形状しか得られず、所望のデザイン性および機能性を得ることができない。
一方、プレートの剛性を低くした場合には、面状発光パネルの曲げ剛性よりもプレートの曲げ剛性の方が弱くなり、隣同士に位置する面状発光パネルの間において、プレートに曲げ応力が集中することで、この領域に線状の折れ曲がり領域が形成されるおそれがある。面状発光ユニットの薄型化を進めるとその傾向はさらに強くなると考えられる。
したがって、本発明は上記課題に鑑みてなされたものであり、可撓性を有し曲げが可能な面状発光ユニットにおいて、曲面状に曲げた際に折れが発生することがない構成を備える面状発光ユニットを提供することを目的とする。
この発明に基づいた面状発光ユニットのある局面においては、可撓性を有する第1プレートと、上記第1プレート上に複数枚配列される、可撓性を有する面状発光部と、隣同士の上記面状発光部を相互に連結するように設けられ、上記面状発光部と曲げ剛性が同じ、または、曲げ剛性が強い補強部材と、を備える。
この発明に基づいた面状発光ユニットの他の局面においては、可撓性を有する第1プレートと、上記第1プレート上に複数枚配列される可撓性を有する面状発光部と、を有する面状発光ユニットであって、上記面状発光ユニットを曲面状に曲げた場合に、上記面状発光部の間で折れ曲がりが発生しないように、隣同士の上記面状発光部を相互に連結するように設けられた補強部材を備える。
他の形態においては、上記第1プレートは、光透過性を有する。
他の形態においては、上記面状発光部に対して、上記第1プレートと反対側に配置される可撓性および光透過性を有する第2プレートをさらに有し、上記第1プレートと上記第2プレートとで複数の上記面状発光部が挟まれている。
他の形態においては、上記補強部材は、隣同士の上記面状発光部の間に跨るように設けられている。
他の形態においては、上記補強部材は、隣同士の上記面状発光部の間において、上記第1プレート側の面同士に跨るように設けられている。
他の形態においては、上記補強部材は、隣同士の上記面状発光部の間において、上記第1プレートとは反対側の面同士に跨るように設けられている。
他の形態においては、上記補強部材は、隣同士の上記面状発光部の間に生じる隙間に設けられている。
他の形態においては、上記補強部材は、隣同士の上記面状発光部の間に生じる隙間を埋めるように設けられている。
この面状発光ユニットによれば、可撓性を有し曲げが可能な面状発光ユニットにおいて、曲面状に曲げた際に折れが発生することがない構成を備える面状発光ユニットを提供することを可能とする。
実施の形態1における面状発光部の基本構成を示す平面図である。 図1中II−II線矢視断面図である。 実施の形態1における面状発光ユニットの平面図である。 図3中のIV−IV線矢視断面図である。 背景技術における面状発光ユニットの構成を示す側面模式図である。 背景技術における面状発光ユニットの課題を示す側面模式図である。 実施の形態1における面状発光ユニットの構成を示す側面模式図である。 実施の形態1における面状発光ユニットの曲げ状態を示す側面模式図である。 実施の形態1における面状発光ユニットの変形例の構成を示す側面模式図である。 実施の形態1における面状発光ユニットの変形例の構成を示す側面模式図である。 実施の形態1における面状発光ユニットの変形例の構成を示す側面模式図である。 背景技術における面状発光ユニットの他の構成を示す側面模式図である。 実施の形態2における面状発光ユニットの構成を示す側面模式図である。 実施の形態2における面状発光ユニットの他の構成を示す側面模式図である。 実施の形態2における面状発光ユニットの他の構成を示す側面模式図である。 実施の形態2における面状発光ユニットの他の構成を示す側面模式図である。 実施の形態3における面状発光ユニットの構成を示す側面模式図である。 各実施の形態における面状発光ユニットの使用形態の一例を示す図である。 各実施の形態における面状発光ユニットの使用形態の他の例を示す図である。 各実施の形態における面状発光ユニットの使用形態の他の例を示す図である。
本発明に基づいた各実施の形態における照明装置について、以下、図を参照しながら説明する。以下に説明する実施の形態において、個数、量などに言及する場合、特に記載がある場合を除き、本発明の範囲は必ずしもその個数、量などに限定されない。同一の部品、相当部品に対しては、同一の参照番号を付し、重複する説明は繰り返さない場合がある。各実施の形態における構成を適宜組み合わせて用いることは当初から予定されていることである。
(実施の形態1)
図1および図2を参照して、本実施の形態における面状発光パネル10の基本構成について説明する。図1は、面状発光パネル10を示す正面図であり、面状発光パネル10の背面19の側から面状発光パネル10を見たときの様子を示している。図2は、図1中II−II線矢視断面図である。
本実施の形態における面状発光パネル10は、有機ELから構成され、全体として曲げ可能なように可撓性を有するように形成されている。面状発光パネル10は、複数の発光ダイオード(LED)と拡散板とから面状発光パネルとして構成されていてもよいし、冷陰極管等を用いて面状発光パネルとして構成されていてもよい。
図1および図2を参照して、面状発光パネル10は、透明基板11(カバー層)、陽極(アノード)14、有機層15、陰極(カソード)16、封止部材17および絶縁層18を含む。陽極14、有機層15、陰極16、および封止部材17により面状発光部31を構成する。
透明基板11は、面状発光パネル10の発光面12(表面)を形成する。陽極14、有機層15および陰極16は、透明基板11の裏面13上に順次積層される。封止部材17は、面状発光パネル10の背面19を形成している。
透明基板11を構成する部材としては、可撓性有する透明部材が用いられる。材料としては、たとえば、ポリエチレンテレフタレート(PET)またはポリカーボネイト(PC)等の光透過性のフィルム基板が用いられる。透明基板11に、各種ガラス基板を用いてもよい。
光透過性のフィルム基板としては、他にポリイミド、ポリエチレンナフタレート(PEN)、ポリスチレン(PS)、ポリエーテルサルフォン(PES)、ポリプロピレン(PP)等が用いられる。
陽極14は、透明性を有する導電膜である。陽極14を形成するためには、スパッタリング法等によって、ITO(Indium Tin Oxide:インジウム錫酸化物)等が透明基板11上に成膜される。陽極14に用いられる他の材料としては、ポリエチレンジオキシチオフェン(PEDOT)が用いられる。
有機層15(発光部)は、電力が供給されることによって光(可視光)を生成することができる。有機層15は、単層の発光層から構成されていてもよく、正孔輸送層、発光層、正孔阻止層、および電子輸送層などが順次積層されることによって構成されていてもよい。
陰極16は、たとえばアルミニウム(AL)である。陰極16は、真空蒸着法等によって有機層15を覆うように形成される。陰極16を所定の形状にパターニングするために、真空蒸着の際にはマスクが用いられるとよい。陰極16の他の材料としては、フッ化リチウム(LiF)、AlとCaとの積層、AlとLiFとの積層、および、AlとBaとの積層等が用いられる。
陰極16と陽極14とが短絡しないように、陰極16と陽極14との間に絶縁層18が設けられる。絶縁層18は、たとえばスパッタリング法を用いてSiOなどが成膜された後、フォトリソグラフィ法等を用いて陽極14と陰極16とを互いに絶縁する箇所を覆うように所望のパターンに形成される。
封止部材17は、絶縁性を有する樹脂またはガラス基板などから構成される。封止部材17は、有機層15を水分等から保護するために形成される。封止部材17は、陽極14、有機層15、および陰極16(面状発光パネル10の内部に設けられる部材)の略全体を透明基板11上に封止する。陽極14の一部は、電気的な接続のために、封止部材17から露出している。
封止部材17には、PET、PEN、PS、PES、ポリイミド等のフィルムに、SiO、AL、SiNx等の無機薄膜と柔軟性のあるアクリル樹脂薄膜などを層状に複数層重ね合わせることでガスバリア性を備えたものが用いられる。電極部21および電極部22には、さらに金、銀、銅などを積層してもよい。
陽極14の封止部材17から露出している部分(図2左側)は、電極部21(陽極用)を構成する。電極部21と陽極14とは互いに同じ材料で構成される。電極部21は、面状発光パネル10の一方の側面の外周に位置する。陰極16の封止部材17から露出している(図2右側の)部分は、電極部22(陰極用)を構成する。電極部22と陰極16とは互いに同じ材料で構成される。電極部22も、面状発光パネル10の他方の外周に位置する。
電極部21および電極部22は、有機層15を挟んで相互に反対側に位置している。電極部21および電極部22には、はんだ付け(銀ペースト)等を用いて配線パターン(図示せず)が取り付けられる。
以上のように構成される面状発光パネル10の有機層15には、外部の電源装置から、図示しない配線パターン、電極部21,22、陽極14および陰極16を通して電力が供給される。有機層15で生成された光は、陽極14および透明基板11を通して、発光面12(表面)から外部に取り出される。
(面状発光ユニット100)
次に、図3および図4を参照して、上記構成を有する面状発光パネル10を複数枚用いた面状発光ユニット100の構成について説明する。図3は、面状発光ユニット100の非発光面側から見た平面図、図4は、図3中のIV−IV線矢視断面図である。
本実施の形態における面状発光ユニット100は矩形平板状の形態を有し、6枚の面状発光パネル10が用いられている。6枚の面状発光パネル10は、2行3列に並べられている。面状発光パネル10の発光面とは反対側には、第1プレートとしての樹脂プレート110が用いられ、面状発光パネル10の発光面側には、第2プレートとしての光透過性を有する樹脂プレート120が用いられている。
図4に示す面状発光ユニット100においては、樹脂プレート110は光透過性を有さず、樹脂プレート120が光透過性を有する場合の構成を述べているが、これに限定されず、他の態様としては、樹脂プレート110および樹脂プレート120のいずれもが光透過性を有する場合の構成の採用も可能である。また、後述するように、樹脂プレート120を設けない構成においても、樹脂プレート110が光透過性を有さない場合と、有する場合との構成を採用することが可能である。
樹脂プレート110および樹脂プレート120には、可撓性を有する材料が用いられる。材料としては、たとえば、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリカーボネイト(PC)、ポリイミド、ポリエチレンナフタレート(PEN)、ポリスチレン(PS)、ポリエーテルサルフォン(PES)、ポリプロピレン(PP)等が用いられる。樹脂プレート120には、アルミとの積層樹脂プレートを用いてもよい。
面状発光パネル10の枚数は、必要とされる面状発光ユニット100の大きさに応じて適宜変更可能である。面状発光パネル10が、1枚であってもよい。面状発光ユニット100の外周面には、面状発光パネル10に電力を供給する際に用いられるコネクタ130が設けられている。このコネクタ130は、面状発光ユニット100の外周面上に直接設けられるコネクタであってもよい。
樹脂プレート110と樹脂プレート120とは、接着剤、熱溶着等により面状発光パネル10を封止する。このように一体成型された面状発光ユニット100は、厚さは、約0.2mmから約4mm程度であり、可撓性を有することで後述するように面状発光ユニット100自身を曲面状に曲げることが可能である。なお、光透過性を有する樹脂プレート120は必須の構成でない。以下に説明する面状発光ユニットにおいては、樹脂プレート110と、複数枚の面状発光パネル10とによって構成された面状発光ユニットについて説明する。
(面状発光ユニット100)
図5および図6を参照して、背景技術における面状発光ユニット100を示す。図5は、背景技術における面状発光ユニットの構成を示す側面模式図、図6は、背景技術における面状発光ユニットの課題を示す側面模式図である。
図5に示すように、光透過性を有する樹脂プレート110に複数枚の面状発光パネル10が配置されている。面状発光パネル10と樹脂プレート110とは、それぞれが向かい合う面で接合されている。それぞれの接合には、OCAフィルム(Optical Clear Adhesive Film)、透明接着剤などが用いられる。
複数の面状発光パネル10を一体化して大面積の面状発光ユニット100を構成するには、図5に示すように1枚の樹脂プレート110上に複数の面状発光パネル10を配置してもよいし、図4のように複数の面状発光パネル10を、上下から樹脂プレート110および樹脂プレート120で挟んでラミネートしてもよい。
図6に示すように、一体化された面状発光ユニット100を曲面状に曲げた時の状態を示した側面図である。薄型化を図り樹脂プレート110の曲げ剛性が面状発光パネル10の曲げ剛性よりも低くなった照明装置を曲面状に曲げると、図4に示すとおり隣り合うパネルの継ぎ目の箇所で樹脂プレート110に折れ曲がる(図6中のQ1で示す領域)不具合が発生する。これは、面状発光ユニット100の折り曲げ時に、隣り合う面状発光パネル10の間隔(図6中のSで示す領域)が広がるため、その箇所に応力が集中するためである。樹脂プレート110に折れが発生すると、面状発光ユニット100の見栄えが悪くなる。
図6では、樹脂プレート110のみを設けた場合について示しているが、上記図4に示したように、樹脂プレート120を設けた場合においても、樹脂プレート120の曲げ剛性が面状発光パネル10の曲げ剛性よりも低くなった場合においても、樹脂プレート120におれが発生する。
(面状発光ユニット100A〜100D)
図7から図11を参照して、実施の形態1における面状発光ユニット100Aの構成について説明する。図7は、面状発光ユニット100Aの構成を示す側面模式図、図8は、面状発光ユニット100Aの曲げ状態を示す側面模式図、図9から図11は、面状発光ユニットの変形例の構成を示す側面模式図である。
(面状発光ユニット100A)
本実施の形態における面状発光ユニット100Aは、基本的構成は、上記面状発光ユニット100と同じであるが、相違点として、隣り合う面状発光パネル10の間に補強部材500を設けている。この補強部材500は、隣同士の面状発光パネル10を相互に連結するように設けられ、面状発光パネル10と曲げ剛性が同じ、または、曲げ剛性が強い伸縮の少ない樹脂部材や金属フィルムなどを用いるとよい。
また、図7に示す補強部材500の断面での曲げ剛性は、補強部材500を構成する材料のヤング率と断面2次モーメントとの積で表される。ヤング率(Pa=N/m)は、弾性率ともいい、材料に力を加えたときにどれだけ変形するかという程度を数字で表したものである。
補強部材500に用いることのできる具体的な材料としては、たとえば、厚さ0.05mm〜1mm程度のPET、PEN、PC、PS、ポリイミド(PI)、ポリエーテルサルフォン(PES)、炭素繊維強化プラスチック(CFRP)等の樹脂、アルミ、銅、ステンレスなどの金属、上記樹脂と金属の積層物、ガラス板、ガラス繊維等を用いることができる。
なお、図7中において、面状発光パネル10の厚みに比べ補強部材500の厚みは薄いものであるが、図を用いた説明の便宜上、面状発光パネル10の厚みに対する比率を異ならせて補強部材500を図示している。以下、同様である。
本実施の形態では、補強部材500は、隣同士の面状発光パネル10の間に跨るように設けられている。具体的には、樹脂プレート110側の面同士および樹脂プレート110とは反対側の面同士に跨るように設けられている。補強部材500を設ける箇所については、隣同士の面状発光パネル10の間の全体の領域を覆うように設けてもよいし、部分的に設けるようにしてもよい。
図8に示すように、本実施の形態における面状発光ユニット100Aを曲面状に曲げた場合には、面状発光パネル10と曲げ強度が同じ、または、曲げ強度が強い補強部材500を用いることで、面状発光ユニット100Aの曲げ時に、補強部材500により面状発光パネル10の端部の間隔が広がらず、継ぎ目で応力が集中することがない。その結果、樹脂プレート110に折れ曲がりが発生することを防ぐことが可能となる。なお、曲面状に曲げる場合、上記したように折れ曲がり部が発生しなければよく、必ずしも一定の曲率半径を保って曲面を維持している必要はなく、どのような曲面形状でも構わない。
(面状発光ユニット100B、100C)
図8に示す構成においては、面状発光パネル10の両面側に補強部材500を配置した場合を示しているが、図9に示すように、補強部材500を樹脂プレート110とは反対側の面同士にのみ跨るようにした面状発光ユニット100Bを採用してもよいし、図10に示すように、補強部材500を樹脂プレート110側の面同士にのみ跨るようにした面状発光ユニット100Cを採用してもよい。
面状発光ユニット100Bの場合には、図8と同様に樹脂プレート110が、凹面となる曲面状に曲げる場合に適している。面状発光ユニット100Cには、図8とは反対に、樹脂プレート110が、凸面となる曲面状に曲げる場合に適している。
(面状発光ユニット100D)
さらに、図11に示す面状発光ユニット100Dでは、補強部材600は、隣同士の面状発光パネル10の間に生じる隙間を埋めるように設けられている。補強部材600としては、樹脂製の接着剤を充填している。接着剤は隣り合う2つの面状発光パネル10の端部に接合し、面状発光パネル10間の間隔は変化しない(広がらない)。
(実施の形態2)
上記実施の形態では、面状発光ユニットの端面が平坦な場合について説明したが、本実施の形態では、面状発光ユニット200の端面が段部形状を有する場合について説明する。図2に示したように、面状発光パネル10は、透明基板11上に、陽極14、有機層15、陰極16、および封止部材17により構成される面状発光部31が樹脂プレート110上に積層されている。そのため、面状発光パネル10を樹脂プレート110上に配置した場合には、図12に示すように面状発光パネル10の端面に階段状の段差が形成される場合が多い。
なお、以下に示す各実施の形態においては、樹脂プレート110には透過性を有する材料を用い、面状発光パネル10は樹脂プレート110側に発光する場合を示す。
(面状発光ユニット200A)
そこで、図13に示す面状発光ユニット200Aでは、隣接する面状発光パネル10の透明基板11の上を跨るように、補強部材700Aが設けられている。補強部材700Aの材質は、上述の補強部材500と同様である。このように、補強部材700Aを設けた場合であっても、実施の形態1の場合と同様に面状発光ユニット200Aを曲面状に曲げる際に、補強部材700Aにより面状発光パネル10の端部の間隔が広がらず、継ぎ目で応力が集中することがない。その結果、樹脂プレート110に折れ曲がりが発生することを防ぐことが可能となる。
(面状発光ユニット200B)
また、図14に示す面状発光ユニット200Bでは、補強部材700Bを面状発光部31の樹脂プレート110とは反対側の面同士に跨るように設けている。補強部材700Bの材質は、上述の補強部材500と同様である。このように、補強部材700Bを設けた場合であっても、実施の形態1の場合と同様に面状発光ユニット200Bを曲面状に曲げる際に、補強部材700Aにより面状発光パネル10の端部の間隔が広がらず、継ぎ目で応力が集中することがない。その結果、樹脂プレート110に折れ曲がりが発生することを防ぐことが可能となる。
(面状発光ユニット200C)
また、図15に示す面状発光ユニット200Cでは、隣同士の面状発光パネル10の間に生じる隙間を一部埋めるように、補強部材700Cを設けている。補強部材700Cの材質は、上述の補強部材600と同様である。このように、補強部材700Cを設けた場合であっても、実施の形態1の場合と同様に面状発光ユニット200Cを曲面状に曲げる際に、補強部材700Cにより面状発光パネル10の端部の間隔が広がらず、継ぎ目で応力が集中することがない。その結果、樹脂プレート110に折れ曲がりが発生することを防ぐことが可能となる。この面状発光ユニット200Cの構成は、樹脂プレート110が図8に示すように凹面となる曲面状に曲げる場合に有効である。
(面状発光ユニット200D)
また、図16に示す面状発光ユニット200Dでは、隣同士の面状発光パネル10の間に生じる隙間の全部を埋めるように、補強部材700Dを設けている。補強部材700Dの材質は、上述の補強部材600と同様である。このように、補強部材700Dを設けた場合であっても、実施の形態1の場合と同様に面状発光ユニット200Dを曲面状に曲げる際に、補強部材700Dにより面状発光パネル10の端部の間隔が広がらず、継ぎ目で応力が集中することがない。その結果、樹脂プレート110に折れ曲がりが発生することを防ぐことが可能となる。この面状発光ユニット200Dの構成は、樹脂プレート110が図8に示すように凹面となる曲面状に曲げる場合に有効である。
(実施の形態3:面状発光ユニット300)
次に、図17参照して、さらに別の構成を有する面状発光ユニット300について説明する。図17は、面状発光ユニット300の構成を示す側面模式図である。この面状発光ユニット300は、面状発光パネル10を構成する面状発光部31のみを、直接導光板150に複数配置するようにしたものである。この場合に、非発光部に相当する領域に、補強部材510,520が設けられている。導光板150を用いることで複数の面状発光部31を並べて配置した時、その継ぎ目の非発光部と発光部との輝度ムラを改善することができる。
さらに、補強部材510の強度としては、上記各実施の形態の補強材と同様であるとともに、導光板150中の光を導光板150の表面側に反射させる反射機能を付加させるとよい。これにより、面状発光ユニット300を曲面状に曲げる際に、補強部材510により面状発光部31の端部の間隔が広がらず、継ぎ目で応力が集中することがない。その結果、導光板150に折れ曲がりが発生することを防ぐことが可能となるとともに、効果的に輝度ムラを改善することも可能となる。
さらに、補強部材520に、隣接する面状発光部31同士間の電気的な接続に用いるフレキシブル配線シートを用いてもよい。これにより、面状発光ユニット300のを曲面状に曲げる際に、補強部材520により面状発光部31の端部の間隔が広がらず、継ぎ目で応力が集中することがない。その結果、導光板150に折れ曲がりが発生することを防ぐことが可能となるとともに、面状発光パネル10間の導通を得ることも可能となる。
なお、必ずしも、補強部材510および補強部材520のいずれも設ける必要はなく、いずれか一方のみの採用でも構わない。
(具体的な使用形態)
以下、図18から図20を参照して、上述した各実施の形態における面状発光ユニットの使用形態について説明する。図19から図20は、各実施の形態における面状発光ユニットの使用形態を示す図である。
図18は、円柱状の柱1000に、実施の形態1で示した面状発光ユニット100Aを設置した状態を示している。この面状発光ユニット100Aは、照明装置、広告表示のバックライト、案内表示バックライトとして用いることもできる。
図19は、たとえば電車2000の室内照明装置として、実施の形態1で示した面状発光ユニット100Aを設置した状態を示している。この面状発光ユニット100Aは、照明装置、広告表示のバックライト、案内表示のバックライトとして用いることもできる。また、電車に限らず、バス、乗用車への適用も可能である。
図20は、たとえばトンネル等の壁3000の壁面照明装置として、実施の形態1で示した面状発光ユニット100Aを設置した状態を示している。この面状発光ユニット100Aは、照明装置としてでなく、非常表示灯のバックライト、非難経路案内表示のバックライトとして用いることもできる。また、トンネルに限らず、高速道路の防音壁等への適用も可能である。
上記各実施の形態においては、照明装置に用いられる支持枠の曲げ形状が、円周の一部を構成する場合を図示しているが、この曲げ形状に限定されず、たとえば、側面視においてS字形状に曲げてもよい。
以上、本発明の各実施の形態における照明装置について説明したが、今回開示された実施の形態は全ての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。したがって、本発明の範囲は特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内での全ての変更が含まれることが意図される。
10 面状発光パネル、11 透明基板、12 発光面(表面)、13 裏面、14 陽極(アノード)、15 有機層、16 陰極(カソード)、17 封止部材、18 絶縁層、19 背面、21,22 電極部、31 面状発光部、100,100A,100B,100C,100D,200A,200B,200C,200D,300 面状発光ユニット、110 樹脂プレート(第1プレート)、120 樹脂プレート(第2プレート)、130 コネクタ、150 導光板、500,510,520,600,700A,700B,700C,700D 補強部材、1000 柱、2000 電車、3000 壁。

Claims (4)

  1. 可撓性を有する第1プレートと、
    前記第1プレート上に複数枚配列される、可撓性を有する面状発光部と、
    隣同士の前記面状発光部を相互に連結するように設けられ、前記面状発光部と曲げ剛性が同じ、または、曲げ剛性が強い補強部材と、
    を備え、
    前記補強部材は、隣同士の前記面状発光部の間において、前記第1プレート側の面同士に跨るように設けられ、さらに、隣同士の前記面状発光部の間において、前記第1プレートとは反対側の面同士に跨るように設けられている、面状発光ユニット。
  2. 可撓性を有する第1プレートと、
    前記第1プレート上に複数枚配列される可撓性を有する面状発光部と、を有する面状発光ユニットであって、
    前記面状発光ユニットを曲面状に曲げた場合に、前記面状発光部の間で折れ曲がりが発生しないように、隣同士の前記面状発光部を相互に連結するように設けられた補強部材を備え、
    前記補強部材は、隣同士の前記面状発光部の間において、前記第1プレート側の面同士に跨るように設けられ、さらに、隣同士の前記面状発光部の間において、前記第1プレートとは反対側の面同士に跨るように設けられている、面状発光ユニット。
  3. 前記第1プレートは、光透過性を有する、請求項1または2に記載の面状発光ユニット。
  4. 前記面状発光部に対して、前記第1プレートと反対側に配置される可撓性および光透過性を有する第2プレートをさらに有し、
    前記第1プレートと前記第2プレートとで複数の前記面状発光部が挟まれている、請求項1または2に記載の面状発光ユニット。
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