JP6558024B2 - 面発光モジュール - Google Patents

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本発明は、有機ELパネルなどの平面状の面発光素子を用いた面発光モジュールに関する。
近年、有機ELパネルを利用した面発光モジュール(照明装置)が提案されている。この面発光モジュールを大型化しようとした場合、有機ELパネルの基板を大型化することで対応できる。しかし、製造装置の大型化や歩留まりの悪化等の問題が発生する。そこで、製造が容易な大きさのパネルを複数平面状に並べることによって大型化する面発光モジュールが提案されている。例えば特許文献1に、保持部材の厚さ方向の一方面(表面)に、複数の有機EL(面発光素子)を多数配置して形成した大型の横断幕からなる面発光モジュールが提案されている。又、特許文献2に、複数の有機EL(面発光素子)を、互いに隣接するものの端部同士を重ね合わせるようにして配置することによって、非発光領域を目立ち難くした面発光モジュールが開示されている。
特開2013−15794号公報 特開2014−17204号公報
ところで、このような面発光モジュールは、近年ますます薄型化が求められてきており、又、曲面部への設置やデザイン性の観点から曲面状に構成することが求められている。
しかしながら、上記特許文献1では、例えば面発光モジュールを曲面部へ設置するために、図18に示すように面発光モジュール1000に曲げモーメントM(曲げ力)をかけて面発光モジュール1000を円弧状に撓み形成させようとすると、保持部材1001における互いに隣接する2つの面発光素子1002の間の部分が他の部分に較べて厚さが薄く曲げ弾性が小さいため、その部分に曲げ力が集中して当該部分に局部的屈曲部1003ができてしまう場合がある。このような局部的屈曲部1003が生じると、曲面部に沿う形状に撓ませ難く、曲面部に設置し難くなってしまう。
又、その場合に、上記特許文献2に開示されているように、互いに隣接する2つの面発光素子1002の端部同士を重ね合わせることで局部的に厚さの薄い個所を無くすことも考えられる。ところが、図19に示すように面発光モジュール1010に曲げモーメントM(曲げ力)をかけると、例えば互いに重ね合わされた一方の第1重ね合わせ部1021の端部が他方の第2重ね合わせ部1022から離れてしまい、その結果、第2重ね合わせ部1022の先端近傍の保持部材1001の一部に局部的屈曲部1003ができてしまうおそれがある。
本発明は、局部的屈曲部が生じ難く、全体を略一定の曲率半径で撓ませることができる面発光モジュールの提供を目的とする。
本発明の一態様に係る面発光モジュールは、給電されることで発光する可撓性を有する複数のシート状の面発光素子と、前記面発光素子を一体的に保持した可撓性を有するシート状の保持部材と、前記面発光素子同士を係止したn係止部材とを備え、前記複数の面発光素子は、所定の第1方向に並べられるように、前記保持部材の一方面に配置され、前記各面発光素子は、前記第1方向で隣接する2つの面発光素子の端部同士が互いに重ね合わされるように、前記第1方向の端部に形成された重ね合わせ部を備え、前記係止部材は、前記保持部材が撓み変形された際に前記互いに重ね合わされた重ね合わせ部の内の一方の第1重ね合わせ部が他方の第2重ね合わせ部から離れないように、前記第1重ね合わせ部と前記第2重ね合わせ部とを係止していることを特徴とする。
この構成によれば、係止部材によって、保持部材が撓み変形される際に一方の第1重ね合わせ部が他方の第2重ね合わせ部に対して離間し難く、保持部材が撓み変形される際の周方向の全体が略同じ曲げ弾性になる。これにより、保持部材が撓み変形された際に局部的屈曲部が生じ難くなり、面発光モジュールの全体が略一定の曲率半径で撓む。従って、面発光モジュールは曲面部に沿う形状に撓み易く、曲面部に設置し易いものとなる。
他の一態様では、前記面発光モジュールにおいて、前記保持部材は、前記保持部材が前記面発光素子の径方向内側になって前記第1方向に撓んだ円弧状に撓み変形可能であり、前記第1重ね合わせ部は、前記保持部材が前記円弧状に撓み変形された際に当該第1重ね合わせ部が前記保持部材及び前記第2重ね合わせ部の径方向外側になるように、前記第2重ね合わせ部を挟んで前記保持部材と反対側に配置されていることを特徴とする。
この構成によれば、例えば保持部材が面発光素子の径方向内側になるように、且つ、第1方向に撓んだ円弧状に撓み変形された場合に、その円弧状の径方向外側に配置された第1重ね合わせ部が第2重ね合わせ部から離れようとしても、係止部材によって、径方向外側からその離間が規制され、保持部材が円弧状に撓み変形された際に局部的屈曲部が生じ難くなり、面発光モジュールの全体が略一定の曲率半径で撓む。
他の一態様では、前記面発光モジュールにおいて、前記第1重ね合わせ部は、前記第2重ね合わせ部を挟んで前記保持部材と反対側に配置され、前記係止部材は、前記第1方向と直交する第2方向に延され前記各面発光素子における前記第2方向の長さよりも長く形成された長尺シート体を備え、前記長尺シート体は、当該長尺シート体における第2方向の両端部に形成された第1および第2長尺シート体固定部と、前記第1重ね合わせ部の離間を規制する長尺シート体離間規制部とを備え、前記長尺シート体離間規制部は、前記第1重ね合わせ部を挟んで前記第2重ね合わせ部と反対側に配置され、前記第1および第2長尺シート体固定部は、それぞれ、前記第1重ね合わせ部から前記第2方向側に突出して前記保持部材に固定されていることを特徴とする。
この構成によれば、例えば保持部材が面発光素子の径方向内側になるように、且つ、第1方向に撓んだ円弧状に撓み変形された場合に、円弧状の径方向外側に配置された第1重ね合わせ部が第2重ね合わせ部から離れようとしても、第1重ね合わせ部が長尺シート体離間規制部に径方向外側から押さえられて第1重ね合わせ部の第2重ね合わせ部からの離間が規制される。これにより、保持部材が円弧状に撓み変形された際に局部的屈曲部が生じ難くなり、面発光モジュールの全体が略一定の曲率半径で撓む。
又、第1重ね合わせ部から第2方向側に突出した長尺シート体の第1および第2長尺シート体固定部のそれぞれを、保持部材に固定すればよく、これにより、係止部材による重ね合わせ部同士の係止を容易に行うことができる。
他の一態様では、前記面発光モジュールにおいて、前記第1重ね合わせ部は、前記第2重ね合わせ部を挟んで前記保持部材と反対側に配置され、前記係止部材は、前記第1重ね合わせ部の前記第1方向の一方端部を通過するように前記隣接する2つの面発光素子の内の一方の面発光素子から他方の面発光素子に延された幅広シート体を備え、前記幅広シート体は、当該幅広シート体の前記第1方向の両端部に形成された第1および第2幅広シート体固定部と、前記第1重ね合わせ部の離間を規制する幅広シート体離間規制部とを備え、前記幅広シート体離間規制部は、前記第1重ね合わせ部を挟んで前記第2重ね合わせ部と反対側に配置され、前記第1幅広シート体固定部は、前記隣接する2つの面発光素子の内の何れか一方の面発光素子に固定され、前記第2幅広シート体固定部は、前記何れか他方の面発光素子に固定されていることを特徴とする。
この構成によれば、例えば保持部材が面発光素子の径方向内側になるように、且つ、第1方向に撓んだ円弧状に撓み変形された場合に、円弧状の径方向外側に配置された第1重ね合わせ部が第2重ね合わせ部から離れようとしても、第1重ね合わせ部の径方向外側となる位置に幅広シート体離間規制部が配置されているため、第1重ね合わせ部が幅広シート体離間規制部に径方向外側から押さえられて第1重ね合わせ部の第2重ね合わせ部からの離間が規制される。これにより、保持部材が円弧状に撓み変形された際に局部的屈曲部が生じ難くなり、面発光モジュールの全体が略一定の曲率半径で撓む。
又、第1幅広シート体固定部が隣接する2つの面発光素子の内の何れか一方の面発光素子に固定され、第2幅広シート体固定部が何れか一方の面発光素子に固定されればよく、これにより、係止部材による重ね合わせ部同士の係止を容易に行うことができる。
他の一態様では、前記面発光モジュールにおいて、前記係止部材は、被覆体を備え、前記被覆体は、前記面発光素子と保持部材との少なくとも一方に固定される被覆体固定部と、前記複数の面発光素子の略全体を被覆可能な大きさを有し前記第1重ね合わせ部の離間を規制する被覆体離間規制部とを備え、前記被覆体離間規制部は、前記複数の面発光素子の略全体を覆うように、前記複数の面発光素子を挟んで前記保持部材と反対側に配置されていることを特徴とする。
この構成によれば、例えば保持部材が面発光素子の径方向内側になるように、且つ、第1方向に撓んだ円弧状に撓み変形された場合に、面発光モジュールが円弧状に撓み変形された場合に、円弧状の径方向外側に配置された第1重ね合わせ部が第2重ね合わせ部から離れようとしても、第1重ね合わせ部の径方向外側となる位置に被覆体離間規制部が配置されているため、第1重ね合わせ部が被覆体離間規制部に径方向外側から押さえられて第1重ね合わせ部の離間が規制される。これにより、保持部材が円弧状に撓み変形された際に局部的屈曲部が生じ難くなり、面発光モジュールの全体が略一定の曲率半径で撓む。
又、被覆体固定部が面発光素子と保持部材との少なくとも一方に固定されればよく、これにより、被覆体離間規制部によって第1重ね合わせ部の離間が規制され、係止部材による重ね合わせ部同士の係止を容易に行うことができる。
他の一態様では、前記面発光モジュールにおいて、前記係止部材は、前記一方の重ね合わせ部と他方の重ね合わせ部との間に配置された接着テープを備え、前記接着テープは、当該接着テープの一方面に、前記一方の重ね合わせ部に接着される第1接着部を備え、当該接着テープの他方面に、前記他方の重ね合わせ部に接着される第2接着部を備えていることを特徴とする。
この構成によれば、第1重ね合わせ部と第2重ね合わせ部との間に配置した接着テープによって第1重ね合わせ部と第2重ね合わせ部とを接着でき、保持部材が撓み変形される際における第1重ね合わせ部の離間を規制できる。従って、保持部材が円弧状に撓み変形された際に局部的屈曲部が生じ難くなり、面発光モジュールの全体が略一定の曲率半径で撓む。
他の一態様では、前記面発光モジュールにおいて、前記係止部材は、前記第1重ね合わせ部と前記第2重ね合わせ部との間に配置され、前記第1重ね合わせ部と前記第2重ね合わせ部とを互いに接着した接着剤を備えていることを特徴とする。
この構成によれば、接着剤によって、第1重ね合わせ部と第2重ね合わせ部とを互いに接着でき、保持部材が撓み変形される際における第1重ね合わせ部の離間を規制できる。従って、係止部材の構成が簡単なものになり、重ね合わせ部が容易に係止される。
他の一態様では、前記面発光モジュールにおいて、前記第1重ね合わせ部は、前記第2重ね合わせ部を挟んで前記保持部材と反対側に配置され、前記係止部材は、前記第1重ね合わせ部の前記第1方向の一方端部を通過するように前記隣接する2つの面発光素子の内の一方の面発光素子から他方の面発光素子に延された電気接続部材を備え、前記電気接続部材は、前記互いに隣接した2つの前記面発光素子を電気的に接続する電気配線と、前記電気配線を被覆した配線被覆体とを備え、前記配線被覆体は、当該配線被覆体の前記第1方向の両端部に形成された第1および第2配線被覆体固定部と、前記第1重ね合わせ部の第2重ね合わせ部の離間を規制する配線被覆体離間規制部とを備え、前記配線被覆体離間規制部は、前記第1重ね合わせ部を挟んで前記第2重ね合わせ部と反対側に配置され、前記第1配線被覆体固定部は、前記隣接する2つの面発光素子の内の何れか一方の面発光素子に固定され、前記第2配線被覆体固定部は、前記何れか他方の前記面発光素子に固定されていることを特徴とする。
この構成によれば、例えば保持部材が面発光素子の径方向内側になるように、且つ、第1方向に撓んだ円弧状に撓み変形された場合に、面発光モジュールが円弧状に撓み変形された場合に、円弧状の径方向外側に配置された第1重ね合わせ部が第2重ね合わせ部から離れようとしても、第1重ね合わせ部の径方向外側となる位置に配線被覆体離間規制部が配置されているため、第1重ね合わせ部が配線被覆体離間規制部に径方向外側から押さえられて第1重ね合わせ部の離間が規制される。これにより、保持部材が円弧状に撓み変形された際に局部的屈曲部が生じ難くなり、面発光モジュールの全体が略一定の曲率半径で撓む。
又、互いに隣接した2つの前記面発光素子を電気的に接続する電気接続部材が係止部材を兼ねることができ、電気接続部材とは別に係止部材を形成する必要がないものになり、低コストで製作できる。
他の一態様では、前記面発光モジュールにおいて、前記互いに隣接した2つの面発光素子は、それぞれ、陽極と、陰極とを備え、前記電気配線は、前記隣接した2つの面発光素子が直列接続になるように、一方の面発光素子と他方の面発光素子との異極同士を接続していることを特徴とする。
この構成によれば、係止部材を用いて隣接した2つの面発光素子が直列接続になるように形成でき、使用便利なものにできる。
他の一態様では、前記面発光モジュールにおいて、前記互いに隣接した2つの面発光素子は、それぞれ、陽極と、陰極とを備え、前記電気配線は、前記隣接した2つの面発光素子が並列接続になるように、一方の面発光素子と他方の面発光素子との同極同士を接続していることを特徴とする。
この構成によれば、係止部材を用いて隣接した2つの面発光素子が並列接続になるように形成でき、使用便利なものにできる。
本発明の面発光モジュールは、局部的屈曲部が生じ難く、全体を略一定の曲率半径で撓ませることができる。
本発明の第1実施形態の面発光モジュールの背面図である。 図1のII−II線断面図である。 (a)は、図1の面発光モジュールに用いられる面発光素子の背面図、(b)は、図3(a)III−III線断面図である。 図1の第1実施形態の面発光モジュールが円弧状に撓んだ状態の断面図である。 第2実施形態の面発光モジュールの背面図である。 図5のVI−VI線断面図である。 図5の第2実施形態の面発光モジュールが円弧状に撓んだ状態の断面図である。 第3実施形態の面発光モジュールの背面図である。 図8のIX−IX線断面図である。 図8の第3実施形態の面発光モジュールが円弧状に撓んだ状態の断面図である。 第4実施形態の面発光モジュールの背面図である。 (a)は、図11のXII−XII線断面図、(b)は、図12(a)の要部拡大断面図である。 図11の第4実施形態の面発光モジュールが円弧状に撓んだ状態の断面図である。 第5実施形態の面発光モジュールの背面図である。 第6実施形態の面発光モジュールの背面図である。 第7実施形態の面発光モジュールの背面図である。 図16のXVII−XVII線断面図である。 撓み変形させた状態の従来例の断面図である。 隣接する2つの面発光素子の端部同士を重ね合わせて撓み変形させた状態の従来例の断面図である。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。図1は、本発明の第1実施形態の面発光モジュールの背面図、図2は、図1のII−II線断面図である。
第1実施形態の面発光モジュール1は、図1、図2に示すように、複数のシート状の面発光素子2と、面発光素子2を一体的(固定的)に保持したシート状の保持部材3と、面発光素子2同士を係止した係止部材4とを備えている。
保持部材3は、例えば合成樹脂、薄ガラス、或いは散乱機能を有する光学シート等から構成され、図4に示すように、円弧状(断面円弧状)に撓み変形し得る可撓性を有するものからなる。又、この実施形態では、保持部材3は、透光性を有するものとされている。
各面発光素子2は、この実施形態では、図3に示すように矩形状の有機エレクトロルミネッセンス(有機EL)から構成されており、前面側に配置された透明基板21と、この透明基板21に順次後方側に積層されたバリア層22、陽極23a(ITO)と透明電極23(ITO)、有機層(発光部)24、陰極25、及び、それらを封止した封止部材26とを備えている。
透明基板21は、可撓性を有する透明体からなる。材料としては、たとえば、ポリエチレンテレフタレート(PET)またはポリカーボネイト(PC)等の光透過性のフィルム基板、或いは薄膜ガラスが用いられる。又、透明基板21の材料として、上記以外の他に、例えばポリイミド、ポリエチレンナフタレート(PEN)、ポリスチレン(PS)、ポリエーテルサルフォン(PES)、ポリプロピレン(PP)等が用いられる。
又、透明基板21は、第1方向(X1−X2方向)の一方端部(X1方向側の端部)に、他の面発光素子2の透明基板21に重ね合わせる第1重ね合わせ部21aを備え、第1方向の他方端部(X2方向側の端部)に、他の別の面発光素子2の透明基板21が重ね合わされる第2重ね合わせ部21bを備えている。
第1重ね合わせ部21a及び第2重ね合わせ部21bは、第1方向と直交する第2方向(Y1−Y2方向)の全体に形成されている。
バリア層22は、大気中や透明基板21中の水分や酸素等のガスから有機層24を保護するものである。
透明電極23は、陽極及び陰極それぞれの電極を出すために左右に分割されており、第1方向の一方端部に形成された陰極側透明電極23bと、第1方向の他方端部に形成された陽極側透明電極23cとからなる。陰極側透明電極23bは、陰極25と接触するように配置されていて電気的に接続されている。又、陽極側透明電極23cと陰極25とが近接する箇所には、ショートしないように絶縁層23dが設けられている。
有機層24は、陽極23aと陰極25との間に、それらに挟まれるように配置されており、この有機層24に電圧が印加されて給電されることにより発光し、透明基板21側(図3のZ方向)に発光するようになっている。
封止部材26は、例えばポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリエチレンナフタレート(PEN)、ポリスチレン(PS)、ポリエーテルサルフォン(PES)、ポリイミド等のフィルムに、SiO、AL,SiNx等の無機薄膜と柔軟性のあるアクリル樹脂薄膜などを層状に複数層重ね合わせることでガスバリア性を備えたものが用いられる。
このように構成された面発光素子2は、図1に示すように保持部材3の厚さ方向の一方面と面発光素子2の透明基板21とが対向するように、複数(この実施形態では3つ)が第1方向に沿って1列状に並ぶように配置されている。
又、図2に示すように、互いに第1方向で隣接する2つの面発光素子2の内の一方の面発光素子2の第1重ね合わせ部21aが第2重ね合わせ部21bを挟んで保持部材3と反対側、即ち、第1重ね合わせ部21aが第2重ね合わせ部21bの背面側になるように重ね合わされている。
尚、複数の面発光素子2は、この第1実施形態では、第2方向に略位置ずれすることなく第1方向に並ぶように配置されているが、例えば第2方向に位置ずれするように第1方向に並んだものでもよい。又、複数の面発光素子2は、第2方向に2列以上になるように配置されてもよく、適宜変更できる。
又、この状態で、透明基板21が保持部材3の一方面に一体的(固定的に)に接着等の固定手段によって固定されている。
次に、係止部材4について説明する。係止部材4は、この第1実施形態では、シート状の長尺シート体から構成されている。又、この係止部材4は、各面発光素子2における第2方向の長さL2よりも長さL1が長いものからなる。
この係止部材4は、第2方向の両端部に形成された第1および第2長尺シート体固定部41と、長尺シート体固定部41の間に形成された長尺シート体離間規制部42とを備えている。
第1および第2長尺シート体固定部41は、それぞれ、面発光素子2から第2方向に突出して保持部材3に接着等の固定手段によって固定されている。
長尺シート体離間規制部42は、互いに重ね合わされた第1重ね合わせ部21aの、第2重ね合わせ部21bからの離間を規制するもので、第1重ね合わせ部21aを挟んで第2重ね合わせ部21bと反対側、即ち第1重ね合わせ部21aの背面側に配置されている。
この実施形態では、長尺シート体離間規制部42は、第1重ね合わせ部21aの背面に接着剤によって固定されている。尚、長尺シート体離間規制部42は、第1重ね合わせ部21aに固定される形態のものに限らず、第1重ね合わせ部21aに固定されなくてもよく、適宜変更できる。又、係止部材4は、可撓性を有するものでも、可撓性を有しないものでもよい。
以上のように構成された第1実施形態の面発光モジュール1は、例えば曲面部への設置に際して、図4に示すように、例えば保持部材3が面発光素子2の径方向内側になるように、且つ、第1方向に撓まされた円弧状(円弧中心軸が第2方向に沿って延びる円弧状)に撓み変形される。又、第1重ね合わせ部21aが第2重ね合わせ部212bに対して径方向外側に位置し、長尺シート体離間規制部42が第1重ね合わせ部21aの径方向外側に位置する。
そして、この撓み変形に際して、第1重ね合わせ部21aの端部が第2重ね合わせ部21bから離れようとする。しかし、第1重ね合わせ部21aの径方向外側に係止部材4の長尺シート体離間規制部42が配置されているため、第1重ね合わせ部21aの離間が規制される。
従って、円弧状の周方向の全体が略同じ曲げ弾性になり、これにより、局部的屈曲部が生じ難くなり、面発光モジュール1の全体が略一定の曲率半径で撓む。よって、面発光モジュール1は曲面部に沿う形状に撓み易く、曲面部に設置し易いものとなる。
次に、第2実施形態の面発光モジュール100について、図5〜図7に基づいて説明する。第2実施形態の面発光モジュール100は、先の第1実施形態のものと同様に、面発光素子2と、保持部材3と、係止部材104とを備えている。面発光素子2と保持部材3とは、先の第1実施形態のものと同構成を採っている。
第2実施形態の係止部材104は、シート状の幅広シート体から構成されている。この係止部材104は、第1方向の両端部に形成された第1および第2幅広シート体固定部141a、141bと、第1重ね合わせ部21aが第2重ね合わせ部21bから離れることを規制する幅広シート体離間規制部142とを備えている。
そして、この係止部材104は、互いに重ね合わされた一方の面発光素子2の第1重ね合わせ部21aにおける一方端部21cを通過するように(跨ぐように)、一方の面発光素子2から他方の面発光素子2に延されており、幅広シート体離間規制部142は、第1重ね合わせ部21aを挟んで第2重ね合わせ部21bと反対側、即ち第1重ね合わせ部21aの背面側に配置されている。
又、第1幅広シート体固定部141aは、互いに隣接する2つの面発光素子2の何れか一方に、第2幅広シート体固定部141bは、上記何れか他方に、それぞれ、固定されている。この実施形態では、第1幅広シート体固定部141aは、第2重ね合わせ部21bを有する面発光素子2に接着等の固定手段によって固定されており、第2幅広シート体固定部141bは、第1重ね合わせ部21aを有する面発光素子2に接着等の固定手段によって固定されている。第2実施形態におけるその他は、先の第1実施形態と同構成を採っている。
このように構成された第2実施形態の面発光モジュール100は、例えば曲面部への設置に際して、第1実施形態と同様に、図7に示すように、保持部材3が面発光素子2の径方向内側になるように、且つ、第1方向に撓まされた円弧状に撓み変形される。
そして、この撓み変形に際して、第1重ね合わせ部21aの端部が第2重ね合わせ部21bから離れようとすると、第1重ね合わせ部21aの径方向外側に係止部材104の幅広シート体離間規制部142が配置されているため、第1重ね合わせ部21aの離間が規制される。
従って、円弧状の周方向の全体が略同じ曲げ弾性になり、これにより、局部的屈曲部が生じ難くなり、面発光モジュール100の全体が略一定の曲率半径で撓む。よって、面発光モジュール100は曲面部に沿う形状に撓み易く、曲面部に設置し易いものとなる。
尚、この第2実施形態では、係止部材104は、隣接する2つの面発光素子2に固定されて保持部材3に固定されていないが、この形態のものに限らず、係止部材104は、隣接する2つの面発光素子2に固定され、更に、保持部材3にも固定されてもよく、適宜変更できる。
次に、第3実施形態の面発光モジュール200について、図8〜図10に基づいて説明する。第3実施形態の面発光モジュール200は、先の第1実施形態のものと同様に、面発光素子2と、保持部材3と、係止部材204とを備えている。面発光素子2と保持部材3とは、先の第1実施形態のものと同構成を採っている。
第3実施形態の係止部材204は、並べられた複数の面発光素子2の略全体を覆える大きさのシート状の被覆シート体から構成されている。この係止部材204は、周縁部に形成された被覆体固定部241と、第1重ね合わせ部21aの前記第2重ね合わせ部21bからの離間を規制する被覆体離間規制部242とを備えている。
この実施形態では、係止部材204は、並べられた複数の面発光素子2よりも第1方向及び第2方向の長さが大きいものからなる。
被覆体離間規制部242は、並べられた複数の面発光素子2と同じ大きさからなり、複数の面発光素子2を挟んで保持部材3の反対側、即ち、複数の面発光素子2の背面側に配置されている。
被覆体固定部241は、複数の面発光素子2の全周縁からはみ出るように突出している。そして、被覆体固定部241は、保持部材3に接着或いはラミネート加工等の固定手段によって固定されている。第3実施形態におけるその他は、先の第1実施形態と同構成を採っている。
このように構成された第3実施形態の面発光モジュール200は、例えば曲面部への設置に際して、第1実施形態と同様に、例えば、図10に示すように、保持部材3が面発光素子2の径方向内側になるように、且つ、第1方向に撓んだ円弧状に撓み変形される。
そして、この撓み変形に際して、第1重ね合わせ部21aの端部が第2重ね合わせ部21bから離れようとすると、第1重ね合わせ部21aの径方向外側に係止部材204の被覆体離間規制部242が配置されているため、第1重ね合わせ部21aの離間が規制される。
従って、円弧状の周方向の全体が略同じ曲げ弾性になり、これにより、局部的屈曲部が生じ難くなり、面発光モジュール200の全体が略一定の曲率半径で撓む。よって、面発光モジュール200は曲面部に沿う形状に撓み易く、曲面部に設置し易いものとなる。
尚、上記第3実施形態では、係止部材204の被覆体固定部241は、保持部材3にのみ固定されたが、保持部材3に固定されると共に、面発光素子2に固定されてもよい。又、上記第3実施形態では、係止部材204は、並べられた複数の面発光素子2よりも大きいものから構成されたが、この形態のものに限らず、係止部材104は、並べられた複数の面発光素子2と同じか又は小さいものでもよく、適宜変更できる。そして、その場合、係止部材204の全体が被覆体離間規制部242をなすと同時に、被覆体固定部241をなし、被覆体固定部241は、複数の面発光素子2に接着等の固定手段によって固定される。
次に、第4実施形態の面発光モジュール300について、図11〜図13に基づいて説明する。第4実施形態の面発光モジュール300は、先の第1実施形態のものと同様に、面発光素子2と、保持部材3と、係止部材304とを備えている。面発光素子2と保持部材3とは、先の第1実施形態のものと同構成を採っている。
第4実施形態の係止部材304は、第1重ね合わせ部21aと第2重ね合わせ部21bとの間に配置されたシート状の接着テープからなる。
この係止部材304は、一方面に第1接着部341を備え、他方面に、第2接着部342を備えている。
第1接着部341は、第1重ね合わせ部21aに接着され、又、第2接着部342は、第2重ね合わせ部21bに接着されている。第4実施形態におけるその他は、先の第1実施形態と同構成を採っている。
このように構成された第4実施形態の面発光モジュール100は、例えば曲面部への設置に際して、第1実施形態と同様に、図13に示すように、保持部材3が面発光素子2の径方向内側になるように、且つ、第1方向に撓んだ円弧状に撓み変形される。
そして、この撓み変形に際して、第1重ね合わせ部21aの端部が第2重ね合わせ部21bから離れようとすると、第1重ね合わせ部21aが係止部材304を介して第2重ね合わせ部21bと接着しているため、第1重ね合わせ部21aの離間が規制される。
従って、円弧状の周方向の全体が略同じ曲げ弾性になり、これにより、局部的屈曲部が生じ難くなり、面発光モジュール300の全体が略一定の曲率半径で撓む。よって、面発光モジュール300は曲面部に沿う形状に撓み易く、曲面部に設置し易いものとなる。
次に、第5実施形態の面発光モジュール400について、図14に基づいて説明する。第5実施形態の面発光モジュール400は、先の第1実施形態のものと同様に、面発光素子402と、保持部材3と、係止部材404とを備えている。
この第5実施形態では、各面発光素子402は、陽極側透明電極423cと陰極側透明電極423bとが第1方向に延びるように配置されている。又、第1方向で互いに隣接する一方の面発光素子402の陽極側透明電極423cと他方の面発光素子402の陰極側透明電極423bとが第1方向に沿って交互に配置されている。
係止部材404は、第1方向で互いに隣接する一方の面発光素子402と他方の面発光素子402とを電気的に接続したフレキシブル基板(電気接続部材)からなる。
この係止部材404は、上記隣接する一方の面発光素子402と他方の面発光素子402とを電気的に接続した電気配線(図示せず)と、電気配線を被覆した配線被覆体404aとを備えている。
配線被覆体404aは、第1方向の両端部に形成された第1および第2配線被覆体固定部441a、441bと、第1重ね合わせ部421aの離間を規制する配線被覆体離間規制部442とを備えている。
そして、第5実施形態では、係止部材404は、互いに重ね合わされた一方の面発光素子402の第1重ね合わせ部421aにおける一方端部421cを通過するように(跨ぐように)、一方の面発光素子402から他方の面発光素子402に延されるように配置されている。
この状態で、電気配線の一方端が第2重ね合わせ部421bを有する面発光素子402の陰極側透明電極423bに電気的に接続され、電気配線の他方端が第1重ね合わせ部421aを有する面発光素子402の陽極側透明電極423cに電気的に接続されている。即ち、隣接する面発光素子402は、電気配線を介して異極同士が接続されて直列接続されている。
又、配線被覆体離間規制部442は、第1重ね合わせ部421aを挟んで第1重ね合わせ部421aと反対側、即ち第1重ね合わせ部421aの背面側に配置されている。
又、第1配線被覆体固定部441aは、互いに隣接する2つの面発光素子402の何れか一方に、第2配線被覆体固定部441bは、上記何れか他方に、それぞれ、固定されている。この実施形態では、第1配線被覆体固定部441aは、第2重ね合わせ部421bを有する面発光素子402に固定され、第2配線被覆体固定部441bは、第1重ね合わせ部421aを有する面発光素子402に固定されている。第5実施形態におけるその他は、先の第1実施形態と同構成を採っている。
このように構成された第5実施形態の面発光モジュール400は、例えば曲面部への設置に際して、第1実施形態と同様に、例えば保持部材3が面発光素子2の径方向内側になるように、且つ、第1方向に撓んだ円弧状に撓み変形される。
そして、この撓み変形に際して、第1重ね合わせ部421aの端部が第2重ね合わせ部421bから離れようとすると、第1重ね合わせ部21aの径方向外側に配線被覆体離間規制部442が配置されているため、先の実施形態のものと同様に、第1重ね合わせ部21aの離間が規制される。
又、この第5実施形態では、第1方向で互いに隣接する一方の面発光素子402と他方の面発光素子402とを電気的に接続したフレキシブル基板が係止部材を兼ねるように構成されるため、フレキシブル基板とは別途に係止部材を設けずに済み、低コストで係止部材を製作できる。
次に、第6実施形態の面発光モジュール500について、図15に基づいて説明する。第6実施形態の面発光モジュール500は、先の第5実施形態のものと同様に、面発光素子502と、保持部材3と、係止部材504とを備えている。
この第6実施形態では、各面発光素子402は、陽極側透明電極523cと陰極側透明電極523bとが第2方向に延びるように、且つ、第1方向で隣接する互いに隣接する一方の面発光素子502と他方の面発光素子502との陰極側透明電極523b同士が隣接し、陽極側透明電極523c同士が隣接するように配置されている。
係止部材504は、先の第5実施形態のものと同様に、第1方向で互いに隣接する一方の面発光素子502と他方の面発光素子502とを電気的に接続したフレキシブル基板(電気接続部材)からなり、一方の面発光素子502と他方の面発光素子502を電気的に接続する電気配線(図示せず)と、電気配線を被覆した配線被覆体504aとを備えている。又、配線被覆体504aは、第1方向の両端部に形成された第1および第2配線被覆体固定部541a、541bと、第1重ね合わせ部521aの第2重ね合わせ部521bからの離間を規制する配線被覆体離間規制部542とを備えている。
そして、第6実施形態では、係止部材504は、互いに重ね合わされた一方の面発光素子502の第1重ね合わせ部521aにおける一方端部521cを通過するように、一方の面発光素子502から他方の面発光素子502に延されるように配置されている。
この状態で、例えば第1方向の一方側(X1方向側)の係止部材504は、電気配線の一方端が第2重ね合わせ部521bを有する面発光素子502の陰極側透明電極523bに電気的に接続され、電気配線の他方端が第1重ね合わせ部521aを有する面発光素子402の陰極側透明電極523bに電気的に接続されている。又、例えば第1方向の他方側(X2方向側)の係止部材504は、電気配線の一方端が第2重ね合わせ部521bを有する面発光素子502の陽極側透明電極523cに電気的に接続され、電気配線の他方端が第1重ね合わせ部521aを有する面発光素子502の陽極側透明電極523cに電気的に接続されている。
又、配線被覆体離間規制部542は、第1重ね合わせ部521aを挟んで第2重ね合わせ部521bと反対側、即ち第1重ね合わせ部521aの背面側に配置されている。
又、第1配線被覆体固定部541aは、第2重ね合わせ部521bを有する他方の面発光素子502に固定され、第2配線被覆体固定部541bは、第1重ね合わせ部521aを有する一方の面発光素子502に固定されている。第6実施形態におけるその他は、先の第1実施形態と同構成を採っている。
このように構成された第6実施形態の面発光モジュール500は、例えば曲面部への設置に際して、第1実施形態と同様に、例えば保持部材3が面発光素子502の径方向内側になるように、且つ、第1方向に撓まされて円弧状に撓み変形される。
そして、この撓み変形に際して、第1重ね合わせ部521aの端部が第2重ね合わせ部521bから離れようとすると、第1重ね合わせ部521aの径方向外側に配線被覆体離間規制部542が配置されているため、先の実施形態のものと同様に、第1重ね合わせ部521aの離間が規制される。
又、この第6実施形態では、互いに隣接する2つの面発光素子502を電気的に接続したフレキシブル基板が係止部材を兼ねるように構成されるため、フレキシブル基板とは別途に第1重ね合わせ部521aの離間を規制する係止部材を設けずに済み、低コストで係止部材を製作できる。
次に、第7実施形態について、図16、図17に基づいて説明する。第7実施形態の面発光モジュール600は、先の第1実施形態のものと同様に、面発光素子2と、保持部材3と、係止部材604とを備えている。面発光素子2と保持部材3とは、先の第1実施形態のものと同構成を採っている。
第7実施形態の係止部材604は、第1重ね合わせ部21aと第2重ね合わせ部21bとの間に配置され、第1重ね合わせ部21aと第2重ね合わせ部21bとを接着した接着剤からなる。
このように構成された第7実施形態においても、面発光モジュール600(保持部材3)の円弧状に撓み変形される際に、第1重ね合わせ部21aの端部が第2重ね合わせ部21bから離れようとしても、第1重ね合わせ部21aが係止部材604を介して第2重ね合わせ部21bと接着しているため、第1重ね合わせ部21aの離間が規制される。
従って、円弧状の周方向の全体が略同じ曲げ弾性になり、これにより、局部的屈曲部が生じ難くなり、面発光モジュール600の全体が略一定の曲率半径で撓む。よって、面発光モジュール600は曲面部に沿う形状に撓み易く、曲面部に設置し易いものとなる。
尚、上記実施形態において、係止部材は、第1実施形態では長尺シート体から構成され、第2実施形態では幅広シート体から構成され、第3実施形態では被覆シート体から構成され、第4実施形態では接着テープから構成され、第5実施形態及び第6実施形態ではフレキシブル基板(電気接続部材)から構成され、又、第7実施形態では接着剤から構成され、それぞれ単独で使用された。しかし、係止部材は、この形態のものに限らず、例えば上記の長尺シート体、幅広シート体、被覆シート体、接着テープ、フレキシブル基板及び接着剤から選択される2つ以上のものを組み合わせて用いるものでもよく、適宜変更できる。
1、100、200、300,400、500,600 面発光モジュール
2、402、502 面発光素子
3 保持部材
4、104、204、304、404、504、604 係止部材
21a 第1重ね合わせ部
21b 第2重ね合わせ部

Claims (10)

  1. 給電されることで発光する可撓性を有する複数のシート状の面発光素子と、前記面発光素子を一体的に保持した可撓性を有するシート状の保持部材と、前記面発光素子同士を係止した係止部材とを備え、
    前記複数の面発光素子は、所定の第1方向に並べられるように、前記保持部材の一方面に配置され、
    前記各面発光素子は、前記第1方向で隣接する2つの面発光素子の端部同士が互いに重ね合わされるように、前記第1方向の端部に形成された重ね合わせ部を備え、
    前記係止部材は、前記保持部材が撓み変形された際に前記互いに重ね合わされた重ね合わせ部の内の一方の第1重ね合わせ部を他方の第2重ね合わせ部から離れないように、前記第1重ね合わせ部と前記第2重ね合わせ部とを係止していることを特徴とする面発光モジュール。
  2. 前記保持部材は、前記保持部材が前記面発光素子の径方向内側になって前記第1方向に撓んだ円弧状に撓み変形可能であり、
    前記第1重ね合わせ部は、前記保持部材が前記円弧状に撓み変形された際に当該第1重ね合わせ部が前記保持部材及び前記第2重ね合わせ部の径方向外側になるように、前記第2重ね合わせ部を挟んで前記保持部材と反対側に配置されていることを特徴とする請求項1記載の面発光モジュール。
  3. 前記第1重ね合わせ部は、前記第2重ね合わせ部を挟んで前記保持部材と反対側に配置され、
    前記係止部材は、前記第1方向と直交する第2方向に延され前記各面発光素子における前記第2方向の長さよりも長く形成された長尺シート体を備え、
    前記長尺シート体は、当該長尺シート体における前記第2方向の両端部に形成された第1および第2長尺シート体固定部と、前記第1重ね合わせ部の前記第2重ね合わせ部からの離間を規制する長尺シート体離間規制部とを備え、
    前記長尺シート体離間規制部は、前記第1重ね合わせ部を挟んで前記第2重ね合わせ部と反対側に配置され、
    前記第1および第2長尺シート体固定部は、それぞれ、前記第1重ね合わせ部から前記第2方向側に突出して前記保持部材に固定されていることを特徴とする請求項1又は2記載の面発光モジュール。
  4. 前記第1重ね合わせ部は、前記第2重ね合わせ部を挟んで前記保持部材と反対側に配置され、
    前記係止部材は、前記第1重ね合わせ部の前記第1方向の一方端部を通過するように前記隣接する2つの面発光素子の内の一方の面発光素子から他方の面発光素子に延された幅広シート体を備え、
    前記幅広シート体は、当該幅広シート体の前記第1方向の両端部に形成された第1および第2幅広シート体固定部と、前記第1重ね合わせ部の前記第2重ね合わせ部からの離間を規制する幅広シート体離間規制部とを備え、
    前記幅広シート体離間規制部は、前記第1重ね合わせ部を挟んで前記第2重ね合わせ部と反対側に配置され、
    前記第1幅広シート体固定部は、前記隣接する2つの面発光素子の内の何れか一方の面発光素子に固定され、
    前記第2幅広シート体固定部は、前記何れか他方の面発光素子に固定されていることを特徴とする請求項1〜3の何れか一項に記載の面発光モジュール。
  5. 前記係止部材は、被覆体を備え、
    前記被覆体は、前記面発光素子と保持部材との少なくとも一方に固定される被覆体固定部と、前記複数の面発光素子の略全体を被覆可能な大きさを有し前記第1重ね合わせ部の前記第2重ね合わせ部からの離間を規制する被覆体離間規制部とを備え、
    前記被覆体離間規制部は、前記複数の面発光素子の略全体を覆うように、前記複数の面発光素子を挟んで前記保持部材と反対側に配置されていることを特徴とする請求項1〜4の何れか一項に記載の面発光モジュール。
  6. 前記係止部材は、前記一方の重ね合わせ部と他方の重ね合わせ部との間に配置された接着テープを備え、
    前記接着テープは、当該接着テープの一方面に、前記一方の重ね合わせ部に接着される第1接着部を備え、当該接着テープの他方面に、前記他方の重ね合わせ部に接着される第2接着部を備えていることを特徴とする請求項1〜5の何れか一項に記載の面発光モジュール。
  7. 前記係止部材は、前記第1重ね合わせ部と前記第2重ね合わせ部との間に配置され、前記第1重ね合わせ部と前記第2重ね合わせ部とを互いに接着した接着剤を備えていることを特徴とする請求項1〜6の何れか一項に記載の面発光モジュール。
  8. 前記第1重ね合わせ部は、前記第2重ね合わせ部を挟んで前記保持部材と反対側に配置され、
    前記係止部材は、前記第1重ね合わせ部の前記第1方向の一方端部を通過するように前記隣接する2つの面発光素子の内の一方の面発光素子から他方の面発光素子に延された電気接続部材を備え、
    前記電気接続部材は、前記互いに隣接した2つの前記面発光素子を電気的に接続する電気配線と、前記電気配線を被覆した配線被覆体とを備え、
    前記配線被覆体は、当該配線被覆体の前記第1方向の両端部に形成された第1および第2配線被覆体固定部と、前記第1重ね合わせ部の前記第2重ね合わせ部からの離間を規制する配線被覆体離間規制部とを備え、
    前記配線被覆体離間規制部は、前記第1重ね合わせ部を挟んで前記第2重ね合わせ部と反対側に配置され、
    前記第1配線被覆体固定部は、前記隣接する2つの面発光素子の内の何れか一方の面発光素子に固定され、
    前記第2配線被覆体固定部は、前記何れか他方の前記面発光素子に固定されていることを特徴とする請求項1〜7の何れか一項に記載の面発光モジュール。
  9. 前記互いに隣接した2つの面発光素子は、それぞれ、陽極と、陰極とを備え、
    前記電気配線は、前記隣接した2つの面発光素子が直列接続になるように、一方の面発光素子と他方の面発光素子との異極同士を接続していることを特徴とする請求項8に記載の面発光モジュール。
  10. 前記互いに隣接した2つの面発光素子は、それぞれ、陽極と、陰極とを備え、
    前記電気配線は、前記隣接した2つの面発光素子が並列接続になるように、一方の面発光素子と他方の面発光素子との同極同士を接続していることを特徴とする請求項8に記載の面発光モジュール。
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