JP6228371B2 - タイツ - Google Patents

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Description

本発明は、下半身用衣類である、パンティ部、レッグ部およびフット部を備えたパンティストッキング型のタイツや少なくともレッグ部を備えたタイツに関し、特に、着用時にどの方向から見られても脚を細く見せるタイツに関する。なお、「脚」と「足」とは同義として説明している。
足の太さを気にする女性は多く、運動教室や痩身美容等も近時盛況であるが、パンティストッキングやタイツ等の着用によって足を外側から物理的に細くすることは非常に難しい。そこで、鼻を高く見せるために使用するノーズシャドウ(影)のように、パンティストッキングやタイツ等の両脚部の各両側面部を正面部及び背面部より色を濃くして濃淡をつければ、着用時に色の濃い部分が正面または背面から若干見える左右両側部分がシャドウのように見え、この影より内側があたかも足の太さであるかのように見えることになる。
そこで、脚部の側面部の色を他の部分より濃くするためには、その部分への着色による方法も考えられるが、大量生産されるパンティストッキングやタイツ等では手間がかかり過ぎ、しかも濃淡の境目にはっきりしたラインが現出してしまうのでは逆効果となるので、境目の色をぼかす必要もあり、これでは非常にコスト高となってしまう。
特開平9−078307号公報(特許文献1)は、極めて簡単な手段で脚部の側面部に他の部分より色が濃いシャドウ効果を付与することができる低コストかつ大量生産に適した着用時に脚が細く見えるパンティストッキングを開示する。この特許文献1に開示されたパンティストッキングは、編成する際、左右両脚部の側面部を他の部分より編み目を密に編成してなるもので、これにより全体を同時に染色したときに、編み目の密な部分は糸が混んでいるので、相対的に色が濃い部分となりシャドウ効果が付与されるために、そのシャドウ効果により、着用時に正面または背面から見ると足が細く見える。
特開平9−078307号公報
しかしながら、特許文献1に開示されたパンティストッキングでは以下の問題点がある。このパンティストッキングを着用した時に、正面または背面から見ると足が細く見えるとしても、それら以外からの方向から見ると、シャドウ効果が発現しないので、足が細く見えない。このことは、このパンティストッキングの編成時に左右両脚部の側面部を他の部分より編み目を密に編成していることから、正面または背面から見た場合にのみシャドウ効果が限定的に発現するためである。これでは、着用したユーザは通常静止していることよりも動いていることの方が多く他人がパンティストッキングを見る方向は刻々と変化するので、正面および背面以外から見た場合に足が細く見えないことの方が多いといえる。
本発明は、従来技術の上述の問題点に鑑みて開発されたものであり、その目的とするところは、着用したときに、どの方向から見られても足を細く見せることのできるタイツを提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明のタイツは以下の技術的手段を講じている。
すなわち、本発明のタイツは、太腿付近から足首付近までの脚部が単一の経編み組織で編成されたタイツであって、前記編み組織における経糸が緯糸よりも太いことを特徴とする。
好ましくは、前記タイツを着用して正立した状態で任意の方向からタイツを見た場合に、前記脚部の周縁に縦方向の影が前記経糸により発現することができる程度に、前記経糸
が太いように構成することができる。
本発明のタイツによれば、着用したときに、どの方向から見られても足を細く見せることができる効果を発現することができる。
本発明の実施の形態に係るタイツの概略正面図である。 図1のタイツの編み組織を説明するための図である。 図1のタイツのシャドウ効果を説明するための図(その1)である。 図1のタイツのシャドウ効果を説明するための図(その2)である。 タイツを側方から見た状態を説明するための図である。 タイツを斜め後方から見た状態を説明するための図である。
以下、本発明の実施の形態に係るタイツ1を、図面に基づき詳しく説明する。このタイツ1は、パンティ部を備える点でパンティストッキング型ではあるがパンティストッキングのようなフット部を有しない。なお、本発明は脚部が細く見えることに着目したものであるので、パンティ部および/またはフット部(爪先部)も備えないレッグ部(脚部)のみのタイツであっても構わない。
図1に、本実施の形態に係るタイツ1の概略正面図を示す。このタイツ1は、通常のパンティストッキング等の下半身用衣類と同じく、腹部および臀部を被覆するパンティ部3と、足首までの脚を被覆するレッグ部2とを備えるものである。このタイツ1は、筒状に編成された一対の編み地を用い、パンティ部3に相当する部分に切れ目を入れて裁断縁どうしをつき合わせて股部を縫着して一体化することにより製造される。また、フット部があるパンティストッキング型のタイツの場合には、周知の手段により、爪先部を袋状に縫着することによりフット部が製造される。
なお、本発明において、対象をタイツとしているが、部分的にその機能を備えた下半身用衣類(タイツ、スパッツ等)を含む。すなわち、着用したときにアウターのスカートを着用しても、外観上、自分や他人の目に触れることになる少なくともレッグ部2を備えた下半身用衣類であればよい。
本実施の形態に係るタイツ1は、外観上、自分や他人の目に触れることになる少なくともレッグ部2を構成する編み組織が、以下の、着用したときにどの方向から見られても足を細く見せることができるという特徴を備える、濃色のタイツである。レッグ部2以外の他の部分については、編み糸も編み組織も限定されるものではなく、レッグ部2と他の部分とを同じ糸使いで同じ編み組織としても、本出願人により出願された特開2004−346434号公報に開示されたようにタイツ1の部位により糸使いおよび/または編み組織を変更してタイツ1を編成するようにしても構わない。
このタイツ1において、太腿付近から足首付近までのレッグ部2を編成する編み地は、単一の経編み組織で編成されているとともに、この経編み組織における経糸が緯糸よりも太い。たとえば、経糸の繊度が111.1dtex(デシテックス)(=100d(デニール))程度に対して、緯糸の繊度は略半分の62.2dtex(=56d)程度である。
タイツにおける編糸の繊度は、タイツの基本的な性能である保温性や強着圧を実現するために決定されることが多い。本実施の形態に係るタイツ1の編糸は、このような基本的性能を発現することを第一義的に考えるのであれば、その基本的性能を発現できる範囲で、経糸の繊度と緯糸の繊度とが決定される。本実施の形態に係るタイツ1における後述する作用効果(細く見えるという作用効果)を発現するためには、経糸の繊度は緯糸の繊度の1.5〜3倍程度であることが好ましく、特に2倍程度が好ましい。なお、この比率は、タイツの色、細く見せたい部分の径(たとえば太腿部の径)、経糸および/または緯糸の間隔(度目)等により後述するシャドウSの見え方が異なるので、色目、サイズ、度目等を考慮して決定されることになる。
このような編み糸を用いて経編み機(たとえばラッセル編み機)により編成された経編
み組織でレッグ部2が編成されている。この経編み組織およびその作用効果を図2〜図4を参照して説明する。なお、図2〜図4は、理解を容易にするために模式的に編み組織を表した図であるので、図2〜図4における経糸10の繊度(太さ)と緯糸20の繊度との比率、これらの繊度と経糸の間隔との比率、着用者の太腿の外形ラインと経糸10の繊度および経糸の間隔との比率は、現実のものと異なっている。
図2に示すように、この経編み組織は、経糸10として、緯糸20よりも繊度が2倍程度の編糸を用いている。なお、経糸10および緯糸20において、その繊度の比率以外(素材の混率、編み立て方式、編み地柄等)は、ラッセル編み機等の経編み機により編成されるタイツで通常用いられるタイツ用編糸のものと同じである。
図2は、図1に示したタイツ1の概略正面図に対応させて模式的に示した(すなわち平面的に示した)レッグ部2の経編み組織である。レッグ部2は、このような経編み組織で単一に編成されている。ここで、単一に編成とは、レッグ部2の周方向において、編み組織を変更して編成していないという意味である。たとえば、このタイツ1では、着用者の腹側と背中側とで編み組織を変更して編成していない。
図2に示すような経編み組織で単一に編成されたこのタイツ1のレッグ部2は、着用した場合に図3(A)に示す斜視図のように見えることになる。他人がこのタイツ1を見る方向を図3(A)に白抜き矢印で示している。この図3(A)に示す方向から着用状態(かつ正立状態)におけるこのタイツ1を見ると図3(B)のように見えることになる。図3(B)は、図3(A)における紙面上方から経糸断面を見た場合を想像した図である。図3(B)に示すように、ある方向からタイツ1を見た場合(図3(A)の白抜き矢印から見た場合)に、レッグ部2の周縁に縦方向(脚の長手方向)のシャドウSが、太い経糸10により発現する。このようにシャドウSが発現する程度に、経糸10が太い。
また、図3(B)とは異なる方向から見た場合を、図3(C)に示す。図3(C)に示すように、見る方向が変化しても、図3(B)と同じようにレッグ部2の周縁に縦方向(脚の長手方向)のシャドウSが経糸10により発現する。
さらに、太腿部の断面を略円形と仮定して、このように仮定した太腿にこのタイツ1を着用させた場合を示す図4を参照して説明する。このタイツ1を略円形と仮定した太腿に着用させて矢示X方向から見た場合、正面は淡色に見えて、正面から離れるに従ってシャドウSが発現して濃色に見える。しかも、正面から離れるほどシャドウSが重なり合う度合いが大きくなるので、そのシャドウSによる効果が大きくなる。このため、このタイツ1を着用した人を他人が見ると、他人の正面は淡色で、その正面から離れるほど(周縁になるほど)その太腿の周縁に縦方向の影がより強くなるように、影が発現する。
このため、正面は淡色で、それから離れる周縁部分がシャドウのように見え、しかも淡色から次第に濃色になるので、このシャドウにより淡色部分のみがあたかも足の太さであるかのように自然に見えて、細く見える。さらに、図4に示すように、矢示Y方向から見たときにも、同じように足が細く見える。このように、どの方向から他人が見ても、このタイツ1を着用した人の足が他人には細く見えるようになる。
さらに、実際の見え方について図5および図6を参照して説明する。図5はこのタイツ1を着用した状態を側方から見た図であって、図6はこのタイツ1を着用した状態を斜め後方から見た図である。
いずれの場合であっても、見る方向の正面は淡色で、その正面から離れるほどその太腿の周縁に縦方向の影が、次第に強くなるように発現する(これらの図5および図6ではシャドウの濃淡を表現していない)。このため、正面は淡色で、それから離れる縁部分が次第に濃くなるシャドウのように見え、このシャドウにより淡色部分のみがあたかも足の太さであるかのように見えて、自然に細く見えている。
以上のようにして、本実施の形態に係るタイツによると、太腿付近から足首付近までのレッグ部を単一の経編み組織で編成して、かつ、その編み組織における経糸が緯糸よりも太い。このため、このタイツを着用して正立した状態で任意の方向からタイツを見た場合に、レッグ部の周縁に縦方向の影が太い経糸により発現する。これにより、影以外の部分のみがあたかも足の太さであるかのように見えて、他人には細く見える。しかも、周縁に
なるほど次第に影(濃色)が濃くなるので(濃淡の境目にはっきりしたラインが現出しないので)違和感がなく自然な感覚で細く見える。なお、他人でなくても、着用者が自分の足を見た場合であっても、図4のように見えるので、同じように自分の足が細く見える。
なお、今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
たとえば、本発明に係るタイツにレース柄等を付与することも、装飾性を向上させる点で好ましい。
本発明は、タイツに好適であり、着用したときに、どの方向から見られても足を細く見せることができるタイツに特に好適である。
1 タイツ
2 レッグ部
3 パンティ部
10 経糸
20 緯糸
S シャドウ部

Claims (2)

  1. 太腿付近から足首付近までの脚部が単一の経編み組織で編成されたタイツであって、
    前記脚部の周方向において編み組織を変更して編成しておらず、
    前記編み組織における経糸の繊度が緯糸の繊度よりも1.5倍〜3倍であり、
    前記タイツを略円形断面と仮定した脚部に着用して正立した状態で任意の方向から前記タイツを見た場合に、前記脚部の周縁に脚の長手方向の影が前記経糸により発現することを特徴とするタイツ。
  2. 前記タイツを略円形断面と仮定した脚部に着用して正立した状態で任意の方向から前記タイツを見た場合に、正面は淡色に見えて、正面から離れるに従って前記影が重なり合うことにより正面よりも濃色に見えることを特徴とする、請求項1に記載のタイツ。
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