JP6281822B2 - ストッキング類 - Google Patents

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Description

本発明は、商品本来の機能や形状、着用感等を損なうことなく、着用したときの肌の透け感や全体の色彩が良好なストッキング類に関するものである。
近時、女性用のストッキング及びパンティストッキングは、極細の糸を使用して編成した肌色に近いベージュ色系のものが多く、これらは透明度が高く、中には一見するとストッキングを着用していないような、あたかも素足であるかのように見えるものが主流となっている。
また、最近では、従来の厚手のタイツとは区別して「シアータイツ」と称したパンティストッキングと同等の薄手タイプのものが流行しており、濃色系(特に黒色)のものも汎用性が高く、人気となっている。
このような黒色のストッキング類の製造方法として、例えばあらかじめ黒色顔料を使用して製糸された糸(黒原着糸)で編成する方法や、無着色の糸で編成した後に黒色に後染めする方法等がある。
しかし、このような薄手で透明度が高いストッキング類では、ストッキング自体の色彩の濃淡を問わず、着用時において、例えば膝を曲げたときに、膝部の編成部分の編目が伸張して膝肌が透けてしまうため、膝の黒ずみや傷・あざ・シミ等が透けて外側から見えてしまい、その部分が目立って脚全体の見栄えが悪くなるという問題があった。
また、黒色系の厚手のタイツであれば透明度が劣るため、この点は解消されるが、夏場などには不向きで敬遠される。
さらに、カラーバリエーションが豊富であっても、ストッキング全体が単色使いのため変化に乏しく、ファッション性にも劣る。
なし。
なし。
本発明は、商品本来の機能や形状、着用感等を損なうことなく、着用時において、例えば膝を曲げたときに、膝肌が透けて膝の黒ずみや傷・あざ・シミ等が透けて外側から見えてしまうような問題も無く、肌の透け感がきれいに見え、かつ全体の色彩も良好なストッキング類に関するものである。
本発明は、表糸と裏糸をプレーティング編みによって編成したストッキング類であって、表糸と裏糸の色彩が異なるように編成したことを特徴とする。
具体的には、表糸又は裏糸のどちらか一方に原着糸又は先染め糸を使用し、ストッキング全体を編成した後に、残る他方の糸を一方の色彩とは異なる色彩に染色する。
好ましくは、表糸にはナイロン原着糸を使用し、裏糸には無着色のサポート糸を使用して、これらをプレーティング編みでストッキング全体を編成した後に、裏糸を表糸とは異なる色彩に染色することを特徴とする。
なお、上記サポート糸は、芯糸にポリウレタン弾性糸を使用して、ナイロン糸をカバリングした糸をいう。
更に好ましくは、前記表糸が黒原着ナイロン糸であり、前記裏糸がベージュ系色(肌色を含む)に染色されたことを特徴とする。
また、前記表糸全体の太さは、前記裏糸よりも太くし、例えば、前記表糸の全体の太さが10〜50デニールであって、前記裏糸の太さが10〜40デニールとする。
なお、前記裏糸を構成する芯糸は、例えば、伸張前の太さが10〜30デニール、またそのカバリング糸が5〜30デニールである。
ちなみに、上記裏糸は、芯糸のポリウレタン弾性糸を引き伸ばした状態でナイロン糸をカバリングするもので、上記した芯糸の太さは引き伸ばす前の状態の太さを示している。
なお、本発明におけるストッキング類とは、パンティ部・レッグ部・フット部の形状に関わらず、ロング丈又はショート丈ストッキング、パンティストッキング、薄手タイツ、レギンス、トレンカ等を含み、極細の編糸を使用した肌の透け感を有するレッグウェア全般を指すものである。
このように、本発明に係るストッキング類によれば、表糸と裏糸を異なる色彩にすることにより、着用したときに編目が拡がって、表糸の隙間から裏糸が多少露呈し、例えば杢調のような外観を呈し、ファッション性と趣向のあるストッキング類となるのである。
また、黒色原着のナイロン糸の表糸と、無着色のサポート糸の裏糸とをプレーティング編みで編成し、ストッキング全体を編成した後に、無着色の裏糸を肌色(ベージュ色)に染色すると、商品の表側は黒色で、内側は表糸の黒色に裏糸の肌色(ベージュ色)が混ざり合った色合いとなる。
これによると、商品本来の透明感を失うことなく、外観上は黒色のストッキング類を着用しているように見えながら、肌色(ベージュ色)に染色された裏糸が脚肌に馴染み、言わばコンシーラーのような役割を果たし、着用時の脚肌に濃淡が付き難く、例えば、膝の黒ずみや傷・あざ・シミ・等を目立たなくすることができるのである。
本発明に係るストッキング類の編目を少し拡げた表側(着用時外側)の編み組織を示す図である。 本発明に係るストッキング類の少し拡げた裏側(着用時内側)の編み組織を示す図である。 本発明に係るストッキング類の少し拡げた表側(着用時外側)の編み組織を示す顕微鏡写真(×100)である。 本発明に係るストッキング類の少し拡げた裏側(着用時内側)の編み組織を示す顕微鏡写真(×100)である。
以下、本発明の実施の態様として、パンティストッキングを一例に挙げて添付の1〜4図に基づき、詳しく説明する。
本発明に係るパンティストッキングは、全体をプレーティング編みによって編成したものである。
ここで、プレーティング編みとは、「添え糸編み」とも呼ばれ、2本の編糸を同時に引き込みながら表裏に編み分ける編成方法のことをいい、本発明においては、例えば、原着糸又は先染め糸が表側(表糸)に、サポート糸が裏側(裏糸)に表れる。
なお、このプレーティング編みで編成した本発明に係るパンティストッキングにおいて、ウエスト部は、他の編み方(ゴム編み等)からなる仕様で良く、下記のようにウエスト部の色彩は限定されるものではなく、パンティ部以下と同色であっても、又は異色であっても良い。
図1は、本発明に係るパンティストッキングの編目を多少拡げた表側(着用時外側)の編み組織を示す図である。表糸として複数本のフィラメントから構成されるナイロン糸5と、裏糸としてポリウレタン弾性糸3(芯糸)にナイロン糸4を被覆した無着色のサポート糸2(シングル又はダブルカバリングヤーン)を使用して、パンティストッキングを編成している。
このとき、前記ナイロン糸5は、その全体の太さが内側のサポート糸2よりも太く、裏糸であるサポート糸2は、表側からは全体に太いナイロン糸5に隠れて見え難い構成となっている。
図2は、本発明に係るパンティストッキングの編目を多少拡げた裏側(着用時内側)の編み組織を示す図であり、図1とは異なり、サポート糸2がはっきりと見え、これに重なるように表糸を構成するナイロン糸5も見えている。
図3(写真)は、本発明に係るストッキング類の編目を少し拡げた表側(着用時外側)の編み組織を示す顕微鏡写真(×100)であり、濃色の糸が表糸を構成する黒原着ナイロン糸であり、その陰にあるのが裏糸を構成するベージュ系に染色されたサポート糸である。
図4(写真)は、本発明に係るストッキング類の編目を少し拡げた裏側(着用時内側)の編み組織を示す顕微鏡写真(×100)であり、透明色に見えるのがベージュ系に染色された裏糸のサポート糸であり、その陰にあるのが表糸となる黒原着ナイロン糸である。
なお、表側に使用するナイロン糸5を1本の太い糸で構成すると、商品のしなやかさや肌触りが失われるため、例えば図1及び2では、4〜5本のフィラメント(5a〜5d)から構成されるナイロン糸としているが、それ以上のフィラメント数でもよく、使用するナイロン糸のフィラメント数は特に限定されるものではない。
また、複数本のフィラメントから構成されるナイロン糸5は、先染め糸であっても構わないが、特に黒色顔料等を使用した黒色原着のナイロン糸を使用することが好ましい。さらに、このナイロン糸5を黒原着ウーリーナイロン糸とすることも可能である。
なお、表糸として使用される複数本のフィラメントから構成されるナイロン糸5の色彩は、黒原着糸に限定されるものではなく、例えば、赤色や青色等の色彩の原着糸を使用することもできる。
裏糸として使用されるサポート糸2は、ポリウレタン弾性糸3を芯糸とし、これに一重のナイロン糸4を被覆したシングルカバリングヤーンであっても、二重のナイロン糸4を被覆したダブルカバリングヤーンであっても良い。
さらに、裏糸を構成するサポート糸2は、ストッキング全体を編成した後に、表糸とは異なる所定の色彩、例えば酸性染料等の染料で肌色等のベージュ色系に染色を行う。
先に記載した通り、特に表糸として使用される複数本のフィラメントから構成される原着ナイロン糸5が黒原着糸である場合は、他の色に染色されることはないので、容易に裏側のサポート糸2をベージュ色系に染色することができる。
このように、表糸5が黒原着ナイロン糸で、裏糸2が肌色に近いベージュ色に染色(後染め)された色彩の組合わせからなるパンティストッキングの場合、外観上は黒色のストッキング類を着用しているように見えつつ、外側に露出するベージュ色の裏糸2が脚肌に違和感なく馴染み、例えば、膝を曲げたときに編目が拡がっても、膝小僧の黒ずみや傷・あざ・シミ等を隠すことができ、脚全体をきれいに見せることができるのである。
また、従来の黒い薄手のパンティストッキングのように、着用時に生地が伸張することによって、曲げた膝や踵が透けて白っぽく見えてしまうが、このような問題も最小限に抑えることができ、脚全体で濃淡が付き難い色彩が均一な黒色のパンティストッキングとすることができるのである。
また、前記表糸と前記裏糸の色彩の組み合わせは、黒−肌色(ベージュ色)に限らず、黒−赤、黒−青、青−赤等々、様々な色彩を組合わせることが可能で、例えば、裏糸を脚肌に同化させた肌色(ベージュ色)に代えて、あえて赤や青色の目立つ色彩を採用することで、よりカラフルでファッション性の高いパンティストッキングとすることもできる。
また、表糸5は、裏糸2よりも太くする必要があり、複数本のフィラメントから構成されるナイロン糸(表糸5)の全体の太さを10〜50デニールとし、サポート糸(裏糸2)の太さを10〜40デニールとする。
なお、前記サポート糸は、芯糸となるポリウレタン弾性糸3の伸張前の太さが10〜30デニールで、ナイロンカバリング糸4が5〜30デニールの範囲で構成されることが好ましい。
ただし、本発明にかかるパンティストッキングにおいて、表糸と裏糸にこれ以上太い糸を使用すると、編成後の商品の生地が厚くなって肌の透け感が失われるため、十分な効果を発揮することができなくなる。
1−糸全体
2−サポート糸(裏糸)
3−サポート糸(裏糸)を構成するポリウレタンの芯糸
4−サポート糸(裏糸)を構成するカバリングナイロン糸
5−原着ナイロン糸(表糸)

Claims (2)

  1. 表糸と裏糸によってプレーティング編みで編成したストッキング類であって、表糸が裏糸よりも太く、かつ上記表糸が複数本のフィラメントから構成された原着ナイロン糸であり、また上記裏糸はポリウレタン弾性糸の芯糸にナイロン糸をカバリングしてなる無着色のサポート糸からなり、該裏糸をストッキング編成後に上記原着ナイロン糸とは異なる色彩に染色されて構成されたことを特徴とするストッキング類。
  2. 前記表糸が黒原着ナイロン糸であり、前記裏糸はストッキング編成後に肌色を含むベージュ色に染色されて構成された請求項1記載のストッキング類。
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