JP6226714B2 - 電子写真感光体、電子写真感光体の製造方法、プロセスカートリッジおよび電子写真装置 - Google Patents

電子写真感光体、電子写真感光体の製造方法、プロセスカートリッジおよび電子写真装置 Download PDF

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Description

本発明は、電子写真感光体、電子写真感光体の製造方法、プロセスカートリッジおよび電子写真装置に関する。
電子写真装置において繰り返し使用される電子写真感光体には、高い耐摩耗性が求められる。
特許文献1には、重合性官能基を有する電荷輸送性化合物を重合させて得られる重合物を電子写真感光体の表面層に含有させて、電子写真感光体の耐摩耗性を向上させる技術が記載されている。また、特許文献1には、重合性官能基として、アクリロイルオキシ基およびメタクリロイルオキシ基が特に好ましい旨記載されている。
一方、電子写真感光体の耐摩耗性が高くなるのに伴い、電子写真感光体の表面がリフレッシュされづらくなり、繰り返し使用により化学的変化を起こした材料が電子写真感光体の表面に残りやすくなる。電子写真感光体の表面を構成する材料の化学的変化は、主に、放電を伴う帯電プロセスによって発生する放電生成物の付着や放電によって生じる材料の分子鎖の開裂や酸化によって引き起こされると考えられている。
特開2000−066425号公報
化学的変化を起こした物質の除去が不十分となって、電荷輸送性化合物が化学的変化(変性)すると、高温高湿の環境下において画像流れが発生しやすい。特に、繰り返し使用により化学的変化を起こした材料が蓄積している電子写真感光体において、画像形成を休止した後、再び、画像形成を再開したとき、クリーニング部材(クリーニングブレード等)の摺擦挙動が不安定になりやすく、画像流れが発生しやすい。この電子写真感光体の表面を構成する材料の化学的変化による画像流れを抑制するため、電子写真感光体用の加熱手段(ドラムヒーター)を設置して電子写真感光体の表面温度を高くする方法が用いられている。しかしながら、電子写真装置の省エネの観点から、上述の加熱手段を用いずに、画像流れを抑制する電子写真感光体が求められている。
本発明の目的は、重合性官能基を有する電荷輸送性化合物の重合物を含有する表面層を有する電子写真感光体において、画像流れを抑制する電子写真感光体、およびその製造方法を提供することにある。
また、本発明の目的は、上記電子写真感光体を有するプロセスカートリッジおよび電子写真装置を提供することにある。
本発明は、支持体および該支持体上に形成された感光層を有する電子写真感光体において、
該電子写真感光体の表面層が、下記式(1)で示される1価の重合性官能基を有する電荷輸送性化合物の重合物を含有することを特徴とする電子写真感光体に関する。
Figure 0006226714
(式(1)中、Rはフッ素原子、またはフッ素原子を有するアルキル基を示す。R21およびR22は、それぞれ独立に、水素原子、または、アルキル基を示す。)
また、本発明は、上記電子写真感光体を製造する電子写真感光体の製造方法であって、該製造方法が、
上記電荷輸送性化合物を含有する表面層用塗布液の塗膜を形成する工程、および、
該塗膜中の上記電荷輸送性化合物を重合させることによって表面層を形成する工程
を有することを特徴とする電子写真感光体の製造方法に関する。
また、本発明は、上記電子写真感光体と、帯電手段、現像手段、転写手段およびクリーニング手段からなる群より選択される少なくとも1つの手段とを一体に支持し、電子写真装置本体に着脱自在であることを特徴とするプロセスカートリッジに関する。
また、本発明は、上記電子写真感光体、ならびに、帯電手段、露光手段、現像手段および転写手段を有することを特徴とする電子写真装置に関する。
本発明によれば、重合性官能基を有する電荷輸送性化合物の重合物を含有する表面層を有する電子写真感光体において、画像流れを抑制する電子写真感光体、およびその製造方法を提供することができる。
また、本発明によれば、上記電子写真感光体を有するプロセスカートリッジおよび電子写真装置を提供することができる。
電子写真感光体を有するプロセスカートリッジを備えた電子写真装置の概略構成の一例を示す図である。 電子写真感光体の層構成の一例を示す図である。 1ドット桂馬パターンのハーフトーン画像を説明する図である。
本発明は、電子写真感光体の表面層が、下記式(1)で示される1価の重合性官能基を有する電荷輸送性化合物の重合物(硬化物)を含有することを特徴とする。なお、電荷輸送性化合物とは、電荷輸送能を有する化合物のことである。
Figure 0006226714
上記式(1)中、Rはフッ素原子、またはフッ素原子を有するアルキル基(フッ化アルキル基)を示す。R21およびR22は、それぞれ独立に、水素原子、または、アルキル基を示す。*は、電荷輸送化合物の電荷輸送能を有する構造に結合する側を示す。
上記特徴を有することにより、本発明の電子写真感光体は、画像形成を休止した後、再び、画像形成を再開したときの画像流れの発生を抑制する。その理由を、本発明者らは以下のように推測している。
アクリロイルオキシ基またはメタクリロイルオキシ基を有する電荷輸送性化合物は、この電荷輸送性化合物同士が重合し重合物が生成される。
しかしながら、アクリロイルオキシ基やメタクリロイルオキシ基が上記重合反応によって生成した結合により、α位の炭素原子(下記に「α」と示した炭素原子)は、放電劣化によって開裂しやすいと考えられる。この開裂によってラジカルが生成したり、その開裂部位がオゾンや窒素酸化物(NOx)と酸化反応したりすることによって表面電荷が拡散しやすくなり、その結果、画像流れが発生すると推測している。
Figure 0006226714
そこで、本発明者らは、さらなる検討を行った結果、上記式(1)中のRをフッ素原子、またはフッ素原子を有するアルキル基にすることで、画像流れの発生を抑制することができた。これは、炭素−フッ素原子間の結合エネルギーが強いことによって、重合反応によって生成した結合、すなわち、Rと結合する炭素原子とその隣の炭素原子との結合が開裂しにくくなると考えられる。さらにフッ素原子の強い電子吸引性のために酸化反応が生じにくくなっているものと推測される。これにより、電荷輸送性化合物の化学的変化が抑制され、画像流れの発生を抑制しているものと考えられる。
〔表面層〕
上述のとおり、表面層は、上記式(1)で示される1価の重合性官能基を有する電荷輸送性化合物の重合物を含有する。
電荷輸送性化合物の化学的変化を抑制する観点から、上記式(1)で示される1価の重合性官能基を有する電荷輸送性化合物の中でも、下記式(2)で示される1価の重合性官能基を有する電荷輸送性化合物が好ましい。下記式(2)で示される1価の重合性官能基には、上記式(1)で示される1価の重合性官能基が含まれている。
Figure 0006226714
上記式(2)中のR、R21およびR22は、上記式(1)中のR、R21およびR22と同義である。すなわち、Rはフッ素原子、またはフッ素原子を有するアルキル基を示す。R21およびR22は、それぞれ独立に、水素原子、または、アルキル基を示す。
フッ素原子を有するアルキル基としては、例えば−CF、−CFCF、−C(CFなどが挙げられる。これらの中でも、Rはフッ素原子、または−CF(トリフルオロメチル基)であることが好ましい。*は、電荷輸送化合物の電荷輸送能を有する構造に結合する側を示す。
21およびR22のアルキル基としては、例えば、メチル基、エチル基、n−プロピル基、イソプロピル基、n−ブチル基、n−ペンチル基、n−ヘキシル基、n−ヘプチル基、n−オクチル基などが挙げられる。これらの中でも、重合反応が十分に進みやすい点で、R21およびR22は、水素原子、メチル基、エチル基、n−プロピル基が好ましい。特には、R21およびR22が水素原子であることが好ましい。
また、画像流れの抑制および電子写真特性の観点から、上記式(1)で示される1価の重合性官能基を有する電荷輸送性化合物は、下記式(3)または(4)で示される化合物が好ましい。下記式(3)で示される化合物および下記式(4)で示される化合物を混合しても良い。
Figure 0006226714
(式(3)中、Ar、ArおよびArは、それぞれ独立に、下記式(M1)で示される1価の基、または、置換もしくは無置換のアリール基を示す。Arは、下記式(M2)で示される2価の基、または、置換もしくは無置換のアリーレン基を示す。ただし、Ar〜Arの少なくとも1つは、下記式(M1)で示される1価の基、または、下記式(M2)で示される2価の基である。rは、0または1である。ただし、Ar、ArおよびArが下記式(M1)で示される1価の基でない場合、rは1であり、Arは下記式(M2)で示される2価の基である。)
Figure 0006226714
(式(4)中、Ar、Ar、ArおよびAr10は、それぞれ独立に、下記式(M1)で示される1価の基、または、置換もしくは無置換のアリール基を示す。ArおよびArは、それぞれ独立に、下記式(M2)で示される2価の基、または、置換もしくは無置換のアリーレン基を示す。ただし、Ar〜Ar10の少なくとも1つは、下記式(M1)で示される1価の基または下記式(M2)で示される2価の基である。Pは、酸素原子、シクロアルキリデン基、2つのフェニレン基が酸素原子を介して結合した2価の基、または、エチレン基を示す。sおよびtは、それぞれ独立に、0または1である。ただし、Ar、Ar、ArおよびAr10が下記式(M1)で示される1価の基でなく、Arが下記式(M2)で示される2価の基でない場合、tは1であり、Arは下記式(M2)で示される2価の基である。)
Figure 0006226714
(式(M1)中のR、R21、およびR22は、前記式(1)中のR、R21、およびR22と同義である。式(M1)中、Ar11は、置換もしくは無置換のアリーレン基を示す。mは、0または1以上の整数である。*は、上記式(3)または(4)に結合する側を示す。)
Figure 0006226714
(式(M2)中のR、R21、およびR22は、前記式(1)中のR、R21、およびR22と同義である。式(M2)中、Ar12は、置換もしくは無置換の3価の芳香族炭化水素基を示す。nは、0または1以上の整数である。*は、上記式(3)または(4)に結合する側を示す。)
上記アリール基としては、例えば、フェニル基、ビフェニリル基、フルオレニル基などが挙げられる。
上記アリーレン基としては、例えば、フェニレン基、ビフェニリレン基、フルオレニリレン基などが挙げられる。
上記シクロアルキリデン基としては、例えば、シクロプロピリデン基、シクロブチリデン基、シクロペンチリデン基、シクロヘキシリデン基、シクロヘプチリデン基、シクロオクチリデン基などが挙げられる。
上記3価の芳香族炭化水素基としては、例えば、ベンゼン、ビフェニル、フルオレン、9,9−ジメチルフルオレンなどの芳香族炭化水素から水素原子を3個除いて導かれる3価の基が挙げられる。
上記各基が有してもよい置換基としては、例えば、カルボキシル基、シアノ基、置換もしくは無置換のアミノ基、ヒドロキシ基、置換もしくは無置換のアルコキシ基、置換もしくは無置換のアルキル基、ハロゲン原子などが挙げられる。上記アルコキシ基および上記アルキル基が有してもよい置換基としては、例えば、フッ素原子、塩素原子、臭素原子などのハロゲン原子などが挙げられる。上記アミノ基が有してもよい置換基としては、例えば、メチル基、エチル基、n−プロピル基などのアルキル基などが挙げられる。
上記式(3)中、Ar〜Arの少なくとも2つは、上記式(M1)で示される1価の基、または、上記式(M2)で示される2価の基であることが好ましい。また、上記式(M1)中、mは、2以上5以下の整数であることが好ましい。
また、上記式(4)中、Ar〜Ar10の少なくとも2つは、上記式(M1)で示される1価の基、または、上記式(M2)で示される2価の基であることが好ましい。また、上記式(M2)中、nは、2以上5以下の整数であることが好ましい。
電子写真感光体の表面層には、上記式(1)で示される1価の重合性官能基を有する電荷輸送性化合物は、1種、または2種以上を併用して重合物を形成し、含有させてもよい。
表面層は、上記式(1)で示される1価の重合性官能基を有する電荷輸送性化合物を含む組成物の重合物を含有する。組成物中の上記式(1)で示される1価の重合性官能基を有する電荷輸送性化合物の含有量は、50質量%以上100質量%以下であることが好ましい。
上記式(1)で示される1価の重合性官能基を有する電荷輸送性化合物は、例えば、特開2000−066425号公報、特開2010−156835号公報に記載されている合成方法を用いて合成することができる。
以下に、上記式(1)で示される1価の重合性官能基を有する電荷輸送性化合物の具体例(例示化合物)を挙げるが、本発明は、これらに限定されない。
Figure 0006226714
Figure 0006226714
Figure 0006226714
Figure 0006226714
Figure 0006226714
Figure 0006226714
Figure 0006226714
これらの中でも、例示化合物(1−1)、(1−9)、(1−24)、(1−27)〜(1−29)、(1−33)〜(1−35)、(1−38)、(1−40)、(1−49)、(1−50)、(1−57)、(1−58)、(1−64)、(1−65)、(1−68)、(1−69)、(1−71)、(1−72)が好ましい。
電子写真感光体の表面層は、上記式(1)で示される1価の基を有する電荷輸送性化合物を含有する表面層用塗布液の塗膜を形成し、塗膜中の上記式(1)で示される1価の基を有する電荷輸送性化合物を重合させることによって形成することができる。
また、画像流れと高い重合効率を両立する観点から、表面層に上記式(1)で示される1価の重合性官能基を有する電荷輸送性化合物と、アクリロイルオキシ基またはメタクリロイルオキシ基を有する電荷輸送性化合物との組成物の重合物を含有させてもよい。この場合、画像流れの効果を維持する観点から、アクリロイルオキシ基またはメタクリロイルオキシ基を有する電荷輸送性化合物の含有量は、該組成物の全質量に対して、20質量%以上50質量%以下であることが好ましい。
アクリロイルオキシ基またはメタクリロイルオキシ基を有する電荷輸送性化合物としては、下記式(5)または(6)で示される化合物が挙げられる。
Figure 0006226714
上記式(5)中、Ar31、Ar32およびAr34は、それぞれ独立に、下記式(M3)で示される1価の基、または、置換もしくは無置換のアリール基を示す。Ar33は、下記式(M4)で示される2価の基、または、置換もしくは無置換のアリーレン基を示す。ただし、Ar31〜Ar34の少なくとも1つは、下記式(M3)で示される1価の基、または、下記式(M4)で示される2価の基である。uは、0または1である。ただし、Ar31、Ar32およびAr34が下記式(M3)で示される1価の基でない場合、uは1であり、Ar33は下記式(M4)で示される2価の基である。
上記式(6)中、Ar35、Ar36、Ar39およびAr40は、それぞれ独立に、下記式(M3)で示される1価の基、または、置換もしくは無置換のアリール基を示す。Ar37およびAr38は、それぞれ独立に、下記式(M4)で示される2価の基、または、置換もしくは無置換のアリーレン基を示す。ただし、Ar35〜Ar40の少なくとも1つは、下記式(M3)で示される1価の基または下記式(M4)で示される2価の基である。Xは、酸素原子、シクロアルキリデン基、2つのフェニレン基が酸素原子を介して結合した2価の基、または、エチレン基を示す。vおよびwは、それぞれ独立に、0または1である。ただし、Ar35、Ar36、Ar39およびAr40が下記式(M3)で示される1価の基でなく、Ar37が下記式(M4)で示される2価の基でない場合、wは1であり、Ar38は下記式(M4)で示される2価の基である。
Figure 0006226714
上記式(M3)および(M4)中、R31およびR32は、アルキル基を示す。Ar21は、置換もしくは無置換のアリーレン基を示す。Ar22は、置換もしくは無置換の3価の芳香族炭化水素基を示す。P21およびP22は、それぞれ独立にアクリロイルオキシ基またはメタクリロイルオキシ基を示す。*は、式(5)または(6)に結合する側を示す。
以下に、上記式(5)または(6)で示される化合物の具体例を示す。
Figure 0006226714
また、画像流れと高い重合効率を両立する観点から、表面層に上記式(1)で示される1価の重合性官能基を有する電荷輸送性化合物と、重合性官能基を有し、かつ電荷輸送能を有する構造を有さない化合物との組成物の重合物を含有させてもよい。
重合性官能基を有し、かつ電荷輸送能を有する構造を有さない化合物としては、以下のものが用いられる。例えば、トリメチロールプロパントリメタクリレート、トリメチロールプロパントリアクリレートなどが挙げられる。
表面層には、各種添加剤を添加することができる。添加剤としては、例えば、酸化防止剤や紫外線吸収剤などの劣化防止剤、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)粒子やフッ化カーボンなどの潤滑剤が用いることができる。また、重合反応開始剤や重合反応停止剤などの重合制御剤、シリコーンオイルなどのレベリング剤、界面活性剤なども用いることができる。
表面層用塗布液に用いられる溶剤としては、メタノール、エタノール、プロパノールなどのアルコール系溶剤、アセトン、メチルエチルケトン、シクロヘキサノンなどのケトン系溶剤、酢酸エチル、酢酸ブチルなどのエステル系溶剤、テトラヒドロフラン、ジオキサンなどのエーテル系溶剤、1,1,2,2,3,3,4−ヘプタフルオロシクロペンタン、ジクロロメタン、ジクロロエタン、クロロベンゼンなどのハロゲン系溶剤、ベンゼン、トルエン、キシレンなどの芳香族系溶剤、メチルセロソルブ、エチルセロソルブなどのセロソルブ系溶剤などが挙げられる。これらの溶剤は、1種のみを使用してもよく、2種以上を混合して使用してもよい。
表面層の膜厚は、表面層が保護層である場合は、2μm以上20μm以下であることが好ましい。また、表面層が電荷輸送層である場合は、5μm以上40μm以下であることが好ましい。
上記式(1)で示される1価の基を有する電荷輸送性化合物を重合させる方法としては、熱、光(紫外線など)、または、放射線(電子線など)を用いて重合させる方法が挙げられる。これらの中でも、放射線が好ましく、放射線の中でも電子線がより好ましい。
電子線を用いて重合させると、非常に緻密(高密度)な3次元網目構造が得られ、耐摩耗性が向上するため好ましい。また、短時間でかつ効率的な重合反応となるため、生産性も高くなる。電子線を照射する場合、加速器としては、例えば、スキャニング型、エレクトロカーテン型、ブロードビーム型、パルス型、ラミナー型などが挙げられる。
電子線を用いる場合、電子線の加速電圧は、重合効率を損なわずに電子線による材料特性劣化を抑制できる観点から、150kV以下であることが好ましい。また、表面層用塗布液の塗膜の表面での電子線吸収線量は、5kGy以上10kGy以下であることが好ましい。
また、電子線を用いて上記式(1)で示される1価の重合性官能基を有する電荷輸送性化合物を重合させる場合、酸素による重合阻害作用を抑制する目的で、不活性ガス雰囲気で電子線を照射した後、不活性ガス雰囲気で加熱することが好ましい。不活性ガスとしては、窒素、アルゴン、ヘリウムなどが挙げられる。
本発明の電子写真感光体は、上記のとおり、支持体および該支持体上に形成された感光層を有する電子写真感光体である。
感光層は、電荷発生物質と電荷輸送物質を同一の層に含有する単層型感光層と、電荷発生物質を含有する電荷発生層と電荷輸送物質を含有する電荷輸送層とに分離した積層型(機能分離型)感光層とが挙げられる。本発明においては、積層型感光層が好ましい。また、電荷発生層や電荷輸送層を積層構成とすることもできる。
図2の(a)および(b)は、本発明の電子写真感光体の層構成の一例を示す図である。図2の(a)および(b)中、101は支持体であり、102は電荷発生層であり、103は電荷輸送層であり、104は保護層(第2の電荷輸送層)である。電子写真感光体の表面層は、図2の(a)では、電荷輸送層103であり、図2の(b)では、保護層104である。
また、本発明においては、必要に応じて、支持体と感光層(電荷発生層、電荷輸送層)との間に、後述の導電層や下引き層を設けてもよい。
〔支持体〕
電子写真感光体に用いられる支持体としては、導電性を有するもの(導電性支持体)が好ましい。例えば、アルミニウム、アルミニウム合金、ステンレス鋼などの金属製または合金製の支持体が挙げられる。アルミニウム製またはアルミニウム合金製の支持体の場合は、ED管、EI管や、これらを切削、電解複合研磨、湿式または乾式ホーニング処理した管を支持体として用いることもできる。また、金属製支持体、樹脂製支持体上にアルミニウム、アルミニウム合金、酸化インジウム−酸化スズ合金などの導電材料の薄膜を形成した支持体も用いることができる。
支持体の表面は、切削処理、粗面化処理、アルマイト処理などを施してもよい。
また、カーボンブラック、酸化スズ粒子、酸化チタン粒子、銀粒子などの導電性粒子を樹脂などに含浸させて形成された支持体や、導電性樹脂を含有する支持体を用いることもできる。
〔導電層〕
支持体と感光層または後述の下引き層との間には、導電性粒子および結着樹脂を含有する導電層を設けてもよい。
導電層は、導電性粒子を結着樹脂および溶剤とともに分散処理して得られる導電層用塗布液の塗膜を形成し、得られた塗膜を乾燥および/または硬化させることによって形成することができる。
導電性粒子としては、例えば、カーボンブラック、アセチレンブラック、アルミニウム、ニッケル、鉄、ニクロム、銅、亜鉛、銀などの金属粒子、酸化チタン、酸化亜鉛、酸化スズ、酸化ジルコニウム、酸化アルミニウム、ITOなどの金属酸化物粒子が挙げられる。また、金属粒子や金属酸化物粒子は、粒子の表面がシランカップリング剤などの表面処理剤で処理されていてもよい。
導電層に用いられる結着樹脂としては、例えば、アクリル樹脂、アルキッド樹脂、エポキシ樹脂、フェノール樹脂、ブチラール樹脂、ポリアセタール、ポリウレタン、ポリエステル、ポリカーボネート、メラミン樹脂などが挙げられる。
導電層用塗布液に用いられる溶剤としては、例えば、エーテル系溶剤、アルコール系溶剤、ケトン系溶剤、芳香族炭化水素系溶剤などが挙げられる。
導電層の膜厚は、0.2μm以上40μm以下であることが好ましく、5μm以上40μm以下であることがより好ましい。
〔下引き層〕
支持体または導電層と感光層との間には、下引き層を設けてもよい。
下引き層は、結着樹脂を溶剤に溶解させて得られる下引き層用塗布液の塗膜を形成し、得られた塗膜を乾燥または硬化させることによって形成することができる。
下引き層に用いられる結着樹脂としては、例えば、ポリアクリル酸、メチルセルロース、エチルセルロース、ポリアミド、ポリイミド、ポリアミドイミド、ポリアミド酸、メラミン樹脂、エポキシ樹脂、ポリウレタンなどが挙げられる。
下引き層に用いられる導電性粒子としては、上述の導電層に用いられる導電性粒子と同様である。
下引き層には、さらに、半導電性粒子、電子輸送物質、電子受容性物質を含有させてもよい。
下引き層用塗布液に用いられる溶剤としては、例えば、エーテル系溶剤、アルコール系溶剤、ケトン系溶剤、芳香族炭化水素系溶剤などが挙げられる。
下引き層の膜厚は、0.05μm以上40μm以下であることが好ましく、0.4μm以上20μm以下であることがより好ましい。
〔感光層〕
支持体、導電層または下引き層上には、感光層(電荷発生層、電荷輸送層)が形成される。
積層型感光層である場合、電荷発生層は、電荷発生物質および結着樹脂を溶剤と混合し、分散処理して得られた電荷発生層用塗布液を塗布して塗膜を形成し、この塗膜を乾燥させることによって形成することができる。また、電荷発生層は、電荷発生物質の蒸着膜としてもよい。
電子写真感光体に用いられる電荷発生物質としては、例えば、ピリリウム、チアピリリウム系染料、フタロシアニン化合物、アントアントロン顔料、ジベンズピレンキノン顔料、ピラントロン顔料、アゾ顔料、インジゴ顔料、キナクリドン顔料、キノシアニン顔料などが挙げられる。これらの中でも、ガリウムフタロシアニンが好ましい。さらには、高感度の観点から、ヒドロキシガリウムフタロシアニンが好ましい。その中でも、CuKα特性X線回折におけるブラッグ角2θの7.4°±0.3°および28.2°±0.3°にピークを有するヒドロキシガリウムフタロシアニン結晶が好ましい。
電荷発生層に用いられる結着樹脂としては、例えば、ポリカーボネート、ポリエステル、ブチラール樹脂、ポリビニルアセタール、アクリル樹脂、酢酸ビニル樹脂、尿素樹脂などが挙げられる。これらの中でも、ブチラール樹脂が好ましい。これらの樹脂は、1種のみを使用してもよく、混合または共重合体として2種以上を併用してもよい。
電荷発生層において、電荷発生物質と結着樹脂との割合は、電荷発生物質1質量部に対して、結着樹脂が0.3質量部以上4質量部以下であることが好ましい。
また、分散処理方法としては、例えば、ホモジナイザー、超音波、ボールミル、サンドミル、アトライター、ロールミルなどを用いた方法が挙げられる。
電荷発生層用塗布液に用いられる溶剤は、例えば、アルコール系溶剤、スルホキシド系溶剤、ケトン系溶剤、エーテル系溶剤、エステル系溶剤、芳香族炭化水素系溶剤などが挙げられる。
電荷発生層の膜厚は、0.01μm以上5μm以下であることが好ましく、0.1μm以上1μm以下であることがより好ましい。
また、電荷発生層には、種々の増感剤、酸化防止剤、紫外線吸収剤、可塑剤などを添加してもよい。
感光層が積層型感光層である場合、電荷発生層上には電荷輸送層が形成される。
図2(a)に示すように電荷輸送層が表面層である場合、電荷輸送層は、以下のようにして形成する。すなわち、上記式(1)で示される1価の基を有する電荷輸送性化合物を含有する電荷輸送層用塗布液(表面層用塗布液)の塗膜を形成し、該塗膜中の上記式(1)で示される1価の基を有する電荷輸送性化合物を重合させることによって形成することができる。
図2(b)に示すように保護層が表面層である場合、電荷輸送層(第1の電荷輸送層)は、以下のようにして形成する。すなわち、電荷輸送物質および結着樹脂を溶剤に溶解させることによって得られる電荷輸送層用塗布液の塗膜を形成し、得られた塗膜を乾燥させることによって形成することができる。
以下、電荷輸送層が表面層ではない場合における電荷輸送層の構成について説明する。
電荷輸送層に用いられる電荷輸送物質としては、例えば、トリアリールアミン化合物、ヒドラゾン化合物、スチルベン化合物、ピラゾリン化合物、オキサゾール化合物、チアゾール化合物、トリアリールメタン化合物などが挙げられる。
電荷輸送層に用いられる結着樹脂としては、例えば、ポリビニルブチラール、ポリアリレート、ポリカーボネート、ポリエステル、フェノキシ樹脂、ポリ酢酸ビニル、アクリル樹脂、ポリアクリルアミド、ポリアミド、ポリビニルピリジン、セルロース樹脂、ウレタン樹脂、エポキシ樹脂、アガロース樹脂、セルロース樹脂、カゼイン、ポリビニルアルコール、ポリビニルピロリドンなどが挙げられる。これらの結着樹脂は、1種のみを使用してもよく、混合または共重合体として2種以上を併用してもよい。
電荷輸送物質の割合は、電荷輸送層の全質量に対して、電荷輸送物質が30質量%以上70質量%以下であることが好ましい。
電荷輸送層用塗布液に用いられる溶剤としては、例えば、エーテル系溶剤、アルコール系溶剤、ケトン系溶剤、芳香族炭化水素系溶剤などが挙げられる。
電荷輸送層の膜厚は、5μm以上40μm以下であることが好ましい。
〔保護層〕
電荷輸送層上には、保護層(表面層)を設けてもよい。保護層(表面層)は、上述のとおりである。
上記各層の塗布液を塗布する際は、浸漬塗布法(ディッピング法)、スプレーコーティング法、スピンナーコーティング法、ビードコーティング法、ブレードコーティング法、ビームコーティング法などの塗布方法を用いることができる。
図1に、本発明の電子写真感光体を有するプロセスカートリッジを備えた電子写真装置の概略構成の一例を示す。
図2において、円筒状(ドラム状)の電子写真感光体1は、軸2を中心に矢印方向に所定の周速度(プロセススピード)をもって回転駆動される。電子写真感光体1は、回転過程において、帯電手段(一次帯電手段)3により、その表面(周面)が正または負に帯電される。次いで、電子写真感光体1の表面には、露光手段(像露光手段)(不図示)から出力される露光光(像露光光)4が照射される。露光光4は、目的の画像情報の時系列電気デジタル画像信号に対応して強度変調される。露光手段としては、スリット露光やレーザービーム走査露光などが挙げられる。こうして電子写真感光体1の表面には、目的の画像情報に対応した静電潜像が形成される。
電子写真感光体1の表面に形成された静電潜像は、次いで、現像手段5内に収容されたトナーで現像(正規現像または反転現像)され、トナー像が形成される。電子写真感光体1の表面に形成されたトナー像は、転写手段6により転写材7に転写される。ここで、転写材7が紙である場合、給紙部(不図示)から電子写真感光体1の回転と同期して取り出されて、電子写真感光体1と転写手段6との間に給送される。また、転写手段6には、バイアス電源(不図示)からトナーの保有電荷とは逆極性のバイアス電圧が印加される。また、転写手段は、一次転写部材、中間転写体および二次転写部材を有する中間転写方式の転写手段であってもよい。
トナー像が転写された転写材7は、電子写真感光体1の表面から分離され、定着手段8へ搬送されて、トナー像の定着処理を受けることにより、画像形成物(プリント、コピー)として電子写真装置外へプリントアウトされる。
トナー像が転写された後の電子写真感光体1の表面は、クリーニング手段9によってクリーニングされ、転写残トナーなどの付着物が除去される。転写残トナーは、現像手段などで回収することもできる。さらに、必要に応じて、電子写真感光体1の表面は、前露光手段(不図示)からの前露光光10の照射により除電処理された後、繰り返し画像形成に使用される。なお、帯電手段3が帯電ローラーなどを用いた接触帯電手段である場合は、前露光手段は必ずしも必要ではない。
電子写真感光体1、帯電手段3、現像手段5、転写手段6およびクリーニング手段9などから選択される構成要素のうち、複数のものを容器に納めてプロセスカートリッジとしてもよい。また、プロセスカートリッジを電子写真装置本体に対して着脱自在とする構成であってもよい。例えば、電子写真感光体1と、帯電手段3、現像手段5、転写手段6およびクリーニング手段9からなる群より選択される少なくとも1つの手段とを一体に支持してカートリッジ化する。そして、電子写真装置本体のレールなどの案内手段12を用いて電子写真装置本体に着脱自在なプロセスカートリッジ11とすることができる。
以下、具体的な実施例を挙げて本発明をさらに詳細に説明する。なお、実施例中の「部」は「質量部」を意味する。
〈実施例1〉
直径30mm、長さ357.5mm、肉厚1mmのアルミニウムシリンダーを支持体(導電性支持体)とした。
次に、酸化亜鉛粒子(比表面積:19m/g、粉体抵抗:4.7×10Ω・cm)100部をトルエン500部と撹拌混合し、これにシランカップリング剤0.8部を添加し、6時間攪拌した。その後、トルエンを減圧留去して、130℃で6時間加熱乾燥し、表面処理された酸化亜鉛粒子を得た。シランカップリング剤としては、信越化学工業(株)製のKBM602(化合物名:N−2−(アミノエチル)−3−アミノプロピルメチルジメトキシシラン)を用いた。
次に、ポリオール樹脂としてブチラール樹脂(商品名:BM−1、積水化学工業(株)製)15部およびブロック化イソシアネート(商品名:スミジュール3175、住友バイエルンウレタン社製)15部をメチルエチルケトン73.5部と1−ブタノール73.5部の混合溶液に溶解させた。この溶液に表面処理された酸化亜鉛粒子80.8部、2,3,4−トリヒドロキシベンゾフェノン(東京化成工業(株)製)0.81部を加え、これを直径0.8mmのガラスビーズを用いたサンドミル装置で23±3℃雰囲気下で3時間分散した。分散後、シリコーンオイル(商品名:SH28PA、東レダウコーニングシリコーン社製)0.01部、架橋ポリメタクリル酸メチル(PMMA)粒子(商品名:TECHPOLYMER SSX−103、積水化成品工業(株)製、平均一次粒径3.0μm)を5.6部加えて攪拌し、下引き層用塗布液を調製した。
この下引き層用塗布液を支持体上に浸漬塗布して塗膜を形成し、得られた塗膜を30分間160℃で乾燥させて、膜厚が18μmの下引き層を形成した。
次に、CuKα特性X線回折におけるブラッグ角2θ±0.2°の7.4°および28.1°に強いピークを有する結晶形のヒドロキシガリウムフタロシアニン結晶(電荷発生物質)を用意した。このヒドロキシガリウムフタロシアニン結晶4部、および下記式(A)で示される化合物0.04部を、シクロヘキサノン100部にポリビニルブチラール樹脂(商品名:エスレックBX−1、積水化学工業(株)製)2部を溶解させた液に加えた。その後、直径1mmのガラスビーズを用いたサンドミル装置にて23±3℃の雰囲気下で1時間分散処理し、分散処理後、酢酸エチル100部を加えて、電荷発生層用塗布液を調製した。この電荷発生層用塗布液を下引き層上に浸漬塗布して塗膜を形成し、得られた塗膜を10分間90℃で乾燥させることによって、膜厚が0.21μmの電荷発生層を形成した。
Figure 0006226714
次に、下記式(B)で示される化合物30部(電荷輸送物質)、下記式(C)で示される化合物60部(電荷輸送物質)、下記式(D)で示される化合物10部、ポリカーボネート樹脂(商品名:ユーピロンZ400、三菱エンジニアリングプラスチックス(株)製、ビスフェノールZ型のポリカーボネート)100部、ならびに、下記式(E)で示される構造単位および下記式(F)で示される構造単位を有するポリカーボネート(粘度平均分子量Mv:20000)0.02部を、混合キシレン(o−キシレンおよびm−キシレンの混合物。)600部およびジメトキシメタン200部の混合溶剤に溶解させることによって、電荷輸送層用塗布液を調製した。この電荷輸送層用塗布液を電荷発生層上に浸漬塗布して塗膜を形成し、得られた塗膜を30分間100℃で乾燥させることによって、膜厚21μmの電荷輸送層を形成した。
Figure 0006226714
Figure 0006226714
(式(E)および(F)中、0.95および0.05は、式(E)で示される構造単位および式(F)で示される構造単位のモル比(共重合比)を示す。)
次に、上記式(1)で示される1価の基を有する電荷輸送性化合物として、例示化合物(1−1)100部を、n−プロピルアルコール100部に溶解させた。この溶液に、さらに1,1,2,2,3,3,4−ヘプタフルオロシクロペンタン(商品名:ゼオローラH、日本ゼオン(株)製)100部を加えることによって、保護層用塗布液を調製した。
この保護層用塗布液を電荷輸送層上に浸漬塗布して塗膜を形成し、得られた塗膜を5分間50℃で乾燥させた。乾燥後、窒素雰囲気下にて、加速電圧70kV、吸収線量7000Gyの条件で6.4秒間、支持体を回転させながら電子線を塗膜に照射し、塗膜を硬化させた。その後、窒素雰囲気下にて、塗膜が130℃になる条件で25秒間加熱処理を行った。なお、電子線の照射から25秒間の加熱処理までの酸素濃度は18ppmであった。次に、大気中において、塗膜が110℃になる条件で12分間加熱処理を行い、膜厚が5μmである保護層(表面層)を形成した。
このようにして、支持体上に、下引き層、電荷発生層、電荷輸送層および保護層をこの順に有するドラム形状の電子写真感光体を製造した。
〈実施例2〜36〉
実施例1において、上記式(1)で示される1価の基を有する電荷輸送性化合物として例示化合物(1−1)を表1に示す例示化合物に変更して保護層用塗布液を調製した以外は、実施例1と同様にして電子写真感光体を製造した。
〈実施例37〉
実施例1において、保護層用塗布液を以下のように変更した。例示化合物(1−37)80部と、トリメチロールプロパントリメタクリレート(製品名:Miramer M301、東洋ケミカルズ(株)製)20部、ヒドロキノンモノメチルエーテル(東京化成工業(株)製)0.005部とを、n−プロパノール100部に溶解させた。この溶液に、さらに1,1,2,2,3,3,4−ヘプタフルオロシクロペンタン(商品名:ゼオローラH、日本ゼオン(株)製)100部を加えて、保護層用塗布液を調製した。
この保護層用塗布液を電荷輸送層上に浸漬塗布して塗膜を形成し、得られた塗膜を50℃で5分間加熱処理した。その後、窒素雰囲気下にて、加速電圧70kV、吸収線量50000Gyの条件で3.2秒間電子線を照射した。その後、窒素雰囲気下にて、塗膜が130℃になる条件で30秒間加熱処理した。なお、電子線の照射から30秒間の加熱処理までの酸素濃度は19ppmであった。次に、大気中において、塗膜が110℃になる条件で12分間加熱処理を行い、膜厚が5μmの保護層を形成した。これら以外は、実施例1と同様にして電子写真感光体を製造した。
〈実施例38〜42〉
実施例37において、上記式(1)で示される1価の基を有する電荷輸送性化合物として表1に示す例示化合物に変更して保護層用塗布液を調製した以外は、実施例37と同様にして電子写真感光体を製造した。
〈実施例43〜62〉
実施例1において、上記式(1)で示される1価の基を有する電荷輸送性化合物として表1に示す例示化合物に変更して保護層用塗布液を調製した以外は、実施例1と同様にして電子写真感光体を製造した。
〈実施例63〉
実施例1において、保護層用塗布液を以下のように変更した。例示化合物(1−1)99部および1−ヒドロキシ−シクロヘキシル−フェニル−ケトン(商品名:イルガキュア184、チバ・スペシャルティ・ケミカルズ製)1部を、n−プロパノール100部に溶解させた。この溶液に、さらに1,1,2,2,3,3,4−ヘプタフルオロシクロペンタン100部を加えることによって保護層用塗布液を調製した。
この保護層用塗布液を電荷輸送層上に浸漬塗布して塗膜を形成し、得られた塗膜を5分間50℃で加熱処理した。その後、メタルハライドランプを用いて、照射強度:500mW/cmの条件で塗膜に20秒間紫外線を照射し、塗膜が130℃になる条件で30分間加熱処理することによって、膜厚は5μmの保護層を形成した。これら以外は、実施例1と同様にして電子写真感光体を製造した。
〈実施例64〉
実施例63において、上記式(1)で示される1価の基を有する電荷輸送性化合物として表1に示す例示化合物に変更して保護層用塗布液を調製した以外は、実施例63と同様にして電子写真感光体を製造した。
〈実施例65〉
実施例1において、保護層用塗布液を、以下のように調製した。例示化合物(1−45)80部と、トリメチロールプロパントリメタクリレート(Miramer M301)20部、および1−ヒドロキシ−シクロヘキシル−フェニル−ケトン(イルガキュア184)1部を、n−プロパノール100部に溶解させた。この溶液に、さらに1,1,2,2,3,3,4−ヘプタフルオロシクロペンタン(商品名:ゼオローラH)100部を加えることによって保護層用塗布液を調製した。この保護層用塗布液を電荷輸送層上に浸漬塗布して塗膜を形成し、得られた塗膜を5分間50℃で加熱処理した。その後、メタルハライドランプを用いて、照射強度:500mW/cmの条件で塗膜に20秒間紫外線を照射し、塗膜が130℃になる条件で30分間加熱処理することによって、膜厚は5μmの保護層を形成した。これら以外は、実施例1と同様にして電子写真感光体を製造した。
〈実施例66〉
実施例65において、上記式(1)で示される1価の基を有する電荷輸送性化合物として表1に示す例示化合物に変更して保護層用塗布液を調製した以外は、実施例65と同様にして電子写真感光体を製造した。
Figure 0006226714
〈比較例〉
以下に、比較例1〜6で用いる比較化合物を示す。
Figure 0006226714
〈比較例1〉
実施例1において、例示化合物(1−1)を上記式(F)で示される化合物に変更して保護層用塗布液を調製した以外は、実施例1と同様にして電子写真感光体を製造した。
〈比較例2〉
実施例1において、例示化合物(1−1)を上記式(G)で示される化合物に変更して保護層用塗布液を調製した以外は、実施例1と同様にして電子写真感光体を製造した。
〈比較例3〉
実施例1において、例示化合物(1−1)を上記式(H)で示される化合物に変更して保護層用塗布液を調製した以外は、実施例1と同様にして電子写真感光体を製造した。
〈比較例4〉
実施例1において、例示化合物(1−1)を上記式(I)で示される化合物に変更して保護層用塗布液を調製した以外は、実施例1と同様にして電子写真感光体を製造した。
〈比較例5〉
実施例37において、例示化合物(1−1)を上記式(I)で示される化合物に変更して保護層用塗布液を調製した以外は、実施例37と同様にして電子写真感光体を製造した。
〈比較例6〉
実施例1において、例示化合物(1−1)を上記式(J)で示される化合物に変更して保護層用塗布液を調製した以外は、実施例1と同様にして電子写真感光体を製造した。
〈比較例7〉
実施例1において、例示化合物(1−1)を上記式(M)で示される化合物に変更して保護層用塗布液を調製した以外は、実施例1と同様にして電子写真感光体を製造した。
(評価)
実施例1〜66および比較例1〜6の電子写真感光体の評価方法については、以下のとおりである。
(画像形成初期時の画像評価)
評価装置として、電子写真装置である複写機(商品名:GP−405、キヤノン(株)製)の改造機を用いた。改造点としては、複写機用のプロセスカートリッジの帯電ローラーをコロナ帯電器(キヤノン(株)製の複写機GP−55(商品名)用のコロナ帯電器)に変更し、さらに複写機の外部からコロナ帯電器に電力が供給できるように改造した。さらにGP−405のドラムカートリッジをコロナ帯電器が装着できるように改造した。
コロナ帯電器用の電力を複写機の外部から供給するための電源としては、高圧電源コントロールシステム(Model615−3、トレック社製)を用いた。そして、コロナ帯電器のコロナワイヤーを流れる電流量が500μAになるように調整した。さらに、電子写真感光体の初期暗部電位(Vd)が−700[V]、初期明部電位(Vl)が−200[V]になるように、定電流制御スコロトロングリッド印加電圧と、露光装置の露光光量の条件を設定した。
製造した電子写真感光体をプロセスカートリッジに装着し、これを上記評価装置に装着した後、温度35℃、湿度85%RHの環境下で、画像印字比率3%の画像をA4縦サイズ紙にて1000枚出力した。1000枚の画像出力ごとに、評価装置への給電を停止し、2日間休止させた。2日間休止後に再び評価装置に給電を開始し、A4縦サイズ紙にて、ハーフトーン画像およびアルファベットのEの文字(フォント種:Times,フォントサイズ6ポイント)が繰り返された文字画像(E文字画像)を出力した。ハーフトーン画像は、図3に示す1ドット桂馬パターンの画像を用いた。なお、電子写真感光体用のヒーター(ドラムヒーター(カセットヒーター))は評価中常時OFFにした。その後、同様の評価を2回(合計3000枚通紙)行った。
得られた画像について、以下の評価のランクに従って、画像流れ(白抜けや画像濃度が薄くなる画像欠陥)を抑制する効果を評価した。ランクの数字が大きいほど良好であり、ランク6、5、4および3は、本発明の画像流れの抑制効果が得られているレベルであると判断した。一方、ランク1および2は、本発明の画像流れの抑制効果が得られていないレベルと判断した。評価結果を表2に示す。
ランク6:ハーフトーン画像およびE文字画像ともに、画像欠陥(画像流れ)はみられない。
ランク5:ハーフトーン画像の濃度が薄くなっているが、E文字画像の画像欠陥はみられない。
ランク4:ハーフトーン画像が一部白抜けしているが、E文字画像の画像欠陥はみられない。
ランク3:ハーフトーン画像が一部白抜けしており、E文字画像濃度が薄くなっている。
ランク2:ハーフトーン画像が一部白抜けしており、E文字画像濃度が一部白抜けしている。
ランク1:ハーフトーン画像が大部分白抜けしており、E文字画像濃度が大部分白抜けしている。
Figure 0006226714
101 支持体
102 電荷発生層
103 電荷輸送層
104 保護層
1 電子写真感光体
2 軸
3 帯電手段
4 露光光
5 現像手段
6 転写手段
7 転写材
8 定着手段
9 クリーニング手段
10 前露光光
11 プロセスカートリッジ
12 案内手段

Claims (14)

  1. 支持体および該支持体上に形成された感光層を有する電子写真感光体において、
    該電子写真感光体の表面層が、下記式(1)で示される1価の重合性官能基を有する電荷輸送性化合物の重合物を含有することを特徴とする電子写真感光体。
    Figure 0006226714

    (式(1)中、Rはフッ素原子、またはフッ素原子を有するアルキル基を示す。R21およびR22は、それぞれ独立に、水素原子、または、アルキル基を示す。)
  2. 前記電荷輸送性化合物が、下記式(2)で示される1価の重合性官能基を有する電荷輸送性化合物である請求項1に記載の電子写真感光体。
    Figure 0006226714

    (式(2)中のR、R21およびR22は、前記式(1)中のR、R21およびR22と同義である。)
  3. 前記Rがフッ素原子である請求項1または2に記載の電子写真感光体。
  4. 前記Rがトリフルオロメチル基である請求項1または2に記載の電子写真感光体。
  5. 前記R21およびR22が、それぞれ独立に、水素原子、メチル基、エチル基、または、n−プロピル基である請求項1〜4のいずれか1項に記載の電子写真感光体。
  6. 前記表面層が、
    前記式(1)で示される1価の重合性官能基を有する電荷輸送性化合物と、
    アクリロイルオキシ基またはメタクリロイルオキシ基を有する電荷輸送性化合物と
    の組成物の重合物を含有する請求項1〜5のいずれか1項に記載の電子写真感光体。
  7. 前記表面層が、
    前記式(1)で示される1価の重合性官能基を有する電荷輸送性化合物と、
    重合性官能基を有し、かつ電荷輸送能を有する構造を有さない化合物と
    の組成物の重合物を含有する請求項1〜5のいずれか1項に記載の電子写真感光体。
  8. 前記式(1)で示される1価の重合性官能基を有する電荷輸送性化合物が、
    下記式(3)で示される化合物および下記式(4)で示される化合物からなる群より選択される少なくとも1種である請求項1〜7のいずれか1項に記載の電子写真感光体。
    Figure 0006226714

    (式(3)中、Ar、ArおよびArは、それぞれ独立に、下記式(M1)で示される1価の基、または、置換もしくは無置換のアリール基を示す。Arは、下記式(M2)で示される2価の基、または、置換もしくは無置換のアリーレン基を示す。ただし、Ar〜Arの少なくとも1つは、下記式(M1)で示される1価の基、または、下記式(M2)で示される2価の基である。rは、0または1である。ただし、Ar、ArおよびArが下記式(M1)で示される1価の基でない場合、rは1であり、Arは下記式(M2)で示される2価の基である。)
    Figure 0006226714

    (式(4)中、Ar、Ar、ArおよびAr10は、それぞれ独立に、下記式(M1)で示される1価の基、または、置換もしくは無置換のアリール基を示す。ArおよびArは、それぞれ独立に、下記式(M2)で示される2価の基、または、置換もしくは無置換のアリーレン基を示す。ただし、Ar〜Ar10の少なくとも1つは、下記式(M1)で示される1価の基または下記式(M2)で示される2価の基である。P1は、酸素原子、シクロアルキリデン基、2つのフェニレン基が酸素原子を介して結合した2価の基、または、エチレン基を示す。sおよびtは、それぞれ独立に、0または1である。ただし、Ar、Ar、ArおよびAr10が下記式(M1)で示される1価の基でなく、Arが下記式(M2)で示される2価の基でない場合、tは1であり、Arは下記式(M2)で示される2価の基である。)
    Figure 0006226714

    (式(M1)中のR、R21、およびR22は、前記式(1)中のR、R21、およびR22と同義である。式(M1)中、Ar11は、置換もしくは無置換のアリーレン基を示す。mは、0または1以上の整数である。)
    Figure 0006226714

    (式(M2)中のR、R21、およびR22は、前記式(1)中のR、R21、およびR22と同義である。式(M2)中、Ar12は、置換もしくは無置換の3価の芳香族炭化水素基を示す。nは、0または1以上の整数である。)
  9. 前記電荷輸送性化合物が、前記式(3)で示される化合物であり、
    前記Ar〜Arの少なくとも2つが、前記式(M1)で示される1価の基、または、前記式(M2)で示される2価の基である請求項8に記載の電子写真感光体。
  10. 前記電荷輸送性化合物が、前記式(4)で示される化合物であり、
    前記Ar〜Ar10の少なくとも2つが、前記式(M1)で示される1価の基、または、前記式(M2)で示される2価の基である請求項8に記載の電子写真感光体。
  11. 請求項1〜10のいずれか1項に記載の電子写真感光体を製造する電子写真感光体の製造方法であって、該製造方法が、
    前記電荷輸送性化合物を含有する表面層用塗布液の塗膜を形成する工程、および、
    該塗膜中の前記電荷輸送性化合物を重合させることによって表面層を形成する工程
    を有することを特徴とする電子写真感光体の製造方法。
  12. 前記塗膜に電子線を照射することによって、前記電荷輸送性化合物を重合させる請求項11に記載の電子写真感光体の製造方法。
  13. 請求項1〜10のいずれか1項に記載の電子写真感光体と、帯電手段、現像手段、転写手段およびクリーニング手段からなる群より選択される少なくとも1つの手段とを一体に支持し、電子写真装置本体に着脱自在であることを特徴とするプロセスカートリッジ。
  14. 請求項1〜10のいずれか1項に記載の電子写真感光体、ならびに、帯電手段、露光手段、現像手段および転写手段を有することを特徴とする電子写真装置。
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