JP2019007994A - 電子写真感光体、電子写真感光体の製造方法、プロセスカートリッジおよび電子写真装置 - Google Patents
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Abstract
Description
さらに、本発明は、前記電子写真感光体と、帯電手段、現像手段、転写手段およびクリーニング手段からなる群より選択される少なくとも1つの手段とを一体に支持し、電子写真装置本体に着脱自在であるプロセスカートリッジに関する。
また、本発明は、前記電子写真感光体、帯電手段、露光手段、現像手段および転写手段を有する電子写真装置に関する。
本発明にかかる電子写真感光体は、支持体および前記支持体上の感光層を有する電子写真感光体であって、前記電子写真感光体の表面層が、硬化物を含有し、前記硬化物が、連鎖重合性官能基を有する電荷輸送性化合物と、下記式(1)で示される化合物との共重合体であり、前記電荷輸送性化合物が有する前記連鎖重合性官能基が、アクリロイルオキシ基およびメタクリロイルオキシ基からなる群より選択される少なくとも1種の基であり、前記連鎖重合性官能基を有する電荷輸送性化合物と、下記式(1)で示される化合物と、の共重合比(前記連鎖重合性官能基を有する電荷輸送性化合物:前記式(1)で示される化合物(I))が、200:1〜200:3(質量比)であることを特徴とする。
表面層中の電荷輸送性化合物は電荷輸送性化合物の電荷輸送性部位同士が会合状態を形成している部分があり、そのため、会合を形成している部分と形成していない部分とで温度や湿度による電荷の輸送性に違いが生ずる。前記式(1)で示される化合物はイソシアヌル酸骨格の間にスペーサ―部位としてアルキレン基を有する。そのため、電荷輸送性化合物と重合することにより、電荷輸送性化合物同士の距離を適度に遠ざけて電荷輸送性部位同士の会合状態を減らすことができると考えられる。それにより電荷輸送性が調整され、温度・湿度に依存しにくい電気特性の感光体が得られると推測される。
また、前記共重合比は、200:2〜200:3(質量比)であることが好ましい。
[電子写真感光体]
本発明にかかる電子写真感光体は、支持体および前記支持体上の感光層を有する。感光層としては、主に、(1)積層型感光層と、(2)単層型感光層とに分類される。(1)積層型感光層は、電荷発生物質を含有する電荷発生層と、電荷輸送物質を含有する電荷輸送層と、を有する。(2)単層型感光層は、電荷発生物質と電荷輸送物質を共に含有する感光層を有する。本発明においては、積層型感光層が好ましい。
図1中、電子写真感光体は、支持体111、下引き層112、電荷発生層113、電荷輸送層114、および、保護層115を有する。この場合、電荷発生層113および電荷輸送層114が感光層を構成し、保護層115が表面層である。また、保護層を設けない場合は、電荷輸送層114が表面層である。本発明においては、電荷輸送層上の保護層を表面層とすることが好ましい。
<支持体>
本発明において、電子写真感光体は支持体を有する。支持体は導電性を有する導電性支持体であることが好ましい。また、支持体の形状としては、円筒状、ベルト状、シート状等が挙げられる。中でも、円筒状支持体であることが好ましい。また、支持体の表面に、陽極酸化等の電気化学的な処理や、ブラスト処理、切削処理等を施してもよい。
支持体の材質としては、金属、樹脂、ガラス等が好ましい。
金属としては、アルミニウム、鉄、ニッケル、銅、金、ステンレスや、これらの合金等が挙げられる。中でも、アルミニウムを用いたアルミニウム製支持体であることが好ましい。
また、樹脂やガラスには、導電性材料を混合又は被覆する等の処理によって、導電性を付与してもよい。
本発明において、支持体の上に、導電層を設けてもよい。導電層を設けることで、支持体表面の傷や凹凸を隠蔽することや、支持体表面における光の反射を制御することができる。
導電層は、導電性粒子と、樹脂と、を含有することが好ましい。
金属酸化物としては、酸化亜鉛、酸化アルミニウム、酸化インジウム、酸化ケイ素、酸化ジルコニウム、酸化スズ、酸化チタン、酸化マグネシウム、酸化アンチモン、酸化ビスマス等が挙げられる。金属としては、アルミニウム、ニッケル、鉄、ニクロム、銅、亜鉛、銀等が挙げられる。
これらの中でも、導電性粒子として、金属酸化物を用いることが好ましく、特に、酸化チタン、酸化スズ、酸化亜鉛を用いることがより好ましい。
導電性粒子として金属酸化物を用いる場合、金属酸化物の表面をシランカップリング剤等で処理したり、金属酸化物にリンやアルミニウム等元素やその酸化物をドーピングしたりしてもよい。
また、導電性粒子は、芯材粒子と、その粒子を被覆する被覆層とを有する積層構成としてもよい。芯材粒子としては、酸化チタン、硫酸バリウム、酸化亜鉛等が挙げられる。被覆層としては、酸化スズ等の金属酸化物が挙げられる。
また、導電性粒子として金属酸化物を用いる場合、その体積平均粒子径が、1nm以上500nm以下であることが好ましく、3nm以上400nm以下であることがより好ましい。
また、導電層は、シリコーンオイル、樹脂粒子、酸化チタン等の隠蔽剤等をさらに含有してもよい。
本発明において、支持体又は導電層の上に、下引き層を設けてもよい。下引き層を設けることで、層間の接着機能が高まり、電荷注入阻止機能を付与することができる。
下引き層は、樹脂を含有することが好ましい。また、重合性官能基を有するモノマーを含有する組成物を重合することで硬化膜として下引き層を形成してもよい。
電子輸送物質としては、キノン化合物、イミド化合物、ベンズイミダゾール化合物、シクロペンタジエニリデン化合物、フルオレノン化合物、キサントン化合物、ベンゾフェノン化合物、シアノビニル化合物、ハロゲン化アリール化合物、シロール化合物、含ホウ素化合物等が挙げられる。電子輸送物質として、重合性官能基を有する電子輸送物質を用い、上述の重合性官能基を有するモノマーと共重合させることで、硬化膜として下引き層を形成してもよい。
金属酸化物としては、酸化インジウムスズ、酸化スズ、酸化インジウム、酸化チタン、酸化亜鉛、酸化アルミニウム、二酸化ケイ素等が挙げられる。金属としては、金、銀、アルミ等が挙げられる。
また、下引き層は、添加剤をさらに含有してもよい。
(1)積層型感光層
積層型感光層は、電荷発生層と、電荷輸送層と、を有する。
電荷発生層は、電荷発生物質と、樹脂と、を含有することが好ましい。
電荷発生層中の電荷発生物質の含有量は、電荷発生層の全質量に対して、40質量%以上85質量%以下であることが好ましく、60質量%以上80質量%以下であることがより好ましい。
電荷輸送層は、電荷輸送物質と、樹脂と、を含有することが好ましい。
電荷輸送層中の電荷輸送物質の含有量は、電荷輸送層の全質量に対して、25質量%以上70質量%以下であることが好ましく、30質量%以上55質量%以下であることがより好ましい。
電荷輸送物質と樹脂との含有量比(質量比)は、4:10〜20:10が好ましく、5:10〜12:10がより好ましい。
単層型感光層は、電荷発生物質、電荷輸送物質、樹脂および溶剤を含有する感光層用塗布液を調製し、この塗膜を形成し、乾燥させることで形成することができる。電荷発生物質、電荷輸送物質、樹脂としては、前記「(1)積層型感光層」における材料の例示と同様である。
本発明において、保護層を設けず、単層型の感光層を表面層とするとき、感光層は前記連鎖重合性官能基を有する電荷輸送性化合物と、前記式(1)で示される化合物との共重合体からなる硬化物を含有する。
本発明において、感光層の上に、保護層を設けてもよい。保護層を設けることで、耐久性を向上することができる。
本発明において、保護層を表面層とするとき、保護層は前記連鎖重合性官能基を有する電荷輸送性化合物と、前記式(1)で示される化合物との共重合体からなる硬化物を含有する。さらに、保護層は、導電性粒子および/又は電荷輸送物質と、樹脂とを含有することが好ましい。
凹部を形成する場合は、凹部に対応した凸部を有するモールドを電子写真感光体の表面に圧接し、形状転写を行うことにより、電子写真感光体の表面に凹部を形成することができる。
図2に示す圧接形状転写加工装置を用い、被加工物である表面加工前の電子写真感光体21を回転させながら、その表面(周面)に連続的にモールド22を接触させ、加圧する。これにより、表面加工前の電子写真感光体21の表面に凹部や平坦部を形成することができる。
なお、形状転写を効率的に行う観点から、モールド22や表面加工前の電子写真感光体21を加熱することが好ましい。
本発明にかかるプロセスカートリッジは、これまで述べてきた電子写真感光体と、帯電手段、現像手段、転写手段およびクリーニング手段からなる群より選択される少なくとも1つの手段とを一体に支持し、電子写真装置本体に着脱自在であることを特徴とする。
また、本発明の電子写真装置は、これまで述べてきた電子写真感光体、帯電手段、露光手段、現像手段および転写手段を有することを特徴とする。
1は円筒状の電子写真感光体であり、軸2を中心に矢印方向に所定の周速度で回転駆動される。電子写真感光体1の表面は、帯電手段3により、正又は負の所定電位に帯電される。なお、図においては、ローラ型帯電部材によるローラ帯電方式を示しているが、コロナ帯電方式、近接帯電方式、注入帯電方式等の帯電方式を採用してもよい。帯電された電子写真感光体1の表面には、露光手段(不図示)から露光光4が照射され、目的の画像情報に対応した静電潜像が形成される。電子写真感光体1の表面に形成された静電潜像は、現像手段5内に収容されたトナーで現像され、電子写真感光体1の表面にはトナー像が形成される。電子写真感光体1の表面に形成されたトナー像は、転写手段6により、転写材7に転写される。トナー像が転写された転写材7は、定着手段8へ搬送され、トナー像の定着処理を受け、電子写真装置の外へプリントアウトされる。電子写真装置は、転写後の電子写真感光体1の表面に残ったトナー等の付着物を除去するための、クリーニング手段9を有していてもよい。また、クリーニング手段を別途設けず、前記付着物を現像手段等で除去する、所謂、クリーナーレスシステムを用いてもよい。電子写真装置は、電子写真感光体1の表面を、前露光手段(不図示)からの前露光光10により除電処理する除電機構を有していてもよい。また、本発明にかかるプロセスカートリッジ11を電子写真装置本体に着脱するために、レール等の案内手段12を設けてもよい。
直径30mm、長さ357.5mm、肉厚1mmのアルミニウムシリンダーを支持体(導電性支持体)とした。
次に、ポリオール樹脂としてポリビニルブチラール樹脂(重量平均分子量:40000、商品名:BM−1、積水化学工業(株)製)15部およびブロック化イソシアネート(商品名:スミジュール3175、住化バイエルウレタン(株)製)15部をメチルエチルケトン73.5部と1−ブタノール73.5部の混合溶液に溶解させた。この溶液に前記表面処理された酸化亜鉛粒子80.8部、および2,3,4−トリヒドロキシベンゾフェノン(東京化成工業(株)製)0.8部を加え、これを直径0.8mmのガラスビーズを用いたサンドミル装置で23±3℃雰囲気下で3時間分散した。分散後、シリコーンオイル(商品名:SH28PA、東レ・ダウコーニング(株)製)0.01部、および架橋ポリメタクリル酸メチル(PMMA)粒子(商品名:TECHPOLYMER SSX−103、積水化成品工業(株)製、平均一次粒径3μm)を5.6部加えて攪拌し、下引き層用塗布液を調製した。
この下引き層用塗布液を前記アルミニウムシリンダー上に浸漬塗布して塗膜を形成し、得られた塗膜を40分間160℃で乾燥させて、膜厚が18μmの下引き層を形成した。
この表面層用塗布液を前記電荷輸送層上に浸漬塗布し、得られた塗膜を5分間40℃で乾燥させた。乾燥後、窒素雰囲気下にて、加速電圧70KV、吸収線量15kGyの条件で1.6秒間電子線を塗膜に照射した。その後、窒素雰囲気下にて、塗膜の温度が135℃になる条件で15秒間加熱処理を行った。なお、電子線の照射から15秒間の加熱処理までの酸素濃度は15ppmであった。次に、大気中において、塗膜が105℃になる条件で1時間加熱処理を行い、膜厚5μmである表面層としての保護層を形成した。
具体的には、概ね図2に示す構成の圧接形状転写加工装置に、図3に示すモールドを設置し、作製した凹部形成前の電子写真感光体に対して表面加工を行った。図3は、実施例および比較例で用いたモールドを示す図である。図3(a)はモールドの概略を示す上面図、図3(b)はモールドの凸部の電子写真感光体の軸方向の概略断面図(図3(a)のS−S‘断面における断面図)である。図3(c)はモールドの凸部の電子写真感光体の周方向の断面図(図3(a)のT−T’断面の断面図)である。図3に示されるモールドは、最大幅(モールド上の凸部を上から見たときの電子写真感光体の軸方向の最大幅のこと。)X:50μm、最大長さ(モールド上の凸部を上から見たときの電子写真感光体の周方向の最大長さのこと。)Y:75μm、面積率56%、高さH:4μmの凸部を有する。なお、面積率とは、モールドを上から見たときに表面全体に占める凸部の面積の比率である。加工時には、電子写真感光体の表面の温度が120℃になるように電子写真感光体およびモールドの温度を制御した。そして、7.0MPaの圧力で電子写真感光体と加圧部材をモールドに押し付けながら、電子写真感光体を周方向に回転させて、電子写真感光体の表面層(周面)の全面に凹部を形成した。このようにして、電子写真感光体を製造した。
実施例1において、前記式(1)で示される化合物の種類と使用量を表1のように変更して表面層を形成した以外は、実施例1と同様にして電子写真感光体を製造した。
実施例1において、表面層用塗布液を以下のように調整した以外は、実施例1と同様にして電子写真感光体を製造した。前記式(4−5)で示される化合物100部、式(1−12)で示される化合物1.00部、ポリテトラフルオロエチレン粒子(商品名:ルブロンL−2、ダイキン(株)製)19部、ならびに、下記式(A1)で示される繰り返し構造単位および下記式(A2)で示される繰り返し構造単位を有する樹脂(重量平均分子量:130,000、共重合比(A1)/(A2)=1/1(モル比))1部を、n−プロパノール100部および1,1,2,2,3,3,4−ヘプタフルオロシクロペンタン(商品名:ゼオローラH、日本ゼオン(株)製)100部の混合溶剤に加え、これを高圧分散機(商品名:マイクロフルイダイザーM−110EH、米Microfluidics(株)製)に通し、分散処理することによって表面層用塗布液を得た。
実施例1において、連鎖重合性官能基を有する電荷輸送性化合物と、前記式(1)で示される化合物の種類と使用量を表1のように変更して表面層を形成した以外は、実施例1と同様にして電子写真感光体を製造した。
以下のように表面層としての保護層を形成した以外は、実施例1と同様にして電子写真感光体を製造した。
前記式(4−5)で示される化合物100部、前記式(1−12)で示される化合物1.00部、光重合開始剤として2,4−ジエチルチオキサントン15部、重合開始助剤として4,4′−ビス(ジエチルアミノ)ベンゾフェノン5部を、n−プロパノール100部および1,1,2,2,3,3,4−ヘプタフルオロシクロペンタン(商品名:ゼオローラH、日本ゼオン(株)製)100部の混合溶剤を混合し、撹拌した。
次に、この表面層用塗布液を電荷輸送層上に浸漬塗布して塗膜を形成し、メタルハライドランプにて1.20×10−5W/m2の光強度で塗膜に30秒間紫外線照射して光硬化を行った。その後、この塗膜を120℃、1時間40分間加熱乾燥して、膜厚5μmの表面層としての保護層を形成した。
以下のように表面層を形成した以外は、実施例1と同様にして電子写真感光体を製造した。
前記式(4−8)で示される化合物70部、トリス(2−ヒドロキシエチル)イソシアヌレートトリアクリレート25部、前記式(1−12)で示される化合物0.84部を、n−プロパノール95部および1,1,2,2,3,3,4−ヘプタフルオロシクロペンタン(商品名:ゼオローラH、日本ゼオン(株)製)95部の混合溶剤を混合し、撹拌した。
次に、この表面層用塗布液を電荷輸送層上に浸漬塗布して塗膜を形成し、メタルハライドランプにて1.20×10−5W/m2の光強度で塗膜に30秒間紫外線照射して光硬化を行った。その後、この塗膜を120℃、1時間40分間加熱乾燥して、膜厚5μmの表面層としての保護層を形成した。
実施例1において、連鎖重合性官能基を有する電荷輸送性化合物と、前記式(1)で示される化合物の種類と使用量を表1のように変更して表面層を形成した以外は、実施例1と同様にして電子写真感光体を製造した。
以下のように表面用塗布液を調製した以外は、実施例1と同様にして電子写真感光体を製造した。
前記式(4−3)で示される化合物75部、前記式(1−20)で示される化合物0.75部、トリス(2−ヒドロキシエチル)イソシアヌレートトリアクリレート22.5部を、n−プロパノール100部および1,1,2,2,3,3,4−ヘプタフルオロシクロペンタン(商品名:ゼオローラH、日本ゼオン(株)製)100部の混合溶剤を混合、撹拌し、表面層用塗布液を調製した。
以下のように表面用塗布液を調製した以外は、実施例1と同様にして電子写真感光体を製造した。
前記式(4−5)で示される化合物95部、前記式(1−12)で示される化合物1.14部、下記式(F)で示される化合物3.86部を、n−プロパノール100部および1,1,2,2,3,3,4−ヘプタフルオロシクロペンタン(商品名:ゼオローラH、日本ゼオン(株)製)100部の混合溶剤を混合、撹拌し、表面層用塗布液を調製した。
以下のように表面用塗布液を調製した以外は、実施例1と同様にして電子写真感光体を製造した。
前記式(4−5)で示される化合物90部、前記式(1−15)で示される化合物0.90部、式(G)で示される化合物4.5部を、n−プロパノール100部および1,1,2,2,3,3,4−ヘプタフルオロシクロペンタン(商品名:ゼオローラH、日本ゼオン(株)製)100部の混合溶剤を混合、撹拌し、表面層用塗布液を調製した。
以下のように表面用塗布液を調製した以外は、実施例1と同様にして電子写真感光体を製造した。
前記式(A1)で示される繰り返し構造単位および前記式(A2)で示される繰り返し構造単位を有する樹脂(重量平均分子量:130,000、共重合比(A1)/(A2)=1/1(モル比))1.65部を、1,1,2,2,3,3,4−ヘプタフルオロシクロペンタン(商品名:ゼオローラH、日本ゼオン(株)社製)40部および1−プロパノール55部の混合溶剤に溶解した。その後、ポリテトラエチレン粒子(商品名:ルブロンL−2、ダイキン工業(株)製)30部を加えた液を、高圧分散機(商品名:マイクロフルイダイザーM−110EH、米Microfluidics(株)製)に通し、分散液を得た。
その後、前記式(4−5)で示される電荷輸送性化合物50.0部、前記式(1−12)で示される化合物0.60部、トリス(2−ヒドロキシエチル)イソシアヌレートトリアクリレート14.8部、下記式(H)で示される化合物1.92部、1,1,2,2,3,3,4−ヘプタフルオロシクロペンタン35部および1−プロパノール15部を前記分散液に加え、ポリフロンフィルター(商品名:PF−040、アドバンテック東洋(株)製)で濾過を行い、表面層用塗布液を調製した。
実施例14において、さらにシロキサン変性アクリル化合物0.98部(BYK−3550、ビックケミー・ジャパン(株)製)を加えた以外は、実施例14と同様にして電子写真感光体を製造した。
実施例1において、連鎖重合性官能基を有する電荷輸送性化合物と、前記式(1)で示される化合物の種類と使用量を表1のように変更して表面層用塗布液を調製した以外は、実施例1と同様にして電子写真感光体を製造した。
実施例1において、表面層用塗布液を以下のように調整した以外は、実施例1と同様にして電子写真感光体を製造した。
前記式(A1)で示される繰り返し構造単位および前記式(A2)で示される繰り返し構造単位を有する樹脂(重量平均分子量:130,000、共重合比(A1)/(A2)=1/1(モル比))1.65部を、1,1,2,2,3,3,4−ヘプタフルオロシクロペンタン(商品名:ゼオローラH、日本ゼオン(株)社製)40部および1−プロパノール55部の混合溶剤に溶解した。その後、ポリテトラエチレン粒子(商品名:ルブロンL−2、ダイキン工業(株)製)30部を加えた液を、高圧分散機(商品名:マイクロフルイダイザーM−110EH、米Microfluidics(株)製)に通し、分散液を得た。
その後、前記式(4−5)で示される化合物50.0部、前記式(1−18)で示される化合物0.375部を、1,1,2,2,3,3,4−ヘプタフルオロシクロペンタン35部および1−プロパノール15部を前記分散液に加え、ポリフロンフィルター(商品名:PF−040、アドバンテック東洋(株)製)で濾過を行い、表面層用塗布液を調製した。
実施例1において、連鎖重合性官能基を有する電荷輸送性化合物の種類を表1のように変更して表面層用塗布液を調製した以外は、実施例1と同様にして電子写真感光体を製造した。
実施例15において、連鎖重合性官能基を有する電荷輸送性化合物の種類を表1のように変更して表面層用塗布液を調製した以外は、実施例15と同様にして電子写真感光体を製造した。
実施例6において、前記式(1−11)で示される化合物を加えずに保護層用塗布液を調製した以外は、実施例6と同様にして電子写真感光体を製造した。
実施例11において、前記式(1−20)で示される化合物を加えずに保護層用塗布液を調製した以外は、実施例11と同様にして電子写真感光体を製造した。
実施例1において、表面層用塗布液を以下のように調整した以外は、実施例1と同様にして電子写真感光体を製造した。
前記式(4−14)で示される化合物80部、εカプロラクトン変性トリス(アクロキシエチル)イソシアヌレート20部、ジペンタエリスリトールペンタアクリレート5.0部を、n−プロパノール100部および1,1,2,2,3,3,4−ヘプタフルオロシクロペンタン(商品名:ゼオローラH、日本ゼオン(株)製)100部の混合溶剤を混合、撹拌し、表面層用塗布液を調製した。
(比較例4)
実施例6において、前記式(1−11)で示される化合物1.30部を、前記式(1−12)で示される化合物0.25部に変えて、保護層用塗布液を調製した以外は、実施例6と同様にして電子写真感光体を製造した。
実施例6において、前記式(1−11)で示される化合物1.30部を、前記式(1−3)で示される化合物0.25部に変えて保護層用塗布液を調製した以外は、実施例6と同様にして電子写真感光体を製造した。
実施例6において、前記式(1−11)で示される化合物1.30部を、前記式(1−12)で示される化合物2.00部に変えて保護層用塗布液を調製した以外は、実施例6と同様にして電子写真感光体を製造した。
実施例1〜25、比較例1〜6の電子写真感光体の評価方法については、以下のとおりである。
評価装置として、電子写真装置である複写機(商品名:GP−405、キヤノン(株)製)の改造機を用いた。改造点としては、プロセススピードを450mm/secとなるようにした。帯電手段は直流電圧に交流電圧を重畳した電圧を帯電ローラに印加する方式とした。この評価装置用のドラムカートリッジに、各例で製造した電子写真感光体を装着して、以下のように評価した。
電子写真感光体の初期暗部電位(Vd)が約−850[V]、初期明部電位(Vl)が約−200[V]になるように、印加電圧と、露光装置の露光光量の条件を設定した。
電子写真感光体の表面電位の測定は、評価装置から現像用カートリッジを抜き取り、そこに電位プローブ(商品名:model6000B−8、トレック社製)を固定し、表面電位計(model344:トレック社製)を使用して行った。
50000枚の画像出力後、5分間放置し、現像用カートリッジを前記電位プローブおよび表面電位計からなる電位測定装置に付け替え、常温低湿環境下における50000枚の画像出力後(繰り返し使用後)の電子写真感光体の表面の明部電位を測定した。ここで、Vlaaを、繰り返し使用前(初期)における電子写真感光体の表面の明部電位、Vlabを常温低湿環境下における50000枚の画像出力後における電子写真感光体の表面の明部電位とする。このとき、常温低湿環境下における50000枚の画像出力後の電子写真感光体の表面の明部電位の変動量ΔVlaは、次の式により算出した。
ΔVla=|Vlab|−|Vlaa|
前記式において、|Vlab|および|Vlaa|は、それぞれ、VlabおよびVlaaの絶対値を表す。
その後、常温低湿環境下で、合計300000枚まで画像出力を行った。その間合計100000枚、200000枚、300000枚の画像出力をした際には、50000枚の画像出力後と同様にして、繰り返し使用前(初期)の明部電位Vlaaからの電位の変動量を算出した。
ΔVlb=|Vlbb|−|Vlba|
前記式において、|Vlbb|および|Vlba|は、それぞれ、VlbbおよびVlbaの絶対値を表す。
その後、高温高湿環境下で、合計300000枚まで画像出力を行った。その間合計100000枚、200000枚、300000枚の画像出力をした際には、50000枚の画像出力後と同様にして、繰り返し使用前(初期)の明部電位Vlbaからの電位の変動量を算出した。
ΔVl=|ΔVlb|−|Vla|
ここで、|ΔVlb|および|Vla|は、それぞれ、ΔVlbおよびVlaの絶対値を表す。50000枚出力、100000枚出力、200000枚出力および300000枚出力後それぞれにおける電位の変動量の差を以下のように評価した。
A:電位の変動量の差が10V以内
B:電位の変動量の差が10Vより大きく20V以内
C:電位の変動量の差が20Vより大きく30V以内
D:電位の変動量の差が30Vより大きく40V以内
E:電位の変動量の差が40Vより大きい
Aが最も温度・湿度の影響が少なく、Eが最も温度・湿度の影響が大きい。結果を表2に示す。
112 下引き層
113 電荷発生層
114 電荷輸送層
115 保護層
21 表面加工前の電子写真感光体
22 モールド
23 加圧部材
24 支持部材
1 電子写真感光体
3 帯電手段
5 現像手段
6 転写手段
8 定着手段
9 クリーニング手段
11 プロセスカートリッジ
Claims (9)
- 支持体および前記支持体上の感光層を有する電子写真感光体であって、
前記電子写真感光体の表面層が、硬化物を含有し、
前記硬化物が、
連鎖重合性官能基を有する電荷輸送性化合物と、
下記式(1)で示される化合物と
の共重合体であり、
前記電荷輸送性化合物が有する前記連鎖重合性官能基が、アクリロイルオキシ基およびメタクリロイルオキシ基からなる群より選択される少なくとも1種の基であり、
前記連鎖重合性官能基を有する電荷輸送性化合物と、下記式(1)で示される化合物と、の共重合比(前記連鎖重合性官能基を有する電荷輸送性化合物:下記式(1)で示される化合物)が、200:1〜200:3(質量比)である
ことを特徴とする電子写真感光体。
- 前記式(1)中のR15およびR16が、それぞれ独立に、炭素数1以上3以下のアルキレン基であり、前記式(3)中のR17が、炭素数1以上3以下のアルキレン基である請求項1に記載の電子写真感光体。
- 前記共重合比が、200:2〜200:3(質量比)である請求項1又は2に記載の電子写真感光体。
- 前記連鎖重合性官能基を有する電荷輸送性化合物が下記式(4)で示される化合物である、請求項1〜3のいずれか1項に記載の電子写真感光体。
- 前記式(7)中、R41、R42およびR43は置換基として前記式(8)で示される基を有する、請求項4に記載の電子写真感光体。
- 請求項1〜6のいずれか1項に記載の電子写真感光体の製造方法であって、
前記製造方法が、
表面層用塗布液を調製する工程、および
前記表面層用塗布液の塗膜を形成し、前記塗膜を乾燥および硬化させることによって前記表面層を形成する工程、
を有し、
前記表面層用塗布液が、
前記連鎖重合性官能基を有する電荷輸送性化合物、
前記式(1)で示される化合物、および、
溶剤、
を含有し、
前記表面層用塗布液中の、前記連鎖重合性官能基を有する電荷輸送性化合物と、前記式(1)で示される化合物と、の含有量の比(前記連鎖重合性官能基を有する電荷輸送性化合物:前記式(1)で示される化合物)が、200:1〜200:3(質量比)である
ことを特徴とする電子写真感光体の製造方法。 - 請求項1〜6のいずれか1項に記載の電子写真感光体と、帯電手段、現像手段、転写手段およびクリーニング手段からなる群より選択される少なくとも1つの手段とを一体に支持し、電子写真装置本体に着脱自在であるプロセスカートリッジ。
- 請求項1〜6のいずれか1項に記載の電子写真感光体、ならびに、帯電手段、露光手段、現像手段および転写手段を有する電子写真装置。
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