JP6225905B2 - 制御方法およびそれを利用した制御装置 - Google Patents

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Description

本発明は、制御技術に関し、特に蓄電池に対する制御方法およびそれを利用した制御装置に関する。
蓄電池のような二次電池は繰り返して使用されることによって、性能が劣化していく。このような性能の劣化の程度を把握するために、劣化度が取得される。電池の特性の把握を簡便に行うために、例えば、関数fと、前回測定時の電池容量と内部抵抗とをもとに、測定した充電電圧に対応する電池容量、内部抵抗が回帰的に演算される。演算が終了すると、演算した電池容量、内部抵抗とともに測定日時、電池温度、充電電圧、充電時間と関連付けて電池容量、内部抵抗が記録される(例えば特許文献1参照)。
特開2011−75461号公報
本発明者はこうした状況下、以下の課題を認識するに至った。劣化度は、一般的にバッテリを充放電することによって導出される。そのため、充放電の仕方によって劣化度の信頼性が変わるおそれがある。取得された劣化度よりも実際の劣化度が劣化を示している場合、取得した劣化度をユーザが信じれば、不都合が生じる可能性がある。
本発明はこうした状況に鑑みてなされたものであり、その目的は、劣化度の信頼性を知らしめる技術を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明のある態様の制御装置は、負荷に電力を供給すべき蓄電池の劣化度を取得する第1取得部と、第1取得部において取得した劣化度の信頼度を取得する第2取得部と、第1取得部において取得した劣化度と、第2取得部において取得した信頼度とを合わせて出力させる出力部と、を備える。
本発明の別の態様は、制御方法である。この方法は、負荷に電力を供給すべき蓄電池の劣化度を取得するステップと、取得した劣化度の信頼度を取得するステップと、取得した劣化度と、取得した信頼度とを合わせて出力させるステップと、を備える。
なお、以上の構成要素の任意の組合せ、本発明の表現を方法、装置、システム、記録媒体、コンピュータプログラムなどの間で変換したものもまた、本発明の態様として有効である。
本発明によれば、劣化度の信頼性を知らしめることができる。
図1(a)−(c)は、本発明の実施例1に係る配電システムの構成を示す図である。 図1(a)−(c)の管理装置の構成を示す図である。 図2の表示部に表示される画面を示す図である。 本発明の実施例2に係る表示部に表示される画面を示す図である。 本発明の実施例2に係る管理装置による表示手順を示すフローチャートである。 本発明の実施例3に係る管理装置による更新手順を示すフローチャートである。 本発明の実施例4に係る表示部に表示される画面を示す図である。 本発明の実施例4に係る管理装置による表示手順を示すフローチャートである。 本発明の実施例5に係る管理装置の構成を示す図である。 図9の管理装置による満充電容量の入力手順を示すフローチャートである。 本発明の実施例6に係る記憶部に記憶されたテーブルのデータ構造を示す図である。 本発明の実施例6に係る管理装置による満充電容量の入力手順を示すフローチャートである。 本発明の実施例7に係る管理装置による満充電容量の入力手順を示すフローチャートである。 本発明の実施例8に係る管理装置による満充電容量の取得手順を示すフローチャートである。
(実施例1)
本発明を具体的に説明する前に、概要を述べる。本発明の実施例1は、太陽電池を商用電力系統と並列に接続し、商用電源、太陽電池、そして、蓄電池から負荷へ電力を供給するとともに、蓄電池を充電する配電システムに関する。商用電源が停電した場合、太陽電池や蓄電池からの電力が負荷に供給される。なお、商用電源が供給されている場合、蓄電池は放電しないものとしてもよい。このような蓄電池の性能は劣化していくので、使用すべきときに使用できないという事態を防止するために、蓄電池の劣化の程度や寿命が通知されることが望まれる。蓄電池の劣化の程度や寿命は、劣化度(SOH:State Of Health)によって判定される。一般的に、SOHは充放電時に測定される。しかしながら、SOHがほとんど測定されない放電制御をしている場合、SOHが現在の値と異なっていることがありえる。本実施例に係る配電システムは、SOHを表示するとともに、SOHの更新日時も表示する。
図1(a)−(c)は、本発明の実施例1に係る配電システム100の構成を示す。図1(a)において配電システム100は、太陽電池10、蓄電池12、変換装置14、管理装置16、第1SW18、第2SW20、特定負荷24、一般負荷26を含む。配電システム100は、商用電源22に接続されている。商用電源22は、電力会社からの電力を供給するための交流電源である。図1(a)は、商用電源22が停電していない場合(以下、「正常時」という)における配電システム100の構成に相当する。
太陽電池10は、光起電力効果を利用し、光エネルギーを直接電力に変換する電力機器である。太陽電池10として、シリコン太陽電池、さまざまな化合物半導体などを素材にした太陽電池、色素増感型(有機太陽電池)等が使用される。太陽電池10は、発電した電力を出力する。蓄電池12は、再生可能エネルギー源をもとに発電した電力、つまり太陽電池10において発電した電力、あるいは商用電源22からの電力によって充電される。
変換装置14は、一端側に太陽電池10を接続する。変換装置14と太陽電池10との経路は、途中で分岐されており、分岐された経路には、蓄電池12が接続される。つまり、変換装置14の一端側には、分岐点を介して、太陽電池10と蓄電池12とが並列に接続される。また、変換装置14は、他端側に商用電源22を接続する。管理装置16は、蓄電池12の動作を制御するための指示を変換装置14に出力する。また、変換装置14は、第1SW18と商用電源22との間の経路上における電圧変動を常時監視しており、検出された電圧変動にもとづき、商用電源22が停電か通電かを判断する。
一般負荷26は、交流駆動型の電気機器である。一般負荷26は、変換装置14と商用電源22との間の経路から分岐された経路に接続される。なお、変換装置14と商用電源22との間の経路上であって、かつ商用電源22への分岐点から商用電源22側には、図示しない分電盤が接続される。
第1SW18、第2SW20は、管理装置16からの指示に応じて経路を変更するためのスイッチである。第1SW18、第2SW20のオン/オフや切替は、変換装置14によって指示される。なお、管理装置16によって指示されてもよい。正常時において、第1SW18は、オンされ、第2SW20は、Y側の端子に接続される。その結果、第2SW20のY側の端子と特定負荷24とが接続される。なお、特定負荷24は、一般負荷26と同様に、交流駆動型の電気機器である。
正常時の充電において、蓄電池12の充電は次のようになされる。電力会社が時間帯別電気料金制度を採用している場合、夜間の時間帯の電気料金は、昼間の時間帯の電気料金よりも低く設定される。また、一例として、昼間の時間帯は7時から23時であり、夜間の時間帯は23時から翌日の7時というように規定される。そのため、夜間の時間帯において、商用電源22から供給される電力は、第1SW18、変換装置14を介して蓄電池12に充電される。その際、変換装置14は、商用電源22から入力した交流電力を直流電力に変換し、直流電力を蓄電池12に出力する。
また、昼間の時間帯において、太陽電池10が発電した電力は、変換装置14に出力される。変換装置14は、太陽電池10から入力した直流電力を交流電力に変換し、交流電力を第1SW18に出力する。その結果、太陽電池10からの電力も特定負荷24、一般負荷26に供給される。さらに、太陽電池10が発電した電力が、特定負荷24、一般負荷26において消費される電力よりも多い場合、余剰の電力が蓄電池12に充電される。蓄電池12は、商用電源が停電した場合に負荷に電力を供給する蓄電池として、正常時には特定負荷24に放電せず、停電時にのみ特定負荷24に放電する。なお、正常時の放電において、蓄電池12は、一般に電気の使用量が大きくなる昼間の商用電力における使用量の最大値を下げる、いわゆるピークカットとして用いられてもよい。ここでは、ピークカットの説明を省略する。
図1(b)は、商用電源22が停電している場合(以下、「停電時」という)における配電システム100の構成に相当する。商用電源22からの電力の供給がなくなった場合、変換装置14は、停電を検出する。停電を検出した場合、変換装置14は、第1SW18、第2SW20とを制御する。具体的に説明すると、停電時において、第1SW18がオフされ、第2SW20は、X側の端子に接続される。その結果、特定負荷24は、変換装置14に接続されるが、一般負荷26は、変換装置14から切り離される。そのため、太陽電池10からの電力は、変換装置14に出力され、変換装置14からの電力が、特定負荷24に供給される。なお、太陽電池10からの電力よりも、特定負荷24において消費される電力が少ない場合、余剰の電力が蓄電池12に充電される。停電時において、太陽電池10からの電力よりも、特定負荷24において消費される電力が多い場合、蓄電池12は、電力を出力する。放電した電力も、変換装置14に出力され、変換装置14からの電力が、特定負荷24に供給される。
このように、特定負荷24は、正常時において、太陽電池10、蓄電池12、商用電源22から電力の供給を受けることが可能であり、停電時においても太陽電池10、蓄電池12から電力の供給を受けることが可能である。一方、一般負荷26は、正常時において太陽電池10、蓄電池12、商用電源22から電力の供給を受けることが可能であるが、停電時において電力の供給を受けることができない。
図1(c)は、停電時から、商用電源22が停電していない状態に復旧した場合(以下、「復旧時」という)における配電システム100の構成に相当する。停電時において、商用電源22からの電力の供給が回復した場合、変換装置14は、復旧を検出する。復旧を検出した場合、変換装置14は、第2SW20を制御する。具体的に説明すると、復旧時において、第1SW18のオフが維持され、第2SW20は、Y側の端子に接続される。その結果、特定負荷24および一般負荷26は、変換装置14から切り離され、商用電源22に接続される。その結果、商用電源22からの電力は、特定負荷24、一般負荷26に供給される。なお、変換装置14には、特定負荷24および一般負荷26が接続されていないので、変換装置14は、交流電力を出力しない。太陽電池10において発電された電力は、蓄電池12に供給される。
ここで、図1(a)の正常時において、変換装置14は、系統連携運転を実行している。一方、図1(b)の停電時、図1(c)の復旧時において、変換装置14は、自立運転を実行している。系統連系運転とは、変換装置14が、商用電源22の電力の周波数に応じた周波数を使用することによって、直流電力から交流電力を生成する動作である。一方、自立運転とは、変換装置14が、商用電源22の電力の周波数に非依存の周波数を使用することによって、直流電力から交流電力を生成する動作である。
図2は、管理装置16の構成を示す。管理装置16は、処理部56、表示部58、入力部60、第1取得部68、記憶部70、第2取得部72を含む。管理装置16は、前述のごとく、蓄電池12の動作を制御しているが、ここではSOHに関する処理を説明し、その他の処理の説明を省略する。
第1取得部68は、蓄電池12がある一定量の電力量を充放電している場合に蓄電池12のSOHを取得する。このようなSOHは、蓄電池12が劣化するほど小さい値になる。SOHは、次のように導出される。
SOH=現時点での満充電容量/初期の満充電容量 (1)
ここで、現時点の満充電容量は、次のように導出される。
現時点での満充電容量 = 係数K × 所定期間内の電流積算値I (2)
次に、式(2)の算出方法を説明する。係数Kはあらかじめ計測等により設定されている。具体的には、係数Kは、あらかじめ設定された電圧変化に対する充電状態(State of charge:以下、SOC)の差分量にもとづいて決定される。例えば、あらかじめ設定された電圧をV1からV2(V1>V2)までの電圧変化として、V1はSOC75%に相当する電圧、V2はSOC50%に相当する電圧とした場合、
係数K=100 / (75−50)= 4
と決定することができる。
ある所定の期間内での電圧がV1からV2(V1>V2)になるまで放電したときに流れた電流積算値が10Ahとした場合、
現時点での満充電容量 = 4 × 10 Ah
となる。電池の劣化が進むと流せる電流が減少するため、電流積算値も減少していく。
このように、SOHの導出には、電流積算値Iが必要となり、電流積算値Iの導出には、蓄電池12の充放電が必要になるので、第1取得部68は、前述のごとく、蓄電池12が充放電している場合に、当該蓄電池12のSOHを取得する。第1取得部68は、取得したSOHを処理部56に出力する。
第2取得部72は、第1取得部68において取得した劣化度の信頼度を取得する。本実施例で説明する劣化度の信頼度とは、第1取得部68において取得した劣化度の更新時期のことをいう。更新時期は、例えば、年、月、日によって示される。さらに、更新時期に、時、分、秒等が含まれてもよい。第2取得部72は、取得した更新時期を処理部56に出力する。処理部56は、第1取得部68からSOHを受けつけるとともに、第2取得部72から更新時期を受けつける。処理部56は、SOHと更新時期とを組み合わせて記憶部70に記憶させる。記憶部70は、SOHと更新時期とを組み合わせて記憶する。
入力部60は、ボタン等を備え、ボタンを介してユーザからの指示を入力する。指示の一例は、蓄電池12を制御するための指示であるが、ここではSOHを表示させるための指示であるとする。入力部60は、入力した指示を処理部56に出力する。処理部56は、SOHを表示させるための指示を受けつけると、記憶部70から、SOHと更新時期との組合せを抽出して、組合せを表示部58に出力する。表示部58は、処理部56から受けつけたSOHと更新時期との組合せをモニタに表示させる。図3は、表示部58に表示される画面を示す。上段にSOHが示され、下段に更新時期が示される。
この構成は、ハードウエア的には、任意のコンピュータのCPU、メモリ、その他のLSIで実現でき、ソフトウエア的にはメモリにロードされたプログラムなどによって実現されるが、ここではそれらの連携によって実現される機能ブロックを描いている。したがって、これらの機能ブロックがハードウエアのみ、ハードウエアとソフトウエアの組合せによっていろいろな形で実現できることは、当業者には理解されるところである。
本発明の実施例によれば、SOHとともに更新時期も表示させるので、劣化度がいつ取得した値であるかを知らしめることができる。また、更新時期が古ければ、SOHの信頼性が低いことを知らしめることができる。信頼性が低ければSOHが信頼されなくなるので、トラブルの発生を回避できる。また、SOHに更新時期を追加するだけなので、処理量の増加を抑制できる。
(実施例2)
本発明の実施例2は、実施例1と同様に、SOHを表示するとともに、更新時期も表示する管理装置に関する。実施例2に係る管理装置は、これらとともにユーザに注意を促すメッセージも表示する。実施例2に係る配電システム100、管理装置16は、図1(a)−(c)、図2と同様のタイプである。ここでは差異を中心に説明する。
図2の処理部56は、入力部60から、SOHを表示させるための指示を受けつけると、記憶部70から組合せを取得する。処理部56は、組合せに含まれた更新時期を抽出し、更新時期が、所定の期間よりも古い場合、処理部56は、蓄電池12に対する容量学習の実行を促すためのメッセージを表示部58に出力する。所定の期間は、例えば、現在の日時から3年前のように定められる。その際、処理部56は、SOHと更新時期も表示部58に出力する。
表示部58は、更新時期が所定の期間よりも過去の日時を示している場合、蓄電池12に対する容量学習の実行を促すためのメッセージをモニタに表示させる。図4は、本発明の実施例2に係る表示部58に表示される画面を示す。上段にSOHが示され、中段に更新時期が示されるとともに、下段に「容量学習を実行して下さい」のメッセージが示される。このようなメッセージを確認したユーザは、容量学習を実行させることによって、SOHを更新させる。なお、容量学習とは、蓄電池12を放電させた後、新たに充電させる処理である。
以上の構成による配電システム100の動作を説明する。図5は、本発明の実施例2に係る管理装置16による表示手順を示すフローチャートである。処理部56において更新時期が古ければ(S10のY)、表示部58は、容量学習の実行を促すためのメッセージを表示する(S12)。処理部56において更新時期が古くなければ(S10のN)、ステップ12がスキップされる。
本発明の実施例によれば、蓄電池に対する容量学習の実行を促すためのメッセージも表示させるので、SOHを更新させることができる。また、蓄電池に対する容量学習の実行を促すためのメッセージも表示させるので、ユーザの処理を直接指定できる。また、SOHが更新されるので、信頼性の高いSOHを使用できる。
(実施例3)
本発明の実施例3は、これまでと同様に、SOHを表示するとともに、更新時期も表示する管理装置に関する。実施例2に係る管理装置は、容量学習を強制的に実行させる。実施例3に係る配電システム100、管理装置16は、図1(a)−(c)、図2と同様のタイプである。ここでは差異を中心に説明する。
図2の処理部56は、入力部60から、SOHを表示させるための指示を受けつけると、記憶部70から組合せを取得する。処理部56は、組合せに含まれた更新時期を抽出し、更新時期が、所定の期間よりも古い場合、つまり更新時期が所定の期間よりも過去の日時を示している場合、処理部56は、蓄電池12に対して容量学習を強制実行させる。容量学習には公知の技術が使用されればよいので、ここでは説明を省略する。
以上の処理の結果、処理部56は、第1取得部68を介して新たなSOHを取得し、第2取得部72を介して新たな更新時期を取得する。処理部56は、前述のごとく、SOHと更新時期とを組み合わせて記憶部70に記憶させる。記憶部70は、SOHと更新時期とを組み合わせて記憶する。また、表示部58は、処理部56から受けつけたSOHと更新時期との組合せをモニタに表示させる。
図6は、本発明の実施例3に係る管理装置16による更新手順を示すフローチャートである。処理部56において更新時期が古ければ(S20のY)、処理部56は、容量学習を強制実行する(S22)。処理部56において更新時期が古くなければ(S20のN)、ステップ22がスキップされる。
本発明の実施例によれば、容量学習を実行させるので、SOHを更新させることができる。また、容量学習を強制的に実行するので、ユーザの処理を簡易化できる。
(実施例4)
本発明の実施例4は、これまでと同様に、SOHを表示するとともに、更新時期も表示する管理装置に関する。実施例4に係る管理装置は、これらとともに更新日時が古いことを通知する。実施例4に係る配電システム100、管理装置16は、図1(a)−(c)、図2と同様のタイプである。ここでは差異を中心に説明する。
図2の処理部56は、入力部60から、SOHを表示させるための指示を受けつけると、記憶部70から組合せを取得する。処理部56は、組合せに含まれた更新時期を抽出し、更新時期が、所定の期間よりも古い場合、処理部56は、蓄電池12に対する容量学習の実行を促すためのメッセージを表示部58に出力する。所定の期間は、例えば、現在の日時から3年前のように定められる。その際、処理部56は、SOHと更新時期も表示部58に出力する。
表示部58は、更新時期が所定の期間よりも過去の日時を示している場合、更新時期が古いことをモニタに表示させる。図7は、本発明の実施例4に係る表示部58に表示される画面を示す。図4は、本発明の実施例2に係る表示部58に表示される画面を示す。上段にSOHが示され、中段に更新時期が示されるとともに、下段に「SOHの更新時期が古いです」のメッセージが示される。このようなメッセージを確認したユーザは、SOHの信頼性が低いことを認識する。なお、SOHの更新時期が古いことは、メッセージとして表示されず、モニタの背景色を通常時と異ならせて表示されてもよい。また、更新時期がハイライト表示されたり、点滅表示されたりしてもよい。
図8は、本発明の実施例4に係る管理装置16による表示手順を示すフローチャートである。処理部56において更新時期が古ければ(S30のY)、表示部58は、更新時期が古いことを表示する(S32)。処理部56において更新時期が古くなければ(S30のN)、ステップ32がスキップされる。
本発明の実施例によれば、更新時期が古いことを表示させるので、注意を喚起させることができる。また、背景色、ハイライト表示、点滅表示等を使用することによって、処理量の増加を抑制できる。
(実施例5)
本発明の実施例5もこれまでと同様に、配電システムに関する。実施例5に係る発明の知見は次の通りである。充放電可能な電池を収容した電池パックは、ノートパソコンや携帯電話等の携帯機器等において使用される。このような電池パックに電池切れが生じると、携帯機器が使用途中で動作不能な状態に陥ったり、データが消失したりする。このような不具合の発生を回避するために、電池の残容量を表示する機能を備えた電池パックが使用される。これは、電池の充放電電流を検出して積算または減算することによって電池の残容量を演算、表示する。このように、充放電電流の積算により残容量検出する場合、充放電の繰り返し、あるいはメモリー効果により検出精度が低下してしまうので、リフレッシュ充放電が完了した状態でリセット釦をオンし、残容量の検出値が満充電状態とされる。また、充電池が交換等された場合に、充電・放電回数情報の補正を適宜行うこともなされている。
バッテリの不具合に関する情報の一例は、劣化度である。本発明者はこうした状況下、以下の課題を認識するに至った。劣化度を計算するために、初期の満充電容量が使用される。このような初期の満充電容量には、通常、デフォルト値が使用される。しかしながら、バッテリを交換せずに、劣化度を計算している装置の方を交換した場合、デフォルト値は初期の満充電容量にふさわしくない。また、バッテリを交換した場合であっても、初期の満充電容量が、バッテリの個体差によってデフォルト値と異なることもあり得る。そのため、実施例5の目的は、バッテリの使用環境が変化した場合に、初期の満充電容量を柔軟に設定する技術を提供することにある。
具体的に説明すると、管理装置は、SOHを導出するために使用すべき初期の満充電容量も記憶する。このような初期の満充電容量を変更すべき場合がある。ひとつは管理装置を交換した場合であり、もうひとつは蓄電池を交換した場合である。蓄電池の使用環境が変化した場合、これまでは、初期の満充電容量としてデフォルト値が使用されていた。前述のごとく、このようなデフォルト値が好ましくない場合に対応するために、本実施例に係る管理装置は、次の処理を実行する。管理装置は、新たに配電システムに接続された場合、あるいは蓄電池を交換した場合に、初期の満充電容量の入力を受けつけ、これを初期の満充電容量として設定する。実施例5に係る配電システム100は、図1(a)−(c)、と同様のタイプである。ここでは差異を中心に説明する。
図9は、管理装置16の構成を示す。管理装置16は、処理部56、表示部58、入力部60、取得部74、記憶部70を含む。管理装置16は、前述のごとく、蓄電池12の動作を制御しているが、ここではSOHに関する処理、特に初期の初期の満充電容量の設定を説明し、その他の処理の説明を省略する。
記憶部70は、蓄電池12の初期の満充電容量を記憶する。ここで、蓄電池12は、前述の特定負荷24に電力を供給するとともに、管理装置16の制御対象である。取得部74は、図2の第1取得部68と同様の処理を実行するので、ここでは説明を省略する。
処理部56は、取得部74からSOHを入力すると、SOHを記憶部70に記憶させる。処理部56は、入力部60からの指示を受けつけると、SOHを使用しながら、指示に応じた処理を実行する。SOHを使用しながらの処理のひとつは、表示部58にSOHを表示することであり、その際、処理部56は、入力部60からSOHを表示させるための指示を受けつける。これは、処理部56が、記憶部70において記憶した満充電容量を使用して処理を実行することに相当する。処理部56が処理を実行することによって、表示部58は、SOHを表示する。
入力部60は、ボタン等を備え、ボタンを介してユーザからの指示を入力する。指示の一例は、蓄電池12を制御するための指示であるが、ここではSOHを表示させるための指示であるとする。入力部60は、入力した指示を処理部56に出力する。入力部60は、蓄電池12の制御を開始する場合、初期の満充電容量の入力を受けつける。蓄電池12の制御を開始する場合とは、前述のごとく、本管理装置16が、配電システム100に新たに接続される場合、あるいは蓄電池12が交換される場合である。前者は、それまで使用していた管理装置16が、故障等によって別の管理装置16に交換されることに相当する。
これらの場合、ユーザは、入力部60のボタンを操作することによって、初期の満充電容量の入力モードを実行させる。これに応じて、処理部56は、初期の満充電容量の入力を待機する。その後、ユーザは、入力部60のボタンを操作することによって、初期の満充電容量を入力する。処理部56は、受けつけた初期の満充電容量を記憶部70に記憶させる。記憶部70は、入力部60において受けつけた初期の満充電容量を記憶する。このように初期の満充電容量が初期化される。処理部56は、SOHを導出する際、初期化された初期の満充電容量を使用する。
この構成は、ハードウエア的には、任意のコンピュータのCPU、メモリ、その他のLSIで実現でき、ソフトウエア的にはメモリにロードされたプログラムなどによって実現されるが、ここではそれらの連携によって実現される機能ブロックを描いている。したがって、これらの機能ブロックがハードウエアのみ、ハードウエアとソフトウエアの組合せによっていろいろな形で実現できることは、当業者には理解されるところである。
以上の構成による配電システム100の動作を説明する。図10は、管理装置16による満充電容量の入力手順を示すフローチャートである。管理装置16あるいは蓄電池12が交換されれば(S110のY)、入力部60は、初期の満充電容量の入力を受けつける(S112)。管理装置16および蓄電池12が交換されなければ(S110のN)、ステップ112はスキップされる。
本発明の実施例によれば、蓄電池の制御を開始する場合、初期の満充電容量の入力を受けつけるので、蓄電池の使用環境が変化しても、初期の満充電容量を柔軟に設定できる。また、初期の満充電容量が柔軟に設定されるので、蓄電池に適したSOHを取得できる。また、蓄電池に適したSOHが取得されるので、ユーザの利便性を向上できる。
(実施例6)
本発明の実施例6は、実施例5と同様に、蓄電池の使用環境が変わったときに、初期の満充電容量を初期化する管理装置に関する。実施例6に係る管理装置は、充電池の初期の満充電容量を直接受けつけずに、蓄電池を使用してからの期間に関する情報を受けつけ、これを初期の満充電容量に変換する。実施例6に係る配電システム100、管理装置16は、図1(a)−(c)、図9と同様のタイプである。ここでは差異を中心に説明する。
図9の入力部60は、蓄電池12の制御を開始する場合、満充電容量の入力として、当該蓄電池12を使用開始してからの使用期間を受けつける。記憶部70は、使用期間と満充電容量とを対応づけたテーブルを記憶する。図11は、本発明の実施例6に係る記憶部70に記憶されたテーブルのデータ構造を示す。図示のごとく、使用期間と満充電容量とが1対1で対応づけられている。図9に戻る。処理部56は、記憶部70に記憶されたテーブルを参照することによって、入力部60において受けつけた使用期間を初期の満充電容量に変換する。処理部56は、変換結果を記憶部70に記憶させる。記憶部70は、処理部56において変換した初期の満充電容量を記憶する。
以上の構成による配電システム100の動作を説明する。図12は、本発明の実施例6に係る管理装置16による満充電容量の入力手順を示すフローチャートである。管理装置16あるいは蓄電池12が交換されれば(S120のY)、入力部60は、使用期間の入力を受けつける(S122)。処理部56は、記憶部70に記憶されたテーブルを参照して、使用期間を初期の満充電容量に変換する(S124)。管理装置16および蓄電池12が交換されなければ(S120のN)、ステップ122、124はスキップされる。
本発明の実施例によれば、使用期間を入力すれば、それを満充電容量に変換するので、満充電容量を入力しなくても初期の満充電容量を設定できる。また、使用期間を入力するだけなので、初期の満充電容量を入力するよりも、入力を容易にできる。
(実施例7)
本発明の実施例7は、これまでと同様に、蓄電池の使用環境が変わったときに、初期の満充電容量を初期化する管理装置に関する。これまでは、ユーザが蓄電池の使用環境の変化を認識して、初期の満充電容量を入力している。一方、実施例7に係る管理装置は、蓄電池の使用環境の変化を自動的に認識して、初期の満充電容量の入力を受けつける。実施例7に係る配電システム100、管理装置16は、図1(a)−(c)、図9と同様のタイプである。ここでは差異を中心に説明する。
実施例7の前提として、蓄電池12を識別するための識別番号が、各蓄電池12に対して付与されている。蓄電池12は、識別番号を適宜出力している。図9の処理部56は、制御対象の蓄電池12から、当該蓄電池12の識別番号を受けつける。蓄電池12は、識別番号を自動的に出力してもよいし、処理部56からの要求に応じて識別番号を出力してもよい。記憶部70には、既に取得した識別番号を記憶する。処理部56は、新たに受けつけた識別番号と、記憶部70に記憶した識別番号とを比較する。両者が一致する場合、処理部56は、処理を停止する。一方、両者が異なる場合、処理部56は、初期の満充電容量の入力モードを実行させる。入力部60は、処理部56によって入力モードが実行される場合、つまり蓄電池12の識別番号が変更された場合に、蓄電池12の制御を開始する場合として、初期の満充電容量の入力を受けつける。
図13は、本発明の実施例7に係る管理装置16による満充電容量の入力手順を示すフローチャートである。蓄電池12の識別番号が変更されれば(S130のY)、入力部60は、初期の満充電容量の入力を受けつける(S132)。蓄電池12の識別番号が変更されなければ(S130のN)、ステップ132はスキップされる。
本発明の実施例によれば、蓄電池の識別番号を監視することによって蓄電池の制御を開始するので、処理を自動化できる。また、処理が自動化されるので、満充電容量の設定を容易にできる。
(実施例8)
本発明の実施例8は、これまでと同様に、蓄電池の使用環境が変わったときに、初期の満充電容量を初期化する管理装置に関する。これまでは、初期の満充電容量あるいは使用期間の入力を受けつけている。一方、実施例8に係る管理装置は、蓄電池の使用環境が変わったときに、容量学習を実行することによって、初期の満充電容量を取得する。実施例8に係る配電システム100、管理装置16は、図1(a)−(c)、図9と同様のタイプである。ここでは差異を中心に説明する。
処理部56は、蓄電池12の制御を開始する場合、蓄電池12に対して容量学習を実行させる。なお、容量学習とは、蓄電池12を放電させた後、新たに充電させる処理であり、公知の技術が使用されればよい。処理部56は、容量学習を実行することによって、満充電容量を取得し、これを初期の満充電容量として記憶部70に記憶させる。記憶部70は、容量学習によって取得した初期の満充電容量を記憶する。
図14は、本発明の実施例8に係る管理装置16による満充電容量の取得手順を示すフローチャートである。管理装置16あるいは蓄電池12が交換されれば(S140のY)、処理部56は、容量学習を強制的に実行させ(S142)、初期の満充電容量を取得する(S144)。管理装置16および蓄電池12が交換されなければ(S140のN)、ステップ142、144はスキップされる。
本発明の実施例によれば、蓄電池の制御を開始する場合、蓄電池に対して容量学習を実行させるので、初期の満充電容量を自動的に取得できる。また、初期の満充電容量が自動的に取得されるので、利便性を向上できる。
以上、本発明を実施例をもとに説明した。この実施例は例示であり、それらの各構成要素や各処理プロセスの組合せにいろいろな変形例が可能なこと、またそうした変形例も本発明の範囲にあることは当業者に理解されるところである。
本発明の実施例において、発電するために太陽電池10が設けられている。しかしながらこれに限らず例えば、太陽電池10以外に、再生可能エネルギー源をもとした電力を生成するための装置が設けられてもよい。例えば、風力発電機である。本変形例によれば、配電システム100の構成の自由度を向上できる。
本発明の実施例において、表示部58が表示することによって、通知がなされている。しかしながらこれに限らず例えば、スピーカが備えられ、音声による通知がなされてもよい。本変形例によれば、通知手段の設計の自由度を向上できる。また、通知の出力先が、ネットワークに接続されたサーバであってもよい。
本発明の実施例において、管理装置16が処理を実行している。しかしながらこれに限らず例えば、変換装置14が処理を実行してもよい。さらに、変換装置14と管理装置16との組合せが処理を実行してもよい。本変形例によれば、設計の自由度を向上できる。
本発明の実施例1乃至4において、劣化度の信頼度として、劣化度の更新時期が使用されている。しかしながらこれに限らずたとえば、劣化度の放電深度が使用されてもよい。放電深度とは、電池の放電状態を表す数値であり、一般に定格容量に対する放電量の比が百分率で表される。SOHにおける現在の満充電容量は、厳密には、0%から100%まで充放電させたときの電流積算値から算出されるべきである。一方、現在の満充電容量は、実際には、例えば、SOC=75%から50%の間で充放電させたときの電流積算値を25%で除算することによって算出されることもある。この75%と50%との差の25%が放電深度に相当する。さらに、SOCを充放電させる範囲(放電深度)が大きいほど、算出したSOHの信頼度が高く、SOCを充放電させる範囲(放電深度)が小さいほど、算出したSOHの信頼度は低くなるといえる。本変形例によれば、さまざまなパラメータを信頼度として使用できる。
本発明の実施例5乃至8において、初期の満充電容量が初期化された後に最新のSOHが導出される前に入力部60からSOHを表示させる指示があった場合、処理部56は、表示部58に容量学習の実行を促すためのメッセージを表示させてもよいし、容量学習を強制実行してもよい。また、この場合、処理部56は、現時点の満充電容量を初期化した初期の満充電容量と同じ値にして、SOH=100%、初期の満充電容量が初期化された時期を更新時期として、SOHと更新時期を合わせて表示させてもよい。
本発明の一態様の概要は、次の通りである。本発明のある態様の制御装置は、負荷に電力を供給すべき蓄電池の劣化度を取得する第1取得部と、第1取得部において取得した劣化度の信頼度を取得する第2取得部と、第1取得部において取得した劣化度と、第2取得部において取得した信頼度とを合わせて出力させる出力部と、を備える。
この態様によると、劣化度とともに信頼度も出力させるので、劣化度をどの程度信頼できるかを知らしめることができる。
第2取得部において取得される信頼度とは、第1取得部において取得した劣化度の更新時期であってもよい。この場合、劣化度とともに更新時期も出力させるので、劣化度がいつ取得した値であるかを知らしめることができる。
第2取得部において取得される信頼度とは、劣化度を算出した際の放電深度であってもよい。
第1取得部において取得した劣化度と、第2取得部において取得した信頼度とを合わせて表示する表示部をさらに備えてもよい。
第1取得部において取得した劣化度と、第2取得部において取得した更新時期とを合わせて表示する表示部をさらに備えてもよい。表示部は、第2取得部において取得した更新時期が、所定の期間よりも過去の日時を示している場合、蓄電池に対する容量学習の実行を促すためのメッセージを表示してもよい。この場合、蓄電池に対する容量学習の実行を促すためのメッセージも表示させるので、劣化度を更新させることができる。
第2取得部において取得した更新時期が、所定の期間よりも過去の日時を示している場合、蓄電池に対して容量学習を強制実行させる処理部をさらに備えてもよい。この場合、容量学習を実行させるので、劣化度を更新させることができる。
第1取得部において取得した劣化度と、第2取得部において取得した更新時期とを合わせて表示する表示部をさらに備えてもよい。表示部は、第2取得部において取得した更新時期が、所定の期間よりも過去の日時を示している場合、更新時期が古いことを表示してもよい。この場合、更新時期が古いことを表示させるので、注意を喚起させることができる。
本発明の別の態様は、制御方法である。この方法は、負荷に電力を供給すべき蓄電池の劣化度を取得するステップと、取得した劣化度の信頼度を取得するステップと、取得した劣化度と、取得した信頼度とを合わせて出力させるステップと、を備える。
本発明のさらに別の態様もmr、制御装置である。この装置は、負荷に電力を供給すべき蓄電池であって、かつ制御対象となる蓄電池の満充電容量を記憶する記憶部と、記憶部において記憶した満充電容量を使用して処理を実行する処理部と、処理部に対する指示を入力する入力部とを備える。入力部は、蓄電池の制御を開始する場合、満充電容量の入力を受けつけ、記憶部は、入力部において受けつけた満充電容量を記憶する。
この態様によると、蓄電池の制御を開始する場合、満充電容量の入力を受けつけるので、蓄電池の使用環境が変化しても、初期の満充電容量を柔軟に設定できる。
入力部は、蓄電池の制御を開始する場合、満充電容量の入力として、当該蓄電池を使用開始してからの使用期間を受けつけ、処理部は、使用期間と満充電容量とを対応づけたテーブルをもとに、入力部において受けつけた使用期間を満充電容量に変換し、記憶部は、処理部において変換した満充電容量を記憶してもよい。この場合、使用期間を入力すれば、それを満充電容量に変換するので、入力を容易にできる。
処理部は、制御対象の蓄電池から、当該蓄電池の識別番号を受けつけ、入力部は、蓄電池の識別番号が変更された場合に、蓄電池の制御を開始する場合としてもよい。この場合、蓄電池の識別番号を監視することによって蓄電池の制御を開始するので、満充電容量の設定を容易にできる。
本発明のさらに別の態様もまた、制御装置である。この装置は、負荷に電力を供給すべき蓄電池であって、かつ制御対象となる蓄電池の満充電容量を記憶する記憶部と、記憶部において記憶した満充電容量を使用して処理を実行する処理部とを備える。処理部は、蓄電池の制御を開始する場合、蓄電池に対して容量学習を実行させ、記憶部は、容量学習によって取得した満充電容量を記憶する。
この態様によると、蓄電池の制御を開始する場合、蓄電池に対して容量学習を実行させるので、利便性を向上できる。
本発明のさらに別の態様もまた、制御方法である。この方法は、負荷に電力を供給すべき蓄電池であって、かつ制御対象となる蓄電池の満充電容量が記憶されたメモリから、満充電容量を取得するステップと、取得した満充電容量を使用して処理を実行するステップと、処理を実行するステップに対する指示を入力するステップとを備える。入力するステップは、蓄電池の制御を開始する場合、満充電容量の入力を受けつけ、処理するステップは、受けつけた満充電容量をメモリに記憶させる。
本発明のさらに別の態様もまた、制御方法である。この方法は、負荷に電力を供給すべき蓄電池であって、かつ制御対象となる蓄電池の満充電容量が記憶されたメモリから、満充電容量を取得するステップと、取得した満充電容量を使用して処理を実行するステップとを備える。処理を実行するステップは、蓄電池の制御を開始する場合、蓄電池に対して容量学習を実行させ、容量学習によって取得した満充電容量をメモリに記憶させる。
10 太陽電池、 12 蓄電池、 14 変換装置、 16 管理装置、 18 第1SW、 20 第2SW、 22 商用電源、 24 特定負荷、 26 一般負荷、 56 処理部、 58 表示部、 60 入力部、 68 第1取得部、 70 記憶部、 72 第2取得部、 100 配電システム。
本発明によれば、劣化度の信頼性を知らしめることができる。

Claims (5)

  1. 負荷に電力を供給すべき蓄電池の劣化度を取得する第1取得部と、
    前記第1取得部において取得した劣化度の信頼度として、前記第1取得部において取得した劣化度の更新時期を取得する第2取得部と、
    前記第1取得部において取得した劣化度と、前記第2取得部において取得した更新時期とを合わせて表示する表示部と、
    を備えることを特徴とする制御装置。
  2. 前記表示部は、前記第2取得部において取得した更新時期が、所定の期間よりも過去の日時を示している場合、蓄電池に対する容量学習の実行を促すためのメッセージを表示することを特徴とする請求項1に記載の制御装置。
  3. 前記第2取得部において取得した更新時期が、所定の期間よりも過去の日時を示している場合、蓄電池に対して容量学習を強制実行させる処理部をさらに備えることを特徴とする請求項1に記載の制御装置。
  4. 前記表示部は、前記第2取得部において取得した更新時期が、所定の期間よりも過去の日時を示している場合、更新時期が古いことを表示することを特徴とする請求項1に記載の制御装置。
  5. 負荷に電力を供給すべき蓄電池の劣化度を取得するステップと、
    取得した劣化度の信頼度として、劣化度の更新時期を取得するステップと、
    取得した劣化度と、取得した更新時期とを合わせて表示部に表示するステップと、
    を備えることを特徴とする制御方法。
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