JP2011229323A - 電力運用システム、蓄電装置、蓄電ステーション、及び電力運用方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】電池の蓄電残量などに基づいて保守作業員に蓄電池の充放電通知を行い、可搬蓄電池などに充放電を行わせて、蓄電池が過充放電状態となることを防止する電力運用システムを提供する。
【解決手段】電力系統20に供給される供給電力、使用電力監視装置120で計測された使用電力、蓄電設備110、200で計測された蓄電残量に基づいて蓄電池111、211の電力系統20に対する充放電を制御する管理システム300とを備え、更に、蓄電設備110、200は可搬蓄電池70を接続する外部端子p11、p22と、外部端子p11、p22に接続される可搬蓄電池70と蓄電池111、211との間で充放電を行う手動充放電部115、215とを備える。
【選択図】図1
【解決手段】電力系統20に供給される供給電力、使用電力監視装置120で計測された使用電力、蓄電設備110、200で計測された蓄電残量に基づいて蓄電池111、211の電力系統20に対する充放電を制御する管理システム300とを備え、更に、蓄電設備110、200は可搬蓄電池70を接続する外部端子p11、p22と、外部端子p11、p22に接続される可搬蓄電池70と蓄電池111、211との間で充放電を行う手動充放電部115、215とを備える。
【選択図】図1
Description
本発明は、電力系統に接続され、管理装置と通信を行って、電力系統からの電力により蓄電池を充電するとともに、蓄電池に蓄積された電力を電力系統に放電する電力運用システム、蓄電装置、蓄電ステーション、電力運用方法に関する。
近年、風力、太陽光等の自然エネルギーを活用し、分散電源の普及、拡大が積極的に検討されている。分散電源の普及、拡大の中、電力系統の安定化、電力需給均衡化などの観点から蓄電池の活用が検討されている。
蓄電池を用いて電力系統の安定化を計るシステムとして、例えば、高圧系統の異常時に、低圧系統内で需要家ごとに電力の過不足を算出し、電力が余剰の需要家から電力が不足している需要家に供給するようにした蓄電池による低圧系統の自立運転システムが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
蓄電池を用いて電力系統の安定化を計るシステムとして、例えば、高圧系統の異常時に、低圧系統内で需要家ごとに電力の過不足を算出し、電力が余剰の需要家から電力が不足している需要家に供給するようにした蓄電池による低圧系統の自立運転システムが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
また、電力系統に接続された複数の分散電源と、電力系統に接続され、地域ごとに設けられた蓄電装置とにより各地域の需要家に電力を供給することで、需要家の負荷変動によらず分散電源の運転を制御するシステムが提案されている(例えば、特許文献2参照)。
さらに、主電源からの電力供給状況を監視し、監視結果、及び配置状況に基づいて分散電源装置からの電力供給を制御する分散電源装置を利用した電力供給方法が提案されている(例えば、特許文献3参照)。
また、電力系統に接続された二次電池の充放電能力を取得し、取得した二次電池の充放電能力に基づいて二次電池を電力系統に充放電する二次電池を用いた電力系統制御方法が提案されている(例えば、特許文献4参照)。
さらに、電力系統に接続され、需要家に電力を供給する二次電池を、電力系統を効率的に運転できるように充放電制御する二次電池を用いた電力系統制御方法が提案されている(例えば、特許文献5参照)。
蓄電池を用いて電力系統の安定化を図るシステムでは、一般にリチウムイオン二次電池などの蓄電池が用いられる。リチウムイオン二次電池などの蓄電池は、過充電状態、または過放電状態に陥ると著しく性能が劣化する。また二次電池を電力系統に接続するため、過充電、過放電が発生すると電力の需給制御にも大きな影響を及ぼす可能性がある。そのため、過充電状態、または過放電状態に陥った場合には、早急に解消する必要がある。しかし、特許文献1−5に記載のシステムは、蓄電池の過充電、過放電状態など蓄電池の保守管理を考慮したシステムとはなっていなかった。
本発明は、上記の点に鑑みてなされたものであり、蓄電池を用いて電力を効率的に運用できる蓄電池を用いた電力運用システム、蓄電装置、蓄電ステーション、電力運用方法を提供することを目的とする。
本発明は、電力系統から需要家設備に供給する電力を制御する電力運用システムであって、需要家設備の使用電力を計測する使用電力監視装置と、蓄電池を内蔵し、電力系統に接続され、蓄電池の蓄電残量を計測するとともに、蓄電池の電力系統との充放電を制御する蓄電設備と、電力系統に供給される供給電力、使用電力監視装置で計測された使用電力、蓄電設備で計測された蓄電残量に基づいて蓄電池の電力系統に対する充放電を制御する管理システムとを備え、蓄電設備は、可搬蓄電池を接続する外部端子と、外部端子に接続される可搬蓄電池と蓄電池との間で充放電を行う手動充放電部とを備えたことを特徴とする。
本発明によれば、蓄電池を用いて電力を効率的に運用できる。
図1は、本発明に係る電力運用システムの一実施例のシステム構成図を示す。
本実施例の電力運用システム10は、図1に示すように、電力系統20から需要家設備30に供給する電力を制御し、電力系統20に供給する供給電力(発電量)を効率的に供給できるように運用するシステムである。電力運用システム10は、需要家設備制御装置100、蓄電ステーション200、管理システム300、保守端末装置400、電力系統監視装置500などを含み、ネットワーク50を介して互いに通信可能な構成とされている。
電力系統20は、例えば、商用電力系統などであり、発電所などから予め決められた発電計画に基づいて所定電力が供給される構成とされている。
需要家設備30は、電力の需要家が所有する電気機器などを含む設備であり、電力系統20から電力の供給を受けて、供給された電力により稼働する構成とされている。
需要家設備制御装置100は、需要家設備30ごとに設けられており、需要家設備30での使用電力を監視する。この需要家設備制御装置100は、蓄電装置110、使用電力監視装置120、通信装置130を備えた構成とされている。
本実施例の電力運用システム10は、図1に示すように、電力系統20から需要家設備30に供給する電力を制御し、電力系統20に供給する供給電力(発電量)を効率的に供給できるように運用するシステムである。電力運用システム10は、需要家設備制御装置100、蓄電ステーション200、管理システム300、保守端末装置400、電力系統監視装置500などを含み、ネットワーク50を介して互いに通信可能な構成とされている。
電力系統20は、例えば、商用電力系統などであり、発電所などから予め決められた発電計画に基づいて所定電力が供給される構成とされている。
需要家設備30は、電力の需要家が所有する電気機器などを含む設備であり、電力系統20から電力の供給を受けて、供給された電力により稼働する構成とされている。
需要家設備制御装置100は、需要家設備30ごとに設けられており、需要家設備30での使用電力を監視する。この需要家設備制御装置100は、蓄電装置110、使用電力監視装置120、通信装置130を備えた構成とされている。
蓄電装置110は、特許請求の範囲に記載の蓄電設備の一つに相当しており、需要家設備30ごとに設置され、電力系統20に接続されている。そして、この蓄電装置110は、内部に蓄積された電力の電力系統20との充放電を制御する。また、蓄電装置110は、内部に蓄積された電力の蓄電残量を計測する。
使用電力監視装置120は、需要家設備30ごとに設けられ、需要家設備30の使用電力を計測するとともに、電力系統20から需要家設備30への使用電力の供給を制御する。
通信装置130は、ネットワーク50を介して蓄電装置110、及び使用電力監視装置120と管理システム300との間の通信を行う装置であり、例えば、2.4GHz無線LAN通信装置などを備えた構成とされている。
使用電力監視装置120は、需要家設備30ごとに設けられ、需要家設備30の使用電力を計測するとともに、電力系統20から需要家設備30への使用電力の供給を制御する。
通信装置130は、ネットワーク50を介して蓄電装置110、及び使用電力監視装置120と管理システム300との間の通信を行う装置であり、例えば、2.4GHz無線LAN通信装置などを備えた構成とされている。
蓄電ステーション200は、特許請求の範囲の蓄電設備の一つであり、電力系統20に接続され、蓄積された電力の蓄電残量を計測するとともに、蓄積された電力の電力系統20との充放電を制御する。
管理システム300は、使用電力監視装置120で計測された使用電力、蓄電装置110で計測された蓄電池の蓄電残量、及び蓄電ステーション200で計測された蓄電池の蓄電残量に基づいて、蓄電装置110、及び蓄電ステーション200に蓄積された電力の電力系統20との充放電を制御する。
管理システム300は、使用電力監視装置120で計測された使用電力、蓄電装置110で計測された蓄電池の蓄電残量、及び蓄電ステーション200で計測された蓄電池の蓄電残量に基づいて、蓄電装置110、及び蓄電ステーション200に蓄積された電力の電力系統20との充放電を制御する。
保守端末装置400は、コンピュータシステムなどから構成されており、管理システム300から通知された情報をディスプレイに表示する。そして、この保守端末装置400は、保守員に需要家設備制御装置100の蓄電装置110、及び蓄電ステーション200に内蔵された蓄電池の過充電状態、過放電状態を報知する。
電力系統監視装置500は、例えば、電力事業者のシステムであり、電力系統20での発電量を監視しており、管理システム300に提供する。
電力系統監視装置500は、例えば、電力事業者のシステムであり、電力系統20での発電量を監視しており、管理システム300に提供する。
次に、蓄電装置110の構成を、図面を用いて説明する。
図2は、蓄電装置110のブロック構成図を示す。
蓄電装置110は、蓄電池111、電力系統充放電部112、開閉器113、蓄電残量計測部114、手動充放電部115を備えている。そして、この蓄電装置110は、電力系統20に接続されて、電力系統20から供給される電力により蓄電池111を充電する。また、蓄電装置110は、蓄電池111に蓄電された電力を電力系統20に放電する。
図2は、蓄電装置110のブロック構成図を示す。
蓄電装置110は、蓄電池111、電力系統充放電部112、開閉器113、蓄電残量計測部114、手動充放電部115を備えている。そして、この蓄電装置110は、電力系統20に接続されて、電力系統20から供給される電力により蓄電池111を充電する。また、蓄電装置110は、蓄電池111に蓄電された電力を電力系統20に放電する。
蓄電池111は、例えば、リチウムイオン二次電池、鉛蓄電池、ニッケルカドミウム蓄電池、ニッケル水素蓄電池など充放電可能な電池から構成されており、電力系統充放電部112、蓄電残量計測部114、手動充放電部115に接続されている。
電力系統充放電部112は、開閉器113を介して電力系統20に接続されており、インバータ、コンバータなどを備えている。そして、この電力系統充放電部112は、電力系統20と蓄電池111とを接続するために、AC−DC変換などの電力変換を行う。また、電力系統充放電部112は、開閉器113がオン状態のときに、電力系統20による蓄電池111の充電、及び蓄電池111から電力系統20への放電を制御している。
電力系統充放電部112は、開閉器113を介して電力系統20に接続されており、インバータ、コンバータなどを備えている。そして、この電力系統充放電部112は、電力系統20と蓄電池111とを接続するために、AC−DC変換などの電力変換を行う。また、電力系統充放電部112は、開閉器113がオン状態のときに、電力系統20による蓄電池111の充電、及び蓄電池111から電力系統20への放電を制御している。
開閉器113は、スイッチング装置から構成されており、電力系統20と電力系統充放電部112との間の電路上に設けられている。そして、この開閉器113は、保守時、または移動時などに、保守作業者による手動操作、または通信装置130を通して管理システム300から供給される開閉指令に基づいて電力系統20と電力系統充放電部112とを接続したり、電力系統20と電力系統充放電部112とを切断したりする。
蓄電残量計測部114は、蓄電池111に接続されており、蓄電池111の蓄電残量を計測する。蓄電池111の蓄電残量は、例えば、蓄電池111への充放電電流を計測し、計測した充放電電流から求めることができる。蓄電残量計測部114で計測された蓄電残量は、通信装置130からネットワーク50を介して管理システム300に送信される。
手動充放電部115は、保守作業員などにより操作される操作パネルを含み、外部端子p11に接続されている。外部端子p11は、保守作業員により運ばれる可搬蓄電池70を接続するための端子である。手動充放電部115は、保守作業員などの操作パネルの操作により蓄電池111から外部端子p11に接続された可搬蓄電池70への放電、又は外部端子p11に接続された可搬蓄電池70から蓄電池111への充電を制御する。
可搬蓄電池70は、例えば、リチウムイオン二次電池、鉛蓄電池、ニッケルカドミウム蓄電池、ニッケル水素蓄電池など充放電可能な電池から構成されており、保守員などが需要家設備制御装置100、及び蓄電ステーション200に運搬できる構成とした蓄電池である。
可搬蓄電池70は、例えば、リチウムイオン二次電池、鉛蓄電池、ニッケルカドミウム蓄電池、ニッケル水素蓄電池など充放電可能な電池から構成されており、保守員などが需要家設備制御装置100、及び蓄電ステーション200に運搬できる構成とした蓄電池である。
次に、使用電力監視装置120の構成を、図面を用いて説明する。
図3は、使用電力監視装置120のブロック構成図を示す。
使用電力監視装置120は、開閉器121、電力計測部122を含み、需要家設備30で使用する電力を監視する。
図3は、使用電力監視装置120のブロック構成図を示す。
使用電力監視装置120は、開閉器121、電力計測部122を含み、需要家設備30で使用する電力を監視する。
開閉器121は、スイッチング装置から構成されており、電力系統20と需要家設備30との間の電路上に設けられている。そして、この開閉器121は、保守作業員などによる操作、管理システム300からの指令に基づいて当該電路の開閉を行う。
電力計測部122は、開閉器121から需要家設備30に供給される使用電力を計測する。電力計測部122で計測された使用電力は、通信装置130に供給される。
電力計測部122は、開閉器121から需要家設備30に供給される使用電力を計測する。電力計測部122で計測された使用電力は、通信装置130に供給される。
通信装置130は、使用電力監視装置120の開閉器121から開閉器121の開閉状態の情報を収集するとともに、使用電力監視装置120の使用電力計測部122から需要家設備30での使用電力(Wh)を収集し、収集した情報を管理システム300に送信する。また、通信装置130は、管理システム300から蓄電装置110の開閉器113の開閉を制御する開閉指令、蓄電装置110の電力系統充放電部112の充放電を制御する充放電指令、使用電力監視装置120の開閉器121の開閉を制御する開閉指令などを受信し、蓄電装置110の開閉器113、蓄電装置110の電力系統充放電部112、使用電力監視装置120の開閉器121に供給する。
次に、蓄電ステーション200の構成を、図面を用いて説明する。
図4は、蓄電ステーション200のブロック構成図を示す。
蓄電ステーション200は、例えば、電気自動車などの充電を行うと同時に、電力の需給制御に使用する施設であり、適当な範囲で分割された地域ごとに設けられている。そして、この蓄電ステーション200は、蓄電池211、電力系統充放電部212、開閉器213、負荷充放電部214、手動充放電部215、蓄電残量計測部216、通信部217を備えた構成とされている。
図4は、蓄電ステーション200のブロック構成図を示す。
蓄電ステーション200は、例えば、電気自動車などの充電を行うと同時に、電力の需給制御に使用する施設であり、適当な範囲で分割された地域ごとに設けられている。そして、この蓄電ステーション200は、蓄電池211、電力系統充放電部212、開閉器213、負荷充放電部214、手動充放電部215、蓄電残量計測部216、通信部217を備えた構成とされている。
蓄電池211は、例えば、リチウムイオン二次電池、鉛蓄電池、ニッケルカドミウム蓄電池、ニッケル水素蓄電池など充放電可能な蓄電池から構成されており、電力系統充放電部212、負荷充放電部214、手動充放電部215により充電又は放電が可能な構成とされている。なお、蓄電池211は、蓄電装置110の蓄電池111に比べて蓄電容量が十分に大きい。
電力系統充放電部212は、開閉器213と蓄電池211との間に接続されており、インバータ、コンバータを備えている。そして、この電力系統充放電部212は、電力系統20と蓄電池211とを接続するために、AC−DC変換などの電力変換を行う。また、電力系統充放電部212は、開閉器213がオン状態のときに、電力系統20による蓄電池211の充電、及び蓄電池211から電力系統20への放電を制御している。
開閉器213は、スイッチング装置から構成されており、電力系統20と電力系統充放電部212との間の電路上に接続されており、保守作業員などによる操作、管理システム300からの指令に基づいて電路の開閉を行うものである。
負荷充放電部214は、蓄電池211と負荷接続端子p21との間に接続されており、負荷接続端子p21に接続される負荷60への充放電を制御する。そして、この負荷充放電部214は、操作パネルを備えており、ユーザによる操作パネルの操作により蓄電池211に充電された電力を負荷接続端子p21に接続された負荷60に供給する。なお、負荷接続端子p21に接続される負荷60は、例えば、電気自動車、電動スクータなどであり、蓄電池211により充電される。
負荷充放電部214は、蓄電池211と負荷接続端子p21との間に接続されており、負荷接続端子p21に接続される負荷60への充放電を制御する。そして、この負荷充放電部214は、操作パネルを備えており、ユーザによる操作パネルの操作により蓄電池211に充電された電力を負荷接続端子p21に接続された負荷60に供給する。なお、負荷接続端子p21に接続される負荷60は、例えば、電気自動車、電動スクータなどであり、蓄電池211により充電される。
手動充放電部215は、保守作業員などにより操作される操作パネルを含み、外部端子p22に接続されている。外部端子p22には、保守作業員により運ばれる可搬蓄電池70が接続される。そして、手動充放電部215は、保守作業員などの操作パネルの操作により蓄電池211から可搬蓄電池70への放電、又は可搬蓄電池70から蓄電池211への充電を制御する。
保守作業員は、管理システム300から保守端末装置400への通知により、蓄電池211が過充電状態のときには、蓄電残量が比較的少ない可搬蓄電池70を運搬して、運搬した可搬蓄電池70を外部端子p22に接続して、手動充放電部215を操作し、蓄電池211に蓄電された電力を可搬蓄電池70に放電させる。蓄電池211は、可搬蓄電池70によって放電され、過充電状態となることを防止でき、蓄電残量が最適化する。
これにより、可搬蓄電池70に充電された電力により蓄電池211が放電され、蓄電池211の蓄電残量が最適化する。また、保守作業員は、管理システム300からの通知により、蓄電池211が過放電状態のときには、蓄電残量が比較的多い可搬蓄電池70を運搬して、外部端子p22に接続して、可搬蓄電池70に蓄電された電力により蓄電池211を充電する。蓄電池211は、可搬蓄電池70によって充電され、過放電状態となることを防止でき、蓄電残量が最適化する。これにより、蓄電ステーション200を効率よく使用することが可能となる。
これにより、可搬蓄電池70に充電された電力により蓄電池211が放電され、蓄電池211の蓄電残量が最適化する。また、保守作業員は、管理システム300からの通知により、蓄電池211が過放電状態のときには、蓄電残量が比較的多い可搬蓄電池70を運搬して、外部端子p22に接続して、可搬蓄電池70に蓄電された電力により蓄電池211を充電する。蓄電池211は、可搬蓄電池70によって充電され、過放電状態となることを防止でき、蓄電残量が最適化する。これにより、蓄電ステーション200を効率よく使用することが可能となる。
蓄電残量計測部216は、蓄電池211に接続されており、蓄電池211の蓄電残量を計測する。蓄電残量計測部216で計測された蓄電残量は、通信部217に供給される。通信部217は、ネットワーク50を介して管理システム300との通信を行う。通信部217は通信装置130で代用することが可能である。
次に管理システム300の構成を、図面を用いて説明する。
図5は、管理システム300のブロック構成図を示す。
管理システム300は、管理装置に相当し、例えば、CPU、HDD、メモリ、入力装置、ディスプレイなどを含むコンピュータシステムなどから構成されており、通信部310、情報収集部320、使用電力量テーブル330、蓄電残量テーブル340、需要計算部350、制御指令部360などの機能を含む構成とされている。
図5は、管理システム300のブロック構成図を示す。
管理システム300は、管理装置に相当し、例えば、CPU、HDD、メモリ、入力装置、ディスプレイなどを含むコンピュータシステムなどから構成されており、通信部310、情報収集部320、使用電力量テーブル330、蓄電残量テーブル340、需要計算部350、制御指令部360などの機能を含む構成とされている。
通信部310は、ネットワーク50を介して通信装置130、通信部217と通信可能な構成とされている。
情報収集部320は、ネットワーク50を通して通信装置130、通信部217と通信を行い、需要家設備制御装置100、蓄電ステーション200、電力系統監視装置500などから情報を収集する。需要家設備制御装置100の蓄電装置110からは、開閉器113の開閉状態、電力系統充放電部112の蓄電池111への充放電量、蓄電残量計測部114で計測された蓄電池111の蓄電残量の情報などを収集する。また、情報収集部320は、使用電力監視装置120からは、開閉器121の開閉状態、及び電力計測部122で計測される需要家設備30での使用電力量の情報などを収集する。さらに、情報収集部320は、蓄電ステーション200から開閉器213の開閉状態、電力系統充放電部212の蓄電池211への充放電量、蓄電残量計測部216で計測される蓄電池211の蓄電残量の情報などを収集する。
情報収集部320は、ネットワーク50を通して通信装置130、通信部217と通信を行い、需要家設備制御装置100、蓄電ステーション200、電力系統監視装置500などから情報を収集する。需要家設備制御装置100の蓄電装置110からは、開閉器113の開閉状態、電力系統充放電部112の蓄電池111への充放電量、蓄電残量計測部114で計測された蓄電池111の蓄電残量の情報などを収集する。また、情報収集部320は、使用電力監視装置120からは、開閉器121の開閉状態、及び電力計測部122で計測される需要家設備30での使用電力量の情報などを収集する。さらに、情報収集部320は、蓄電ステーション200から開閉器213の開閉状態、電力系統充放電部212の蓄電池211への充放電量、蓄電残量計測部216で計測される蓄電池211の蓄電残量の情報などを収集する。
情報収集部320は、上記のようにして収集した電力計測部122で計測される需要家設備30での使用電力量を、需要家ごと、かつ、単位時間、例えば、1時間ごとに収集し、使用電力量テーブル330に格納する。また、情報収集部320は、蓄電装置110の蓄電残量計測部114で収集した蓄電池111の蓄電残量、蓄電ステーション200の蓄電残量計測部216で計測した蓄電池211の蓄電残量を、蓄電装置110又は蓄電ステーション200ごとに、かつ、単位時間、例えば、1時間ごとに蓄電残量テーブル340に格納する。さらに、情報収集部320は、電力系統監視装置500と通信部310を通して通信を行い、電力系統20に供給される供給電力である単位時間ごとの発電量〔Wh〕の情報を収集している。
次に、使用電力量テーブル330のデータ構成について説明する。
図6は、使用電力量テーブル330のデータ構成図を示す。
使用電力量テーブル330は、需要家ごとに使用電力量、及び所定時刻における開閉器状態が格納された構成とされている。使用電力量は、所定時刻ごとに各需要家の単位時間、例えば、1時間当たりに使用した電力量である。開閉器状態は、開閉器121の開閉制御の有効/無効(通信装置103と開閉器121の接続の有/無)の状態に関する情報、及び開閉器121の開(オフ)/閉(オン)状態に関する情報から構成されている。
図6は、使用電力量テーブル330のデータ構成図を示す。
使用電力量テーブル330は、需要家ごとに使用電力量、及び所定時刻における開閉器状態が格納された構成とされている。使用電力量は、所定時刻ごとに各需要家の単位時間、例えば、1時間当たりに使用した電力量である。開閉器状態は、開閉器121の開閉制御の有効/無効(通信装置103と開閉器121の接続の有/無)の状態に関する情報、及び開閉器121の開(オフ)/閉(オン)状態に関する情報から構成されている。
なお、開閉器121が有効な状態とは、管理システム300から開閉器121を開閉制御することが可能な状態を示しており、開閉器121が無効な状態とは、管理システム300から開閉器121を開閉制御することができない状態を示している。また、開閉器121が開(オフ)状態とは、電力系統20と需要家設備30とが切断された状態を示しており、開閉器121が閉(オン)状態とは、電力系統20と需要家設備30とが接続された状態を示している。
例えば、図6において、需要家Aの使用電力監視装置120から「2009年7月21日」の「00時」の時点に取得した使用電力量は、例えば、2009年7月20日23時台の1時間当たりの使用電力量であり、「0.2kWh」となる。このとき、開閉器121は、管理システム300による開閉制御が有効な状態であり、かつ、閉(オン)した状態にあることを示している。
また、需要家Bの使用電力監視装置120から「2009年7月21日」の「00時」の時点に取得した使用電力量は、例えば、2009年7月20日23時台の1時間当たりの使用電力量であり、「0.3kWh」となる。このとき、開閉器121は、管理システム300による開閉制御は有効であり、かつ、開(オフ)状態であることを示している。
また、需要家Bの使用電力監視装置120から「2009年7月21日」の「00時」の時点に取得した使用電力量は、例えば、2009年7月20日23時台の1時間当たりの使用電力量であり、「0.3kWh」となる。このとき、開閉器121は、管理システム300による開閉制御は有効であり、かつ、開(オフ)状態であることを示している。
さらに、図6において、需要家Aの使用電力監視装置120から「2009年7月21日」の「4時」の時点に取得した使用電力量は、例えば、「3時」台に使用した単位時間当たりの使用電力量であり、「2.3kWh」となる。このとき、開閉器121の管理システム300による開閉制御は無効であり、かつ、オフ状態であることを示している。さらに、需要家Bの使用電力監視装置120から「2009年7月21日」の「5時」の時点で取得した使用電力量は、「4時」台の単位時間の使用電力量であり、「1.8kWh」となる。このとき、開閉器121は、管理システム300による開閉制御は、有効であり、かつ、開(オフ)状態であることを示している。
さらに、図6において、需要家Aが「2009年7月21日」の「8時」の時点に取得した使用電力量は、例えば、「7時」台の単位時間当たりの使用電力量であり、「1.2kWh」となる。このとき、開閉器121の管理システム300による開閉制御は、有効であり、かつ、閉(オン)状態であることを示している。
需要家Bが「2009年7月21日」の「8時」の時点に取得した使用電力量は、例えば、「7時」台に使用した単位時間当たりの使用電力量であり、「0.8kWh」となる。このとき、開閉器121の管理システム300による開閉制御は、有効であり、かつ、開閉器121は、開(オフ)状態であることを示している。
需要家Bが「2009年7月21日」の「8時」の時点に取得した使用電力量は、例えば、「7時」台に使用した単位時間当たりの使用電力量であり、「0.8kWh」となる。このとき、開閉器121の管理システム300による開閉制御は、有効であり、かつ、開閉器121は、開(オフ)状態であることを示している。
蓄電残量テーブル340のデータ構成について説明する。
図7は、蓄電残量テーブル340のデータ構成図を示す。
蓄電残量テーブル340は、需要家ごとに配置された蓄電装置110の蓄電池111の電池残量、及び開閉器113の制御の有効/無効(通信装置130と開閉器113の接続の有/無)状態、及び開(オフ)/閉(オン)状態の情報、並びに、各蓄電ステーション200の蓄電池211の蓄電残量、及び開閉器213の制御の有効/無効(通信部217と開閉器213の接続の有/無)状態、及び開(オフ)/閉(オン)状態の情報を備えた構成とされている。なお、ここで、開閉器113が有効な状態とは、管理システム300から開閉器113を開閉制御することが可能な状態を示しており、開閉器113が無効な状態とは、管理システム300から開閉器113を開閉制御することができない状態を示している。また、開閉器113が開(オフ)状態とは、電力系統20と蓄電装置110とが切断された状態を示しており、開閉器121が閉(オン)状態は、電力系統20と蓄電装置110とが接続された状態を示している。
図7は、蓄電残量テーブル340のデータ構成図を示す。
蓄電残量テーブル340は、需要家ごとに配置された蓄電装置110の蓄電池111の電池残量、及び開閉器113の制御の有効/無効(通信装置130と開閉器113の接続の有/無)状態、及び開(オフ)/閉(オン)状態の情報、並びに、各蓄電ステーション200の蓄電池211の蓄電残量、及び開閉器213の制御の有効/無効(通信部217と開閉器213の接続の有/無)状態、及び開(オフ)/閉(オン)状態の情報を備えた構成とされている。なお、ここで、開閉器113が有効な状態とは、管理システム300から開閉器113を開閉制御することが可能な状態を示しており、開閉器113が無効な状態とは、管理システム300から開閉器113を開閉制御することができない状態を示している。また、開閉器113が開(オフ)状態とは、電力系統20と蓄電装置110とが切断された状態を示しており、開閉器121が閉(オン)状態は、電力系統20と蓄電装置110とが接続された状態を示している。
例えば、図7において、「2009年7月21日」の「0時」の時点での需要家Aに設置された蓄電装置110の蓄電池111の蓄電残量は、「5.0Ah」であり、開閉器113の開閉制御は、有効な状態であり、かつ、開閉器213は開(オフ)状態であることを示している。また、「2009年7月21日」の「0時」の時点での蓄電ステーション200の蓄電池211の蓄電残量は、「40000Ah」であり、開閉器213の開閉制御は有効な状態であり、かつ、開閉器213は、開(オフ)状態であることを示している。
また、図7において、「2009年7月21日」の「4時」の時点での需要家Aに設置された蓄電装置110の蓄電池111の蓄電残量は、「3.0Ah」であり、開閉器113の開閉制御は有効であり、かつ、開閉器113は、閉(オン)状態であることを示している。「2009年7月21日」の「4時」の時点での蓄電ステーション200の蓄電池211の蓄電残量は、「16500Ah」であり、開閉器213の開閉制御は有効であり、かつ、開閉器213は、閉(オン)状態であることを示している。
さらに、図7において、「2009年7月21日」の「8時」の時点での需要家Aに設置された蓄電装置110の蓄電池111の蓄電残量は、「8.0Ah」であり、開閉器113は、管理システム300による開閉制御が有効であり、かつ、開(オフ)状態であることを示している。「2009年7月21日」の「8時」の時点での蓄電ステーション200の蓄電池211の蓄電残量は、「38500Ah」であり、開閉器213は、管理システム300による開閉制御は、有効であり、かつ、開(オフ)状態であることを示している。
需要計算部350は、単位時間ごと、例えば、1時間ごとに、情報収集部320から電力系統監視装置500から発電量、使用電力テーブル330に記憶された需要家ごとの使用電力量、蓄電残量テーブル340に記憶された蓄電池111、及び蓄電池211の蓄電残量を取得し、需給計算処理を行う。このとき、需要計算部350は、電力事業者が生成する発電量を平準化し、発電機を最大効率で使用し続けることができるよう蓄電装置110の蓄電池111、及び蓄電ステーション200の蓄電池211と電力系統20への放電、及び電力系統20からの充電を制御する箇所を決定するとともに、開閉器113、121、213などの開閉状態を制御する箇所を決定する処理を行う。
制御指令部360は、需要計算部350からの指令に基づいて蓄電装置110の電力系統充放電部112及び開閉器113、蓄電ステーション200の電力系統充放電部212、及び開閉器213を制御するための指令及び保守端末装置400に供給する保守通知情報を生成する。制御指令部360で生成された指令、保守通知情報は、通信部310からネットワーク50を介して需要家設備制御装置100、蓄電ステーション200、保守端末装置400などに送信される。
保守端末装置400は、例えば、コンピュータシステムなどから構成されて、ネットワーク50を通して管理システム300と無線、有線通信が可能な構成とされている。保守端末装置400は、例えば、保守作業員が待機する事務所などに設置されており、管理システム300から通知される保守情報などに基づいて需要家設備制御装置100の蓄電装置110の蓄電池111、又は蓄電ステーション200の蓄電池211の手動充放電を保守作業員に通知する。保守作業員は、保守端末装置400の通知に基づいて可搬蓄電池70を持って、現場に赴き、手動充放電部115、215の外部端子p11、p22に持参した可搬蓄電池70を接続し、蓄電装置110の蓄電池111、又は蓄電ステーション200の蓄電池211を手動により可搬蓄電池70に充放電させる。
保守作業員は、管理システム300から過放電状態の蓄電装置110又は蓄電ステーション200に充電を行う充放電指令があった場合には、蓄電残量が多い可搬蓄電池70を、指令対象の蓄電装置110又は蓄電ステーション200に持参し、可搬蓄電池70から蓄電池111又は蓄電池211に手動充電を行う。また、保守作業員は、管理システム300から過充電電状態の蓄電装置110又は蓄電ステーション200を放電する指令があった場合には、蓄電残量が少ない可搬蓄電池70を、指令対象の蓄電装置110又は蓄電ステーション200に持参し、蓄電池111又は蓄電池211の電力を可搬蓄電池70に放電する。なお、保守端末装置400は、各保守作業員が携帯するような携帯型コンピュータシステムであってもよい。
電力系統監視装置500は、例えば、ネットワーク50を介して管理システム300と通信可能とされたコンピュータシステムから構成され、電力事業者などによって、管理され、ネットワーク50を介して管理システム300に電力系統20に供給している供給電力の発電量などの情報を提供する。
次に、管理システム300の処理動作について説明する。
管理システム300は、電力系統20に供給される供給電力、使用電力監視装置120で計測された使用電力、及び蓄電装置110、蓄電ステーション200の蓄電池111、211の蓄電残量に基づいて蓄電池111、211の電力系統に対する充放電を制御する。このとき、管理システム300は、電力系統20に供給される供給電力が使用電力監視装置120で計測される使用電力より大きいときに、電力系統20から蓄電装置110、及び蓄電ステーション200の蓄電池111、及び蓄電池211への充電を行い、電力系統20に供給される供給電力が使用電力監視装置120で計測される使用電力より小さいときに、蓄電装置110、及び蓄電ステーション200の蓄電池111、及び蓄電池211から電力系統20への放電をおこなうように制御しており、かつ、蓄電池111、及び蓄電池211の蓄電残量が所定の過充電閾値より大きいときには、電力系統20から充電を行うと蓄電池111過充電状態となるので、充電は行わず、蓄電池111、及び蓄電池211の蓄電残量が過放電閾値より小さいときには、電力系統20から充電を行うと蓄電池111、及び蓄電池211が過放電状態となるので、電力系統20への放電は行わないように制御している。
管理システム300は、電力系統20に供給される供給電力、使用電力監視装置120で計測された使用電力、及び蓄電装置110、蓄電ステーション200の蓄電池111、211の蓄電残量に基づいて蓄電池111、211の電力系統に対する充放電を制御する。このとき、管理システム300は、電力系統20に供給される供給電力が使用電力監視装置120で計測される使用電力より大きいときに、電力系統20から蓄電装置110、及び蓄電ステーション200の蓄電池111、及び蓄電池211への充電を行い、電力系統20に供給される供給電力が使用電力監視装置120で計測される使用電力より小さいときに、蓄電装置110、及び蓄電ステーション200の蓄電池111、及び蓄電池211から電力系統20への放電をおこなうように制御しており、かつ、蓄電池111、及び蓄電池211の蓄電残量が所定の過充電閾値より大きいときには、電力系統20から充電を行うと蓄電池111過充電状態となるので、充電は行わず、蓄電池111、及び蓄電池211の蓄電残量が過放電閾値より小さいときには、電力系統20から充電を行うと蓄電池111、及び蓄電池211が過放電状態となるので、電力系統20への放電は行わないように制御している。
以下に、管理システム300の処理の詳細について説明する。
図8は、管理システム300の処理フローチャートを示す。
管理システム300は、ステップS1−1において所定時刻か否かを判定する。管理システム300は、ステップS1−1で所定時刻であると判定されると、ステップS1−2において使用電力/蓄電残量/開閉器状態を収集する。ステップS1−2で収集される使用電力は、使用電力監視装置120の電力計測部122で計測された使用電力であり、需要家設備30において単位時間、例えば、1時間当たりに使用された電力である。また、ステップS1−2で収集される蓄電残量は、蓄電装置110の蓄電残量計測部114で計測された蓄電池111の蓄電残量、及び蓄電ステーション200の蓄電残量計測部216で計測された蓄電池211の蓄電残量である。ステップS1−2で収集される開閉器状態は、開閉器113、121、213の管理システム300による開閉器制御の有効/無効状態、及び電力系統20との接続状態を示す開/閉状態(オン/オフ状態)に関する情報から構成されている。
図8は、管理システム300の処理フローチャートを示す。
管理システム300は、ステップS1−1において所定時刻か否かを判定する。管理システム300は、ステップS1−1で所定時刻であると判定されると、ステップS1−2において使用電力/蓄電残量/開閉器状態を収集する。ステップS1−2で収集される使用電力は、使用電力監視装置120の電力計測部122で計測された使用電力であり、需要家設備30において単位時間、例えば、1時間当たりに使用された電力である。また、ステップS1−2で収集される蓄電残量は、蓄電装置110の蓄電残量計測部114で計測された蓄電池111の蓄電残量、及び蓄電ステーション200の蓄電残量計測部216で計測された蓄電池211の蓄電残量である。ステップS1−2で収集される開閉器状態は、開閉器113、121、213の管理システム300による開閉器制御の有効/無効状態、及び電力系統20との接続状態を示す開/閉状態(オン/オフ状態)に関する情報から構成されている。
次に、管理システム300は、ステップS1−3において、ステップS1−2で収集した使用電力/蓄電残量/開閉器状態の情報を使用電力量テーブル330と蓄電残量テーブル340に格納し、使用電力量テーブル330と蓄電残量テーブル340を更新する。
次に、管理システム300は、ステップS1−4において、使用電力量テーブル330を参照して、合計使用電力PAを算出する。合計使用電力PAは、使用電力量テーブル330を参照し、各需要家設備30での最新の使用電力を取得し、取得した各需要家設備30の最新の使用電力の合計を算出することにより算出される。
次に、管理システム300は、ステップS1−5において、電力系統20の総発電量PBを収集する。電力系統20の総発電量PBは、例えば、管理システム300が電力系統監視装置500と通信を行って収集する。管理システム300は、ステップS1−6において、ステップS1−4で収集した合計使用電力PAとステップS1−5で収集した総発電量PBを比較する。
管理システム300は、ステップS1−6での比較結果、ステップS1−7において、ステップS1−4で取得した合計使用電力PAがステップS1−5で取得した電力系統20の総発電量PBより小さいか否か、すなわち、「PA<PB」か、否かを判断する。管理システム300は、ステップS1−7で「PA<PB」と判断した場合には、電力系統20の供給電力が余剰となるので、ステップS1−8において、開閉器121の接続箇所を取得する。ステップS1−8の開閉器121の接続箇所の取得は、使用電力量テーブル330の開閉器121の開/閉状態(オン/オフ状態)に関する情報を参照し、開(オフ)状態の開閉器121のうち契約などにより予め設定された優先順位に従って行われる。例えば、優先順位の高い需要家設備30から順に接続箇所として、取得される。
次に管理システム300は、ステップS1−9において、電力系統20から蓄電池111、211に充電を行う充電箇所を取得する。ステップS1−9の充電箇所の取得は、蓄電残量テーブル340に格納された蓄電残量を参照し、蓄電残量の少ない箇所を充電箇所として取得する。このとき、蓄電装置110は、蓄電池111の容量が蓄電ステーション200の蓄電池211に比べて小さいため、蓄電装置110を蓄電ステーション200に優先して、充電箇所として設定するようにしてもよい。また、ステップS1−9では、後記する手動放電通知処理を実行し、蓄電池111、211が過充電状態とならないように充電箇所が選択される。
なお、本実施形態の蓄電残量テーブル340は、蓄電残量をAh単位で格納しているが、SOC(Status Of Charge)%とすることにより蓄電池111、211の容量の違いの影響を排除して、正規化できるので、残量の把握を容易に行える。
管理システム300は、ステップS1−10において、ステップS1−8で取得した接続箇所、及びステップS1−9で取得した充電箇所を接続箇所/充電箇所に決定する。
なお、本実施形態の蓄電残量テーブル340は、蓄電残量をAh単位で格納しているが、SOC(Status Of Charge)%とすることにより蓄電池111、211の容量の違いの影響を排除して、正規化できるので、残量の把握を容易に行える。
管理システム300は、ステップS1−10において、ステップS1−8で取得した接続箇所、及びステップS1−9で取得した充電箇所を接続箇所/充電箇所に決定する。
また、管理システム300は、ステップS1−7で「PA<PB」でない、合計使用電力PAが総発電量PBと同じか、又は、合計使用電力PAが総発電量PBより大きい場合、すなわち、「PA>=PB」である場合には、ステップS1−11において、開閉器121の切断箇所を取得する。ステップS1−11の開閉器121の切断箇所の取得は、使用電力量テーブル330の開閉器121の開/閉状態(オン/オフ状態)に関する情報を参照し、閉(オン)状態の開閉器121のうち契約などにより予め設定された優先順位に従って行われる。すなわち、優先順位の低い需要家設備30から順に切断箇所に設定される。
次に、管理システム300は、ステップS1−12において、蓄電池111、211から電力系統20に放電を行うべき箇所である放電箇所を取得する。ステップS1−12の放電箇所の取得は、蓄電残量テーブル340に格納された蓄電残量を参照し、蓄電残量の多い箇所を充電箇所として取得する。またステップS1−12では、後記する手動充電通知処理を実行し、蓄電池111、211が過放電状態とならいように放電箇所が選択される。このとき、蓄電ステーション200は、電気自動車などの負荷60に対して電力を供給しているため、蓄電ステーション200から負荷60への電力供給に影響がないように、蓄電装置110を蓄電ステーション200より優先して、放電箇所として設定するようにしてもよい。また逆に蓄電ステーション200は蓄電装置110より蓄電容量が多いため、蓄電ステーション200を蓄電装置110より優先して、放電箇所として設定するようにしてもよい。
管理システム300は、ステップS1−13において、ステップS1−11で取得した切断箇所、及びステップS1−12で取得した放電箇所を電力系統20との切断箇所/放電箇所として決定する。
また、管理システム300は、ステップ1−14において、ステップS1−10、及びステップS1−13で決定された開閉器121の開閉箇所に開閉指令を通知し、蓄電池111、211の充放電箇所に対して充放電指令を通知する。
また、管理システム300は、ステップ1−14において、ステップS1−10、及びステップS1−13で決定された開閉器121の開閉箇所に開閉指令を通知し、蓄電池111、211の充放電箇所に対して充放電指令を通知する。
次に、ステップS1−9において行われる手動放電通知処理について説明する。手動放電通知処理は、蓄電池111、211の蓄電残量から蓄電池111、211が充電によって過充電状態となることを予測し、保守端末装置400に、蓄電池111、211に対して手動放電を行う旨の通知を行う処理である。
図9は、手動放電通知処理のフローチャートを示す。
管理システム300は、ステップS2−1において、前記ステップS1−7の計算結果より充電判定を行う。管理システム300は、ステップS2−1の充電判定の結果、充電を行う場合、ステップS2−2において充電開始通知を行う。
図9は、手動放電通知処理のフローチャートを示す。
管理システム300は、ステップS2−1において、前記ステップS1−7の計算結果より充電判定を行う。管理システム300は、ステップS2−1の充電判定の結果、充電を行う場合、ステップS2−2において充電開始通知を行う。
管理システム300から出力された充電開始通知は、通信部310、ネットワーク50、通信装置130を介して蓄電装置110の電力系統充放電部112に、又は通信部310、ネットワーク50、通信部217を介して電力系統充放電部212に供給される。
蓄電装置110の電力系統充放電部112、及び蓄電ステーション200の電力系統充放電部212は、管理システム300からの充電開始通知に基づいて蓄電池111、211への充電を開始する。電力系統充放電部112、電力系統充放電部212は、蓄電池111、211への充電を開始すると、単位時間、供給できる電流量である充電量(Ah)を計測し、計測した充電量を、ネットワーク50を通して管理システム300に提供する。管理システム300は、情報収集部320が蓄電池111、211の充電量の情報を収集する。
蓄電装置110の電力系統充放電部112、及び蓄電ステーション200の電力系統充放電部212は、管理システム300からの充電開始通知に基づいて蓄電池111、211への充電を開始する。電力系統充放電部112、電力系統充放電部212は、蓄電池111、211への充電を開始すると、単位時間、供給できる電流量である充電量(Ah)を計測し、計測した充電量を、ネットワーク50を通して管理システム300に提供する。管理システム300は、情報収集部320が蓄電池111、211の充電量の情報を収集する。
管理システム300は、ステップS2−3において、蓄電池111、211の充電量、蓄電容量、蓄電残量を収集する。蓄電池111、211の充電量は、蓄電残量計測部114、蓄電残量計測部216で計測される蓄電残量の所定時間における変化から所定時間当たりの充電量を取得し、取得した所定時間当たりの充電量を単位時間当たりに変換することにより取得している。また、蓄電容量は、蓄電池111、211ごとに予め決まっているので、管理システム300内に予め登録しておくことにより、取得できる。
次に、管理システム300は、ステップS2−4において、収集した単位時間当たりの充電量、蓄電容量、蓄電残量が「(充電量)>〔(蓄電容量)−(蓄電残量)〕」の関係にあるか否かを判定する。「(蓄電容量)−(蓄電残量)」は、蓄電池111、211の空き容量であり、空き容量が蓄電池111、211への単位時間当たりの充電量より大きいときには、充電により過充電状態にはならないことは容易に予測される。これに対し、「(蓄電容量)−(蓄電残量)」、すなわち、蓄電池111、211の空き容量が蓄電池111、211への充電量より小さいときには、充電により過充電状態となることが容易に予測される。なお、ここでは、「(充電量)>〔(蓄電容量)−(蓄電残量)〕」の関係にあるか否かによって、過充電の予測を行っているが、蓄電残量テーブル340に格納されている蓄電池111、211の最新の蓄電残量から過充電の予測を行ってもよい。例えば、蓄電残量を所定閾値と比較して、蓄電残量が所定の閾値より大きければ、過充電状態となるものと予測する。あるいは前記ステップS1−7で充電量は管理システム300が計算するため、充電が必要と決まった時点で、「(充電量)>〔(蓄電容量)−(蓄電残量)〕」を判定する。なお、このときは、ステップS2−2、S2−3は省略される。
管理システム300は、蓄電池111、211が充電により過充電状態となることが予測されるとき、すなわち、ステップS2−4で「(充電量)>〔(蓄電容量)−(蓄電残量)〕」のときには、このままで蓄電池111、211に充電を行うと、過充電状態となることが予測できるため、ステップS2−5において、開閉器113、213をオフする指示を行う。開閉器113、213をオフする指示は、蓄電装置110、または蓄電ステーション200に送信される。
管理システム300から開閉器113、213を開(オフ)する開閉指示を受信した蓄電装置110、蓄電ステーション200は、開閉器113、213をオフ(開)する。これにより、電力系統20と蓄電装置110、蓄電ステーション200との接続が切断され、過充電状態となることが予測される蓄電池111、211への充電は行われない。なお、開閉器113、213に代えて、電力系統充放電部112、212を制御して、電力系統20から蓄電池111、211への充電を停止するようにしてもよい。さらに、管理システム300から保守端末装置400に過充電状態となることが予測される蓄電装置110、蓄電ステーション200を通知して、保守作業員が現地に赴いて開閉器113、213を操作して、蓄電池111、211を電力系統20から切断するようにしてもよい。
また、管理システム300は、ステップS2−6において、手動放電通知を行う。手動放電通知は、管理システム300が保守端末装置400に手動放電が必要となる蓄電装置110、蓄電ステーション200を通知する処理である。保守端末装置400は、管理システム300から手動放電通知を受信すると、ディスプレイに、手動放電を必要とする蓄電装置110、蓄電ステーション200を表示する。保守端末装置400のディスプレイに表示される表示画面の具体例については、後で説明を行う。
保守作業員は、保守端末装置400のディスプレイに手動放電通知情報が表示されると、保守端末装置400のディスプレイ表示に基づいて手動放電が必要な蓄電装置110、蓄電ステーション200を認識し、空き容量が比較的大きい可搬蓄電池70を持って、現地に赴き、蓄電池111、211から可搬蓄電池70に放電を行う操作を行う。これにより、蓄電池111、211が放電されて、蓄電池111、211に充電が可能な状態となる。
保守作業員は、保守端末装置400のディスプレイに手動放電通知情報が表示されると、保守端末装置400のディスプレイ表示に基づいて手動放電が必要な蓄電装置110、蓄電ステーション200を認識し、空き容量が比較的大きい可搬蓄電池70を持って、現地に赴き、蓄電池111、211から可搬蓄電池70に放電を行う操作を行う。これにより、蓄電池111、211が放電されて、蓄電池111、211に充電が可能な状態となる。
次に、図8のステップS1−12において行われる手動充電通知処理について説明する。
手動充電通知処理は、蓄電池111、211の蓄電残量から蓄電池111、211が放電によって過放電状態となることを予測し、保守端末装置400に、蓄電池111、211に対して手動充電を行う旨の通知を行う処理である。
手動充電通知処理は、蓄電池111、211の蓄電残量から蓄電池111、211が放電によって過放電状態となることを予測し、保守端末装置400に、蓄電池111、211に対して手動充電を行う旨の通知を行う処理である。
図10は、手動充電通知処理のフローチャートを示す。
管理システム300は、ステップS3−1において、前記ステップS1−7の計算結果より放電判定を行う。管理システム300は、ステップS3−1での放電判定の結果、蓄電池111、211を放電すると判定した場合には、ステップS3−2において、放電開始指示を行う。
管理システム300は、ステップS3−1において、前記ステップS1−7の計算結果より放電判定を行う。管理システム300は、ステップS3−1での放電判定の結果、蓄電池111、211を放電すると判定した場合には、ステップS3−2において、放電開始指示を行う。
管理システム300から送信された放電開始指示は、通信部310、ネットワーク50、通信装置130を介して蓄電装置110の電力系統充放電部112に供給されるとともに、通信部310、ネットワーク50、通信部217を介して蓄電ステーション200の電力系統充放電部212に供給される。
蓄電装置110の電力系統充放電部112、及び蓄電ステーション200の電力系統充放電部212は、管理システム300から供給された放電開始指令に基づいて蓄電池111、211から電力系統20への放電を開始する。
蓄電装置110の電力系統充放電部112、及び蓄電ステーション200の電力系統充放電部212は、管理システム300から供給された放電開始指令に基づいて蓄電池111、211から電力系統20への放電を開始する。
管理システム300は、ステップS3−3において、蓄電池111、211の放電量、蓄電残量を収集する。蓄電池111、211の放電量は、蓄電残量計測部114、蓄電残量計測部216で計測される蓄電残量の所定時間における変化から所定時間当たりの放電量を取得し、取得した所定時間当たりの放電量を単位時間当たりに変換することにより取得している。
次に、管理システム300は、ステップS3−4において、換算した放電量と蓄電残量との関係が{(換算放電量)>(蓄電残量)}の関係にあるか否かを判定する。蓄電池111、211の単位時間当たりの換算した放電量が蓄電残量より大きいときには、放電により蓄電池111、211の蓄電残量が減少し、過放電状態となることが容易に予測される。なお、ここでは、{(換算放電量)>(蓄電残量)}に基づいて過放電の予測を行っているが、蓄電残量テーブル340に格納されている蓄電池111、211の最新の蓄電残量から過放電の予測を行ってもよい。例えば、蓄電残量を所定閾値と比較して、蓄電残量が所定の閾値より小さければ、過放電状態となるものと予測する。あるいは前記ステップS1−7で放電量は管理システム300が計算するため、放電が必要と決まった時点で、「(放電量)>(蓄電残量)」を判定する。なお、このときは、ステップS3−2、S3−3の処理は省略される。
管理システム300は、蓄電装置110の蓄電池111、蓄電ステーション200の蓄電池211が放電により過放電状態となることが予測されるとき、すなわち、ステップS3−4で蓄電残量が{(放電量)>(蓄電残量)}のときには、ステップS3−5において、蓄電装置110の開閉器113、蓄電ステーション200の開閉器213をオフする開閉器オフ指示を行う。
管理システム300から開閉器113、213をオフする開閉器オフ指示を受信した蓄電装置110、蓄電ステーション200は、開閉器113、213をオフする。これにより、過放電状態となることが予測される蓄電池111、211から電力系統20への放電は行われない。なお、開閉器113、213に代えて、電力系統充放電部112、212を制御して、蓄電池111、211から電力系統20への放電を停止するようにしてもよい。さらに、管理システム300から保守端末装置400に過放電状態となることが予測される蓄電装置110、蓄電ステーション200を通知して、保守作業員が現地に赴いて開閉器113、213を操作して、蓄電池111、211を電力系統20から切断するようにしてもよい。
管理システム300は、ステップS3−6において、手動充電通知を保守端末装置400に通知する。保守端末装置400は、管理システム300から手動充電通知を受信すると、ディスプレイにその旨の表示を行う。なお、保守端末装置400のディスプレイに表示される表示画面の具体例については、後で説明を行う。保守作業員は、保守端末装置400のディスプレイに手動充電通知情報が表示されると、保守端末装置400のディスプレイ表示に基づいて手動充電が必要な蓄電装置110、蓄電ステーション200を認識し、蓄電残量が比較的大きい可搬蓄電池70を持って、現地に赴き、可搬蓄電池70から蓄電池111、211に充電を行う操作を行う。これにより、蓄電池111、211が充電されて、蓄電池111、211は放電が可能な状態となる。
次に、管理システム300から手動放電通知、手動充電通知を受信したときの保守端末装置400のディスプレイ表示について説明する。
図11は、保守端末装置400のディスプレイ表示の一例を示す図である。
図11は、例えば、「茨城県日立市浪花町〜」にある蓄電ステーション200A、「千葉県柏市北摂町〜」にある蓄電ステーション200Bが過充電状態となり、「東京都目黒区光輝台〜」にある蓄電ステーション200Cが過放電状態となるときの保守端末装置400の表示画面を示している。
図11は、保守端末装置400のディスプレイ表示の一例を示す図である。
図11は、例えば、「茨城県日立市浪花町〜」にある蓄電ステーション200A、「千葉県柏市北摂町〜」にある蓄電ステーション200Bが過充電状態となり、「東京都目黒区光輝台〜」にある蓄電ステーション200Cが過放電状態となるときの保守端末装置400の表示画面を示している。
過充電状態となることが予測される蓄電ステーション200A、200Bについては、図12に示すように表示画面600に、「蓄電ステーション200A(「茨城県日立市浪花町〜」)が過充電となります。手動放電の実施をお願いします。」というコメント601、「蓄電ステーション200B(「千葉県柏市北摂町〜」)が過充電となります。手動放電の実施をお願いします。」というコメント602が表示される。なお、括弧内は、蓄電ステーション200A、200Bなどの所在地を示す。
コメント601の近傍には、詳細地図表示釦611が表示される。詳細地図表示釦611をクリックすることにより、蓄電ステーション200Aの所在地を含む地図が別ウィンドウに表示される。また、コメント602の近傍には、詳細地図表示釦612が表示される。詳細地図表示釦612をクリックすることにより、蓄電ステーション200Bの所在地を含む地図が別ウィンドウに表示される。
さらに、過放電状態となることが予測される蓄電ステーション200Cについては、図12に示すように表示画面600に「蓄電ステーション200C(「東京都目黒区光輝台〜」)が過放電となります。手動充電の実施をお願いします。」というコメント603が表示される。なお、括弧内は、蓄電ステーション200Cなどの所在地を示す。
また、コメント603の近傍には、詳細地図表示釦613が表示される。詳細地図表示釦613をクリックすると、蓄電ステーション200Cの所在地を含む地図が、例えば、別ウィンドウに表示される。
このように、保守作業員は、保守端末装置400に表示されるコメント601、602、603を参照して、可搬蓄電池70を持って現地に赴く。このとき、蓄電ステーション200A、200Bに赴く保守作業員は、蓄電残量が小さい、すなわち、空き容量が大きい可搬蓄電池70を持参する。一方、蓄電ステーション200Cに赴く保守作業員は、蓄電残量が大きい、すなわち、十分に充電が行われている可搬蓄電池70を持参する。
蓄電ステーション200A、200Bに赴いた保守作業員は、持参した可搬蓄電池70を外部端子p22に接続し、手動充放電部215を操作して、蓄電池211から可搬蓄電池70に放電を行うことにより蓄電池211を放電させる。これにより、蓄電池211の過充電を回避できる。また、可搬蓄電池70に蓄電することができる。すなわち、余剰となる電力を可搬蓄電池70に蓄電することができる。
また、蓄電ステーション200Cに赴いた保守作業員は、持参した可搬蓄電池70を外部端子p22に接続し、手動充放電部215を操作して、可搬蓄電池70から蓄電池211に充電を行うことにより蓄電池211を充電する。これにより、蓄電池211の過放電状態を回避できる。また、蓄電池211を充電することができる。可搬蓄電池70に蓄積された電力を蓄電池211に戻すことができる。
次に、管理システム300による保守端末装置400への保守通知処理について説明する。
図12は、管理システム300による保守通知処理のフローチャートを示す。
管理システム300は、ステップS4−1において、使用電力量/蓄電残量が収集できるか否かを判定する。管理システム300は、ステップS4−1で使用電力量、蓄電残量の情報が収集できない場合には、ステップS4−2において、需要家設備制御装置100の通信装置130、蓄電ステーション200の通信部217の故障と判断し、その旨、保守端末装置400に通知する。なお、このとき、管理システム300の通信部310、及び保守端末装置400は、通信が正常に行える状態である。
図12は、管理システム300による保守通知処理のフローチャートを示す。
管理システム300は、ステップS4−1において、使用電力量/蓄電残量が収集できるか否かを判定する。管理システム300は、ステップS4−1で使用電力量、蓄電残量の情報が収集できない場合には、ステップS4−2において、需要家設備制御装置100の通信装置130、蓄電ステーション200の通信部217の故障と判断し、その旨、保守端末装置400に通知する。なお、このとき、管理システム300の通信部310、及び保守端末装置400は、通信が正常に行える状態である。
また、管理システム300は、ステップS4−3において、使用電力量/蓄電残量の値が正常か否かを判定する。使用電力量/蓄電残量の値が正常か否かの判断は、情報収集部320からの要求に対する応答に含まれる値に基づいて行われる。
管理システム300は、ステップS4−3で使用電力量、蓄電残量の値が取り得ない異常な値であり、使用電力量/蓄電残量の値が正常でないと判断したときには、ステップS4−4において、需要家設備制御装置100の通信装置130、蓄電ステーション200の通信部217、電力計測部122、蓄電残量計測部114、216の故障であると判断し、その旨、保守端末装置400に通知する。なお、このとき、管理システム300の通信部310、及び保守端末装置400は、通信が正常に行える状態である。
管理システム300は、ステップS4−3で使用電力量、蓄電残量の値が取り得ない異常な値であり、使用電力量/蓄電残量の値が正常でないと判断したときには、ステップS4−4において、需要家設備制御装置100の通信装置130、蓄電ステーション200の通信部217、電力計測部122、蓄電残量計測部114、216の故障であると判断し、その旨、保守端末装置400に通知する。なお、このとき、管理システム300の通信部310、及び保守端末装置400は、通信が正常に行える状態である。
さらに、管理システム300は、ステップS4−5において、開閉器113、121、213の状態が正常か否かを判断する。開閉器113、121、213の状態が正常か否かの判断は、例えば、開閉器113、121、213に開閉指示を行い、開閉器113、121、213の開閉状態が変わったか否かを判定することにより行われる。管理システム300は、ステップS4−5で開閉器113、121、213の状態が正常でないと判断した場合には、ステップS4−6において、通信装置130、通信部217、開閉器113、121、213の故障であると判断し、その旨、保守端末装置400に通知する。
次に、管理システム300は、ステップS4−7において、充放電命令が実施できるか否かを判断する。ステップS4−7での充放電命令が実施できるか否かの判断は、管理システム300が需要家設備制御装置100、蓄電ステーション200に充放電指令を発行した後に、需要家設備制御装置100、蓄電ステーション200から正常応答があるか否かによって行われている。
管理システム300は、ステップS4−7で充放電命令が実施できないと判断した場合には、ステップS4−8において、通信装置130、通信部217、電力系統充放電部112、212の故障であると判断し、その旨、保守端末装置400に通知する。
保守端末装置400は、管理システム300から通信装置130、通信部217、開閉器113、121、213、電力系統充放電部112、電力系統充放電部212が故障であると旨通知が送信されると、ディスプレイ上にその旨の表示を行う。
保守作業員は、保守端末装置400のディスプレイ表示を参照することによって、故障箇所を特定し、現地に赴いて、部品交換などを実施する。
保守端末装置400は、管理システム300から通信装置130、通信部217、開閉器113、121、213、電力系統充放電部112、電力系統充放電部212が故障であると旨通知が送信されると、ディスプレイ上にその旨の表示を行う。
保守作業員は、保守端末装置400のディスプレイ表示を参照することによって、故障箇所を特定し、現地に赴いて、部品交換などを実施する。
次に、本実施例の電力運用システム10を用いた電力の特性について説明する。
図13は、本発明の電力運用システムの一実施例の運用電力の特性を説明するための図を示す。図13において、横軸は時間、縦軸は電力量を示している。
図13は、本発明の電力運用システムの一実施例の運用電力の特性を説明するための図を示す。図13において、横軸は時間、縦軸は電力量を示している。
電力事業者の発電機の発電量をある期間T10でほぼ一定とし、図13に点線で示すように需要家使用電力量が変化するとき、リアルタイムの電力需要の過不足を蓄電池111、211に蓄積された電力で補い、電力系統20に供給される電力量を図13に実線で示すように一定電力量P10で一定にできる。一定電力量P10は、電力の使用量に関連する要素を考慮し、事前に決定されるものとする。この運用方法を使用することにより、これまで電力事業者が行っていた低効率での発電機運転、需要予測が大幅に外れて発電機を追加する際の発電機の起動時の無駄なエネルギー消費を改善でき、電力事業者にとって発電燃料のコストダウンを図れるだけでなく、電力運用の環境負荷も改善することが可能となる。
このとき、本実施例によれば、例えば、充電区間T11、T13での充電により過充電となることが予測される蓄電池111、211に対して可搬蓄電池70を接続して、保守作業員が手動で、放電を行うことに蓄電池111、211が過充電状態になることを防止できる。また、蓄電池111、211は、可搬蓄電池70に放電を行うことにより、次の充電期間に充電を行うことが可能となる。
また、放電区間T12での放電により過放電となることが予測される蓄電池111、211に対して可搬蓄電池70を接続して、保守作業員が手動で、充電を行うことにより蓄電池111、211が過放電状態になることを防止できる。また、蓄電池111、211は、可搬蓄電池70に充電を行うことにより、次の放電期間に電力系統20に放電を行うことが可能となる。
また、放電区間T12での放電により過放電となることが予測される蓄電池111、211に対して可搬蓄電池70を接続して、保守作業員が手動で、充電を行うことにより蓄電池111、211が過放電状態になることを防止できる。また、蓄電池111、211は、可搬蓄電池70に充電を行うことにより、次の放電期間に電力系統20に放電を行うことが可能となる。
次に、保守端末装置400を参照した保守作業員による保守作業について説明する。
図14は、保守作業員による保守作業の作業フローチャートを示す。
保守作業員は、ステップS5−1で、保守端末装置400の表示画面を参照し、使用電力監視装置120の保守作業か、蓄電装置110又は蓄電ステーション200の保守作業かを判定する。
図14は、保守作業員による保守作業の作業フローチャートを示す。
保守作業員は、ステップS5−1で、保守端末装置400の表示画面を参照し、使用電力監視装置120の保守作業か、蓄電装置110又は蓄電ステーション200の保守作業かを判定する。
保守作業員は、ステップS5−1において、使用電力監視装置120の保守か、蓄電ステーション200および蓄電装置110の保守かを判断する。ステップS5−1の判断は、保守作業員が保守端末装置400の表示結果を参照して行う。保守作業員は、ステップS5−1において、保守端末装置400の表示結果が使用電力監視装置120での保守作業である場合には、現地に赴き、ステップS5−2において、保守端末装置400の表示で故障である旨表示された電力計測部122、通信装置130、開閉器121の保守交換作業を行う。
また、保守作業員は、ステップS5−1で保守端末装置400の表示結果が蓄電装置110、蓄電ステーション200での保守作業である場合には、ステップS5−3において、保守端末装置400の表示により、蓄電池111、211の保守作業であるか否かを判断する。保守作業員は、ステップS5−3で蓄電池111、211の保守作業でない場合には、現地に赴いて、ステップS5−4において、蓄電残量計測部114、蓄電残量計測部216の保守交換作業、通信装置130、通信部217の保守交換作業を行う。
さらに、保守作業員は、ステップS5−3で保守端末装置400の表示により、蓄電池111、211の保守作業であると判断した場合には、現地に赴き、ステップS5−5において、開閉器113、213をオフし、電力系統20との接続を切断した後、ステップS5−6において、蓄電池111、211の保守交換作業、蓄電池111、211の接続ケーブル、周辺装置の保守交換作業、電力系統充放電部112、電力系統充放電部212の保守交換作業、負荷充放電部214の保守交換作業、手動充放電部115、215の保守交換作業を行う。
保守作業員は、ステップS5−6での保守交換作業が終了すると、ステップS5−7において、開閉器113、213をオンし、電力系統20と蓄電装置110、蓄電ステーション200を接続して、保守交換作業を終了する。
このように、電力事業者が蓄電装置110、蓄電ステーション200を運用し、管理システム300によって保守作業員による保守交換作業などを管理することにより、電力事業者は、蓄電ステーション200の運用を新たなビジネスモデルとすることができる。
また、上記実施の形態では、蓄電装置110を、蓄電ステーション200に優先して、充放電するようにしたが、蓄電容量の大きい蓄電ステーション200を蓄電装置110に優先して充放電させるようにしてもよい。
また、上記実施の形態では、蓄電装置110を、蓄電ステーション200に優先して、充放電するようにしたが、蓄電容量の大きい蓄電ステーション200を蓄電装置110に優先して充放電させるようにしてもよい。
なお、本発明は、上記実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲の記載を逸脱しない範囲で、種々の実施例に適用できることは言うまでもない。
10 電力運用システム
20 電力系統
30 需要家設備
50 ネットワーク
60 負荷
70 可搬蓄電池
100 需要家設備制御装置
110 蓄電装置(蓄電設備)
111 蓄電池
112 電力系統充放電部
113 開閉器
114 蓄電残量計測部
115 手動充放電部
120 使用電力監視装置
121 開閉器
122 電力測定部
130 通信装置
200 蓄電ステーション(蓄電設備)
211 蓄電池
212 電力系統充放電部
213 開閉器
214 負荷充放電部
215 手動充放電部
216 蓄電残量計測部
217 通信部
300 管理システム
310 通信部
320 情報収集部
330 使用電力量テーブル
340 蓄電残量テーブル
350 需要計算部
360 制御指令部
400 保守端末装置
500 電力系統監視装置
p11、p22 外部端子
20 電力系統
30 需要家設備
50 ネットワーク
60 負荷
70 可搬蓄電池
100 需要家設備制御装置
110 蓄電装置(蓄電設備)
111 蓄電池
112 電力系統充放電部
113 開閉器
114 蓄電残量計測部
115 手動充放電部
120 使用電力監視装置
121 開閉器
122 電力測定部
130 通信装置
200 蓄電ステーション(蓄電設備)
211 蓄電池
212 電力系統充放電部
213 開閉器
214 負荷充放電部
215 手動充放電部
216 蓄電残量計測部
217 通信部
300 管理システム
310 通信部
320 情報収集部
330 使用電力量テーブル
340 蓄電残量テーブル
350 需要計算部
360 制御指令部
400 保守端末装置
500 電力系統監視装置
p11、p22 外部端子
Claims (11)
- 電力系統から需要家設備に供給する電力を制御する電力運用システムであって、
前記需要家設備の使用電力を計測する使用電力監視装置と、
蓄電池を内蔵し、前記電力系統に接続され、前記内蔵された蓄電池の蓄電残量を計測するとともに、前記内蔵された蓄電池の前記電力系統との充放電を制御する蓄電設備と、
前記電力系統に供給される供給電力、前記使用電力監視装置で計測された前記使用電力、及び前記蓄電設備で計測された前記蓄電残量に基づいて前記蓄電池の前記電力系統に対する充放電を制御する管理システムとを備え、
前記蓄電設備は、可搬蓄電池を接続する外部端子と、
前記外部端子に接続される前記可搬蓄電池と前記内蔵された蓄電池との間で充放電を行う手動充放電部とを備えたことを特徴とする電力運用システム。 - 前記蓄電設備に内蔵された前記蓄電池の充放電状態を報知する保守端末装置を含み、
前記管理システムは、前記蓄電設備で計測された前記蓄電残量に基づいて前記蓄電設備に内蔵された前記蓄電池の充放電状態を認識し、前記保守端末装置に通知することを特徴とする請求項1に記載された電力運用システム。 - 前記蓄電設備は、前記需要家設備ごとに設けられ、蓄電池を内蔵し、前記蓄電池を前記電力系統に対して充放電する蓄電装置を含むことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載された電力運用システム。
- 前記蓄電設備は、地域ごとに設けられ、蓄電池を内蔵し、前記内蔵された蓄電池から負荷に電力を供給するとともに、前記蓄電池を前記電力系統に対して充放電する蓄電ステーションを含むことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載された電力運用システム。
- 前記使用電力監視装置は、前記電力系統と前記需要家設備との間に、前記管理システムから供給される開閉指令に基づいて前記電力系統との接続を制御する開閉器を備え、
前記蓄電設備は、前記電力系統との間に、前記管理システムから供給される開閉指令に基づいて前記電力系統との接続を制御する開閉器を備えたことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載された電力運用システム。 - 需要家設備ごとに設けられ、電力系統から前記需要家設備に供給する電力を制御する需要家設備制御装置であって、
前記電力系統と前記需要家設備との間に設けられ、前記電力系統から前記需要家設備に供給する電力を計測するとともに、前記需要家設備の前記電力系統への接続を制御する使用電力監視装置と、
蓄電池を内蔵し、前記蓄電池の電力を前記電力系統に充放電するとともに、前記蓄電池の蓄電残量を計測する蓄電装置と、
前記使用電力監視装置で計測された前記使用電力、及び前記蓄電装置で計測された前記蓄電装置の蓄電残量に基づいて前記蓄電池の前記電力系統との充放電を制御する管理システムと通信を行う通信装置とを備え、
前記蓄電装置は、可搬蓄電池が接続される外部端子と、
前記外部端子に接続される前記可搬蓄電池と前記蓄電池との間で充放電を行う手動充放電部とを備えたことを特徴とする需要家設備制御装置。 - 地域ごとに設けられ、蓄電池を内蔵し、前記内蔵された蓄電池から負荷に電力を供給する蓄電ステーションであって、
前記蓄電池と前記負荷との充放電を制御する負荷充放電部と、
前記蓄電池と前記電力系統との充放電を制御する電力系統充放電部と、
前記電力系統と前記電力系統充放電部との間に接続されて、前記電力系統と前記電力系統充放電部とを接続又は切断する開閉器と、
前記蓄電池の蓄電残量を計測する蓄電残量計測部と、
前記蓄電残量計測部で計測された前記蓄電池の蓄電残量に基づいて前記電力系統充放電部を制御する管理システムとネットワークを介して通信を行う通信部と、
可搬蓄電池に接続される外部端子と、
前記可搬蓄電池と前記蓄電池との間で充放電を行う手動充放電部とを備えたことを特徴とする蓄電ステーション。 - 需要家設備に電力を供給する電力系統に接続され、前記電力系統の電力により蓄電池を充電するとともに、前記蓄電池に蓄積された電力を前記電力系統に放電する蓄電設備を備えた電力運用システムの電力運用方法であって、
前記電力系統への供給電力量、前記需要家設備での使用電力量、及び前記蓄電設備の蓄電残量を収集する情報収集手順と、
前記情報収集手順で収集された前記使用電力、及び前記蓄電設備の蓄電残量に基づいて前記蓄電池の前記電力系統との充放電を制御するとともに、前記蓄電池が過充電又は過放電のときに、前記蓄電池と外部端子に接続される可搬蓄電池とで充放電を行う充放電手順とを含むことを特徴とする電力運用方法。 - 前記蓄電設備は、前記需要家設備ごとに設けられ、蓄電池を内蔵し、前記蓄電池の電力を前記電力系統に充放電する蓄電装置と、
地域ごとに設けられ、蓄電池を内蔵し、前記蓄電池から負荷に電力を供給するとともに、前記蓄電池の電力を前記電力系統に充放電する蓄電ステーションとを含み、
前記充放電手順は、前記情報収集手順で収集された前記使用電力、及び前記蓄電残量に基づいて前記蓄電装置の蓄電池を前記蓄電ステーションの蓄電池に優先して、前記電力系統に充放電させることを特徴とする請求項8記載に記載された電力運用方法。 - 前記蓄電設備は、前記需要家設備ごとに設けられ、蓄電池を内蔵し、前記蓄電池の電力を前記電力系統に充放電する蓄電装置と、
地域ごとに設けられ、蓄電池を内蔵し、前記蓄電池から負荷に電力を供給するとともに、前記蓄電池の電力を前記電力系統に充放電する蓄電ステーションとを含み、
前記充放電手順は、前記情報収集手順で収集された前記使用電力、及び前記蓄電残量に基づいて前記蓄電ステーションの蓄電池を前記蓄電装置の蓄電池に優先して、前記電力系統に充放電させることを特徴とする請求項8記載に記載された電力運用方法。 - 前記電力系統に供給される供給電力は、一定期間、所定電力とされていることを特徴とする請求項8乃至10のいずれか一項に記載された電力運用方法。
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JP2010098548A JP2011229323A (ja) | 2010-04-22 | 2010-04-22 | 電力運用システム、蓄電装置、蓄電ステーション、及び電力運用方法 |
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---|---|---|---|---|
JP2017221051A (ja) * | 2016-06-09 | 2017-12-14 | 大和ハウス工業株式会社 | 電力供給システム |
JP2020077521A (ja) * | 2018-11-07 | 2020-05-21 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | バッテリステーション管理システム及びバッテリステーション管理方法 |
-
2010
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