JP6225075B2 - 波長選択スイッチ - Google Patents

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Description

本発明は、光通信システムのノード等に用いられる波長選択スイッチに関する。
近年、光通信の分野では、1つの波長に1つの光信号を対応させ、波長多重して伝送するWDM(Wavelength Division Multiplexing)技術により、一本の光ファイバにより大容量の光伝送を行うことが実現されている。このような光通信技術の発展に伴って、光信号を電気信号等に変換することなく経路を切り替える光スイッチが脚光を浴びている。なかでも、数十もの波長から任意の波長を選択して複数の出力ファイバのうちの何れかへ出力可能な波長選択型光スイッチが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
図6に、従来の波長選択型光スイッチ(WSS:Wavelength Selective Switch)の構成を示す。図6に示す波長選択型光スイッチは、ファイバアレイ001と、マイクロレンズアレイ002と、集光レンズ003、円筒レンズ004、第1主レンズ005、回折格子006、第2主レンズ007、MEMSミラーアレイ008を備えており、これらがこの順番でz方向に沿って配列した構成を有する。
ファイバアレイ001は、入力光を出射する入力ポートと出力光が入射される出力ポートに分けられる。図6に示すWSSにおいては、1つの入力ポート0011と4つの出力ポート0012が設けられている。
マイクロレンズアレイ002は、ファイバアレイ001の各ポートから出射したビーム形状を整形し、コリメート光に変換する。
集光レンズ0034は、各ファイバから出射した光をある1点009(以下A点)にて主光線を交差させるものである。
円筒レンズ004は、A点009におけるビーム形状を楕円ビームにするものである。
第1主レンズ005、第2主レンズ007は4f光学系となっている。A点009と第1主レンズ005との間の距離は、第1主レンズ005の焦点距離f1と同じであり、第2主レンズ007とMEMSミラーアレイ008との間の距離は、第2主レンズ007の焦点距離f2と同じである。4f光学系であるため、A点009で形成されたビーム形状がMEMSミラーアレイ008の各ミラー上に投影される。このときビーム径は焦点距離比f2/f1倍に拡大、縮小される。
回折格子006は波長多重された信号光を波長ごとに分離するものである。波長ごとに分離された信号光は対応するMEMSミラーアレイ008の各ミラーに照射される。MEMSミラーアレイ008は、照射された各信号光主光線の角度θxを変えて反射するものである。反射された信号光の出射角度が変わることで、A点009での入射角度が変わり、入射する出力ポート0012を変えることができる。
この従来の波長選択スイッチは、波長ごとに割り当てられたMEMSミラーアレイ008の各ミラーの出射角度を変えることで、入力ポート011から出射された信号光が入射する出力ポート012を波長ごとに切り替えることができる。
特開2009−122492号公報
従来、波長選択スイッチでは、スイッチングポート数と透過帯域特性を両立させるために、MEMSミラーアレイ等の波面制御素子上のビーム形状を楕円にしていた。スイッチングポート数を稼ぐには波面制御素子上のビーム径を大きくする、もしくは波面制御素子から出射する光の偏向角を大きくする必要があった。
しかしながら、波面制御素子は必要なch数分に偏向部をアレイ化する必要があるため、スイッチングポート数を増やしていくと、設計上の制約から偏向角を大きくすることは困難になっていく。
また、光が波長ごとに分かれて波面制御素子に入射するとき、波長分散軸方向にビーム径が大きいと、隣接するchに対応した素子に光が漏れ、透過帯域特性が劣化してしまうため、スイッチングポート数を増やすためにはビーム径を小さくする必要がある。加えて、波長分散方向に偏向させると、波面制御素子の偏向部のエッジに照射されていた光が回折を起こしてしまい、透過帯域端にてラビットイヤーと呼ばれる急峻なピークが発生する。そのため、現実的には波長分散軸方向はビーム径を小さく、波長分散軸と直交するスイッチング軸のビーム径を大きくし、スイッチング軸方向の偏向みでスイッチングを行っていた。
このように従来の波長選択スイッチには、スイッチングポート数に制限があるという課題があった。
本発明は、このような課題に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、所定の波長帯域毎に回折角を離散化することで、波長分散軸方向でのポート切り替えが可能な波長選択スイッチを提供することにある。
上記の課題を解決するために、本発明は、波長選択スイッチであって、光が入出力可能な少なくとも1つのポートを有する第1の入出力部と、前記第1の入出力部から入射した光の出射角度が、所定の波長帯域毎に異なり、かつ、各所定の波長帯域内では同じとなって、波長帯域毎に離散化されるように、入射した光を波長分散する波長分散部であり、前記波長分散部は、第1および第2の波長分散素子部を有し、前記第1の波長分散素子部は、自由スペクトラム領域(FSR)が前記第2の波長分散素子部よりも短く、波長分散方向が前記第2の波長分散素子部の波長分散を相殺する方向である、前記波長分散部と、前記波長分散部から入射した波長帯域毎に離散化された複数の波長帯域の光の反射角度又は透過角度を同時かつ個別に可変に偏向させる複数の偏向領域を有する偏向部であって、前記偏向領域の境界は、波長帯域毎に離散化された光の照射領域の間に配置され、前記波長分散部の波長分散軸方向と前記波長分散軸方向に直交するスイッチング軸方向との両方に偏向可能な前記偏向部と、前記偏向部に対して光を入出力可能な少なくとも1つのポートを有する第2の入出力部と、
を備えたことを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の波長選択スイッチにおいて、前記第の入出力部が有する少なくとも1つのポートは、前記偏向部から出射された光が前記波長分散部を経て入力可能であることを特徴とする。
請求項に記載の発明は、請求項1または2に記載の波長選択スイッチにおいて、前記第1の波長分散素子部は、AWGを含むことを特徴とする。
請求項に記載の発明は、請求項1または2に記載の波長選択スイッチにおいて、前記第1の波長分散素子部は、VIPAを含むことを特徴とする。
請求項に記載の発明は、請求項1乃至のいずれかに記載の波長選択スイッチにおいて、前記波長分散部は、入射した光の出射角度が所定の波長帯域毎に一定となる分散能を有していることを特徴とする。
波長分散方向のビーム径を大きくできるため、波長分散方向でのポート切り替えが可能なため、ポート数を増加させることができる。
(a)、(b)は、本発明の実施形態1に係る波長選択スイッチの構成を示す図である。 第1のMEMSミラーアレイから出力ポートアレイの機能部と等価な代替の構成を示す図である。 (a)は、使用波長帯域に対してFSR(自由スペクトル領域)が狭い短FSR回折格子の回折角を示す図であり、(b)は、FSRが使用波長帯域よりも広いバルクの回折格子の回折角を示す図であり、(c)は、2つのFSRの異なる回折格子の分散能を部分的に一致させた、両回折格子による回折角を示す図である。 (a)、(b)は、本発明の実施形態2に係る波長選択スイッチの構成を示す図である。 (a)、(b)は、本発明の実施形態3に係る波長選択スイッチの構成を示す図である。 従来の波長選択型光スイッチの構成を示す図である。
以下、本発明の実施の形態について、詳細に説明する。
(実施形態1)
図1(a)、(b)に、本発明の実施形態1に係る波長選択スイッチの構成を示す。図1(a)は上面図であり、図1(b)は側面図である。
実施形態1は、入力ポート1001、レンズ1002、短FSR回折格子1003、回折格子1005、レンズ1006、第1のMEMSミラー1007、凹面ミラー1008、第2のMEMSミラー1009、レンズアレイ1010、出力ポートアレイ1011から構成されている。
入力された光は入力ポート1001、レンズ1002、短FSR回折格子1003、回折格子1005、レンズ1006、第1のMEMSミラー1007、凹面ミラー1008、第2のMEMSミラー1009、レンズアレイ1010の順に光が通過し、出力ポートアレイ1011に出力される。
第1のMEMSミラーアレイ1007に照射された光は、スイッチング軸、波長分散軸ともに偏向でき、出力ポートアレイ1011は、スイッチング軸方向に3列、波長分散軸方向に4列の計12個の出力ポートから構成されている。
図2に、第1のMEMSミラーアレイ1007から出力ポートアレイ1101の機能部と等価な代替の構成を示す。凹面ミラー1008がレンズ1012に変わり、透過型になっている。凹面ミラー1008又はレンズ1012はビーム形状を整形する機能を持っているが、伝搬距離とビーム径によっては無くてもよい。
また、第1および第2のMEMSミラー1007、1009を透過型の波面制御素子として、第1のMEMSミラーアレイ1007から出力ポートアレイ1101の機能部を等価な代替の構成としてもよい。
また、短FSR回折格子1003、回折格子1005は、それぞれ複数の波長分散素子から構成されていてもよい。
図3(a)に、使用波長帯域に対してFSR(自由スペクトル領域)が狭い短FSR回折格子の回折角を示す。この回折格子は、使用波長帯域に対してFSR(自由スペクトル領域)が狭く、使用波長帯域内で波長の変化に対して周期的に回折角が折り返している。図3(b)に、FSRが使用波長帯域よりも広いバルクの回折格子の回折角を示す。この回折格子は、FSRが使用波長帯域よりも広く、使用波長帯域内にて回折角が単方向に増減する。
これら2つのFSRの異なる回折格子の波長と回折角を表す線の傾きである分散能の大きさを部分的に一致させ、波長分散方向を反対にし、分散軸が一致するように組み合わせた両回折格子に光を入射させると、図3(c)に示すように、回折角が波長の変化に対して周期的に一定となって階段状になる。本発明では、この特性を利用して短FSRに対応する波長帯域毎に離散的にビームを分散させる。
離散化されたビームは、離散的に変化する回折角に従って配置された第1のMEMSミラーアレイ1007の各ミラーに照射される。離散化されたビームは、短FSRに対応する波長帯域内では分散が相殺され、離散化されたビームはMEMSミラーアレイ上の照射領域も離散的になることから、第1のMEMSミラーアレイ1007の各ミラーの中央に照射すると、隣接ミラーに光が漏れない。そのため、従来の波長選択スイッチのように設計段階で波長分散方向のビーム径を小さくする必要がない。
また、第1のMEMSミラーアレイ1007の各ミラーのエッジをビーム照射領域の間に配置することができるので、波長分散方向でのミラーエッジにも光が照射されないため、波長分散方向に偏向してもラビットイヤーを発生させないことができる。
<スイッチングについて>
第1のMEMSミラーアレイ1007で偏向されたビームは凹面ミラー1008又はレンズ1012を介して第2のMEMSミラーアレイ1009に照射される。第2のMEMSミラーアレイ1009に照射されビームは、第2のMEMSミラーアレイ1009にて角度と位置を再度調整され、出力ポートアレイ1101の各出力ポートに照射される。第2のMEMSミラーアレイ1009は各出力ポートに照射する際の光の角度を調整する機能を有しており、結合効率を向上させることができる。
このように、本発明の波長選択スイッチでは、FSRに対応する波長帯域単位でのポート切り替えを可能にするものである。各出力ポートにはFSRに対応する波長帯域単位の信号が出力される。
偏向された光は凹面ミラー1008を介して第2のMEMSミラーアレイ1009に照射する。第2のMEMSミラーアレイ1009に再度照射された光はレンズアレイ1010の各レンズを介して出力ポートアレイ1011の各出力ポートに照射される。
本発明の波長選択スイッチは、入力と出力は逆になっても機能するため、1入力多出力、および多入力1出力の両機能を有する。
このように、本発明の本実施形態では、単ch分の信号がラビットイヤー発生を危惧することなく2次元に配置した出力ポートにスイッチングでき、偏向角の必要角度を小さくできるため、波長選択スイッチにおいてポート数を大幅に増やすことができる。
(実施形態2)
図4(a)、(b)に、本発明の実施形態2に係る波長選択スイッチの構成を示す。図4(a)は上面図であり、図4(b)は側面図である。
実施形態2は、入出力ポート群2001、レンズ2002、短FSRに設計されたVIPA(Virtually imaged phased array)2003、レンズ2004、回折格子2005、レンズ2006、第1のMEMSミラーアレイ2007、凹面ミラー2008、第2のMEMSミラーアレイ2009、レンズアレイ2010、入出力ポートアレイ2011から構成されている。
入力された光は2つの光路を通る。1つ目は、入出力ポートから出射された光が、レンズ2002、VIPA2003、レンズ2004、回折格子2006、レンズ2006、第1のMEMSミラーアレイ2007、凹面ミラー2008、第2のMEMSミラーアレイ2009、レンズアレイ2010を通り、入出力ポートアレイに出射される。2つ目の光路は、入出力ポートから出射された光が、レンズ2002、VIPA2003、レンズ2004、回折格子2006、レンズ2006、第1のMEMSミラーアレイ2007、回折格子2006、レンズ2004、VIPA2003、レンズ2002、を通り、入出力ポート2001に照射される。
第1のMEMSミラーアレイ2007に照射された光は、スイッチング軸、波長分散軸ともに偏向でき、出力ポートアレイ2011は、スイッチング軸方向に3列、波長分散軸方向に4列の計12個の出力ポートから構成されている。
実施形態1と同様に、凹面ミラー2008に替えてレンズとすることで、透過型にすることもできる。凹面ミラー2008又はレンズはビーム形状を整形する機能を持っているが、伝搬距離とビーム径によっては無くてもよい。
また、入力された光が第1の光路を通る場合、第1および第2のMEMSミラー2007、2009を透過型の波面制御素子として、第1のMEMSミラーアレイ2007から出力ポートアレイ2101の機能部を等価な代替の構成としてもよい。
また、回折格子2005は、複数の波長分散素子から構成されていても良い。
実施形態1と同様に離散化されたビームは、離散的に変化する回折角に従って配置された第1のMEMSミラーアレイ2007の各ミラーに照射される。離散化されたビームは、短FSRに対応する波長帯域内では分散が相殺され、離散化されたビームはMEMSミラーアレイ上の照射領域も離散的になることから、第1のMEMSミラーアレイ2007の各ミラーの中央に照射すると、隣接ミラーに光が漏れない。そのため、従来の波長選択スイッチのように設計段階で波長分散方向のビーム径を小さくする必要がない。
また、第1のMEMSミラーアレイ2007の各ミラーのエッジをビーム照射領域の間に配置することができるので、波長分散方向でのミラーエッジにも光が照射されないため、波長分散方向に偏向してもラビットイヤーを発生させないことができる。
<スイッチングについて>
本実施形態は、スイッチングに2つのモードを有している。
実施形態1と同様のスイッチングについては、MEMSミラーアレイ2007で偏向された光は凹面ミラー2008を介してMEMSミラーアレイ2009に照射される。
第2のMEMSミラーアレイ2009に照射されビームは、第2のMEMSミラーアレイ2009にて角度と位置を再度調整され、出力ポートアレイ1101の各出力ポートに照射される。第2のMEMSミラーアレイ2009は各出力ポートに照射する際の光の角度を調整する機能を有しており、結合効率を向上させることができる。
このように、本発明の波長選択スイッチでは、FSRに対応する波長帯域単位でのポート切り替えを可能にするものである。各出力ポートにはFSRに対応する波長帯域単位の信号が出力される。
偏向された光は凹面ミラー2008を介して第2のMEMSミラーアレイ2009に照射する。第2のMEMSミラーアレイ2009に再度照射された光はレンズアレイ2010の各レンズを介して出力ポートアレイ2011の各出力ポートに照射される。
異なるモードのスイッチングとしては、MEMSミラーアレイ2007で偏向された光はレンズ2006、回折格子2005、レンズ2004、VIPA2003、レンズ2002を介して、入出力ポート2001の出力ポートに照射される。このスイッチングは回折格子とVIPAを2回通過するため各chごとの信号を合波するので出力ポートに複数ch分の信号を出力させることができる。上記モードの他に合波させる出力ポートを別途追加できる。
上記2モードを切り替えるために、偏向素子の偏向角度の差を利用している。実施形態2では、第1のMEMSミラーアレイ2007のスイッチング軸方向の偏向角度を用いて切り替えているが、波長分散軸方向の偏向角度を用いて切り替えてもよい。
このように、本発明の本実施形態では、単ch分の信号がラビットイヤー発生を危惧することなく2次元に偏向しスイッチングでき、偏向角の必要角度を小さくできる。また、実施例1−1に比べて合波させる出力ポートを追加できるため、単chを出力するポートと複数chを出力するポートがある波長選択スイッチにおいてポート数を大幅に増やすことができる。
(実施形態3)
図5(a)、(b)に、本発明の実施形態3に係る波長選択スイッチの構成を示す。図5(a)は上面図であり、図5(b)は側面図である。
実施形態3は、短FSRに設計されたAWG3001、回折格子3002、レンズ3003、第1のMEMSミラーアレイ3004、凹面ミラー3005、第2のMEMSミラーアレイ3006、レンズアレイ3007、出力ポートアレイ3008から構成されている。
入力された光はAWG3001、回折格子3002、レンズ3003、第1のMEMSミラーアレイ3004、凹面ミラー3005、第2のMEMSミラーアレイ3006、レンズアレイ3007の順に光が通過し、出力ポートアレイ3008に出力される。
第1のMEMSミラーアレイ3004に照射された光は、スイッチング軸、波長分散軸ともに偏向でき、出力ポートアレイ3008は、スイッチング軸方向に3列、波長分散軸方向に4列の計12個の出力ポートから構成されている。
実施形態1と同様に、凹面ミラー3005に替えてレンズとすることで、透過型にすることもできる。凹面ミラー3005又はレンズはビーム形状を整形する機能を持っているが、伝搬距離とビーム径によっては無くてもよい。
また、第1および第2のMEMSミラー3004、3006を透過型の波面制御素子として、第1のMEMSミラーアレイ3004から出力ポートアレイ3008の機能部を等価な代替の構成としてもよい。
また、回折格子3002は、複数の波長分散素子から構成されていてもよい。
実施形態1と同様に離散化されたビームは、離散的に変化する回折角に従って配置された第1のMEMSミラーアレイ3004の各ミラーに照射される。離散化されたビームは、短FSRに対応する波長帯域内では分散が相殺され、離散化されたビームはMEMSミラーアレイ上の照射領域も離散的になることから、第1のMEMSミラーアレイ3004の各ミラーの中央に照射すると、隣接ミラーに光が漏れない。そのため、従来の波長選択スイッチのように設計段階で波長分散方向のビーム径を小さくする必要がない。
また、第1のMEMSミラーアレイ3004の各ミラーのエッジをビーム照射領域の間に配置することができるので、波長分散方向でのミラーエッジにも光が照射されないため、波長分散方向に偏向してもラビットイヤーを発生させないことができる。
<スイッチングについて>
第1のMEMSミラーアレイ3004で偏向された光は凹面ミラー3005又はレンズを介して第2のMEMSミラーアレイ3006に照射される。第2のMEMSミラーアレイ3006に照射されビームは、第2のMEMSミラーアレイ3006にて角度と位置を再度調整され、出力ポートアレイ3008の各出力ポートに照射される。第2のMEMSミラーアレイ3006は各出力ポートに照射する際の光の角度を調整する機能を有しており、結合効率を向上させることができる。
このように、本発明の波長選択スイッチでは、FSRに対応する波長帯域単位でのポート切り替えを可能にするものである。各出力ポートにはFSRに対応する波長帯域単位の信号が出力される。
偏向された光は凹面ミラー3005を介して第2のMEMSミラーアレイ3006に照射する。第2のMEMSミラーアレイ3006に再度照射された光はレンズアレイ3007の各レンズを介して出力ポートアレイ3008の各出力ポートに照射される。
本発明の波長選択スイッチは、入力と出力は逆になっても機能するため、1入力多出力、および多入力1出力の両機能を有する。
このように、本発明の本実施形態では、単ch分の信号がラビットイヤー発生を危惧することなく2次元に偏向しスイッチングでき、偏向角の必要角度を小さくできるため、波長選択スイッチにおいてポート数を大幅に増やすことができる。
実施形態1〜3では、波面制御素子としてMEMSミラーアレイを使用したが、これに替えて液晶やLCOS(Liquid crystal on silicon)等の他の波面制御素子を使用してもよい。
001 ファイバアレイ
002 マイクロレンズアレイ
003 集光レンズ
004 円筒レンズ
005 第1主レンズ
006 回折格子
007 第2主レンズ
008 MEMSミラーアレイ
0011 入力ポート
0012 出力ポート
1001 入力ポート
1002、3003 レンズ
1003 短FSR回折格子
1005、2005、3002 回折格子
1006、1012、2002、2004、2006 レンズ
1007、1009、2007、2009、3004、3006 MEMSミラー
1008、2008、3005 凹面ミラー
1010、2010、3007 レンズアレイ
1011、2011、3008 出力ポートアレイ
2001 入出力ポートアレイ
2003 VIPA
3001 AWG

Claims (5)

  1. 光が入出力可能な少なくとも1つのポートを有する第1の入出力部と、
    前記第1の入出力部から入射した光の出射角度が、所定の波長帯域毎に異なり、かつ、各所定の波長帯域内では同じとなって、波長帯域毎に離散化されるように、入射した光を波長分散する波長分散部であり、前記波長分散部は、第1および第2の波長分散素子部を有し、前記第1の波長分散素子部は、自由スペクトラム領域(FSR)が前記第2の波長分散素子部よりも短く、波長分散方向が前記第2の波長分散素子部の波長分散を相殺する方向である、前記波長分散部と、
    前記波長分散部から入射した波長帯域毎に離散化された複数の波長帯域の光の反射角度又は透過角度を同時かつ個別に可変に偏向させる複数の偏向領域を有する偏向部であって、前記偏向領域の境界は、波長帯域毎に離散化された光の照射領域の間に配置され、前記波長分散部の波長分散軸方向と前記波長分散軸方向に直交するスイッチング軸方向との両方に偏向可能な前記偏向部と、
    前記偏向部に対して光を入出力可能な少なくとも1つのポートを有する第2の入出力部と、
    を備えたことを特徴とする波長選択スイッチ。
  2. 前記第の入出力部が有する少なくとも1つのポートは、前記偏向部から出射された光が前記波長分散部を経て入力可能であることを特徴とする請求項1に記載の波長選択スイッチ。
  3. 前記第1の波長分散素子部は、AWGを含むことを特徴とする請求項1または2に記載の波長選択スイッチ。
  4. 前記第1の波長分散素子部は、VIPAを含むことを特徴とする請求項1または2に記載の波長選択スイッチ。
  5. 前記波長分散部は、入射した光の出射角度が所定の波長帯域毎に一定となる分散能を有していることを特徴とする請求項1乃至のいずれかに記載の波長選択スイッチ。
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