JP6224942B2 - 旅客搭乗橋またはタラップに用いられる階段装置 - Google Patents

旅客搭乗橋またはタラップに用いられる階段装置 Download PDF

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Description

本発明は、旅客搭乗橋またはタラップに用いられる階段装置に関する。
旅客搭乗橋は、ターミナルビルと航空機等とを連絡するトンネル状の歩行通路であり、ターミナルビルと航空機等との間での乗客の直接の乗り降りを可能にするものである。
一般に旅客搭乗橋は、ターミナルビルの乗降口に接続された回転自在なロタンダと、ロタンダに固定された伸縮自在なトンネル部と、トンネル部の先端に設けられた回転自在なキャブとを備えている。トンネル部のやや先端側には、トンネル部を支持し、かつ昇降及び走行機構を有するドライブコラムが設けられている。
また、例えばトンネル部の先端近傍には、旅客搭乗橋のオペレータ及び空港作業員等が専用の階段として利用できる階段装置が設けられている(例えば、特許文献1参照)。
このような階段装置は、ドライブコラムによるトンネル部の昇降に伴い、階段の傾斜角度が変化しても、踏板が略水平状態を保つように構成されている。
例えば、側面斜行状態で平行な上フレームと下フレームとからなるフレーム対を左右に設け、この左右のフレーム対の間に複数段の踏板を略水平に差し渡して、各踏板を左右の上フレームと下フレームとの各々に揺動自在に取り付け、側面からみて上フレームと下フレームと踏板とで平行リンク機構が構成されている。
このような平行リンク機構を有する階段装置は、航空機の乗降口へ直接当接されるタラップ等にも用いられている(例えば、特許文献2参照)。
実開昭62−139900号公報 特開平9−194198号公報
上記従来の階段装置では、上フレームと下フレームとからなるフレーム対を左右に設けているため、合計4本のフレームが必要であり、製造コストの低減を図る上で改善の余地がある。
本発明は上記のような課題を解決するためになされたもので、製造コストの低減を図ることができる旅客搭乗橋またはタラップに用いられる階段装置を提供することを目的としている。
上記目的を達成するために、本発明のある形態(aspect)に係る旅客搭乗橋またはタラップに用いられる階段装置は、各々の上端が階上の床部に揺動自在に取り付けられ、互いの間に水平に配設される複数の連結部材によって連結された一対の棒状の第1フレームと、上端が前記床部に揺動自在に取り付けられ、前記一対の第1フレームの間の下方において前記第1フレームと平行状態を維持して揺動する単一の棒状の第2フレームと、一端側が前記第2フレームに揺動自在に取り付けられ、他端側が前記連結部材に揺動自在に支持された複数の踏板とを備えている。
この構成によれば、複数の踏板を支持するために用いるフレームが、一対の第1フレームと単一の第2フレームとの合計3本のフレームで済むため、従来、4本使用していたフレームの本数を削減することができる。また、一対の第1フレームを連結する連結部材が、踏板の支持を兼ねることができる。したがって、部品点数を削減し、製造コストの低減を図ることができる。
また、前記連結部材は、丸棒状であり、前記踏板の下面に、一端側が前記第2フレームに揺動自在に取り付けられ、かつ、他端側が前記連結部材に揺動自在に支持される、前記踏板の奥行き方向に延びた支持部材が設けられ、前記支持部材には、前記連結部材を下方から挿入して嵌めることができる切欠き部が設けられており、前記連結部材が前記支持部材の前記切欠き部に嵌められることにより前記支持部材が前記連結部材に揺動自在に支持されるよう構成されていてもよい。
この構成によれば、踏板の下面に設けられた支持部材の切欠き部に連結部材を嵌めるだけで、踏板を連結部材に支持させることができるので、踏板の連結部材への取付が容易になる。
また、前記第2フレームは、棒状のフレーム本体と、前記フレーム本体の上端に、前記フレーム本体の長手方向と垂直にかつ上方へ突出して設けられ、前記床部に揺動自在に取り付けられる第1ブラケットと、前記第1ブラケットより下方の前記フレーム本体の部分に、各々が前記第1ブラケットと同一方向へ突出し、かつ、前記各々が前記フレーム本体の長手方向に間隔を置いて設けられ、前記踏板の一端側に揺動自在に取り付けられる複数の第2ブラケットとを有していてもよい。
この構成によれば、第2フレームが第1ブラケットを有することにより第2フレームの床部への取付が容易になり、第2ブラケットを有することにより踏板の第2フレームへの取付が容易になる。
本発明は、以上に説明した構成を有し、製造コストの低減を図ることができる旅客搭乗橋またはタラップに用いられる階段装置を提供することができるという効果を奏する。
(a)は、本発明の実施形態の階段装置が用いられている旅客搭乗橋の一例を模式的に示した平面図であり、(b)は、同旅客搭乗橋の一例を模式的に示した側面図である。 (a)は、階段装置の概略平面図であり、(b)は、階段装置の概略側面図である。 (a)は、階上の床部の概略平面図であり、(b)は、同床部と階段装置の取付部分を示す概略側面図である。 (a)は、階上の床部を下方から見た概略斜視図であり、(b)は、同床部と階段装置の取付部分を示す概略斜視図であり、(c)は、同床部と階段装置の第1フレームとの取付構造を示す断面図である。 (a)は、階段装置を一方向から見たときの一例を示す概略図であり、(b)は、階段装置を一方向と直交する他方向から見たときの一例を示す概略図である。 (a)は、階段装置の第2フレームを一方向から見たときの一例を示す概略図であり、(b)は、階段装置の第2フレームを一方向と直交する他方向から見たときの一例を示す概略図であり、(c)は、第2フレームの第1ブラケットの固定部分の断面図であり、(d)は、第2フレームの第2ブラケットの固定部分の断面図である。 (a)は、階段装置の階段の第2段から最終段(最上段)の踏板部を上方から見た平面図であり、(b)は、同踏板部の正面図であり、(c)は、同踏板部を下方から見た平面図であり、(d)は、同踏板部の側面図である。 (a)は、階段装置の階段の第1段(最下段)の踏板部を上方から見た平面図であり、(b)は、同踏板部の正面図であり、(c)は、同踏板部を下方から見た平面図であり、(d)は、同踏板部の側面図である。 階段装置の下部部分の概略斜視図である。
以下、本発明の好ましい実施の形態を、図面を参照しながら説明する。なお、以下では全ての図面を通じて同一又は相当する要素には同一の参照符号を付して、その重複する説明を省略する。また、本発明は、以下の実施形態に限定されない。
(実施形態)
図1(a)は、本発明の実施形態の階段装置が用いられている旅客搭乗橋の一例を模式的に示した平面図であり、図1(b)は、同旅客搭乗橋の一例を模式的に示した側面図である。
なお、図1(a)、(b)に示すように、旅客搭乗橋において、便宜上、航空機101側を「前」とし、ターミナルビルの乗降口1側を「後」として説明する。
この旅客搭乗橋は、空港のターミナルビルの乗降口1と航空機101の乗降口との間の乗客の歩行通路を形成し、ターミナルビルの乗降口1に接続されたロタンダ(後部円形室)2と、ロタンダ2を支持する支柱3と、ロタンダ2に接続されたトンネル部4と、トンネル部4の前端に配されたキャブ(前部円形室)5と、キャブ5の前端に設けられた接続装置6と、トンネル部4の前寄りに設けられてトンネル部4を支持するドライブコラム7と、例えばオペレータがエプロン100からトンネル部4の前端に設けられた扉9からトンネル部4へ出入りするための階段装置8とを備えている。
ロタンダ2は、鉛直軸(自転軸)Pの回りに回動可能に構成されている。
トンネル部4は、テレスコピック式に嵌合された複数のトンネル4a〜4cによって、トンネル部4の長手方向(前後方向)に伸縮可能に構成されている。また、トンネル部4はロタンダ2を基端として上下方向に揺動運動できるよう、後端側のトンネル4aの後端部がロタンダ2に接続されている。
キャブ5は、トンネル部4の前端部に設けられ、キャブ5自体がキャブ5のフロア(図示せず)の表面と垂直な回動軸(自転軸)Qの回りに回動可能に構成されている。キャブ5が回動軸Qの回りに回動することにより、キャブ5の前端に設けられた接続装置6が左右に首振り運動する。このキャブ5内には、操作盤(図示せず)が設置され、オペレータが、旅客搭乗橋に備えられている各機器(例えば、ドライブコラム7等)を操作できる。
接続装置6は、前後方向に伸縮可能な蛇腹部等を有し、航空機101の乗降口の周囲に当接される。
ドライブコラム7は、トンネル部4の前端寄りの部分に連結されている。このドライブコラム7は、その下端部に2つの駆動輪7aが設けられ、エプロン100上を走行できるとともに走行方向を変更可能なように構成されている。ドライブコラム7の走行によって、トンネル部4が長手方向に伸縮運動するとともに、トンネル部4が鉛直軸Pの回りに揺動運動(旋回)する。更に、ドライブコラム7は、上下方向に伸縮可能に構成されている。このドライブコラム7の上下方向の伸縮運動により、トンネル部4およびキャブ5が、ロタンダ2を基端として上下方向に揺動運動する。
階段装置8は、トンネル部4の前端近傍に固定された床部10に取付けられており、ドライブコラム7の走行によるトンネル部4の運動にともなって移動するとともに、ドライブコラム7の上下方向の伸縮運動によるトンネル部4の上下方向の揺動運動にともなって、傾斜角度が変化する。
次に、更に図2〜図9を参照して階段装置8について詳細に説明する。図2(a)は、階段装置8の概略平面図であり、図2(b)は、階段装置8の概略側面図である。図3(a)は、階段装置8が取り付けられる階上の床部10の概略平面図であり、図3(b)は、同床部10と階段装置8の取付部分を示す概略側面図である。図4(a)は、階段装置8が取り付けられている床部10を下方から見た概略斜視図であり、図4(b)は、床部10と階段装置8の取付部分を示す概略斜視図であり、図4(c)は、床部10と階段装置8の第1フレームとの取付構造を示す断面図である。
また、図5(a)は、階段装置8を一方向から見たときの一例を示す概略図であり、図5(b)は、階段装置8を一方向と直交する他方向から見たときの一例を示す概略図である。図6(a)は、階段装置8の第2フレーム13を一方向から見たときの一例を示す概略図であり、図6(b)は、階段装置8の第2フレーム13を一方向と直交する他方向から見たときの一例を示す概略図であり、図6(c)は、第2フレーム13の第1ブラケット21の固定部分の断面図であり、図6(d)は、第2フレーム13の第2ブラケット22の固定部分の断面図である。
階上の床部10は、図3(a)に示すように、金属製の3枚の床板41,42,43からなる床板部40と、床板部40を下方から支持する複数のフレーム部材51〜54等と、フレーム部材51の下に所定部材91,93(図4(a))を介して固定され、前方のトンネル4cの前端近傍部分の下方に延伸された連結フレーム61と、フレーム部材52の下に所定部材92,93(図4(a))を介して固定された連結フレーム62とを備えている。図2(a)に示すように、連結フレーム61,62の先端部にはそれぞれ取付部61a,62aが設けられている。連結フレーム61の先端の取付部61aがトンネル4cの左側の下端部に固定され、連結フレーム62の先端の取付部62aがトンネル4cの右側の下端部に固定されること等によって、床部10がトンネル4cに固定されている。
また、床部10の周囲には、手すり81,82(図2(a))が設けられている。図3(a)において、符号95は、手すり81の下端の取付部分を示し、符号96は、手すり82の下端の取付部分を示す。
階段装置8は、各々の上端が階上の床部10に揺動自在に取り付けられ、互いの間に水平に配設される複数の連結棒(連結部材)12によって平行に連結された一対の棒状の第1フレーム11と、上端が床部10に揺動自在に取り付けられ、一対の第1フレーム11の間の下方に第1フレーム11と平行に配設される単一の棒状の第2フレーム13と、一端側が第2フレーム13に揺動自在に取り付けられ、他端側が連結棒12に揺動自在に支持された複数の踏板14とを備えている。
例えば、図3(a)に示すように、床部10のフレーム部材51には、階段装置8が取り付けられる2組の取付部材71と1組の取付部材72とが固定されている。
そして、図4(c)に示すように、各組の取付部材71は、穴71hが設けられた一対のU字状部材71a、71bからなり、第1フレーム11には、その上端部分に、円筒状の穴17aを有するブラケット17が設けられている。そして、U字状部材71a、71bの穴71hと、第1フレーム11の円筒状の穴17aとを位置合わせして、U字状部材71a、71bの穴71h及び円筒状の穴17aにボルト18を貫通させ、ボルト18とナット19とで締め付けることにより、第1フレーム11が床部10の取付部材71に揺動自在に取り付けられている。
一対の第1フレーム11は、複数の連結棒12によって平行に連結されている。また、複数の連結棒12は、階段の第2段から最終段(最上段)の踏板14に対応して、所定間隔をあけて互いに平行となり、かつ各々が水平となるように、各々の連結棒12の両端がそれぞれ第1フレーム11に固定されている。
第2フレーム13が取り付けられる取付部材72も、取付部材71と同様、穴が設けられた一対のU字状部材からなり、第2フレーム13も、その上端部分に、ブラケット17と同様の円筒状の穴21aを有する第1ブラケット21(以下、単に「ブラケット21」ともいう)が設けられ、第1フレーム11と同様にして、第2フレーム13が床部10の取付部材72に揺動自在に取り付けられている。
この第2フレーム13は、図6に示すように、棒状のフレーム本体13aに、前述のブラケット21と、穴22aを有する板状の複数の第2ブラケット22(以下、単に「ブラケット22」ともいう)とが設けられている。この複数のブラケット22は、階段の第1段(最下段)から最終段(最上段)の踏板14に対応して設けられ、各穴22aが、連結棒12の間隔と同じ所定間隔で配置されるように設けられている。また、上端のブラケット21の穴21aと複数のブラケット22の各穴22aとが側方からみて、図6(b)のように一直線上に並ぶように、ブラケット21,22が設けられている。
以上のように、第2フレーム13は、棒状のフレーム本体13aと、その上端(長手方向の一端)に設けられた1つのブラケット21と、このブラケット21より下方のフレーム本体13aの部分に所定間隔を置いて設けられた複数のブラケット22とを有している。これらのブラケット21,22は、フレーム本体13aの長手方向と垂直にかつ上方へ突出するように設けられている。
次に、各踏板14の支持構成について、さらに図7〜図9を参照して説明する。
図7(a)〜(d)は、階段装置8の階段の第2段から最終段(最上段)の踏板部(踏板及びその取付部分)の概略構成を示す図であり、図7(a)は、同踏板部を上方から見た平面図であり、図7(b)は、同踏板部の正面図であり、図7(c)は、同踏板部を下方から見た平面図であり、図7(d)は、同踏板部の側面図である。また、図8(a)〜(d)は、階段装置8の階段の第1段(最下段)の踏板部(踏板及びその取付部分)の概略構成を示す図であり、図8(a)は、同踏板部を上方から見た平面図であり、図8(b)は、同踏板部の正面図であり、図8(c)は、同踏板部を下方から見た平面図であり、図8(d)は、同踏板部の側面図である。なお、図8(c)には、第1フレーム11も図示されている。図9は、階段装置8の下部部分の概略斜視図である。
まず、図7(a)〜(d)に示すように、階段の第2段から最終段の踏板部14Aは、踏板14と、階段の幅方向中央部の支持板(支持部材)26と、幅方向両端部の支持板27とを備えている。
踏板14は、踏面となる踏面部14aと、踏板の奥行き方向201における踏面部14aの一端側が上に折り曲げられた立上がり部14bと、踏面部14aの他端側が下に折り曲げられた立下がり部14cとを有している。
中央の支持板26は、踏板14の下面に、踏板の奥行き方向201に延びるように設けられ、連結棒12が嵌められる切欠き部26a(図9も参照)を有するとともに、第2フレーム13に揺動自在に取り付けるための穴26bを有している。
また、両側の2つの支持板27は、連結棒12が嵌められる切欠き部27aを有している。この支持板27の切欠き部27aと中央の支持板26の切欠き部26aとは同一形状である。
各踏板部14Aは、支持板26、27の切欠き部26a、27aに連結棒12が嵌まるようにして、中央の支持板26の穴26bと、第2フレーム13のブラケット22の穴22aとを位置合わせし、これらの穴22a、26bにボルト24を貫通させ、ボルト24とナット25(図9)とで締め付けることにより装着される。ここで、支持板26、27の切欠き部26a、27aに連結棒12を嵌めるだけで、踏板14を連結棒12に支持させることができるので、踏板14の連結棒12への取付が容易である。
このようにして、踏板部14Aは、第1フレーム11の連結棒12に揺動自在に支持されるとともに、第2フレーム13のブラケット22に揺動自在に取り付けられる。したがって、階段の第2段から最終段の踏板部14Aの踏板14は、その一端側が第2フレーム13の各ブラケット22に揺動自在に取り付けられ、他端側が連結棒12に揺動自在に支持されている。
次に、図8(a)〜(d)に示すように、階段の第1段(最下段)の踏板部14Bは、先述の踏板部14Aと同様の踏板14と、幅方向中央部の支持板29と、幅方向両端部の支持板30と、2つの旋回キャスタ15(図9)が取り付けられる断面U字状のキャスタ取付部材28とを備えている。
キャスタ取付部材28は、踏板14の下面側の所定位置に固定されている。この固定前に、キャスタ取付部材28には、旋回キャスタ15を取付けるための穴があけられて、その穴に対応してナット32が予め溶接等によって固設されている。そして、各旋回キャスタ15は、4本のボルトをナット32に締め付けることにより、キャスタ取付部材28の下面側に固定される。
また、キャスタ取付部材28が踏板14に固定される前に、両側の支持板30には、第1フレーム11に取付けられるための穴30aがあけられて、その穴30aに対応して互いの対向面(内側の面)にナット31が予め溶接等によって固設されている。
各第1フレーム11の下端部分には、上端部分に設けられているブラケット17と同様、円筒状の穴33aを有するブラケット33が設けられている。このブラケット33の円筒状の穴33aと、支持板30の穴30aとを位置合わせして、これらの穴30a、33aにボルト34を貫通させ、ボルト34とナット31とで締め付けることにより、踏板部14Bが第1フレーム11に揺動自在に取り付けられる。
また、踏板部14Bの中央部の支持板29は、踏板14の下面に、キャスタ取付部材28と当接して踏板の奥行き方向201に延びるように設けられ、第2段以上の踏板部14Aの支持板26の穴26bと同様の穴29bを有している。この穴29bと、第2フレーム13のブラケット22の穴22aとを位置合わせして、これらの穴22a、29bにボルト24を貫通させ、ボルト24とナット25(図9)とで締め付けることにより、踏板部14Bは、第2フレーム13のブラケット22に揺動自在に取り付けられる。
すなわち、一対の第1フレーム11の各々の下端及び第2フレーム13の下端は、第1段(最下段)の踏板部14Bに揺動自在に取り付けられる。言い換えれば、第1段の踏板14の一端側が第2フレーム13の下端に揺動自在に取り付けられ、他端側が一対の第1フレーム11の各々の下端に揺動自在に取り付けられている。また、第1、第2フレーム11、13の各々の上端が床部10に揺動自在に取り付けられるとともに、第1、第2フレーム11、13の各々の下端が、第1段の踏板部14Bに揺動自在に取り付けられていることにより、第1フレーム11及び第2フレーム13とは平行状態を維持して揺動することができる。
なお、第1段(最下段)〜最上段の各踏板14は、その踏面部14aが互いに平行であり、かつ床部10の床板部40と平行になるように取り付けられている。
この階段装置8では、最下段の踏板部14Bに取付けられた旋回キャスタ15は常にエプロン100の地面に接した状態を維持しており、ドライブコラム7の上下方向の伸縮運動による、ロタンダ2を基端とするトンネル部4の上下方向の揺動運動にともなって、トンネル4cに固定された床部10の高さ位置が上下に変化するため、床部10に取付けられた階段装置8の傾斜角度が変化する。この際、側面から見て、第1フレーム11と第2フレーム13とが平行状態を維持し、かつ、全ての踏板14(踏面部14a)が床部10の床板部40と平行状態を維持したまま、第1フレーム11及び第2フレーム13の傾斜角度が変化する。また、第1フレーム11及び第2フレーム13の傾斜角度が変化しても、第1段(最下段)〜最上段の各踏板14は、その踏面部14aが互いに平行であり、かつ床部10の床板部40と平行な状態を維持するように、第1フレーム11及び第2フレーム13に対して揺動する。
本実施形態では、複数の踏板14を支持するために用いるフレームが、一対の第1フレーム11と単一の第2フレーム13との合計3本のフレームで済むため、従来、4本使用していたフレームの本数を削減することができる。また、一対の第1フレーム11を連結する連結棒12が、踏板14の支持を兼ねることができる。したがって、部品点数を削減し、製造コストの低減を図ることができる。
また、第2フレーム13に、第1ブラケット21を設けることにより第2フレーム13の床部10への取付が容易になり、第2ブラケット22を設けることにより踏板部14A,14Bの第2フレーム13への取付が容易になる。
なお、本実施形態では、旅客搭乗橋に用いられる階段装置について説明したが、航空機の乗降口からの乗降のために用いられるタラップについても、本発明を同様に適用することができる。
本発明は、製造コストの低減を図ることができる旅客搭乗橋またはタラップに用いられる階段装置等として有用である。
10 床部
11 第1フレーム
12 連結棒
13 第2フレーム
13a フレーム本体
14 踏板
21 第1ブラケット
22 第2ブラケット
26 支持板
26a 切欠き部

Claims (2)

  1. 各々の上端が階上の床部に揺動自在に取り付けられ、互いの間に水平に配設される複数の連結部材によって連結された一対の棒状の第1フレームと、
    上端が前記床部に揺動自在に取り付けられ、前記一対の第1フレームの間の下方において前記第1フレームと平行状態を維持して揺動する単一の棒状の第2フレームと、
    一端側が前記第2フレームに揺動自在に取り付けられ、他端側が前記連結部材に揺動自在に支持された複数の踏板と
    を備え、
    前記連結部材は、丸棒状であり、
    前記踏板の下面に、一端側が前記第2フレームに揺動自在に取り付けられ、かつ、他端側が前記連結部材に揺動自在に支持される、前記踏板の奥行き方向に延びた支持部材が設けられ、
    前記支持部材には、前記連結部材を下方から挿入して嵌めることができる切欠き部が設けられており、
    前記連結部材が前記支持部材の前記切欠き部に嵌められることにより前記支持部材が前記連結部材に揺動自在に支持されるよう構成された、
    客搭乗橋またはタラップに用いられる階段装置。
  2. 前記第2フレームは、
    棒状のフレーム本体と、
    前記フレーム本体の上端に、前記フレーム本体の長手方向と垂直にかつ上方へ突出して設けられ、前記床部に揺動自在に取り付けられる第1ブラケットと、
    前記第1ブラケットより下方の前記フレーム本体の部分に、各々が前記第1ブラケットと同一方向へ突出し、かつ、前記各々が前記フレーム本体の長手方向に間隔を置いて設けられ、前記踏板の一端側に揺動自在に取り付けられる複数の第2ブラケットと
    を有する、請求項1に記載の旅客搭乗橋またはタラップに用いられる階段装置。
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