JP6224383B2 - ボールねじ - Google Patents

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本発明は、自動車等の車両の駆動部における電動アクチュエータに使用されるボールねじ、詳しくは、自動車のトランスミッションの切り替えやパーキングブレーキ等で、電動モータからの回転入力を駆動軸の直線運動に変換するボールねじに関するものである。
自動車等の車両の各種駆動部に使用される電動アクチュエータにおいて、電動モータの回転運動を軸方向の直線運動に変換する機構として、台形ねじあるいはラックアンドピニオン等の歯車機構が一般的に使用されている。これらの変換機構は、滑り接触部を伴うため動力損失が大きく、電動モータの大型化や消費電力の増大を余儀なくされている。そのため、より効率的なアクチュエータとしてボールねじ機構が採用されている。
この種の電動アクチュエータでは、ボールねじのナットおよびこのナットに係合するレバー部材等の組立誤差により、ねじ軸に対してナットが傾くことがある。この場合、ボールねじはモーメント荷重を受けることになり、内部負荷分布が不均一になり短寿命となる恐れがある。こうした問題を解決するボールねじとして、図8に示すような調芯機構付ボールねじが知られている。
この調芯機構付ボールねじ50は、ナットブラケット51に保持されるナット52を、ナットブラケット51にボルト締結される環状のフランジプレート53と、ねじ軸54の外周面に形成されたねじ溝54aに多数のボール(図示せず)を介して係合する筒状のナット本体55と、このナット本体55をフランジプレート53に押圧する複数の押えばね56とで構成されている。そして、フランジプレート53およびナット本体55の相対向する端面に互いに係合する凹球面57と凸球面58とが形成されている。これにより、例えば、ナットブラケット51のフランジ取付面がねじ軸54に対して傾いて取り付けられた場合でも、フランジプレート53のみがねじ軸54に対して傾くだけで、ナット本体55はねじ軸54に対して傾くことがないので、ナット52とねじ軸54との間にボールねじの寿命に影響を与えるこじりが発生することを防止できる(例えば、特許文献1参照。)。
特開2003−42152号公報
然しながら、この調芯機構付ボールねじ50は、フランジプレート53とナット本体55を押えばね56によって付勢する構造のため、部品点数が多くなるだけでなく構造が複雑となり、組立工数が嵩み低コスト化を阻害していた。さらに、この調芯機構付ボールねじ50のように、工作機械等で使用される直動テーブル装置の案内テーブルには適用可能であるが、電動モータの回転運動を、ナットを介して連結アーム等の揺動運動に変換するような電動アクチュエータでは構造的に適用が難しい。
本発明は、このような従来の問題に鑑みてなされたもので、ナットにモーメント荷重が負荷されてもねじ軸に悪影響がないよう、ナットと相対的に動くリンク部材を設けてナットに調心機構を付与することにより、ボールねじに負荷されるモーメント荷重を吸収させることを着想し、コンパクト化を図ると共に、耐久性と信頼性を向上させたボールねじを提供することを目的とする。
係る目的を達成すべく、本発明のうち請求項1に記載の発明は、外周面に螺旋状のねじ溝が形成されたねじ軸と、このねじ軸に外挿され、内周面に前記ねじ溝に対応する螺旋状のねじ溝が形成されたナットと、前記両ねじ溝間に転動自在に収容された多数のボールと、を備え、電動モータからの回転入力を駆動部の直線運動に変換するボールねじにおいて、前記ナットに、フォーク部材に係合するリンク部材が外挿され、前記ナットとリンク部材は、前記ナットの軸心と直交する軸線に設けた枢軸を介して連結され、前記リンク部材が、前記ナットの軸心と直交する軸線に対して回動可能であり、前記ナットが回転不可で、かつ軸方向移動自在に構成されている。
このように、外周面に螺旋状のねじ溝が形成されたねじ軸と、このねじ軸に外挿され、内周面にねじ溝に対応する螺旋状のねじ溝が形成されたナットと、両ねじ溝間に転動自在に収容された多数のボールと、を備え、電動モータからの回転入力を駆動部の直線運動に変換するボールねじにおいて、ナットに、フォーク部材に係合するリンク部材が外挿され、ナットとリンク部材は、ナットの軸心と直交する軸線に設けた枢軸を介して連結され、リンク部材が、ナットの軸心と直交する軸線に対して回動可能であり、ナットが回転不可で、かつ軸方向移動自在に構成されているので、組立誤差等があっても、リンク部材がナットと独立して回動することができ、これによりボールねじに負荷されるモーメント荷重が吸収され、ナットとねじ軸との間にボールねじの寿命に影響を与えるこじりが発生するのを防止することができるので、コンパクト化を図ると共に、耐久性と信頼性を向上させたボールねじを提供することができる。
また、請求項2に記載の発明のように、前記ナットの外周面の一部に互いに対向して前記ねじ軸の中心を通る線上に支持孔が形成されると共に、前記リンク部材が、外周面に互いに対向して配置されて前記駆動部に連結されるウイングを備え、外周面の一部に互いに対向して円孔が形成され、この円孔に枢軸の一端部が圧入固定され、前記枢軸の他端部が前記支持孔にすきまを介して嵌挿されていれば、ナットに調心機構を付与することができる。
また、請求項3に記載の発明のように、前記リンク部材の円孔と前記ナットの支持孔のうちどちらか一方に前記枢軸が軸受を介して嵌挿されていれば、枢軸と円孔または支持孔との摩耗を抑制することができると共に、ナットに対するリンク部材の回動を滑らかにすることができる。
また、請求項4に記載の発明のように、前記枢軸とリンク部材のうち少なくとも枢軸が硬化処理されていれば、ナットの支持孔との接触による耐摩耗性を向上させることができる。
また、請求項5に記載の発明のように、前記ナットが、外周面の一部に互いに対向する一対の平坦面が形成されると共に、前記リンク部材が、外周面の一部に互いに対向する一対の平坦部を備え、この平坦部に前記円孔が形成され、前記リンク部材の平坦部と前記ナットの平坦面とを合致させた状態で、当該リンク部材が前記ナットに径方向すきまを介して嵌挿されていれば、ナットとリンク部材との間で、枢軸の軸線方向の案内ができて両者の同軸度を確保することができ、ナットに対してリンク部材のスムーズな回動を許容することができる。
また、請求項6に記載の発明のように、前記枢軸が、軸部と、この軸部の端部に鍔部が一体に形成され、当該枢軸が前記ナットの支持孔に固定されると共に、前記枢軸の鍔部と前記リンク部材との間にすきまが設けられていれば、ナットとリンク部材を円筒状に形成して軽量・コンパクト化しても、枢軸の鍔部により、ナットとリンク部材との間で、枢軸の軸線方向の案内ができて両者の同軸度を確保することができるので、ナットに対してリンク部材のスムーズな回動を許容することができる。
本発明に係るボールねじは、外周面に螺旋状のねじ溝が形成されたねじ軸と、このねじ軸に外挿され、内周面に前記ねじ溝に対応する螺旋状のねじ溝が形成されたナットと、前記両ねじ溝間に転動自在に収容された多数のボールと、を備え、電動モータからの回転入力を駆動部の直線運動に変換するボールねじにおいて、前記ナットに、フォーク部材に係合するリンク部材が外挿され、前記ナットとリンク部材は、前記ナットの軸心と直交する軸線に設けた枢軸を介して連結され、前記リンク部材が、前記ナットの軸心と直交する軸線に対して回動可能であり、前記ナットが回転不可で、かつ軸方向移動自在に構成されているので、組立誤差等があっても、リンク部材がナットと独立して回動することができ、これによりボールねじに負荷されるモーメント荷重が吸収され、ナットとねじ軸との間にボールねじの寿命に影響を与えるこじりが発生するのを防止することができるので、コンパクト化を図ると共に、耐久性と信頼性を向上させたボールねじを提供することができる。
本発明に係るボールねじの第1の実施形態を示す斜視図である。 図1のボールねじを示す平面図である。 図2のIII−III線に沿った横断面図である。 本発明に係るリンク部材に係合するフォーク部材を示す斜視図である。 本発明に係るボールねじにフォーク部材が係合した状態での作動を示す説明図である。 本発明に係るボールねじの第2の実施形態を示す斜視図である。 図6のVII−VII線に沿った横断面図である。 従来の調芯機構付ボールねじを示す一部断面平面図である。
外周面に螺旋状のねじ溝が形成されたねじ軸と、このねじ軸に外挿され、内周面に前記ねじ溝に対応する螺旋状のねじ溝が形成された円筒状のナットと、前記両ねじ溝間に転動自在に収容された多数のボールと、を備え、電動モータからの回転入力を駆動部の直線運動に変換するボールねじにおいて、前記ナットにフォーク部材に係合する円筒状のリンク部材が外挿され、前記ナットの外周面の一部に互いに対向して前記ねじ軸の中心を通る線上に支持孔が形成されると共に、前記リンク部材が、外周面に互いに対向して配置されて前記駆動部に連結されるウイングを備え、外周面の一部に互いに対向して円孔が形成され、この円孔に枢軸の一端部が圧入固定され、前記枢軸の他端部が前記支持孔にすきまを介して嵌挿されている。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。
図1は、本発明に係るボールねじの第1の実施形態を示す斜視図、図2は、図1のボールねじを示す平面図、図3は、図2のIII−III線に沿った横断面図、図4は、本発明に係るリンク部材に係合するフォーク部材を示す斜視図、図5は、本発明に係るボールねじにフォーク部材が係合した状態での作動を示す説明図である。
このボールねじ1は、図1および図2に示すように、ねじ軸2と、このねじ軸2に外挿されたナット3と、このナット3に外挿されたリンク部材7とを主たる構成としている。ねじ軸2の外周面には螺旋状のねじ溝2aが形成され、ナット3の内周面には、ねじ軸2のねじ溝2aに対応する螺旋状のねじ溝3aが形成されている。そして、これら両ねじ溝2a、3a間に多数のボール4が転動自在に収容されている(図3参照)。
ねじ軸2はS55C等の中炭素鋼あるいはSCM415やSCM420等の肌焼き鋼からなり、高周波焼入れ、あるいは浸炭焼入れによってその表面に55〜62HRCの範囲に硬化処理が施されている。一方、ナット3はSCM415やSCM420等の肌焼き鋼からなり、真空浸炭焼入れによってその表面に55〜62HRCの範囲に硬化処理が施されている。これにより、熱処理後のスケール除去のためのバフ加工等を省略することができ、低コスト化を図ることができる。
ナット3は円筒状に形成され、図3に示すように、外周面の一部に軸線に沿った一対の平坦面5、5が形成されている。この平坦面5、5は所定幅に形成されて互いに対向して配置されている。そして、これらの平坦面5、5の中央部にねじ軸2の中心を通る線上に支持孔6、6が形成され、これらの支持孔6、6に、後述するリンク部材7に固定された枢軸8、8が僅かな径方向すきまを介して嵌挿されている。これにより、ナット3は回転不可で、かつ軸方向移動自在に構成される。
枢軸8はSUJ2等の高炭素クロム軸受鋼からなり、ズブ焼入れにより芯部まで58〜64HRCの範囲で硬化処理され、ナット3の支持孔6との接触による耐摩耗性を向上させている。なお、支持孔6と枢軸8との間に滑り軸受や転がり軸受を介装することにより、支持孔6と枢軸8の摩耗を抑制することができると共に、ナット3に対するリンク部材7の回動を滑らかにすることができる。
リンク部材7は円筒状に形成され、外周面に互いに対向するウイング9、9を一体に備え、外周面の一部に軸線に沿った一対の平坦部10、10を備えた断面略小判形に形成されている。この平坦部10、10は互いに対向して配置され、ナット3の平坦面5、5に嵌挿される。平坦部10には円孔7aが形成され、この円孔7aに枢軸8が所定のシメシロを介して圧入固定されている。
ここで、本実施形態では、ナット3が、外周面の一部に一対の平坦面5、5が形成されると共に、リンク部材7が外周面の一部に一対の平坦部10、10を備えた断面略小判形に形成され、ナット3の平坦面5、5に合致させた状態で、所定のすきまを介して嵌挿されているので、ナット3とリンク部材7との間で、枢軸8の軸線方向の案内ができて両者の同軸度を確保することができ、ナット3に対してリンク部材7のスムーズな回動を許容することができる。
リンク部材7のウイング9、9にはフォーク部材11が連結される。このフォーク部材11は、図4に示すように、固定軸12の端部にヨーク13が一体に形成され、このヨーク13に凹所13aが形成されている。そして、この凹所13a、13aがリンク部材7のウイング9、9に係合される。
次に、図5を用いて、本発明に係るボールねじ1を電動アクチュエータに適用した場合の作動を説明する。図示しない電動モータの回転を受けてねじ軸2が回転すると、ナット3が軸方向に移動し、このナット3の移動によりリンク部材7を介してフォーク部材11が揺動する。このようにしてリンク部材7を介してナット3の駆動力をフォーク部材11に伝達する。本実施形態では、リンク部材7に固定された枢軸8をナット3の支持孔6に嵌挿することにより、ナット3に作用するモーメント荷重を支持しつつナット3を回転不可に構成すると共に、リンク部材7がナット3と相対的に動き、リンク部材7の枢軸8とナット3の支持孔6との係合によって、ナット3に対して枢軸8を介してリンク部材7が回動自在となる。すなわち、リンク部材7がナット3の軸心と直交する軸線(ここでは、枢軸8)に対して回動可能となっている。このナット3の調心機構により、ボールねじ1に負荷されるモーメント荷重(図中白矢印にて示す)が吸収される。
換言すれば、フォーク部材11はナット3を跨いで通常2点でリンク部材7を押すが(図中黒矢印にて示す)、組立誤差等で2点が同時に当接しない場合であっても、リンク部材7がナット3と独立して回動することができ、ナット3にモーメント荷重は負荷されない。これにより、ナット3とねじ軸2との間にボールねじの寿命に影響を与えるこじりが発生するのを防止でき、コンパクト化を図ると共に、耐久性と信頼性を向上させたボールねじ1を提供することができる。
図6は、本発明に係るボールねじの第2の実施形態を示す斜視図、図7は、図6のVII−VII線に沿った横断面図である。なお、この実施形態は、前述した第1の実施形態とナットとリンク部材の構成が一部異なるだけで、その他同一部品同一部位あるいは同一機能を有する部品や部位には同じ符号を付してその詳細な説明を省略する。
このボールねじ14は、図6および図7に示すように、ねじ軸2と、このねじ軸2に外挿されたナット15と、このナット15に外挿されたリンク部材16とを主たる構成としている。
ナット15はSCM415やSCM420等の肌焼き鋼からなり、円筒状に形成されている。そして、外周面の中央部にねじ軸2の中心を通る線上に支持孔6、6が互いに対向して形成され、これらの支持孔6、6に枢軸17、17が所定のシメシロを介して圧入固定されている。
リンク部材16は円筒状に形成され、外周面に互いに対向するウイング9、9を一体に備え、外周面の一部に円孔16a、16aが互いに対向して形成されている。そして、ナット15の枢軸17が僅かな径方向すきまを介して嵌挿されている。
枢軸17はSUJ2等の高炭素クロム軸受鋼からなり、ズブ焼入れにより芯部まで58〜64HRCの範囲で硬化処理されている。一方、リンク部材16はS55C等の中炭素鋼あるいはSCM415やSCM420等の肌焼き鋼からなり、高周波焼入れ、あるいは浸炭焼入れによってその表面に55〜62HRCの範囲に硬化処理が施されている。これにより、枢軸17とリンク部材16の円孔16aとの接触による耐摩耗性を向上させることができる。
本実施形態では、ナット15に固定された枢軸17をリンク部材16の円孔16aに嵌挿することにより、前述した実施形態と同様、ナット15に作用するモーメント荷重を支持しつつナット15を回転不可に構成すると共に、リンク部材16がナット15と相対的に動き、ナット15の枢軸17とリンク部材16の円孔16aとの係合によって、ナット15に対して枢軸17を介してリンク部材16が回動自在となるので、ボールねじ14に負荷されるモーメント荷重が吸収され、ナット15とねじ軸2との間にボールねじの寿命に影響を与えるこじりが発生するのを防止でき、コンパクト化を図ると共に、耐久性と信頼性を向上させることができる。
ここで、ナット15に固定される枢軸17は、図7に示すように、軸部17aと、この軸部17aの端部に鍔部17bが一体に形成されている。そして、鍔部17bとリンク部材16との間に所定のすきまが設けられている。これによりナット15とリンク部材16を円筒状に形成した分、軽量・コンパクト化ができると共に、枢軸17の鍔部17bにより、ナット15とリンク部材16との間で、枢軸17の軸線方向の案内ができて両者の同軸度を確保することができるので、ナット15に対してリンク部材16のスムーズな回動を許容することができる。
以上、本発明の実施の形態について説明を行ったが、本発明はこうした実施の形態に何等限定されるものではなく、あくまで例示であって、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において、さらに種々なる形態で実施し得ることは勿論のことであり、本発明の範囲は、特許請求の範囲の記載によって示され、さらに特許請求の範囲に記載の均等の意味、および範囲内のすべての変更を含む。
本発明に係るボールねじは、ナットに調心機構が付与され、ボールねじに負荷されるモーメント荷重を吸収させるようにしたボールねじに適用することができる。
1、14 ボールねじ
2 ねじ軸
2a、3a ねじ溝
3、15 ナット
4 ボール
5 平坦面
6 支持孔
7、16 リンク部材
7a、16a 円孔
8、17 枢軸
9 ウイング
10 平坦部
11 フォーク部材
12 固定軸
13 ヨーク
13a 凹所
17a 軸部
17b 鍔部
50 調芯機構付ボールねじ
51 ナットブラケット
52 ナット
53 フランジプレート
54 ねじ軸
54a ねじ溝
55 ナット本体
56 押えばね
57 凹球面
58 凸球面

Claims (6)

  1. 外周面に螺旋状のねじ溝が形成されたねじ軸と、
    このねじ軸に外挿され、内周面に前記ねじ溝に対応する螺旋状のねじ溝が形成されたナットと、
    前記両ねじ溝間に転動自在に収容された多数のボールと、を備え、
    電動モータからの回転入力を駆動部の直線運動に変換するボールねじにおいて、
    前記ナットに、フォーク部材に係合するリンク部材が外挿され、前記ナットとリンク部材は、前記ナットの軸心と直交する軸線に設けた枢軸を介して連結され、前記リンク部材が、前記ナットの軸心と直交する軸線に対して回動可能であり、前記ナットが回転不可で、かつ軸方向移動自在に構成されていることを特徴とするボールねじ。
  2. 前記ナットの外周面の一部に互いに対向して前記ねじ軸の中心を通る線上に支持孔が形成されると共に、前記リンク部材が、外周面に互いに対向して配置されて前記駆動部に連結されるウイングを備え、外周面の一部に互いに対向して円孔が形成され、この円孔に枢軸の一端部が圧入固定され、前記枢軸の他端部が前記支持孔にすきまを介して嵌挿されている請求項1に記載のボールねじ。
  3. 前記リンク部材の円孔と前記ナットの支持孔のうちどちらか一方に前記枢軸が軸受を介して嵌挿されている請求項2に記載のボールねじ。
  4. 前記枢軸とリンク部材のうち少なくとも枢軸が硬化処理されている請求項2または3に記載のボールねじ。
  5. 前記ナットが、外周面の一部に互いに対向する一対の平坦面が形成されると共に、前記リンク部材が、外周面の一部に互いに対向する一対の平坦部を備え、この平坦部に前記円孔が形成され、前記リンク部材の平坦部と前記ナットの平坦面とを合致させた状態で、当該リンク部材が前記ナットに径方向すきまを介して嵌挿されている請求項1乃至4いずれかに記載のボールねじ。
  6. 前記枢軸が、軸部と、この軸部の端部に鍔部が一体に形成され、当該枢軸が前記ナットの支持孔に固定されると共に、前記枢軸の鍔部と前記リンク部材との間にすきまが設けられている請求項1乃至4いずれかに記載のボールねじ。
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