JP6224273B2 - ブロードキャスト通信のための最大パスロス測定 - Google Patents

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相互参照
[0001]本特許出願は、2014年5月7日に出願され、本出願の譲受人に譲渡された、Bodasらによる「Maximum Pathloss Measurement for Broadcast Communication」と題する米国特許出願第14/272,128号の優先権を主張する。
[0002]ワイヤレス通信システムは、音声、ビデオ、パケットデータ、メッセージング、ブロードキャストなどの様々なタイプの通信コンテンツを提供するために広く展開されている。これらのシステムは、利用可能なシステムリソース(たとえば、時間、周波数、および電力)を共有することによって複数のユーザとの通信をサポートすることが可能な多元接続システムであり得る。そのような多元接続システムの例は、符号分割多元接続(CDMA)システム、時分割多元接続(TDMA)システム、周波数分割多元接続(FDMA)システム、および直交周波数分割多元接続(OFDMA)システムを含む。
[0003]概して、ワイヤレス多元接続通信システムは、各々が複数のモバイルデバイスのための通信を同時にサポートする、いくつかの基地局を含み得る。基地局は、ダウンストリームリンクおよびアップストリームリンク上でモバイルデバイスと通信し得る。各基地局は、セルのカバレージエリアと呼ばれることがあるカバレージ範囲を有する。ブロードキャストまたはマルチキャスト通信シナリオでは、1つの送信機が情報(たとえば、データおよび/または制御情報)を複数の受信機に送信している。送信電力と他のリソースとを節約できることが有利である。いくつかの例では、ブロードキャストまたはマルチキャスト送信機は、モバイルデバイスツーモバイルデバイス通信(D2D)であり得る。リソース共有決定は、分散方式で行われ得る。効率的な分散リソース共有を容易にするために、あらゆるブロードキャスト送信機が、その関連する受信機に対する最大パスロスについての情報を有すると好ましい。この最大パスロス情報を有することは、送信機が、その送信電力、占有帯域幅、チャネルアクセスの可能性などについて決定を下すのを助けることができる。
[0004]説明する特徴は、概して、送信機(たとえば、マルチキャスト送信機)が、その関連する受信機に対するその最大パスロス測定値を決定するための、1つまたは複数の改善されたシステム、方法、および/または装置に関する。概して、送信機は、固定の電力レベルでパイロット信号(たとえば、基準信号など)を送信し得る。送信機に関連付けられた受信機(たとえば、マルチキャスト送信に参加することに関心がある受信機)は、いくつかの例では、受信機が所定の受信電力レベルでまたはそれを下回ってパイロット信号を受信するかどうかを事前に知ることができる。これらの受信機は、受信機が所定の受信電力レベルでまたはそれを下回ってパイロット信号を受信したことを示す情報を送信機に送る。
[0005]追加または代替として、送信機はまた、受信機が監視すべき所定の受信電力レベルを示す情報をパイロット信号において送信し得る。関連する受信機が所定の受信電力レベルでまたはそれを下回ってパイロット信号を受信しない場合、信号は送信機へと通信されない。したがって、送信機は、それがその関連付けられた受信機のいずれかから応答を受信するかどうかに基づいて、その最大パスロスが所定のレベルであるかまたはそれを下回ることを決定することができる。説明する特徴は、送信機がその最大パスロスを所定の範囲の精度、たとえば、±3dB内に決定するように、反復的に繰り返され得る。
[0006]例示的な実施形態の第1のセットでは、ワイヤレス通信のための方法について説明する。方法は、送信機によって、第1の電力レベルで基準信号を送ることと、送信機に関連付けられた受信機についてのパスロス値が第1の所定のパスロス値よりも大きいかどうかを決定することであって、該決定することが、基準信号に対する応答が受信機から受信されるかどうかに少なくとも部分的に基づく、決定することと、該決定することに少なくとも部分的に基づいた送信電力で信号を送信することと、を含み得る。
[0007]いくつかの態様では、方法は、受信機からの応答の不受信に基づいて(based on a failure to receive a response from the receiver)、受信機についてのパスロス値が第1の所定のパスロス値よりも低いと決定することを含み得る。基準信号は、第1の所定のパスロス値に関連付けられた情報フィールドを含み得る。方法は、応答を受信しないことに基づいて(based on receiving no response)、第1の所定のパスロス値に関連付けられた情報フィールドを修正することであって、情報フィールドを修正することが、第2の所定のパスロス値を識別し、第2の所定のパスロス値が、第1の所定のパスロス値よりも低い、修正することと、送信機によって、第1の電力レベルで基準信号を再送することであって、基準信号が、第2の所定のパスロス値に関連付けられた修正された情報フィールドを備える、再送することと、基準信号に対する応答が受信されるかどうかに基づいて、受信機についてのパスロス値が第2の所定のパスロス値よりも大きいかどうかを決定することと、を含み得る。方法は、応答が受信機から受信されるまで、修正するステップと、再送するステップと、決定するステップとを反復的に繰り返すことと、応答を受信することに少なくとも部分的に基づいて、受信機についての最大パスロス値を決定することとを含み得る。
[0008]いくつかの態様では、方法は、受信機からの応答を受信することに基づいて、受信機についてのパスロス値が第1の所定のパスロス値よりも高いと決定することを含み得る。基準信号は、第1の所定のパスロス値に関連付けられた情報フィールドを含み得る。方法は、応答を受信することに基づいて、第1の所定のパスロス値に関連付けられた情報フィールドを修正することであって、情報フィールドを修正することが、第2の所定のパスロス値を識別し、第2の所定のパスロス値が、第1の所定のパスロス値よりも高い、修正することと、送信機によって、第1の電力レベルで基準信号を再送することであって、基準信号が、第2の所定のパスロス値に関連付けられた修正された情報フィールドを備える、再送することと、基準信号に対する応答が受信されるかどうかに基づいて、受信機についてのパスロス値が第2の所定のパスロス値よりも大きいかどうかを決定することと、を含み得る。方法は、応答が受信機から受信されなくなるまで、修正するステップと再送するステップと決定するステップとを反復的に繰り返すことと、応答の不受信に少なくとも部分的に基づいて、受信機についての最大パスロス値を決定することとを含み得る。
[0009]いくつかの態様では、受信機からの応答は、受信機がしきい値電力レベルを下回る受信電力レベルで基準信号を受信したことを示す。受信機からの応答がないことは、受信機がしきい値電力レベルを上回る受信電力レベルで基準信号を受信したことを示す。受信機からの応答は、送信機に関連付けられたすべての受信機に共通のチャネルを介して受信され得る。方法は、送るステップと決定するステップとを反復的に繰り返すことによって、受信機についての最大パスロスを決定することを含み得る。
[0010]例示的な実施形態の第2のセットでは、ワイヤレス通信のための装置について説明する。装置は、プロセッサと、プロセッサと電子通信するメモリと、メモリに記憶された命令とを含み得、命令は、プロセッサによって実行可能である。命令は、送信機によって、第1の電力レベルで基準信号を送ることと、送信機に関連付けられた受信機についてのパスロス値が第1の所定のパスロス値よりも大きいかどうかを決定することであって、該決定することが、基準信号に対する応答が受信機から受信されるかどうかに少なくとも部分的に基づく、決定することと、該決定することに少なくとも部分的に基づいた送信電力で信号を送信することと、を行うように実行可能であり得る。
[0011]いくつかの態様では、装置は、受信機からの応答の不受信に基づいて、受信機についてのパスロス値が第1の所定のパスロス値よりも低いと決定するようにプロセッサによって実行可能な命令を含み得る。基準信号は、第1の所定のパスロス値に関連付けられた情報フィールドを含み得る。装置は、応答を受信しないことに基づいて、第1の所定のパスロス値に関連付けられた情報フィールドを修正することであって、情報フィールドを修正することが、第2の所定のパスロス値を識別し、第2の所定のパスロス値が、第1の所定のパスロス値よりも低い、修正することと、送信機によって、第1の電力レベルで基準信号を再送することであって、基準信号が、第2の所定のパスロス値に関連付けられた修正された情報フィールドを備える、再送することと、基準信号に対する応答が受信されるかどうかに基づいて、受信機についてのパスロス値が第2の所定のパスロス値よりも大きいかどうかを決定することと、を行うようにプロセッサによって実行可能な命令を含み得る。命令は、応答が受信機から受信されるまで、修正するステップと再送するステップと決定するステップとを反復的に繰り返すことと、応答を受信することに少なくとも部分的に基づいて、受信機についての最大パスロス値を決定することとを行うようにプロセッサによって実行可能であり得る。
[0012]いくつかの態様では、装置は、受信機からの応答を受信することに基づいて、受信機についてのパスロス値が第1の所定のパスロス値よりも高いと決定するようにプロセッサによって実行可能な命令を含み得る。基準信号は、第1の所定のパスロス値に関連付けられた情報フィールドを含み得る。命令は、応答を受信することに基づいて、第1の所定のパスロス値に関連付けられた情報フィールドを修正することであって、情報フィールドを修正することが、第2の所定のパスロス値を識別し、第2の所定のパスロス値が、第1の所定のパスロス値よりも低い、修正することと、送信機によって、第1の電力レベルで基準信号を再送することであって、基準信号が、第2の所定のパスロス値に関連付けられた修正された情報フィールドを備える、再送することと、基準信号に対する応答が受信されるかどうかに基づいて、受信機についてのパスロス値が第2の所定のパスロス値よりも大きいかどうかを決定することと、を行うようにプロセッサによって実行可能であり得る。命令は、応答が受信機から受信されなくなるまで、修正するステップと再送するステップと決定するステップとを反復的に繰り返すことと、応答の不受信に少なくとも部分的に基づいて、受信機についての最大パスロス値を決定することと、を行うようにプロセッサによって実行可能であり得る。
[0013]いくつかの態様では、命令は、送るステップと決定するステップとを反復的に繰り返すことによって、受信機についての最大パスロスを決定するようにプロセッサによって実行可能であり得る。
[0014]例示的な実施形態の第3のセットでは、ワイヤレス通信のための装置について説明する。装置は、送信機によって、第1の電力レベルで基準信号を送るための手段と、送信機に関連付けられた受信機についてのパスロス値が第1の所定のパスロス値よりも大きいかどうかを決定するための手段であって、決定することが、基準信号に対する応答が受信機から受信されるかどうかに少なくとも部分的に基づく、決定するための手段と、決定することに少なくとも部分的に基づいた送信電力で信号を送信するための手段と、を含み得る。
[0015]いくつかの態様では、装置は、受信機からの応答の不受信に基づいて、受信機についてのパスロス値が第1の所定のパスロス値よりも低いと決定するための手段を含み得る。基準信号は、第1の所定のパスロス値に関連付けられた情報フィールドを含み得る。装置は、応答を受信しないことに基づいて、第1の所定のパスロス値に関連付けられた情報フィールドを修正するための手段であって、情報フィールドを修正することが、第2の所定のパスロス値を識別し、第2の所定のパスロス値が、第1の所定のパスロス値よりも低い、修正するための手段と、送信機によって、第1の電力レベルで基準信号を再送するための手段であって、基準信号が、第2の所定のパスロス値に関連付けられた修正された情報フィールドを備える、再送するための手段と、基準信号に対する応答が受信されるかどうかに基づいて、受信機についてのパスロス値が第2の所定のパスロス値よりも大きいかどうかを決定するための手段と、を含み得る。装置は、応答が受信機から受信されるまで、修正するステップと再送するステップと決定するステップとを反復的に繰り返すための手段と、応答を受信することに少なくとも部分的に基づいて、受信機についての最大パスロス値を決定するための手段と、を含み得る。
[0016]いくつかの態様では、装置は、応答を受信することに基づいて、第1の所定のパスロス値に関連付けられた情報フィールドを修正するための手段であって、情報フィールドを修正することが、第2の所定のパスロス値を識別し、第2の所定のパスロス値が、第1の所定のパスロス値よりも低い、修正するための手段と、送信機によって、第1の電力レベルで基準信号を再送するための手段であって、基準信号が、第2の所定のパスロス値に関連付けられた修正された情報フィールドを備える、再送するための手段と、基準信号に対する応答が受信されるかどうかに基づいて、受信機についてのパスロス値が第2の所定のパスロス値よりも大きいかどうかを決定するための手段と、を含み得る。
[0017]例示的な実施形態の第4のセットでは、ワイヤレス通信のためのコンピュータプログラム製品について説明する。コンピュータプログラム製品は、プロセッサによって実行可能な命令を記憶する非一時的コンピュータ可読媒体を含み得る。命令は、送信機によって、第1の電力レベルで基準信号を送ることと、送信機に関連付けられた受信機についてのパスロス値が第1の所定のパスロス値よりも大きいかどうかを決定することであって、決定することが、基準信号に対する応答が受信機から受信されるかどうかに少なくとも部分的に基づく、決定することと、該決定することに少なくとも部分的に基づいた送信電力で信号を送信することと、を行うようにプロセッサによって実行可能であり得る。
[0018]説明する方法および装置の適用可能性のさらなる範囲は、以下の発明を実施するための形態、特許請求の範囲、および図面から明らかになろう。発明を実施するための形態の趣旨および範囲内の様々な変更および修正が当業者に明らかになるので、発明を実施するための形態および特定の例は、例示として与えられるものにすぎない。
[0019]本発明の性質と利点とについてのさらなる理解は、以下の図面を参照することによって達成され得る。添付の図において、同様の構成要素または特徴は同じ参照ラベルを有し得る。さらに、同じタイプの様々な構成要素は、参照ラベルの後に、ダッシュと、同様の構成要素を区別する第2のラベルとを続けることによって区別され得る。第1の参照ラベルのみが本明細書において使用される場合、説明は、第2の参照ラベルにかかわらず、同じ第1の参照ラベルを有する同様の構成要素のいずれにも適用可能である。
[0020]本開示の様々な態様による、複数のワイヤレス通信システムのブロック図。 [0021]本開示の様々な態様による、ワイヤレス通信システムにおいて最大パスロスを決定するためのワイヤレスデバイスのブロック図。 [0022]本開示の様々な態様による、ワイヤレス通信システムにおいて最大パスロスを決定するためのワイヤレスデバイスのブロック図。 [0023]本開示の様々な態様による、ワイヤレス通信システムにおいて最大パスロスを決定するためのワイヤレスデバイスのブロック図。 [0024]本開示の様々な態様による、ワイヤレス通信システムにおいて最大パスロスを決定するためのワイヤレスデバイスのブロック図。 [0025]本開示の様々な態様による、ワイヤレス通信システムにおける通信を示すコールフロー図。 [0026]本開示の様々な態様による、ワイヤレス通信システムにおける通信を示すコールフロー図。 [0027]本開示の様々な態様による、ワイヤレス通信のための例示的な方法のフローチャート図。 本開示の様々な態様による、ワイヤレス通信のための例示的な方法のフローチャート図。 本開示の様々な態様による、ワイヤレス通信のための例示的な方法のフローチャート図。 本開示の様々な態様による、ワイヤレス通信のための例示的な方法のフローチャート図。
[0028]ユニキャストシナリオ(送信機が1つの受信機のみと通信する送信)では、パスロスは、通常、CQI(チャネル品質情報)などを測定するための専用制御チャネルによって計算される。このユニキャストパスロス決定手順をブロードキャストシナリオに適用することは、あらゆる受信機が、パスロス(たとえば、CQI)を決定し、次いで、関連するパスロスを送信機に報告するためにチャネルを利用することである。多くの受信機が存在するケースでは、これは各受信機によるパスロス報告のための大量のオーバーヘッドリソースを必要とし得る。ブロードキャストシナリオへのこの拡張は、送信機によるかなり多くの処理、すなわち、あらゆる受信機からの応答を受信し、処理することを必要とする。さらに、その個々のパスロスを報告する各受信機は送信を増加させ、このことは干渉の増大などにつながる可能性がある。したがって、送信機が、その送信電力、帯域幅などの送信機決定を改善するために、その関連する受信機についての最大パスロスを決定できることが好ましい。
[0029]説明する技法および装置は、送信機が、上述の問題なしで、その関連する受信機に関するその最大パスロスを決定することを可能にする。送信機は、固定の電力レベルで基準信号(たとえば、パイロット)を送信し得る。送信機に関連付けられた受信機は、いくつかの例では、受信機が所定の受信電力レベルでまたはそれを下回って基準信号を受信する(すなわち、そのパスロスが所定のパスロス値よりも大きいことを示す)場合、それらの受信機が所定の受信電力レベルでまたはそれを下回ってパイロット信号を受信したことを示す情報を送信機に送ることになることを知ることができる。追加または代替として、送信機はまた、受信機が監視する所定の受信電力レベルを示す情報をパイロット信号において送信し得る。関連する受信機が、所定の受信電力レベルでまたはそれを下回ってパイロット信号を受信しない場合、送信機に応答が送り返されない。したがって、送信機は、それがその関連付けられた受信機のいずれかから応答を受信するかどうかに基づいて、その最大パスロスが所定のレベルであるかまたはそれを下回ることを決定することができる。
[0030]したがって、以下の説明は実施例を与えるものであり、特許請求の範囲に記載された範囲、適用可能性、または構成を限定するものではない。本開示の趣旨および範囲から逸脱することなく、説明する要素の機能および構成において変更が行われ得る。様々な実施形態は、適宜に様々な手順または構成要素を省略、置換、または追加し得る。たとえば、説明する方法は、説明する順序とは異なる順序で実行され得、様々なステップが追加、省略、または組み合わせられ得る。また、いくつかの実施形態に関して説明する特徴は、他の実施形態において組み合わせられ得る。
[0031]最初に図1を参照すると、図はワイヤレス通信システム100の一例を示している。システム100は、基地局(またはセルまたはノード)105と、ユーザ機器(UE)115と、コアネットワーク130とを含む。本開示では、「セル」、「基地局」、および「eNB」という用語は互換的に使用される。本開示では、「UE」および「モバイルデバイス」という用語は互換的に使用される。
[0032]基地局105は、様々な実施形態ではコアネットワーク130または基地局105の一部であり得る、基地局コントローラ(図示せず)の制御下でUE115と通信し得る。基地局105は、バックホール132を介してコアネットワーク130と制御情報および/またはユーザデータを通信し得る。いくつかの実施形態では、基地局105は、ワイヤードまたはワイヤレス通信リンクであり得るバックホールリンク134を介して、直接的にまたは間接的にのいずれかで、互いに通信し得る。システム100は、複数のキャリア(異なる周波数の波形信号)上での動作をサポートし得る。マルチキャリア送信機は、複数のキャリア上で同時に被変調信号を送信することができる。たとえば、各通信リンク125は、上記で説明した様々な無線技術に従って変調されたマルチキャリア信号であり得る。各被変調信号は、異なるキャリア上で送られる場合があり、制御情報(たとえば、基準信号、制御チャネルなど)、オーバーヘッド情報、データなどを搬送し得る。
[0033]基地局105は、1つまたは複数の基地局アンテナを介してUE115とワイヤレス通信し得る。基地局105の各々は、それぞれの地理的カバレージエリア110に通信カバレージを提供し得る。いくつかの実施形態では、基地局105は、基地トランシーバ局、無線基地局、アクセスポイント、無線トランシーバ、基本サービスセット(BSS)、拡張サービスセット(ESS)、ノードB、eノードB(eNB)、ホームノードB、ホームeノードB、または何らかの他の好適な用語で呼ばれることがある。基地局105のためのカバレージエリア110は、カバレージエリアの一部分のみを構成するセクタ(図示せず)に分割され得る。システム100は、異なるタイプの基地局105(たとえば、マクロ基地局、マイクロ基地局、および/またはフェムト基地局/ピコ基地局)を含み得る。異なる技術について重複するカバレージエリアがあり得る。
[0034]いくつかの実施形態では、システム100はLTE(登録商標)/LTE−Aネットワークである。LTE/LTE−Aネットワークでは、発展型ノードB(eNB)という用語は、概して、基地局105のうちの1つまたは複数について説明するために使用され得る。システム100は、異なるタイプのeNBが様々な地理的領域にカバレージを提供する異種LTE/LTE−Aネットワークであり得る。たとえば、各基地局105は、マクロセル、ピコセル、フェムトセル、および/または他のタイプのセルに通信カバレージを提供し得る。マクロセルは、概して、比較的大きい地理的エリア(たとえば、半径数キロメートル)をカバーし、ネットワークプロバイダのサービスに加入しているUEによる無制限アクセスを可能にし得る。ピコセルは、概して、比較的小さい地理的エリアをカバーすることになり、ネットワークプロバイダのサービスに加入しているUEによる無制限アクセスを可能にし得る。また、フェムトセルは、概して、比較的小さい地理的エリア(たとえば、自宅)をカバーすることになり、無制限アクセスに加えて、フェムトセルとの関連を有するUE(たとえば、限定加入者グループ(CSG)内のUE、自宅内のユーザのためのUEなど)による制限付きアクセスも提供し得る。マクロセルのためのeNBは、マクロeNBと呼ばれることがある。ピコセルのためのeNBは、ピコeNBと呼ばれることがある。また、フェムトセルのためのeNBは、フェムトeNBまたはホームeNBと呼ばれることがある。eNBは、1つまたは複数の(たとえば、2つ、3つ、4つなどの)セルをサポートし得る。
[0035]コアネットワーク130は、バックホール132(たとえば、S1など)を介して基地局105と通信し得る。基地局105はまた、たとえば、バックホールリンク134(たとえば、X2など)を介しておよび/またはバックホール132を介して(たとえば、コアネットワーク130を介して)、直接的にまたは間接的に、互いに通信し得る。ワイヤレス通信システム100は、同期動作または非同期動作をサポートし得る。同期動作の場合、基地局105は同様のフレームタイミングを有し得、異なる基地局105からの送信は近似的に時間的にアライメントされ得る。非同期動作の場合、基地局105は異なるフレームタイミングを有し得、異なる基地局105からの送信は時間的にアライメントされないことがある。本明細書で説明する技法は、同期動作または非同期動作のいずれかに使用され得る。
[0036]ワイヤレス通信システム100に示された通信リンク125は、UE115から基地局105へのアップリンク(UL)送信、および/または基地局105からUE115へのダウンリンク(DL)送信を含み得る。ダウンリンク送信は順方向リンク送信と呼ばれることもあり、アップリンク送信は逆方向リンク送信と呼ばれることもある。
[0037]UE115はワイヤレス通信システム100全体にわたって分散され、各UE115は固定またはモバイルであり得る。UE115は、当業者によって、移動局、加入者局、モバイルユニット、加入者ユニット、ワイヤレスユニット、リモートユニット、モバイルデバイス、ワイヤレスデバイス、ワイヤレス通信デバイス、リモートデバイス、モバイル加入者局、アクセス端末、モバイル端末、ワイヤレス端末、リモート端末、ハンドセット、ユーザエージェント、モバイルクライアント、クライアント、または何らかの他の好適な用語で呼ばれることもある。UE115は、セルラーフォン、携帯情報端末(PDA)、ワイヤレスモデム、ワイヤレス通信デバイス、ハンドヘルドデバイス、タブレットコンピュータ、ラップトップコンピュータ、コードレスフォン、ワイヤレスローカルループ(WLL)局などであり得る。UE115は、マクロeNB、ピコeNB、フェムトeNB、リレーなどと通信することが可能であり得る。
[0038]UE115および/またはeNB105は、ブロードキャストまたはマルチキャストシナリオにおいて送信機として構成され得る。UE115および/またはeNB105は、情報をブロードキャストシナリオにおいて受信機として働くように構成された他のUE115および/またはeNB105に送信し得る。送信機は、その関連する受信機に対するその最大パスロスを決定し得る。いくつかの態様では、送信機は、基準信号をブロードキャストシナリオに参加している受信機に送り得る。基準信号は、固定または既知の電力レベルで送られ得る。受信機は、基準信号の受信電力レベルを測定し得る。基準信号の受信電力レベルは、受信機と送信機との間のパスロス値の指示であり得る。所定の受信電力レベルを下回る受信電力レベルで基準信号を受信する(すなわち、より高いパスロス値を有する)受信機は、応答を送信機に送り得る。所定の受信機電力レベルよりも大きい受信電力レベルで基準信号を受信する(すなわち、より低いパスロス値を有する)受信機は、基準信号に応答しない場合がある。送信機は、応答が受信されるかどうかに基づいて、パスロス値が既知のパスロス値よりも大きいか、または既知のパスロス値未満であるかを決定し得る。
[0039]図2は、本開示の様々な態様による、ワイヤレス通信システムのブロードキャストシナリオにおける最大パスロスを決定するためのワイヤレスデバイス205のブロック図200を示す。いくつかの実施形態では、ワイヤレスデバイス205は、図1を参照しながら説明したUE115の1つまたは複数の態様の一例であり得る。他の実施形態では、ワイヤレスデバイス205は、図1を参照しながら説明したeNB105の一例であり得る。ワイヤレスデバイス205は、プロセッサでもあり得る。概して、ワイヤレスデバイス205は、マルチキャストシナリオにおいてブロードキャスト送信を実施するように構成され得る。ワイヤレスデバイス205は、受信機モジュール210、パスロス管理モジュール215、および/または送信機モジュール220を含み得る。これらの構成要素の各々は、互いに通信していることがある。
[0040]ワイヤレスデバイス205の構成要素は、ハードウェアにおいて適用可能な機能の一部または全部を実行するように適合された1つまたは複数の特定用途向け集積回路(ASIC)を使用して、個々にまたはまとめて実装され得る。代替的に、機能は、1つまたは複数の他の処理ユニット(またはコア)によって、1つまたは複数の集積回路上で実行され得る。他の実施形態では、当技術分野で知られている任意の方法でプログラムされ得る他のタイプの集積回路(たとえば、ストラクチャード/プラットフォームASIC、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、および他のセミカスタムIC)が使用され得る。各ユニットの機能はまた、全体的にまたは部分的に、1つまたは複数の汎用プロセッサまたは特定用途向けプロセッサによって実行されるようにフォーマットされた、メモリに組み込まれた命令を用いて実装され得る。
[0041]いくつかの実施形態では、受信機モジュール210は、セルラー受信機および/またはワイヤレスローカルエリアネットワーク(WLAN)受信機などのワイヤレス受信機であり得るか、またはそれを含み得る。受信機モジュール210はまた、2つ以上のワイヤレス受信機を含み得る。受信機モジュール210は、図1を参照しながら説明したワイヤレス通信システム100の1つまたは複数の通信リンク125など、1つまたは複数のワイヤレス通信システムの1つまたは複数の通信リンク(たとえば、チャネル)を介して、様々なタイプのデータおよび/または制御信号(すなわち、送信)を受信するために使用され得る。
[0042]いくつかの実施形態では、送信機モジュール220は、セルラー送信機および/またはWLAN送信機などのワイヤレス送信機であり得るか、またはそれを含み得る。送信機モジュール220はまた、2つ以上のワイヤレス送信機を含み得る。送信機モジュール220は、図1を参照しながら説明したワイヤレス通信システム100の1つまたは複数の通信リンク125など、1つまたは複数のワイヤレス通信システムの1つまたは複数の通信リンク(たとえば、チャネル)を介して、様々なタイプのデータおよび/または制御信号(すなわち、送信)を送信するために使用され得る。
[0043]いくつかの実施形態では、パスロス管理モジュール215は、ワイヤレスデバイス205のワイヤレス通信のためのパスロスの決定と管理とを管理するために使用され得る。場合によっては、パスロス決定の管理は、ワイヤレスデバイス205に関連付けられた少なくとも1つの受信機についての最大パスロスを決定することを含み得る。パスロス管理モジュール215は、基準信号(たとえば、パイロット信号)をブロードキャスト通信シナリオに参加しているワイヤレスデバイスの受信機に送るために、送信機モジュール220と通信し得る。基準信号は、固定または既知の電力レベルで送られ得る。パスロス管理モジュール215は、基準信号に対する応答が受信機のうちの1つまたは複数から受信されるかどうかを決定するために、受信機モジュール210と通信し得る。応答が受信されるかどうかに基づいて、パスロス管理モジュール215は、受信機についてのパスロス値が所定のパスロス値よりも大きいかどうかを決定し得る。
[0044]諒解されるように、ワイヤレスデバイス205に関連付けられた受信機は、ワイヤレスデバイス205のカバレージエリア内の様々なロケーションに離間して配置され得る。したがって、各受信機は異なるパスロス値を経験し得、その結果、基準信号は異なる受信電力レベルで各受信機に到着する。受信機は、基準信号が所定のレベルよりも低い受信電力レベルで到着する(すなわち、受信機が所定のパスロス値よりも大きいパスロス値を有する)場合、該受信機が基準信号に対する応答をワイヤレスデバイス205に送るように構成され得る。所定のレベルを上回る受信電力レベルで基準信号を受信する受信機は、そのパスロス値が所定の値を下回るので、応答が必要とされないことを知る。その結果、パスロス管理モジュール215は、受信機のいずれか、または受信機のうちの1つのパスロス値が、所定のパスロス値よりも大きいかどうかを決定し得る。パスロス管理モジュール215は、決定されたパスロス値に少なくとも部分的に基づいた送信電力で信号(データおよび/または制御情報)を送信するために、送信機モジュール220と通信し得る。
[0045]いくつかの実施形態では、ワイヤレスデバイス205は、ブロードキャスト送信シナリオに参加している受信機として働くように構成され得る。したがって、パスロス管理モジュール215は、送信機によって送信された基準信号の受信電力レベルに基づいて、応答を送信機に送るかどうかを決定するように構成され得る。
[0046]図3は、本開示の様々な態様による、ワイヤレス通信システムのブロードキャストシナリオにおける最大パスロスを決定するためのワイヤレスデバイス205−aのブロック図300を示す。いくつかの実施形態では、ワイヤレスデバイス205−aは、図1を参照しながら説明したUE115の1つまたは複数の態様の一例であり得る。他の実施形態では、ワイヤレスデバイス205−aは、図1を参照しながら説明したeNB105の一例であり得る。ワイヤレスデバイス205−aは、プロセッサでもあり得る。概して、ワイヤレスデバイス205−aは、マルチキャストシナリオにおいてブロードキャスト送信を実施するように構成され得る。ワイヤレスデバイス205−aは、受信機モジュール210−a、パスロス管理モジュール215−a、および/または送信機モジュール220−aを含み得る。これらの構成要素の各々は、互いに通信していることがある。
[0047]ワイヤレスデバイス205−aの構成要素は、ハードウェアにおいて適用可能な機能の一部または全部を実行するように適合された1つまたは複数のASICを使用して、個々にまたはまとめて実装され得る。代替的に、機能は、1つまたは複数の他の処理ユニット(またはコア)によって、1つまたは複数の集積回路上で実行され得る。他の実施形態では、当技術分野で知られている任意の方法でプログラムされ得る他のタイプの集積回路(たとえば、ストラクチャード/プラットフォームASIC、FPGA、および他のセミカスタムIC)が使用され得る。各ユニットの機能はまた、全体的にまたは部分的に、1つまたは複数の汎用プロセッサまたは特定用途向けプロセッサによって実行されるようにフォーマットされた、メモリに組み込まれた命令を用いて実装され得る。
[0048]いくつかの実施形態では、受信機モジュール210−aおよび送信機モジュール220−aは、図2を参照しながら説明した受信機モジュール210および送信機モジュール230と同様に構成され得る。
[0049]いくつかの実施形態では、パスロス管理モジュール215−aは、図2を参照しながら説明したパスロス管理モジュール215の一例であり得、基準信号構成モジュール310および/またはパスロス決定モジュール315を含み得る。これらの構成要素の各々は、互いに通信していることがある。
[0050]基準信号構成モジュール310は、基準信号を、ワイヤレスデバイス205−aからブロードキャスト送信に参加している受信機に送信されるように構成するために使用され得る。基準信号構成モジュール310は、基準信号を、固定または既知の送信電力レベルを有し、ブロードキャスト送信に参加しているすべての受信機に送信されるように構成し得る。いくつかの例では、ワイヤレスデバイス205−aは、その関連する受信機のうちの少なくとも1つの受信機が所与のしきい値よりも大きいパスロス値を経験しているかどうかを決定し得る。基準信号構成モジュール310は、既知の受信電力レベルでまたはそれを下回って基準信号を受信する受信機が応答し得るように、既知の電力レベルで基準信号(たとえば、パイロット信号)を送り得る。いくつかの実施形態では、基準信号構成モジュール310はまた、所定のパスロス値を示す1つまたは複数の情報フィールド、すなわち、応答が必要であるときに受信機に通知するためのパスロス値および/または受信電力レベルを基準信号に含めるように構成され得る。
[0051]パスロス決定モジュール315は、応答が受信機のうちの1つまたは複数から受信されるかどうかに基づいて、パスロスを決定し得る。応答が受信されない場合、パスロス決定モジュール315は、その関連する受信機についてのパスロスが所定の値を下回ると決定し得る。応答がその関連する受信機のうちの少なくとも1つから受信される場合、パスロス決定モジュール315は、より高いパスロス値が応答する受信機によって経験されていると決定し得る。
[0052]図4は、本開示の様々な態様による、ワイヤレス通信システムのブロードキャストシナリオにおける最大パスロスを決定するためのワイヤレスデバイス205−bのブロック図400を示す。いくつかの実施形態では、ワイヤレスデバイス205−bは、図1を参照しながら説明したUE115の1つまたは複数の態様の一例であり得る。他の実施形態では、ワイヤレスデバイス205−bは、図1を参照しながら説明したeNB105の一例であり得る ワイヤレスデバイス205−bは、プロセッサでもあり得る。概して、ワイヤレスデバイス205−cは、マルチキャストシナリオにおいてブロードキャスト送信を実施するように構成され得る。ワイヤレスデバイス205−bは、受信機モジュール210−b、パスロス管理モジュール215−b、および/または送信機モジュール220−bを含み得る。これらの構成要素の各々は、互いに通信していることがある。
[0053]ワイヤレスデバイス205−bの構成要素は、ハードウェアにおいて適用可能な機能の一部または全部を実行するように適合された1つまたは複数のASICを使用して、個々にまたはまとめて実装され得る。代替的に、機能は、1つまたは複数の他の処理ユニット(またはコア)によって、1つまたは複数の集積回路上で実行され得る。他の実施形態では、当技術分野で知られている任意の方法でプログラムされ得る他のタイプの集積回路(たとえば、ストラクチャード/プラットフォームASIC、FPGA、および他のセミカスタムIC)が使用され得る。各ユニットの機能はまた、全体的にまたは部分的に、1つまたは複数の汎用プロセッサまたは特定用途向けプロセッサによって実行されるようにフォーマットされた、メモリに組み込まれた命令を用いて実装され得る。
[0054]いくつかの実施形態では、受信機モジュール210−bおよび送信機モジュール220−bは、図2および/または図3を参照しながら説明した受信機モジュール210および送信機モジュール220と同様に構成され得る。
[0055]いくつかの実施形態では、パスロス管理モジュール215−bは、図2および/または図3を参照しながら説明したパスロス管理モジュール215の一例であり得、基準信号構成モジュール310−aとパスロス決定モジュール315−aとを含み得る。これらの構成要素の各々は、互いに通信していることがある。
[0056]基準信号構成モジュール310−aは、基準信号を、ワイヤレスデバイス205−bからブロードキャスト送信に参加している受信機に送信されるように構成するために使用され得る。基準信号構成モジュール310−aは、基準信号を、固定または既知の送信電力レベルを有し、ブロードキャスト送信に参加しているすべての受信機に送信されるように構成し得る。いくつかの例では、ワイヤレスデバイス205−bは、その関連する受信機のうちの少なくとも1つの受信機が所与のしきい値よりも大きいパスロス値を経験しているかどうかを決定し得る。基準信号構成モジュール310−aは、既知の受信電力レベルでまたはそれを下回って基準信号を受信する受信機が応答し得るように、既知の電力レベルで基準信号(たとえば、パイロット信号)を送り得る。
[0057]いくつかの実施形態では、基準信号構成モジュール310−aはまた、所定のパスロス値を示す1つまたは複数の情報フィールド、すなわち、応答が必要であるときに受信機に通知するためのパスロス値および/または受信電力レベルを基準信号に含めるように構成され得る。反復実施形態では、基準信号構成モジュール310−aは、新しい所定のパスロス値が識別され、受信機に通信され得るように、情報フィールドを修正するように構成され得る。
[0058]パスロス決定モジュール315−aは、図3を参照しながら上記で説明したパスロス決定モジュール315の一例であり得、応答決定サブモジュール410および/またはパスロス推定値制御(pathloss estimate control)サブモジュール415を含み得る。応答決定サブモジュール410は、基準信号に対する応答が受信されたかどうかを決定するために、受信機モジュール210−bと通信するように構成され得る。応答決定サブモジュール410は、パスロス推定値制御サブモジュール415と動作可能に通信し、応答が受信されたかどうかを示す情報を提供し得る。
[0059]いくつかの実施形態では、パスロス推定値制御サブモジュール415は、ワイヤレスデバイス205−bのパスロス決定機能の態様を制御するように構成され得る。応答が受信機のうちの1つまたは複数から受信されるいくつかの例では、パスロス推定値制御サブモジュール415は、受信機に関するパスロスが所定の値よりも大きいと決定するように構成され得る。同様に、応答が受信機のいずれからも受信されないとき、パスロス推定値制御サブモジュール415は、すべての受信機に関するパスロスが所定の値未満であると決定するように構成され得る。
[0060]概して、基準信号構成モジュール310−aおよび/またはパスロス決定モジュール315−aは、基準信号に対する応答が受信されるかどうかに少なくとも部分的に基づいて、ブロードキャスト送信に参加している少なくとも1つの受信機に対するパスロス値が所定のパスロス値よりも大きいかどうかを決定するように構成され得る。いくつかの例では、基準信号構成モジュール310−aは、固定および/または既知の電力レベルで基準信号を送るように構成され得る。追加または代替として、基準信号構成モジュール310−aは、所定のパスロス値を示す情報を基準信号(たとえば、1つまたは複数の情報要素および/または情報フィールド)に含めるように構成され得る。
[0061]単に例として、基準信号構成モジュール310−aおよび/またはパスロス決定モジュール315−aは、少なくとも1つの関連する受信機に対するパスロスが100dBよりも大きいかどうかを決定するように構成され得る。基準信号構成モジュール310−aは、既知または固定の電力レベル(PodBm)で基準信号を関連する受信機に送るように構成され得る。関連する受信機はそれぞれ、受信機が所定の受信電力レベル(Po−100dBm)でまたはそれを下回って基準信号を受信する場合、基準信号に対する応答が送信機に送られ得ることを知ることができる。応答は、すべての受信機に共通であるチャネル上で送られ得る。
[0062]応答決定サブモジュール410は、応答が受信機のうちの1つまたは複数から受信されるか受信されないかを決定し、そのことを示す情報をパスロス推定値制御サブモジュール415にコミュニケーションし得る。パスロス推定値制御サブモジュール415は、応答が受信されないか、または100dBよりも大きいは応答が受信される場合、関連する受信機に対するパスロスが100dBであるかまたはそれ未満であると決定し得る。
[0063]いくつかの実施形態では、基準信号構成モジュール310−aおよび/またはパスロス決定モジュール315−aは、関連する受信機に対する最大パスロスを決定するために、上記で説明した機能を反復的に繰り返すように構成され得る。反復繰返しは、最大パスロスがあらかじめ定義された範囲の精度(たとえば、±3dB)内に決定されるまで繰り返され得る。たとえば、基準信号構成モジュール310−aは、所定のパスロス値(第1の所定のパスロス値)を示す情報を基準信号に含めるように構成され得る。基準信号構成モジュール310−aは、既知または固定の電力レベルで含まれた情報を有する基準信号を送り得る。関連する受信機は、基準信号を受信し、どの所定のパスロス値が要求されているかを決定するために情報を読み取り得る。受信機が(要求されたパスロス値であるかまたはそれを上回るパスロス値を示す)所定の受信電力レベルでまたはそれを下回って基準信号を受信する場合、受信機は応答を送り得る。所定の受信電力レベルを上回って基準信号を受信する受信機は、応答を送らない場合がある。
[0064]応答決定サブモジュール410は、応答が受信されるかどうかを決定し、それに応じて、情報をパスロス推定値制御サブモジュール415に提供し得る。応答が受信されなかった場合、パスロス推定値制御サブモジュール415は、関連する受信機についてのパスロスが所定のパスロス値を下回ると決定し、情報を基準信号構成モジュール310−aに出力し得る。基準信号構成モジュール310−aは、元の所定のパスロス値よりも低い、新しい所定のパスロス値(第2の所定のパスロス値)を定義するために、所定のパスロス値に関連付けられた情報を修正し得る。ワイヤレスデバイス205−bは、関連する受信機に対する新しい所定のパスロス値を有する基準信号を送り得る。パスロス決定モジュール315−aは、応答が受信機のうちの少なくとも1つから受信されるかどうかに基づいて、受信機についてのパスロスが第2の所定のパスロス値よりも大きいかどうかを決定し得る。
[0065]元の所定のパスロス値を用いた基準信号に対する応答が受信された場合、パスロス推定値制御サブモジュール415は、第1の所定のパスロス値よりも大きいまたは高い、新しい所定のパスロス値を定義するために、情報を基準信号構成モジュール310−aに出力し得ることを理解されたい。したがって、パスロス管理モジュール215−bは、最大パスロス値を決定するために、異なる所定のパスロス値についての関連する受信機からの応答を要請するように構成され得る。
[0066]参考のためだけに与えられる1つの例示的な例として、パスロス管理モジュール215−bは、その最大パスロス値を3dB内に決定するように構成され得る。最初に、100dBmのパスロス値に関連付けられた情報フィールドを用いて、第1の基準信号が送られ得る。応答が受信されない場合、75dBmのパスロス値に関連付けられた情報フィールドを用いて、第2の基準信号が送られ得る。第2の基準信号に対する応答が受信される場合、87dBmのパスロス値に関連付けられた情報フィールドを用いて、第3の基準信号が送られ得る。第3の基準信号に対する応答が受信されない場合、81dBmに関連付けられた情報フィールドを用いて、第4の基準信号が送られ得る。第4の基準信号に対する応答が受信される場合、84dBmに関連付けられた情報フィールドを用いて、第5の基準信号が送られ得る。第5の基準信号に対する応答が受信されない場合、パスロス管理モジュール215−bは、その関連する受信機についての最大パスロスは81dBmから84dBmの間、すなわち、3dB内であると決定し得る。第5の基準信号に対する応答が受信される場合、パスロス管理モジュール215−bは、その関連する受信機についての最大パスロスは84dBmから87dBmの間、すなわち、3dB内であると決定し得る。
[0067]参考のためだけに与えられる第2の例示的な例として、パスロス管理モジュール215−bは、その最大パスロス値を3dB内に決定するように構成され得る。最初に、100dBmのパスロス値に関連付けられた情報フィールドを用いて、第1の基準信号が送られ得る。応答が少なくとも1つの受信機から受信される場合、125dBmのパスロス値に関連付けられた情報フィールドを用いて、第2の基準信号が送られ得る。第2の基準信号に対する応答が受信されない場合、113dBmのパスロス値に関連付けられた情報フィールドを用いて、第3の基準信号が送られ得る。第3の基準信号に対する応答が受信されない場合、107dBmに関連付けられた情報フィールドを用いて、第4の基準信号が送られ得る。第4の基準信号に対する応答が受信される場合、110dBmに関連付けられた情報フィールドを用いて、第5の基準信号が送られ得る。第5の基準信号に対する応答が受信される場合、パスロス管理モジュール215−bは、その関連する受信機についての最大パスロスは110dBmから113dBmの間、すなわち、3dB内であると決定し得る。第5の基準信号に対する応答が受信されない場合、パスロス管理モジュール215−bは、その関連する受信機についての最大パスロスは107dBmから110dBmの間、すなわち、3dB内であると決定し得る。
[0068]上記の例示的な例から諒解され得るように、パスロス管理モジュール215−bは、任意の所望の精度のレベルで最大パスロスを測定するように構成され得る。いくつかの例では、ユーザジオメトリが急速に変化していない限り、パスロス値の異なる値の測定は時間とともに分散(spread)し得る。測定値の数はブロードキャスト受信機の数とは無関係であり、最大パスロスのダイナミックレンジとともに対数的に増加するのみであるので、測定オーバーヘッドは最小限である。
[0069]図5は、本開示の様々な態様による、パスロス値を決定するための装置505のブロック図500を示す。装置505は、様々な構成を有してよく、パーソナルコンピュータ(たとえば、ラップトップコンピュータ、ネットブックコンピュータ、タブレットコンピュータなど)、セルラー電話、PDA、デジタルビデオレコーダ(DVR)、インターネットアプライアンス、ゲームコンソール、電子リーダー、eNB、基地局などに含まれるか、またはその一部であり得る。装置505は、場合によっては、モバイル動作を容易にするために、小型バッテリーなどの内部電源(図示せず)を有し得る。いくつかの実施形態では、装置505は、図1を参照しながら説明したワイヤレスデバイス115および/または図2、図3、もしくは図4を参照しながら説明したワイヤレスデバイス205のうちの1つの、1つまたは複数の態様の一例であり得る。装置505は、図1、図2、図3、および/または図4を参照しながら説明した特徴および機能のうちの少なくともいくつかを実装するように構成され得る。装置505は、図1を参照しながら説明したeNB105のうちの1つもしくは複数および/またはUE115のうちの1つもしくは複数と通信するように構成され得る。
[0070]装置505は、プロセッサモジュール510、メモリモジュール520、(トランシーバモジュール530によって表される)少なくとも1つのトランシーバモジュール、(アンテナ540によって表される)少なくとも1つのアンテナ、および/またはパスロス管理モジュール215−cを含み得る。これらの構成要素の各々は、1つまたは複数のバス535を介して、直接的にまたは間接的に、互いに通信していることがある。
[0071]メモリモジュール520は、ランダムアクセスメモリ(RAM)および/または読取り専用メモリ(ROM)を含み得る。メモリモジュール520は、実行されると、プロセッサモジュール510に、ワイヤレス通信システムを選択するための本明細書で説明する様々な機能を実行させるように構成された命令を含んでいるコンピュータ可読のコンピュータ実行可能ソフトウェア(SW)コード525を記憶し得る。代替的に、ソフトウェアコード525は、プロセッサモジュール510によって直接実行可能でないことがあるが、(たとえば、コンパイルされ実行されると)装置505に、本明細書で説明する様々な機能を実行させるように構成され得る。
[0072]プロセッサモジュール510は、インテリジェントハードウェアデバイス、たとえば、CPU、マイクロコントローラ、ASICなどを含み得る。プロセッサモジュール510は、トランシーバモジュール530を介して受信された情報および/またはアンテナ540を介した送信のためにトランシーバモジュール530に送られるべき情報を処理し得る。プロセッサモジュール510は、単独でまたはパスロス管理モジュール215−cとともに、ワイヤレス通信システムを選択する様々な態様を扱い得る。
[0073]トランシーバモジュール530は、パケットを変調し、変調されたパケットを送信のためにアンテナ540に与え、アンテナ540から受信されたパケットを復調するように構成されたモデムを含み得る。トランシーバモジュール530は、場合によっては、1つまたは複数の送信機モジュールおよび1つまたは複数の別個の受信機モジュールとして実装され得る。トランシーバモジュール530は、アンテナ540を介して、1つまたは複数のeNB105、UE115、または他のデバイスと双方向に通信するように構成され得る。装置505は単一のアンテナを含み得るが、装置505が複数のアンテナ540を含み得る実施形態があり得る。
[0074]パスロス管理モジュール215−cは、図2、図3、および/または図4を参照しながら説明し、装置505のワイヤレス通信パスロス決定に関するモジュールの一部または全部を実行および/または制御するように構成され得る。パスロス管理モジュール215−cまたはそれの部分は、プロセッサを含み得、ならびに/あるいはパスロス管理モジュール215−cの機能の一部または全部は、プロセッサモジュール510によっておよび/またはプロセッサモジュール510に関連して実行され得る。
[0075]図6は、様々な実施形態による、ワイヤレス通信システムにおける通信を示すコールフロー図600である。図600は、図1を参照しながら説明したシステム100の態様を示し得る。図600は、送信デバイス205−dと、受信デバイス605(第1の受信デバイス605−a−1、第2の受信デバイス605−a−2、および第3の受信デバイス605−a−3として表される)とを含む。概して、図600は、送信デバイス205−dが1つまたは複数の送信を受信デバイス605に送るブロードキャスト送信シナリオを示す。これらの各々は、図1に関して上記で説明したUE115および/またはeNB105の例であり得る。概して、図600は、受信デバイス605のパスロス値を決定する送信デバイス205−dを示す。
[0076]送信デバイス205−dは、基準信号610を受信デバイス605に送り得る。基準信号は、固定または既知の電力レベルで送られ得る。615において、第1の受信デバイス605−a−1は、基準信号を受信し、受信電力レベルを決定し得る。いくつかの例では、第1の受信デバイス605−a−1は、受信電力レベルを決定し、パスロス値を決定するために、基準信号の信号強度を測定し得る。第1の受信デバイス605−a−1は、基準信号の既知の電力レベルに関して受信電力レベルを決定し、差分に基づいてパスロスを計算し得る。パスロス値が所定の値よりも大きい場合、第1の受信デバイス605−a−1は、基準信号に対する応答620を送信デバイス205−dに送り得る。
[0077]同様に、第2の受信デバイス605−a−2は、基準信号受信電力レベル625を決定し、パスロスが所定の値よりも大きい場合、基準信号に対する応答630を送信デバイス205−dに送り得る。第3の受信デバイス605−a−3は、基準信号受信電力レベル635を決定し、パスロスが所定の値よりも大きい場合、基準信号に対する応答640を送信デバイス205−dに送り得る。
[0078]645において、送信デバイス205−dは、応答が受信デバイス605のうちの1つまたは複数から受信されるかどうかに基づいて、パスロス値を決定し得る。応答が受信されなかった場合、送信デバイス205−dは、パスロス値が所定のパスロス値を下回るかまたはそれ未満であると決定し得る。応答が受信された場合、送信デバイス205−dは、パスロス値が所定のパスロス値を上回るかまたはそれよりも大きいと決定し得る。
[0079]図7は、様々な実施形態による、ワイヤレス通信システムにおける通信を示すコールフロー図700である。図700は、図1を参照しながら説明したシステム100の態様を示し得る。図700は、送信デバイス205−eと、1つまたは複数の受信デバイス605(例として3つが示されており、第1の受信デバイス605−b−1、第2の受信デバイス605−b−2、および第3の受信デバイス605−b−3として表されている)とを含む。概して、図700は、送信デバイス205−eが1つまたは複数の送信を受信デバイス605に送るブロードキャスト送信シナリオを示す。これらの各々は、図1に関して上記で説明したUE115および/またはeNB105の例であり得る。概して、図700は、受信デバイス605のパスロス値を決定する送信デバイス205−eを示す。
[0080]送信デバイス205−eは、基準信号705を受信デバイス605に送り得る。基準信号は、第1の所定のパスロス値に関連付けられた情報を含み得る。第1の所定のパスロス値は、送信デバイス205−eが、受信機デバイス605のパスロスがそれを超えるかどうかを決定しようとする、しきい値であり得る。基準信号は、固定または既知の電力レベルで送られ得る。710において、第1の受信デバイス605−b−1は、基準信号を受信し得、受信電力レベルを決定した。いくつかの例では、第1の受信デバイス605−b−1は、受信電力レベルを決定し、パスロス値を決定するために、基準信号の信号強度を測定し得る。第1の受信デバイス605−b−1は、基準信号の既知の電力レベルに関して受信電力レベルを決定し、差分に基づいてパスロス値を計算し得る。パスロス値が第1の所定のパスロス値よりも大きい場合、第1の受信デバイス605−b−1は、基準信号に対する応答715を送信デバイス205−eに送り得る。
[0081]同様に、第2の受信デバイス605−b−2は、基準信号受信電力レベル720を決定し、パスロスが第1の所定のパスロス値よりも大きい場合、基準信号に対する応答725を送信デバイス205−eに送り得る。第3の受信デバイス605−b−3は、基準信号受信電力レベル730を決定し、パスロスが第1の所定のパスロス値よりも大きい場合、基準信号に対する応答735を送信デバイス205−eに送り得る。
[0082]740において、送信デバイス205−eは、応答が受信デバイス605のうちの1つまたは複数から受信されるかどうかに基づいて、パスロス値を決定し得る。745において、送信デバイス205−eは、第2の所定のパスロス値を定義するために、第1の所定のパスロス値に関連付けられた情報フィールドを修正し得る。第2の所定のパスロス値は、応答が受信されなかった場合は第1の所定のパスロス値よりも低くてよく、または、応答が受信された場合は第1の所定のパスロス値よりも大きくてよい。750において、送信デバイス205−eは、第2の所定のパスロス値を用いて、再度、基準信号を送り得る。受信デバイス605は、パスロスが第2の所定のパスロス値よりも大きい場合は応答し(図示せず)、パスロスが所定のパスロス値未満である場合は応答しない。
[0083]図8は、本開示の様々な態様による、ワイヤレス通信システムにおいてパスロスを決定するための方法800の一例を示すフローチャートである。明確にするために、方法800について、図1、図2、図3、図4、図5、図6、および/または図7を参照しながら説明したUE115、デバイス205、および/または装置505のうちの1つまたは複数の態様に関して以下で説明する。いくつかの実施形態では、UE115のうちの1つなどのUEは、以下で説明する機能を実行するように機能要素を制御するためのコードの1つまたは複数のセットを実行し得る。他の実施形態では、eNB105のうちの1つなどのeNBは、以下で説明する機能を実行するように機能要素を制御するためのコードの1つまたは複数のセットを実行し得る。
[0084]ブロック805において、送信機は、第1の電力レベルで基準信号を送る。ブロック805における動作は、図2、図3、図4、および/または図5を参照しながら説明したパスロス管理モジュール215によって実行され得る。
[0085]基準信号は、ブロードキャスト送信に参加しているデバイス、すなわち、受信デバイス605によって知られている電力レベルで送られ得る。基準信号は、パイロット信号であり得る。ブロック810において、送信機に関連付けられた受信機についてのパスロス値が第1の所定のパスロス値よりも大きいかどうかが決定され、決定することは、基準信号に対する応答が受信機から受信されるかどうかに少なくとも部分的に基づく。場合によっては、受信機は、基準信号が受信電力レベルで所定の電力レベルでまたは所定の電力レベルを下回って受信される場合、基準信号に対する応答を送る。受信機は、基準信号の既知の送信電力と基準信号の測定された受信電力レベルとに基づいて、そのパスロスを決定し得る。受信機は、そのパスロスが所定のパスロス値を上回る場合、応答を送り得る。ただし、受信電力レベルが所定のレベルを上回るおよび/またはパスロス値が所定のパスロス値未満である場合、受信機は応答を送らない場合がある。
[0086]ブロック815において、信号は、決定することに少なくとも部分的に基づいた送信電力で送信され得る。送信電力は、受信機が信号を受信し処理することができることを保証するのに十分であるが、干渉を引き起こすほど高くならないように、選択され得る。
[0087]このようにして、方法800は、受信機についてのパスロスを決定することを提供し得る。方法800は一実装形態にすぎず、方法800の動作は、他の実装形態が可能であるように再構成されるか、または別の方法で修正され得ることに留意されたい。いくつかの例では、ブロック805、810、および815における動作は、図2、図3、図4、および/または図5を参照しながら説明したパスロス管理モジュール215によって実行され得る。
[0088]図9は、本開示の様々な態様による、ワイヤレス通信システムにおいてパスロスを決定するための方法900の一例を示すフローチャートである。明確にするために、方法900について、図1、図2、図3、図4、図5、図6、および/または図7を参照しながら説明したUE115、デバイス205、および/または装置505のうちの1つまたは複数の態様に関して以下で説明する。いくつかの実施形態では、UE115のうちの1つなどのUEは、以下で説明する機能を実行するように機能要素を制御するためのコードの1つまたは複数のセットを実行し得る。他の実施形態では、eNB105のうちの1つなどのeNBは、以下で説明する機能を実行するように機能要素を制御するためのコードの1つまたは複数のセットを実行し得る。
[0089]ブロック905において、送信機は、第1の電力レベルで、第1の所定のパスロス値を用いて、基準信号を送る。基準信号は、ブロードキャスト送信に参加しているデバイス、すなわち、受信デバイス605によって知られている電力レベルで送られ得る。基準信号は、パイロット信号であり得る。第1の所定のパスロス値は、たとえば、情報フィールドに含まれ、そのパスロス値が第1の所定のパスロス値よりも大きい場合、基準信号に対する応答を送るための情報を関連する受信機に提供し得る。いくつかの例では、第1の所定のパスロス値は、受信機が基準信号を受信する測定電力レベルに関連付けられ得るが、受信電力レベルが第1の所定の電力レベルであるかまたはそれを下回る場合、受信機は応答を送り得る。
[0090]ブロック910において、基準信号に対する応答が受信される。ブロック915において、送信機に関連付けられた受信機についてのパスロス値が第1の所定のパスロス値よりも大きいことが決定され、ここで、決定することは、受信機から基準信号に対する応答を受信することに少なくとも部分的に基づく。応答を受信することは、ブロードキャスト送信に参加している少なくとも1つの受信機が第1の所定のパスロス値よりも大きいパスロス値を経験していることを示し得る。場合によっては、受信機は、基準信号が受信電力レベルで所定の電力レベルでまたは所定の電力レベルを下回って受信される場合、基準信号に対する応答を送る。
[0091]ブロック920において、第1の所定のパスロス値よりも高い第2の所定のパスロス値を定義するために、情報フィールドが修正される。第2の所定のパスロス値を定義することは、パスロス値が何であるかのより精確な決定を可能にし得る。たとえば、第1の所定のパスロス値が100dBmであり、少なくとも1つの受信機が100dBmよりも大きいパスロスを経験していることを応答が示す場合、パスロスが100dBmから125dBmの間であるかどうかを確かめるために、第2の所定のパスロス値は125dBmとなるように選択され得る。したがって、パスロスのより狭い精度範囲が決定され得る。
[0092]ブロック925において、第2の所定のパスロス値を用いて基準信号が再送される。基準信号は、第1の送信と同じ固定または既知の電力レベルで再送され得る。ブロック930において、送信機に関連付けられた受信機についてのパスロス値が第2の所定のパスロス値よりも大きいかどうかが決定され、ここで、決定することは、基準信号に対する応答が受信されるかどうかに少なくとも部分的に基づく。この例を続けると、受信機が125dBmよりも大きいパスロスを経験している場合、受信機は基準信号に対する応答を送り得る。いずれの受信機も125dBmよりも大きいパスロスを経験していない場合、基準信号に対する応答は送られない。
[0093]このようにして、方法900は、受信機についてのパスロスを決定することを提供し得る。方法900は一実装形態にすぎず、方法900の動作は、他の実装形態が可能であるように再構成されるか、または別の方法で修正され得ることに留意されたい。いくつかの例では、ブロック905、910、915、920、925および930における動作は、図2、図3、図4、および/または図5を参照しながら説明したパスロス管理モジュール215によって実行され得る。
[0094]図10は、本開示の様々な態様による、ワイヤレス通信システムにおいてパスロスを決定するための方法1000の一例を示すフローチャートである。明確にするために、方法1000について、図1、図2、図3、図4、図5、図6、および/または図7を参照しながら説明したUE115、デバイス205、および/または装置505のうちの1つまたは複数の態様に関して以下で説明する。いくつかの実施形態では、UE115のうちの1つなどのUEは、以下で説明する機能を実行するように機能要素を制御するためのコードの1つまたは複数のセットを実行し得る。他の実施形態では、eNB105のうちの1つなどのeNBは、以下で説明する機能を実行するように機能要素を制御するためのコードの1つまたは複数のセットを実行し得る。
[0095]ブロック1005において、送信機は、第1の電力レベルで、第1の所定のパスロス値を用いて基準信号を送る。基準信号は、ブロードキャスト送信に参加しているデバイス、すなわち、受信デバイス605によって知られている電力レベルで送られ得る。基準信号は、パイロット信号であり得る。第1の所定のパスロス値は、たとえば、情報フィールドに含まれ、そのパスロス値が第1の所定のパスロス値よりも大きい場合、基準信号に対する応答を送るための情報を関連する受信機に提供し得る。いくつかの例では、第1の所定のパスロス値は、受信機が基準信号を受信する測定電力レベルに関連付けられ得るが、受信電力レベルが第1の所定の電力レベルであるかまたはそれを下回る場合、受信機は応答を送り得る。
[0096]ブロック1010において、基準信号に対する応答が受信されない。ブロック1015において、送信機に関連付けられた受信機についてのパスロス値が第1の所定のパスロス値未満であることが決定され、ここで、決定することは、受信機から基準信号に対する応答を受信しないことに少なくとも部分的に基づく。応答を受信しないことは、ブロードキャスト送信に参加している受信機がいずれも第1の所定のパスロス値よりも大きいパスロス値を経験していないことを示し得る。場合によっては、受信機は、基準信号が所定の電力レベルよりも大きい受信電力レベルで受信される場合、基準信号に対する応答を送らない。
[0097]ブロック1020において、第1の所定のパスロス値未満である第2の所定のパスロス値を定義するために、情報フィールドが修正される。第2の所定のパスロス値を定義することは、パスロス値が何であるかのより精確な決定を可能にし得る。たとえば、第1の所定のパスロス値が100dBmであり、応答の不受信が、いずれの受信機も100dBmよりも大きいパスロスを経験していないことを示す場合、パスロスが75dBmから100dBmの間であるかどうかを確かめるために、第2の所定のパスロス値は75dBmとなるように選択され得る。したがって、パスロス決定のより狭い精度範囲が決定され得る。
[0098]ブロック1025において、第2の所定のパスロス値を用いて、基準信号が再送される。基準信号は、第1の送信と同じ固定または既知の電力レベルで再送され得る。ブロック1030において、送信機に関連付けられた受信機についてのパスロス値が第2の所定のパスロス値よりも大きいかどうかが決定され、ここで、決定することは、基準信号に対する応答が受信されるかどうかに少なくとも部分的に基づく。この例を続けると、受信機が75dBmよりも大きいパスロスを経験している場合、受信機は基準信号に対する応答を送り得る。いずれの受信機も75dBmよりも大きいパスロスを経験していない場合、基準信号に対する応答は送られない。
[0099]このようにして、方法1000は、受信機についてのパスロスを決定することを提供し得る。方法1000は一実装形態にすぎず、方法1000の動作は、他の実装形態が可能であるように再構成されるか、または別の方法で修正され得ることに留意されたい。いくつかの例では、ブロック1005、1010、1015、1020、1025および1030における動作は、図2、図3、図4、および/または図5を参照しながら説明したパスロス管理モジュール215によって実行され得る。
[0100]図11は、本開示の様々な態様による、ワイヤレス通信システムにおいてパスロスを決定するための方法1100の一例を示すフローチャートである。明確にするために、方法1100について、図1、図2、図3、図4、図5、図6、および/または図7を参照しながら説明したUE115、デバイス205、および/または装置505のうちの1つまたは複数の態様に関して以下で説明する。いくつかの実施形態では、UE115のうちの1つなどのUEは、以下で説明する機能を実行するように機能要素を制御するためのコードの1つまたは複数のセットを実行し得る。他の実施形態では、eNB105のうちの1つなどのeNBは、以下で説明する機能を実行するように機能要素を制御するためのコードの1つまたは複数のセットを実行し得る。
[0101]ブロック1105において、送信機は、第1の電力レベルで、第1の所定のパスロス値を用いて基準信号を送る。基準信号は、ブロードキャスト送信に参加しているデバイス、すなわち、受信デバイス605によって知られている電力レベルで送られ得る。基準信号は、パイロット信号であり得る。第1の所定のパスロス値は、たとえば、情報フィールドに含まれてよく、そのパスロス値が第1の所定のパスロス値よりも大きい場合、基準信号に対する応答を送るための情報を関連する受信機に提供し得る。いくつかの例では、第1の所定のパスロス値は、受信機が基準信号を受信する測定電力レベルに関連付けられ得るが、受信電力レベルが第1の所定の電力レベルであるかまたはそれを下回る場合、受信機は応答を送り得る。単に例として、第1の所定のパスロス値は100dBmであり得る。
[0102]ブロック1010において、基準信号に対する応答が、ブロードキャスト送信に参加している関連する受信機のうちの少なくとも1つから受信されるかどうかが決定される。
[0103]基準信号に対する応答が受信されない場合、ブロック1115において、パスロスは第1の所定のパスロス値未満であると決定される。決定することは、受信機から基準信号に対する応答を受信しないことに少なくとも部分的に基づき得る。応答を受信しないことは、ブロードキャスト送信に参加している受信機がいずれも第1の所定のパスロス値よりも大きいパスロス値を経験していないことを示し得る。場合によっては、受信機は、基準信号が所定の電力レベルよりも大きい受信電力レベルで受信される場合、基準信号に対する応答を送らない。
[0104]ブロック1125において、パスロス値があらかじめ定義された精度範囲、たとえば、±3dB内で決定されたかどうかが決定される。パスロスがあらかじめ定義された精度範囲内に決定された場合、方法1100は、決定されたパスロス値が最大パスロス値となるように決定されるブロック1130に移動する。パスロス値があらかじめ定義された程度の精度内ではない場合、ブロック1140において、第1の所定のパスロス値未満である第2の所定のパスロス値を定義するために、情報フィールドが修正される。第2の所定のパスロス値を定義することは、パスロス値が何であるかのより精確な決定を可能にし得る。この例を続けると、第1の所定のパスロス値が100dBmであり、応答の不受信が、いずれの受信機も100dBmよりも大きいパスロスを経験していないことを示す場合、パスロスが75dBmから100dBmの間であるかどうかを確かめるために、第2の所定のパスロス値は75dBmとなるように選択され得る。したがって、パスロス決定のより狭い精度範囲が決定され得る。
[0105]ブロック1145において、第2の所定のパスロス値を用いて、基準信号が再送される。基準信号は、第1の送信と同じ固定または既知の電力レベルで再送され得る。次いで、方法1100は、第2の所定のパスロス値を有する再送された基準信号に対する応答が受信されるかどうかが決定されるブロック1110に戻る。
[0106]第1の所定のパスロス値を用いた基準信号の第1の送信の説明に戻ると、基準信号に対する応答が受信される場合、ブロック1120において、パスロスが第1の所定のパスロス値よりも大きいことが決定される。決定することは、受信機から基準信号に対する応答を受信することに少なくとも部分的に基づき得る。応答を受信することは、ブロードキャスト送信に参加している受信機のうちの少なくとも1つが第1の所定のパスロス値よりも大きいパスロス値を経験していることを示し得る。場合によっては、受信機は、基準信号が所定の電力レベル未満の受信電力レベルで受信される場合、基準信号に対する応答を送る。
[0107]ブロック1135において、パスロス値があらかじめ定義された精度範囲、たとえば、±3dB内で決定されたかどうかが決定される。パスロスがあらかじめ定義された精度範囲内に決定された場合、方法1100は、決定されたパスロス値が最大パスロス値となるように決定されるブロック1130に移動する。パスロス値があらかじめ定義された程度の精度内ではない場合、ブロック1150において、この例では第1の所定のパスロス値よりも大きい第2の所定のパスロス値を定義するために、情報フィールドが修正される。第2の所定のパスロス値を定義することは、パスロス値が何であるかのより精確な決定を可能にし得る。この例を続けると、第1の所定のパスロス値が100dBmであり、応答を受信することが、少なくとも1つの受信機が100dBmよりも大きいパスロスを経験していることを示す場合、パスロスが100dBmから125dBmの間であるかどうかを確かめるために、第2の所定のパスロス値は125dBmとなるように選択され得る。したがって、パスロス決定のより狭い精度範囲が決定され得る。
[0108]ブロック1155において、第2の所定のパスロス値を用いて、基準信号が再送される。基準信号は、第1の送信と同じ固定または既知の電力レベルで再送され得る。次いで、方法1100は、第2の所定のパスロス値を有する再送された基準信号に対する応答が受信されるかどうかが決定されるブロック1110に戻る。
[0109]上記の説明からわかるように、方法1100は、最大パスロスをあらかじめ定義された範囲の精度内に決定するための反復手法を提供し得る。方法1100は、最大パスロスが決定されるまで情報フィールドを継続的に修正するために用いられ得る。一例として、所定のパスロス値(PPV)は、あらかじめ定義された程度の精度に達するまで、100dBm(第1のPPV)、75dBm(第1のPPVに対する応答が受信されないときの第2のPPV)、50dBm(第2のPPVに対する応答が受信されないときの第3のPPV)、63dBm(第3のPPVに対する応答が受信されるときの第4のPPV)、57dBm(第4のPPVに対する応答が受信されないときの第5のPPV)などとなるように選択され得る。別の例として、PPVは、85dBm(第1のPPV)、100dBm(第1のPPVに対する応答が受信されるときの第2のPPV)、93dBm(第2のPPVに対する応答が受信されないときの第3のPPV)、89dBm(第3のPPVに対する応答が受信されないときの第4のPPV)、87dBm(第4のPPVに対する応答が受信されないときの第5のPPV)となるように選択され得る。この第2の例では、最大パスロスは2dBの精度内に決定されている。
[0110]異なる所定のパスロス値に関する方法1100のステップは、ユーザジオメトリが急速に変化していない限り、時間とともに拡張(spread)し得る。測定値の数はブロードキャスト受信機の数とは無関係であり、最大パスロスのダイナミックレンジとともに対数的に増加するのみであるので、方法1100における測定オーバーヘッドは最小限である。
[0111]このようにして、方法1100は、受信機についての最大パスロスをあらかじめ定義された範囲の精度内に決定することを提供し得る。方法1100は一実装形態にすぎず、方法1100の動作は、他の実装形態が可能であるように再構成されるか、または別の方法で修正され得ることに留意されたい。いくつかの例では、ブロック1105、1110、1115、1120、1125、1130、1135、1140、1145、1150、および1155における動作は、図2、図3、図4、および/または図5を参照しながら説明したパスロス管理モジュール215によって実行され得る。
[0112]添付の図面に関して上記に記載した発明を実施するための形態は、例示的な実施形態について説明しており、実装され得るまたは特許請求の範囲内に入る実施形態のみを表すものではない。この説明全体にわたって使用する「例示的」という用語は、「例、事例、または例示の働きをすること」を意味し、「好ましい」または「他の実施形態よりも有利な」を意味しない。発明を実施するための形態は、説明した技法の理解を与える目的で具体的な詳細を含む。しかしながら、これらの技法は、これらの具体的な詳細なしに実践され得る。場合によっては、説明した実施形態の概念を不明瞭にしないように、よく知られている構造およびデバイスはブロック図の形態で示される。
[0113]情報および信号は、様々な異なる技術および技法のいずれかを使用して表され得る。たとえば、上記の説明全体にわたって言及され得るデータ、命令、コマンド、情報、信号、ビット、シンボル、およびチップは、電圧、電流、電磁波、磁場もしくは磁性粒子、光場もしくは光学粒子、またはそれらの任意の組合せによって表され得る。
[0114]本明細書の本開示に関して説明した様々な例示的なブロックおよびモジュールは、汎用プロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)もしくは他のプログラマブル論理デバイス、個別ゲートもしくはトランジスタ論理、個別ハードウェア構成要素、または本明細書で説明する機能を実行するように設計されたそれらの任意の組合せを用いて実装または実行され得る。汎用プロセッサはマイクロプロセッサであり得るが、代替として、プロセッサは、任意の従来のプロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、またはステートマシンであり得る。プロセッサは、コンピューティングデバイスの組合せ、たとえば、DSPとマイクロプロセッサの組合せ、複数のマイクロプロセッサ、DSPコアと連携する1つもしくは複数のマイクロプロセッサ、または任意の他のそのような構成としても実装され得る。
[0115]本明細書で説明する機能は、ハードウェア、プロセッサによって実行されるソフトウェア、ファームウェア、またはそれらの任意の組合せにおいて実装され得る。プロセッサによって実行されるソフトウェアにおいて実装される場合、機能は、1つまたは複数の命令またはコードとしてオンコンピュータ可読媒体上に記憶されるか、またはオンコンピュータ可読媒体を介して送信され得る。他の例および実装形態は、本開示および添付の特許請求の範囲の範囲および趣旨内にある。たとえば、ソフトウェアの性質により、上記で説明した機能は、プロセッサによって実行されるソフトウェア、ハードウェア、ファームウェア、ハードワイヤリング、またはこれらのうちのいずれかの組合せを使用して実装され得る。機能を実装する特徴はまた、機能の部分が異なる物理的ロケーションにおいて実装されるように分散されることを含めて、様々な位置に物理的に配置され得る。また、特許請求の範囲を含めて、本明細書で使用される場合、項目の列挙(たとえば、「のうちの少なくとも1つ」または「のうちの1つまたは複数」などの句で終わる項目の列挙)中で使用される「または」は、たとえば、「A、B、またはCのうちの少なくとも1つ」の列挙がAまたはBまたはCまたはABまたはACまたはBCまたはABC(すなわち、AおよびBおよびC)を意味するような選言的列挙を示す。
[0116]コンピュータ可読媒体は、ある場所から別の場所へのコンピュータプログラムの転送を容易にする任意の媒体を含む、コンピュータ記憶媒体と通信媒体の両方を含む。記憶媒体は、汎用または専用コンピュータによってアクセスされ得る任意の利用可能な媒体であり得る。限定ではなく例として、コンピュータ可読媒体は、RAM、ROM、EEPROM(登録商標)、CD−ROMもしくは他の光ディスクストレージ、磁気ディスクストレージもしくは他の磁気ストレージデバイス、または、命令もしくはデータ構造の形態の所望のプログラムコード手段を搬送もしくは記憶するために使用され得、汎用もしくは専用コンピュータまたは汎用もしくは専用プロセッサによってアクセスされ得る、任意の他の媒体を備えることができる。また、いかなる接続もコンピュータ可読媒体と適切に呼ばれる。たとえば、ソフトウェアが、同軸ケーブル、光ファイバケーブル、ツイストペア、デジタル加入者回線(DSL)、または赤外線、無線、およびマイクロ波などのワイヤレス技術を使用して、ウェブサイト、サーバ、または他のリモートソースから送信される場合、同軸ケーブル、光ファイバケーブル、ツイストペア、DSL、または赤外線、無線、およびマイクロ波などのワイヤレス技術は媒体の定義に含まれる。本明細書で使用するディスク(disk)およびディスク(disc)は、コンパクトディスク(disc)(CD)、レーザーディスク(登録商標)(disc)、光ディスク(disc)、デジタル多用途ディスク(disc)(DVD)、フロッピー(登録商標)ディスク(disk)およびブルーレイ(登録商標)ディスク(disc)を含み、ディスク(disk)は、通常、データを磁気的に再生し、ディスク(disc)は、データをレーザーで光学的に再生する。上記の組合せもコンピュータ可読媒体の範囲内に含まれる。
[0117]本開示の前述の説明は、当業者が本開示を作成または使用することができるように与えられる。本開示への様々な修正は当業者には容易に明らかになり、本明細書で定義した一般原理は、本開示の趣旨または範囲から逸脱することなく、他の変形形態に適用され得る。本開示全体にわたって、「例」または「例示的」という用語は、一例または一事例を示すものであり、言及した例についてのいかなる選好も暗示または要求しない。したがって、本開示は、本明細書で説明する例および設計に限定されるべきでなく、本明細書で開示する原理および新規の特徴に合致する最も広い範囲を与えられるべきである。
以下に本願発明の当初の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
[C1]
ワイヤレス通信のための方法であって、
送信機によって、第1の電力レベルで基準信号を送ることと、
前記送信機に関連付けられた受信機についてのパスロス値が第1の所定のパスロス値よりも大きいかどうかを決定することと、ここで、前記決定することが、前記基準信号に対する応答が前記受信機から受信されるかどうかに少なくとも部分的に基づく、
前記決定することに少なくとも部分的に基づいた送信電力で信号を送信することと
を備える方法。
[C2]
前記受信機からの応答の不受信に基づいて、前記受信機についての前記パスロス値が前記第1の所定のパスロス値よりも低いと決定すること
をさらに備える、C1に記載の方法。
[C3]
前記基準信号が、前記第1の所定のパスロス値に関連付けられた情報フィールドを備える、C2に記載の方法。
[C4]
応答を受信しないことに基づいて、前記第1の所定のパスロス値に関連付けられた前記情報フィールドを修正することと、ここにおいて、前記情報フィールドを修正することが、第2の所定のパスロス値を識別し、前記第2の所定のパスロス値が、前記第1の所定のパスロス値よりも低い、
前記送信機によって、前記第1の電力レベルで前記基準信号を再送することと、ここで、前記基準信号が、前記第2の所定のパスロス値に関連付けられた前記修正された情報フィールドを備える、
前記基準信号に対する応答が受信されるかどうかに基づいて、前記受信機についての前記パスロス値が前記第2の所定のパスロス値よりも大きいかどうかを決定することと
をさらに備える、C3に記載の方法。
[C5]
前記受信機から応答が受信されるまで、前記修正するステップと、前記再送するステップと、前記決定するステップとを反復的に繰り返すことと、
前記応答を受信することに少なくとも部分的に基づいて、前記受信機についての最大パスロス値を決定することと
をさらに備える、C4に記載の方法。
[C6]
前記受信機からの応答を受信することに基づいて、前記受信機についての前記パスロス値が前記第1の所定のパスロス値よりも高いと決定すること
をさらに備える、C1に記載の方法。
[C7]
前記基準信号が、前記第1の所定のパスロス値に関連付けられた情報フィールドを備える、C6に記載の方法。
[C8]
前記応答を受信することに基づいて、前記第1の所定のパスロス値に関連付けられた前記情報フィールドを修正することと、ここにおいて、前記情報フィールドを修正することが、第2の所定のパスロス値を識別し、前記第2の所定のパスロス値が、前記第1の所定のパスロス値よりも高い、
前記送信機によって、前記第1の電力レベルで前記基準信号を再送することと、ここで、前記基準信号が、前記第2の所定のパスロス値に関連付けられた前記修正された情報フィールドを備える、
前記基準信号に対する応答が受信されるかどうかに基づいて、前記受信機についての前記パスロス値が前記第2の所定のパスロス値よりも大きいかどうかを決定することと
をさらに備える、C7に記載の方法。
[C9]
前記受信機から応答が受信されなくなるまで、前記修正するステップと、前記再送するステップと、前記決定するステップとを反復的に繰り返すことと、
応答の不受信に少なくとも部分的に基づいて、前記受信機についての最大パスロス値を決定することと
をさらに備える、C8に記載の方法。
[C10]
前記受信機からの応答が、前記受信機がしきい値電力レベルを下回る受信電力レベルで前記基準信号を受信したことを示す、C1に記載の方法。
[C11]
前記受信機からの応答がないことが、前記受信機がしきい値電力レベルを上回る受信電力レベルで前記基準信号を受信したことを示す、C1に記載の方法。
[C12]
前記受信機からの応答が、前記送信機に関連付けられたすべての受信機に共通のチャネルを介して受信される、C1に記載の方法。
[C13]
前記送るステップと前記決定するステップとを反復的に繰り返すことによって、前記受信機についての最大パスロスを決定すること
をさらに備える、C1に記載の方法。
[C14]
ワイヤレス通信のための装置であって、
プロセッサと、
前記プロセッサと電子通信するメモリと、
前記メモリに記憶された命令とを備え、前記命令が、
送信機によって、第1の電力レベルで基準信号を送ることと、
前記送信機に関連付けられた受信機についてのパスロス値が第1の所定のパスロス値よりも大きいかどうかを決定することと、ここで、前記決定することが、前記基準信号に対する応答が前記受信機から受信されるかどうかに少なくとも部分的に基づく、
前記決定することに少なくとも部分的に基づいた送信電力で信号を送信することと
を行うように前記プロセッサによって実行可能である、装置。
[C15]
前記受信機からの応答の不受信に基づいて、前記受信機についての前記パスロス値が前記第1の所定のパスロス値よりも低いと決定すること
を行うように前記プロセッサによって実行可能な命令をさらに備える、C14に記載の装置。
[C16]
前記基準信号が、前記第1の所定のパスロス値に関連付けられた情報フィールドを備える、C15に記載の装置。
[C17]
応答を受信しないことに基づいて、前記第1の所定のパスロス値に関連付けられた前記情報フィールドを修正することと、ここにおいて、前記情報フィールドを修正することが、第2の所定のパスロス値を識別し、前記第2の所定のパスロス値が、前記第1の所定のパスロス値よりも低い、
前記送信機によって、前記第1の電力レベルで前記基準信号を再送することと、ここで、前記基準信号が、前記第2の所定のパスロス値に関連付けられた前記修正された情報フィールドを備える、
前記基準信号に対する応答が受信されるかどうかに基づいて、前記受信機についての前記パスロス値が前記第2の所定のパスロス値よりも大きいかどうかを決定することと
を行うように前記プロセッサによって実行可能な命令をさらに備える、C16に記載の装置。
[C18]
前記受信機から応答が受信されるまで、前記修正するステップと、前記再送するステップと、前記決定するステップとを反復的に繰り返すことと、
前記応答を受信することに少なくとも部分的に基づいて、前記受信機についての最大パスロス値を決定することと
を行うように前記プロセッサによって実行可能な命令をさらに備える、C17に記載の装置。
[C19]
前記受信機からの応答を受信することに基づいて、前記受信機についての前記パスロス値が前記第1の所定のパスロス値よりも高いと決定すること
を行うように前記プロセッサによって実行可能な命令をさらに備える、C14に記載の装置。
[C20]
前記基準信号が、前記第1の所定のパスロス値に関連付けられた情報フィールドを備える、C19に記載の装置。
[C21]
前記応答を受信することに基づいて、前記第1の所定のパスロス値に関連付けられた前記情報フィールドを修正することと、ここにおいて、前記情報フィールドを修正することが、第2の所定のパスロス値を識別し、前記第2の所定のパスロス値が、前記第1の所定のパスロス値よりも低い、
前記送信機によって、前記第1の電力レベルで前記基準信号を再送することと、ここで、前記基準信号が、前記第2の所定のパスロス値に関連付けられた前記修正された情報フィールドを備える、
前記基準信号に対する応答が受信されるかどうかに基づいて、前記受信機についての前記パスロス値が前記第2の所定のパスロス値よりも大きいかどうかを決定することと
を行うように前記プロセッサによって実行可能な命令をさらに備える、C20に記載の装置。
[C22]
前記受信機から応答が受信されなくなるまで、前記修正するステップと、前記再送するステップと、前記決定するステップとを反復的に繰り返すことと、
応答の不受信に少なくとも部分的に基づいて、前記受信機についての最大パスロス値を決定することと
を行うように前記プロセッサによって実行可能な命令をさらに備える、C21に記載の装置。
[C23]
前記送るステップと前記決定するステップとを反復的に繰り返すことによって、前記受信機についての最大パスロスを決定すること
を行うように前記プロセッサによって実行可能な命令をさらに備える、C14に記載の装置。
[C24]
ワイヤレス通信のための装置であって、
送信機によって、第1の電力レベルで基準信号を送るための手段と、
前記送信機に関連付けられた受信機についてのパスロス値が第1の所定のパスロス値よりも大きいかどうかを決定するための手段と、ここで、前記決定することが、前記基準信号に対する応答が前記受信機から受信されるかどうかに少なくとも部分的に基づく、
前記決定することに少なくとも部分的に基づいた送信電力で信号を送信するための手段と
を備える装置。
[C25]
前記受信機からの応答の不受信に基づいて、前記受信機についての前記パスロス値が前記第1の所定のパスロス値よりも低いと決定するための手段
をさらに備える、C24に記載の装置。
[C26]
前記基準信号が、前記第1の所定のパスロス値に関連付けられた情報フィールドを備える、C25に記載の装置。
[C27]
応答を受信しないことに基づいて、前記第1の所定のパスロス値に関連付けられた前記情報フィールドを修正するための手段と、ここにおいて、前記情報フィールドを修正することが、第2の所定のパスロス値を識別し、前記第2の所定のパスロス値が、前記第1の所定のパスロス値よりも低い、
前記送信機によって、前記第1の電力レベルで前記基準信号を再送するための手段と、ここで、前記基準信号が、前記第2の所定のパスロス値に関連付けられた前記修正された情報フィールドを備える、
前記基準信号に対する応答が受信されるかどうかに基づいて、前記受信機についての前記パスロス値が前記第2の所定のパスロス値よりも大きいかどうかを決定するための手段と
をさらに備える、C26に記載の装置。
[C28]
前記受信機から応答が受信されるまで、前記修正するステップと、前記再送するステップと、前記決定するステップとを反復的に繰り返すための手段と、
前記応答を受信することに少なくとも部分的に基づいて、前記受信機についての最大パスロス値を決定するための手段と
をさらに備える、C27に記載の装置。
[C29]
前記応答を受信することに基づいて、前記第1の所定のパスロス値に関連付けられた前記情報フィールドを修正するための手段と、ここにおいて、前記情報フィールドを修正することが、第2の所定のパスロス値を識別し、前記第2の所定のパスロス値が、前記第1の所定のパスロス値よりも低い、
前記送信機によって、前記第1の電力レベルで前記基準信号を再送するための手段と、ここで、前記基準信号が、前記第2の所定のパスロス値に関連付けられた前記修正された情報フィールドを備える、
前記基準信号に対する応答が受信されるかどうかに基づいて、前記受信機についての前記パスロス値が前記第2の所定のパスロス値よりも大きいかどうかを決定するための手段と
をさらに備える、C26に記載の装置。
[C30]
送信機によって、第1の電力レベルで基準信号を送ることと、
前記送信機に関連付けられた受信機についてのパスロス値が第1の所定のパスロス値よりも大きいかどうかを決定することと、ここで、前記決定することが、前記基準信号に対する応答が前記受信機から受信されるかどうかに少なくとも部分的に基づく、
前記決定することに少なくとも部分的に基づいた送信電力で信号を送信することと
を行うようにプロセッサによって実行可能な命令を記憶する非一時的コンピュータ可読媒体。

Claims (18)

  1. ワイヤレス通信のための方法であって、
    送信機によって、第1の電力レベルで基準信号を送ることと、ここにおいて、前記基準信号が、第1の所定のパスロス値に関連付けられた情報フィールドを備える、
    前記送信機によって、前記送信機に関連付けられた受信機についてのパスロス値が前記第1の所定のパスロス値よりも低いと決定することと、ここで、前記決定することが、前記受信機からの、前記基準信号に対する応答の不受信に少なくとも基づき、前記基準信号に対する前記応答の前記不受信が、前記受信機がしきい値レベルを上回る受信電力レベルで前記基準信号を受信したことを示す、
    前記応答の前記不受信に基づいて、前記第1の所定のパスロス値に関連付けられた前記情報フィールドを修正することと、ここにおいて、前記情報フィールドを修正することが、第2の所定のパスロス値を識別することを備え、前記第2の所定のパスロス値が、前記第1の所定のパスロス値よりも低い、
    前記送信機によって、前記第1の電力レベルで前記基準信号を再送することと、ここで、前記基準信号が、前記第2の所定のパスロス値に関連付けられた前記修正された情報フィールドを備える、
    前記基準信号に対する応答が受信されるかどうかに少なくとも基づいて、前記受信機についての前記パスロス値が前記第2の所定のパスロス値よりも大きいかどうかを決定することと、
    前記受信機についての前記パスロス値が前記第2の所定のパスロス値よりも大きいと前記決定することに少なくとも基づいた送信電力で信号を送信することと
    を備える方法。
  2. 前記受信機から応答が受信されるまで、前記修正するステップと、前記再送するステップと、前記決定するステップとを反復的に繰り返すことと、
    前記応答を受信することに少なくとも基づいて、前記受信機についての最大パスロス値を決定することと
    をさらに備える、請求項1に記載の方法。
  3. 前記受信機からの応答を受信することに基づいて、前記受信機についての前記パスロス値が前記第1の所定のパスロス値よりも高いと決定すること
    をさらに備える、請求項1に記載の方法。
  4. 前記応答を受信することに基づいて、前記第1の所定のパスロス値に関連付けられた前記情報フィールドを修正することと、ここにおいて、前記情報フィールドを修正することが、第3の所定のパスロス値を識別し、前記第3の所定のパスロス値が、前記第1の所定のパスロス値よりも高い、
    前記送信機によって、前記第1の電力レベルで前記基準信号を再送することと、ここで、前記基準信号が、前記第3の所定のパスロス値に関連付けられた前記修正された情報フィールドを備える、
    前記基準信号に対する応答が受信されるかどうかに基づいて、前記受信機についての前記パスロス値が前記第3の所定のパスロス値よりも大きいかどうかを決定することと
    をさらに備える、請求項3に記載の方法。
  5. 前記受信機から応答が受信されなくなるまで、前記修正するステップと、前記再送するステップと、前記決定するステップとを反復的に繰り返すことと、
    応答の不受信に少なくとも基づいて、前記受信機についての最大パスロス値を決定することと
    をさらに備える、請求項4に記載の方法。
  6. 前記受信機からの応答が、前記受信機がしきい値電力レベルを下回る受信電力レベルで前記基準信号を受信したことを示す、請求項1に記載の方法。
  7. 前記受信機からの応答が、前記送信機に関連付けられたすべての受信機に共通のチャネルを介して受信される、請求項1に記載の方法。
  8. 前記受信機についての前記パスロス値があらかじめ定められた精度範囲内で決定されるまで、前記修正するステップと、前記再送するステップと前記決定するステップとを反復的に繰り返すことによって、前記受信機についての最大パスロスを決定すること
    をさらに備える、請求項1に記載の方法。
  9. ワイヤレス通信のための装置であって、
    プロセッサと、
    前記プロセッサと電子通信するメモリと、
    前記メモリに記憶された命令とを備え、前記命令が、
    送信機によって、第1の電力レベルで基準信号を送ることと、ここにおいて、前記基準信号が、第1の所定のパスロス値に関連付けられた情報フィールドを備える、
    前記送信機によって、前記送信機に関連付けられた受信機についてのパスロス値が前記第1の所定のパスロス値よりも低いと決定することと、ここで、前記決定することが、前記受信機からの、前記基準信号に対する応答の不受信に少なくとも基づき、前記基準信号に対する前記応答の前記不受信が、前記受信機がしきい値レベルを上回る受信電力レベルで前記基準信号を受信したことを示す、
    前記応答の前記不受信に基づいて、前記第1の所定のパスロス値に関連付けられた前記情報フィールドを修正することと、ここにおいて、前記情報フィールドを修正することが、第2の所定のパスロス値を識別することを備え、前記第2の所定のパスロス値が、前記第1の所定のパスロス値よりも低い、
    前記送信機によって、前記第1の電力レベルで前記基準信号を再送することと、ここで、前記基準信号が、前記第2の所定のパスロス値に関連付けられた前記修正された情報フィールドを備える、
    前記基準信号に対する応答が受信されるかどうかに少なくとも基づいて、前記受信機についての前記パスロス値が前記第2の所定のパスロス値よりも大きいかどうかを決定することと、
    前記受信機についての前記パスロス値が前記第2の所定のパスロス値よりも大きいと前記決定することに少なくとも基づいた送信電力で信号を送信することと
    を行うように前記プロセッサによって実行可能である、装置。
  10. 前記受信機から応答が受信されるまで、前記修正するステップと、前記再送するステップと、前記決定するステップとを反復的に繰り返すことと、
    前記応答を受信することに少なくとも基づいて、前記受信機についての最大パスロス値を決定することと
    を行うように前記プロセッサによって実行可能な命令をさらに備える、請求項9に記載の装置。
  11. 前記受信機からの応答を受信することに基づいて、前記受信機についての前記パスロス値が前記第1の所定のパスロス値よりも高いと決定すること
    を行うように前記プロセッサによって実行可能な命令をさらに備える、請求項9に記載の装置。
  12. 前記応答を受信することに基づいて、前記第1の所定のパスロス値に関連付けられた前記情報フィールドを修正することと、ここにおいて、前記情報フィールドを修正することが、第3の所定のパスロス値を識別し、前記第3の所定のパスロス値が、前記第1の所定のパスロス値よりも高い
    前記送信機によって、前記第1の電力レベルで前記基準信号を再送することと、ここで、前記基準信号が、前記第3の所定のパスロス値に関連付けられた前記修正された情報フィールドを備える、
    前記基準信号に対する応答が受信されるかどうかに基づいて、前記受信機についての前記パスロス値が前記第の所定のパスロス値よりも大きいかどうかを決定することと
    を行うように前記プロセッサによって実行可能な命令をさらに備える、請求項11に記載の装置。
  13. 前記受信機から応答が受信されなくなるまで、前記修正するステップと、前記再送するステップと、前記決定するステップとを反復的に繰り返すことと、
    応答の不受信に少なくとも基づいて、前記受信機についての最大パスロス値を決定することと
    を行うように前記プロセッサによって実行可能な命令をさらに備える、請求項12に記載の装置。
  14. 前記受信機についての前記パスロス値があらかじめ定められた精度範囲内で決定されるまで、前記修正するステップと、前記再送するステップと前記決定するステップとを反復的に繰り返すことによって、前記受信機についての最大パスロスを決定すること
    を行うように前記プロセッサによって実行可能な命令をさらに備える、請求項9に記載の装置。
  15. ワイヤレス通信のための装置であって、
    送信機によって、第1の電力レベルで基準信号を送るための手段と、ここにおいて、前記基準信号が、第1の所定のパスロス値に関連付けられた情報フィールドを備える、
    前記送信機によって、前記送信機に関連付けられた受信機についてのパスロス値が前記第1の所定のパスロス値よりも低いと決定するための手段と、ここで、前記決定することが、前記受信機からの、前記基準信号に対する応答の不受信に少なくとも基づき、前記基準信号に対する前記応答の前記不受信が、前記受信機がしきい値レベルを上回る受信電力レベルで前記基準信号を受信したことを示す、
    前記応答の前記不受信に基づいて、前記第1の所定のパスロス値に関連付けられた前記情報フィールドを修正するための手段と、ここにおいて、前記情報フィールドを修正することが、第2の所定のパスロス値を識別することを備え、前記第2の所定のパスロス値が、前記第1の所定のパスロス値よりも低い、
    前記送信機によって、前記第1の電力レベルで前記基準信号を再送するための手段と、ここで、前記基準信号が、前記第2の所定のパスロス値に関連付けられた前記修正された情報フィールドを備える、
    前記基準信号に対する応答が受信されるかどうかに少なくとも基づいて、前記受信機についての前記パスロス値が前記第2の所定のパスロス値よりも大きいかどうかを決定するための手段と、
    前記受信機についての前記パスロス値が前記第2の所定のパスロス値よりも大きいと前記決定することに少なくとも基づいた送信電力で信号を送信するための手段と
    を備える装置。
  16. 前記受信機から応答が受信されるまで、前記修正するステップと、前記再送するステップと、前記決定するステップとを反復的に繰り返すための手段と、
    前記応答を受信することに少なくとも基づいて、前記受信機についての最大パスロス値を決定するための手段と
    をさらに備える、請求項15に記載の装置。
  17. 応答を受信することに基づいて、前記第1の所定のパスロス値に関連付けられた前記情報フィールドを修正するための手段と、ここにおいて、前記情報フィールドを修正することが、第3の所定のパスロス値を識別し、前記第3の所定のパスロス値が、前記第1の所定のパスロス値よりも高い
    前記送信機によって、前記第1の電力レベルで前記基準信号を再送するための手段と、ここで、前記基準信号が、前記第3の所定のパスロス値に関連付けられた前記修正された情報フィールドを備える、
    前記基準信号に対する応答が受信されるかどうかに基づいて、前記受信機についての前記パスロス値が前記第の所定のパスロス値よりも大きいかどうかを決定するための手段と
    をさらに備える、請求項15に記載の装置。
  18. 送信機によって、第1の電力レベルで基準信号を送ることと、ここにおいて、前記基準信号が、第1の所定のパスロス値に関連付けられた情報フィールドを備える、
    前記送信機によって、前記送信機に関連付けられた受信機についてのパスロス値が前記第1の所定のパスロス値よりも低いと決定することと、ここで、前記決定することが、前記受信機からの、前記基準信号に対する応答の不受信に少なくとも基づき、前記基準信号に対する前記応答の前記不受信が、前記受信機がしきい値電力レベルを上回る受信電力レベルで前記基準信号を受信したことを示す、
    前記応答の前記不受信に基づいて、前記第1の所定のパスロス値に関連付けられた前記情報フィールドを修正することと、ここにおいて、前記情報フィールドを修正することが、第2の所定のパスロス値を識別することを備え、前記第2の所定のパスロス値が、前記第1の所定のパスロス値よりも低い、
    前記送信機によって、前記第1の電力レベルで前記基準信号を再送することと、ここで、前記基準信号が、前記第2の所定のパスロス値に関連付けられた前記修正された情報フィールドを備える、
    前記基準信号に対する応答が受信されるかどうかに少なくとも基づいて、前記受信機についての前記パスロス値が前記第2の所定のパスロス値よりも大きいかどうかを決定することと、
    前記受信機についての前記パスロス値が前記第2の所定のパスロス値よりも大きいと前記決定することに少なくとも基づいた送信電力で信号を送信することと
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