JP6223139B2 - 田植機 - Google Patents
田植機 Download PDFInfo
- Publication number
- JP6223139B2 JP6223139B2 JP2013237087A JP2013237087A JP6223139B2 JP 6223139 B2 JP6223139 B2 JP 6223139B2 JP 2013237087 A JP2013237087 A JP 2013237087A JP 2013237087 A JP2013237087 A JP 2013237087A JP 6223139 B2 JP6223139 B2 JP 6223139B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- field
- planting
- stay
- float
- detection unit
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Transplanting Machines (AREA)
Description
本発明は、圃場表面を検知し、フロートの検知する圃場接地面と実際の圃場表面とのズレを修正して、適正な植付高さを検出することで植付不良を防ぐ田植機を提供することを課題とする。
本実施形態では、圃場に田面水が張られた状態で、圃場表面から所定の植え付け深さでの苗の植え付け作業が行われる場合について説明する。なお、圃場に田面水が張られていない状態での植え付け作業についても同様の技術思想を適用できる。
植付爪12には、苗載台13から苗が供給される。植付アーム11の回転運動に伴って、植付爪12が圃場内に挿入され、所定の植深さ(植付爪12の爪出量)となるように苗が植え付けられる。なお、本実施形態では、ロータリ式の植付爪を採用しているが、クランク式のものを用いても良い。
図2に示すように、植付部4は、左右方向に配置される複数のフロート(本実施形態ではセンターフロート14A及び二つのサイドフロート14B)を備える。各フロートは、植付部4を構成する植付フレーム15に取り付けられる。より具体的には、各フロートの前端は植付フレーム15に対して上下方向に揺動可能に支持され、各フロートの後端は植付フレーム15に設けられる回動支軸16にリンク機構17を介して昇降可能に取り付けられる。
図3に示すように、回動支軸16又はリンク機構17には、ポテンショメータ等の適宜のセンサが取り付けられており、該センサによりリンク高さh0が検出される。このリンク高さh0は、植付爪12の爪出量(植付爪12の先端部とフロート底面との距離)として検出される。そして、後述のようにセンターフロート14Aの沈下量dを用いて、実植付深さh(h=h0+d)として検出される。
図2に示すように、植付部4の前部であって、フロート14(14A・14B)の前方には、枕地整地用の整地装置20が設けられている。整地装置20は、植付フレーム15に対して高さ変更可能に支持される。
駆動軸9からの動力の一部がリアアクスルケース10を介して整地伝動軸21に分岐され、整地伝動軸21からユニバーサルジョイント22、入力軸23及び整地伝動ケース24を介して、両側方に向けて延出される駆動軸25に伝達される。各駆動軸25には、複数のロータ26が固定され、駆動軸25の回転駆動によってロータ26が回転して圃場が整地される。
図2及び図3に示すように、センターフロート14Aにおいて、植付部4の植え付け位置Pの直前方には、圃場表面を検出するセンサ30が設けられる。センサ30は、前方から後方に向けて延出される。センサ30は、植付フレーム15にピッチング方向に揺動自在に支持され、その揺動支点を中心として重力によって垂れ下がるため、先端部が圃場表面に接触した状態が維持される。つまり、センサ30の先端部が常に圃場表面を追従するように田植機1が進行する。
センサ30の揺動角度θを計測することによって、センサ30と圃場の位置関係を検出することができ、圃場の実高さ(苗を植え付ける田面高さ)を検出することができる。このように、センサ30によって圃場の実高さを検出することによって、センターフロート14Aの沈下量d(泥状の圃場への沈み込み量)を計測できる。
本実施形態において、植え付け位置Pは、リンク機構17を介して回動するフロートの後端部の側方である。また、植え付け位置Pの直前方位置とは、苗を植え付けるためにフロートで整地された後の圃場であり、そのような安定した状態の圃場をセンシングするため、圃場の表面に現れる凹凸形状がセンサ30に与える影響及びフロートによって生じる泥水流がセンサ30に与える影響を低減できる。
図2及び図3に示すように、センサ30は、圃場表面の凹凸に倣って追従する検知部31と、検知部31をピッチング方向に揺動自在に支持する支持部32を有する。
検知部31は、複数の棒体40によって構成され、ステー41に複数の棒体40の同一端が支持されることで、レーキ状に形成される。各棒体40は、前後方向に延出されて、左右方向に平行に配置され、かつ、側面視で、その基部から後下方に向けて延出され、圃場表面を追従する先端部は基端部側より水平面との角度が小さくなるように、中途部から曲成される。ステー41は支柱42に固定される。
支持部32は、各棒体40を支持するステー41と、ステー41を支持する支柱42と、植付フレーム15に設けられる揺動軸43とを含む。支柱42の基端部は揺動軸43に固定されている。揺動軸43は、植付フレーム15にピッチング方向に揺動自在に支持される。
以上のように、検知部31は、支持部32に揺動自在に支持されており、検知部31の圃場表面追従時における揺動角度を計測することで、圃場表面を検知する。
また、棒体40を線状に成形することで、浮力の影響を受けにくく、機体が水田を高速で走行している際であっても、圃場表面を追従することができる。
図6に示すように、ステー41には、棒体40の基部(ステー41への固定部)に応じた形状の凹部が設けられている。各棒体40の固定部には凸状部が設けられ、凹部には凸状部に応じた形状の凹状部が含まれる。ステー41の凹状部に棒体40の凸状部を嵌合させ、棒体40をステー41に固定する。
棒体40は、その固定部(基部)の一部を圧することで潰して広げた凸状部50aを形成する。また、上下に分割したステー41のそれぞれに、棒体40の固定部(基部)の形状に応じた形状の凹部50bを形成する。凹部50bには、凸状部50aに応じた形状の凹状部50cが含まれる。そして、棒体40の凸状部50aをステー41に形成された凹状部50cに嵌合させるように、上下方向からステー41で挟み込んでボルト等で固定する。
ステー41に凸状部50aに応じた形状の凹状部50cを形成することで、棒体40の断面形状を非円形とし、棒体40がステー41からずれることを防いでいる。また、凸状部50aの数を複数とすることで、ずれ止め効果を向上でき、さらに棒体40がステー41からずれるのを防ぐことができる。
棒体40の固定部であって、押さえ板52により押さえ込む位置の軸方向両側のそれぞれに凸状部51aを形成する。また、ステー41に、棒体40の固定部(基部)の形状に応じた形状の凹部51bを形成する。凹部51bには、凸状部51aに応じた形状の凹状部51cが含まれる。そして、棒体40をステー41に嵌め込み、両凸状部51a間を上から押さえ板52によって押さえ込み、押さえ板52をステー41にボルト等で固定する。
また、図示は省略するが、棒体40を直接ステー41にボルト等によって締め上げて固定することもできる。
樹脂製の棒体40をステー41に着脱可能に固定する場合、上述の取付構造の他に、以下の取付構造にすることもできる。
各棒体40の基部側から軸方向と直交する方向に、先端が笠形状である突起体60を形成し、ステー41に各突起体60を嵌め込む取り付け孔61を形成する。取り付け孔61に突起体60を貫通させて笠形状の先端部を突出させることで固定する。このように、取り付け孔61に突起体60を嵌め込むことで、棒体40を固定できるため取付が容易である。
取り付け孔61を長穴形状や矩形状といった真円でない形状にすることで、棒体40が、取り付け孔61を支点として回動する可能性を防ぐことができる。また、棒体40に複数の突起体60、ステー41に複数の取り付け孔61を設けることで、棒体40の回動を防ぐこともできる。
図8に示すように、棒体70は、側面視で、複数の湾曲部71を有し、湾曲部71の一部が圃場表面と接触する接触部となるように形成される。棒体70の圃場表面を追従する先端部を湾曲部71として形成することで、圃場の凹凸に応じて棒体70が揺動しても湾曲部71の一部が圃場表面と接触する接触部となる。
このような形状を有することで、棒体70が揺動しても圃場表面との接触面積を略一定に確保することができるため、接触部の面圧を一定に保ち、圃場表面のセンシング精度を維持できる。そして、接触部の面圧を一定に保つことができるため、圃場の石等による外乱に強く、変形しにくい。そのため、鉄等の材料を用いて形成しても、圃場表面のセンシング精度が損なわれる恐れを低減できる。
図9に示すように、センサ30の検知部をプレート状の検知部80・90とすることもできる。鉛直方向に厚みを有する横長形状の検知部80、もしくは、左右方向に厚みを有する縦長形状の検知部90の基部を繋ぐように一体的に形成してステー41に固定する。ここで、横長形状とは、棒体40の圃場表面との接触面積が大きくなる方向に長くした形状であり、縦長形状とは、棒体40を鉛直方向に長くした形状である。
面圧を低くできるため、検知部80は圃場内の石等による外乱に強く、変形しにくい。そのため、鉄等の材料を用いて検知部80を形成しても、圃場表面のセンシング精度が損なわれる恐れを低減できる。
検知部90の圃場表面及び田面水との接触面積を小さくして抵抗を低減することができるため、圃場表面のセンシング精度を維持できる。
なお、検知部80・90はその基部を繋ぐように一体的に形成しているが、個別に棒体部分を形成し、ステー41に固定することもできる。
Claims (3)
- 圃場接地面を検知するフロートを備える田植機であって、
前記フロートとは別に設けられ、圃場表面を検知するセンサを備え、
前記センサは、前記圃場表面を追従する検知部と該検知部を揺動自在に支持する支持部を有し、
前記検知部の圃場表面追従時における揺動角度を計測することで前記圃場表面高さを検知し、
前記検知部は、複数の棒体によって構成され、
前記複数の棒体の同一端をステーによって支持するとともに、前記複数の棒体は前記ステーに着脱可能に固定される
田植機。 - 前記棒体は、側面視で、複数の湾曲部を有し、該湾曲部の一部が圃場表面と接触する接触部となる請求項1に記載の田植機。
- 前記棒体は、樹脂成形品である請求項2に記載の田植機。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013237087A JP6223139B2 (ja) | 2013-11-15 | 2013-11-15 | 田植機 |
CN201480061614.9A CN105722383B (zh) | 2013-11-15 | 2014-11-13 | 插秧机 |
KR1020167015354A KR101869175B1 (ko) | 2013-11-15 | 2014-11-13 | 이앙기 |
PCT/JP2014/080099 WO2015072521A1 (ja) | 2013-11-15 | 2014-11-13 | 田植機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013237087A JP6223139B2 (ja) | 2013-11-15 | 2013-11-15 | 田植機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2015096043A JP2015096043A (ja) | 2015-05-21 |
JP6223139B2 true JP6223139B2 (ja) | 2017-11-01 |
Family
ID=53373690
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2013237087A Active JP6223139B2 (ja) | 2013-11-15 | 2013-11-15 | 田植機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6223139B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6248828B2 (ja) * | 2014-06-27 | 2017-12-20 | 井関農機株式会社 | 移植機 |
Family Cites Families (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS63276408A (ja) * | 1987-05-08 | 1988-11-14 | Kubota Ltd | 水田作業機の機体高さ検出装置 |
JP2567490B2 (ja) * | 1990-04-11 | 1996-12-25 | 株式会社クボタ | 水田作業機の昇降制御装置 |
JP2651064B2 (ja) * | 1991-10-25 | 1997-09-10 | 株式会社クボタ | 水田作業機の昇降制御装置 |
JP3151305B2 (ja) * | 1992-08-05 | 2001-04-03 | 三菱農機株式会社 | 農業作業車の水平制御装置 |
JPH07123819A (ja) * | 1993-11-09 | 1995-05-16 | Kubota Corp | 田植機の苗植付け装置昇降制御構造 |
JPH10155317A (ja) * | 1996-12-04 | 1998-06-16 | Kubota Corp | 乗用型田植機 |
-
2013
- 2013-11-15 JP JP2013237087A patent/JP6223139B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2015096043A (ja) | 2015-05-21 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
CN101261522B (zh) | 农用作业机的升降控制装置 | |
WO2015072521A1 (ja) | 田植機 | |
JP6223139B2 (ja) | 田植機 | |
JP6261862B2 (ja) | 田植機 | |
JP2013247873A (ja) | 苗移植機 | |
WO2015170652A1 (ja) | 乗用田植機 | |
KR101835947B1 (ko) | 이앙기 | |
JP2010187638A (ja) | 移植機 | |
JP4340808B2 (ja) | 農作業機 | |
JP2002101704A (ja) | 農作業機 | |
JP2012050354A (ja) | 作業車両 | |
JP2015173636A (ja) | 田植機 | |
JP6247146B2 (ja) | 乗用田植機 | |
JP6546523B2 (ja) | 田植機 | |
JP6247144B2 (ja) | 乗用田植機 | |
JP2007312675A (ja) | 苗植機の防波装置 | |
WO2017170499A1 (ja) | 水田作業機 | |
CN108882678B (zh) | 水田作业机 | |
JP2015173637A (ja) | 田植機 | |
JP2005143408A (ja) | 水田作業機 | |
JP2015173638A (ja) | 田植機 | |
JP2017073997A (ja) | 直播作業機 | |
JP4798129B2 (ja) | 農作業機 | |
JP5868532B2 (ja) | 水田作業機 | |
JPH0683609B2 (ja) | 苗植機 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20160322 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20170207 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20170407 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20170926 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20171003 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6223139 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
S533 | Written request for registration of change of name |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |