JP6221067B2 - ギ酸生成装置および方法 - Google Patents

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Description

本発明は、酸化ガリウムから形成される領域を有するカソード電極を用いたギ酸生成装置および方法に関する。
特許文献1は、ジルコニウム炭化物から形成される触媒を含有する作用極を備える電気化学セルを用いて、メタン、エチレン、エタン、またはギ酸のような二酸化炭素還元生成物を生成する方法を開示している。
特許文献2は、銀を担持している酸化ガリウム光触媒に光を照射することにより二酸化炭素を還元し、一酸化炭素を生成する方法を開示している。
非特許文献1は、酸化ガリウムから形成される触媒に光を照射することにより二酸化炭素を還元し、一酸化炭素を生成する方法を開示している。
特許第5017499号公報 特開2012−192302号公報
Hideo Tsuneoka, Kentaro Teramura, Tetsuya Shishido, and Tsunehiro Tanaka, 「Adsorbed Species of CO2 and H2 on Ga2O3 for the Photocatalytic Reduction of CO2」, J. Phys. Chem. C, 2010, vol. 114, p. 8892−8898
本発明の目的は、二酸化炭素還元生成物としてギ酸を効率的に生成するギ酸生成装置および方法を提供することにある。
本発明は、二酸化炭素を還元することによりギ酸を生成するためのギ酸生成装置であって、
二酸化炭素を含有する第1電解液を収容するためのカソード槽、
第2電解液を収容するためのアノード槽、
前記カソード槽および前記アノード槽の間に挟まれている固体電解質膜、
前記第1電解液に接するように前記カソード槽の内部に設けられ、かつ酸化ガリウム領域を表面に有するカソード電極、
前記第2電解液に接するように前記アノード槽の内部に設けられたアノード電極、および
前記カソード電極および前記アノード電極に負の電圧および正の電圧をそれぞれ印加するための外部電源、
を備える、ギ酸生成装置を提供する。
本発明は、さらに二酸化炭素を還元することによりギ酸を生成するギ酸生成方法であって、
(a) 上記ギ酸生成装置を用意する工程、および
(b) 前記外部電源を用いて、前記カソード電極および前記アノード電極に負の電圧および正の電圧をそれぞれ印加し、前記カソード電極上にてギ酸を発生させる工程、
を有する、ギ酸生成方法を提供する。
本発明によるギ酸生成装置および方法は、二酸化炭素還元生成物としてギ酸を効率的に生成する。
図1は、第1実施形態によるギ酸生成装置の概略図を示す。 図2は、第1実施形態によるギ酸生成装置の変形例の概略図を示す。
(第1実施形態)
以下、本発明の実施形態が、図面を参照しながら詳細に説明される。
(ギ酸生成装置100)
図1は、第1実施形態によるギ酸生成装置100の概略図である。ギ酸生成装置100は、カソード槽12、カソード電極13、アノード槽15、固体電解質膜16、アノード電極17、および外部電源18を備える。
第1電解液11が、カソード槽12の内部に収容されている。カソード槽12は、カソード電極13を備えている。カソード電極13の少なくとも一部は、第1電解液11に接している。望ましくは、カソード電極13の少なくとも一部が、第1電解液11に浸漬される。
第1電解液11は電解液水溶液である。第1電解液11の例は、塩化カリウム水溶液又は塩化ナトリウム水溶液である。さらに、第1電解液11は、二酸化炭素を含有する。二酸化炭素の濃度は限定されない。二酸化炭素が第1電解液11に溶解した状態において、第1電解液11は弱酸性であることが望ましい。
二酸化炭素が、カソード電極13の表面上で還元される。カソード電極13は、その表面に酸化ガリウム領域を有する。酸化ガリウムは、2.5eVの電子親和力を有する酸化物半導体である。酸化ガリウムの伝導帯の下端でのバンドエッジ準位は、ギ酸/二酸化炭素の酸化還元電位より高い。そのため、カソード電極13が酸化ガリウム領域を有する場合、二酸化炭素還元生成物としてギ酸が効率的に生成される。カソード電極13の例は、多結晶または単結晶酸化ガリウム基板である。カソード電極13は、酸化ガリウムのみから構成されていても良い。しかし、カソード電極13は、基板および導電層との積層構造を有していても良い。このようなカソード電極13の例は、基板/導電層/酸化ガリウム層の積層構造である。基板の例は、ガラス基板又はグラッシーカーボン基板である。導電層は、例えば、基材上に金属又は金属化合物を薄膜状又は微粒子状に形成したものや、金属又は金属化合物の薄膜を基板上に接着させたものでも良い。酸化ガリウムは、基板上又は導電層上に、薄膜状又は微粒子状に形成しても良い。なお、十分に二酸化炭素を還元する能力を有するカソード電極13の形態であれば、その構成は特に限定されない。
カソード電極13に含まれる酸化ガリウム領域が高い電気的抵抗を有する場合、電流の流れが阻害される。これは、カソード電極13上での二酸化炭素の還元反応を阻害する。そのため、酸化ガリウム領域にドーパントが添加され、抵抗値を小さくすることが望ましい。酸化ガリウムの導電性が維持される限り、ドーパントは限定されない。ドーパントの例は、スズ又はシリコンである。酸化ガリウムに含有されるドーパントの濃度は、酸化ガリウムが縮退半導体となる条件を満たす濃度であれば良い。一例として、酸化ガリウムに含有されるドーパントの濃度は、1×1019cm−3以上が望ましい。
酸化ガリウム結晶が酸素欠損を有する場合、そのような酸化ガリウム結晶から構成される酸化ガリウム領域は低い電気的抵抗を有する。酸素欠損は、カソード電極13の作成時における導入酸素量又は焼成温度を調整することにより生じ得る。
酸化ガリウム領域が極めて小さい厚みを有する場合も、酸化ガリウム領域は低い電気的抵抗を有する。酸化ガリウム粒子が極めて小さい粒径を有する場合も、そのような酸化ガリウム粒子から構成される酸化ガリウム領域は低い電気的抵抗を有する。
酸化ガリウム領域を表面に有するカソード電極13は、インジウム領域を表面に有するカソード電極よりも優れた耐水性および耐薬品性を有しているので、酸化ガリウム領域を表面に有するカソード電極13は、ギ酸によって腐食されにくい。酸化ガリウム領域を有するカソード電極13は、高温下においても酸化されないので、酸化ガリウム領域を有するカソード電極13は、高温下でも使用されることができる。
第2電解液14が、アノード槽15の内部に収容されている。アノード槽15はアノード電極17を備えている。アノード電極17の少なくとも一部は、第2電解液14に接している。望ましくは、アノード電極17は第2電解液14に浸漬されている。
第2電解液14は、電解液水溶液である。第2電解液14の例は、水酸化ナトリウム水溶液又は炭酸水素カリウム水溶液である。第2電解液14は塩基性であることが望ましい。第1電解液11の溶質は第2電解液14の溶質と同一であり得る。しかし、望ましくは、第1電解液11の溶質は第2電解液14の溶質とは異なる。
アノード電極17は導電性物質の領域を有する。導電性物質は、アノード電極17上で起こる酸化反応によって分解されない限り、特に限定されない。導電性物質の例は、炭素、白金、金、銀、銅、チタン、イリジウム酸化物、又はこれらの合金である。第1実施形態によるギ酸生成装置100では、アノード槽15内で起こる水の酸化反応は、カソード槽12内で起こる二酸化炭素の還元反応とは別個かつ独立の反応系である。言い換えれば、カソード槽12内で起こる反応は、アノード電極17に含まれる導電性物質の材料によって影響を受けることはない。
第1電解液11を第2電解液14から分離するため、固体電解質膜16がカソード槽12およびアノード槽15の間に挟まれている。言い換えれば、第1実施形態によるギ酸生成装置100では、第1電解液11は第2電解液14と混合されない。固体電解質膜16は、プロトン透過膜である。固体電解質膜16は、第1電解液11を第2電解液14に電気的に接続する。
カソード電極13およびアノード電極17は、それぞれ電極端子を有する。これらの電極端子は、導線により外部電源18に接続されている。外部電源18の例は、電池又はポテンショスタットである。外部電源18は、カソード電極13およびアノード電極17に負の電圧および正の電圧をそれぞれ印加する。外部電源18によって印加される電圧値は、ギ酸生成反応のために十分である限り、限定されない。電圧値は、カソード電極13の材料、アノード電極17の材料、第1電解液11の種類、および/又は第1電解液11の濃度に依存し得る。
(ギ酸を生成する方法)
以下、第1実施形態によるギ酸生成装置100を用いて、ギ酸を生成する方法が説明される。
ギ酸生成装置100は、室温かつ大気圧下に置かれ得る。しかし、ギ酸生成装置100は、反応速度を上げるために、高圧環境下に置かれても良い。
カソード電極13が、アノード電極17の電位に対して負電位を有するように、電圧が外部電源18を用いて印加される。カソード電極13に印加された電圧の一部は、アノード電極17上で起こる水の酸化反応に消費される。図2に示されるように、参照電極29が用いられ、カソード電極13に印加される電圧値をより正確に求めることができる。参照電極29の例は、銀/塩化銀電極である。カソード電極13に印加される電圧値は、参照電極29の電位値に対して−1.6eV以下であることが望ましい。カソード電極13に印加される電圧値は、参照電極29を構成する材料に依存し得る。
図1に示されるように、ギ酸生成装置100は管1を備えることが望ましい。管1を通じて第1電解液11に二酸化炭素が供給されながら、第1電解液11に含有される二酸化炭素が還元されることが望ましい。管1の一端は、第1電解液11に浸漬されている。二酸化炭素の還元が開始される前に、管1を通じて二酸化炭素を第1電解液11に供給し、十分な量の二酸化炭素を第1電解液11に溶解しておくことも望ましい。二酸化炭素が溶解された第1電解液11が管1を通じてカソード槽12に供給されても良い。
以上のように、カソード電極13に電圧を印加することによりカソード電極13上で二酸化炭素が還元される。このようにして、ギ酸が二酸化炭素還元生成物として生成される。
第1実施形態では、カソード槽12はアノード槽15から固体電解質膜16を用いて分離されている。この形態は、「2液系」と呼ばれる。固体電解質膜16が用いられない形態は、「1液系」と呼ばれる。2液系では、アノード電極17上で有害な塩素ガスが発生しないように第2電解液14が選択されることが望ましい。具体的には、第2電解液14は塩化物イオンを含有しないことが望ましい。1液系では、生成されたギ酸が酸化されることにより二酸化炭素に戻る逆反応が生じ得る。この場合には、第1電解液11を循環させる機構を設け、生成されたギ酸を反応系から除去することが望ましい。
図1に示されるように、ギ酸生成装置100に電流測定装置が設けられ、カソード電極13に流れる反応電流を測定できる。
(実施例)
以下、実施例を参照しながら、本発明がより詳細に説明される。
(実施例1)
実施例1によるギ酸生成装置の構成は、以下の通りである。
Figure 0006221067
カソード電極として用いられた単結晶酸化ガリウム電極は、以下のようにして作製された。
20ミリメートル×51ミリメートル×0.7ミリメートルの大きさを有する単結晶酸化ガリウム板が用意された。単結晶酸化ガリウム板は、約1×1019cm−3の濃度でSnをドーパントとして含有していた。Ti膜が単結晶酸化ガリウム板上に蒸着された。Au膜がTi膜上に蒸着された。このようにして、単結晶酸化ガリウム板/Ti膜/Au膜の積層構造が得られた。
次に、導電性銅箔両面テープ(株式会社寺岡製作所より入手、商品名:導電性銅箔両面テープNo.792)を用いて、ガラス基板上に、この積層構造を貼り付けた。このようにして、単結晶酸化ガリウム板/Ti膜/Au膜/導電性銅箔両面テープ/ガラス基板の積層構造を有するカソード電極が得られた。
最後に、単結晶酸化ガリウムの領域のみが露出するように、カソード電極はエポキシ樹脂により被覆された。
管を通じて第1電解液へ二酸化炭素ガスが30分間供給された。二酸化炭素の流量は200ミリリットル/分であった。
第1電解液に二酸化炭素が溶解され、次いでカソード槽が密閉された。その後、アノード電極の電位に対してカソード電極の電位が負となるように、ポテンショスタットを用いて電圧がアノード電極およびカソード電極の間に印加され、電解反応を生じさせた。カソード電極に印加された電圧値は、参照電極に対して−1.8Vであった。電解反応は、電荷量が40クーロンに等しくなるまで行なわれた。電解時間は、カソード電極に電圧が印加された時間と同じであった。
カソード槽内で生成された反応生成物は、ガスクロマトグラフィおよび液クロマトグラフィを用いて同定された。その結果、二酸化炭素還元生成物として、水素(H)、一酸化炭素(CO)、メタン(CH)、およびギ酸(HCOOH)が検出された。このように、本発明者らは、酸化ガリウムから形成されるカソード電極上でギ酸が生成されていることを観察した。実施例1におけるギ酸の生成効率(すなわち、ファラデー効率)は80%以上であった。これは、選択的にギ酸が生成されることを意味する。ファラデー効率は、全反応電荷量に対して、反応生成物の生成に用いられた電荷量の割合を意味する。具体的には、ファラデー効率は、以下の数式(I)に基づいて算出される。
(反応生成物のファラデー効率)=(反応生成物の生成のために用いられた反応電荷量)/(全反応電荷量)×100[%] (I)
(実施例2)
カソード電極が酸化ガリウム(ドーパント:Si、ドーパント濃度:約1×1019cm−3)から形成されたこと以外は、実施例1と同様の実験が行われた。
(実施例3)
第1電解液が0.3mol/Lの濃度を有する塩化ナトリウム水溶液であり、かつカソード電極に印加された電圧値が参照電極に対して−2.0Vであったこと以外は、実施例1と同様の実験が行なわれた。
(実施例4)
第2電解液として0.5mol/Lの濃度を有する炭酸水素カリウム水溶液が用いられたこと以外は、実施例1と同様の実験が行なわれた。
以下の表2および表3は、実施例1〜4の結果を示す。
Figure 0006221067
Figure 0006221067
表2および表3から明らかなように、実施例1〜4において、ファラデー効率はおよそ80%という極めて高い値であった。言い換えれば、酸化ガリウム領域を有するカソード電極を用いることによって、二酸化炭素還元生成物としてギ酸が選択的かつ高効率で生成された。実施例1において、電解時間は6934秒であった。水素の生成量は26.67μmolであり、かつ一酸化炭素の生成量は0.71μmolであった。ギ酸の生成量は168.3μmolであった。
本発明は、二酸化炭素還元生成物としてギ酸を生成するための新規な装置および方法を提供する。
1 管
11 第1電解液
12 カソード槽
13 カソード電極
14 第2電解液
15 アノード槽
16 固体電解質膜
17 アノード電極
18 外部電源
29 参照電極
100,200 ギ酸生成装置

Claims (8)

  1. 二酸化炭素を還元することによりギ酸を生成するためのギ酸生成装置であって、
    二酸化炭素を含有する第1電解液を収容するためのカソード槽、
    第2電解液を収容するためのアノード槽、
    前記カソード槽および前記アノード槽の間に挟まれている固体電解質膜、
    前記第1電解液に接するように前記カソード槽の内部に設けられ、かつ、ドーパントを含有する酸化ガリウム領域を表面に有するカソード電極、
    前記第2電解液に接するように前記アノード槽の内部に設けられたアノード電極、および
    前記カソード電極および前記アノード電極に負の電圧および正の電圧をそれぞれ印加するための外部電源、
    を備える、ギ酸生成装置。
  2. 前記ドーパントはスズ又はシリコンである、請求項に記載のギ酸生成装置。
  3. 前記アノード電極は、炭素、白金、金、銀、チタン、イリジウム酸化物、又はこれらの
    合金から形成される、請求項1に記載のギ酸生成装置。
  4. 前記外部電源はポテンショスタットである、請求項1に記載のギ酸生成装置。
  5. 前記第1電解液に接するように前記カソード槽の内部に設けられた銀/塩化銀参照電極
    をさらに備える、請求項1に記載のギ酸生成装置。
  6. 二酸化炭素を還元することによりギ酸を生成するギ酸生成方法であって、
    (a) ギ酸生成装置を用意する工程、ここで、
    前記ギ酸生成装置は、
    二酸化炭素を含有する第1電解液を収容するカソード槽、
    第2電解液を収容するアノード槽、
    前記カソード槽および前記アノード槽の間に挟まれている固体電解質膜、
    前記第1電解液に接するように前記カソード槽の内部に設けられ、かつ表面にドーパントを含有する酸化ガリウム領域を有するカソード電極、
    前記第2電解液に接するように前記アノード槽の内部に設けられたアノード電極、
    および
    前記カソード電極および前記アノード電極に負の電圧および正の電圧をそれぞれ印
    加する外部電源、
    を備えており、および
    (b) 前記外部電源を用いて、前記カソード電極および前記アノード電極に負の電圧
    および正の電圧をそれぞれ印加し、前記カソード電極上にてギ酸を発生させる工程、
    を有する、ギ酸生成方法。
  7. 前記第1電解液は、塩化カリウム水溶液又は塩化ナトリウム水溶液である、請求項
    記載のギ酸生成方法。
  8. 前記第2電解液は、水酸化ナトリウム水溶液又は炭酸水素カリウム水溶液である、請求
    に記載のギ酸生成方法。






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