JP6219237B2 - Ca(OH)2水性スラリー - Google Patents
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Description
分散媒体としてエタノールを使用し、レーザー回折式粒度分析計(堀場製作所製LA−950)を用いてCa(OH)2の粒度分布を測定し、測定結果から体積平均径d50を算出し、これを平均粒径とした。測定は粉砕終了時点で行った。
B型回転粘度計(東機産業製BH2)により、スラリーの粘度を測定し、見かけのずり速度が5.36s−1の見かけの粘度の値をスラリー粘度とした。測定は粉砕終了時点で行った。
B型回転粘度計(東機産業製BH2)により、スラリーの粘度を測定し、見かけのずり速度が1.072s-1の時の見かけの粘度をη1、見かけのずり速度が5.36s-1の時の見かけの粘度をη2とし、η1/η2の値を算出した。測定は粉砕終了時点で行った。
循環型ビーズミル、予備混合器、熱交換器を有する反応器により、生石灰を原料として消化反応と同時にCa(OH)2スラリーを粉砕した。生石灰として工業用硬焼生石灰(最大粒径:100μm)を、分散剤としてポリカルボン酸系高性能AE減水剤(溶液状、固形分濃度:31%)を、水はイオン交換水を使用した。Ca(OH)2の固形分濃度がスラリー全量100質量部に対し48質量部になるよう生石灰の配合量を決定した。また分散剤は、その固形分量がスラリー中のCa(OH)2の全量に対し2.1wt%となるように配合量を調整した。生石灰および分散剤は一定投入速度で40分かけて予備混合器中の水に投入した。粉砕は生石灰投入開始直後から行い、延べ140分間行った。粉砕終了直前に、予備混合器中に消泡剤としてノニオン系界面活性剤をスラリー全量100質量部に対し0.2質量部になるように添加しスラリー全体に分散させた。
Ca(OH)2の固形分濃度がスラリー全量100質量部に対し53質量部になるよう生石灰の配合量を決定し、分散剤を、その固形分量がスラリー中のCa(OH)2の全量に対し2.3wt%となるように配合量を調整した以外は実施例1と同様に、Ca(OH)2スラリーを調製した。なお反応中の粉砕器内における最高温度は55℃であった。得られたスラリーの物性値等を表1に示す。
消石灰および分散剤の投入時間を30分とし、熱交換器による温度制御を行わず、分散剤を、その固形分量がスラリー中のCa(OH)2の全量に対し2.3wt%となるように配合量を調整した以外は実施例1と同様に、Ca(OH)2スラリーを調製した。なお反応中の粉砕器内における最高温度は57℃であった。得られたスラリーの物性値等を表1に示す。
消泡剤を添加しなかった以外は実施例1と同様に、Ca(OH)2スラリーを調製した。なお反応中の粉砕器内における最高温度は48℃であった。得られたスラリーの物性値等を表1に示す。
粉砕時間を120分にし、分散剤を、その固形分量がスラリー中のCa(OH)2の全量に対し1.7wt%となるように配合量を調整した以外は、実施例1と同様にCa(OH)2スラリーを調製した。なお反応中の粉砕器内における最高温度は46℃であった。得られたスラリーの物性値等を表1に示す。
Ca(OH)2の固形分濃度がスラリー全量100質量部に対し33質量部になるよう生石灰の配合量を決定し、分散剤を、その固形分量がスラリー中のCa(OH)2の全量に対し1.2wt%となるように配合量を調整し、粉砕時間を90分にした以外は、実施例1と同様にCa(OH)2スラリーを調製した。なお反応中の粉砕器内における最高温度は43℃であった。得られたスラリーの物性値等を表1に示す。
消石灰および分散剤の投入時間を30分とし、熱交換器による温度制御を行わず、分散剤を、その固形分量がスラリー中のCa(OH)2の全量に対し2.3wt%となるように配合量を調整した以外は、実施例6と同様にCa(OH)2スラリーを調製した。なお反応中の粉砕器内における最高温度は55℃であった。得られたスラリーの物性値等を表1に示す。
消石灰および分散剤の投入時間を20分とし、熱交換器による温度制御を行わなかった以外は、実施例1と同様にCa(OH)2スラリーを調製した。なお反応中の粉砕器内における最高温度は63℃であった。得られたスラリーの物性値等を表1に示す。
消石灰および分散剤の投入時間を20分とし、熱交換器による温度制御を行わなかった以外は、実施例2と同様にCa(OH)2スラリーを調製した。なお反応中の粉砕器内における最高温度は68℃であった。得られたスラリーの物性値等を表1に示す。
消石灰および分散剤の投入時間を20分とし、熱交換器による温度制御を行わなかった以外は、実施例3と同様にCa(OH)2スラリーを調製した。なお反応中の粉砕器内における最高温度は63℃であった。得られたスラリーの物性値等を表1に示す。
消石灰および分散剤の投入時間を20分とし、熱交換器による温度制御を行わず、分散剤を、その固形分量がスラリー中のCa(OH)2の全量に対し4.3wt%となるように配合量を調整した以外は、実施例1と同様にCa(OH)2スラリーを調製した。なお反応中の粉砕器内における最高温度は62℃であった。得られたスラリーの物性値等を表1に示す。
消石灰および分散剤の投入時間を10分とし、熱交換器による温度制御を行わず、分散剤を、その固形分量がスラリー中のCa(OH)2の全量に対し7.6wt%となるように配合量を調整した以外は、実施例1と同様にCa(OH)2スラリーを調製した。なお反応中の粉砕器内における最高温度は74℃であった。得られたスラリーの物性値等を表1に示す。
消石灰および分散剤の投入時間を20分とした以外は、実施例7と同様にCa(OH)2スラリーを調製した。なお反応中の粉砕器内における最高温度は61℃であった。得られたスラリーの物性値等を表1に示す。
分散剤を、その固形分量がスラリー中のCa(OH)2の全量に対し0.8wt%となるように配合量を調整した以外は、実施例6と同様にCa(OH)2スラリーを調製した。なお反応中の粉砕器内における最高温度は43℃であった。得られたスラリーの物性値等を表1に示す。
Claims (2)
- 平均粒径(d50)が0.05〜1.0μm、Ca(OH)2濃度が30〜55質量%、分散剤の量がCa(OH)2100質量部に対して1.0〜2.3質量部であり、見かけのずり速度が1.072s-1の時の見かけの粘度をη1、見かけのずり速度が5.36s-1の時の見かけの粘度をη2とした時、η1/η2が3以下であることを特徴とするCa(OH)2水性スラリー。
- η2が5.0〜2000mPa・sの範囲にある請求項1記載のCa(OH)2水性スラリー。
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