JP6219115B2 - 油圧緩衝器 - Google Patents

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Description

本発明は、油圧緩衝器に関し、特に、伸長速度に応じた減衰力を得ることができる油圧緩衝器に関する。
従来、二輪車のフロントフォークやリアクッションなどの油圧緩衝器では、特許文献1に示すように、懸架スプリングの付勢力により圧側行程から伸側行程に移行したときの伸長速度を減速させ、伸長方向への付勢力をリバウンドスプリングで受圧するように構成される。
特開2012−92944号公報
しかしながら、リバウンドスプリングが受圧する荷重は、走行時のフロントフォークの伸長速度に関係なく一定であるため、ある伸長速度域では操縦安定性が悪くなるという問題がある。例えば、コーナー進入前のブレーキングにより圧縮されたフロントフォークは、コーナー進入後のブレーキリリース時に圧側行程から伸側行程に移行することになる。ところが、このときのフロントフォークの伸長速度は、走行時の状況により一定ではないため、操縦安定性に不安定さを生じさせることが考えられた。
本発明は、こうした問題を鑑みてなされたものであり、伸側行程における油圧緩衝器の伸長速度をピストンの動作する速度に応じて変化させることができる油圧緩衝器を提供することを目的とする。
上記課題を解決するための油圧緩衝器の構成として、摺動可能な内外筒からなる伸縮筒と、この伸縮筒内をスプリング室と作動油室とに区画する区画部材と、上記作動油室側に設けられたシリンダと、伸縮筒のキャップ側より上記シリンダの中心軸に沿って延長するピストンロッドと、このピストンロッドに取り付けられ、伸縮筒の伸縮に対応して、上記シリンダ内を摺動するピストンとを備えた油圧緩衝器において、上記ピストンと上記区画部材との間に位置され、かつピストン部材及びこのピストン部材が開口部より進退するシリンダ部材よりなるシリンダ機構を備え、上記ピストンの動作に基づきピストン部材をシリンダ部材に対して相対的に進退させて、上記シリンダ部材内のオイル圧力室の圧力を制御するように構成し、上記ピストンロッドに当接して制動力を付与する制動部材を設け、この制動部材を上記オイル圧力室の圧力に基づきピストンロッド方向に変形接触させて、伸長時に上記ピストンに制動力を与えるようにしたので、ピストンの動作する速度に応じて伸縮筒の伸縮速度が変化するため、走行時の操縦安定性を向上させることができる。
また、本発明に係る油圧緩衝器の他の構成として、上記ピストンの区画部材側に上記ピストン部材を設け、上記シリンダ部材を上記区画部材側に取り付けた弾性支持部で支承したので、ピストン部材がシリンダ部材に向けて移動したときの、シリンダ部材の上向きの移動を規制することができる。
また、本発明に係る油圧緩衝器の他の構成として、上記制動部材は、ピストンロッドの外周を囲む筒状として形成し、上記シリンダ部材は、上記ピストンロッドの外周を包囲するリング状の基材より突出する筒状のシリンダ本体より形成し、上記基材の内周側に、上記制動部材を収容するリング状の凹部を形成し、上記凹部の底面側に上記シリンダ部材のオイル圧力室に連通する油圧室を設け、上記ピストンの作動により上記オイル圧力室側からの圧力を上記油圧室に導き、この油圧室の油圧で制動部材の外周に圧力を付与して制動部材をピストンロッド方向に撓ませ、接触させたので、ピストンロッドに対してバランス良く大きな制動力を付与できる。
また、本発明に係る油圧緩衝器の他の構成として、上記油圧室の軸方向寸法は、上記制動部材の軸方向長さより短く設定されているので、制動部材の軸方向中央を撓ませることができる。
また、本発明に係る油圧緩衝器の他の構成として、上記基材には、オイル圧力室側からの圧力を上記油圧室に導く油路を形成したので、油圧室の圧力をオイル圧力室の圧力と同圧にできる。
また、本発明に係る油圧緩衝器の他の構成として、油圧緩衝器におけるピストン部材の外周を、上記ピストン部材より軸方向の長さが短く、かつ一定範囲内で上下動するカラーで、間隙を介して囲むように構成し、上記ピストン部材のシリンダ部材への進入時、上記カラーの下端が上記ピストンに密接状態で押圧されて進入し、上記ピストン部材のシリンダ部材からの退出時、上記カラーの下端が上記ピストンに離間状態で退出するので、作動油がカラーの下端とピストンの間、及び間隙を経て油圧室に流入し、オイル圧力室の圧力が負圧状態となることが抑制されるため、ピストン部材がシリンダ部材から滑らかに抜け出して伸縮筒が伸側行程から圧側行程に移行するときの動作の立ち遅れを防止できる。

また、本発明に係る油圧緩衝器の他の構成として、上記ピストン部材の先端側の、カラーの上端より離れた位置に、カラーの抜け止め手段を設けたので、ピストン部材の外周においてカラーを一定範囲内で上下動させることができる。
また、本発明に係る油圧緩衝器の他の構成として、上記抜け止め手段は、シリンダ部材の内周に接しない長さで、かつ、上記ピストン部材より突出する留め具よりなるので、留め具の外側に作動油を流通させることができる。
伸縮筒を備えた油圧緩衝器の断面図である。 シリンダ機構の拡大図である。 減衰力発生装置の拡大図である。 伸側行程におけるシリンダ機構の動作図である。 油圧緩衝器の他の形態を示す図である。 油圧緩衝器の他の形態の動作図である。
図1は、本発明に係る油圧緩衝器の一実施形態を示す断面図である。同図に示すように、油圧緩衝器の伸縮筒としてのフロントフォーク10は、車体側に、下部が開口するアウターチューブ11を有し、車軸側に上記アウターチューブ11に嵌入して摺動自在となるインナーチューブ12を備え、倒立型フロントフォークとして構成される。大径のアウターチューブ11の内周に、軸線方向に離間して嵌着された下部,上部の軸受12A,12Bが取り付けられ、この軸受12A,12Bにより、インナーチューブ12の外周が摺動自在に設けられる。インナーチューブ12の内周には、アウターチューブ11とインナーチューブ12とを上下方向に離間する方向に付勢する懸架スプリング14が取り付けられる。
アウターチューブ11には、上端開口を封止するキャップ13が螺着される。キャップ13は、外周がアウターチューブ11の内周と気密状態で螺着されるベースナット24よりなり、このベースナット24の中央側に設けられた孔24Aに気密状態でアジャストボルト21が介装される。アジャストボルト21は、ベースナット24に対して昇降しないように図外の保持手段により回転自在にベースナット24に取り付けられる。アジャストボルト21は、下部にインナーチューブ12の中心軸方向に延長する小径の小径筒部21Aを備える。小径筒部21Aの中空部21Bには、中空部21Bとアウターチューブ11の上側の内部空間とに連通する空気抜き孔21Cが設けられる。この中空部21Bの上端側には、アウターチューブ11と外部との連通を遮断する封止ねじ22が着脱自在に取り付けられる。封止ねじ22は、アジャストボルト21から取り外すことで、アウターチューブ11の内圧を大気圧に設定可能である。この小径筒部21Aの先端外周には、昇降ナット23の上端内周に螺合するねじが形成され、この小径筒部21Aの左右方向の回動により昇降ナット23を昇降できる。
昇降ナット23は、外周に上述の懸架スプリング14の上端が着座するフランジ状の上ばね受部25を備える。したがって、昇降ナット23は、アジャストボルト21を回転操作することで、昇降ナット23をアジャストボルト21に対して上下動させる。この上ばね受部25を軸線方向に昇降させることで、懸架スプリング14の付勢力を調整可能となっている。
この昇降ナット23の内側は仕切部23Aで上下に仕切られ、かつ、下部側の内周がねじ切りされ、ここに、ピストンロッド15の上端側外周のねじ部が螺着する。
ピストンロッド15は、小径の円筒棒よりなり、インナーチューブ12内のシリンダチューブ51の中心軸に沿って延長し、下端側が区画部材60の中心側を摺動可能に貫通し、下端に、ピストン40が螺合して取り付けられる。
上記ピストン40は、シリンダチューブ51の内部に摺動自在に設けられる。上記ピストンロッド15は、車軸ホルダ50側よりアウターチューブ11方向に突出する。70は、オイルロックカラーと通称されるシリンダ本体71を有するシリンダ部材であり、ピストン部材80とでシリンダ機構Zを構成する。上記ピストン40には、ピストンロッド15の外周を囲む上述の筒状のピストン部材80(オイルロックピース)が形成され、このピストン部材80は、上記シリンダ部材70を構成するリング状の基材70mより下方に突出する筒状のシリンダ本体71の下端開口部より進退することで、シリンダ部材70のシリンダ本体71の内部に形成されるオイル圧力室Lの圧力を増減することができる。
上記基材70mは、図2に示すように、外径が台錐形となり、内周の上下にシール部材76を有するシール溝77を有し、上下のシール部材76間にリング状の凹部74が形成され、この凹部74にピストンロッド15の外周側に位置される制動部材73が収納される。制動部材73は、フッ素系樹脂等の樹脂(例えばテフロン(登録商標))或いはゴム,合成ゴム等の可撓性部材より成る。上記凹部74の底面側には、制動部材73の上下長さよりも幅狭(短い)の油圧室75が形成され、この油圧室75は、シリンダ部材70とピストン部材80との間のオイル圧力室Lに一端が連通する油路78の他端が接続される。シリンダ部材70は、ばね受部79を有し、このばね受部79は、上端が、区画部材60の下端に取り付けられた弾性支持部としてのリバウンドスプリング64の下端に取り付けられる。これにより、シリンダ部材70は、下方向の押圧力を受ける。なお、オイル圧力室Lは、シリンダ本体71の内周をピストン部材80のほぼ厚み分を超える長さだけ、ピストンロッド15の外周より離間して形成される。
従って、伸長時にピストン40が上動してシリンダ機構Zを構成するピストン部材80がシリンダ部材70のシリンダ本体71内に進入することで、オイル圧力室Lの圧力が上昇し、この上昇圧力が、油路78を介して油圧室75に伝達されて、制動部材73の中央側がピストンロッド15の外周方向に撓むので、ピストン40の上動に制動を加えることができる。なお、前記上下のシール溝77に嵌合されるシール部材76は、例えば、Oリングなどのゴム等の可撓性材より成る。
なお、制動部材73の背面の油圧室75に流通した作動油Kは、上述のシール部材76;76により凹部74と制動部材73との間隙から外部に漏れないように封止される。
なお、リバウンドスプリング64は、フロントフォーク10の伸側時の荷重を受圧するとともに、シリンダ部材70の移動を規制するようにフロントフォーク10における所定ストローク分(リバウンドストローク分)の長さを有するように設定される。
ピストンロッド15の下端に螺合して取り付けられた前記ピストン40は、仕切部40Eにより内周側が上下に仕切られた筒体よりなり、仕切部40Eより上部の小径部がピストン部材80として形成され、このピストン部材80の内周にピストンロッド15の下端側外周が螺着するようにねじ切りされた上側ロッド取付部40Aを有し、下部の大径の筒体内周には延長ロッド16の上端側外周が螺着するようにねじ切りされた下側ロッド取付部40Bを備える。
このようにピストン40は、上部側の小径部がピストン部材80、下部側の大径部がピストン本体81として構成される。
伸側行程でピストン40上部のピストン部材80は、上端側からオイル圧力室Lの下端開口部より徐々に挿入されてオイル圧力室L内の作動油Kに圧力を加える。すなわち、ピストン部材80の外周80aは、シリンダ部材70の内周71aに対して所定の間隙Eをもって摺動するように円筒状に形成される。この間隙Eは、オイル圧力室L内において所望の油圧の上昇率が得られるようなクリアランスに設定される。クリアランスとしての間隙Eの設定方法は、例えば、リバウンドスプリング64のばねレートに応じた油圧の上昇率が得られるようにする方法が挙げられる。
ここで、間隙Eが狭過ぎる場合には、ピストン部材80が上昇するときにピストン部材80がオイル圧力室Lに進入しにくくなり、伸側行程の早い段階からリバウンドスプリング64が機能することになり、リバウンドスプリング64が機能したのちに、ピストン部材80がオイル圧力室Lに進入して、上述の制動部材73がピストンロッド15に対して大きな力で押付けられるので伸長力を抑制する。
また、間隙Eが広過ぎる場合には、ピストン部材80がオイル圧力室Lに進入しやすくなり、オイル圧力室Lの油圧上昇が穏やかに進むため、上述の制動部材73をピストンロッド15に押付ける力がゆるやかに上昇し、伸側行程の遅い段階でリバウンドスプリング64が機能することになる。
したがって、上述の間隙Eは、ピストン部材80がオイル圧力室Lに侵入したときの位置に応じてオイル圧力室Lの圧力が変化するような寸法に設定され、リバウンドスプリング64の作用を好適に変化させるように設定する。
ピストン40の下部のピストン本体81の外周には、シリンダチューブ51の内周との液密状態を維持するピストンリング40Cが設けられる。
ピストン40に取り付けられた延長ロッド16は、後述のインナーチューブ12内に設けられるガイドチューブ52の内部に挿入される。延長ロッド16は、ピストンロッド15と同一の外径を有し、フロントフォーク10の最伸長時にガイドチューブ52から抜け出ない長さで、かつ最縮短時に車軸に突き当たらない長さに設定される。
なお、上述のピストンロッド15及び延長ロッド16は、2本で構成することに限らず1本のピストンロッドが仕切部40Eを貫通するように構成しても良い。この場合、CリングやEリング等の図外の固定手段によりピストン40をこの1本のピストンロッドの外周に固定すれば良い。
図1において、前記インナーチューブ12は、上端から下端にかけて一定の外径で形成された所定長さの筒体より成り、下端が車軸ホルダ50に取り付けられる。車軸ホルダ50は、車軸を支持する矩形状の車軸支持部50Aと、インナーチューブ12を組み付ける筒状の組付部50Bとを備える。車軸支持部50Aには、車軸ホルダ50の軸線に対して直交方向に貫通する車軸貫通孔50aが設けられ、この車軸貫通孔50aの内周から車軸ホルダ50の下端面に向けて切割部50bが延長する。一方の切割部50bにはねじ孔50cが、他方の切割部50bには貫通孔50mが形成され、貫通孔50m側から図外のボルトを挿通してねじ孔50cに螺入し締め付けることで、図示しない車軸が挟持固定される。
組付部50Bの上段の外周には、上述のインナーチューブ12の下端側内周が螺着するねじ部53aが形成され、このねじ部53aの下側に、車軸ホルダ50とインナーチューブ12との液密状態を維持するOリングなどのシール部材53bが設けられ、さらにインナーチューブ12の先端を突き当てて車軸ホルダ50に対する位置を位置決めする環状の突当部53cが設けられる。インナーチューブ12の下端を突当部53cに突き当てることによりインナーチューブ12が液密状態で螺着される。
組付部50Bの中段の厚肉部の内周の上部側にはシリンダチューブ51を固定するシリンダチューブ固定部54a、下段の厚肉部内周側にはガイドチューブ52を固定するガイドチューブ固定部54bが同心円状に設けられる。
シリンダチューブ固定部54aには、組付部50Bの内周面53dとシリンダチューブ51の外周51aとの間に環状隙間e1を形成するようにシリンダチューブ51が立設される。シリンダチューブ51の下端は、シリンダチューブ固定部54aとガイドチューブ固定部54bとの間に環状に形成された環状突当部54cに突き当てて固定される。この環状突当部54cは、上述した車軸ホルダ50の突当部53cよりも下側に位置するように形成される。
前記シリンダチューブ51の上端側に設けられ、空気室Sと作動油室Aに区画する区画部材60は、ベース部60Dと筒部60Cとよりなる。ベース部60Dは、上述のピストンロッド15が貫通する中央孔の内周に、ガイド部60Aを有し、インナーチューブ12の内周面に沿って密着して液密状態で封止する封止部60Bを外周に備える。ガイド部60Aには、ピストンロッド15の外周と液密状態で摺動を許容するシール部材60aが設けられる。封止部60Bには、インナーチューブ12の内周との液密を維持するシール部材60bが設けられる。このベース部60Dの上面側には懸架スプリング14の下端が着座する。
区画部材60の筒部60Cは、シリンダチューブ51の上端からベース部60Dを所定距離底上げするように、シリンダチューブ51の上端側外周が筒部60Cの下端側の内周に螺着される。筒部60Cには、シリンダチューブ51の内側の空間と、外側の空間との間を連通して作動油Kの相互の流通を許容する流通孔61が設けられる。なお、流通孔61は、ピストン40のストローク範囲よりも上側であれば、シリンダチューブ51に設けても良い。
区画部材60を取り付け、区画部材60よりも上側が懸架スプリング14を有する空気室Sに、下側が作動油Kを収容する作動油室Aに区画される。作動油室Aは、シリンダチューブ51内部のピストン40よりも下側部分が圧側油室127Aに、インナーチューブ12の内周とシリンダチューブ51の外周との間が伸側油室127Bに区画される。
なお、本実施形態の伸縮筒としてのフロントフォーク10では、圧側油室127A側に圧側油室流路57Aが、伸側油室127B側に伸側油室流路57Bが形成され、また、空気室S内には、潤滑用油をアウターチューブ11とインナーチューブ12との間の環状隙間に流入出可能にする潤滑油孔12aが設けられる。
ガイドチューブ固定部54bには、シリンダチューブ51の内周とガイドチューブ52の外周との間に環状隙間e2を形成するように、ガイドチューブ52が立設される。ガイドチューブ52の下端は、車軸ホルダ50の最下底部54dに突き当てて固定される。この最下底部54dは、上述した環状突当部54cよりも下側に位置するように形成される。
ガイドチューブ52の上端側には、上述の延長ロッド16のガイドチューブ52への進入を許容する筒状のガイドカラー52Aが取り付けられる。ガイドカラー52Aの内周には、延長ロッド16の外周との液密状態を維持しつつ摺動可能にするシール部材52aが設けられる。シール部材52aは、例えばゴム製のOリング、Xリング等よりなる。ガイドカラー52Aの外周は、シリンダチューブ51の内周に支持されるとともにガイドカラー52Aの外周側における作動油Kの流通が可能となるように断面視において花弁状に形成される。
ガイドチューブ52の内周側は、大気開放されるように、車軸ホルダ50に設けた貫通孔55と連通する。これにより、ピストン部材80を有するピストン40がシリンダチューブ51内を移動しても作動油室Aへのピストンロッド15の進退分の容積変化が、延長ロッド16の進退により補われるので、フロントフォーク10の動作時の作動油室Aの圧力変化が防止される。
車軸ホルダ50の外周には、上述の環状隙間e2と連通する前記圧側油室流路57Aと、環状隙間e1と連通する前記伸側油室流路57Bとがそれぞれ設けられる。したがって、上述の圧側油室127Aからの作動油Kを流通させる圧側油室流路57Aと、伸側油室127Bからの作動油Kを流通させる伸側油室流路57Bとが開口する。この圧側油室流路57Aと伸側油室流路57Bとの間に減衰力を発生させる減衰力発生装置140が設けられる。
減衰力発生装置140は、図3に示すように、圧側油室流路57Aに対応して車軸ホルダ50の側部から突出するように車軸ホルダ50と一体に形成された筒体Maと、伸側油室流路57Bに対応して車軸ホルダ50と一体に形成された連通路Mbと、減衰力発生ユニット140Aとよりなる。筒体Maには、一端開口の筒状のバルブ収容孔114Aが形成される。バルブ収容孔114Aは、底部114bにおいて圧側油室流路57Aと連通し、底部114bと反対側の開口端側の側部において、伸側油室流路57Bを有する連通路Mbと接続される。
減衰力発生ユニット140Aは、フロントフォーク10の圧縮時に減衰力を発生させる圧側減衰力発生部250と、伸長時時に減衰力を発生させる伸側減衰力発生部260と、圧縮時及び伸長時の減衰力の調整を可能にする減衰力調整部270とを備え、円筒状のバルブピース141を基体として、圧側減衰力発生部250及び伸側減衰力発生部260と、減衰力調整部270とが小組みされて構成される。
バルブピース141は、大径の筒体よりなる大径部142と、この大径部142の一端から同軸に突出する小径の筒体よりなる小径部143とからなり、小径部143の外周に圧側減衰力発生部250及び伸側減衰力発生部260が、大径部142の大径中空部142a及び小径部143の小径中空部143aに減衰力調整部270がそれぞれ設けられる。
伸側減衰力発生部260は、圧側行程や伸側行程での流量を規制する伸側流路160Aと圧側流路160Bとを有する円板状の伸側流量規制体160と、伸側行程において伸側流路160Aから流出する流量を制御する伸側減衰バルブ161と、伸側行程において圧側流路160Bを塞ぎ、圧側行程において圧側流路160Bの流れを許容する圧側チェック弁152とを備え、バルブピース141の大径部142側から順に、圧側チェック弁152、伸側流量規制体160、伸側減衰バルブ161が小径部143の外周に装着される。
伸側流量規制体160と外側の段差面141Cとの間には、伸側流量規制体160を位置決めするカラー163、カラー163の外周には、スプリング164が設けられる。スプリング164は、一端側がスプリングシート165を介して段差面141Cに着座し、他端側が圧側チェック弁152に着座することで、圧側チェック弁152を伸側流量規制体160に向けて付勢する。伸側減衰バルブ161に隣接して所定厚さのシム166、シム166に隣接してセンタープレート145が設けられる。
センタープレート145は、小径部143の外周に介挿される環状部材であって、内周の厚さ方向中央部分に、外径方向に窪む環状凹部145Aと、環状凹部145Aから外周に連通する複数の流路孔145Bとを備える。このセンタープレート145は、内周側の環状凹部145Aが小径部143に形成された複数の流路孔143Aを囲むように組み付けられる。この組み付け位置は、例えばシム166によって調整される。
センタープレート145の外側には、センタープレート145に所定厚さのシム167を介して圧側減衰力発生部250が設けられる。
圧側減衰力発生部250は、圧側行程や伸側行程での流量を規制する圧側流路150Aと伸側流路150Bとを有する円板状の圧側流量規制体150と、圧側行程において圧側流路150Aから流出する流量を制御する圧側減衰バルブ151と、圧側行程において伸側流路150Bの流れを塞ぎ、伸側行程において伸側流路150Bの流れを許容する伸側チェック弁162とを備え、センタープレート145側から順に、圧側減衰バルブ151、圧側流量規制体150、伸側チェック弁162が装着される。さらに、小径部143には、圧側流量規制体150を位置決めするカラー153、伸側チェック弁162を付勢するスプリング154及び、スプリング154が着座するスプリングシート155が設けられ、カラー153に接触するまでねじ部143Cにナット200を締め付けて圧側減衰力発生部250と伸側減衰力発生部260とがバルブピース141の外周側に一体に組み付けられる。
減衰力調整部270は、小径部143の小径中空部143a内においてニードルバルブ機構を構成するニードル孔143Bと、大径部142側からバイパス流路141A内に挿入され、ニードル孔143Bの開口部144Aに対して先端側が進退自在に設けられ、バイパス流路141Aの開口部144Bとニードル軸272との間の隙間n1を調整するニードル軸272と、ニードル軸272の外周を包囲するように設けられ、ニードル軸272の後端側の隙間n2からバイパス流路141Aに流入する作動油Kの流入量を調整する流量調整体279を有する流量調整手段273とで構成される。
このバルブピース141により構成されるバイパス流路141Aは、流量調整体279を収納する大径中空部142aと、当該大径中空部142a側と同一軸に延出する小径中空部143aと、この小径中空部143aの先端から同一軸に延長するニードル孔143Bよりなる。
上述のように小組みされた減衰力発生ユニット140Aは、ナット200をバルブ収容孔114Aの軸方向の底部114bに向けて収容される。バルブ収容孔114Aに減衰力発生ユニット140Aが収容されると、伸側流量規制体160の外周、及び圧側流量規制体150の外周に設けられたシール部材160C;150Cが、バルブ収容孔114Aの内周に密着して、圧側流量規制体150と圧側油室流路57A側との空間が圧側油室127Aに連通する伸圧共用流路146A、バルブ収容孔114Aにおける伸側流量規制体160と伸側油室流路57B側との空間が圧側油室127Aに連通する伸圧共用流路146B、圧側流量規制体150と伸側流量規制体160とで区画されたセンタープレート145の周囲の環状空間が中間室149として形成される。この中間室149には、油溜室流路114Bにより油溜室132(リザーバ室)が連通する。油溜室132は、フリーピストン133により区画される加圧室132Aを反対側に備え、加圧室132A内に封入されたガスにより加圧される。加圧室132Aには、図示しないバルブを介してガスが所定圧で封入され、作動油Kの温度変化に伴なう体積変化をフリーピストン133の変位によって吸収して、外気温度や、フロントフォーク10の動作による作動油Kの温度上昇などに依存せずに安定した減衰力が得られる。
図4(a)乃至(d)は、フロントフォーク10の伸側行程の動作を示す図である。以下、同図を用いて、伸側行程におけるオイルロック機構の動作について説明する。なお、各図の下に示すP0〜P3のメーター表示は、図4(a)乃至(d)のオイル圧力室Lにおける油圧に対する状態を示す。
[伸側行程]
図4(a)は、ピストン40が圧側行程が終了した状態を示している。圧側行程が終了した状態から、フロントフォーク10が伸長する伸側行程に移行すると、懸架スプリング14の付勢力によりフロントフォーク10が伸長し、これにともなってアウターチューブ11と連動するピストン40がシリンダチューブ51内を上向きに移動する。
このとき、ピストン40は、伸側油室127B内の作動油Kを加圧し、この加圧された伸側油室127B内の作動油Kが伸側油室127B内から伸側油室流路57Bを経由して、減衰力発生装置140の機能により伸側行程における減衰力を発生させながら圧側油室流路57Aを経て圧側油室127Aに移動することになる。
ここで、図4(b)に示すように、ピストン40上部のピストン部材80の上端側がシリンダ部材70のオイル圧力室Lの開口部を塞ぐようにオイル圧力室Lに進入すると、オイル圧力室L内の作動油Kの圧力が伸側油室127Bの作動油Kの圧力よりもやや上昇する。
次に、図4(c)に示すように、フロントフォーク10の伸側行程が継続され、ピストン部材80が、シリンダ部材70のオイル圧力室L内にさらに進入すると、オイル圧力室L内の圧力もさらに上昇する。このとき、シリンダ部材70には、オイル圧力室Lの作動油Kを介したピストン40のピストン部材80からの上向きの力と、リバウンドスプリング64による下向きの付勢力と、オイル圧力室Lから油路78を経て油圧室75に流入し、オイル圧力室Lの加圧された圧力で制動部材73の背面が押圧され、制動部材73が内側方向に撓んでピストンロッド15の外周に圧接して摩擦力が作用することになる。
ピストン40の上昇によって加圧されるオイル圧力室L内の圧力がリバウンドスプリング64の付勢力を上回ると、シリンダ部材70は、リバウンドスプリング64を押し縮めながら上向きに移動する一方で、オイル圧力室Lの油圧によりピストンロッド15方向に撓んで押圧された制動部材73の摩擦力により減速されることになる。つまり、ピストン40の上昇する力に対してリバウンドスプリング64による付勢力と、オイル圧力室Lの圧力によってピストンロッド15に押圧される制動部材73の摩擦力とが、均衡することになる。
したがって、シリンダ部材70が上向きに移動する速度は、ピストン40とともに上昇するピストン部材80がオイル圧力室Lに進入する速度に応じて変化することになる。
さらに、図4(d)に示すように、フロントフォーク10の伸側行程が継続し、オイル圧力室Lに対してピストン部材80が完全に侵入した場合には、ピストン40の移動速度とともにリバウンドスプリング64が圧縮され、リバウンドスプリング64の付勢力によって伸長速度が減速される。このときの、フロントフォーク10の伸長速度は、リバウンドスプリング64のばね定数により一定速度で減速する。
以上説明したように、ピストン40とともに移動するシリンダ機構Zのピストン部材80を設け、シリンダ部材70に進入するように構成したので、フロントフォーク10の伸長にともなうピストン40の移動速度に応じてオイル圧力室Lの圧力が変化するため、ピストン40の移動速度が速いときには、急激に上昇したオイル圧力室Lの大きな圧力で制動部材73が強い力でピストンロッド15に押付けられ、ピストン40の移動速度が急激に減速するような制動力が作用する。また、ピストン40の移動速度が遅いときには、ゆっくりと上昇するオイル圧力室Lの圧力で制動部材73がピストンロッド15の外周に押付けられてピストン40の移動速度がゆっくりと減速されることになり、ピストン40の移動速度に応じた伸び速度に変化するので、操縦安定性を向上させることができる。
なお、本発明においては、シリンダ部材70をピストン40側に設け、ピストン部材80をリバウンドスプリング64側に設け、その位置を入れ替えて構成しても良い。
実施形態2
本実施形態では、実施形態1の問題を解消したものである。すなわち、実施形態1では、図4(d)に示すように、ピストン部材80がオイル圧力室L奥まで進入したときに、シリンダ部材70から抜け出にくいという問題がある。そこで、本実施形態2では、図5,図6に示すように、ピストン部材80の外周にピストン部材80より長さの短いカラー84を、間隙Fを有して設け、かつ、ピストン部材80の外周の先端より上部に抜け止め手段としての留め具85を設けたものである。
すなわち、図5,図6において、ピストン部材80は、外周に対して軸線方向に移動自在となる円筒状のカラー84と、カラー84の先端に当接してカラー84がピストン部材80から抜け出ないように阻止する抜け止め手段としての留め具85を設けて構成される。
なお、ピストン40の上端の中央側に筒状のピストン部材80が形成され、ピストン40の上端は、平面としての段差面40Fとして形成される。この場合、シリンダ本体71の内周71aと、カラー84の外周との間に間隙Eが、カラー84の内周と、ピストン部材80の外周との間に間隙Fが形成される。すなわち、カラー84は、内径がピストン部材80の外径よりも径大な直径を有し、ピストン部材80の外周とこのカラー84の内周との間に作動油の流通を可能にする環状の間隙Fを有するように形成される。カラー84は、ピストン部材80に介挿したときに、ピストン部材80の上端側が突き出るように、長さがピストン部材80の長さより短く設定される。
ピストン部材80のカラー84よりも突き出た外周部分のうち、カラー84が軸線方向に所定の遊びを有する位置に抜け止め手段としての留め具85が設けられる。したがって、カラー84は、段差面40Fと抜け止め手段としての留め具85との間で上下動自在に構成され、平面としての段差面40Fとの間でチェックバルブの機能が構成される。
留め具85には、例えば、CリングやEリングなどの外周の一部に作動油の流通を可能にする切欠きや、オイルロック本体の外周との間で作動油の流通を可能にする花弁状の外形を有する環状部材を適用する。
本実施形態2では、まず図6(a)に示すように、伸側行程でオイル圧力室Lの作動油の抵抗により、カラー84は、カラー84の下端が段差面40Fに突き当てられた状態でピストン部材80がオイル圧力室L内に侵入する。したがって、オイル圧力室Lの作動油は、ピストン部材80の外周とカラー84の内周との環状の間隙Fを経由して伸側油室127Bに流出することなく、オイル圧力室Lの内周71aとカラー84の外周との間のクリアランスとしての環状の間隙Eからのみ流出する。
次に、ピストン40が下降して伸側行程から圧側行程に移行するとき、すなわちピストン部材80が退出時には、図6(b)に示すように動作する。
すなわち、オイル圧力室Lからピストン部材80が退出するときには、カラー84は、環状の間隙Fを有するため、ピストン40とともに下降するピストン部材80には追従せず、一定距離ピストン部材80が下降したときに、留め具85にカラー84の先端が係止されて下降を開始する。
このときオイル圧力室Lは、伸側油室127Bの圧力よりも負圧であるため、図中矢印で示すように、段差面40Fとカラー84の下端との間に生じた上下方向の遊び分の間隙と、環状の間隙Fと、留め具85の作動油の流通可能部分を経て、伸側油室127Bからオイル圧力室Lに作動油が流入して、オイル圧力室Lと伸側油室127Bとの圧力が同圧となる。これにより、ピストン部材80がオイル圧力室Lから退出しやすくなり、伸側行程から圧側行程への移行が抵抗なくスムーズに行われるようになる。
実施形態3
また、上記実施形態1及び実施形態2では、ピストン部材80をピストン40と一体に構成した形態で説明したが、ピストン40と別体に構成しても良い。この場合、ピストン部材80をピストンロッド15に対して不動に固定することが肝要である。
実施形態4
また、シリンダ部材70のばね受部79の下面と、ピストン40のピストン本体81との間に第2のリバウンドスプリングを設けるようにしても良い。このように構成することで、伸側行程時に荷重を受圧する受圧ストロークを十分に確保することができる。
10 フロントフォーク、11 アウターチューブ、12 インナーチューブ、
14 懸架スプリング、15 ピストンロッド、40 ピストン、
51 シリンダチューブ、60 区画部材、70 シリンダ部材、
73 制動部材、78 油路、80 ピストン部材、
K 作動油、L オイル圧力室。

Claims (8)

  1. 摺動可能な内外筒からなる伸縮筒と、
    この伸縮筒内をスプリング室と作動油室とに区画する区画部材と、
    上記作動油室側に設けられたシリンダと、
    伸縮筒のキャップ側より上記シリンダの中心軸に沿って延長するピストンロッドと、
    このピストンロッドに取り付けられ、伸縮筒の伸縮に対応して、上記シリンダ内を摺動するピストンとを備えた油圧緩衝器において、
    上記ピストンと上記区画部材との間に位置され、かつピストン部材及びこのピストン部材が開口部より進退するシリンダ部材よりなるシリンダ機構を備え、
    上記ピストンの動作に基づきピストン部材をシリンダ部材に対して相対的に進退させて、上記シリンダ部材内のオイル圧力室の圧力を制御するように構成し、
    上記ピストンロッドに当接して制動力を付与する制動部材を設け、
    この制動部材を上記オイル圧力室の圧力に基づきピストンロッド方向に変形接触させて、伸長時に上記ピストンに制動力を与えるようにした油圧緩衝器。
  2. 上記ピストンの区画部材側に上記ピストン部材を設け、
    上記シリンダ部材を上記区画部材側に取り付けた弾性支持部で支承した請求項1に記載の油圧緩衝器。
  3. 上記制動部材は、ピストンロッドの外周を囲む筒状として形成し、
    上記シリンダ部材は、上記ピストンロッドの外周を包囲するリング状の基材より突出する筒状のシリンダ本体より形成し、上記基材の内周側に、上記制動部材を収容するリング状の凹部を形成し、上記凹部の底面側に上記シリンダ部材のオイル圧力室に連通する油圧室を設け、
    上記ピストンの作動により上記オイル圧力室側からの圧力を上記油圧室に導き、この油圧室の油圧で制動部材の外周に圧力を付与して制動部材をピストンロッド方向に撓ませ、接触させた請求項1又は請求項2に記載の油圧緩衝器。
  4. 上記油圧室の軸方向寸法は、上記制動部材の軸方向長さより短く設定されている請求項3に記載の油圧緩衝器。
  5. 上記基材には、オイル圧力室側からの圧力を上記油圧室に導く油路を形成した請求項3又は請求項4に記載の油圧緩衝器。
  6. 請求項1に記載の油圧緩衝器におけるピストン部材の外周を、上記ピストン部材より軸方向の長さが短く、かつ一定範囲内で上下動するカラーで、間隙を介して囲むように構成し、
    上記ピストン部材のシリンダ部材への進入時、上記カラーの下端が上記ピストンに密接状態で押圧されて進入し、
    上記ピストン部材のシリンダ部材からの退出時、上記カラーの下端が上記ピストンに離間状態で退出する油圧緩衝器。
  7. 上記ピストン部材の先端側の、カラーの上端より離れた位置に、カラーの抜け止め手段を設けた請求項6に記載の油圧緩衝器。
  8. 上記抜け止め手段は、シリンダ部材の内周に接しない長さで、かつ、上記ピストン部材より突出する留め具よりなる請求項7に記載の油圧緩衝器。
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