JP6218715B2 - 道路ネットワークの対応付け装置及びその方法、並びに道路ネットワークの対応付けを行うためのコンピュータプログラム及びコンピュータプログラムを記録した記録媒体 - Google Patents

道路ネットワークの対応付け装置及びその方法、並びに道路ネットワークの対応付けを行うためのコンピュータプログラム及びコンピュータプログラムを記録した記録媒体 Download PDF

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Description

本発明は、互いに異なる道路ネットワークデータにおけるリンクを相互に対応付けするための装置及びその方法に関する。
近年、カーナビゲーションシステムの普及と相まって、当該システムに利用される道路ネットワークデータの開発が広く行われている。このような状況に伴い、当該道路ネットワークデータが備える情報を充実させるべく、様々な方法により作成された道路ネットワークデータを相互に対応付ける技術に対する要求が高まっている。異なる道路ネットワークデータを相互に対応付けすることができれば、他の道路ネットワークに備えられた属性等のリンク情報を自己の道路ネットワークへ移行することが容易になり、効率的に自己の道路ネットワーク情報の充実を図ることができるからである。しかし、異なる道路ネットワーク間の対応付けは、整備基準やベースマップの差異等により自動で行うことは困難であるため、対応付け作業の多くを手作業に頼っているのが実状である。故に、対応付け作業の自動化が強く望まれている。
道路ネットワーク間の対応付けに関する技術として、本出願人による特許文献1〜3には、異なる道路ネットワークデータにおいて種々の手法によりリンク同士を対応付けする技術が開示されている。
また、本発明に関連する従来技術を開示する特許文献4〜7も参照されたい。
特開2013−257252号公報 特開2014−6311号公報 特開2014−16325号公報 特開2005−275232号公報 特開平7−129740号公報 特開2003−295765号公報 特開平8−305838号公報
本発明者は、上記異なる道路ネットワーク間の対応付け作業の自動化を更に促進すべく鋭意検討を重ねてきた。その結果、次の課題を見出した。
同一の道路構造を表すものであっても、異なる道路ネットワーク間の整備基準やデータの簡略化の違いにより、ノード同士の対応付けが困難な場合がある。例えば、図1に示すように、同一の道路構造であっても、一方の道路ネットワーク(基準道路ネットワーク)では(a)に示すように近接する二つのノードn及びnが夫々表され、他方の道路ネットワーク(参照道路ネットワーク)では(A)に示すように上記ノードn及びnを統合してノードNとした単純な四差路で表されることがある。他にも、上り車線と下り車線とを備える道路を表現する場合に、二条化すなわち上下線を分離して二つのリンク及びノードで表現する道路ネットワーク構造を採用している道路ネットワーク(基準道路ネットワーク(b)、(c)参照)が存在する一方、一条化して単純な四差路として表現する道路ネットワーク(参照道路ネットワーク(A)参照)も存在する。更に他の例としては、高速道路の出入口の道路構造等を表現する場合に、出口、入口に分離して一の交差点を三つのノードから構成される三叉路で表現する基準道路ネットワーク(d)に対して、出入口を統合して一のノードとして表現している参照道路ネットワーク(B)が存在する。
そして、上記のように異なる手法で表現されている道路ネットワーク構造は、形状マッチング等通常のマッチング方法で自動的に対応付けすることが極めて困難である。
この発明は上述の課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、従来の方法で対応付けができなかったノードであっても、一方の道路ネットワークにおいて近接する複数のノードの周囲のリンクと、他方の道路ネットワークにおいて上記複数のノードに対応するノードの周囲のリンクとを比較することにより、異なる道路ネットワークのノード同士を対応付け可能な技術を提供することにある。
即ち、その第1の局面は次のように規定される。
複数のノード及び該ノード間を結ぶ複数のリンクに基づいて道路網を表現する第1の道路ネットワークデータを格納する第1の格納部と、
前記第1の道路ネットワークデータと異なる道路ネットワークデータであって、前記複数のノード及び該ノード間を結ぶ複数のリンクに基づいて道路網を表現する第2の道路ネットワークデータを格納する第2の格納部と、
前記第1の格納部から、互いに近接する二以上のノードを抽出する抽出部と、
前記第1の格納部を参照して、前記抽出されたノードの夫々に接続するリンクを特定する第1の特定部と、
前記第2の格納部を参照して、前記抽出されたノードに近接するノードを選択する第1の選択部と、
前記第2の格納部を参照して、前記選択されたノードに接続するリンクを特定する第2の特定部と、
前記第1の特定部で特定されたリンクと前記第2の特定部で特定されたリンクとの比較に基づき、前記抽出されたノードと前記選択されたノードとを対応付ける第1の対応付け部と、
を備える、道路ネットワークデータの対応付け装置。
このように規定される第1の局面の対応付け装置によれば、第1の道路ネットワークデータから抽出された互いに近接する二以上のノードと、第2の道路ネットワークデータ中のノードとを対応付ける際に、該抽出されたノードに近接する第2の道路ネットワークデータ中のノードを選択し、夫々のノードに接続するリンクを両道路ネットワーク間で比較することにより、第1の道路ネットワークデータ中の二以上のノードと第2の道路ネットワークデータ中のノードとを対応付け可能とする。両道路ネットワークにおいて、ノードに接続したリンク同士が夫々合致する場合には両ノードは対応する可能性が高いためである。このように異なる手法で表現された道路ネットワーク間のノードを互いに対応付けることができれば、一方の道路ネットワーク中のノードに付与された情報を他方の道路ネットワーク中の対応するノードへ容易に移行することができる。
この発明の第2の局面は次のように規定される。即ち、
複数のノード及び該ノード間を結ぶ複数のリンクに基づいて道路網を表現する第1の道路ネットワークデータを格納する第1の格納部と、
前記第1の道路ネットワークデータと異なる道路ネットワークデータであって、前記複数のノード及び該ノード間を結ぶ複数のリンクに基づいて道路網を表現する第2の道路ネットワークデータを格納する第2の格納部と、
前記第1の格納部から、互いに近接する二以上のノードを抽出する抽出部と、
前記第1の格納部を参照して、前記抽出されたノードの夫々に接続するリンクを特定する第1の特定部と、
前記第2の格納部を参照して、前記第1の特定部で特定されたリンクに対応するリンクを特定する第3の特定部と、
前記第2の格納部を参照して、前記第3の特定部で特定されたリンクの端点が互いに集合するノードを選択する第2の選択部と、
前記抽出されたノードと前記選択されたノードとを対応付ける第2の対応付け部と、
を備える、道路ネットワークデータの対応付け装置。
このように規定される第2の局面の対応付け装置によれば、第1の道路ネットワークデータから抽出された互いに近接する二以上のノードと、第2の道路ネットワークデータ中のノードとを対応付ける際に、該抽出されたノードに接続するリンクに対応する第2の道路ネットワーク中のリンクを特定し、該特定されたリンクの端点が互いに集合するノードと上記第1の道路ネットワーク中の二以上のノードとを対応付け可能とする。両道路ネットワークにおいて、ノードに接続したリンク同士が夫々合致する場合には両ノードは対応する可能性が高いためである。上記と同様、このような道路ネットワーク間のノードが互いに対応付け可能となることにより、一方の道路ネットワーク中のノードに付与された情報を他方の道路ネットワーク中の対応するノードへ容易に移行することができる。
この発明の第3の局面は次のように規定される。即ち、
第1又は第2の局面に規定の対応付け装置において、
前記第1の道路ネットワークデータ中のノードのうち、前記第2の道路ネットワークデータ中のノードと対応付けのないノードを特定する前処理部、を備え、
前記抽出部は、前記前処理部で特定されたノードに近接する二以上のノードを抽出する。
このように規定される第3の局面の対応付け装置によれば、定法による両道路ネットワーク間の対応付けを前処理にて行う。そして、上記抽出部は、前処理にて対応付けされなかったノードから互いに近接する二以上のノードを抽出する。これにより、上記抽出部がノードを抽出する際に参照する範囲が狭くなるため、CPU等の処理負荷を低減することができる。
また、この発明の第4の局面は次のように規定される。即ち、
複数のノード及び該ノード間を結ぶ複数のリンクに基づいて道路網を表現する第1の道路ネットワークデータを第1の格納部に格納する第1の格納ステップと、
前記第1の道路ネットワークデータと異なる道路ネットワークデータであって、前記複数のノード及び該ノード間を結ぶ複数のリンクに基づいて道路網を表現する第2の道路ネットワークデータを第2の格納部に格納する第2の格納ステップと、
抽出部が、前記第1の格納部から、互いに近接する二以上のノードを抽出する抽出ステップと、
第1の特定部が、前記第1の格納部を参照して、前記抽出されたノードの夫々に接続するリンクを特定する第1の特定ステップと、
第1の選択部が、前記第2の格納部を参照して、前記抽出されたノードに近接するノードを選択する第1の選択ステップと、
第2の特定部が、前記第2の格納部を参照して、前記選択されたノードに接続するリンクを特定する第2の特定ステップと、
第1の対応付け部が、前記第1の特定ステップで特定されたリンクと前記第2の特定ステップで特定されたリンクとの比較に基づき、前記抽出されたノードと前記選択されたノードとを対応付ける第1の対応付けステップと、
を備える、道路ネットワークデータの対応付け方法。
このように規定される第4の局面の発明によれば、第1の局面と同等の効果を奏する。
この発明の第5の局面は次のように規定される。即ち、
複数のノード及び該ノード間を結ぶ複数のリンクに基づいて道路網を表現する第1の道路ネットワークデータを第1の格納部に格納する第1の格納ステップと、
前記第1の道路ネットワークデータと異なる道路ネットワークデータであって、前記複数のノード及び該ノード間を結ぶ複数のリンクに基づいて道路網を表現する第2の道路ネットワークデータを第2の格納部に格納する第2の格納ステップと、
抽出部が、前記第1の格納部から、互いに近接する二以上のノードを抽出する抽出ステップと、
第1の特定部が、前記第1の格納部を参照して、前記抽出されたノードの夫々に接続するリンクを特定する第1の特定ステップと、
第3の特定部が、前記第2の格納部を参照して、前記第1の特定ステップで特定されたリンクに対応するリンクを特定する第3の特定ステップと、
第2の選択部が、前記第2の格納部を参照して、前記第3の特定ステップで特定されたリンクの端点が互いに集合するノードを選択する第2の選択ステップと、
第2の対応付け部が、前記抽出されたノードと前記選択されたノードとを対応付ける第2の対応付けステップと、
を備える、道路ネットワークデータの対応付け方法。
このように規定される第5の局面の発明によれば、第2の局面と同等の効果を奏する。
この発明の第6の局面は次のように規定される。即ち、
第4又は第5の局面に規定の方法において、前処理部が、前記第1の道路ネットワークデータ中のノードのうち、前記第2の道路ネットワークデータ中のノードと対応付けのないノードを特定する前処理ステップ、を備え、
前記抽出ステップでは、前記前処理ステップで特定されたノードに近接する二以上のノードを抽出する。
このように規定される第6の局面の発明によれば、第3の局面と同等の効果を奏する。
更に、この発明の第7の局面は次のように規定される。即ち、
道路ネットワークの対応付けを行うためのコンピュータプログラムであって、コンピュータを、
複数のノード及び該ノード間を結ぶ複数のリンクに基づいて道路網を表現する第1の道路ネットワークデータを格納する第1の格納手段と、
前記第1の道路ネットワークデータと異なる道路ネットワークデータであって、前記複数のノード及び該ノード間を結ぶ複数のリンクに基づいて道路網を表現する第2の道路ネットワークデータを格納する第2の格納手段と、
前記第1の格納手段から、互いに近接する二以上のノードを抽出する抽出手段と、
前記第1の格納手段を参照して、前記抽出されたノードの夫々に接続するリンクを特定する第1の特定手段と、
前記第2の格納手段を参照して、前記抽出されたノードに近接するノードを選択する第1の選択手段と、
前記第2の格納手段を参照して、前記選択されたノードに接続するリンクを特定する第2の特定手段と、
前記第1の特定手段で特定されたリンクと前記第2の特定手段で特定されたリンクとの比較に基づき、前記抽出されたノードと前記選択されたノードとを対応付ける第1の対応付け手段、
として機能させる、コンピュータプログラム。
このように規定される第7の局面の発明によれば、第1の局面と同等の効果を奏する。
この発明の第8の局面は次のように規定される。即ち、
道路ネットワークの対応付けを行うためのコンピュータプログラムであって、コンピュータを、
複数のノード及び該ノード間を結ぶ複数のリンクに基づいて道路網を表現する第1の道路ネットワークデータを格納する第1の格納手段と、
前記第1の道路ネットワークデータと異なる道路ネットワークデータであって、前記複数のノード及び該ノード間を結ぶ複数のリンクに基づいて道路網を表現する第2の道路ネットワークデータを格納する第2の格納手段と、
前記第1の格納手段から、互いに近接する二以上のノードを抽出する抽出手段と、
前記第1の格納手段を参照して、前記抽出されたノードの夫々に接続するリンクを特定する第1の特定手段と、
前記第2の格納手段を参照して、前記第1の特定手段で特定されたリンクに対応するリンクを特定する第3の特定手段と、
前記第2の格納手段を参照して、前記第3の特定手段で特定されたリンクの端点が互いに集合するノードを選択する第2の選択手段と、
前記抽出されたノードと前記選択されたノードとを対応付ける第2の対応付け手段、
として機能させる、コンピュータプログラム。
このように規定される第8の局面の発明によれば、第2の局面と同等の効果を奏する。
この発明の第9の局面は次のように規定される。即ち、
第7又は第8の局面において、前記コンピュータを、更に、
前記第1の道路ネットワークデータ中のノードのうち、前記第2の道路ネットワークデータ中のノードと対応付けのないノードを特定する前処理手段、として機能させ、
前記抽出手段は、前記前処理手段で特定されたノードに近接する二以上のノードを抽出する。
このように規定される第9の局面の発明によれば、第3の局面と同等の効果を奏する。
第7〜第9のいずれかの局面に規定されるコンピュータプログラムを記録する記録媒体が第10の局面として規定される。
図1は、基準道路ネットワーク及び参照道路ネットワークにおいて、同一の道路構造が異なって表現される事例を説明するための模式図である。 図2は、本発明の実施の形態の対応付け装置1の構成を示すブロック図である。 図3は、本発明の実施の形態の対応付け装置1の動作の一例を示すフローチャートである。 図4は、対応付け装置1による対応付けの方法の一例を説明するための模式図である。 図5は、図3に示すステップ13の詳細動作の一例を示すフローチャートである。 図6は、本発明の他の実施の形態の対応付け装置21の構成を示すブロック図である。 図7は、本発明の他の実施の形態の対応付け装置31の構成を示すブロック図である。 図8は、本発明の他の実施の形態の対応付け装置31の動作の一例を示すフローチャートである。 図9は、対応付け装置31による対応付けの方法の一例を説明するための模式図である。 図10は、本発明の実施の形態の対応付け装置1のハードウェア構成を示すブロック図である。
この発明の実施の形態の道路ネットワークデータの対応付け装置を説明する。
図2に、対応付け装置1の概略構成を示す。
図2に示すように、この対応付け装置1は、第1の格納部3、第2の格納部5、抽出部7、第1の特定部9、第1の保存部11、第1の選択部13、第2の特定部15、第2の保存部17及び第1の対応付け部19を備えている。
第1の格納部3には、複数のノード及び該ノード間を結ぶ複数のリンクに基づいて道路網を表現する第1の道路ネットワークデータとしての基準ネットワークデータ(基準データともいう)が格納される。ノードに関する道路ネットワークデータとしては、ノードを特定可能なノードID、ノードの座標が挙げられる。他にも、ノードに接続するリンクのリンクID(接続リンクID)や、交差点種別等の道路属性が格納されていても良い。交差点種別としては、信号機の有無に関する情報等が挙げられる。リンクに関する道路ネットワークデータとしては、リンクを特定可能なリンクID、リンクの始端及び終端の座標が挙げられる。他にも、道路種別、車線数、路線番号、道路構造、リンク種別、道路幅員等の道路属性やリンクの位置、形状、方向が格納されていても良い。道路種別としては、高速道路等の有料道路、国道、県道、その他の道路等が挙げられる。また、道路属性として車線数に関する情報が付与される場合、上記リンクには6車線数以上、4車線、2車線等の情報が付与される。道路構造としては、例えば、橋や高架道路、アンダーパス、その他の情報が付与される。リンク種別としては、本線、インターチェンジ、ジャンクション、その他の情報が付与される。
第2の格納部5には、上記第1の道路ネットワークデータと異なる道路ネットワークデータであって、複数のノード及び該ノード間を結ぶ複数のリンクに基づいて道路網を表現する第2の道路ネットワークデータとしての参照ネットワークデータ(以下、参照データともいう)が格納される。当該参照ネットワークデータとしては、上記基準ネットワークデータと同様の道路ネットワークデータが挙げられる。
抽出部7は、第1の格納部3から、互いに近接する二以上のノード(基準ノードともいう)を抽出する。抽出部7は、例えば、ノード間距離が所定距離内であることを条件として該当する基準ノードを抽出することができる。具体的には、まず、第1の格納部3から第1の基準ノードを選択する。次に、ノード座標に基づいて第1の基準ノードからの距離が所定距離内である第2の基準ノードを特定し、第1の基準ノード及び第2の基準ノードを互いに近接する基準ノードとして抽出することができる。第2の基準ノードとして複数のノードが特定された場合には、該特定された複数のノード全てを第2の基準ノードと特定しても良いし、その一部を第2の基準ノードと特定しても良い。後者の場合として、第1の基準ノードからの距離が最も短いノードを第2の基準ノードと特定する例を挙げることができる。他の具体例として、上記第1の基準ノードを選択した後、第1の基準ノードとの間が所定リンク長未満のリンクで直接的にあるいは間接的に接続されているノードを第2の基準ノードとすることができる。抽出部7は、上記した抽出方法の一を採用しても良いし、複数を組み合わせた抽出方法を採用しても良い。
第1の特定部9は、第1の格納部3を参照して、抽出部7で抽出された基準ノードの夫々に接続するリンク(基準接続リンクともいう)を特定する。当該特定の方法としては、例えば、第1の格納部3に格納されたノードの座標及びリンクの始端及び終端の座標に基づいて、抽出部7で抽出された基準ノードの座標と一致する始端あるいは終端を有するリンクを基準接続リンクとして特定することができる。他の例として、第1の格納部3にノードに接続するリンクに関する情報が格納されている場合には、該情報に基づいて基準接続リンクを特定しても良い。第1の特定部9は、各基準ノードに接続する全てのリンクを基準接続リンクとして特定しても良いし、各基準ノードに接続するリンクのうち基準ノード間を結ぶリンク以外のリンクを基準接続リンクとして特定しても良い。当該特定された基準接続リンクは、相互に関連付けられて第1の保存部11に保存される。
第1の選択部13は、第2の格納部5を参照して、抽出部7で抽出されたノードに近接するノード(参照ノードともいう)を選択する。第1の選択部13は、上記抽出されたノードの一を参照し、あるいは二以上を参照して近接する参照ノードを選択することができる。具体的には、第2の格納部5から、抽出部7で抽出された第1の基準ノードの座標から所定距離内であるノードを参照ノードとして選択することができる。また、第1の基準ノード座標から所定距離内に位置する参照ノードについて、第2の基準ノードの座標との間の距離に基づき、該距離が所定距離内である場合に該ノードを参照ノードとして選択することとしても良い。他の例として、二以上の基準ノードを参照する場合には、抽出部7で抽出された第1の基準ノードの座標を中心とする所定領域(第1の領域)と、第2の基準ノードの座標の座標を中心とする所定領域(第2の領域)とを設定し、第2の格納部5に格納されるノードの座標に基づき、第1の領域と第2の領域とが重なる領域、あるいは、第1の領域と第2の領域とを合わせた統合領域に位置するノードを参照ノードとして選択しても良い。重複領域あるいは統合領域内に第2の格納部5に格納されるノードが存在しない場合には、第1の領域及び/又は第2の領域を徐々に拡大して、形成される重複領域あるいは統合領域に第2の格納部5内のノード座標が位置するか段階的に確認しても良い。上記抽出された基準ノードに近接するノードを選択することに基づけば、第1の領域及び第2の領域を拡大する際に上限を設けることが好ましい。このような領域を簡易的に設定する例として、抽出された複数の基準ノードから形成される線分あるいはポリゴンの中心点に基づき、該中心点を中心として所定領域を設定する方法を採用しても良い。第1の選択部13は、上記条件を満たす複数の参照ノードが存在する場合、上記抽出された基準ノードとの距離が最も小さい一の参照ノードを選択しても良いし、該条件を満たす全ての参照ノードを選択しても良い。第1の選択部13で複数の参照ノードが選択された場合には、該選択された参照ノードについて、後述の第2の特定部15、第1の対応付け部19の処理を繰り返し行うこととする。
第2の特定部15は、第2の格納部5を参照して、第1の選択部13で選択された参照ノードに接続するリンク(参照接続リンクともいう)を特定する。当該特定の方法は、第2の格納部5を参照する点を除いて、第1の特定部9と同様の方法により行うことができる。当該特定された参照接続リンクは、相互に関連付けられて第2の保存部17に保存される。
第1の対応付け部19は、第1の特定部9で特定された基準接続リンクと第2の特定部15で特定された参照接続リンクとの比較に基づき、抽出部7で抽出された基準ノードと第1の選択部13で選択された参照ノードとを対応付けする。当該対応付けの方法としては、上記特定された参照接続リンクの夫々に対応する基準接続リンクがあるか否かに基づき、全ての参照接続リンクに対して対応する基準接続リンクが存在するとき、基準ノードと参照ノードとを対応付けることができる。他の例としては、参照リンクの夫々が、基準接続リンクのうち基準ノード同士を結ぶリンク以外の基準接続リンクと合致することを条件として、対応付け処理を行うこととしても良い。このような対応付けは、リンクの位置や形状、方向の比較、リンクに付与された道路属性の比較の一あるいは二以上を組み合わせて行うことができる。リンクの方向とリンクの道路種別を組み合わせて基準接続リンクと参照接続リンクを比較し、対応付けする場合の例として、まず、一の基準接続リンクのリンク方向に合致する参照接続リンクを選択し、次に、該基準接続リンクの道路種別と該参照接続リンクの道路種別が合致するか判定し、該判定の結果、両道路種別が合致するとき、該基準接続リンクと該参照接続リンクとを対応付ける例が挙げられる。ここで、対応付けとは、基準ノードに参照ノードを関連付けることをいい、例えば、第1の道路ネットワークにおいて基準ノードに参照ノードのノードIDを関連付けたり、基準ノードと参照ノードとの対応テーブルを生成したりすることを意味する。他の例として、第1の道路ネットワークデータ内に該基準ノードと対応する参照ノードが存在することを示すフラグを設定することにしても良い。このフラグは、オペレータによる対応付けチェックの指標として用いることができる。また、複数の基準ノードを仮想的に一のノードと見做して(以下、仮想ノードともいう)、この仮想ノードに参照ノードを関連付けることとしても良い。
図3を用いて、図2に示す対応付け装置1の動作の一例を説明する。この例において、第1の格納部3及び第2の格納部5には、リンクの方向及び道路種別が各リンクに関連付けられて格納されており、第1の対応付け部19は、リンクの方向及び道路種別に基づいて、基準接続リンクと参照接続リンクとの比較を行うものとする。また、この例は、図4に示す、基準道路ネットワークの道路構造におけるノードn及びnと、参照道路ネットワークの道路構造におけるノードNとが対応付けられる例に関する。
まず、ステップ1では、抽出部7は、第1の格納部3を参照して、任意のノードnを抽出する。
ステップ3では、抽出部7は、第1の格納部3を参照して、ステップ1で抽出されたノードnに近接するノードnを抽出する。例えば、ノードnを中心に半径10mの円で形成される近接領域R内に位置するノードnを抽出する。
ステップ5では、第1の特定部9は、第1の格納部3を参照して、ステップ1で抽出されたノードn及びステップ3で特定されたノードnに夫々接続するリンクl〜lを特定し、保存する。
ステップ7では、第1の選択部13は、第2の格納部5を参照して、ステップ1で抽出されたノードnの座標及びステップ3で抽出されたノードnの座標を夫々中心とする円に基づいて重複領域Rを形成する。
ステップ9では、第1の選択部13は、第2の格納部5を参照して、ステップ7で形成された重複領域R内に位置するノードNを選択する。
ステップ11では、第2の特定部15は、第2の格納部5を参照して、ステップ9で選択されたノードNに接続するリンクL〜Lを特定し、保存する。
ステップ13では、第1の対応付け部19は、ステップ5で特定されたリンクl〜lとステップ11で特定されたリンクL〜Lとを比較し、ステップ1で抽出されたノードn及びステップ3で抽出されたノードnと、ステップ9で選択されたノードNとを対応付けする。
図5を用いて、ステップ13の詳細動作の一例を説明する。
ステップ131では、ステップ5で特定されたリンクl〜l中に、ステップ11で特定されたリンクLのリンク方向とリンク方向が合致するリンクがあるか否か判定し、該合致するリンクlがある場合(ステップ131:Yes)、ステップ133へ進む。
ステップ133では、ステップ131で合致したリンクlにリンクLを仮対応付けする。
ステップ11で特定された全てのリンクにつきステップ131及びステップ133を実行する(ステップ135、137)。
ステップ139では、リンクLの道路種別が、ステップ133で仮対応付けされたリンクlの道路種別に合致するか否か判定し、両道路種別が合致する場合(ステップ139:Yes)、ステップ141へ進む。
ステップ133で仮対応付けされた全てのリンクにつきステップ139を実行する(ステップ141、143)。
ステップ145では、ステップ1で抽出されたノードnとステップ3で抽出されたノードnとを仮想ノードnと設定する。
ステップ147では、ステップ145で設定された仮想ノードnにステップ9で選択されたノードNを対応付ける。
第1の格納部3と第2の格納部5とを入れ替えてステップ1〜ステップ13の処理を行うことによりダブルチェックしても良い。この場合、ステップ1において、抽出部7は第2の格納部5を参照する。そして、ステップ9では、第1の選択部13は、第2の格納部5で抽出されたノードに基づき、第1の格納部3内のノードを選択する。このようにダブルチェックにを行うことで、対応付けの精度を向上させ、あるいは、対応付け漏れを抑えることができる。
図6に他の実施の形態の対応付け装置21を示す。図6において、図2と同一の要素には同一の符号を付して、その説明を部分的に省略する。
図6に示すのは、第1の道路ネットワークデータ中のノードのうち、第2の道路ネットワークデータ中のノードと対応付けのないノードを予め特定し、該特定されたノードを本発明の対応付け処理の対象とする対応付け装置21である。すなわち、当該装置21は、図2に示す装置1において、前処理部23及び第3の保存部25を更に備え、抽出部7に代えて抽出部27を備えている。
前処理部23は、第1の格納部3及び第2の格納部5を参照して、第1の道路ネットワークデータ中のノードのうち、前記第2の道路ネットワークデータ中のノードと対応付けのないノードを特定する。当該特定の方法は、特に限定されず、ノード座標やリンク形状の比較等、定法により行うことができる。また、予め両道路ネットワークのマッチング処理等により、ノード同士の対応関係を示すテーブルが存在する場合には、該テーブルを参照して、対応付けのないノードを特定することとしても良い。当該特定の結果は、第3の保存部25に保存される。
抽出部27は、前処理部23で特定されたノードから、互いに近接する二以上のノードを抽出する。当該抽出は、抽出部7と同様の方法により行うことができる。
図7に他の実施の形態の対応付け装置31を示す。図7において、図2及び図6と同一の要素には同一の符号を付して、その説明を部分的に省略する。
図7に示すように、この対応付け装置31は、第1の格納部3、第2の格納部5、抽出部7、第4の保存部33、第1の特定部9、第3の特定部35、第2の選択部37、第5の保存部39及び第2の対応付け部40を備えている。
抽出部7は、上記と同様の方法により、第1の格納部3から、互いに近接する二以上の基準ノードを抽出する。当該抽出された基準ノードは、相互に関連付けられて第4の保存部33に保存される。
第1の特定部9は、上記と同様の方法により、第1の格納部3内の道路ネットワークのうち、抽出部7で抽出された基準ノードに夫々接続する基準接続リンクを特定する。
第3の特定部35は、第2の格納部を参照して、第1の特定部9で特定された基準接続リンクに対応するリンク(参照接続リンク)を特定する。第3の特定部35は、例えば、リンクの位置、形状、方向や、道路種別等の道路属性の一あるいは二以上に基づいて、基準接続リンクのそれに合致する参照接続リンクを特定する。リンクの位置、形状、方向について、第3の特定部35は、基準接続リンクに完全に一致するリンクに限らず、その差が所定の範囲内であるリンクを参照接続リンクと特定しても良い。
第2の選択部37は、第2の格納部5を参照して、第3の特定部35で特定された参照接続リンクの端点が互いに集合するノード(参照ノード)を選択する。第2の選択部37は、例えば、参照接続リンクの両端点のうち、端点の座標が他の参照接続リンクのいずれか一方の端点の座標と近接する端点を参照ノードとして選択することができる。当該選択された参照ノードは、第5の保存部39に保存される。
第2の対応付け部40は、第4の保存部33及び第5の保存部39を参照して、抽出部7で抽出された基準ノードと第2の選択部37で選択された参照ノードとを対応付ける。対応付けについては、上述した通りである。
この装置31は、装置21と同様に前処理部23を備えることとしても良い。
図8を用いて、図7に示す対応付け装置31の動作の一例を説明する。この例においても、第1の格納部3及び第2の格納部5には、リンクの方向及び道路種別が各リンクに関連付けられて格納されており、第3の特定部35は、リンクの方向及び道路種別に基づいて、基準接続リンクに対応する参照接続リンクを特定するものとする。また、この例は、図9に示す、基準道路ネットワークの道路構造におけるノードn11、n12及びn13と、参照道路ネットワークの道路構造におけるノードN11とが対応付けられる例に関する。図8において、図3及び図5と同一のステップには同一の符号を付して、その説明を部分的に省略する。
ステップ1では、抽出部7は、第1の格納部3を参照して、任意のノードn11を抽出する。
ステップ3では、抽出部7は、第1の格納部3を参照して、ステップ1で抽出されたノードn11に近接するノードn12及びn13を抽出し、保存する。例えば、ノードn11と、リンク長10m未満のリンクで結ばれているノードn12及びノードn13を抽出する。
ステップ31では、第1の特定部9は、ステップ1及びステップ3で抽出されたノードn11、n12、n13に夫々接続するリンクl11〜l16のうち、ノードn11、n12、n13間を結ぶリンク以外のリンクl11、l13、l15を特定する。
ステップ33では、第3の特定部35は、第2の格納部5を参照して、ステップ31で特定されたリンクl11、l13、l15(基準接続リンク)に夫々対応するリンクL11、L12、L13(参照接続リンク)を特定する。例えば、上記したように、リンクの方向、道路種別に基づいて、基準接続リンクに対応する参照接続リンクを特定することができる。
ステップ35では、第2の選択部37は、第2の格納部5を参照して、ステップ33で特定されたリンクL11、L12、L13の端点が互いに集合するノードN11を選択する。
ステップ37では、ステップ1及びステップ3で抽出されたノードn11、n12、n13と、ステップ35で選択されたノードN11とを対応付けする。
図10は対応付け装置1のハードウェア構成を示すブロック図である。
この装置1のハードウェア構成は、一般的なコンピュータシステムと同様に中央制御装置221に対してシステムバス222を介して各種の要素が結合されたものである。
中央制御装置221は汎用的なCPU、メモリ制御装置、バス制御装置、割り込み制御装置更にはDMA(直接メモリアクセス)装置を含み、システムバス222もデータライン、アドレスライン、制御ラインを含む。システムバス222にはRAM(ランダムアクセスメモリ)223、不揮発メモリ(ROM224,CMOS−RAM225等)からなるメモリ回路が接続されている。RAM223に格納されるデータは中央制御装置221や他のハードウェア要素によって読み取られたり、書き換えられたりする。不揮発メモリのデータは読み取り専用であり、装置をオフとしたときにもそこのデータは喪失されない。このハードウェアを制御するシステムプログラムはハードディスク装置227に保存されており、また、RAM223に保存されており、ディスクドライブ制御装置226を介して適宜中央制御装置221に読みこまれて使用される。このハードディスク装置227には、汎用的な構成のコンピュータシステムを対応付け装置1として動作させるためのコンピュータプログラムを保存する領域が確保される。
このハードディスク装置227の所定の領域が、抽出部7、第1の特定部9、第1の選択部13、第2の特定部15及び第1の対応付け部19で抽出等された情報を保存する保存部用に割り付けられる。
ハードディスク装置227の他の領域が基準ネットワークデータ及び参照ネットワークデータを格納する格納部3、5用に割り付けられる。
システムバス222には、フレキシブルディスク232に対してデータの読み込み及び書き込みを行うフレキシブルドライブ制御装置231、コンパクトディスク234に対してそれからデータの読み取りを行うCD/DVD制御装置233が接続されている。この例ではプリンタインターフェース237にプリンタ238を接続させている。
システムバス222にはキーボード・マウス制御装置241が接続され、キーボード242及びマウス243からのデータ入力を可能としている。モニタ245がモニタ制御装置244を介してシステムバス222に接続されている。モニタ245にはCRTタイプ、液晶タイプ、プラズマディスプレイタイプなどを利用することができる。
各種の要素(モデムなど)の増設を可能とするため空きのスロット251が準備されている。
このコンピュータシステムからなる対応付け装置1を稼動させるために必要なプログラム(OSプログラム、アプリケーションプログラム(本発明のものも含む))は、各種の記録媒体を介してシステムの中にインストールされる。例えば非書き込み記録媒体(CD−ROM、ROMカード等)、書き込み可能記録媒体(FD、DVD等)、更にはネットワークNを利用して通信媒体の形式でインストールすることも可能である。勿論、不揮発メモリ224、225やハードディスク装置227に予めこれらのプログラムを書きこんでおくこともできる。
以上、本発明の実施の形態及び実施例について説明してきたが、これらのうち、2つ以上の実施の形態(実施例)を組み合わせて実施しても構わない。あるいは、これらのうち、1つの実施の形態(実施例)を部分的に実施しても構わない。さらには、これらのうち、2つ以上の実施の形態(実施例)を部分的に組み合わせて実施しても構わない。
この発明は、上記発明の実施の形態及び実施例の説明に何ら限定されるものではない。特許請求の範囲の記載を逸脱せず、当業者が容易に想到できる範囲で種々の変形態様もこの発明に含まれる。
1 21 31 41 対応付け装置
3 第1の格納部
5 第2の格納部
7 27 抽出部
9 第1の特定部
13 第1の選択部
15 第2の特定部
19 40 対応付け部
23 前処理部
35 第3の特定部
37 第2の選択部

Claims (10)

  1. 複数のノード及び該ノード間を結ぶ複数のリンクに基づいて道路網を表現する第1の道路ネットワークデータを格納する第1の格納部と、
    前記第1の道路ネットワークデータと異なる道路ネットワークデータであって、前記複数のノード及び該ノード間を結ぶ複数のリンクに基づいて道路網を表現する第2の道路ネットワークデータを格納する第2の格納部と、
    前記第1の格納部から、地理的位置において互いに近接する二以上のノードを抽出する抽出部と、
    前記第1の格納部を参照して、前記抽出されたノードの夫々に接続するリンクを特定する第1の特定部と、
    前記第2の格納部を参照して、前記抽出されたノードに地理的位置において近接するノードを選択する第1の選択部と、
    前記第2の格納部を参照して、前記選択されたノードに接続するリンクを特定する第2の特定部と、
    前記第1の特定部で特定されたリンクと前記第2の特定部で特定されたリンクとの比較に基づき、前記抽出されたノードと前記選択されたノードとを対応付ける第1の対応付け部と、
    を備える、道路ネットワークデータの対応付け装置。
  2. 複数のノード及び該ノード間を結ぶ複数のリンクに基づいて道路網を表現する第1の道路ネットワークデータを格納する第1の格納部と、
    前記第1の道路ネットワークデータと異なる道路ネットワークデータであって、前記複数のノード及び該ノード間を結ぶ複数のリンクに基づいて道路網を表現する第2の道路ネットワークデータを格納する第2の格納部と、
    前記第1の格納部から、地理的位置において互いに近接する二以上のノードを抽出する抽出部と、
    前記第1の格納部を参照して、前記抽出されたノードの夫々に接続するリンクを特定する第1の特定部と、
    前記第2の格納部を参照して、前記第1の特定部で特定されたリンクに対応するリンクを道路属性に基づいて特定する第3の特定部と、
    前記第2の格納部を参照して、前記第3の特定部で特定されたリンクの端点が互いに集合するノードを選択する第2の選択部と、
    前記抽出されたノードと前記選択されたノードとを対応付ける第2の対応付け部と、
    を備える、道路ネットワークデータの対応付け装置。
  3. 前記第1の道路ネットワークデータ中のノードのうち、前記第2の道路ネットワークデータ中のノードと対応付けのないノードを特定する前処理部、を備え、
    前記抽出部は、前記前処理部で特定されたノードに近接する二以上のノードを抽出する、
    請求項1又は2に記載の道路ネットワークの対応付け装置。
  4. 複数のノード及び該ノード間を結ぶ複数のリンクに基づいて道路網を表現する第1の道路ネットワークデータを第1の格納部に格納する第1の格納ステップと、
    前記第1の道路ネットワークデータと異なる道路ネットワークデータであって、前記複数のノード及び該ノード間を結ぶ複数のリンクに基づいて道路網を表現する第2の道路ネットワークデータを第2の格納部に格納する第2の格納ステップと、
    抽出部が、前記第1の格納部から、地理的位置において互いに近接する二以上のノードを抽出する抽出ステップと、
    第1の特定部が、前記第1の格納部を参照して、前記抽出されたノードの夫々に接続するリンクを特定する第1の特定ステップと、
    第1の選択部が、前記第2の格納部を参照して、前記抽出されたノードに地理的位置において近接するノードを選択する第1の選択ステップと、
    第2の特定部が、前記第2の格納部を参照して、前記選択されたノードに接続するリンクを特定する第2の特定ステップと、
    第1の対応付け部が、前記第1の特定ステップで特定されたリンクと前記第2の特定ステップで特定されたリンクとの比較に基づき、前記抽出されたノードと前記選択されたノードとを対応付ける第1の対応付けステップと、
    を備える、道路ネットワークデータの対応付け方法。
  5. 複数のノード及び該ノード間を結ぶ複数のリンクに基づいて道路網を表現する第1の道路ネットワークデータを第1の格納部に格納する第1の格納ステップと、
    前記第1の道路ネットワークデータと異なる道路ネットワークデータであって、前記複数のノード及び該ノード間を結ぶ複数のリンクに基づいて道路網を表現する第2の道路ネットワークデータを第2の格納部に格納する第2の格納ステップと、
    抽出部が、前記第1の格納部から、地理的位置において互いに近接する二以上のノードを抽出する抽出ステップと、
    第1の特定部が、前記第1の格納部を参照して、前記抽出されたノードの夫々に接続するリンクを特定する第1の特定ステップと、
    第3の特定部が、前記第2の格納部を参照して、前記第1の特定ステップで特定されたリンクに対応するリンクを道路属性に基づいて特定する第3の特定ステップと、
    第2の選択部が、前記第2の格納部を参照して、前記第3の特定ステップで特定されたリンクの端点が互いに集合するノードを選択する第2の選択ステップと、
    第2の対応付け部が、前記抽出されたノードと前記選択されたノードとを対応付ける第2の対応付けステップと、
    を備える、道路ネットワークデータの対応付け方法。
  6. 前処理部が、前記第1の道路ネットワークデータ中のノードのうち、前記第2の道路ネットワークデータ中のノードと対応付けのないノードを特定する前処理ステップ、を備え、
    前記抽出ステップでは、前記前処理ステップで特定されたノードに近接する二以上のノードを抽出する、
    請求項4又は5に記載の道路ネットワークの対応付け方法。
  7. 道路ネットワークの対応付けを行うためのコンピュータプログラムであって、コンピュータを、
    複数のノード及び該ノード間を結ぶ複数のリンクに基づいて道路網を表現する第1の道路ネットワークデータを格納する第1の格納手段と、
    前記第1の道路ネットワークデータと異なる道路ネットワークデータであって、前記複数のノード及び該ノード間を結ぶ複数のリンクに基づいて道路網を表現する第2の道路ネットワークデータを格納する第2の格納手段と、
    前記第1の格納手段から、地理的位置において互いに近接する二以上のノードを抽出する抽出手段と、
    前記第1の格納手段を参照して、前記抽出されたノードの夫々に接続するリンクを特定する第1の特定手段と、
    前記第2の格納手段を参照して、前記抽出されたノードに地理的位置において近接するノードを選択する第1の選択手段と、
    前記第2の格納手段を参照して、前記選択されたノードに接続するリンクを特定する第2の特定手段と、
    前記第1の特定手段で特定されたリンクと前記第2の特定手段で特定されたリンクとの比較に基づき、前記抽出されたノードと前記選択されたノードとを対応付ける第1の対応付け手段、
    として機能させる、コンピュータプログラム。
  8. 道路ネットワークの対応付けを行うためのコンピュータプログラムであって、コンピュータを、
    複数のノード及び該ノード間を結ぶ複数のリンクに基づいて道路網を表現する第1の道路ネットワークデータを格納する第1の格納手段と、
    前記第1の道路ネットワークデータと異なる道路ネットワークデータであって、前記複数のノード及び該ノード間を結ぶ複数のリンクに基づいて道路網を表現する第2の道路ネットワークデータを格納する第2の格納手段と、
    前記第1の格納手段から、地理的位置において互いに近接する二以上のノードを抽出する抽出手段と、
    前記第1の格納手段を参照して、前記抽出されたノードの夫々に接続するリンクを特定する第1の特定手段と、
    前記第2の格納手段を参照して、前記第1の特定手段で特定されたリンクに対応するリンクを道路属性に基づいて特定する第3の特定手段と、
    前記第2の格納手段を参照して、前記第3の特定手段で特定されたリンクの端点が互いに集合するノードを選択する第2の選択手段と、
    前記抽出されたノードと前記選択されたノードとを対応付ける第2の対応付け手段、
    として機能させる、コンピュータプログラム。
  9. 前記コンピュータを、更に、
    前記第1の道路ネットワークデータ中のノードのうち、前記第2の道路ネットワークデータ中のノードと対応付けのないノードを特定する前処理手段、として機能させ、
    前記抽出手段は、前記前処理手段で特定されたノードに近接する二以上のノードを抽出する、
    請求項7又は8に記載のコンピュータプログラム。
  10. 請求項7〜請求項9のいずれかに記載のコンピュータプログラムを記録する記録媒体。
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