JP5795751B2 - 道路ネットワークデータの対応付け装置及びその方法、並びに道路ネットワークデータを対応付けするためのコンピュータプログラム及びコンピュータプログラムを記録した記録媒体 - Google Patents

道路ネットワークデータの対応付け装置及びその方法、並びに道路ネットワークデータを対応付けするためのコンピュータプログラム及びコンピュータプログラムを記録した記録媒体 Download PDF

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Description

本発明は、互いに異なる道路ネットワークデータにおけるリンクを相互に対応付けするための装置及びその方法に関する。
近年、カーナビゲーションシステムの普及と相まって、当該システムに利用される道路ネットワークデータの開発も広く行われている。そして、当該道路ネットワークデータが備える情報を充実させるべく、様々な方法により作成された道路ネットワークデータを相互に対応付ける技術に対する要求が高まっている。
上記に関連する技術として、例えば、道路ネットワークデータにおけるリンクの形状に基づいて、複数の階層で構成されるデータベースにおける各階層のリンクをマッチングさせる技術(特許文献1)や、リンクに付与された道路種別に基づいて、互いに異なる方法で作成された地図データベースを相互に対応付ける技術(特許文献2)が開示されている。
本発明に関連する従来技術を開示する特許文献3〜5も参照されたい。
特開2003−295765号公報 特開平7−129740号公報 特開2003−287427号公報 特開2005−275232号公報 特開平8−305838号公報
上記従来技術によれば、上記道路ネットワークデータの対応付けを自動で行うことが可能となるものの、より精度良く対応付けを行うためには、未だ手作業に頼っていた。
例えば、図1(A)に示すように、第1の道路ネットワークデータのリンクAに対するリンクの対応付けの対象として、第2の道路ネットワークデータのリンクBとリンクBとが抽出される場合がある。しかしながら、リンクBの部分は、第1の道路ネットワークデータのリンクAに対応すべき部分であり、当該リンクBを含めてリンクAに対応付けることは、余計な部分までも対応付けすることとなり、その精度を向上させる面から好ましくない。そこで、オペレータの手作業により、リンクB部分を除外してリンクBのみを、リンクAに対応付けることで、両リンクの対応付けを行っていた。
他の例として、図1(B)に示すように、第1の道路ネットワークデータのリンクA11に対するリンクの対応付けの対象として、第2の道路ネットワークデータのリンクB11が抽出される場合がある。この場合においては、上記と同様手作業により、リンクA11及びリンクB11の周辺のリンク状態を考慮して、リンクB11とリンクB12とを結合したリンクをリンクA11へ対応付けていた。すなわち、リンクA11とリンクB11との対応付けにおいて、不足部分であるリンクB12を補ったリンクを生成し、当該対応付けを行っていた。
そこで、本発明者は、上記手作業によるリンクの対応付けの精度を維持しつつ、両リンクの対応付けを過不足なく自動で行うべく鋭意検討を重ねてきた。その結果、対応付けの対象となる第1の道路ネットワークデータのリンク及び第2の道路ネットワークデータのリンクにおいて、当該両リンクに基づく要素が所定の条件に該当するとき、一方のリンクを調整することにより、上記課題を解決できることに想到した。
この発明は上述の課題に鑑みてなされたものであり、その第1の局面は次のように規定される。即ち、
複数のリンクの接続関係により道路を表す第1の道路ネットワークデータを備える第1の格納部と、
前記第1の道路ネットワークデータと異なる道路ネットワークデータであって、前記複数のリンクの接続関係により道路を表す第2の道路ネットワークデータを備える第2の格納部と、
前記第1の道路ネットワークデータにおけるリンクと、前記第2の道路ネットワークデータにおけるリンクとを対応付ける対応付け部と、を備える道路ネットワークデータの対応付け装置において、
第1の条件を満たす、比較元リンクとしての前記第1の道路ネットワークデータにおけるリンク及び比較先リンクとしての前記第2の道路ネットワークデータにおけるリンクを抽出する抽出部と、
前記抽出された比較元リンクの要素と前記抽出された比較先リンクの要素とを比較する比較部と、
前記比較の結果、第2の条件に該当するとき、前記比較先リンクを調整して仮想リンクを生成する仮想リンク生成部と、を備え、
前記対応付け部は、前記比較元リンクと前記生成された仮想リンクとを対応付ける、
道路ネットワークデータの対応付け装置。
このように規定される第1の局面の対応付け装置によれば、まず、道路ネットワークデータの対応付けの対象となる第1の道路ネットワークデータにおけるリンクと第2の道路ネットワークデータにおけるリンクのうち、第1の条件を満たす第1の道路ネットワークデータにおけるリンク(比較元リンク)及び第2の道路ネットワークデータにおけるリンク(比較先リンク)を抽出する。そして、抽出された比較元リンクの要素と比較先リンクの要素とを比較し、当該比較の結果が第2の条件に該当するとき、比較先リンクを調整して仮想リンクを生成し、当該仮想リンクと比較先リンクとを対応付ける。
例えば、二の異なる道路ネットワークデータのリンクについて対応付けを行う際、実際的には対応付けが可能であるものの、両リンクの構成に若干の相違があるため、対応付けが精度良く行われない場合がある。当該装置によれば、当該相違を解消すべく、比較先リンクのリンク構成を適宜再構成して生成された仮想リンクを比較元リンクに対応付けるため、上述のように道路ネットワークデータの構成の違いを考慮したリンクの対応付けを行うことが可能となる。
この発明の第2の局面は次のように規定される。即ち、
第1の局面に規定の対応付け装置において、前記要素はリンクの最小角度であり、
前記比較部は、前記比較元リンクの第1の最小角度と、前記比較先リンクの第2の最小角度とを比較し、
前記仮想リンク生成部は、前記第1の最小角度と前記第2の最小角度との差が所定閾値以上であるとき、前記仮想リンクを生成する。
このように規定される第2の局面の対応付け装置によれば、比較元リンクにおける最小角度と比較先リンクにおける最小角度とを比較し、その差が所定閾値以上であるとき、比較先リンクに基づき仮想リンクを生成する。比較元リンクの最小角度を基準に比較先リンクの最小角度と比較したとき、その差が大きく異なる場合には、比較先リンク中には比較元リンクに対応付けされない部分を含んでいる可能性があるためである。
このとき、前記仮想リンク生成部は、前記比較元リンクの端点に対応する前記比較先リンクの端点を一方の端点とし、前記第2の最小角度を形成する屈曲点を他方の端点として前記仮想リンクを生成する(第3の局面)。このように、最小角度を形成する屈曲点を基準に、比較元リンクと対応しない部分を比較先リンクから除外して生成された仮想リンクは、比較元リンクと精度良く、また実際に即した対応付けを行うことができる。
この発明の第4の局面は次のように規定される。即ち、
第1の局面に規定の対応付け装置において、前記要素はリンクの端点における差路数であり、
前記比較部は、前記比較元リンクの第1の端点の差路数と、該比較元リンクの第1の端点に対応する前記比較先リンクの第1の端点の差路数とを比較し、
前記仮想リンク生成部は、前記比較元リンクの端点の差路数と、前記比較先リンクの端点の差路数とが一致しないとき、前記仮想リンクを生成する。
このように規定される第4の局面の対応付け装置によれば、比較元リンクの第1の端点の差路数と比較先リンクの第1の端点の差路数とを比較し、その差路数が一致しないとき、比較先リンクに基づき仮想リンクを生成する。両リンクにおいて対応する端点の差路数が一致しない場合、比較元リンクとの対応付けに関し、比較先リンクに過不足部分が存在する可能性があるためである。
このとき、前記仮想リンク生成部は、予め定められた範囲内で前記比較先リンクを伸縮して、前記比較元リンクの差路数と一致する差路数を有する端点を前記仮想リンクの端点とする(第5の局面)。このように生成された仮想リンクは、比較元リンクと精度良く、また実際に即した対応付けを行うことができる。
また、この発明の第6の局面は次のように規定される。即ち、
第1の格納部が、複数のリンクの接続関係により道路を表す第1の道路ネットワークデータを格納する第1の格納ステップと、
第2の格納部が、前記第1の道路ネットワークデータと異なる道路ネットワークデータであって、前記複数のリンクの接続関係により道路を表す第2の道路ネットワークデータを格納する第2の格納ステップと、
対応付け部が、前記第1の道路ネットワークデータにおけるリンクと、前記第2の道路ネットワークデータにおけるリンクとを対応付ける対応付けステップと、を備える道路ネットワークデータの対応付け方法において、
抽出部が、第1の条件を満たす、比較元リンクとしての前記第1の道路ネットワークデータにおけるリンク及び比較先リンクとしての前記第2の道路ネットワークデータにおけるリンクを抽出する抽出ステップと、
比較部が、前記抽出された比較元リンクの要素と前記抽出された比較先リンクの要素とを比較する比較ステップと、
仮想リンク生成部が、前記比較の結果、第2の条件に該当するとき、前記比較先リンクを調整して仮想リンクを生成する仮想リンク生成ステップと、を備え、
前記対応付けステップでは、前記比較元リンクと前記生成された仮想リンクとを対応付ける、
道路ネットワークデータの対応付け方法。
このように規定される第6の局面の発明によれば、第1の局面と同等の効果を奏する。
この発明の第7の局面は次のように規定される。即ち、
第6の局面に規定の方法において、前記要素はリンクの最小角度であり、
前記比較ステップは、前記比較元リンクの第1の最小角度と、前記比較先リンクの第2の最小角度とを比較し、
前記仮想リンク生成ステップは、前記第1の最小角度と前記第2の最小角度との差が所定閾値以上であるとき、前記仮想リンクを生成する。
このように規定される第7の局面の発明によれば、第2の局面と同等の効果を奏する。
この発明の第8の局面は次のように規定される。即ち、
第7の局面に規定の方法において、前記仮想リンク生成ステップは、前記比較元リンクの端点に対応する前記比較先リンクの端点を一方の端点とし、前記第2の最小角度を形成する屈曲点を他方の端点として前記仮想リンクを生成する。
このように規定される第8の局面の発明によれば、第3の局面と同等の効果を奏する。
この発明の第9の局面は次のように規定される。即ち、
第6の局面に規定の方法において、前記要素はリンクの端点における差路数であり、
前記比較ステップは、前記比較元リンクの第1の端点の差路数と、該比較元リンクの第1の端点に対応する前記比較先リンクの第1の端点の差路数とを比較し、
前記仮想リンク生成ステップは、前記比較元リンクの端点の差路数と、前記比較先リンクの端点の差路数とが一致しないとき、前記仮想リンクを生成する。
このように規定される第9の局面の発明によれば、第4の局面と同等の効果を奏する。
この発明の第10の局面は次のように規定される。即ち、
第9の局面に規定の方法において、前記仮想リンク生成ステップは、予め定められた範囲内で前記比較先リンクを伸縮して、前記比較元リンクの差路数と一致する差路数を有する端点を前記仮想リンクの端点とする、請求項9に記載の対応付け方法。
このように規定される第10の局面の発明によれば、第5の局面と同等の効果を奏する。
更に、この発明の第11の局面は次のように規定される。即ち、
異なる道路ネットワークデータの対応付けを行うためのコンピュータプログラムであって、コンピュータを、
複数のリンクの接続関係により道路を表す第1の道路ネットワークデータを格納する第1の格納手段と、
前記第1の道路ネットワークデータと異なる道路ネットワークデータであって、前記複数のリンクの接続関係により道路を表す第2の道路ネットワークデータを格納する第2の格納手段と、
前記第1の道路ネットワークデータにおけるリンクと、前記第2の道路ネットワークデータにおけるリンクとを対応付ける対応付け手段、として機能させるコンピュータプログラムにおいて、前記コンピュータを、
第1の条件を満たす、比較元リンクとしての前記第1の道路ネットワークデータにおけるリンク及び比較先リンクとしての前記第2の道路ネットワークデータにおけるリンクを抽出する抽出手段と、
前記抽出された比較元リンクの要素と前記抽出された比較先リンクの要素とを比較する比較手段と、
前記比較の結果、第2の条件に該当するとき、前記比較先リンクを調整して仮想リンクを生成する仮想リンク生成手段、として機能させ、
前記対応付け手段は、前記比較元リンクと前記生成された仮想リンクとを対応付ける、
コンピュータプログラム。
このように規定される第11の局面の発明によれば、第1の局面と同等の効果を奏する。
この発明の第12の局面は次のように規定される。即ち、
第11の局面に規定のコンピュータプログラムにおいて、前記要素はリンクの最小角度であり、
前記比較手段は、前記比較元リンクの第1の最小角度と、前記比較先リンクの第2の最小角度とを比較し、
前記仮想リンク生成手段は、前記第1の最小角度と前記第2の最小角度との差が所定閾値以上であるとき、前記仮想リンクを生成する。
このように規定される第12の局面の発明によれば、第2の局面と同等の効果を奏する。
この発明の第13の局面は次のように規定される。即ち、
第12の局面に規定のコンピュータプログラムにおいて、前記仮想リンク生成手段は、前記比較元リンクの端点に対応する前記比較先リンクの端点を一方の端点とし、前記第2の最小角度を形成する屈曲点を他方の端点として前記仮想リンクを生成する。
このように規定される第13の局面の発明によれば、第3の局面と同等の効果を奏する。
この発明の第14の局面は次のように規定される。即ち、
第11の局面に規定のコンピュータプログラムにおいて、前記要素はリンクの端点における差路数であり、
前記比較手段は、前記比較元リンクの第1の端点の差路数と、該比較元リンクの第1の端点に対応する前記比較先リンクの第1の端点の差路数とを比較し、
前記仮想リンク生成手段は、前記比較元リンクの端点の差路数と、前記比較先リンクの端点の差路数とが一致しないとき、前記仮想リンクを生成する。
このように規定される第14の局面の発明によれば、第4の局面と同等の効果を奏する。
この発明の第15の局面は次のように規定される。即ち、
第14の局面に規定のコンピュータプログラムにおいて、前記仮想リンク生成手段は、予め定められた範囲内で前記比較先リンクを伸縮して、前記比較元リンクの差路数と一致する差路数を有する端点を前記仮想リンクの端点とする。
このように規定される第15の局面の発明によれば、第5の局面と同等の効果を奏する。
第11〜第15のいずれかの局面に規定されるコンピュータプログラムを記録する記録媒体が第16の局面として規定される。
従来における課題を説明するための模式図である。 本発明の実施の形態の対応付け装置1の構成を示すブロック図である。 対応付け対象特定部7の詳細構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態の対応付け装置1の動作の一例を示すフローチャートである。 ステップ1の詳細動作の一例を示すフローチャートである。 (A)は第1の抽出部71で抽出された比較元リンクと比較先リンクとの対応付けを行う方法、(B)は第2の抽出部73で抽出された比較元リンクから仮想リンクL14を生成した後、比較先リンクとの対応付けを行う方法、(C)は第2の抽出部73で抽出された比較元リンクから仮想リンクL26を生成した後、比較先リンクとの対応付けを行う方法を夫々説明するための模式図である。 リンクの要素が、リンク内の最小角度である場合の、両リンクの比較方法及び第2の仮想リンクの生成方法を説明するための模式図である。 リンクの要素が、リンク端点における差路数である場合の、両リンクの比較方法及び第2の仮想リンクの生成方法を説明するための模式図である。 本発明の実施の形態の対応付け装置1を構成するコンピュータプログラムを示す。
この発明の実施の形態の道路ネットワークデータの対応付け装置を説明する。
図2に、対応付け装置1の概略構成を示す。
図2に示すように、この対応付け装置1は、第1の格納部3、第2の格納部5、対応付け対象特定部7、第2保存部9、比較部11、第2の仮想リンク生成部13及び対応付け部15を備えている。
第1の格納部3には、複数のリンクの接続関係により道路を表す第1の道路ネットワークデータとしての基準ネットワークデータ(以下、基準データともいう)が格納される。当該基準ネットワークデータは、当該リンクの他、リンクとリンクとの接続点であるノードに関するデータを備えていても良い。
第2の格納部5には、上記基準ネットワークデータと異なる道路ネットワークデータであって、複数のリンクの接続関係により道路を表す第2の道路ネットワークデータとしての参照ネットワークデータ(以下、参照データともいう)が格納される。当該参照ネットワークデータにおいても、上記基準ネットワークデータと同様、リンクの他、ノードに関するデータを備えることとできる。
抽出部としての対応付け対象特定部7は、第1の格納部3及び第2の格納部5を参照して、予め定められた第1の条件を満たす、基準ネットワークデータのリンクと参照ネットワークデータのリンクとを、対応付けの対象として特定する。当該第1の条件は、比較的近似する両リンクが抽出することができる条件であれば良く、例えば、両リンクの座標が所定範囲内であること等、とすることとできる。さらには、両リンクの形状が近似することを第1の条件としても良い。また、後述の例において、当該第1の条件は、第1−1の条件、第1−2の条件のように段階的に条件を設けている。
ここで、対応付け対象特定部7は、以下のように当該対応付けの対象を特定することができる。
図3を用いて、対応付け対象特定部7の詳細構成の一例を説明する。この点についての技術的説明の詳細については、本出願人による特願2012−134328号明細書及び図面を参照されたい。
対応付け対象特定部7は、第1の抽出部71、第2の抽出部73、第1保存部75、第1の仮想リンク生成部77、判定部79及び特定部81を備える。
第1の抽出部71は、第1の格納部3及び第2の格納部5を参照して、予め定められた第1−1の条件を満たす、基準ネットワークデータのリンクと参照ネットワークデータのリンクとを抽出する。当該第1−1の条件は、比較的近似する両リンクが抽出することができる条件であれば良く、例えば、両リンクの座標が所定範囲内であること等、とすることとできる。さらには、両リンクの形状が近似することを第1−1の条件としても良い。当該第1の抽出部71で抽出された両リンクは、後述する特定部81へ送られる。
第2の抽出部73は、第1の格納部3、第2の格納部5及び第1の抽出部71を参照し、上記第1の抽出部71で抽出されなかったリンクであって、予め定められた第1−2の条件を満たす、基準ネットワークデータのリンク(比較元リンク)と参照ネットワークデータのリンク(比較先リンク)とを抽出する。当該第1−2の条件は、上記第1−1の条件と異なる条件であって、比較的近似する両リンクを抽出するための当該第1−1の条件よりも緩やかな条件とすることとできる。このような第1−2の条件として、両リンクの座標が第1−1の条件における所定範囲よりも広い範囲内に存在することと等とできる。当該第2の抽出部73で抽出された比較元リンク及び比較先リンクは、相互に関連付けて第1保存部75に保存される。
第1の仮想リンク生成部77は、上記第2の抽出部73で抽出された比較元リンクを調整して第1の仮想リンクを生成する。当該第1の仮想リンクの生成の方法は、抽出された比較元リンクに基づき生成されれば特に制限されず、例えば、当該比較元リンクを伸縮することにより第1の仮想リンクを生成することとできる。他の例として、第1の仮想リンク生成部77は、上記抽出された比較元リンクと当該比較元リンクに接続するリンク(接続リンク)とを結合することにより、当該第1の仮想リンクを生成することとできる。また、第1の仮想リンク生成部77は、当該比較元リンクの道路属性と当該接続リンクの道路属性とが一致するとき、当該第1の仮想リンクを生成することとしても良い。両リンクの道路属性が一致する場合には、参照ネットワークデータのリンクにおいては、一のリンクとして構成されていることが考えられるためである。さらには、第1の仮想リンク生成部77は、当該比較元リンクのリンク長、あるいは、当該比較元リンクと接続リンクとを結合したリンクのリンク長と、上記第2の抽出部73で抽出された比較先リンクのリンク長とを比較し、両リンクのリンク長の差が所定閾値以下であるとき、当該第1の仮想リンクを生成することとしても良い。
判定部79は、第1の仮想リンク生成部77及び第1保存部75を参照して、上記生成された第1の仮想リンクと上記第2の抽出部73で抽出された比較先リンクとが上記第1−1の条件を満たすか否かを判定する。当該判定の結果は後述の特定部81へ送られる。
特定部81は、判定部79により、上記第1の仮想リンクと上記比較先リンクとが上記第1−1の条件を満たすと判定されたとき、第1の仮想リンクと比較先リンクとを対応付けの対象と特定する。
当該対応付け対象特定部7で特定された両リンクは、第2保存部9へ保存される。
図2に戻り、比較部11は、上記対応付け対象特定部7で特定された比較元リンクの要素と比較先リンクの要素とを比較する。ここで、要素としては、比較元リンクと比較先リンクとの一致不一致を判別できるものであれば、特に限定されないが、例えば、リンク内における最小角度やリンク端点における差路数とすることができる。前者の例として、比較部11は、比較元リンク内における最小角度(第1の最小角度)と比較先リンク内における最小角度(第2の最小角度)とを比較することとできる。また、後者の例として、比較部11は、比較元リンクの第1の端点における差路数と当該比較元リンクの第1の端点に対応する比較先リンクの第1の端点における差路数とを比較することとできる。当該比較の結果は、後述する第2の仮想リンク生成部13へ送られる。
第2の仮想リンク生成部13は、上記比較部11の比較の結果が予め定められた第2の条件に該当するとき、当該比較先リンクを調整して第2の仮想リンクを生成する。上記要素がリンク内における最小角度である場合には、当該第2の条件は、上記第1の最小角度と第2の最小角度との差が所定閾値以上であるとき、と定めることとできる。また、上記要素がリンク端点における差路数である場合には、当該第2の条件は、上記比較元リンクの端点の差路数と、比較先リンクの端点の差路数とが一致しないとき、と定めることとできる。当該第2の仮想リンクの生成の方法は、上記比較先リンクに基づき生成されれば特に制限されず、例えば、当該比較先リンクを伸縮することにより第2の仮想リンクを生成することとできる。他の例として、第2の仮想リンク生成部13は、上記特定された比較先リンクと当該比較先リンクに接続するリンク(接続リンク)とを結合することにより、当該第2の仮想リンクを生成することとできる。また、当該比較先リンクの道路属性と当該接続リンクの道路属性とが一致するとき、当該第2の仮想リンクを生成することとしても良い。両リンクの道路属性が一致する場合には、参照ネットワークデータのリンクにおいては、一のリンクとして構成されていることが考えられるためである。さらには、第2の仮想リンク生成部13は、当該比較先リンクのリンク長、あるいは、当該比較先リンクと接続リンクとを結合したリンクのリンク長と、上記対応付け対象特定部7で特定された比較元リンクのリンク長とを比較し、両リンクのリンク長の差が所定閾値以下であるとき、当該第2の仮想リンクを生成することとしても良い。
対応付け部15は、上記第2の仮想リンク生成部13で生成された第2の仮想リンクと比較元リンクとを対応付ける。
図4を用いて、図2に示す対応付け装置1の動作の一例を説明する。ここで、上記要素はリンク内の最小角度とする。適宜、図7に示す模式図を用いて説明する。
まず、ステップ1では、対応付け対象特定部7は、第1の格納部3及び第2の格納部5を参照し、対応付けの対象となる比較元リンクL31と比較先リンクL32及びリンクL33とを夫々特定し、保存する。当該比較元リンクL31と比較先リンクL32及びリンクL33の特定は、例えば、比較元リンクL31の位置を基準に、当該位置から所定範囲内に存在するリンク(あるいは、リンク群)を比較先リンクL32及びリンクL33として対応付けの対象と特定することとできる。
図5を用いて、ステップ1の詳細動作の一例を説明する。適宜、図6に示す模式図を用いて説明する。
まず、ステップ11では、第1の抽出部71は、第1の格納部3に格納される基準ネットワークデータのうち比較元リンクを指定する。
ステップ13では、第1の抽出部71は、第2の格納部5に格納される参照ネットワークデータのうち、ステップ11で指定された比較元リンクに対応する比較先リンクを特定する。当該特定の方法は、特に限定されないが、例えば、上記比較元リンクの座標に基づき、所定範囲内に位置するリンクを比較先リンクとして特定することができる。当該ステップ13において、ステップ11で指定された比較元リンクと、対応付けの対象として比較すべき比較先リンクが選択されることとなる。
ステップ15では、ステップ11で指定された比較元リンクとステップ13で特定された比較先リンクとが、第1−1の条件を満たすか否か判定する。当該判定の方法は、特に限定されないが、例えば、上記比較元リンクの形状と比較先リンクの形状とが第1−1の条件を満たすか否かを判定することとできる。当該判定の結果、比較元リンクと比較先リンクとが第1−1の条件を満たさないとき(ステップ17:No)、ステップ19へ進む。一方、ステップ17においてYesのとき、特定部81は、後述するステップ29において、比較元リンク及び比較先リンクの両リンクを対応付けの対象と特定し、保存する(図6(A)参照)。
ステップ19では、第2の抽出部73は、ステップ17においてNoと判定された比較元リンクと比較先リンクとが、第1−2の条件を満たすか否か判定する。当該判定の方法は、特に限定されないが、例えば、上記比較元リンクの形状と比較先リンクの形状とが、上記第1−1の条件と異なる条件であって、当該第1−1の条件より緩やかな第1−2の条件を満たすか否かを判定することとできる。当該判定の結果、比較元リンクと比較先リンクとが第1−2の条件を満たすとき(ステップ21:Yes)、ステップ23へ進む。
ステップ23では、第1の仮想リンク生成部13は、ステップ21においてYesと判定された比較元リンクに基づいて第1の仮想リンクを生成する(図6(B)参照)。当該生成の方法として、例えば、比較元リンクL11に接続する接続リンクL12であって、当該比較元リンクL11の道路属性と同一の道路属性を備えた接続リンクL12を当該比較元リンクL11に接続することにより第1の仮想リンクL14を生成することとできる。
ステップ25では、判定部79は、ステップ23で生成された第1の仮想リンクL14と上記比較リンクL13とが、第1−1の条件を満たすか否か判定する。当該判定は、ステップ15と同様にして行うことができる。当該判定の結果、第1の仮想リンクL14と比較先リンクL13とが第1−1の条件を満たすとき(ステップ27:Yes)、ステップ29へ進む。一方、ステップ27においてNoのときは、例えばそのまま処理を終了することとできる。他の例として、再びステップ23の処理を行うこととしても良い。具体的には、図6(C)に示すように、比較先リンクL24と、比較元リンクL21と接続リンクL22とから生成した第1の仮想リンクL25とが第1−1の条件を満たさないとき、第1の仮想リンク生成部13は、第1の仮想リンクL25に、比較元リンクL21の他方の接続リンクL23を接続して第1の仮想リンクL26を生成する。
ステップ29では、特定部81は、ステップ25で第1−1の条件を満たすと判定された第1の仮想リンクL14及び比較先リンクL13の両リンクを対応付けの対象と特定する(図6(B)参照)。
図4に戻り、ステップ3では、比較部11は、ステップ1で特定された比較元リンク及び比較先リンクについて、両者のリンクの最小角度を比較する。図7を用いて、当該ステップ3における両リンクの最小角度の比較の方法の一例を説明する。この図7において、点P、Qはリンクの端点(ノード)あるいはリンクの補間点を表している。ここで、補間点とは、リンクの形状を補間する点であり、図7において点P、P、Q、Qが当該補間点に該当する。比較部11は、比較元リンクL31において補間点における角度のうち最小角度を特定する。比較元リンクL31における最小角度は点Pにおける175°(第1の最小角度)である。他方、比較先リンクL32及びリンクL33においてノードあるいは補間点における角度のうち最小角度を特定する。比較先リンクL32及びリンクL33における最小角度は点Qにおける100°(第2の最小角度)である。比較部11は、第1の最小角度(175°)と第2の最小角度(100°)とを比較する。比較部11における比較の方法は、上記の他、補間点Pにおける角度と補間点Qにおける角度の比較、次いで、補間点Pにおける角度と補間点Qにおける角度の比較のように順次行うこととしても良い。
図4に戻り、ステップ5では、第2の仮想リンク生成部13は、ステップ5の比較の結果が、予め定められた第2の条件に該当するか否か判定する。例えば、第2の条件が第1の最小角度と第2の最小角度との角度差が45°以上である旨定められている場合、上記の例における、第1の最小角度(175°)と第2の最小角度(100°)との角度差は75°であるため、第2の条件に該当すると判定される。このように当該判定の結果、第1の最小角度と第2の最小角度との角度差が第2の条件を満たすとき(ステップ7:Yes)、ステップ9へ進む。また、上述のように角度の比較を順次行う方法においては、順次比較するにあたりその角度差が第2の条件に該当したとき、ステップ9へ進むこととしても良い。
ステップ9では、第2の仮想リンク生成部13は、ステップ7においてYesと判定された比較先リンクに基づいて第2の仮想リンクL34を生成する(図7参照)。当該第2の仮想リンクの生成方法としては、例えば、比較先リンクL32及びリンクL33において第2の最小角度を構成したノードQに基づき、比較先リンクL32及びリンクL33を分割し、比較先リンクL32を第2の仮想リンクとすることとできる。ここで、比較先リンクL32及びリンクL33が一のリンクを構成している場合には、第2の最小角度を構成する補間点Qで当該リンクを分割し、比較元リンクL31に対応する第2の仮想リンクを生成することとできる。
ステップ10では、対応付け部15は、比較元リンクL31及びステップ9で生成された第2の仮想リンクL33の両リンクを対応付ける。
リンクの要素がリンク端点における差路数である場合の処理について、図8に示す模式図を用いて説明する。
この例において、上記対応付け対象特定部7は、比較元リンクL41及び比較先リンクL42を対応付けの対象として特定している。ここで、比較元リンクL41の端点Nにおける差路数と比較先リンクL42の端点Nにおける差路数とを比較すると、Nでは4差路であるのに対して、Nでは3差路でありその差路数が一致しない。そこで、比較先リンクL42を伸縮して、比較元リンクL41の差路数4と合致するよう比較先リンクL42を調整する。この例において、比較先リンクL42を伸長して端点Nとする第2の仮想リンクL44を生成することで、比較元リンクL41の端点Nの差路数と第2の仮想リンクL44の端点Nの差路数がともに4となり、一致することとなる。上記対応付け部15は、比較元リンクL41と生成された第2の仮想リンクL44とを対応付ける。
図9は対応付け装置1のハード構成を示すブロック図である。
この装置1のハード構成は、一般的なコンピュータシステムと同様に中央制御装置221に対してシステムバス222を介して各種の要素が結合されたものである。
中央制御装置221は汎用的なCPU、メモリ制御装置、バス制御装置、割り込み制御装置更にはDMA(直接メモリアクセス)装置を含み、システムバス222もデータライン、アドレスライン、制御ラインを含む。システムバス222にはRAM(ランダムアクセスメモリ)223、不揮発メモリ(ROM224,CMOS−RAM225等)からなるメモリ回路が接続されている。RAM223に格納されるデータは中央制御装置221や他のハードウエア要素によって読み取られたり、書き換えられたりする。不揮発メモリのデータは読み取り専用であり、装置をオフとしたときにもそこのデータは喪失されない。このハードウエアを制御するシステムプログラムはハードディスク装置227に保存されており、また、RAM223に保存されており、ディスクドライブ制御装置226を介して適宜中央制御装置221に読みこまれて使用される。このハードディスク装置227には、汎用的な構成のコンピュータシステムを対応付け装置1として動作させるためのコンピュータプログラムを保存する領域が確保される。
このハードディスク装置227の所定の領域が、対応付け対象特定部7、比較部11、第2の仮想リンク生成部13及び対応付け部15で特定、生成等された情報を保存する保存部用に割り付けられる。
ハードディスク装置227の他の領域が基準ネットワークデータ及び参照ネットワークデータを保存する保存部3、5用に割り付けられる。
システムバス222には、フレキシブルディスク232に対してデータの読み込み及び書き込みを行うフレキシブルドライブ制御装置231、コンパクトディスク234に対してそれからデータの読み取りを行うCD/DVD制御装置233が接続されている。この例ではプリンタインターフェース237にプリンタ238を接続させている。
システムバス222にはキーボード・マウス制御装置241が接続され、キーボード242及びマウス243からのデータ入力を可能としている。モニタ245がモニタ制御装置244を介してシステムバス222に接続されている。モニタ245にはCRTタイプ、液晶タイプ、プラズマディスプレイタイプなどを利用することができる。
各種の要素(モデムなど)の増設を可能とするため空きのスロット251が準備されている。
このコンピュータシステムからなる対応付け装置1を稼動させるために必要なプログラム(OSプログラム、アプリケーションプログラム(本発明のものも含む))は、各種の記録媒体を介してシステムの中にインストールされる。例えば非書き込み記録媒体(CD−ROM、ROMカード等)、書き込み可能記録媒体(FD、DVD等)、更にはネットワークNを利用して通信媒体の形式でインストールすることも可能である。勿論、不揮発メモリ224、225やハードディスク装置227に予めこれらのプログラムを書きこんでおくこともできる。
以上、本発明の実施の形態について説明してきたが、これらのうち、2つ以上の実施の形態を組み合わせて実施しても構わない。あるいは、これらのうち、1つの実施の形態を部分的に実施しても構わない。さらには、これらのうち、2つ以上の実施の形態を部分的に組み合わせて実施しても構わない。
この発明は、上記発明の実施の形態の説明に何ら限定されるものではない。特許請求の範囲の記載を逸脱せず、当業者が容易に想到できる範囲で種々の変形態様もこの発明に含まれる。
1 対応付け装置
7 対応付け対象特定部
11 比較部
13 第2の仮想リンク生成部
15 対応付け部

Claims (16)

  1. 複数のリンクの接続関係により道路を表す第1の道路ネットワークデータを備える第1の格納部と、
    前記第1の道路ネットワークデータと異なる道路ネットワークデータであって、前記複数のリンクの接続関係により道路を表す第2の道路ネットワークデータを備える第2の格納部と、
    前記第1の道路ネットワークデータにおけるリンクと、前記第2の道路ネットワークデータにおけるリンクとを対応付ける対応付け部と、を備える道路ネットワークデータの対応付け装置において、
    前記第1の道路ネットワークデータから所定のリンクを比較元リンクとして抽出するとともに、前記比較元リンクに対して第1の条件を満たす比較先リンクを前記第2の道路ネットワークデータから抽出する抽出部と、
    前記抽出された比較元リンクの要素と前記抽出された比較先リンクの要素とを比較する比較部と、
    前記比較の結果、第2の条件に該当するとき、前記比較先リンクを調整して仮想リンクを生成する仮想リンク生成部と、を備え、
    前記対応付け部は、前記比較元リンクと前記生成された仮想リンクとを対応付ける、
    道路ネットワークデータの対応付け装置。
  2. 前記要素はリンクの最小角度であり、
    前記比較部は、前記比較元リンクの第1の最小角度と、前記比較先リンクの第2の最小角度とを比較し、
    前記仮想リンク生成部は、前記第1の最小角度と前記第2の最小角度との差が所定閾値以上であるとき、前記仮想リンクを生成する、
    請求項1に記載の対応付け装置。
  3. 前記仮想リンク生成部は、前記比較元リンクの端点に対応する前記比較先リンクの端点を一方の端点とし、前記第2の最小角度を形成する屈曲点を他方の端点として前記仮想リンクを生成する、請求項2に記載の対応付け装置。
  4. 前記要素はリンクの端点における差路数であり、
    前記比較部は、前記比較元リンクの第1の端点の差路数と、該比較元リンクの第1の端点に対応する前記比較先リンクの第1の端点の差路数とを比較し、
    前記仮想リンク生成部は、前記比較元リンクの端点の差路数と、前記比較先リンクの端点の差路数とが一致しないとき、前記仮想リンクを生成する、
    請求項1に記載の対応付け装置。
  5. 前記仮想リンク生成部は、予め定められた範囲内で前記比較先リンクを伸縮して、前記比較元リンクの差路数と一致する差路数を有する端点を前記仮想リンクの端点とする、請求項4に記載の対応付け装置。
  6. 第1の格納部が、複数のリンクの接続関係により道路を表す第1の道路ネットワークデータを格納する第1の格納ステップと、
    第2の格納部が、前記第1の道路ネットワークデータと異なる道路ネットワークデータであって、前記複数のリンクの接続関係により道路を表す第2の道路ネットワークデータを格納する第2の格納ステップと、
    対応付け部が、前記第1の道路ネットワークデータにおけるリンクと、前記第2の道路ネットワークデータにおけるリンクとを対応付ける対応付けステップと、を備える道路ネットワークデータの対応付け方法において、
    抽出部が、前記第1の道路ネットワークデータから所定のリンクを比較元リンクとして抽出するとともに、前記比較元リンクに対して第1の条件を満たす比較先リンクを前記第2の道路ネットワークデータから抽出する抽出ステップと、
    比較部が、前記抽出された比較元リンクの要素と前記抽出された比較先リンクの要素とを比較する比較ステップと、
    仮想リンク生成部が、前記比較の結果、第2の条件に該当するとき、前記比較先リンクを調整して仮想リンクを生成する仮想リンク生成ステップと、を備え、
    前記対応付けステップでは、前記比較元リンクと前記生成された仮想リンクとを対応付ける、
    道路ネットワークデータの対応付け方法。
  7. 前記要素はリンクの最小角度であり、
    前記比較ステップは、前記比較元リンクの第1の最小角度と、前記比較先リンクの第2の最小角度とを比較し、
    前記仮想リンク生成ステップは、前記第1の最小角度と前記第2の最小角度との差が所定閾値以上であるとき、前記仮想リンクを生成する、
    請求項6に記載の対応付け方法。
  8. 前記仮想リンク生成ステップは、前記比較元リンクの端点に対応する前記比較先リンクの端点を一方の端点とし、前記第2の最小角度を形成する屈曲点を他方の端点として前記仮想リンクを生成する、請求項7に記載の対応付け方法。
  9. 前記要素はリンクの端点における差路数であり、
    前記比較ステップは、前記比較元リンクの第1の端点の差路数と、該比較元リンクの第1の端点に対応する前記比較先リンクの第1の端点の差路数とを比較し、
    前記仮想リンク生成ステップは、前記比較元リンクの端点の差路数と、前記比較先リンクの端点の差路数とが一致しないとき、前記仮想リンクを生成する、
    請求項6に記載の対応付け方法。
  10. 前記仮想リンク生成ステップは、予め定められた範囲内で前記比較先リンクを伸縮して、前記比較元リンクの差路数と一致する差路数を有する端点を前記仮想リンクの端点とする、請求項9に記載の対応付け方法。
  11. 異なる道路ネットワークデータの対応付けを行うためのコンピュータプログラムであって、コンピュータを、
    複数のリンクの接続関係により道路を表す第1の道路ネットワークデータを格納する第1の格納手段と、
    前記第1の道路ネットワークデータと異なる道路ネットワークデータであって、前記複数のリンクの接続関係により道路を表す第2の道路ネットワークデータを格納する第2の格納手段と、
    前記第1の道路ネットワークデータにおけるリンクと、前記第2の道路ネットワークデータにおけるリンクとを対応付ける対応付け手段、として機能させるコンピュータプログラムにおいて、前記コンピュータを、
    前記第1の道路ネットワークデータから所定のリンクを比較元リンクとして抽出するとともに、前記比較元リンクに対して第1の条件を満たす比較先リンクを前記第2の道路ネットワークデータから抽出する抽出手段と、
    前記抽出された比較元リンクの要素と前記抽出された比較先リンクの要素とを比較する比較手段と、
    前記比較の結果、第2の条件に該当するとき、前記比較先リンクを調整して仮想リンクを生成する仮想リンク生成手段、として機能させ、
    前記対応付け手段は、前記比較元リンクと前記生成された仮想リンクとを対応付ける、
    コンピュータプログラム。
  12. 前記要素はリンクの最小角度であり、
    前記比較手段は、前記比較元リンクの第1の最小角度と、前記比較先リンクの第2の最小角度とを比較し、
    前記仮想リンク生成手段は、前記第1の最小角度と前記第2の最小角度との差が所定閾値以上であるとき、前記仮想リンクを生成する、
    請求項11に記載のコンピュータプログラム。
  13. 前記仮想リンク生成手段は、前記比較元リンクの端点に対応する前記比較先リンクの端点を一方の端点とし、前記第2の最小角度を形成する屈曲点を他方の端点として前記仮想リンクを生成する、請求項12に記載のコンピュータプログラム。
  14. 前記要素はリンクの端点における差路数であり、
    前記比較手段は、前記比較元リンクの第1の端点の差路数と、該比較元リンクの第1の端点に対応する前記比較先リンクの第1の端点の差路数とを比較し、
    前記仮想リンク生成手段は、前記比較元リンクの端点の差路数と、前記比較先リンクの端点の差路数とが一致しないとき、前記仮想リンクを生成する、
    請求項11に記載のコンピュータプログラム。
  15. 前記仮想リンク生成手段は、予め定められた範囲内で前記比較先リンクを伸縮して、前記比較元リンクの差路数と一致する差路数を有する端点を前記仮想リンクの端点とする、請求項14に記載のコンピュータプログラム。
  16. 請求項11〜請求項15のいずれかに記載のコンピュータプログラムを記録する記録媒体。
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