JP6217849B2 - 打撃工具 - Google Patents

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Description

本発明は、先端工具の回転方向に打撃力を与える打撃工具に関する。
従来、駆動源により回転される回転部材の回転力を、先端工具が設けられる出力部材の回転方向の打撃力に変換する打撃部材を備えた打撃工具が知られている。この打撃工具の一例が、特許文献1に記載されている。特許文献1に記載されたインパクト回転工具(打撃工具)は、モータ(駆動源)により回転される駆動軸(回転部材)と、駆動軸により回転されるアンビル(出力部材)と、駆動軸とアンビルとの間に設けられ、駆動軸の回転力をアンビルの回転方向の打撃力に変換するハンマ(打撃部材)とを備えている。ハンマは、回転ハンマと打撃ハンマとに分けられ、これにより回転慣性を確保しつつ、軸方向に移動する質量を小さくしている。
そして、アンビルの回転方向に所定の大きさの負荷が加わると、打撃ハンマは駆動軸の軸方向に沿って往復移動し、アンビルから離間したりアンビルに近接したりする。打撃ハンマがアンビルから離間すると打撃ハンマの突起とアンビルの爪とが開放され、打撃ハンマはアンビルに対して相対回転する。一方、打撃ハンマがアンビルに近接すると打撃ハンマの突起とアンビルの爪とが衝突するようにして係合し、これによりアンビルの回転方向に打撃力が与えられる。このように、打撃ハンマの突起とアンビルの爪とが開放および係合を繰り返すことで、アンビルの回転方向に連続的に打撃力が与えられて、ひいてはボルト等を強力に締め付けることができる。
特開2013−022691号公報
特許文献1に記載された打撃工具では、重量物であるハンマを回転ハンマと打撃ハンマとに分割し、これにより軸方向に移動する質量を小さくしている。しかしながら、回転部材の軸方向に沿わせて打撃ハンマを往復移動させる構成を採る以上、回転部材の軸方向に沿う方向の振動をより低減させたいというニーズに応えるのが困難であった。
ここで、軸方向に移動する部材を無くすようにすれば、打撃工具をより小型化できるのは勿論のこと、回転部材の軸方向に沿う方向の振動や騒音を抑えることができる。このようなニーズに応えられるようにすることは、最も重要な課題のうちの1つとなっている。
本発明の目的は、回転部材の軸方向に沿う方向の振動や騒音を抑え、製品の小型化および作業性の向上を図ることが可能な打撃工具を提供することにある。
本発明の一態様では、先端工具の回転方向に打撃力を与える打撃工具であって、駆動源により回転される回転部材と、前記先端工具が設けられる出力部材と、前記回転部材と前記出力部材との間で、前記回転部材の径方向に移動自在に設けられ、前記回転部材の回転力を前記出力部材の回転方向の打撃力に変換する打撃部材と、前記打撃部材の前記出力部材側に設けられる第1係合爪と、前記出力部材の前記打撃部材側に設けられ、前記第1係合爪に係合して前記打撃部材の回転力を前記出力部材に伝達する第2係合爪と、前記回転部材に設けられ、前記回転部材と前記打撃部材との相対回転により、前記打撃部材を径方向に移動させ、前記第1係合爪と前記第2係合爪との係合を開放する係合開放部材と、を備える。
本発明の他の態様では、前記第1係合爪および前記第2係合爪を、前記回転部材の軸方向に延在させた。
本発明の他の態様では、前記打撃部材を、前記回転部材の径方向に分割された一対の分割体とし、前記一対の分割体にそれぞれ支柱部材を設け、かつ前記一対の分割体の間に前記一対の分割体を離間させる方向に押圧する弾性部材を設け、前記係合開放部材を、前記一対の支柱部材がそれぞれ摺動する溝部を備えた可動体とし、前記一対の溝部は、前記可動体と前記一対の分割体との相対回転により、前記弾性部材の押圧力に抗して前記一対の支柱部材を近接させる。
本発明の他の態様では、前記一対の分割体の間に、前記一対の分割体を前記回転部材に対して同軸かつ回転自在に配置する芯出し部材を設けた。
本発明の他の態様では、前記一対の分割体のそれぞれに、前記一対の分割体の相対移動を案内する案内部材を設け、前記案内部材に前記弾性部材を保持させた。
本発明の他の態様では、先端工具の回転方向に打撃力を与える打撃工具であって、駆動源により回転される回転部材と、前記先端工具が設けられる出力部材と、前記回転部材と前記出力部材との間で、前記回転部材の径方向に移動自在に設けられ、前記回転部材の回転力を前記出力部材の回転方向の打撃力に変換する打撃部材と、前記打撃部材の前記出力部材側に設けられる第1係合爪と、前記出力部材の前記打撃部材側に設けられ、前記第1係合爪に係合して前記打撃部材の回転力を前記出力部材に伝達する第2係合爪と、前記回転部材に設けられ、前記回転部材と前記打撃部材との相対回転により、前記打撃部材を径方向に移動させ、前記第1係合爪と前記第2係合爪との係合を開放する係合開放部材と、を備え、前記打撃部材を、前記回転部材の径方向に分割された複数の分割体とし、前記第1係合爪および前記第2係合爪を、前記回転部材の軸方向に延在させた。
本発明の他の態様では、先端工具の回転方向に打撃力を与える打撃工具であって、駆動源により回転される回転部材と、前記先端工具が設けられる出力部材と、前記回転部材と前記出力部材との間で、前記回転部材の径方向および回転方向に移動自在に設けられ、前記回転部材の回転力を前記出力部材の回転方向の打撃力に変換する打撃部材と、前記回転部材に設けられ、前記回転部材と前記打撃部材との相対回転により、前記打撃部材を径方向に移動させ、前記打撃部材の回転方向への移動を許容する係合開放部材と、を備え、前記回転部材が径方向に移動しながら回転方向に加速することで、前記出力部材を打撃する。
本発明によれば、回転部材の軸方向に沿う方向の打撃工具の振動や騒音を大幅に低減することができる。また、回転部材の軸方向に沿う方向の打撃工具の寸法を短くして、打撃工具をより小型化することができる。
本発明に係るインパクトドライバを示す斜視図である。 図1のインパクトドライバの部分断面図である。 図2の打撃機構を単体で示す斜視図である。 図3の打撃機構の分解斜視図である。 スピンドルの詳細構造を示す斜視図である。 アンビルの詳細構造を示す斜視図である。 (a),(b)は、ハンマ(分割体)の詳細構造を示す斜視図である。 リテーナの詳細構造を示す斜視図である。 (a),(b),(c)は、打撃機構の動作を説明する図2のB−B線に沿う断面図である。 (a),(b),(c)は、打撃機構の動作を説明する図2のC−C線に沿う断面図である。
以下、本発明の一実施の形態について、図面を用いて詳細に説明する。
図1は本発明に係るインパクトドライバを示す斜視図を、図2は図1のインパクトドライバの部分断面図をそれぞれ示している。
図1および図2に示すように、インパクトドライバ(打撃工具)10は、充電および放電が可能な電池セルを収容した電池パック11と、この電池パック11から電力が供給されて駆動される電動モータ12とを有している。電動モータ12は、電気エネルギを運動エネルギに変換する駆動源である。インパクトドライバ10は、プラスチック等よりなるケーシング13を備え、電動モータ12はケーシング13の内部に設けられている。
電動モータ12は、軸線Aを中心に回転する回転軸14を備えている。この回転軸14は、トリガスイッチ15を操作することで正方向または逆方向に回転される。つまり、トリガスイッチ15を操作することで、電池パック11から電動モータ12に電力が供給される。なお、回転軸14の回転方向は、トリガスイッチ15の近傍に設けられた切替スイッチ16を操作することで切り替えられる。
インパクトドライバ10は、ドライバビット等の先端工具17を支持するアンビル(出力部材)18を備えている。アンビル18は、ケーシング13の内側に装着されたスリーブ19によって回転自在に支持されている。なお、スリーブ19の内側には、アンビル18の回転をスムーズにするグリス(図示せず)が塗布されている。そして、アンビル18は軸線Aを中心に回転し、アンビル18の先端部分には、着脱機構20を介して先端工具17が着脱自在に設けられている。
ケーシング13の内部で、かつ軸線Aに沿う方向の電動モータ12とアンビル18との間には、減速機21が設けられている。この減速機21は、電動モータ12の回転力をアンビル18に伝達する動力伝達装置であり、減速機21は、所謂シングルピニオン型の遊星歯車機構により構成されている。減速機21は、回転軸14と同軸に配置されたサンギヤ22と、サンギヤ22の周囲を取り囲むように配置されたリングギヤ23と、サンギヤ22およびリングギヤ23の双方に噛み合わされた複数のプラネタリギヤ24と、各プラネタリギヤ24を自転可能、かつ公転可能に支持するキャリヤ25とを有している。そして、リングギヤ23はケーシング13に固定され、回転不能となっている。
キャリヤ25には、当該キャリヤ25とともに軸線Aを中心に回転するスピンドル(回転部材)26が一体に設けられ、このスピンドル26は、電動モータ12の回転によりキャリヤ25を介して回転される。電動モータ12の回転軸14,減速機21,スピンドル26,アンビル18は、軸線Aを中心としてそれぞれ配置されている。スピンドル26は、軸線Aに沿う方向のアンビル18と減速機21との間に設けられており、スピンドル26におけるアンビル18側の先端部分には、軸線Aに沿う方向に突出された軸部26aが形成されている。
ケーシング13の内部で、かつ軸線Aに沿う方向の電動モータ12と減速機21との間には、略椀状に形成されたホルダ部材27が設けられている。ホルダ部材27の中心部分には軸受28が装着され、この軸受28は、スピンドル26における電動モータ12側の基端部分を回転自在に支持している。また、スピンドル26の軸線Aに沿う方向のキャリヤ25と軸部26aとの間には、カム板(係合開放部材)26b(図5参照)が一体に設けられている。このカム板26bは、一対の支持ピン(支柱部材)29を支持するとともに、スピンドル26とハンマ30との相対回転時に、一対の支持ピン29を互いに近接させる。
アンビル18におけるスピンドル26側の基端部分には、軸線Aと同軸の保持孔18aが設けられている。保持孔18aには、スピンドル26の軸部26aが回転自在に挿入されている。つまり、アンビル18とスピンドル26とは、軸線Aを中心に相対回転可能となっている。なお、軸部26aと保持孔18aとの間にも、両者の相対回転をスムーズにするグリス(図示せず)が塗布されている。また、アンビル18には軸線Aと同軸に取付孔18bが設けられている。この取付孔18bは、ケーシング13の外部に向けて開口され、先端工具17の基端部分を着脱するために設けられている。
スピンドル26の周囲には、略円筒形状に形成されたハンマ(打撃部材)30が設けられている。ハンマ30は、スピンドル26とアンビル18との間に動力伝達可能に設けられ、軸線Aに沿う方向の減速機21とアンビル18との間に配置されている。ハンマ30は、スピンドル26に対して相対回転可能となっている。その一方で、ハンマ30は、スピンドル26に対して軸線Aに沿う方向に相対移動不能となっている。
ハンマ30は、スピンドル26の軸線Aに沿う方向と交差する方向(径方向)に分割された一対の分割体(打撃部材)31を備えている。一対の分割体31には、それぞれ支持ピン29が装着されている。また、一対の分割体31の間には、合計4つのコイルばね(弾性部材)32が圧縮された状態で設けられている。そして、スピンドル26とハンマ30とが相対回転すると、コイルばね32のばね力(押圧力)に抗してカム板26bが回転し、これに伴って一対の支持ピン29が互いに近接する。よって、一対の分割体31がカム板26bの延在方向、つまりスピンドル26の径方向に移動して、互いに近接する。つまり、ハンマ30は、スピンドル26の径方向に移動自在に設けられている。
アンビル18の回転方向への負荷が大きくなり、スピンドル26とハンマ30とが相対回転すると、一対の分割体31が互いに近接したり離間したりを高速で繰り返す。これにより、一対の分割体31に設けたハンマ爪31m(図7参照)とアンビル18に設けたアンビル爪18e(図6参照)とが開放および係合を高速で繰り返す。これにより、先端工具17の回転方向に打撃力が発生する。ここで、ハンマ30の重量はアンビル18の重量よりも大きく設定されており、ハンマ30は、スピンドル26の回転力をアンビル18の回転方向の打撃力に変換する機能を備えている。なお、ハンマ30の重量がアンビル18の重量より小さくても良い。
次に、先端工具17の回転方向に打撃力を与える打撃機構SMの詳細構造について、図3ないし図8を用いて詳細に説明する。ここで、打撃機構SMは、スピンドル26,ハンマ30,アンビル18,支持ピン29,コイルばね32およびリテーナ33によって形成されている。以下、打撃機構SMを形成する部品について詳細に説明する。
図3は図2の打撃機構を単体で示す斜視図を、図4は図3の打撃機構の分解斜視図を、図5はスピンドルの詳細構造を示す斜視図を、図6はアンビルの詳細構造を示す斜視図を、図7(a),(b)はハンマ(分割体)の詳細構造を示す斜視図を、図8はリテーナの詳細構造を示す斜視図をそれぞれ示している。
図5に示すように、スピンドル26は軸線Aの方向に沿って延在され、その軸方向に沿う基端部分には、減速機21(図2参照)を形成するキャリヤ25が一体に設けられている。キャリヤ25は、スピンドル26に一体に設けられた一対の円板部材25aによって構成され、これらの円板部材25aの間で、かつスピンドル26の周囲に、複数のプラネタリギヤ24(図2参照)が回転自在に配置される。
スピンドル26の軸方向に沿う先端部分には、アンビル18の保持孔18a(図2参照)に回転自在に挿入される軸部26aが一体に設けられ、軸線Aに沿う方向の軸部26aとキャリヤ25との間には、カム板26bが設けられている。このカム板26bの回転中心は、スピンドル26に一体化されている。
カム板26bは、一対の長辺部26cと一対の円弧部26dとを備えた平板状に形成され、本発明における可動体を構成している。このカム板26bの各円弧部26d寄りの部分には、軸線Aを中心として対向する一対のカム溝(溝部)26eが設けられている。一対のカム溝26eは、カム板26bの板厚方向(軸線Aの方向)に貫通しており、断面が略円弧形状に形成されている。
カム溝26eの溝幅は、支持ピン29(図2および図4参照)の直径寸法よりも若干大きい寸法に設定されている。これにより、一対の支持ピン29は、一対のカム溝26eの内部でスムーズに摺動することができる。そして、一対の支持ピン29が一対のカム溝26eの頂部T1にある場合に、一対の支持ピン29間の距離が最も長い距離L1(図9(a)参照)となる。つまり、支持ピン29がカム溝26eの内部を摺動して、頂部T1以外のところにそれぞれ移動することにより、一対の支持ピン29間の距離が短くなる。
図6に示すように、アンビル18は、略円筒形状に形成された本体部18cを備えており、当該本体部18cは軸線Aに沿う方向に延在されている。本体部18cの軸方向に沿う基端側には保持孔18a(図2参照)が形成され、本体部18cの軸方向に沿う先端側には取付孔18bが形成されている。ここで、保持孔18aの内径寸法の方が、取付孔18bの内径寸法よりも小径となっている。
本体部18cの軸方向に沿う基端側には、軸線Aと交差する方向に延びる腕部18dが一体に設けられている。この腕部18dは、本体部18cの径方向に沿う断面が略長方形となるように形成され、腕部18dの長手方向に沿う中間部分が本体部18cに固定されている。腕部18dの長手方向に沿う両側には、アンビル爪(第2係合爪)18eがそれぞれ一体に設けられている。一対のアンビル爪18eは、軸線Aが延びる方向、つまりスピンドル26の軸方向で、かつハンマ30側(図中左側)に向けて延ばされている。また、一対のアンビル爪18eの内側の間の距離はL3(図10(a)参照)に設定されている。
このように、一対のアンビル爪18eは、アンビル18のハンマ30側に設けられ、ハンマ30の一対のハンマ爪31mと係合して、ハンマ30の回転力をアンビル18に伝達するようになっている。なお、図6の破線は、腕部18dとアンビル爪18eとの境界を示す補助線である。
ハンマ30は一対の分割体31を備えており、一対の分割体31はそれぞれ同じ形状に形成されている。分割体31は、図7に示すように、軸線Aと交差する方向に沿う断面が略円弧形状となった円弧状本体部31aを備えている。円弧状本体部31aの軸線Aと交差する方向に沿う両側には、一対の分割体31を組み付けた時に、他方の分割体31と対向する第1対向面31bおよび第2対向面31cが設けられている。
また、円弧状本体部31aの内側でかつ第1対向面31b寄りの部分には、第1平面部31dが設けられている。一方、円弧状本体部31aの内側でかつ第2対向面31c寄りの部分には、第2平面部31eが設けられている。
第1平面部31dには、略円柱状に形成された一対の案内突起31fが、軸線Aに沿う方向に並んで設けられている。一対の案内突起31fの先端部分は、第1,第2対向面31b,31cよりも、他方の分割体31に向けて突出されている。一方、第2平面部31eには、他方の分割体31の一対の案内突起31fの先端部分が摺動自在に挿入される貫通孔31gが、軸線Aに沿う方向に並んで設けられている。
ここで、一対の案内突起31fおよび一対の貫通孔31gは、一対の分割体31の相対移動(離間および近接)を案内するもので、本発明における案内部材を構成している。そして、一方の分割体31の案内突起31fの先端部分が他方の分割体31の貫通孔31gに摺動自在に挿入され、他方の分割体31の案内突起31fの先端部分が一方の分割体31の貫通孔31gに摺動自在に挿入される。これにより、一対の分割体31は、互いに離間したり近接したりして相対移動するようになっている。なお、案内突起31fの周囲には、当該案内突起31fを取り囲むようにしてコイルばね32がそれぞれ設けられる(図10参照)。つまり、案内突起31fは、コイルばね32を保持する機能も備えている。
円弧状本体部31aの軸線Aの方向に沿う一対の案内突起31f間および一対の貫通孔31g間には、スピンドル26のカム板26b(図5参照)が入り込み、当該カム板26bの摺動を案内する案内孔31hが設けられている。案内孔31hは、円弧状本体部31aの内側と外側とを貫通しており、案内孔31hには、カム板26bががたつくこと無く摺接するようになっている。これにより、ハンマ30は、軸線Aに沿う方向に対してスピンドル26に保持される。したがって、ハンマ30は軸線Aに沿う方向に移動することが無い。
案内孔31hの頂部T2には、軸線Aに沿う方向に対向するようにして、一対の支持壁31iが設けられている。これらの支持壁31iは、打撃機構SMを組み立てた状態のもとで、支持ピン29の軸方向両端部を支持する。これにより、コイルばね32を圧縮した状態のもとで案内突起31fに保持させて、一対の分割体31を組み立てた状態にできる。ここで、コイルばね32は一対の分割体31を互いに離間させる方向に押圧するが、一方の分割体31の支持壁31iおよび他方の分割体31の支持壁31iの双方に支持ピン29をカム溝26eに貫通させてそれぞれ支持させるため、打撃機構SMが分解されるようなことは無い。これにより、図3に示すように、打撃機構SMをサブアッシ化して、インパクトドライバ10の組み立て作業性を向上させることができる。
案内孔31hの軸線Aの方向に沿うアンビル18側(図中右側)には、断面が略長方形形状に形成された支持突起31jと、他方の分割体31の支持突起31jの先端部分が摺動自在に入り込む支持凹部31kが設けられている。支持突起31jの先端部分は、一対の案内突起31fと同様に、第1,第2対向面31b,31cよりも、他方の分割体31に向けて突出されている。ここで、支持凹部31kにおいても断面が略長方形形状に形成され、支持凹部31kは、支持突起31jをがたつくこと無く摺動自在に支持する。なお、一方の分割体31の支持突起31jおよび他方の分割体31の支持突起31jは、後述するリテーナ33を保持するようになっている。また、支持突起31jおよび支持凹部31kは断面が略長方形形状に限らず、円形状等の他の形状であっても良い。
円弧状本体部31aの軸線Aの方向に沿うアンビル18側には、ハンマ爪(第1係合爪)31mが一体に設けられている。ハンマ爪31mは、軸線Aが延びる方向、つまりスピンドル26の軸方向で、かつアンビル18側(図中右側)に向けて延ばされている。また、一対の分割体31を組み立てて互いに離間させた状態にすると、一対のハンマ爪31mの外側の間の距離がL4(図10(a)参照)となる。これに対し、一対の分割体31を組み立てて互いに近接させた状態にすると、一対のハンマ爪31mの外側の間の距離がL5(図10(b)参照)となる。
ここで、一対のアンビル爪18eの内側の間の距離L3は、離間状態にある一対のハンマ爪31mの外側の間の距離L4よりも若干小さく設定されている(L3<L4)。また、一対のアンビル爪18eの内側の間の距離L3は、近接状態にある一対のハンマ爪31mの外側の間の距離L5よりも若干大きく設定されている(L3>L5)。これにより、一対の分割体31が離間状態にあるときは、一対のアンビル爪18eと一対のハンマ爪31mとが互いに係合した状態とされ、ハンマ30の回転力がアンビル18に伝達可能となる。一方、一対の分割体31が近接状態にあるときは、一対のアンビル爪18eと一対のハンマ爪31mとが互いに開放した状態とされ、ハンマ30とアンビル18との回転力の伝達が遮断される。
図8に示すように、リテーナ(芯出し部材)33は、軸線Aに沿う方向と交差する方向の断面が略菱形に形成され、一対の分割体31の間に設けられる(図2参照)。リテーナ33の長手方向(図中上下方向)に沿う中央部分には、スピンドル26(図5参照)が回転自在に挿通される挿通孔33aが形成されている。つまり、リテーナ33は、スピンドル26に回転自在に保持される。
リテーナ33の挿通孔33aを中心として両側に設けられた一対の先細り部33bには、断面が略長方形形状に形成された支持孔33cがそれぞれ設けられている。これらの支持孔33cは、軸線Aと交差する方向に延在され、支持孔33cには、一対の分割体31の支持突起31j(図7参照)がそれぞれ摺動自在に挿通される。これにより、一対の分割体31は、スピンドル26(軸線A)を中心として、互いに離間したり近接したりできる。このように、リテーナ33は、径方向に移動し得る一対の分割体31をスピンドル26に対して同軸かつ回転自在に配置し、ハンマ30を芯出し(センタリング)する機能を備えている。
図4に示すように、打撃機構SMを組み立てるには、まず、スピンドル26の軸線Aに沿う方向のカム板26b側からリテーナ33を装着する。このとき、スピンドル26と挿通孔33aとの間に滑りを良くするグリス(図示せず)を塗布しておく。次に、カム板26bの長手方向とリテーナ33の支持孔33cの延在方向とを一致させた状態のもとで、一対の分割体31を、カム板26bおよびリテーナ33を挟むようにして対向させる。このとき、一方の分割体31の一対の案内突起31fを他方の分割体31の一対の貫通孔31gに臨ませ、他方の分割体31の一対の案内突起31fを一方の分割体31の一対の貫通孔31gに臨ませる。さらに、分割体31の支持突起31jをリテーナ33の支持孔33cに臨ませる。また、合計4つある案内突起31fにコイルばね32をそれぞれ装着し、かつカム板26bが一対の分割体31の案内孔31hにそれぞれ入り込むようにする。
その後、各案内突起31fの先端部分を各貫通孔31gに挿入するとともに支持突起31jを支持孔33cに挿入し、コイルばね32を押し縮めて各分割体31を近接させる。このとき、一対の分割体31のそれぞれの第1対向面31bと第2対向面31cとを当接させるまで近接させる。これにより、カム板26bの各カム溝26eが、一対の分割体31の案内孔31hを介して外側に露出される。その後、各カム溝26eのそれぞれに、軸線Aに沿う方向から支持ピン29を差し込んで、一対の分割体31を押し縮めていた力を開放する。これにより、コイルばね32のばね力によって、各支持ピン29の軸方向両端部が一対の分割体31の支持壁31iに支持されて、ハンマ30が組み立てられる。その後、スピンドル26の軸部26aを、アンビル18の保持孔18aに挿入して、これにより打撃機構SMの組み立てが完了する。なお、軸部26aを保持孔18aに挿入する際に、両者の滑りを良くするグリス(図示せず)を塗布しておく。
次に、以上のように形成した打撃機構SMの動作について、図面を用いて詳細に説明する。
図9(a),(b),(c)は打撃機構の動作を説明する図2のB−B線に沿う断面図を、図10(a),(b),(c)は打撃機構の動作を説明する図2のC−C線に沿う断面図をそれぞれ示している。
[無負荷状態] インパクトドライバ10を駆動してねじ締めを行い、ねじ(図示せず)の締め付け力が小さく、先端工具17に負荷が殆ど掛からない状態においては、図9(a)および図10(a)に示すように、コイルばね32のばね力により、一対の分割体31は互いに最も離間した状態となっている。つまり、各支持ピン29は、カム溝26eの頂部T1にそれぞれ配置された状態(離間距離L1)となっている。このとき、図10(a)に示すように、一対のハンマ爪31mの外側の間の距離はL4となっている。よって、一対のハンマ爪31mおよび一対のアンビル爪18eは、ハンマ30の回転方向に対してそれぞれ係合した状態となっている。これにより、ハンマ30の回転力がアンビル18に伝達され、ねじを締め付けることができる。
[係合開放状態] その後、ねじの締め付け力が大きくなると、先端工具17を介してアンビル18には所定の大きさの負荷が掛かる。すると、図9(b)および図10(b)に示すように、アンビル18およびハンマ30に対して、スピンドル26が相対回転をするようになる。これにより、カム溝26eの頂部T1に配置されていた支持ピン29が、カム溝26eの頂部T1以外の部分にそれぞれ移動する。これにより、各支持ピン29の離間距離がL1よりも短いL2(L2<L1)となり、ひいてはコイルばね32のばね力に抗してハンマ30がスピンドル26の径方向に移動し、一対の分割体31が近接される。すると、図10(b)に示すように、一対のハンマ爪31mの外側の間の距離が、一対のアンビル爪18eの内側の間の距離L3よりも若干小さいL5(L5<L3)となる。よって、一対のハンマ爪31mおよび一対のアンビル爪18eの係合が開放された状態となり、一対のアンビル爪18eの間を一対のハンマ爪31mが通過できるようになる。
[ハンマ空転状態] 一対のアンビル爪18eの間を一対のハンマ爪31mが通過した後は、図9(c)および図10(c)に示すように、アンビル18に対してハンマ30が矢印Rの方向すなわち回転方向に空転する。すると、コイルばね32のばね力により一対の分割体31が離間して、一対の支持ピン29はカム溝26eの頂部T1に向けてそれぞれ移動する。これにより、一対のハンマ爪31mの外側の間の距離がL4に戻って、一対のハンマ爪31mが一対のアンビル爪18eに衝突するようにして再度係合される。すなわち、ハンマ30はコイルばね32のばね力により径方向外側に離間しながら回転方向に加速してハンマ爪31mがアンビル爪18eに衝突する。これにより、アンビル18の回転方向に打撃力が発生して、ねじが強い力で締め付けられていく。
そして、アンビル18に所定の大きさの負荷が掛かっている間は、上述のような一対のハンマ爪31mと一対のアンビル爪18eとの係合および開放が高速で繰り返される。ここで、一対の分割体31は、一方の分割体31の第1対向面31bと他方の分割体31の第2対向面31cが当接するまで径方向に移動可能である。つまり、一対の分割体31の径方向の移動可能距離の合計は、無負荷状態における第1対向面31bと第2対向面31cとの間の距離L6である。また、インパクトドライバ10の作動時においては、一対の分割体31が一対のカム溝26eにより径方向に移動するので、一方の分割体31の径方向の移動可能距離はL6/2である。したがって、支持ピン29をカム溝26eに差し込むために必要な分割体31の径方向の移動距離L7(図示せず)をL6/2<L7<L6とすることで、インパクトドライバ10の作動時において、支持ピン29が外れる等して打撃機構SMが分解されることは無くなる。なお、切替スイッチ16(図2参照)を操作して電動モータ12の回転方向を逆転させると、上述した動作とは逆方向に打撃力を加えることができる。これにより、締め付けられたねじを緩めることができる。
以上詳述したように、本実施の形態に係るインパクトドライバ10によれば、スピンドル26とアンビル18との間に、スピンドル26の径方向に移動自在にハンマ30(一対の分割体31)を設けるとともに、スピンドル26に、当該スピンドル26とハンマ30との相対回転により、ハンマ30を径方向に移動させ、ハンマ30のハンマ爪31mとアンビル18のアンビル爪18eとの係合を開放するカム板26bを設けた。そのため、重量物であるハンマ30を径方向に移動させて、ハンマ30をスピンドル26の軸方向に沿う方向に移動させずに済む。
したがって、スピンドル26の軸方向に沿う方向のインパクトドライバ10の振動を大幅に低減することができる。また、ハンマ30は軸方向に移動せず、従来のようにハンマの軸方向の打撃がないため、打撃時に生じる軸方向の騒音を無くすことができる。さらに、スピンドル26の軸方向に沿う方向のインパクトドライバ10の寸法を短くして、インパクトドライバ10をより小型化することができる。また、スピンドル26の軸方向に沿う方向の振動が抑えられるので、例えば、作業者への負担やねじ締め等の作業時にねじ山が損傷するのを低減することができる。
また、本実施の形態に係るインパクトドライバ10によれば、打撃部材としてのハンマ30を、軸線Aに沿う方向と交差する方向(径方向)に分割された一対の分割体31により形成し、かつ一対の分割体31を同じものとしている。したがって、一対の分割体31を互いにカウンターウェイトとして機能させることができ、ひいてはハンマ30の径方向に移動する重量のバランスを良好にして、ハンマ30の径方向に沿う方向のインパクトドライバ10の振動を抑えることができる。
さらに、本実施の形態に係るインパクトドライバ10によれば、ハンマ30の外径寸法が、ハンマ爪31mとアンビル爪18eとが開放される空転時において最小外径となり、ハンマ爪31mとアンビル爪18eとが係合される打撃時において最大外径となる。したがって、打撃時におけるハンマ30のイナーシャ(回転慣性)は大きく、大きな打撃力を確保することができる。一方、空転時におけるハンマ30のイナーシャは小さく、ハンマ30の回転速度を速くできる。つまり、大きな打撃力を確保しつつ打撃周期を短くすることができ、ひいてはねじ締め作業等の効率を大幅に向上させることができる。
本発明は上記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることは言うまでもない。例えば、本発明の打撃工具は、上述したインパクトドライバ10の他に、インパクトレンチ等を包含する。また、本発明の打撃工具は、交流電源の電力を、電池パック11を介さずに電動モータ12に供給し得る構造を包含する。さらに、本発明の打撃工具は、電池パック11の電力、交流電源の電力を切り替えて電動モータ12に供給可能な構造を包含する。
さらに、本発明の駆動源は、上述した電動モータ12の他に、エンジン,空気圧モータ,油圧モータ等を包含する。エンジンは、燃料を燃焼させて発生した熱エネルギを運動エネルギに変換する動力源であって、例えば、ガソリンエンジンやディーゼルエンジン,さらには液化石油ガスエンジンを包含する。電動モータ12は、ブラシ付きモータやブラシレスモータ等を包含する。さらに、本発明の打撃工具は、アンビル18に先端工具17が直接取り付けられる構造に加えて、アンビルにソケットやアダプタ等を介して先端工具が取り付けられる構造も包含する。
10…インパクトドライバ(打撃工具)、11…電池パック、12…電動モータ(駆動源)、13…ケーシング、14…回転軸、15…トリガスイッチ、16…切替スイッチ、17…先端工具、18…アンビル(出力部材)、18a…保持孔、18b…取付孔、18c…本体部、18d…腕部、18e…アンビル爪(第2係合爪)、19…スリーブ、20…着脱機構、21…減速機、22…サンギヤ、23…リングギヤ、24…プラネタリギヤ、25…キャリヤ、25a…円板部材、26…スピンドル(回転部材)、26a…軸部、26b…カム板(係合開放部材,可動体)、26c…長辺部、26d…円弧部、26e…カム溝(溝部)、27…ホルダ部材、28…軸受、29…支持ピン(支柱部材)、30…ハンマ(打撃部材)、31…分割体(打撃部材)、31a…円弧状本体部、31b…第1対向面、31c…第2対向面、31d…第1平面部、31e…第2平面部、31f…案内突起(案内部材)、31g…貫通孔(案内部材)、31h…案内孔、31i…支持壁、31j…支持突起、31k…支持凹部、31m…ハンマ爪(第1係合爪)、32…コイルばね(弾性部材)、33…リテーナ(芯出し部材)、33a…挿通孔、33b…先細り部、33c…支持孔、A…軸線、SM…打撃機構、T1…カム溝の頂部、T2…案内孔の頂部

Claims (7)

  1. 先端工具の回転方向に打撃力を与える打撃工具であって、駆動源により回転される回転部材と、前記先端工具が設けられる出力部材と、前記回転部材と前記出力部材との間で、前記回転部材の径方向に移動自在に設けられ、前記回転部材の回転力を前記出力部材の回転方向の打撃力に変換する打撃部材と、前記打撃部材の前記出力部材側に設けられる第1係合爪と、前記出力部材の前記打撃部材側に設けられ、前記第1係合爪に係合して前記打撃部材の回転力を前記出力部材に伝達する第2係合爪と、前記回転部材に設けられ、前記回転部材と前記打撃部材との相対回転により、前記打撃部材を径方向に移動させ、前記第1係合爪と前記第2係合爪との係合を開放する係合開放部材と、を備える、打撃工具。
  2. 前記第1係合爪および前記第2係合爪を、前記回転部材の軸方向に延在させた、請求項1に記載の打撃工具。
  3. 前記打撃部材を、前記回転部材の径方向に分割された一対の分割体とし、前記一対の分割体にそれぞれ支柱部材を設け、かつ前記一対の分割体の間に前記一対の分割体を離間させる方向に押圧する弾性部材を設け、前記係合開放部材を、前記一対の支柱部材がそれぞれ摺動する溝部を備えた可動体とし、前記一対の溝部は、前記可動体と前記一対の分割体との相対回転により、前記弾性部材の押圧力に抗して前記一対の支柱部材を近接させる、請求項1または2に記載の打撃工具。
  4. 前記一対の分割体の間に、前記一対の分割体を前記回転部材に対して同軸かつ回転自在に配置する芯出し部材を設けた、請求項に記載の打撃工具。
  5. 前記一対の分割体のそれぞれに、前記一対の分割体の相対移動を案内する案内部材を設け、前記案内部材に前記弾性部材を保持させた、請求項またはに記載の打撃工具。
  6. 先端工具の回転方向に打撃力を与える打撃工具であって、駆動源により回転される回転部材と、前記先端工具が設けられる出力部材と、前記回転部材と前記出力部材との間で、前記回転部材の径方向に移動自在に設けられ、前記回転部材の回転力を前記出力部材の回転方向の打撃力に変換する打撃部材と、前記打撃部材の前記出力部材側に設けられる第1係合爪と、前記出力部材の前記打撃部材側に設けられ、前記第1係合爪に係合して前記打撃部材の回転力を前記出力部材に伝達する第2係合爪と、前記回転部材に設けられ、前記回転部材と前記打撃部材との相対回転により、前記打撃部材を径方向に移動させ、前記第1係合爪と前記第2係合爪との係合を開放する係合開放部材と、を備え、前記打撃部材を、前記回転部材の径方向に分割された複数の分割体とし、前記第1係合爪および前記第2係合爪を、前記回転部材の軸方向に延在させた、打撃工具。
  7. 先端工具の回転方向に打撃力を与える打撃工具であって、駆動源により回転される回転部材と、前記先端工具が設けられる出力部材と、前記回転部材と前記出力部材との間で、前記回転部材の径方向および回転方向に移動自在に設けられ、前記回転部材の回転力を前記出力部材の回転方向の打撃力に変換する打撃部材と、前記回転部材に設けられ、前記回転部材と前記打撃部材との相対回転により、前記打撃部材を径方向に移動させ、前記打撃部材の回転方向への移動を許容する係合開放部材と、を備え、前記回転部材が径方向に移動しながら回転方向に加速することで、前記出力部材を打撃する、打撃工具。
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