JP2015223668A - 打込機 - Google Patents

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西河 智雅
Tomomasa Nishikawa
智雅 西河
哲祐 原田
Tetsusuke Harada
哲祐 原田
駒崎 義一
Giichi Komazaki
義一 駒崎
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Abstract

【課題】小型化及び軽量化が可能な打込機を提供する。【解決手段】所定方向に延びるノーズ6と、該ノーズ6を有するハウジング2と、該ハウジング2の内部に設けられ、軸が該所定方向に延びる打込シリンダ36と、該軸に沿って移動可能に設置され、ファスナを該ノーズ6を介して発射可能なプランジャ37と、該プランジャ37を該軸に沿って移動させる駆動機構と、該打込シリンダ36の該軸と直交する方向に延びる回動軸31Aを中心に、回動可能に設けられたカウンタウェイト31と、該駆動機構の駆動に基づいて該カウンタウェイト31を回動させる伝達機構とを備える。【選択図】図1

Description

本発明は打込機に関し、特にカウンタウェイトを備えた打込機に関する。
ファスナ打込み時における反動を抑制するため、ファスナが射出される射出口を画成するノーズ部と、ノーズ部を備えるハウジングと、ファスナを打撃するドライバと、カウンタウェイトとして機能するバランサと、バランサを直線的に移動させる駆動機構とを備えた打込機が提供されている(特許文献1参照)。
特開2013−154452号公報
しかしながら、前述の打込機においては、バランサを作動させるための機構が複雑で大型化する必要があり、小型化や軽量化という観点において困難が生じていた。特に、ファスナ打込み時においては、ノーズ部やその近傍のハウジングの大きさは、被打込み材の所望の位置を狙うために、特に小型であることが要求されている。
本発明は、斯かる実情に鑑み、小型化及び軽量化が可能な打込機を提供するものである。
上記課題を解決するため、本発明は、所定方向に延びるノーズと、該ノーズを有するハウジングと、該ハウジングの内部に設けられ、軸が該所定方向に延びる打込シリンダと、該軸に沿って移動可能に設置され、ファスナを該ノーズを介して発射可能なプランジャと、該プランジャを該軸に沿って移動させる駆動機構と、該打込シリンダの該軸に交差する方向に延びる回動軸を中心に、回動可能に設けられたカウンタウェイトと、該駆動機構の駆動に基づいて該カウンタウェイトを回動させる伝達機構とを備えることを特徴とする打込機を提供する。
上記構成によれば、カウンタウェイトが回動することで、ファスナの発射時に打込機に発生する反力を相殺することが出来る。そのため、ユーザは反動に備えて被加工部材に打込機を強い力で押し付ける必要がない。すなわち、ユーザは軽い力で打込機を把持したうえでファスナを発射できるため、効率の良い打込み作業を行うことができる。また、カウンタウェイトを回動させることで、ハウジングに発生するモーメントを、小規模の回動範囲によって効果的に抑制することが出来る。これにより、カウンタウェイト及びその周辺の機構と部品を軽量で小型なものとすることができる。したがって、打込機先端部の小型化及び軽量化を図ることも可能となる。なお、本願における「打込シリンダ」とは、打込み動作の際にプランジャ等が摺動する軸を有する構成を広く指すものであり、周囲をプランジャ等が摺動する柱状部材(円柱や円筒等)のみならず、中空部材の内部をプランジャ等が摺動する構成も含まれる。また、シリンダ部材の断面形状は円形に限定されるものではなく、並行する複数の摺動軸からなる構造であってもよい。
また、本発明は、該ハウジングの内部に設けられたモータをさらに備え、該駆動機構は、該モータによって駆動される回転部材を有し、該伝達機構は、第1端が該回転部材に接続され、第2端が該カウンタウェイトに係合可能なコンロッドを有することが好ましい。
上記構成によれば、回転部材の回転に合わせてカウンタウェイトが回動することにより、簡易な機構と構造によってカウンタウェイトの移動を行うことができる。したがって、打込機の小型化及び軽量化を図ることが可能となる。
また、該ハウジングは、該打込シリンダの軸と交差する方向に把持部を備え、該カウンタウェイトの該回動軸は、該打込シリンダに対し該把持部側に配置されることが好ましい。
当該技術分野における打込み機は、打込シリンダ軸と交差する方向に把持部、すなわちハンドルを有する構造、いわゆる“ピストル型”,“T字型”,“D字型”等と称される外観形状となる構造を採用することが広く一般的に行われており、この場合、打込シリンダの軸と作業者が把持するハンドルの軸は同一方向ではないために、ファスナの発射時に発生した反力は、結果として、ハンドル部を回転させる方向のモーメントをも生じさせる。上記構成によれば、打込シリンダと把持部との間に回動軸を有するカウンタウェイトを設けたことで、当該カウンタウェイトの回動時に、打込シリンダの軸方向の反力を相殺することができるのみならず、ハンドル等の把持部に対し回転方向のモーメントを有する制動力を生じさせることが可能となり、ファスナの発射時に発生する回転方向の反力も把持部においてより効果的に相殺することが出来る。
また該カウンタウェイトは、第1ウェイトと第2ウェイトとを有し、該第1ウェイトと該第2ウェイトは、該打込シリンダの該軸を挟むように配置されることが好ましい。
上記構成によれば、打込シリンダの上部や下部にカウンタウェイトを配置する必要がなく、打込機の小型化を図ることが出来る。また、上記構成は、カウンタウェイトを2つの部材に分けて打込シリンダの軸を挟むという簡易な構成によって成り立つ。したがって、打込機の小型化及び軽量化を図ることが可能となる。
また該打込シリンダは、該ノーズに隣接する一端部と、該所定方向において該一端部の反対側の他端部とを備え、該カウンタウェイトは、該打込シリンダの該所定方向における中央部から該他端部の範囲内で回動することが好ましい。
上記構成によれば、カウンタウェイトの回動範囲を打込シリンダの全長ではなく、半分程度にすることができる。このようにカウンタウェイトの回動範囲を小さくすることが出来るため、打込機の小型化を図ることが可能となる。特に、ノーズ周辺や打込機下部の小型化が可能であり、ユーザからの被加工部材への視野を広くすることができる。そのため打込作業時に、ユーザが目標を定めることが容易となる。
また該打込シリンダは、該ノーズに隣接する一端部と、該所定方向において該一端部の反対側の他端部とを備え、該伝達機構は、該プランジャを該他端部から該一端部に付勢する第1付勢部材をさらに備え、該カウンタウェイトを該ノーズから離間するように付勢する第2付勢部材をさらに備え、該第1付勢部材の付勢力によって該プランジャが該打込シリンダの該一端部に向かう移動を開始するときに、該第2付勢部材の付勢力によって該カウンタウェイトは該ノーズから離間する方向への回動を開始し、該プランジャが該打込シリンダの該一端部に向かう移動を終了するときに、該カウンタウェイトは該ノーズから離間する方向への回動を終了することが好ましい。
あるいは、該プランジャが該打込シリンダの該他端に向かう移動を開始するときに、該カウンタウェイトは該ノーズへ近接する方向への回動を開始し、該プランジャが該打込シリンダの該他端に向かう移動を終了するときに、該カウンタウェイトは該ノーズへ近接する方向への回動を終了することが好ましい。
このような構成によれば、カウンタウェイトの動作の開始及び終了をプランジャの動作の開始及び終了と同時とすることにより、発射動作に伴う反動を効果的に抑制し相殺することが可能となる。そのため、ハウジングに発生するモーメント及び反力を、小さなカウンタウェイトと小規模の回動範囲によって効果的に抑制することが出来る。さらに、この効果により、カウンタウェイト及びその周辺の機構と部品を軽量で小型なものとすることができる。したがって、打込機の小型化及び軽量化を図ることが可能となる。
また、該プランジャは、該所定方向において、上死点と下死点との間を移動可能であって、該コンロッドの該第2端には、第1方向に突出するフックと、該第1方向と交差する方向に延びるガイドロッドと、が設けられ、該ハウジングには、該ガイドロッドを案内するガイド溝が形成され、該カウンタウェイトは該フックと係合可能な係合部を備え、該カウンタウェイトは該フックと係合可能な係合部を備え、該ガイド溝は、該プランジャが該下死点から該上死点に移動する間に該フックと該係合部とを係合させ、該プランジャが該上死点から該下死点に移動する時に、該フックと該係合部との係合を解除するように該ガイドロッドを案内することが好ましい。
あるいは、該プランジャは、該所定方向において、上死点と下死点との間を移動可能であって、該コンロッドの該第2端には、該所定方向に直交する軸を中心に回動可能なフックが設けられ、該カウンタウェイトは該フックと係合可能な係合部を備え、該カウンタウェイトは該フックと係合可能な係合部を備え、該フックは、該プランジャが該下死点から該上死点に移動する間に該フックと該係合部とを係合させ、該プランジャが該上死点から該下死点に移動する時に、該フックと該係合部との係合を解除するように回動することが好ましい。
このような構成によれば、駆動機構のフックと係合部との係合解除を行うことにより、カウンタウェイトの回動とプランジャの上死点から下死点への移動を、略同時に行うことが可能となる。そのため、ハウジングに発生するモーメント及び反力を、モーメント及び反力発生のタイミングに合わせて効果的に抑制することができる。
本発明によれば、小型化及び軽量化が可能な打込機を提供することができる。
本発明の第1の実施形態における釘打機の、(a)断面図、(b)断面図(a)のb−b線に沿った断面図、及び(c)上面透視図。 本発明の第1の実施形態における釘打機の(a)釘発射直前におけるプランジャユニットの斜視図、及び(b)釘発射時におけるプランジャユニットの斜視図。 本発明の第1の実施形態における釘打機内に配置されるプランジャユニットを示す概略図。 本発明の第1の実施形態における釘打機のプランジャユニットの、主要部品の動作を時系列に示した正面図。 本発明の第2の実施形態における釘打機のプランジャユニットの、主要部品の動作を時系列に示した正面図。
以下、本発明の第1の実施形態による、打込機の一例である電動式の釘打機1について図1乃至図4を参照して説明する。図1に示される釘打機1は、外殻となるハウジング2と、ハウジング2に設けられたノーズ6と、ノーズ6へ釘を供給するマガジン7とを主に備える。なお、図1(a)において、紙面右を釘打機1の前方向、紙面左を同後方向、紙面上を同上方向、紙面下を同下方向、紙面奥を同右方向、紙面手前を同左方向と定義する。
ハウジング2は、駆動部8及びプランジャユニット3等の主要な機構を収容する。ハウジング2の前部は、主にプランジャユニット3を収容し、下部でノーズ6と接続される。ハウジング2の後部は、駆動部8に電力を供給する電池4を着脱可能に構成される。ハウジング2の上部はハウジング2の前部から後方へ向けて延出し、ハウジング2の後部と繋がるように構成された一部分には、作業者が把持する把持部(ハンドル部)2Aが構成され、その前方基端部には駆動部8と電気的に接続されるトリガ5が設けられる。
ノーズ6には、ハウジング2下部からノーズ6の先端にかけて釘が通過する通路6aが画成される。またノーズ6の先端部分には、図示せぬプッシュレバーが設けられ、このプッシュレバーが被加工部材に接触して押された場合のみ釘打機1は釘を打ち込むことが可能となるように構成される。なお、本実施形態における釘は、本発明におけるファスナに相当する。
マガジン7は、ハウジング2の下部であって、ノーズ6の後方に設けられる。マガジン7内には図示せぬ釘が束状に複数本内蔵されており、ノーズ6の通路6a内に釘を供給する。
駆動部8は、主にモータ8Aと、モータの出力軸8Bと、出力軸8Bから駆動力が伝達される遊星ギア機構を備える減速機構8Cとを有し、プランジャユニット3に駆動力を伝える。
プランジャユニット3は、釘に動力を与えノーズ6を介して発射するためのユニットであり、主にカウンタウェイト31と、駆動ギア32と、ウェイト押下ギア33と、プランジャ巻上ギア34と、コイルスプリング35と、打込シリンダ36と、プランジャ37と、コンロッド38と、フック39とを有する。さらに、プランジャユニット3は、ハウジング2上部から懸垂されるガイド部30を有し、ガイド部30には、上下方向に延びる溝3aが形成される。なお、溝3aは、本発明におけるガイド溝に相当する。
カウンタウェイト31は、金属などの重量物からなる同形状を有する左腕31E、右腕31Dと、フック係合部31Cと、左腕31Eと右腕31Dとを接続する回動軸31Aとにより一体に形成される。また、カウンタウェイト31は、ウェイト用バネ9によって上方へ付勢される。詳細には、左腕31Eと右腕31Dは、回動軸31Aから半径方向外方に延び、折曲部において当該半径方向に交差する方向に折曲るとともに、先端部の重量が増大するように、折曲部から先端部に向かって広がった形状を有する。左腕31Eと右腕31Dは、左右方向においてコイルスプリング35及び打込シリンダ36を挟むとともに、回動軸31Aを中心として回動可能にハウジング2内に配置される。
回動軸31Aは、軸が左右方向に延びるように配置され、左腕31Eと右腕31Dを互いに接続する。カウンタウェイト31は、回動軸31Aを中心に上下に回動可能に配置される。また、カウンタウェイト31の先端は、打込シリンダ36の上下方向の略中央部から、上端部までの範囲で回動可能に配置される。ウェイト用バネ9は、回動軸31A及びカウンタウェイト31を、図1(a)における反時計周り方向に付勢する。なお、ウェイト用バネ9は、本発明における第2付勢部材に相当する。また、カウンタウェイト31の左腕31Eと右腕31Dは、本発明における第1ウェイトと第2ウェイトとに相当する。
フック係合部31Cは、図1(b)に示されるように、左腕31Eから右方向に延出する略円筒状の部材である。フック係合部31Cの端部はフック39との係合を保持するため、右端部において拡幅した形状を有する。
駆動ギア32は、減速機構8Cと接続するとともに、その上部に配置されるプランジャ巻上ギア34と噛合する歯車である。すなわち駆動ギア32は、駆動部8から減速機構8Cを介して駆動力を受取り、プランジャ巻上ギア34へと駆動力を伝達する。
プランジャ巻上ギア34は、駆動ギア32の上方に配置され、駆動ギア32と噛合する歯車である。またプランジャ巻上ギア34は、プランジャ37と対する面に、プランジャ37と係合可能な巻上ピン34Aを備える。巻上ピン34Aは3つのピンからなり、プランジャ巻上ギア34の前方に突出した形状を有する。軸方向の突出量は、それぞれのピンで異なるように形成される。
ウェイト押下ギア33は、プランジャ巻上ギア34の上方に配置され、プランジャ巻上ギア34と噛合する歯車である。またウェイト押下ギア33は、ウェイト押下ギア33前面から前方に突出した、略円筒形のクランクピン33Aを備える。クランクピン33Aは、コンロッド38の一端が接続される。ウェイト押下ギア33は、本発明における回転部材に相当する。
コンロッド38は、棒状の部材であり、一端はクランクピン33Aと回動可能に接続し、他端にはフック39が設けられる。クランクピン33Aと接続することにより、ウェイト押下ギア33とコンロッド38は、一種のクランク機構を実現する。すなわち、ウェイト押下ギア33が回転する場合、コンロッド38及びフック39は略上下方向に往復する。コンロッド38の他端には、フック39とピン39Aとが設けられる。
フック39は、左方に延出した形状を有し、ピン39Aはフック39から前後方向に延出した形状を有する。ピン39Aは、上下に延びる溝3aに案内される。ピン39Aが溝3aによって案内されることにより、フック39は、その移動が略上下方向に拘束される。また、溝3aによって、フック39の略上下方向の上限位置と下限位置とが規定される(図4)。フック39は、その略上下方向への移動の過程でフック係合部31Cと係合可能となるように、フック係合部31Cの近傍に配置される。なお、ピン39Aは、本発明におけるガイドロッドに相当する。
ガイド部30に形成された溝3aの下部は、右下に傾斜した形状を有する。溝3aは、フック39を左右方向へ案内してフック係合部31Cとの係合と離間を可能とするため、左右方向の幅がピン39Aの径より大きく形成される。
打込シリンダ36は、下端がノーズ6と隣接して配置され、上端がハウジング2内部の上部に設置された、上下方向に延びるシリンダである。打込シリンダ36は、プランジャ37の上下方向の移動を案内するとともに、上下方向以外への移動を拘束する。
コイルスプリング35は、打込シリンダ36を囲むように配置された、上下に延びるバネである。コイルスプリング35の上端は打込シリンダ36の上部に当接し、下端はプランジャ37と当接している。コイルスプリング35は、プランジャ37を下方向に付勢する。なお、コイルスプリング35は、本発明における第1付勢部材に相当する。
プランジャ37は、打込シリンダ36に沿って上死点と下死点との間を移動し、マガジン7から供給される釘をノーズ6を介して外部に発射する。プランジャ37は、3つの係合部37A、37B、37Cと、ブレード37Dとを有する。
ブレード37Dは上下方向に延びる線材であり、その上端がプランジャ37の下端かつ前端に固定される。また、ブレード37Dは、ノーズ6内部の通路6aに挿通可能に配置される。
3つの係合部37A、37B、37Cは上下方向に等間隔に配置され、プランジャ37から後方へ突出した形状を有する。係合部37A、37B、37Cは、前後方向においてプランジャ巻上ギア34及び巻上ピン34Aと対向可能に配置される。係合部37A、37B、37Cは、前方への突出量が互いに異なるように形成され、したがって巻上ピン34Aのそれぞれ特定のピンとのみ係合可能である。そのため、プランジャ巻上ギア34が回転するとき、係合部37A、37B、37Cは巻上ピン34Aと順次係合していく。
なお、本発明における駆動機構は、出力軸8Bと、減速機構8Cと、駆動ギア32と、コイルスプリング35と、プランジャ巻上ギア34とに相当する。また、本発明における伝達機構は、ウェイト用バネ9と、コンロッド38と、フック39と、ピン39Aに相当する。
釘打機1の動作は、ユーザがプッシュレバーを被加工部材に押当て、トリガ5を押込むことによって開始する。トリガ5が押込まれると駆動部8が作動し、プランジャユニット3へ駆動力を伝達する。駆動ギア32を介して駆動力を受取ったプランジャユニット3は、プランジャ37を上方へ引上げ、その後、打込シリンダ36の下端へ移動させて1サイクルの動作を終える。この時、プランジャ37及びブレード37Dがコイルスプリング35の付勢力を利用して高速で下方へ移動することにより、ノーズ6の通路6aに配置された釘を高速で被加工部材へ向けて発射する。また、同時にカウンタウェイト31が上方へと回動する。
このときのプランジャユニット3の動作を図2(a)、(b)に示す。図2(a)は、プランジャユニット3が、釘の発射を行う直前の状態を示し、図2(b)は、プランジャユニット3が釘の発射を完了した直後の様子を示す。また便宜上、主要な部材及び部分のみ図示する。
図2(a)に示すように、釘の発射直前においてプランジャ37は可動範囲の上死点、すなわち打込シリンダ36の軸方向略中央部分に達する。同時に、カウンタウェイト31は、下方に回動することにより、左腕31Eと右腕31Dの先端部が打込シリンダ36の軸方向略中央部分に達する。図2(b)に示すように、発射を行うときは、プランジャ37はコイルスプリング35の付勢力を利用し、高速で下死点、すなわち打込シリンダ36の下端部に移動する。同時に、カウンタウェイト31は、ウェイト用バネ9の付勢力を利用して、打込シリンダ36の上端部、すなわちハウジング2の上方へ向けて図1の反時計回り方向に回動する。プランジャ37の下方への移動開始と、カウンタウェイト31の上方への回動開始とは、略同時に行われる。また、プランジャ37の打込シリンダ36下端への到達と、カウンタウェイト31の打込シリンダ36上端への到達も、略同時である。
さらに図1(a)及び図3を用いてプランジャユニット3の動作を説明する。図3は、釘打機1の断面図であり、プランジャユニット3以外の機構及び部材等の表示を省略したものである。図1(a)及び図3においては、プランジャ37の上死点を点線で示し、カウンタウェイト31の回動下限を点線で示す。また、プランジャ37の往復における下死点を実線で示し、カウンタウェイト31の回動上限を実線で示す。図3での釘打機1の重心は、トリガ5の後方周辺に位置する。プランジャ37が高速で下方へ移動して反力を発生させることにより、釘打機1には重心と中心とした、図1(a)及び図3における反時計回り方向のモーメントが発生する。一方で、カウンタウェイト31が高速で上方に回動することにより、下方への反力及び重心を中心とした時計回りのモーメントを発生させ、プランジャ37が発生させた反力とモーメントとを相殺することができる。この場合、カウンタウェイト31が回動すること、及び、回動軸31Aが重心に近い箇所に位置することにより、効果的にモーメントを発生させることが可能となる。すなわち、カウンタウェイト31の重量を小さくできる、または、カウンタウェイト31の回動範囲を小さくできるという効果が生じる。具体的には、釘打機1の軽量化や、小型化という効果が得られる。また、ユーザは被加工部材に釘打機1を押付けることなく容易にファスナを発射し、効率良く作業を行うことができる。
このときのプランジャユニット3内部の各部品の動作を、図4を用いて詳細に説明する。図4(a)〜(h)は、係合部37A、37B、37Cと、プランジャ巻上ギア34と、ウェイト押下ギア33と、コンロッド38と、フック39と、溝3aと、フック係合部31Cとを示した図である。また図4(a)〜(h)は、動作開始から発射を完了して動作を終了するまでの1サイクルにおける、それぞれのプランジャユニット3の状態を左から時系列に並べたものである。各図の上部にはプランジャ巻上ギア34またはウェイト押下ギア33の回転角度を示す。動作開始時点(図4(a))での回転角度をゼロとし、括弧内には左隣図からの角度増分を示す。なお、図4(b)〜(g)の符号は省略する。
釘打機1が動作を開始すると、駆動ギア32から駆動力を受け、プランジャ巻上ギア34は図4各図における反時計回りに、ウェイト押下ギア33は時計回りに回転を開始する。プランジャ巻上ギア34が回転するに従い、巻上ピン34Aのそれぞれは、係合部37Aから37Cと順次係合し、コイルスプリング35の付勢力に抗してプランジャ37を上方へ押上げる。一方、ウェイト押下ギア33が回転するに従い、コンロッド38の上部およびフック39は、上下の往復動を行う。
図4(a)の状態から駆動ギア32が38度回転して図4(b)の状態になる。このとき、フック39とフック係合部31Cとが当接する。さらに駆動ギア32が47度回転して図4(c)に示す状態になる。同時に、巻上ピン34Aと係合部37Aとが係合する。図4(b)の状態から図4(c)の状態の移行過程において、フック39がフック係合部31Cの右面上を摺動しながら、上方へと移動する。同時に、巻上ピン34Aがコイルスプリング35の付勢力に抗してプランジャ37を上方に押上げる。図4(d)に示されるように、回転角度130度の時点においてフック39は上限位置に達し、ウェイト押下ギア33がさらに回転することにより、コンロッド38は下降を開始する。巻上ピン34Aは、係合部37Bと係合してプランジャ37をさらに上方に押上げる。図4(e)に示されるように、回転角度220度のときフック39は、下降の途中でフック係合部31Cと係合し、ウェイト用バネ9の付勢力に抗してフック係合部31Cを引き下げる。詳細には、ピン39Aがウェイト押下げギア33の回転中心及びプランジャ巻上ギア34の回転中心を通る直線Lに沿って下方に移動する。これにより、フック39とフック係合部31Cとの係合が維持される。巻上ピン34Aは、係合部37Cと係合してプランジャ37をさらに上方に押上げる。
図4(f)に示す状態では、ピン39Aが溝3aの左下端部に到達し、プランジャ37は上死点近傍に位置している。図4(g)に示されるように、回転角度275度のとき、溝3a下部に設けられた傾斜に沿ってフック39は右下へ移動し、フック39とフック係合部31Cとは互いに離間する。これにより、フック39とフック係合部31Cとの係合が解除され、ウェイト用バネ9の付勢力によりカウンタウェイト31は上方への回動を開始する。他方、これと略同時に、巻上ピン34Aと係合部37Cとの係合が解除され、コイルスプリング35の付勢力によりプランジャ37は下方への移動を開始する。プランジャ37の下方への移動に伴い、ブレード37Dが釘を押下げ、ノーズ6から釘を発射する。このとき、プランジャ37が下死点に到達するのと略同時に、ウェイト31が上限位置(図2(b)の状態)に到達する。
その後、回転角度が360度になるまでウェイト押下ギア33及びプランジャ巻上ギア34は回転を継続し、1サイクルの打込動作が完了する。
上記構成によれば、カウンタウェイト31が回動することで、釘の発射時に釘打機1に発生する反力を相殺することが出来る。そのため、ユーザは反動に備えて被加工部材に釘打機1を強い力で押し付ける必要がない。すなわち、ユーザは軽い力で釘打機1を把持したうえで釘を発射できるため、効率の良い打込み作業を行うことができる。また、カウンタウェイト31を回動させることで、ハウジング2に発生するモーメントを、小規模の回動範囲によって効果的に抑制することが出来る。これにより、カウンタウェイト31及びその周辺の機構と部品を軽量で小型なものとすることができる。したがって、釘打機1の小型化及び軽量化を図ることが可能となる。
また、ウェイト押下ギア33の回転に合わせてカウンタウェイト31が回動することにより、簡易な機構と構造によってカウンタウェイト31の移動を行うことができる。したがって、釘打機1の小型化及び軽量化を図ることが可能となる。
また、打込シリンダ36の上部や下部にカウンタウェイト31を配置する必要がなく、釘打機1の小型化を図ることが出来る。また、上記構成は、カウンタウェイト31を2つの部材に分けて打込シリンダ36の軸を挟むという簡易な構成によって成り立つ。したがって、釘打機1の小型化及び軽量化を図ることが可能となる。
また、カウンタウェイト31の回動範囲を打込シリンダ36の全長ではなく、半分程度にすることができる。このようにカウンタウェイト31の回動範囲を小さくすることが出来るため、釘打機1の小型化を図ることが可能となる。特に、ノーズ6周辺や釘打機1下部の小型化が可能であり、ユーザからの被加工部材への視野を広くすることができる。そのため打込作業時に、ユーザが目標を定めることが容易となる。
また、カウンタウェイト31の動作の開始及び終了をプランジャ37の動作の開始及び終了と同時とすることにより、発射動作に伴う反動を効果的に抑制し相殺することが可能となる。そのため、ハウジング2に発生するモーメント及び反力を、小さなカウンタウェイト31と小規模の回動範囲によって効果的に抑制することが出来る。さらに、この効果により、カウンタウェイト31及びその周辺の機構と部品を軽量で小型なものとすることができる。したがって、釘打機1の小型化及び軽量化を図ることが可能となる。
また、フック39とフック係合部31Cとの係合解除を行うことにより、カウンタウェイトの回動とプランジャ37の上死点から下死点への移動を、略同時に行うことが可能となる。そのため、ハウジング2に発生するモーメント及び反力を、モーメント及び反力発生のタイミングに合わせて効果的に抑制することができる。
第2の実施形態として、フック39とは構造の異なるフック139を有するプランジャユニット130を図5に示す。なお、第1の実施形態と同様の部材等には同じ参照番号を付し、説明を省略する。図5は、図4と同様に、動作開始から発射を完了して動作を終了するまでの1サイクルにおける、プランジャユニット130の状態を左から時系列に並べたものである。図5(a)〜(h)各図の上部にはプランジャ巻上ギア34またはウェイト押下ギア33の回転角度を示す。動作開始時点(図5(a))での回転角度をゼロとし、括弧内には左隣図からの角度増分を示す。なお、図5(b)〜(g)の符号は省略する。
上記のように、第1の実施形態では、フック39を案内する溝3aが所定の幅を持ち、下端部が傾斜していることにより、フック39はフック係合部31Cとの係合及び解除を実現している。しかし、本発明は、このような実施の形態に限定されない。本発明は、フック39とフック係合部31Cとの係合及び解除を可能にする種々の実施形態を包含するものである。
第2の実施形態では、前後方向に延びるピン111がハウジング120内に設けられる。フック139が有するピン139Aは、ハウジング120内部に設けられた図示せぬガイド部材によって、直線Lに沿って上下方向に案内され、左右方向への移動を拘束される。コンロッド138は、右方に延出する枝138Aを有する。さらにフック139は、コンロッド138の上端に回転可能に接続し、枝138Aと同方向に延出した枝139Bを有する。
枝138Aと枝139Bとはバネ110によって接続される。バネ110は、枝138Aと枝139Bとを近接させる方向に付勢する。枝139Bは、枝138Aより前後方向に広い幅を持ち、枝139Bがピン111の先端と干渉するように配置される。一方、枝138Aはピン111とは干渉しない。枝139Bは、下方へ突出した突起部139Cを有し、枝138Aは上方へ突出した突起部138Bを有する。突起部139Cと突起部138Bとは、枝138Aと枝139Bが近接したとき、互いの先端が接触することによりストッパとしての役割を果たす。
図5(a)に示されるように、回転角度ゼロのとき、枝139Bはピン111と干渉することで、上方に押上げられた状態となっている。
図5(b)から(c)に示されるように、回転角度38度から85度において、フック139は、フック係合部31Cに摺動しながら、上方へと移動する。このとき、フック139はバネ110の付勢力に抗して反時計回りに方向に回転してフック係合部31Cとの干渉を回避し、上方への移動を継続する。図5(d)に示されるように、回転角度130度の時点においてフック139は上死点に達し、その後下降を開始する。このとき、バネ110の復元力によって枝139Bと枝138Aは互いに近接し、突起部139Cと突起部138Bとが接触する。これにより、フック139の突出方向は略水平となり、フック係合部31Cと係合可能な姿勢となる。
図5(e)に示されるように、回転角度220度のとき、フック139は、下降の途中でフック係合部31Cと係合し、フック係合部31Cをウェイト用バネ9の付勢力に抗して引き下げる。図5(f)に示されるように、回転角度262度のとき、枝139Bはピン111と干渉し、枝139Bはコンロッド138に対して相対的に上方へ回動する。これにより、バネ110の付勢力に抗し、フック139は反時計回りに回転する。
図5(f)に示す状態では、プランジャ37は上死点近傍に位置している。図5(g)に示されるように回転角度275度のとき、さらにフック139は時計回方向に回転し、フック139とフック係合部31Cとの係合が解除される。このとき、ウェイト用バネ9の付勢力により、カウンタウェイト31は上方への回動を開始する。他方、これと略同時に、巻上ピン34Aと係合部37Cとの係合が解除され、コイルスプリング35の付勢力を利用してプランジャ37は下方への移動を開始する。プランジャ37の下方への移動に伴い、ブレード37Dが釘を押下げ、ノーズ6から釘を発射する。
その後、回転角度が360度になるまでそれぞれのギア33、34は回転を継続し、1サイクルの動作が完了する。
上記の実施の形態において、打込機の一例として、ファスナとして釘を発射する釘打機1を提示したが、本発明はこれに限定されない。本発明は、打込機として、ねじ打機等の機械的接合用金具を発射する工具全般に対して適用可能である。また、電動式でモータ8Aを有する駆動部8を例示したが、本発明はこれに限定されない。本発明はその他、ソレノイドによる駆動方式や、空気式、ガス燃焼式の駆動方式を備えた打込機にも適用可能である。
また、上記の実施の形態においては、ファスナの一例として釘を用いたが、本発明はこれに限定されない。本発明は、ねじ、釘、ステープル等のファスナに対しても適用可能である。
上記の実施の形態において、コイルバネをカウンタウェイトの付勢部材の一例として提示したが、本発明はこれに限定されない。付勢部材としては、他にも空気ばね、板バネなどの実施形態が考えられる。プランジャ付勢部材の一例としてのコイルスプリング35についても同様で、代替として圧縮空気などの他の付勢手段を用いることが考えられる。
上記の実施の形態において、回動軸31Aを棒状の部材で提示したが、本発明はこれに限定されない。回動軸31Aは実部材によって構成される必要はない。すなわち、腕31D、31Eが独立してハウジング2と回動可能に接続され、さらに腕31D、31Eが回動部以外で互いに接続される構成も考えられる。この場合、回動軸は、カウンタウェイト31の回動の中心を規定するに過ぎず、実部材ではなく仮想的に規定される。
上記の実施の形態において、プランジャ37は、円筒形の打込シリンダ36の周囲を打込み方向に摺動する構造を例示したが、打込シリンダとプランジャの関係は、上記例示構造に限定されるものではなく、打込シリンダに沿ってプランジャが摺動する任意の構造が含まれる。例えば、円筒等の中空状の打込シリンダの内部をプランジャが摺動する構造であってもよく、また、複数の柱状の打込シリンダを軸(レール)としてプランジャが摺動する構造であってもよい。打込シリンダの形状は、円筒、円柱のみならず、多角形上や摺動軸方向に沿った溝や凸部を有する構造であってもよく、工具を構成するハウジングの一部分が、当該シリンダとして機能する構造であってもよい。
1 釘打機
2 ハウジング
2A 把持部
3 プランジャユニット
3a 溝
4 電池
5 トリガ
6 ノーズ
7 マガジン
8 駆動部
8A モータ
8B 出力軸
10 バネ
11 ピン
31 カウンタウェイト
31A 回動軸
31C フック係合部
32 駆動ギア
33 ウェイト押下ギア
33A クランクピン
34 プランジャ巻上ギア
34A 巻上ピン
35 コイルスプリング
36 打込シリンダ
37 プランジャ
37D ブレード
38 コンロッド
39 フック

Claims (9)

  1. 所定方向に延びるノーズと、
    該ノーズを有するハウジングと、
    該ハウジングの内部に設けられ、軸が該所定方向に延びる打込シリンダと、
    該軸に沿って移動可能に設置され、ファスナを該ノーズを介して発射可能なプランジャと、
    該プランジャを該軸に沿って移動させる駆動機構と、
    該打込シリンダの該軸に交差する方向に延びる回動軸を中心に、回動可能に設けられたカウンタウェイトと、
    該駆動機構の駆動に基づいて該カウンタウェイトを回動させる伝達機構とを備えることを特徴とする打込機。
  2. 該ハウジングの内部に設けられたモータをさらに備え、
    該駆動機構は、該モータによって駆動される回転部材を有し、
    該伝達機構は、第1端が該回転部材に接続され、第2端が該カウンタウェイトに係合可能なコンロッドを有することを特徴とする請求項1に記載の打込機。
  3. 該ハウジングは、該打込シリンダの軸と交差する方向に把持部を備え、
    該カウンタウェイトの該回動軸は、該打込シリンダに対し該把持部側に配置されたことを特徴とする請求項1または2に記載の打込機。
  4. 該カウンタウェイトは、第1ウェイトと第2ウェイトとを有し、
    該第1ウェイトと該第2ウェイトは、該打込シリンダの該軸を挟むように配置されることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の打込機。
  5. 該打込シリンダは、該ノーズに隣接する一端部と、該所定方向において該一端部の反対側の他端部とを備え、
    該カウンタウェイトは、該打込シリンダの該所定方向における中央部から該他端部の範囲内で回動することを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の打込機。
  6. 該打込シリンダは、該ノーズに隣接する一端部と、該所定方向において該一端部の反対側の他端部とを備え、
    該駆動機構は、該プランジャを該他端部から該一端部に付勢する第1付勢部材をさらに備え、
    該伝達機構は、該カウンタウェイトを該ノーズから離間するように付勢する第2付勢部材をさらに備え、
    該第1付勢部材の付勢力によって該プランジャが該打込シリンダの該一端部に向かう移動を開始するときに、該第2付勢部材の付勢力によって該カウンタウェイトは該ノーズから離間する方向への回動を開始し、
    該プランジャが該打込シリンダの該一端部に向かう移動を終了するときに、該カウンタウェイトは該ノーズから離間する方向への回動を終了することを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載の打込機。
  7. 該プランジャが該打込シリンダの該他端に向かう移動を開始するときに、該カウンタウェイトは該ノーズへ近接する方向への回動を開始し、
    該プランジャが該打込シリンダの該他端に向かう移動を終了するときに、該カウンタウェイトは該ノーズへ近接する方向への回動を終了することを特徴とする請求項6に記載の打込機。
  8. 該プランジャは、該所定方向において、上死点と下死点との間を移動可能であって、
    該コンロッドの該第2端には、第1方向に突出するフックと、該第1方向と交差する方向に延びるガイドロッドと、が設けられ、
    該ハウジングには、該ガイドロッドを案内するガイド溝が形成され、
    該カウンタウェイトは該フックと係合可能な係合部を備え、
    該ガイド溝は、該プランジャが該下死点から該上死点に移動する間に該フックと該係合部とを係合させ、該プランジャが該上死点から該下死点に移動する時に、該フックと該係合部との係合を解除するように該ガイドロッドを案内することを特徴とする請求項2に記載の打込機。
  9. 該プランジャは、該所定方向において、上死点と下死点との間を移動可能であって、
    該コンロッドの該第2端には、該所定方向に直交する軸を中心に回動可能なフックが設けられ、
    該カウンタウェイトは該フックと係合可能な係合部を備え、
    該フックは、該プランジャが該下死点から該上死点に移動する間に該フックと該係合部とを係合させ、該プランジャが該上死点から該下死点に移動する時に、該フックと該係合部との係合を解除するように回動することを特徴とする請求項2に記載の打込機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2018051724A (ja) * 2016-09-30 2018-04-05 日立工機株式会社 打込機
JP2019098443A (ja) * 2017-11-30 2019-06-24 工機ホールディングス株式会社 打込機

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