JP2015009313A - 打込機 - Google Patents

打込機 Download PDF

Info

Publication number
JP2015009313A
JP2015009313A JP2013136134A JP2013136134A JP2015009313A JP 2015009313 A JP2015009313 A JP 2015009313A JP 2013136134 A JP2013136134 A JP 2013136134A JP 2013136134 A JP2013136134 A JP 2013136134A JP 2015009313 A JP2015009313 A JP 2015009313A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
plunger
weight
gear
injection port
drum
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2013136134A
Other languages
English (en)
Inventor
勇 丹治
Isamu Tanji
勇 丹治
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Koki Holdings Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Koki Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Koki Co Ltd filed Critical Hitachi Koki Co Ltd
Priority to JP2013136134A priority Critical patent/JP2015009313A/ja
Publication of JP2015009313A publication Critical patent/JP2015009313A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Abstract

【課題】 本体の反動軽減を達成しつつ、操作性に優れた打込機の提供。
【解決手段】 モータ3と、モータ3の駆動により駆動可能に構成されている駆動機構4と、駆動機構4により回転駆動されるドラム51と、止具を射出口9bから打ち出すためのドライバブレード82を有し、ドラム51の回転によりドライバブレード82の軸方向に移動するプランジャ8と、プランジャ8を射出口9b側に付勢するコイルバネ72と、ドラム51に設けられ、射出口9b側へのプランジャ8の移動に伴い射出口9bから離反する方向に移動するウエイト6とを備える。
【選択図】図5

Description

本発明は打込機に関する。
従来の打込機は、バネを圧縮した後で解放することで、バネに蓄積されたエネルギを放出してドライバブレードを駆動している(特許文献1)。ドライバブレードは、釘を打撃して射出口から発射させ、被打込部材に打込みバンパと衝突する。バネのエネルギが放出される際に打込機本体に対して反作用の力が働くことにより打込機本体に反動が生じる。
特開2011−67927号公報
この打込機本体の反動で本体の射出口が被打込材から離反するため、釘の姿勢を保ったまま真っ直ぐ打ち出すことができず、打込機の操作性が悪化していた。また、反動を抑えるために操作者が本体を押し付けることで、本体射出口が損傷するといった問題があった。
そこで本発明は、本体の反動軽減を達成しつつ、操作性に優れた打込機を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために、本発明は、モータと、該モータの駆動により駆動可能に構成されている駆動機構と、該駆動機構により回転駆動される回転体と、止具を射出口から打ち出すためのドライバブレードを有し、該回転体の回転により該ドライバブレードの軸方向に移動するプランジャと、該プランジャを該射出口側に付勢する弾性部材と、該回転体に設けられ、該射出口側への該プランジャの移動に伴い該射出口から離反する方向に移動するウエイトと、を備えることを特徴とする打込機を提供している。
このような構成によると、回転体に設けられたウエイトは、射出口側へのプランジャの移動に伴い射出口から離反する方向に移動するため、止具打ち出し時の打込機本体の反動を低減できる。また、反動が軽減されることで、本体の姿勢を保ちながら被打込材と射出口とが接触した状態で釘を打ち出すことができる。これにより、釘の姿勢を保ちながら釘を真っ直ぐな状態で、確実に被打込材に打ち込むことができる。また、釘の座屈や打ち損じを防止できるため、良好な打込状態を得ることができる。さらに、操作者は本体の反動を抑制するための押付力を軽減でき、従来の釘打機と比べ操作性が良くなる。また、操作者の押付力による本体射出口の損傷を防止できる。
また、該回転体は、該弾性部材の付勢力に抗して該プランジャを該ドライバブレードの該軸方向に移動させるときと、該プランジャを該射出口側に移動させるときとで回転方向が異なる。
このような構成によると、回転体の移動を利用してウエイトを移動させることができるため、本体の反動低減をシンプルな構成且つ低コストで実現できる。また、ウエイトが移動することによって、打込機本体におけるドライバブレードの軸方向の反力が低減できるため、従来の釘打機と比べ本体の姿勢がより安定する。これにより、釘の姿勢を保ちながら釘を真っ直ぐな状態で、確実に被打込材に打ち込むことができる。
また、一端が該プランジャに接続され、他端が該回転体に巻回されるワイヤをさらに有し、該ワイヤが該回転体に巻回されることにより該弾性部材が圧縮される。
このような構成によると、ワイヤが回転体に巻回されることによりプランジャを弾性部材の付勢力に抗して移動させ、ワイヤの解放によりプランジャを射出口に移動させる。このように、ワイヤが回転体に巻回されることにより、プランジャの移動距離分だけ回転体が回転しウエイトを射出口から離反する方向に移動させることができる。さらに、ワイヤの長さや回転体の円周の設計変更によっては、プランジャのストロークを長く保つことができ、打出し可能な釘の長さの範囲が広がる。またワイヤの長さを短くし回転体の円周を小さくすることにより、本体を小型化することもできる。
また、該駆動機構は、該回転体と噛合し該プランジャと当接可能なカムを備えるギヤを有し、該カムが該プランジャを該弾性部材の付勢力に抗して押圧することで、該プランジャが該ドライバブレードの該軸方向に移動する。
このような構成によると、回転体と噛合するギヤの回転駆動により、カムがプランジャを弾性部材の付勢力に抗して移動させると共に、ドライバブレードの軸方向においてウエイトをプランジャの移動と相反する方向に確実に移動させることができる。さらに、ギヤ径の設計変更によっては、プランジャのストロークを長く保つことができ、打出し可能な釘の長さの範囲が広がる。またギヤ径を小さくすることにより、本体を小型化することもできる。
本発明による打込機によれば、本体の反動軽減を達成しつつ、操作性に優れた打込機を提供することができる。
本発明の第1の実施の形態に係る釘打機の正面断面図であってプランジャの巻上げ前の状態を示す。 本発明の第1の実施の形態に係る釘打機の図1のA−Aに沿った断面図。 本発明の第1の実施の形態に係る釘打機の正面断面図であってプランジャ巻上げ後の状態を示す。 本発明の第1の実施の形態に係る釘打機の図3のB−Bに沿った断面図。 本発明の第1の実施の形態に係る釘打機の側面断面図であってプランジャの巻上げ前の状態を示す。 本発明の第1の実施の形態に係る釘打機の側面断面図であってプランジャの巻上げ後の状態を示す。 本発明の第1の実施の形態の変形例に係る釘打機の正面断面図であってプランジャの巻上げ前の状態を示す。 本発明の第1の実施の形態の変形例に係る釘打機の正面断面図であってプランジャの巻上げ途中の状態を示す。 本発明の第1の実施の形態の変形例に係る釘打機の正面断面図であってプランジャの巻上げ後の状態を示す。 本発明の第1の実施の形態の変形例に係る釘打機の正面断面図であってプランジャを巻上げ後の状態を示す。 本発明の第1の実施の形態の変形例に係る釘打機の側面断面図であってプランジャの巻上げ前の状態を示す。 本発明の第1の実施の形態の変形例に係る釘打機の側面断面図であってプランジャを巻上げ後の状態を示す。 本発明の第2の実施の形態に係る釘打機の側面断面図であってプランジャの巻上げ前の状態を示す。 本発明の第2の実施の形態に係る釘打機の側面断面図であってカムの推移を示す。 本発明の第2の実施の形態に係る釘打機の側面断面図であってプランジャの巻上げ後の状態を示す。 本発明の第2の実施の形態の変形例に係る釘打機の側面断面図であってプランジャの巻上げ前の状態を示す。 本発明の第2の実施の形態の変形例に係る釘打機の側面断面図であってカムの推移を示す。 本発明の第2の実施の形態の変形例に係る釘打機の側面断面図であってプランジャの巻上げ後の状態を示す。
以下、本発明の第1の実施の形態に係る釘打機について図1乃至図6に基づき説明する。
図5に示される打込機である釘打機1は電動式であって、止具である図示せぬ釘を木材や石膏ボードなどの被打込材W(図6)に打ち込むための工具である。釘打機1は、ハウジング2と、モータ3と、駆動機構4と、ウインチ部5と、ウエイト6と、コイルバネ部7と、プランジャ8と、ノーズ部9と、マガジン10とから主に構成されている。なお、図5においてノーズ部9に対してマガジン10が設けられている方向を後方、逆を前方と定義する。釘打機1の正面側は、前後方向における前側である。プランジャ8が移動する方向を上下方向と定義し、プランジャ8がコイルバネ部7により付勢されて図示せぬ釘を打撃する方向を下方向と定義する。また、左右方向を図1のように定義する。
ハウジング2は、ナイロンまたはポリカーボネイト等の樹脂から構成されており、内部にモータ3等を内蔵している。ハウジング2の上側部分にはハンドル21が設けられており、ハンドル21にはモータ3の制御を行うトリガ21Aが設けられている。またハンドル21の後側端部にはモータ3に電力を供給する着脱式の電池22が設けられている。
モータ3は、ハウジング2内であってハンドル21の下側に設けられ、回転軸3Aが上下方向と直交する方向になるように配置されている。モータ3の回転駆動により、駆動機構4が回転駆動する。
駆動機構4は、第一プーリ41と、ベルト42と、第二プーリ43と、第一ギア44と、第二ギア45と、第三ギア46と、第四ギア47と、クラッチ48とを有する。
第一プーリ41は、モータ3の回転軸3Aに設けられている。ベルト42は、下部で第一プーリ41に巻回され、上部で第二プーリ43に巻回されている。第二プーリ43は、ハウジング2に回転可能に支承されると共に、同軸回転する第一ギア44が併設されている。第一ギア44の上方には、第一ギア44と噛合する第二ギア45が配置されている。第二ギア45は、ハウジング2に回転可能に支持されると共に、同軸回転する第三ギア46が併設されている。第三ギア46の上方には、第三ギア46と噛合する第四ギア47が設けられている。これら第一プーリ41から第四ギア47により、モータ3の回転数が減じられて回転力がクラッチ48に伝達される。
クラッチ48は、一端が第四ギア47に同軸回転可能に接続されており、他端に後述のドラム51が同軸回転可能に接続されている。クラッチ48は、一端側が第四ギア47により所定角度(後述のプランジャ8が上死点まで到達するに必要な角度、約180°)回転されるまでは、一端側と他端側とを接続して一体に同軸回転させている。また一端側が所定角度回転した状態で、一端側と他端側との接続を遮断して一端側(第四ギア47側)に対して他端側(ドラム51側)を同軸上で自由に回転可能にしている。
図1によれば、ウインチ部5は、ドラム51とワイヤ52とから主に構成されている。ドラム51は略円板状を成し後述のドライバブレード82の軸上に配置されている。ドラム51には、ウエイト6が設けられている。ワイヤ52は、一端がドラム51の外周部分に形成されている溝51a内(図2)に固定され、他端がプランジャ8に接続されており、繊維状の鋼線を束ねて構成されるとともに表面に樹脂コーティングされている。
ウエイト6は、ドラム51と一体となって回転するようにドラム51と一体的に形成されている。ウエイト6は、正面視略円弧状をなし前方に突出している。図1に示すように、巻上げ前は、ドラム51の回転中心の上方に位置している。ウエイト6は、動作時の反動を低減する、いわゆるカウンターウエイトとしての役割を果たす。
コイルバネ部7は、バネガイド71と、弾性部材であるコイルバネ72と、バンパ73と、を有する。バネガイド71は、ハウジング2と一体に構成されており、コイルバネ72に沿ってハウジング2内に配置されている。後述する付勢部81の下側には、軟質ゴム、又はウレタン等の樹脂製のバンパ73が設けられている。
プランジャ8は、付勢部81と、ドライバブレード82と、を有する。付勢部81は、コイルバネ72の下方側の端部に位置し、その外径がコイルバネ72と略同型の金属板により円盤状に構成され、中心部分でコイルバネ72内に挿通されたワイヤ52の他方側端部に連結されている。よって付勢部81は、ワイヤ52に牽引され、コイルバネ72の付勢力に抗してバネガイド71内を上方に移動してコイルバネ72を圧縮することができる。付勢部81がコイルバネ72に付勢されて通常位置している位置を下死点と定義し、付勢部81が牽引されて最も上方に移動した位置を上死点と定義する。ドライバブレード82は、細長い板状に構成されており、付勢部81の略中心部分であってワイヤ52との接続箇所の裏面となる位置から下側に延出している。ドライバブレード82は、付勢部81の外周面に固定して設けられていてもよい(例えば、図13)。
ノーズ部9は、コイルバネ部7の下方に設けられている。ノーズ部9には、ドライバブレード82が通過する射出路9aが形成されている。射出路9aの下端には、釘が打ち出される射出口9bが形成されている。
マガジン10は、モータ3の下方になる位置でノーズ部9に取り付けられており、複数本の釘(図示せぬ)を内蔵している。釘は、マガジン10からノーズ部9に設けられた射出路に供給されている。
釘打機1で釘を打込む際には、作業者がハンドル21を把持して釘打機1を被打込材Wの上面に対して略直交するように保持し、トリガ21Aを引くことにより、モータ3を回転させる。モータ3の回転で駆動する駆動機構4によりドラム51が回転駆動されワイヤ52が巻き取られプランジャ8が上死点まで移動し、コイルバネ72が圧縮されて弾性エネルギが蓄積される。図3及び図6に示すように、ドラム51が反時計回りに回転し、プランジャ8が上死点まで移動する。これにより、ウエイト6はドラム51と一体に回転し射出口9bに近接する方向(下方)に移動する(図4)。
プランジャ8が上死点まで到達したところで、クラッチ48が第四ギア47とドラム51とを遮断しドラム51が回転自在となるため、付勢部81によるコイルバネ72への付勢力が消滅し、コイルバネ72に蓄積された弾性エネルギが解放されてプランジャ8を急激に下死点側に押し下げ、ドライバブレード82によりノーズ部9内にマガジン10から供給された図示せぬ釘を打撃し、被打込材Wに釘を打ち込む。
このとき、ドラム51は図3に示す状態から時計回りに回転し、ウエイト6が射出口9bから離反する方向に移動する。詳細には、プランジャ8が上死点から下方に向けて移動し始めるのと同時にウエイト6が射出口9bから離反する方向に向けて移動し、プランジャ8が下死点に到達したときウエイト6が射出口9bから最も離反する。つまり、プランジャ8の動きとウエイト6の動きがワイヤ52及びドラム51を介して連動しているためプランジャ8が下方に移動したときの反動を効率的に低減することができる。さらに、ウエイト6はプランジャ8の略上方(上方から見てプランジャ8と重複する位置)であってプランジャ8の近傍に位置しているため、プランジャ8の反動を効率的に低減させることができる。
これにより、釘の姿勢を保ちながら釘を真っ直ぐな状態で、確実に被打込材Wに打ち込むことができる。また、釘の座屈や打ち損じを防止できるため、良好な打込状態を得ることができる。
さらに、操作者は本体の反動を抑制するための押付力を軽減でき、従来の釘打機と比べ操作性が良くなる。また、操作者の押付力による本体射出口9bの損傷を防止できる。
また、このとき、ドラム51の移動を利用してウエイト6を移動させることができるため、本体の反動低減をシンプルな構成且つ低コストで実現できる。また、ウエイト6が移動することによって、釘打機本体におけるドライバブレード82の軸方向における反力が低減できるため、従来の釘打機と比べ本体の姿勢がより安定する。これにより、釘の姿勢を保ちながら釘を真っ直ぐな状態で、確実に被打込材Wに打ち込むことができる。
また、このとき、ワイヤ52がドラム51に巻回されることによりプランジャ8を付勢力に抗して移動させ、コイルバネ72を圧縮し、ワイヤ52の解放によりプランジャ8を射出口に移動させるとコイルバネ72が解放される。
このように、ワイヤ52がドラム51に巻回されることにより、プランジャ8の移動距離分だけドラム51が回転しウエイト6を移動させることができる。
さらに、ワイヤ52の長さやドラム51の円周の設計変更によっては、プランジャ8のストロークを長く保つことができ、打出し可能な釘の長さの範囲が広がる。またワイヤ52の長さを短くしドラム51の円周を小さくすることにより、本体を小型化することもできる。
さらに、第1の実施の形態に示されているように、ドライバブレード82が図3のように上死点に位置する際に、ウエイト6が略下死点に位置し、ドライバブレード82が図1のように下死点に位置する際に、ウエイト6が略上死点に位置する構成とすることにより、効率的に打込み時の反動を低減することができる。すなわち、ドライバブレード82が上死点から下死点へと移動する打込み動作時にドラム51が約180°回転し、ウエイト6がドライバブレード82の移動方向に沿う位置で180°回転する構成をしていることにより、ウエイト6の回転によるモーメントが工具本体に加わることを抑制できる。
次に、図7乃至図12は本発明の第1の実施の形態に係る釘打機の変形例を示す。基本的な構成は第1の実施の形態の釘打機と同様である。以下の説明において、上述した第1の実施の形態に係る釘打機1の構成要素と同じ部材や要素は同じ参照番号を付して、説明を省略する。
釘打機101のドラム51には、略円柱形状をなし前方に突出するローラカム151Aが設けられている。ローラカム151Aは、ボルト151B(図11)によってドラム51に回転可能に取り付けられている。ローラカム151Aには、ウエイト106が接続されている。ウエイト106は、上下方向に延びる略円筒形状をなし、コイルバネ72の半径方向外方に配置されている。ハウジング2には、ウエイト106の上下方向の移動を案内するガイド壁102Aが設けられている。
ウエイト106は、ドラム51に接続される接続部106Aとコイルバネ72の半径方向外方に位置している略円筒形状のウエイト部106Bとから構成される。接続部106Aには、左右方向に延びローラカム151Aが挿入されるスライド溝106aが形成されている。ローラカム151Aは、ドラム51の回転に伴い、スライド溝106a内を左右方向に移動する。ローラカム151Aは、回転可能にドラム51に取付けられているため、円滑にスライド溝106a内を移動することができる。
ドラム51及び接続部106Aの右側であってウエイト部106Bの上方には、緩衝材であるバンパ111が設けられている。図7に示すように、バンパ111はウエイト106と当接することによりウエイト106の衝撃を緩和している。
次に、釘打機101の動作について説明する。
図8及び図9に示すように、モータ3の動作によりドラム51が図7に示す状態から図9に示す状態へと約180°反時計回りに回転すると、ローラカム151Aがスライド溝106aの右端部から左端部へとスライドする。同時に、ウエイト106もガイド壁102Aに案内されながら射出口9b側(下方)へと移動する。その後、コイルバネ72の付勢力によってプランジャ8が下死点に移動し、ドラム51が時計回りに回転する(図10の矢印)。同時に、ローラカム151Aがスライド溝106a内を左端部から右端部へとスライドし、ウエイト106が射出口9bと離反する方向(上方)に移動する。これにより、プランジャ8が下方に移動したときの反動を低減することができる。また、ウエイト部106Bの上端面がバンパ111と当接することにより、ウエイト106が図7に示す初期位置に戻った際の衝撃を緩和することができる。
第1の実施の形態の変形例によると、ウエイト部106Bはプランジャ8の半径方向外方に位置しているため、プランジャ8が下方に移動したときの反動及びプランジャ8がバンパ73と衝突したときの反動を効率的に低減することができる。即ち、略同軸上でプランジャ8とウエイト部106Bとが相対移動するため、モーメントの発生を抑制した反動低減構造とすることができる。また、ドラム51の径を変更することにより、プランジャ8のストロークとウエイト106の移動距離とを一致させてもよい。これにより、プランジャ8の移動とウエイト106の移動とが完全に同期するため、さらに効率的にプランジャ8がバンパ73に衝突した際の反動を低減することができる。
第1の実施の形態の変形例によると、ウエイト106とドラム51とはローラカム151Aを介して接続されているため、ウエイト部106Bを任意の形状にすることができる。これにより、反動の大きさに合わせてウエイト106の重量を適宜選択することができる。
次に、本発明の第2の実施の形態に係る釘打機について図13乃至図15に基づき説明する。以下の説明において、上述した第1の実施の形態に係る釘打機1の構成要素と同じ部材や要素は同じ参照番号を付して、説明を省略する。
本発明の第2の実施の形態に係る釘打機201は、第1の実施の形態の駆動機構4に代えて駆動機構204、及び回転体としてドラム51に代えて第二歯車251が用いられる。
図13において、駆動機構204は、モータ3の回転軸3Aの周囲に配置された2つの遊星ギヤ204Aと、モータ3の回転軸3Aと同軸回転する太陽ギヤ204B1を備えるキャリア204Bと、太陽ギヤ204B1と噛合する第一歯車204Cとを有する。遊星ギヤ204Aは、キャリア204Bに回転可能に支承されており、太陽ギヤ204B1の周りを公転することでモータ3の回転が減速され、キャリア204Bを介して太陽ギヤ204B1に回転が伝達される。太陽ギヤ204B1は、第一歯車204Cとの噛合により回転を第一歯車204Cに伝える。
第一歯車204Cは、第一ローラカム204C1と第二ローラカム204C2とを有している。第一ローラカム204C1は、ボルト205A(図13)によって第一歯車204Cに回転可能に取り付けられている。第二ローラカム204C2は、ボルト205B(図15)によって第一歯車204Cに回転可能に取り付けられている。プランジャ8の後側側面には、後方に向けて突出する第一係止部208A1と、第一係止部208A1の下方に位置する第二係止部208A2とが設けられている。第一ローラカム204C1及び第二ローラカム204C2は、それぞれ第一係止部208A1及び第二係止部208A2と当接可能である(図14)。第一ローラカム204C1の前側端面は、第二ローラカム204C2の前側端面よりも後方に位置している。第一係止部208A1の後側端面は、第二係止部208A2の後側端面よりも後方に位置している。
第二歯車251は、第一歯車204Cと噛合していて、第一歯車204Cと略同一の半径を有する。第二歯車251は、ハウジング2に回転可能に支承されていて、ウエイト206が固定されている。ウエイト206は、第二歯車251の中心から半径方向外方にずれた位置に設けられている。図13に示す初期状態では、ウエイト206は第二歯車251の上部に位置している。ウエイト206は、プランジャ8の近傍、具体的には、プランジャ8の直後方であって、モータ3とコイルバネ72との間に位置している。
次に、釘打機201の動作について説明する。図14(A)に示すように、モータ3の動作により第一歯車204Cが回転し、第一ローラカム204C1と第一係止部208A1とが当接する。第一ローラカム204C1は、コイルバネ72の付勢力に抗してプランジャ8を上方に押圧し、第二ローラカム204C2と第二係止部208A2とが当接する(図14(B))。このとき、第一歯車204Cと噛合する第二歯車251が反時計回りに回転することにより、ウエイト206が射出口9b側(下方)に移動する。図14(C)に示すように、さらに第一歯車204Cが回転すると、第一ローラカム204C1と第一係止部208A1とが離間し、ウエイト206がさらに下方に移動する。図14(D)に示すように、第一歯車204Cがさらに回転することにより、ウエイト206が第二歯車251の下部に位置する。第二ローラカム204C2と第二係止部208A2との当接が外れると(図14(E))、コイルバネ72の付勢力によってプランジャ8が下方に移動する。このときも第一歯車204Cは回転を継続しているため、第一歯車204Cと噛合する第二歯車251も回転を継続し、ウエイト206は射出口9bから離反する方向(上方)に向けて移動する。詳細には、プランジャ8が上死点から下死点に移動するのと略同期するように、ウエイト206は下方から上方に向けて移動する(図14(F))。
第2の実施の形態によると、ウエイト206は、プランジャ8の近傍、具体的には、プランジャ8の直後方であって、モータ3とコイルバネ72との間に位置しているため、プランジャ8が下方に移動したときの反動を効率的に低減することができる。
次に、図16乃至図18は本発明の第2の実施の形態に係る釘打機の変形例を示すものであって、基本的な構成は第2の実施の形態のものと同様である。以下の説明において、上述した第2の実施の形態に係る釘打機201の構成要素と同じ部材や要素に参照番号を付して、説明を省略する。
図16に示すように、釘打機301の第二歯車251には、略円柱形状をなし前方に突出するローラカム351Aが設けられている。ローラカム351Aは、ボルト351Bによって第二歯車251に回転可能に取り付けられている。ローラカム351Aには、ウエイト306が接続されている。図17に示すように、ウエイト306は、略平板状であって、ローラカム351Aが挿入されるスライド溝306aと、第一ローラカム204C1及び第二ローラカム204C2との干渉を避けるための逃げ溝306bとが形成されている。
次に、釘打機301の動作について説明する。図17(A)に示すように、モータ3の動作により第一歯車204Cが回転し、第一ローラカム204C1と第一係止部208A1とが当接する。第一ローラカム204C1は、コイルバネ72の付勢力に抗してプランジャ8を上方に押圧し、第二ローラカム204C2と第二係止部208A2とが当接する(図17(B))。このとき、第一歯車204Cと噛合する第二歯車251が反時計回りに回転することにより、ローラカム351Aがスライド溝306a内をスライドしてウエイト306が射出口9b側(下方)に移動する。図17(C)に示すように、さらに第一歯車204Cが回転すると、第一ローラカム204C1と第一係止部208A1とが離間し、ウエイト306がさらに下方に移動する。図17(D)に示すように、第一歯車204Cがさらに回転することにより、ウエイト306が第二歯車251の下部に位置する。第二ローラカム204C2と第二係止部208A2との当接が外れると(図17(E))、コイルバネ72の付勢力によってプランジャ8が下方に移動する。このときも第一歯車204Cは回転を継続しているため、第一歯車204Cと噛合する第二歯車251も回転を継続し、ローラカム351Aがスライド溝306a内をスライドすることにより、ウエイト306は射出口9bから離反する方向(上方)に向けて移動する。詳細には、プランジャ8が上死点から下死点に移動するのと略同期するように、ウエイト306は下方から上方に向けて移動する(図17(F))。
第2の実施の形態の変形例によると、ウエイト306はローラカム351Aを介して第二歯車251に接続されているため、ウエイト306が大型化した場合であっても少ないスペースでウエイト306を上下動させることができる。
さらに、ウエイト306と第二歯車251とはローラカム351Aを介して接続されているため、ウエイト306を任意の形状にすることができる。これにより、反動の大きさに合わせてウエイト306の重量を適宜選択することができる。
本発明による打込機は上述した実施の形態に限定されず特許請求の範囲に記載された範囲で種々の変形や改良が可能である。
例えば、ドライバブレード82は、付勢部81の略中心部となる位置から下側に延出されて設けられていたが、これに限定されない。例えば図13のように、ドライバブレードは、付勢部81の外周面に当接して設けられていてもよい。
第1の実施の形態では、ウエイト6はドラム51と一体的に形成されていたが別体で設けられてもよい。これにより、ウエイト6の重量を適宜変更できる。
1、101、201、301・・釘打機
2・・ハウジング
3・・モータ
4、204・・駆動機構
5・・ウインチ部 51・・ドラム 52・・ワイヤ 251・・第二歯車
6・・ウエイト 106、206、306・・ウエイト
7・・コイルバネ部 72・・コイルバネ
8・・プランジャ 82・・ドライバブレード
9・・ノーズ部 9b・・射出口

Claims (4)

  1. モータと、
    該モータの駆動により駆動可能に構成されている駆動機構と、
    該駆動機構により回転駆動される回転体と、
    止具を射出口から打ち出すためのドライバブレードを有し、該回転体の回転により該ドライバブレードの軸方向に移動するプランジャと、
    該プランジャを該射出口側に付勢する弾性部材と、
    該回転体に設けられ、該射出口側への該プランジャの移動に伴い該射出口から離反する方向に移動するウエイトと、
    を備えることを特徴とする打込機。
  2. 該回転体は、該弾性部材の付勢力に抗して該プランジャを該ドライバブレードの該軸方向に移動させるときと、該プランジャを該射出口側に移動させるときとで回転方向が異なることを特徴とする請求項1に記載の打込機。
  3. 一端が該プランジャに接続され、他端が該回転体に巻回されるワイヤをさらに有し、
    該ワイヤが該回転体に巻回されることにより該弾性部材が圧縮されることを特徴とする請求項2に記載の打込機。
  4. 該駆動機構は、該回転体と噛合し該プランジャと当接可能なカムを備えるギヤを有し、
    該カムが該プランジャを該弾性部材の付勢力に抗して押圧することで、該プランジャが該ドライバブレードの該軸方向に移動することを特徴とすることを特徴とする請求項1に記載の打込機。

JP2013136134A 2013-06-28 2013-06-28 打込機 Pending JP2015009313A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013136134A JP2015009313A (ja) 2013-06-28 2013-06-28 打込機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013136134A JP2015009313A (ja) 2013-06-28 2013-06-28 打込機

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2015009313A true JP2015009313A (ja) 2015-01-19

Family

ID=52302977

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013136134A Pending JP2015009313A (ja) 2013-06-28 2013-06-28 打込機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2015009313A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018051724A (ja) * 2016-09-30 2018-04-05 日立工機株式会社 打込機
JP2018149663A (ja) * 2017-03-15 2018-09-27 工機ホールディングス株式会社 打込機
WO2019208104A1 (ja) * 2018-04-26 2019-10-31 工機ホールディングス株式会社 打込機

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018051724A (ja) * 2016-09-30 2018-04-05 日立工機株式会社 打込機
JP2018149663A (ja) * 2017-03-15 2018-09-27 工機ホールディングス株式会社 打込機
WO2019208104A1 (ja) * 2018-04-26 2019-10-31 工機ホールディングス株式会社 打込機
JPWO2019208104A1 (ja) * 2018-04-26 2021-04-22 工機ホールディングス株式会社 打込機
JP7036203B2 (ja) 2018-04-26 2022-03-15 工機ホールディングス株式会社 打込機
US11712791B2 (en) 2018-04-26 2023-08-01 Koki Holdings Co., Ltd. Driving tool

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5991425B2 (ja) 打込機
JP6260944B2 (ja) 打込機
EP3195986B1 (en) Drive-in machine
EP3444074B1 (en) Driving tool
JP2008012615A (ja) 打込機
JP5305144B2 (ja) 釘打機
JP5424009B2 (ja) 留め具打込機
CN1954969A (zh) 电动紧固件打入工具
JP2008260124A (ja) 打込み装置
JP2007237345A (ja) 携帯用打込機
JP2008161984A (ja) ねじ締め機のねじ送り装置
US10195728B2 (en) Fastener driving tool
JP6172361B2 (ja) 打ち込み工具
JP2015009313A (ja) 打込機
JP2009000756A (ja) 打込機
JP6203675B2 (ja) 打ち込み工具
JP5252369B2 (ja) 打込機
JP2015139871A (ja) 打込機
JP6169519B2 (ja) 打ち込み工具
WO2023176711A1 (ja) 作業機
JP7137447B2 (ja) 打ち込み工具
JP2006192515A (ja) 電動式釘打機
JP2008062340A (ja) 電動工具
JP2009142953A (ja) 留め具打込機