JP6217562B2 - 車載用usb端子装置 - Google Patents

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Description

この発明は、車載用USB端子装置に関し、特に、USBプラグが挿入されるUSBソケットを覆う蓋本体を備える車載用USB端子装置に関する。
従来の車載用USB端子装置としては、例えば、特許文献1に開示された車載用電子機器が知られている。特許文献1に開示された車載用電子機器は、本体ケースと、この本体ケースの前面に設けた操作パネルと、この操作パネルに設けた操作部とを備えている。この操作パネルの一部に接続端子を設けるとともに、この接続端子の表面側を開閉蓋で覆う。開閉蓋は、接続端子の表面側を覆う蓋本体と、この蓋本体の一端側から本体ケースの係止孔内に挿入された帯状の係止片とを有している。蓋本体は、係止片側に比べてこの係止片側とは反対側の上下寸法を大きくし、係止片は、上下方向の間に、帯状方向に伸びた貫通溝を形成している。本体ケースの係止孔内には、開閉蓋の貫通溝内に突入する抜止め片を設けている。USBコネクタを接続する場合には、蓋本体を操作パネルから引き出すとともに、係止片も抜止め片に当接するまで、ハンドル側へ向けて横方向へ引き出すことになる。これにより、接続端子前方は、大きく開放された状態となるので、この接続端子にUSBコネクタを、簡単に挿入することができるとしている。
特開2013−103594号公報
しかしながら、特許文献1に開示された車載用電子機器では、開閉蓋を閉め忘れた場合に、USBソケットが開放されたままとなり、USBソケット内に塵埃や水分が入り込み易くなるという問題がある。そこで、USBソケットに挿入されたUSBプラグを抜いたときに、開閉蓋が自動的にUSBソケットを覆うように元の位置に戻るように、開閉蓋に付勢手段を設けることが考えられる。しかしながら、単に、開閉蓋に付勢手段を設けたとしても、USBソケットに挿入されているUSBプラグに対して脱落する方向に力が作用したり、USBソケットとUSBプラグとの接触抵抗が増大したりする。
本発明は上記の問題点に鑑みてなされたもので、本発明の目的は、USBプラグが接続されない状態ではUSBソケットが開閉蓋により常に閉じられ、USBプラグが接続されている状態ではUSBプラグの脱落防止を図ることができる車載用USB端子装置の提供にある。
上記の課題を解決するために、本発明は、車両に搭載され、USBソケットを備えた本体部と、前記本体部に設けられ、前記USBソケットを開閉する開閉蓋と、を備えた車載用USB端子装置において、前記開閉蓋に対して前記USBソケットを閉じる方向への付勢力を付与する付勢手段が設けられ、前記開閉蓋は、USBプラグが前記USBソケットに挿入されない状態では、前記付勢力により前記USBソケットを閉じ、前記USBプラグが、前記USBソケットに挿入される状態では、前記付勢力により前記USBプラグを押圧し、前記付勢力の付勢方向は、前記USBソケットに挿入されるUSBプラグと前記USBソケットとの接触圧が増大する方向に設定されていることを特徴とする。
本発明では、USBプラグがUSBソケットに挿入される状態では、開閉蓋は付勢手段の付勢力を受けてUSBプラグを押圧する。付勢力の付勢方向はUSBソケットに挿入されるUSBプラグとUSBソケットとの接触圧が増大する方向であり、USBプラグはUSBソケットに対して確実に接続される状態が保たれる。このため、USBソケットからのUSBプラグの脱落が防止される。また、開閉蓋はUSBソケットを閉じる方向への付勢力を受けているため、USBプラグをUSBソケットから抜くと、開閉蓋を操作することなくUSBソケットを確実に閉じることができる。さらに、USBプラグとUSBソケットとの接触圧を大きくすることから接触抵抗を低減することができる。
また、上記の車載用USB端子装置において、前記USBソケットは、端子板と、前記端子板を覆うコネクタシェルと、前記端子板の一方の面に信号線を備え、前記付勢力の付勢方向は、前記端子板の一方の面から前記一方の面と反対の他方の面へ向かう方向とする構成としてもよい。
この場合、付勢力の付勢方向が端子板の一方の面から一方の面と反対の他方の面へ向かう方向とすることにより、USBプラグとUSBソケットの信号線との接触圧を確実に増大させることができる。
また、上記の車載用USB端子装置において、前記本体部と前記開閉蓋を連結し、前記開閉蓋を本体部に対して前記付勢力の付勢方向に沿って回動可能とする支点軸を備え、前記USBソケットは前記開閉蓋の回動により開閉する構成としてもよい。
この場合、開閉蓋と本体部とを連結する支点軸を中心とする回動により、開閉蓋はUSBソケットを開閉することができる。
また、上記の車載用USB端子装置において、前記本体部と前記開閉蓋を連結し、前記開閉蓋を本体部に対して前記付勢力の付勢方向に沿って回動可能とする支点軸を備え、前記開閉蓋は、前記本体部に連結され、前記本体部に対して回動可能な第1蓋部と、前記第1蓋部に連結されるとともに第1蓋部に対して回動可能な第2蓋部を備え、前記第1蓋部は、前記支点軸を支点として前記本体部に対して回動され、前記第2蓋部は、前記本体部に対して付勢力の付勢方向と平行にスライドする構成としてもよい。
この場合、開閉蓋のうち第1蓋部は本体部に対して回動し、開閉蓋の第2蓋部は、第1蓋部に対して回動するとともに本体部に対してスライドすることができる。
また、上記の車載用USB端子装置において、前記開閉蓋は、前記本体部に対して前記付勢力の付勢方向と平行にスライド可能であり、前記USBソケットは前記開閉蓋のスライドにより開閉される構成としてもよい。
この場合、開閉蓋は本体部に対するスライドにより、USBソケットを開閉することができる。
また、上記の車載用USB端子装置において、前記付勢手段は、前記支点軸に装着されるねじりコイルばねであり、前記ねじりコイルばねの一端は前記本体部に係止され、他端が前記開閉蓋に係止される構成としてもよい。
この場合、付勢手段をねじりコイルばねとすることにより、簡単な構成によって開閉蓋へ付勢力を付与することができる。
本発明によれば、USBプラグが接続されない状態ではUSBソケットが開閉蓋により常に閉じられ、USBプラグが接続されている状態ではUSBプラグの脱落防止を図ることができる車載用USB端子装置を提供することができる。
第1の実施形態に係る車載用USB端子装置を搭載した車両の平面図である。 開閉蓋を開いた状態の車載用USB端子装置の斜視図である。 開閉蓋を閉じた状態の車載用USB端子装置の要部を破断して示す縦断面図である。 車載用USB端子装置を開閉蓋の一部を破断して示す平面図である。 (a)はUSBプラグが挿入された状態の車載用USB端子装置の側面図であり、(b)USBプラグを抜いた状態の車載用USB端子装置の側面図である。 第2の実施形態に係る車載用USB端子装置の要部を破断して示す縦断面図である。 第2の実施形態に係る車載用USB端子装置の一部を破断して示す平面図である。 第3の実施形態に係る車載用USB端子装置の要部を破断して示す縦断面図である。 第3の実施形態に係る車載用USB端子装置の一部を破断して示す平面図である。
(第1の実施形態)
以下、第1の実施形態に係る車載用USB端子装置について図面を参照して説明する。本実施形態の車載用USB端子装置は、車両としての自動車に適用した例であり、車両側に接続ケーブルを介して接続された外部機器への給電を主な目的としている。なお、外部機器としてはスマートフォン、タブレットおよび携帯電話機等の携行可能な電子機器である。
図1に示すように、車両10の車室11内には、運転席12と助手席13が設けられ、運転席12と助手席13の後部には後部座席14が備えられている。運転席12と助手席13の前部にはダッシュボード15が設けられており、ダッシュボード15の運転席12側にはステアリングホイール16が備えられている。運転席12と助手席13との間には、ダッシュボード15から延在するセンターコンソール17が設置されている。図2、図3に示すように、センターコンソール17の上部18には凹部19が形成されている。凹部19は上部18から下方へ向けて形成されている。本実施形態の車載用USB端子装置20は、センターコンソール17の凹部19に設けられている。
図2、図3に示すように、車載用USB端子装置20は、USBソケット22を備えた本体部21と、USBソケット22を開閉する開閉蓋23と、を備えている。本体部21は直方体に形成されており、センターコンソール17の凹部19に挿入されセンターコンソール17に対して固定可能である。本体部21が凹部19に挿入された状態では、一方の端面24が上面となり他方の端面(図示せず)が下面となる。一方の端面24とセンターコンソール17の上部18は互いに同じ面となるように設定されている。上面となる一方の端面24には、本体部21に形成される収容部25と連通する開口が形成されている。収容部25には、USBソケット22が挿入されており、USBソケット22は本体部21に対して固定されている。
USBソケット22は、標準化されたユニバーサル・シリアル・バスのAタイプのレセプタクル(メス側の端子)であり、AタイプのUSBプラグ(オス側の端子)40の挿入が可能である。本実施形態では、USBソケット22は車両に搭載されている補気バッテリ(図示せず)と接続されている。USBソケット22は、USBプラグ40を挿入するための挿入口28を形成するコネクタシェル27を備えている。図4に示すように、コネクタシェル27の断面形状は略長方形であり、対向する一対の長辺側となる第1壁部29と、対向する一対の短辺側となる第2壁部30とを有する。
コネクタシェル27の内部には端子板31が設置されており、端子板31は平板状な絶縁体32と信号線33を有している。絶縁体32はコネクタシェル27の一方の第1壁部29から離れて位置し、かつ、他方の第1壁部29に近接して位置する。絶縁体32は第1壁部29に対して平行になるように設けられている。絶縁体32の一方の第1壁部29側の表面には信号線33が貼り付けられている。端子板31は、USBプラグ40の挿入用の収容部25の底面から開口へ向かって延出している。USBソケット22に設けられる信号線33は、補機バッテリからの電源であるVBusの信号線33A(1ピン)と、D−の信号線33B(2ピン)と、D+の信号線33C(3ピン)と、GNDの信号線33D(4ピン)の4つのピンとが順に並んでいる。端子板31の絶縁体32の一方の表面の反対側となる他方の第1壁部29側の表面には信号線は設けられていない。
次に、USBソケット22に挿入されるUSBプラグ40について説明する。USBプラグ40は、外部機器とUSBソケット22と接続する接続ケーブルの端部に備えられている。USBプラグは、可撓性のケーブル41が接続される本体部42と、本体部42に形成され、挿入口28に挿入されるコネクタ部43とを有している(図2、図3を参照)。コネクタ部43は、端子板44と、端子板44の周囲を囲う金属板45を備えている。端子板44は、絶縁体46と、信号線47とから構成されている。絶縁体46の表面には信号線47が貼り付けられている。金属板45は、端子板44の信号線47の貼り付けられていない3面の表面と接触している。信号線47が貼り付けられた面と金属板45との間は離間し、空間48を形成している。空間48は、USBソケット22の端子板31の挿入口となる。USBプラグ40をUSBソケット22に挿入すると、USBプラグ40における端子板44の信号線47と、USBソケット22における端子板31の信号線33とが接続し、USBソケット22からUSBプラグ40への給電ができるようになる。本体部42は、USBソケット22にUSBプラグ40が挿入されたとき、第1壁部29と平行となる面をそれぞれ有している。本体部42の他方の面にはUSBのマーク49が形成されている(図3を参照)。USBプラグ40がUSBソケット22に挿入された状態では、USBのマーク49のある他方の面は、コネクタシェル27の他方の第1壁部29側となる。また、本体部42におけるマーク49のない一方の面は、コネクタシェル27の一方の第1壁部29側となる。
ところで、図4に示すように、本体部21の端面24における一方の第1壁部29側には、回動軸34を支持する軸孔36を備えた軸支部35が形成されている。軸孔36には支点軸としての回動軸34が挿入され、回動軸34の軸心は端面24および第1壁部29と平行である。本実施形態の開閉蓋23は、回動軸34を支点とする回動により、USBソケット22および本体部21の端面24を閉じたり開いたりする。開閉蓋23は、矩形の蓋本体部50と、蓋本体部50の一方の端部に形成された回動基部51と、蓋本体部50において回動基部51を除く3辺に形成されるリブ52と、を有する。
蓋本体部50は端面24とほぼ同じ大きさに設定されている。因みに、USBプラグ40がUSBソケット22に挿入された状態では、開閉蓋23がUSBプラグ40の本体部42に当接するように、蓋本体部50の大きさが設定されている。図4に示すように、蓋本体部50において本体部21の端面24側となる回動基部51は、回動軸34が挿入される軸孔53を備えている。軸孔53には回動軸34が挿通され、開閉蓋23を回動可能としている。回動軸34には付勢手段としてのねじりコイルばね37が装着されている。ねじりコイルばね37の一端は、本体部21の端面24側に固定され、他端は、開閉蓋23の蓋本体部50に固定されている。ねじるコイルばね37は、開閉蓋23を閉じる方向への付勢力を開閉蓋23に付与し、開閉蓋23が開くほど付勢力は大きくなる。蓋本体部50における回動基部51と反対側となる端部には、開閉蓋23の開き易くするための操作片54が形成されている。リブ52において本体部21の端面24と当接する当接端部には、弾性材としてのゴム材により弾性部55が形成されている。開閉蓋23が閉じている状態では、弾性部55は本体部21の端面24と密着する。
次に、本実施形態に係る車載用USB端子装置20の使用について説明する。
ここでは、外部機器(図示せず)と車載用USB端子装置20とを接続して、外部機器に給電する場合について説明する。外部機器と車載用USB端子装置20とを接続する場合、車載用USB端子装置20のUSBソケット22に対して接続可能なUSBプラグ40を備える接続ケーブルを用いる。接続ケーブルのケーブル41においてUSBプラグ40を備える端部と反対側の端部には、外部機器と接続可能なコネクタ(図示せず)が設けられている。外部機器と接続ケーブルとを接続しておく。
次に、開閉蓋23の操作片54に指を掛けて開閉蓋23を開く方向に操作する。USBプラグ40がUSBソケット22に挿入できるまで、回動軸34を支点として開閉蓋23を回動させて開き、開閉蓋23を開いた状態を維持したまま、USBソケット22にUSBプラグ40を接続する。USBプラグ40がUSBソケット22に接続された状態では、USBプラグ40の本体部42におけるUSBのマークの無い一方の面が開閉蓋23側となり、USBのマークのある他方の面は、開閉蓋23の無い反対側に位置する。USBソケット22にUSBプラグ40が接続されたら、開閉蓋23から手を放す。すると、開閉蓋23はねじりコイルばね37の付勢力を受けているため、図5(a)に示すように、USBプラグ40の本体部42に開閉蓋23が当接し、USBプラグ40を押圧する。USBソケット22にUSBプラグ40が接続されたら、USBソケット22の信号線33とUSBプラグ40の信号線47が接触するため、外部機器への給電が行われる。
ところで、図5(a)に示すように、開閉蓋23がUSBプラグ40を押圧する状態では、USBプラグ40に作用する付勢力の付勢方向が、USBソケット22の端子板31における一方の面から他方の面へ向かう方向である。なお、図5(a)では付勢力を矢印Fにより示すが、図5(a)においては、付勢力の付勢方向は、USBプラグ40に対してUSBソケット22を右から左へ押し付ける方向となる。このため、USBプラグ40とUSBソケット22との最大静止摩擦力が増大する。つまり、付勢力の付勢方向はUSBソケット22とUSBプラグ40との接触圧が増大される方向である。このため、USBプラグ40はUSBソケット22に対して確実に接続され、USBソケット22とUSBプラグ40との接触圧が増大してUSBソケット22とUSBプラグ40との接触抵抗が低減し、効率の良い給電が行われる。因みに、付勢方向の反対側や付勢方向と直交する第2壁部からの方向から付勢力を付与する場合では、USBソケット22からUSBプラグ40が脱落し易くなったり、USBソケット22とUSBプラグ40との接触抵抗が増大したりする。つまり、付勢力の付勢方向を、USBソケット22の端子板31における一方の面から他方の面へ向かう方向以外の方向に設定されると、USBプラグ40とUSBソケット22との接続状態が悪化する。
次に、外部機器に対する給電が終了すると、USBプラグ40をUSBソケット22から引き抜いてもよい。USBプラグ40をUSBソケット22から引き抜くと、図5(b)に示すように、付勢力を受けている開閉蓋23は自動的にUSBソケット22を含む本体部21の端面24を閉じる。このため、USBプラグ40がUSBソケット22に接続されない状態では、開閉蓋23は、常にUSBソケット22を含む本体部21の端面24を閉じた状態を保つ。
本実施形態の車載用USB端子装置20は以下の作用効果を奏する。
(1)USBプラグ40がUSBソケット22に挿入される状態では、開閉蓋23はねじりコイルばね37の付勢力を受けてUSBプラグ40を押圧する。付勢力の付勢方向はUSBソケット22に挿入されるUSBプラグ40とUSBソケット22との接触圧が増大する方向であり、USBプラグ40はUSBソケット22に対して確実に接続される状態が保たれる。このため、USBソケット22からのUSBプラグ40の脱落が防止される。また、開閉蓋23はUSBソケット22を閉じる方向への付勢力を受けているため、USBプラグ40をUSBソケット22から抜くと、開閉蓋23を操作することなくUSBソケット22を含む本体部21の端面24を確実に閉じることができる。また、USBプラグ40が接続されない状態ではUSBソケット22が開閉蓋23により常に閉じられる。さらに、USBプラグ40とUSBソケット22との接触圧を大きくすることから接触抵抗を低減することができ、外部機器に対して効率の良い給電を行うことができる。
(2)付勢力の付勢方向が、USBソケット22の端子板31における一方の面から他方の面へ向かう方向とすることにより、USBプラグ40とUSBソケット22との最大静止摩擦力が増大する。このため、USBプラグ40の信号線47とUSBソケット22の信号線33との接触圧を確実に増大させることができる。
(3)開閉蓋23と本体部21とは回動軸34を介して連結されているから、開閉蓋23は本体部21に対して付勢力の付勢方向に沿って回動可能である。このため、開閉蓋23と本体部21とを連結する回動軸34を中心とする回動により、開閉蓋23はUSBソケット22を含む本体部21を開閉することができる。
(4)付勢手段としてのねじりコイルばね37が回動軸34に装着され、ねじりコイルばね37の一端は本体部21に係止され、ねじりコイルばね37の他端が開閉蓋23に係止されている。このため、簡単な構成によって開閉蓋23へ付勢力を付与することができる。
(5)USBプラグ40がUSBソケット22に挿入された状態では、開閉蓋23がUSBプラグ40の本体部42に当接するように、蓋本体部50の大きさが設定され、開閉蓋がケーブル41に当接することはない。このため、開閉蓋23を介した付勢力はケーブル41に吸収されることなく、確実にUSBプラグ40に作用させることができ、USBプラグ40とUSBソケット22との接触圧を大きくする。
(6)USBプラグ40がUSBソケット22に挿入されていない状態では、開閉蓋23は常にUSBソケット22を含む本体部21の端面24を確実に閉じることができるから、USBソケット22への塵埃や水分の進入を抑制することができる。また、USBプラグ40がUSBソケット22に挿入される状態では、USBプラグ40がUSBソケット22を塞ぐことになるため、USBソケット22への塵埃や水分の進入を抑制することができる。利用者はUSBプラグ40をUSBソケット22から抜いた後の開閉蓋23の閉め忘れを意識する必要がない。
(7)開閉蓋23のリブ52には本体部21と当接する弾性部55が形成されているから、開閉蓋23が閉じた状態では弾性部55と本体部21が密着する。このため、開閉蓋23はUSBソケット22への塵埃や水分の進入を確実に防止することができる。
(第2の実施形態)
次に、第2の実施形態に係る車載用USB端子装置について説明する。
本実施形態では、主に開閉蓋の構成が第1の実施形態の開閉蓋の構成と異なる。従って、本実施形態では、第1の実施形態と共通する構成については、第1の実施形態の説明を援用し、符号を共通して用いる。
本実施形態の車載用USB端子装置60は、図6、図7に示す開閉蓋61を備えている。開閉蓋61の蓋本体部62は、第1蓋部63および第2蓋部64を備えている。第1蓋部63には、軸孔66を有する回動基部65が設けられており、軸支部35に支持された回動軸34を介して本体部21に連結されている。第2蓋部64は連結軸67を介して第1蓋部63における回動基部65の反対側の端部に連結されており、連結軸67を中心にして第1蓋部63に対して回動可能である。第2蓋部64における連結軸67側の端部と反対側となる端部の両端付近には、本体部21に形成された一対のガイド溝69に案内されるガイド片68がそれぞれ形成されている。ガイド片68は第2蓋部64に対して回動自在である。ガイド溝69はUSBソケット22の第2壁部30と平行となるように形成されている。第1蓋部63の2辺には第1リブ70が備えられ、第2蓋部64の3辺には第2リブ71が備えられている。
本実施形態の開閉蓋61は、USBソケット22を含む本体部21を開いた状態では、第1蓋部63が本体部21に対して付勢力の付勢方向に沿って回動される。このとき、第1蓋部63に連結される第2蓋部64は第1蓋部63に対して回動するとともに、本体部21に対して付勢力の付勢方向と反対方向へスライドされ、本体部21の端面24から起立される。従って、USBプラグ40がUSBソケット22に挿入された状態では、第1蓋部63と第2蓋部64はV字状に屈曲した状態となる。回動軸34に装着されているねじりコイルばね37の付勢力が、第1蓋部63および第2蓋部64に付与される。このため、第2蓋部64は、USBソケット22に挿入されたUSBプラグ40の本体部42に当接して押圧する。開閉蓋61が閉じるときは、第1蓋部63は閉じる方向へ回動し、第2蓋部64は付勢力の付勢方向と一致する方向へスライドされる。従って、開閉蓋61の開閉時において第2蓋部64は、付勢力の付勢方向と平行にスライドする。
本実施形態によれば、第1の実施形態の作用効果(1)、(2)、(4)、(6)と同等の作用効果を奏する。また、本実施形態では、開閉蓋61が屈曲するようにして、本体部42のコネクタ部43に近い部位に第2蓋部64が当接する。このため、開閉蓋61の大きさをUSBプラグ40の本体部42に合わせて寸法設定する必要がない。
(第3の実施形態)
次に、第3の実施形態に係る車載用USB端子装置について説明する。
本実施形態では、主に開閉蓋の構成が第1の実施形態の開閉蓋の構成と異なる。従って、本実施形態では、第1の実施形態と共通する構成については、第1の実施形態の説明を援用し、符号を共通して用いる。
本実施形態の車載用USB端子装置80は、図8、図9に示す開閉蓋81を備えている。開閉蓋81の蓋本体部82の4辺にリブ83が形成されている。
本実施形態の開閉蓋81が本体部21に対してスライド可能となるように、開閉蓋81においてUSBソケット22の第2壁部30に平行となる一対のリブ83の本体部21側の端部付近には、ガイド片84が設けられている。本体部21には、ガイド片84に対応するように、ガイド片84を有するリブ83に対して平行なガイド溝85が形成されている。ガイド溝85は、開閉蓋81がスライドすることにより、USBソケット22が開かれたり、USBソケット22を含む本体部21が閉じられたりすることができる長さに設定されている。蓋本体部82においてUSBソケット22の第1壁部29と平行な他方のリブ83には操作片86が設けられている。操作片86が設けられるリブ83には、付勢手段としてのゴム部材87の一端が固定されている。ゴム部材87の他端は本体部21の端面24側に設けた貫通孔88を通じて本体部21の内部に固定されている。
本実施形態では、USBソケット22を開く場合、開閉蓋81を本体部21に対してスライドさせる。開閉蓋81がスライドするとき開閉蓋81のガイド片84はガイド溝85に案内される。USBソケット22を開く方向へ開閉蓋81をスライドさせると、ゴム部材87が伸長し、ゴム部材87の伸長につれて開閉蓋81に対して閉じる方向の付勢力が大きくなる。USBプラグ40がUSBソケット22に挿入された状態では、開閉蓋は付勢力を受けてUSBプラグ40の本体部42に当接して押圧する。このように、開閉蓋81の開閉時において、開閉蓋81は付勢力の付勢方向と平行にスライドする。
本実施形態によれば、第1の実施形態の作用効果(1)、(2)、(6)と同等の作用効果を奏する。
また、本実施形態では、開閉蓋81を本体部21に対してスライドようにして、本体部42のコネクタ部に近い部位に開閉蓋81が当接する。このため、開閉蓋81の大きさをUSBプラグ40の本体部42に合わせて寸法設定する必要がない。また、紐状のゴム部材87を用いて付勢力を開閉蓋81に付与することができ、ねじりコイルばねを用いる必要がない。
本発明は、上記の実施形態に限定されるものではなく発明の趣旨の範囲内で種々の変更が可能であり、例えば、次のように変更してもよい。
○ 上記の実施形態では、USBソケットの挿入口が上方を向くようにセンターコンソールの上面側に設けられたが、この限りではない。例えば、USBソケットの挿入口が側方を向くように設けてもよく、この場合、USBソケットにUSBプラグを挿入した状態では、USBプラグのマークが左右又は上を向くようにUSBソケットを設ければよい。
○ 上記の実施形態では、車室におけるセンターコンソールにUSBソケットを設けるようにしたが、これに限定されない。例えば、ドアの車室側の部位、ダッシュボードあるいは荷室内に設けてもよい。
○ 上記の実施形態では、上記の実施形態では車両としての自動車に適用した例について説明したが、適用対象は自動車に限らない。例えば、ゴルフ場のカートに本発明を適用してもよい。この場合、外部端末としては、例えば、GPSゴルフナビゲーションが考えられる。
○ 上記の実施形態では、USBのマーク49のある他方の面が、USBソケット22におけるコネクタシェル27の他方の第1壁部29側としたが、USBマークがない場合や、USBマークの位置が実施形態と異なる場合にはこの限りではない。この場合、USBプラグ40のコネクタ部43における絶縁体46側となる本体部42の面が一方の面となり、コネクタ部43における空間48側となる本体部42の面が他方の面となる。
○ 第1の実施形態では、開閉蓋に弾性部を設けたが、弾性部は必須ではなく、弾性部を備えない開閉蓋であってもよい。
○ 上記の実施形態では、後部座席14を有する車両に適用した例について説明したが、後部座席14を有する車両に限らない。例えば、2シーターやトラック等に本発明を適用してもよい。
○ 上記の実施形態では、センターコンソール17の上部18に1つの車載用USB端子装置を設けられたが、この限りではない。例えば、センターコンソール17の上部18に2つの車載用USB端子装置を設けてもよく、3つの車載用USB端子装置を設けてもよい。すなわち、設けられる車載用USB端子装置の数は問わない。
10 車両
17 センターコンソール
20、60、80 車載用USB端子装置
21 本体部
22 USBソケット
23、61、81 開閉蓋
24 端面(本体部)
34 回動軸
37 ねじりコイルばね
40 USBプラグ
41 ケーブル
42 本体部
43 コネクタ部
49 マーク
50、62、82 蓋本体部
55 弾性部
63 第1蓋部
64 第2蓋部
65 回動基部
67 連結軸
68、84 ガイド片
69、85 ガイド溝
87 ゴム部材
88 挿通孔

Claims (7)

  1. 車両に搭載され、USBソケットを備えた本体部と、
    前記本体部に設けられ、前記USBソケットを開閉する開閉蓋と、を備えた車載用USB端子装置において、
    前記開閉蓋に対して前記USBソケットを閉じる方向への付勢力を付与する付勢手段が設けられ、
    前記開閉蓋は、USBプラグが前記USBソケットに挿入されない状態では、前記付勢力により前記USBソケットを閉じ、
    前記USBプラグが、前記USBソケットに挿入される状態では、前記付勢力により前記USBプラグを押圧し、
    前記付勢力の付勢方向は、前記USBソケットに挿入されるUSBプラグと前記USBソケットとの接触圧が増大する方向に設定されていることを特徴とする車載用USB端子装置。
  2. 前記USBソケットは、
    端子板と、
    前記端子板を覆うコネクタシェルと、
    前記端子板の一方の面に信号線を備え、
    前記付勢力の付勢方向は、前記端子板の一方の面から前記一方の面と反対の他方の面へ向かう方向とすることを特徴とする請求項1記載の車載用USB端子装置。
  3. 前記本体部と前記開閉蓋を連結し、前記開閉蓋を本体部に対して前記付勢力の付勢方向に沿って回動可能とする支点軸を備え、
    前記USBソケットは前記開閉蓋の回動により開閉することを特徴とする請求項1又は2記載の車載用USB端子装置。
  4. 前記本体部と前記開閉蓋を連結し、前記開閉蓋を本体部に対して前記付勢力の付勢方向に沿って回動可能とする支点軸を備え、
    前記開閉蓋は、前記本体部に連結され、前記本体部に対して回動可能な第1蓋部と、前記第1蓋部に連結されるとともに第1蓋部に対して回動可能な第2蓋部を備え、
    前記第1蓋部は、前記支点軸を支点として前記本体部に対して回動され、
    前記第2蓋部は、前記本体部に対して付勢力の付勢方向と平行にスライドすることを特徴とする請求項1又は2記載の車載用USB端子装置。
  5. 前記開閉蓋は、前記本体部に対して前記付勢力の付勢方向と平行にスライド可能であり、
    前記USBソケットは前記開閉蓋のスライドにより開閉されることを特徴とする請求項1又は2記載の車載用USB端子装置。
  6. 前記付勢手段は、前記支点軸に装着されるねじりコイルばねであり、
    前記ねじりコイルばねの一端は前記本体部に係止され、他端が前記開閉蓋に係止されることを特徴とする請求項3又は4記載の車載用USB端子装置。
  7. 前記開閉蓋は、蓋本体部と、前記USBソケットを閉じたとき前記本体部と当接する当接端部を備え、前記当接端部は弾性材により形成されていることを特徴とする請求項1〜6のいずれか一項記載の車載用USB端子装置。
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