JP6215998B2 - 真空ポンプ - Google Patents
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Description
ところで、この種の真空ポンプでは、電動モータと回転圧縮要素を有するケーシングとを連結して構成されており、電動モータの回転軸に連結された回転圧縮要素がシリンダ室内で摺動する。このため、ケーシングを電動モータの回転軸の回転中心に合わせて組み付けることが重要である。
このため、従来、電動モータのケースの一端側に、回転軸の回転中心を中心とした嵌合穴部を形成するとともに、ケーシングの背面に、シリンダ室の周囲に突出した円筒状の嵌合部を形成し、この嵌合部を上記電動モータの嵌合穴部にインロー嵌合することで、組み付け時の位置合わせを正確、かつ容易に行うことができる真空ポンプが出願人により提案されている(例えば、特許文献1参照)。
そこで、本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、製造コストの低減を図るとともに、組み付け時に発生するズレを抑制し、略均一な性能を発揮できる真空ポンプを提供することを目的とする。
図1は、本発明の実施の形態に係る真空ポンプ1を負圧源として使用したブレーキ装置100の概要図である。ブレーキ装置100は、例えば、自動車等の車両の左右の前輪に取り付けられたフロントブレーキ2A,2B、及び左右の後輪に取り付けられたリアブレーキ3A,3Bを備えている。これらの各ブレーキは、マスターシリンダ4とブレーキ配管9によりそれぞれ接続されており、マスターシリンダ4からブレーキ配管9を介して送られる油圧によって各ブレーキが作動する。
また、ブレーキ装置100は、ブレーキペダル5と連結されたブレーキブースター(ブレーキ倍力装置)6を備え、このブレーキブースター6には、空気配管8を介して、真空タンク7及び真空ポンプ1が直列に接続されている。ブレーキブースター6は、真空タンク7内の負圧を利用してブレーキペダル5の踏力を倍力するものであり、小さな踏力でマスターシリンダ4のピストン(図示せず)を移動させることにより、十分なブレーキ力を引き出せるようになっている。
真空ポンプ1は、車両のエンジンルーム内に配置され、真空タンク7内の空気を車両外部へ排出し、当該真空タンク7内を真空状態とする。なお、自動車等に用いる真空ポンプ1の使用範囲は、例えば、−60kPa〜−80kPaである。
電動モータ10は、電源(図示略)の投入により、出力軸12が、図3中の矢印R方向(反時計回り)に回転し、これによりロータ27を、回転中心X1を中心として同方向(矢印R方向)に回転させるようになっている。
軸心X2は、上述の電動モータ10の出力軸12の回転中心X1に対して平行で、かつ、図2に示すように、回転中心X1に対して右側斜め上方に偏心している。本構成では、回転中心X1を中心とするロータ27の外周面27Bが、軸心X2を基準に形成されているシリンダライナ23の内周面23Aに接するように軸心X2が偏心されている。
また、ケーシング本体22に形成された穴部72にシリンダライナ23を圧入することにより、ケーシング本体22の前後方向の長さ範囲内でシリンダライナ23を収容することができるため、このシリンダライナ23がケーシング本体22から突出することが防止され、ケーシング本体22の小型化を図ることができる。
更に、ケーシング本体22はロータ27よりも熱伝導性の高い材料で形成されている。これによれば、ロータ27及びベーン28が回転駆動した際に発生した熱がケーシング本体22に速やかに伝達できることにより、ケーシング本体22から十分に放熱することができる。
本実施形態では、電動モータ10側のサイドプレート26は、上記した穴部72の終端に配置され、この穴部72の壁部72Aとシリンダライナ23との間にシールリング26Aを介して挟持されている。
また、ロータ27の外径は、図3に示すように、ロータ27の外周面27Bが、シリンダライナ23の内周面23Aのうちの左斜め下方に位置する部分と微小なクリアランスを保つように設定されている。これにより、図3に示すように、ロータ27の外周面27Bと、シリンダライナ23の内周面23Aとの間には、三日月形状の空間が構成される。
さらに、ケーシング本体22は、単一の金型を用いて形成することができるため、部品点数の削減による製造コストの削減を図ることができる。
上述のように、シリンダライナ23は、ケーシング本体22に形成された穴部72に圧入される。本構成では、穴部72は、ケーシング本体22の後端(開口端)から奥側(壁部72A)に向かって縮径する段付穴として形成され、シリンダライナ23が保持されるライナ保持部72Bと、このライナ保持部72Bよりも縮径されて上記サイドプレート26が配置される縮径部72Cと、これらライナ保持部72B及び縮径部72Cの間に形成される段部72Dとを備える。
これにより、シリンダライナ23を段部72Dに当接するまで圧入することにより、シリンダライナ3の圧入作業を容易に、かつ、正確に行うことができる。
更に、縮径部72Cの穴径は、シリンダライナ23の内径よりも大きく形成されているため、この縮径部72Cにシリンダライナ23の内径よりも大きなサイドプレート26を配置することができ、このサイドプレート26によってシリンダライナ23の開口を簡単に塞ぐことができる。
6 ブレーキブースター(ブレーキ倍力装置)
7 真空タンク
10 電動モータ(モータ)
11 モータケース
11A 開口部
12 出力軸(回転軸)
22 ケーシング本体
23 シリンダライナ
27 ロータ(回転圧縮要素)
28 ベーン(回転圧縮要素)
31 ケーシング
72 穴部
72C 縮径部
74 ベアリング保持部
75 ベアリング(軸受部)
100 ブレーキ装置
Claims (2)
- モータで駆動される回転圧縮要素をケーシング内に備えた真空ポンプにおいて、
前記ケーシングを構成するケーシング本体は、単一の部品として形成され、
前記ケーシング本体は、前記回転圧縮要素が摺動するシリンダライナと、前記モータの回転軸を支持する軸受部とを備え、
前記ケーシング本体は、有底筒状のモータケース本体の開口部に取り付けられており、
前記ケーシング本体は、前記シリンダライナが配置される穴部を備え、この穴部は開口端から奥側に向けて縮径する段付穴であることを特徴とする真空ポンプ。 - 前記段付穴の縮径部の穴径は、前記シリンダライナの内径よりも大きく形成されていることを特徴とする請求項1に記載の真空ポンプ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2016091025A JP6215998B2 (ja) | 2016-04-28 | 2016-04-28 | 真空ポンプ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2016091025A JP6215998B2 (ja) | 2016-04-28 | 2016-04-28 | 真空ポンプ |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2012115804A Division JP6093116B2 (ja) | 2012-05-21 | 2012-05-21 | 真空ポンプ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2016138560A JP2016138560A (ja) | 2016-08-04 |
JP6215998B2 true JP6215998B2 (ja) | 2017-10-18 |
Family
ID=56559919
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2016091025A Active JP6215998B2 (ja) | 2016-04-28 | 2016-04-28 | 真空ポンプ |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP6215998B2 (ja) |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPS57196847A (en) * | 1981-05-28 | 1982-12-02 | Hitachi Ltd | Vacuum pump built-in generator |
CN102971538B (zh) * | 2010-03-31 | 2017-03-15 | 纳博特斯克汽车株式会社 | 真空泵 |
-
2016
- 2016-04-28 JP JP2016091025A patent/JP6215998B2/ja active Active
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Publication number | Publication date |
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JP2016138560A (ja) | 2016-08-04 |
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