JP2006183574A - ベーンポンプ - Google Patents

ベーンポンプ Download PDF

Info

Publication number
JP2006183574A
JP2006183574A JP2004378334A JP2004378334A JP2006183574A JP 2006183574 A JP2006183574 A JP 2006183574A JP 2004378334 A JP2004378334 A JP 2004378334A JP 2004378334 A JP2004378334 A JP 2004378334A JP 2006183574 A JP2006183574 A JP 2006183574A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
plate
rotor
vane
pressure
cam ring
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2004378334A
Other languages
English (en)
Inventor
Koichi Yokoyama
浩一 横山
Takashi Usui
隆 臼井
Yoshikazu Ishii
良和 石井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Motor Corp
Priority to JP2004378334A priority Critical patent/JP2006183574A/ja
Publication of JP2006183574A publication Critical patent/JP2006183574A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Rotary Pumps (AREA)

Abstract

【課題】 ポンプの内圧による側板の変形を抑制可能なベーンポンプを提供する。
【解決手段】 筐体内に、カムリング6と、このカムリング6内に配置された回転自在なロータ11と、このロータ11に放射状に形成した複数のベーン溝のそれぞれに収容され、ロータ11の回転に伴いカムリング6のカム面に沿って摺動する複数のベーン12と、カムリング6、ロータ11及びベーン12の両側に配置したフロント側板1とリヤ側板2とを備えたベーンポンプであって、フロント側板1を、ロータ11の駆動軸13の軸線方向と平行な方向で、内側の第1フロントプレート1aと外側の第2フロントプレート1bとに分割し、第1フロントプレート1aと第2フロントプレート1bとの間に加圧流体を流入させるフロント背圧室17を形成する。同様にして、リヤ側板2を第1リヤプレート2aと第2リヤプレート2bとに分割し、リヤ背圧室18を形成する。
【選択図】 図3

Description

本発明は、固定側板を有するベーンポンプに関する。
流体圧を発生させるポンプには、トロコイドポンプ、ギヤポンプ、ピストンポンプ等がある。このようなポンプの一形態として知られるベーンポンプは、たとえば、自動車のパワーステアリング装置への加圧流体供給用ポンプとして使用されている。このベーンポンプは、一般に、楕円形状の貫通孔が形成されたカムリングを有する。そしてこのカムリング内には、駆動軸によって回転されるロータが収容されている。このロータには、放射状に配置された複数のベーン溝が設けられ、各ベーン溝には、ベーンが摺動可能に収容されている。
ロータが回転すると、ベーンは遠心力等により半径方向に付勢され、カムリング内周のカム面に接触しながらロータとともに回転する。このようにロータ及びベーンが回転すると、隣り合うベーンと、カムリング内周のカム面とによって区画された作動室の容積が変化する。そのため、その容積変化を利用して流体の吸入・加圧・吐出が行える。
またこのようなベーンポンプには、前記ロータ及びベーンの両側に、作動室の一部を構成する側板が配置される場合がある。この種のベーンポンプを用いて高圧を発生させるためには、前記ロータ及びベーンと、この側板との隙間(サイドクリアランス)を縮小し、維持することが重要である。そのため、このサイドクリアランスの縮小及び維持を目的とした様々な技術が提案されている。
たとえば、特許文献1では、以下の技術が提案されている。特許文献1によれば、一方に可動側板を備えるベーンポンプにおいて、作動室から吐出された圧力Poutの加圧流体を、ポンプ吸入区間でベーン溝底に設けたベーン背圧室に流入させる。この圧力Poutの加圧流体は、ポンプ吐出区間で各ベーンがカムリング内周面に押し付けられると、さらに圧力Pvに加圧される。その後、この圧力Pvの加圧流体を可動側板の背圧室に流入させる。これによって圧力Pvが圧力Poutより大きいため、可動側板は背圧室側からロータ及びベーン側へ付勢される。その結果、サイドクリアランスを縮小及び維持することができる。
また、特許文献2では、以下の技術が提案されている。特許文献2によれば、一方に可動側板を備え、ロータを駆動軸とスプライン結合しているベーンポンプにおいて、軸受のわずかな隙間のため駆動軸に倒れが発生すると、駆動軸の軸線はロータの軸線に対して相対的に変位してしまう。これによって駆動軸に対してロータが倒れることになると、ロータが側板と接触しながら回転する場合があり、その結果、ロータに焼付きが生じる虞がある。これを抑制するために、ロータのスプライン形状を、駆動軸の倒れを許容可能な形状としている。また、スプラインの噛み合い長さを、耐久強度を確保できる最小限の長さとしている。上記により、ロータの倒れを抑制して耐焼付き性を向上できるので、サイドクリアランスの縮小及び維持が可能となる。
特開平6−207587号公報 特開平7−83176号公報
しかしながら、ロータ及びベーンを挟む側板の少なくとも一方を固定側板とするベーンポンプにおいては、上記のような技術では、固定側板がポンプの内圧により変形してしまうことがある。この変形によりサイドクリアランスが拡大されると、加圧流体のリーク量が増大するので、ポンプの高圧化を図れない。また、この固定側板に上記変形による反り、歪みが発生すると、ロータ及びベーンはこの固定側板に接触して面圧が過大となり、その結果、焼付きを生じる。さらに、この固定側板が軸受を保持する場合には、固定側板の変形は軸受にまで影響するので、軸受と駆動軸との嵌合に設定されたクリアランスが変形により縮小され、軸受部で駆動軸の焼付きが発生する。
本発明は上記課題に鑑みてなされたものであり、ポンプの内圧による変形を抑制し、サイドクリアランスを好適に維持することが可能なベーンポンプを提供することを目的とする。
本発明に係るベーンポンプは、筐体内に、カムリングと、該カムリング内に配置された回転自在なロータと、該ロータに放射状に形成した複数のベーン溝のそれぞれに収容され、前記ロータの回転に伴い前記カムリングのカム面に沿って摺動する複数のベーンと、前記カムリング、ロータ及びベーンの両側に配置した側板とを備えたベーンポンプであって、前記一対の側板それぞれを、ロータの駆動軸の軸線方向と平行な方向で、内側の第1プレートと外側の第2プレートとに分割し、前記第1プレートと第2プレートとの間に加圧流体を流入させる背圧室を形成したことを特徴とする。
本発明によると、作動室で発生したポンプの内圧が側板に及ぼす影響を、背圧室に流入させた加圧流体の圧力で打ち消すことができるので、サイドクリアランスを好適に維持することができる。
また、本発明に係るベーンポンプは、前記駆動軸の基端部を支持する軸受を、環状のホルダーを介して前記第2プレートの少なくとも一方に設けた貫通孔で保持し、前記ホルダーの外周面と、前記第2プレートの前記貫通孔の内周面との間に、前記第2プレートの変形を許容する第1クリアランスを設けて、フローティングさせてもよい。
本発明によると、ホルダーを側板の第2プレートと別の部材で構成しているので、このホルダーの突端部は、側板の第2プレートの変形による影響を回避できる。この結果、駆動軸と軸受との嵌合に設定したクリアランスを好適に維持でき、軸受部で駆動軸に焼付きが発生するのを抑制できる。また、焼付き防止のためにこのクリアランスを拡大せずに済むので、外部への加圧流体のリーク量を最小限に維持できる。
また、本発明に係るベーンポンプは、前記ホルダーの外周面と、前記第2プレートの前記貫通孔の内周面との間にシールを介装し、前記ホルダーの外周面と前記第2プレートの前記貫通孔の内周面との間の第1クリアランスで生じる圧力と、前記駆動軸と前記軸受との間の第2クリアランスで生じる圧力とにより生ずる前記ホルダーの変形が、前記シールの前後で均等となる位置に前記シールを設けていてもよい。
本発明によると、ホルダーの突端部の外周面及び軸受の内面にかかる圧力を、この軸受を軸線方向にシールで区分した各領域同士で均衡させることができるので、軸受保持部及び軸受の変形を好適に抑制して、外部への加圧流体のリーク量を最小限に維持できる。
本発明によれば、側板がポンプ内圧により変形するのを抑制して、サイドクリアランスを好適に維持することが可能なベーンポンプを提供できる。
以下、本発明を実施するための最良の形態を説明する。
図1は、ベーンポンプ100の外観図である。図1に示すように、ベーンポンプ100の筐体は、ヘッドフランジカバー32をセンターケース33に圧入またはボルト締結等で固定し、ケースリヤカバー34をセンターケース33に締結ボルト35で固定等して形成されている。
図2は、図1のベーンポンプ100の断面図である。ベーンポンプ100は、筐体内に昇圧部を収容している。
図3は、この昇圧部の断面図であり、図2の丸で囲んだ部分を取り出して示している。図3に示すように、この昇圧部は、フロント側板1とリヤ側板2とでカムリング6を挟み、第1締結ボルト10aにより一体に形成したものである。さらに、このカムリング6内には、ロータ11及びベーン12が収容されている。
図4は、図3の昇圧部のA−A断面図である。図4に示すように、カムリング6は、楕円形状に形成された貫通孔を有し、カムリング6内には、ロータ11が収容されている。ロータ11には、その外周面に、径方向へ放射線状に形成された複数の溝が、周方向に等間隔で配列されている。各溝には、径方向に摺動可能なベーン12が収容され、ベーン12は、遠心力等により径方向に付勢されることで、カムリング6の内周面に常に押し付けられている。
ロータ11は、たとえば回転中心に形成されたスプライン孔に、対応するスプライン軸を有する駆動軸13を嵌合させることにより駆動軸13と連結されており、駆動軸13は、内燃機関等の動力で回転される。
隣り合う2つのベーン12とカムリング6とによって囲われた空間には、作動室14が形成される。図3に示すように、作動室14の軸方向の壁面は、ロータ11及びベーン12の両側に配置されたフロント側板1とリヤ側板2である。作動室14は、カムリング6の楕円形状をなしている貫通孔の内周面が壁面の一部を構成するために、回転に伴って、その容積が拡大または縮小変化する。
フロント側板1とリヤ側板2とにはそれぞれ、図4に示すようなベーンポンプ内に流体を吸入する吸入ポート15と、加圧された流体を外部に吐出する吐出ポート16が形成されている。この吸入ポート15は、周方向には作動室14の容積が拡大することによって吸引力が発生する位置に、径方向には作動室14に対応する位置に形成されている。また吐出ポート16は、周方向には作動室14の容積が減少することによって圧力が発生する位置に形成され、径方向には作動室14に対応する位置に形成されている。
この構成で、駆動軸13を回転させると、作動室14の容積が、回転に伴い拡大または縮小変化する。そのため、作動室14の容積拡大過程においては、容積の拡大に伴って吸引力が発生し、作動室14は側板に形成された吸入ポート15を通じて外部から流体を吸入する。駆動軸13の回転が進むと、作動室14を形成しているベーン12のうち、回転方向に対して後方に配設されたベーン12が吸入ポート15を通過し、作動室14は閉空間となる。さらに駆動軸13の回転が進むと、作動室14の容積縮小過程となり、容積の縮小に伴って、流体が加圧される。作動室14を形成しているベーン12のうち、回転方向に対して先方に配設されたベーン12が吐出ポート16を通過すると、高圧になった流体が、吐出ポート16を経て吐出孔36から外部に吐出される。ところで、このようなベーンポンプでは、フロント側板1及びリヤ側板2がポンプの内圧により変形してしまうことがある。この変形でサイドクリアランスが拡大されると、加圧流体のリーク量が増大するので、ポンプの高圧化を図れない
そこで、本実施例では、図3に示すように、カムリング6、ロータ11及びベーン12を挟むフロント側板1及びリヤ側板2を、それぞれ駆動軸の軸線方向と平行な方向で二分割している。そして、分割した一対の第1フロントプレート1a及び第2フロントプレート1bの間にフロント背圧室17を形成している。図5は、図3のB−B断面図である。図5に示すように、フロント背圧室17は、第2フロントプレート1b内に円筒状の空間として構成されており、外周面の一箇所に外部に加圧流体を吐出させる吐出孔36が設けられている。また、図3に示すように、フロント背圧室17と同様に、リヤプレート2aおよびリヤプレート2bの間にリヤ背圧室18を形成している。フロント背圧室17及びリヤ背圧室18は、それぞれ連通路20に連通している。また連通路20は、吐出ポート16とも図示しない連通路で連通している。これによって、容積縮小過程において、作動室14内で加圧された流体を、吐出ポート16、連通路20を通じて、フロント背圧室17及びリヤ背圧室18へ流入させる。そして、この加圧流体で、フロントプレート1aとリヤプレート2aとにそれぞれ背圧22を印加する。このような構造を採用することにより、作動室で発生する内圧21が第1フロントプレート1a及び第1リヤプレート2aに及ぼす影響を、フロント背圧室17及びリヤ背圧室18へ流入させた加圧流体の圧力である背圧22により打ち消すことができる。よって、固定側板がポンプ内圧により変形するのを抑制して、サイドクリアランスを好適に維持することが可能である。
また、本実施例では、図3に示すように、駆動軸13をフロント軸受3とリヤ軸受4とで支持し、さらにリヤ軸受4をリヤ側板2で、フロント軸受3をホルダー5でそれぞれ保持している。ホルダー5は環状の部材で、軸線方向と平行な方向に段部を有し、内部にフロント軸受3を保持する軸受保持部9と、ボルト締結により固定するためのフランジ部とを有している。このホルダー5は、軸受保持部9を第2フロント側板1bの貫通孔8に挿入した状態で、第2フロント側板1bに第2締結ボルト10bで固定されている。また、ホルダー5の軸受保持部9の円筒外周面と、第2フロントプレート1bの貫通孔8の内周面との間には、第2フロントプレート1bの変形を許容する第1クリアランス23を設け、ホルダー5を第2フロントプレート1bと分離してフローティングさせている。そして、この第1クリアランス23内には、シール7を介装している。図6は、図3におけるC部の拡大図である。この第1クリアランス23を第2フロントプレート1bの変形を許容可能な量に設定することで、軸受保持部9は、第2フロントプレート1bの変形による影響を回避できる。この結果、ホルダー5及びフロント軸受3を伝わって、駆動軸13とフロント軸受3との嵌合に設定した第2クリアランス25へ変形による影響が及ぶことを回避できる。よって、第2クリアランス25を好適に維持できるので、軸受部での駆動軸13の焼付きを抑制可能である。また、焼付き防止として、軸受部の第2クリアランス25を拡大せずに済むので、外部への加圧流体のリーク24の量を最小限に維持できる。
また、シール7は、軸受保持部9の円筒外周面と、フロント軸受3の内面とに分布した圧力が、フロント軸受3を軸線方向にシール7で区分した各領域同士で均衡する位置に設けられている。図7(a)、(b)及び(c)は、ホルダー5の軸受保持部9の円筒外周面にかかる圧力と、フロント軸受3の内面にかかる圧力を示した図である。また図7(d)、(e)及び(f)は、図6と同様、図3におけるC部の拡大図である。図7(a)、(b)及び(c)において、縦軸は圧力を示している。そして縦軸は、大気圧P1を基準とし、フロント軸受3と駆動軸13との嵌合に設定した第2クリアランス25を拡大する方向の圧力と、縮小する方向の圧力とを示したものである。また、横軸は、フロント軸受3上の軸線方向の位置を示しており、0(ゼロ)点をフロント軸受3の背圧室17側の端面位置とし、A点をフロント軸受3の軸受保持部9への突き当て端面位置としたものである。
これらの図に示すように、フロント軸受3の内面にかかる第1圧力分布26は、0点では拡大方向の加圧流体圧P0となり、A点では大気圧P1となる。そして0点からA点に向かって、拡大方向の圧力が直線的に下がるように分布している。一方、軸受保持部9の外周円筒面にかかる第2圧力分布27は、0点からシール位置28までは、縮小方向の加圧流体圧P0となっている。シール位置28で、シール7が加圧流体を遮断しているため、シール位置28からA点にかけては、大気圧P1がかかることになる。したがって、第1圧力分布26と第2圧力分布27とを合成した圧力分布29は、図に示したように、シール位置28を対称点にした2つの相似三角形状の第3圧力分布30及び第4圧力分布31を描く。
図7(a)に示すように、シール位置28をA点寄りに設定すると、第3圧力分布30の面積のほうが第4圧力分布31の面積より小さくなる。この場合には、A点からシール位置28間より、シール位置28から0点間のほうが、印加される圧力の総和が大きい。そのため、図7(d)に示すように、フロント軸受3と駆動軸13との嵌合に設定した第2クリアランス25が縮小され、駆動軸13とフロント軸受3とが干渉する虞がある。また図7(b)に示すように、シール位置を0点寄りに設定すると、第3圧力分布30の面積のほうが第4圧力分布31の面積より大きくなる。この場合には、A点からシール位置28間のほうが、シール位置28から0点間より、印加される圧力の総和が大きい。そのため、図7(e)に示すように、第2クリアランス25は拡大され、加圧流体が多量に外部へ流出する。そして図7(c)では、第3圧力分布30の面積と第4圧力分布31の面積が同一となるようにシール位置28を設定する。すると、A点からシール位置28間と、シール位置28から0点間で印加される、それぞれの圧力の総和を平衡に保つことができる。その結果、図7(f)に示すように、ホルダー5の変形が、前記シール位置28の前後で均等となる。フロント軸受3及びホルダー5の変形が及ぼす第2クリアランス25への影響を小さく抑制できる。この構造によって、第2クリアランス25を好適に維持できるので、軸受部での駆動軸13の焼付きを抑制でき、同時に、加圧流体の外部への流出を最小限に維持することが可能である。
なお、本実施例では、フロントプレート1bにホルダー5を備えているが、必要に応じてリヤプレート2bにホルダー5を備えてもよい。さらにフロントプレート1b及びリヤプレート2bのそれぞれにホルダー5を備えてもよい。また、ベーンポンプの適用対象としては、例えば内燃機関に燃料を供給する燃料ポンプ、自動車のパワーステアリング装置に使用するポンプ等が挙げられるが、これらに限定されるものではない。
以上により、固定側板がポンプ内圧により変形するのを抑制して、サイドクリアランスを好適に維持すること及びロータ及びベーンの焼付きを抑制することができる。また軸受部での加圧流体の流出を最小限にし駆動軸の焼付きを防止して、ポンプの高圧化を図ることができる。
以上本発明の好ましい実施形態について詳述してきたが、本発明は係る特定の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形、変更が可能である。
本発明に係るベーンポンプの外観図である。 本発明に係るベーンポンプの断面図である。 本発明に係るベーンポンプの昇圧部の断面図である。 本発明に係るベーンポンプの昇圧部の、図3におけるA−A断面図である。 本発明に係るベーンポンプの昇圧部の、図3におけるB−B断面図である。 本発明に係るベーンポンプの昇圧部の、図3におけるC部の拡大図である。 本発明に係るベーンポンプの昇圧部の、図6におけるA−0間に印加される圧力分布及び図3におけるC部の拡大図を示す図である。
符号の説明
1 フロント側板
1a 第1フロントプレート
1b 第2フロントプレート
2 リヤ側板
2a 第1リヤプレート
2b 第2リヤプレート
3 フロント軸受
4 リヤ軸受
5 ホルダー
6 カムリング
7 シール
8 貫通孔
9 軸受保持部
10a 第1締結ボルト
10b 第2締結ボルト
11 ロータ
12 ベーン
13 駆動軸
14 作動室
17 フロント背圧室
18 リヤ背圧室
20 連通路
21 内圧
22 背圧
23 第1クリアランス
24 加圧流体のリーク
25 第2クリアランス
26 第1圧力分布
27 第2圧力分布
28 シール位置
29 第1圧力分布26と第2圧力分布27との合成圧力分布
30 第3圧力分布
31 第4圧力分布
100 ベーンポンプ

Claims (3)

  1. 筐体内に、カムリングと、該カムリング内に配置された回転自在なロータと、該ロータに放射状に形成した複数のベーン溝のそれぞれに収容され、前記ロータの回転に伴い前記カムリングのカム面に沿って摺動する複数のベーンと、前記カムリング、ロータ及びベーンの両側に配置した側板とを備えたベーンポンプであって、
    前記一対の側板それぞれを、ロータの駆動軸の軸線方向と平行な方向で、内側の第1プレートと外側の第2プレートとに分割し、前記第1プレートと第2プレートとの間に加圧流体を流入させる背圧室を形成したことを特徴とするベーンポンプ。
  2. 前記駆動軸の基端部を支持する軸受を、環状のホルダーを介して前記第2プレートの少なくとも一方に設けた貫通孔で保持し、
    前記ホルダーの外周面と、前記第2プレートの前記貫通孔の内周面との間に、前記第2プレートの変形を許容する第1クリアランスを設けて、フローティングさせたことを特徴とする請求項1に記載のベーンポンプ。
  3. 前記ホルダーの外周面と、前記第2プレートの前記貫通孔の内周面との間にシールを介装し、
    前記外周面と前記内周面との間の第1クリアランスで生じる圧力と、前記駆動軸と前記軸受との間の第2クリアランスで生じる圧力とにより発生する前記ホルダーの変形が、前記シールの前後で均等となる位置に当該シールを配置することを特徴とする請求項2に記載のベーンポンプ。
JP2004378334A 2004-12-27 2004-12-27 ベーンポンプ Pending JP2006183574A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004378334A JP2006183574A (ja) 2004-12-27 2004-12-27 ベーンポンプ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004378334A JP2006183574A (ja) 2004-12-27 2004-12-27 ベーンポンプ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2006183574A true JP2006183574A (ja) 2006-07-13

Family

ID=36736853

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004378334A Pending JP2006183574A (ja) 2004-12-27 2004-12-27 ベーンポンプ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2006183574A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105822543A (zh) * 2016-06-02 2016-08-03 李钢 一种转子径向力平衡的叶片泵

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105822543A (zh) * 2016-06-02 2016-08-03 李钢 一种转子径向力平衡的叶片泵

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3874300B2 (ja) ベーンポンプ
JP3861638B2 (ja) 可変容量形ポンプ
JP2010223033A (ja) ギヤポンプ及びブレーキ装置用ギヤポンプ
JPH0988864A (ja) 二重胴型高圧多段ポンプの構造
JP2008524486A (ja) ベーンポンプ
KR20140033307A (ko) 이중 배출 펌프
JP2011231675A (ja) ベーンポンプ
WO2013176143A1 (ja) 真空ポンプ
US20180216614A1 (en) Screw pump
US9885356B2 (en) Variable displacement pump
EP1857679A1 (en) Vane pump
CN112639290B (zh) 内啮合齿轮泵
JP2006183574A (ja) ベーンポンプ
WO2022176544A1 (ja) タンデム型オイルポンプ
JP2009085213A (ja) 内接ギヤポンプ
JP2007056810A (ja) 斜板式アキシャルピストンポンプ・モータ
JPH11343982A (ja) トロコイド型オイルポンプ
JP2014501866A (ja) 流体装置用のバランスプレートアセンブリ
JP6031311B2 (ja) 可変容量型ベーンポンプ
JP2007138876A (ja) 可変容量型ベーンポンプ
JP2006194119A (ja) ベーンポンプ
JP5968921B2 (ja) ベーンポンプを備えた潤滑剤供給システム及び該潤滑剤供給システムを備えた自動車
JP3241810U (ja) 可変容量型潤滑油ポンプ
EP2857685B1 (en) Internal gear pump
JPH09195926A (ja) ラジアルプランジャポンプ

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Effective date: 20070508

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

A977 Report on retrieval

Effective date: 20080724

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080805

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20081202