JP6214508B2 - 車両用表示装置 - Google Patents

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本発明は、車両に搭載され、液晶ディスプレイへの画像表示により車両搭乗員に対して情報を提供する車両用表示装置に関する。
従来、車両に搭載され、車両搭乗員に対して情報を提供する車両用表示装置が提案されている。この車両用表示装置には、例えば液晶ディスプレイに速度計やエンジン回転数計の背景画像(目盛や計器枠の画像)を表示すると共に、それに指針画像を表示して車速やエンジン回転数の情報を車両搭乗員に提供するものもある(例えば特許文献1参照)。
特開2012−2629号公報(図2参照)
ここで、特許文献1に記載の車両用表示装置は、目盛画像を表示すると共に指針画像を液晶ディスプレイの縦方向に移動させることで、現在のエンジン回転数等を表示するようにしている。しかし、特許文献1に記載の車両用表示装置では、計器内に最小値から最大値までの全ての目盛画像を表示させているため、目視では大まかな値しかわからなくなってしまう。
そこで、本件出願人は、航空機のように指針側が固定となり目盛側が移動する目盛移動型計器を車両用計器として液晶ディスプレイに表示することを検討している。図13は、目盛移動型計器の概念図である。図13に示すように、目盛移動型計器は、横向きの略凹形状をなす外枠画像112aと、エンジン回転数等を示す目盛画像112bと、横方向に伸びて目盛画像112bを指し示す指針画像112cとから構成されている。また、図13に示すように、目盛画像112bは、エンジン回転数等の最小値から最大値まで至る大画像となっており、車両用表示装置は、外枠画像112a内に大画像となる目盛画像112bの一部を表示させるようにしている。また、車両用表示装置は、指針画像112cによって指し示すエンジン回転数等が変化した場合、指針画像112cを移動させることなく、大画像となる目盛画像112bをスクロールさせることで、変化後のエンジン回転数等を指し示すようにしている。
しかし、図13に示すような大画像となる目盛画像112bを記憶し、これに対してスクロール処理を行う場合、その処理負荷は決して小さくない。
本発明は、このような問題を解決するものであり、その目的とするところは、目盛移動型計器を表示するにあたり、その処理負荷を軽減することができる車両用表示装置を提供することにある。
本発明に係る車両用表示装置は、指針画像の表示位置を固定とし、複数の目盛の画像を前記指針画像に対して所定方向にスクロールするように表示させる目盛移動型計器を液晶ディスプレイに表示する車両用表示装置であって、前記複数の目盛の並びにおいて複数個間隔で1つずつ配置され物理量を示す数値画像が併記される主目盛の画像、及び、前記主目盛の画像間において均等間隔で配置される補助目盛の画像のデータを記憶した記憶手段と、前記記憶手段により記憶される主目盛及び補助目盛の画像データに基づいて、1つの主目盛の画像に対して複数個の補助目盛の画像からなる目盛セット画像を複数配列したうえで前記数値画像を併記した全体目盛画像を生成し、前記指針画像に対して前記全体目盛画像をスクロールさせると共にスクロール後における全体目盛画像のうち予め設定されたエリア外となる各目盛の画像をスクロール反対側の前記エリア内の空き領域に移動させ、且つ、前記空き領域に移動させられた主目盛の画像については前記全体目盛画像の目盛セット画像数に応じた数だけスクロール方向に応じて加算又は減算された数値画像を併記する表示制御手段と、を備えることを特徴とする。
本発明に係る車両用表示装置によれば、1つの主目盛の画像に対して複数個の補助目盛の画像からなる目盛セット画像を複数配列したうえで数値画像を併記した全体目盛画像を生成し、指針画像に対して全体目盛画像をスクロールさせる。このため、最小値から最大値まで至る大画像の目盛画像に対してスクロール処理を行う必要が無く、目盛セット画像を複数配列した全体目盛画像をスクロールさせればよいため、処理負荷を軽減することができる。
さらに、スクロール後における全体目盛画像のうち予め設定されたエリア外となる各目盛の画像をスクロール反対側のエリア内の空き領域に移動させる。このため、全体目盛画像をスクロールさせることによってエリアから外れてしまった目盛については、外れた側と反対側となる空き領域に移動させられることとなり、目盛を途切れることなく表示させることができる。
しかも、空き領域に移動させられた主目盛については全体目盛画像の目盛セット画像数に応じた数だけスクロール方向に応じて加算又は減算された数値画像を併記する。このため、空き領域に移動させられ主目盛の画像に併記される数値画像が示す数値についても、誤った値とならない。
以上のように、目盛移動型計器の画像表示において目盛の途切れや数値画像の誤りなく、しかも大画像となる目盛画像をスクロール処理させないため、目盛移動型計器を表示するにあたり、その処理負荷を軽減することができる。
また、本発明に係る車両用表示装置において、前記記憶手段は、前記目盛移動型計器を区画する外枠を示す外枠画像と、前記外枠外の画像をマスクするマスク画像とを記憶し、前記エリアの前記所定方向の端部は、前記外枠外に位置し、前記表示制御手段は、前記全体目盛画像に対して前記記憶手段により記憶される前記外枠画像及び前記マスク画像を重ね合わせることが好ましい。
この車両用表示装置によれば、目盛移動型計器を区画する外枠外の画像をマスクするマスク画像を記憶しているため、目盛移動型計器の外枠外に目盛画像や数値画像が表示されることがない。しかも、エリアの所定方向の端部が外枠外に位置するため、空き領域へ移動させられた目盛画像や数値画像、すなわちエリアの所定方向の端部付近に移動させられた目盛画像や数値画像は、まずはマスク画像にマスクされた状態となっており、その後外枠内に移動することにより滑らかに外枠内に表示されることとなる。従って、目盛画像及び数値画像の外枠内への出現を滑らかに行うことができる。
また、本発明に係る車両用表示装置において、前記記憶手段は、前記外枠内において前記所定方向の端部側に向かうに従って不透明度が高くなるグラデーションマスク画像を記憶し、前記表示制御手段は、前記全体目盛画像に対して前記記憶手段により記憶される前記グラデーションマスク画像を重ね合わせることが好ましい。
この車両用表示装置によれば、外枠内において所定方向の端部側に向かうに従って不透明度が高くなるグラデーションマスク画像を記憶し、全体目盛画像に対してグラデーションマスク画像を重ね合わせる。このため、外枠内に表示される目盛画像や数値画像のうち、外枠内の端部側の目盛画像や数値画像については、薄く表示されることとなる。これにより、目盛画像や数値画像が外枠によって途切れるように表示され難くなり、一層違和感が少ない表示を行うことができる。
本発明の車両用表示装置によれば、目盛移動型計器を表示するにあたり、その処理負荷を軽減することができる。
本発明の第1実施形態に係る車両用表示装置を示すブロック図である。 図1に示した車両用表示装置による表示例を示す図である。 第2の表示領域に表示されるエンジン回転数計の詳細を示す第1の概念図である。 第2の表示領域に表示されるエンジン回転数計の詳細を示す第2の概念図である。 第2の表示領域に表示されるエンジン回転数計の詳細を示す第3の概念図である。 本実施形態に係る目盛移動型計器の目盛移動方法の概略を示す図であり、(a)第1の状態を示し、(b)は第2の状態を示し、(c)は第3の状態を示している。 本実施形態に係る数値画像の変更の様子を示すグラフである。 本実施形態に係る目盛移動型計器の表示方法を示すフローチャートである。 第2実施形態において第2の表示領域に表示されるエンジン回転数計の詳細を示す概念図である。 比較例に係るエンジン回転数計の一部を示す拡大図である。 第2実施形態に係るエンジン回転数計を示す正面図である。 第2実施形態に係るエンジン回転数計の一部を示す拡大図である。 目盛移動型計器の概念図である。
以下、本発明を好適な一実施形態に沿って説明するが、本発明は以下に示す実施形態に限られるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において適宜変更可能である。
図1は、本発明の第1実施形態に係る車両用表示装置を示すブロック図である。図1に示す車両用表示装置は、車両に搭載され、TFT−LCD(Thin Film Transistor Liquid Crystal Display:液晶ディスプレイの一例)を表示器8として備えたいわゆるグラフィックメータであって、表示器8への画像表示により車両搭乗員に対して情報を提供するものである。
表示器8は、カラー画像の表示が可能な表示手段であり、本実施形態では車両の走行速度を示す速度計、エンジン回転数を示すエンジン回転数計、及び、燃料残量を示す燃料計等の計器を画像表示するものである。
このような車両用表示装置は、表示器8に加えて、CPU(Central Processing Unit:表示制御手段)1と、I/O2,3と、CPU電源4と、EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read Only Memory)5と、グラフィックコントローラ6と、LCD(Liquid Crystal Display)電源7と、メモリ(記憶手段)9とを備えている。
CPU1は、I/O2を介して、車両側のイグニッションスイッチの状態を表す信号(IGN+)を入力すると共に、I/O3を介して車両状態信号を、CAN(Controller Area Network)を通信プロトコルとして用いたCAN通信部にて受信する。なお、車両状態信号とは、例えば車速やエンジン回転数など、表示器8にて表示させる物理量を示す情報を含んだ信号である。
また、CPU1は、受信した車両状態信号に基づく表示を行うべく、グラフィックコントローラ6に対して命令コードを送信する。グラフィックコントローラ6は、この命令コードに従って描画処理を行うこととなる。
CPU電源4は、車両側のプラス側電源ライン(+B)から供給される直流電力を入力してCPU1の動作に必要な直流電圧(Vcc)を生成する。また、CPU電源4は、必要に応じてリセット信号を生成したり、CPU1から出力されるスリープ信号に従って電力供給を抑制するための動作を行ったりする。EEPROM5及びメモリ9は、CPU1が実行するプログラムの内容、予め用意された固定データ、及び描画に必要な画像データ等を保持している。
グラフィックコントローラ6は、CPU1からの命令コードに従った描画処理を行うものであり、メモリ61を備えている。メモリ61は、描画に必要なデータを記憶したものであって、速度計、エンジン回転数計及び燃料計等の表示に必要となる画像データを記憶している。画像データは、例えばイグニッションスイッチのオン時にメモリ9から読み込まれて、メモリ61に記憶される。
このようなグラフィックコントローラ6は、描画処理にあたり、RGB各画像データを出力すると共に、水平同期信号及び垂直同期信号を表示器8のXドライバ81及びYドライバ82に対して出力することでこれらを制御し、表示器8の本体部83に速度計、エンジン回転数計及び燃料計等の画像を表示させる。
LCD電源7は、車両側のプラス側電源ライン(+B)から供給される直流電力を入力して、表示器8の表示に必要とされる所定の直流電力を生成し、表示器8に供給するものである。
図2は、図1に示した車両用表示装置による表示例を示す図である。CPU1は、命令コードによって、画像の表示位置や、どの画像を表示させるかをグラフィックコントローラ6に対して指示することにより、図2に示すような画像を表示器8に表示させることができる。
具体的に表示器8は、第1の表示領域11に速度計を表示させ、第2の表示領域12にエンジン回転数計を表示させ、第3の表示領域13に燃料計を表示させる。なお、本実施形態では第2の表示領域12に表示されるエンジン回転数計が目盛移動型計器となっている。
第1の表示領域11には、円形状となる速度計の外枠を示す外枠画像11aと、外枠画像11aの内側において速度値を示す目盛画像11bと、円形状となる速度計の中心位置を回転中心として回転することにより目盛画像11bを指し示す指針画像11cとが表示されている。さらに、第1の表示領域11には、オドトリップメータに相当する画像11dについても表示されている。
また、第2の表示領域12には、横向きの略凹形状をなし目盛移動型計器を区画する外枠を示す外枠画像12aと、エンジン回転数を示す全体目盛画像12b(図2においては、一部のみが表示されている)と、表示器8の横方向(X方向)に伸びて全体目盛画像12bを指し示す指針画像12cとが表示されている。なお、全体目盛画像12bは、画像縦方向(所定方向)にスクロールさせられ、指針画像12cは、固定の位置に表示される。
第3の表示領域13には、第1の表示領域11に表示される速度計を挟んで、第2の表示領域12に表示されるエンジン回転数計と対称となるように燃料計が表示されている。詳細に第3の表示領域13には、外枠画像12aと逆方向に凹部が向く横向きの略凹形状をなす外枠画像13aと、外枠画像13aの内側において燃料残量を示す目盛画像13bと、表示器8の横方向(X方向)に伸びると共に縦方向(Y方向)に移動することにより目盛画像13bを指し示す指針画像13cとが表示されている。
図3〜図5は、第2の表示領域12に表示されるエンジン回転数計の詳細を示す概念図である。まず、図3及び図4に示すように、全体目盛画像12bは、予め設定されたエリアE内に収まる画像であって、複数の目盛の画像12e,12fから構成されている。複数の目盛の画像12e,12fは、複数の主目盛の画像12eと、複数の補助目盛の画像12fとから構成されている。主目盛の画像12eは、複数の目盛の並びにおいて複数個間隔で1つずつ配置されエンジン回転数(物理量)を示す数値画像12ha〜12hcが併記される画像である。補助目盛の画像12fは、複数個間隔で1つ設けられる主目盛の画像12e間において均等間隔で配置される画像である。
より詳細に説明すると、全体目盛画像12bは、目盛セット画像12gを複数配列して構成されている。目盛セット画像12gは、1つの主目盛の画像12eに対して複数個(4個)の補助目盛の画像12fからなる画像群であり、複数の目盛の画像12e,12fは画像縦方向に並んで配置されている。CPU1は、このような目盛セット画像12gを複数個(3つ)画像縦方向に配列した全体目盛画像12bを生成する旨の命令コードをグラフィックコントローラ6に送信することとなる。
なお、主目盛の画像12e及び補助目盛の画像12fのデータはメモリ9に記憶されており、例えばイグニッションスイッチのオン時に読み込まれてグラフィックコントローラ6のメモリ61に記憶される。
さらに、本実施形態においてメモリ9は、図5に示すように、外枠画像12aが示す外枠外をマスクするマスク画像Mを記憶している。なお、本実施形態においてマスク画像Mは、外枠画像12a、指針画像12c、及び文字画像(×1000rpmの部分)と一体となっている。また、このマスク画像Mについても例えばイグニッションスイッチのオン時に読み込まれてグラフィックコントローラ6のメモリ61に記憶される。
CPU1は、数値画像12ha〜12hcが併記される全体目盛画像12bに対して上記マスク画像Mを重ね合わせる命令コードをグラフィックコントローラ6に送信する。特に、CPU1は、図4に示すようにエリアEの縦方向(所定方向)の端部を外枠画像12aが示す外枠外に位置させて、全体目盛画像12bの縦方向端部がマスクされるような命令コードをグラフィックコントローラ6に送信する。
以上のように、目盛移動型計器としてのエンジン回転数計が表示器8に表示される。図6は、本実施形態に係る目盛移動型計器の目盛移動方法の概略を示す図であり、(a)第1の状態を示し、(b)は第2の状態を示し、(c)は第3の状態を示している。
まず、図6(a)に示すように、全体目盛画像12bがエリアE内に収まっている。この状態においてCPU1は、エンジン回転数の信号を入力したとする。この信号が示すエンジン回転数が、前回信号が示すエンジン回転数よりも高いものであった場合、CPU1は、図6(b)に示すように全体目盛画像12bを所定方向(画像下方向)にスクロールさせる命令コードを送信する。
ここで、図6(b)に示すように、スクロールの移動量によっては、複数の目盛の画像12e,12fのうちの一部の目盛の画像12e’,12f’がエリアEの外側に出てしまう。このため、CPU1は、スクロールの命令コードに加えて、エリアE外に位置してしまう目盛の画像12e’,12f’を移動させる命令コードについても送信する。このとき、移動対象となる目盛の画像12e’,12f’は、スクロール反対側(すなわち画像上側)のエリアE内の空き領域Oに移動させられる。
これにより、全体目盛画像12bは図6(c)に示すようになる。ここで、空き領域Oに移動させられた主目盛の画像12eについては併記される数値画像12hcの値が変更される。この際、CPU1は、全体目盛画像12bの目盛セット画像12gの数に応じた数だけ、加算された値の数値画像12hcを主目盛の画像12e’に併記する命令コードを送信する。
ここで、目盛セット画像12gの数に応じた数とは、目盛セット画像12gの数そのものでもよいし、目盛セット画像12gの数に或る定数を乗算又は除算した数であってもよい。図6に示すエンジン回転数計は、マスク画像M内に文字画像(×1000rpm)が含まれているため、目盛セット画像12gの数そのもの(すなわち3)が加算される。従って、「3」という値を有していた数値画像12hcは、移動後「6」という値に変更される。一方、目盛移動型計器として文字画像中の「×1000」が表示されない場合には、加算前の数値画像12hcの値を「3000」としておき、目盛セット画像12gの数(すなわち3)に1000を乗算した数(すなわち3000)を加算するようにしてもよい。
また、図6に示す例では、エンジン回転数が高まったため、画像下方向に全体目盛画像12bをスクロールさせたが、エンジン回転数が低まった場合には、全体目盛画像12bは画像上方向にスクロールさせられる。さらに、図6に示す例では、スクロール方向が画像下方向であり主目盛の画像12eがエリアEの下側に出てしまったため、併記される数値画像12hの値が加算されたが、スクロール方向が画像上方向でありエリアEの上側に出てしまった場合には、併記される数値画像12hの値が減算される。
図7は、本実施形態に係る数値画像12ha〜12hcの変更の様子を示すグラフである。なお、図7において縦軸は各数値画像12ha〜12hcの値を示しており、横軸はエンジン回転数(指針画像12cにより指し示されるエンジン回転数)を示している。
図7に示すように、指針画像12cにより指し示されるエンジン回転数が2500rpm未満である場合、第1数値画像12haの値は「1」となり、第2数値画像12hbの値は「2」となり、第1数値画像12hcの値は「3」となる。また、エンジン回転数が2500rpm以上3500rpm未満である場合、第1数値画像12haの値は「4」となり、第2数値画像12hbの値は「2」となり、第1数値画像12hcの値は「3」となる。
さらに、エンジン回転数が3500rpm以上4500rpm未満である場合、第1数値画像12haの値は「4」となり、第2数値画像12hbの値は「5」となり、第1数値画像12hcの値は「3」となる。さらには、エンジン回転数が4500rpm以上5500rpm未満である場合、第1数値画像12haの値は「4」となり、第2数値画像12hbの値は「5」となり、第1数値画像12hcの値は「6」となる。
加えて、エンジン回転数が5500rpm以上6500rpm未満である場合、第1数値画像12haの値は「7」となり、第2数値画像12hbの値は「5」となり、第1数値画像12hcの値は「6」となる。また、エンジン回転数が6500rpm以上である場合、第1数値画像12haの値は「7」となり、第2数値画像12hbの値は「8」となり、第1数値画像12hcの値は「6」となる。
次に、本実施形態に係る車両用表示装置による目盛移動型計器の表示方法を、フローチャートを参照して説明する。図8は、本実施形態に係る目盛移動型計器の表示方法を示すフローチャートである。
図8に示すように、CPU1は、まず全体目盛画像12bを生成する旨の命令コードを作成する(S1)。これにより、図4に示すような複数の目盛セット画像12gからなる全体目盛画像12bが生成されることとなる。また、全体目盛画像12bの主目盛の画像12eには数値画像12ha〜12hcが併記される。
次に、CPU1は、数値画像12ha〜12hcが併記された全体目盛画像12bに対してマスク画像Mを重ね合わせる旨の命令コードを作成する(S2)。なお、本実施形態においてマスク画像Mには外枠画像12a、指針画像12c及び文字画像が含まれており、この重ね合わせによって図3に示すようなエンジン回転数計の表示が可能となる。
次いで、CPU1は、ステップS1,S2にて作成した命令コードを送信する(S3)。これにより、グラフィックコントローラ6は、メモリ61内に記憶される画像データを用いて描画処理を行い、表示器8に目盛移動型計器としてのエンジン回転数計を表示させる。
次に、CPU1は、エンジン回転数の信号を入力したかを判断する(S4)。エンジン回転数の信号を入力していないと判断した場合(S4:NO)、入力したと判断されるまで、この処理が繰り返される。
一方、エンジン回転数の信号を入力したと判断した場合(S4:YES)、CPU1は、エンジン回転数に応じたスクロール処理を行う旨の命令コードを作成する(S5)。このとき、CPU1は、図6に示すように、エリアE外となった目盛の画像12e’,12f’を空き領域Oに移動させる命令コードについても作成する。さらに、CPU1は、空き領域Oに移動させられた主目盛の画像12e’について、数値画像12ha〜12cの値を加算又は減算する命令コードについても作成する。
次いで、CPU1は、ステップS5にて作成した命令コードを送信する(S6)。これにより、グラフィックコントローラ6は、全体目盛画像12bをスクロールさせ、目盛移動型計器として機能させる。
その後、CPU1は、イグニッションスイッチがオフされたかを判断する(S7)。オフされていないと判断した場合(S7:NO)、処理はステップS4に移行する。一方、オフされたと判断した場合(S7:YES)、図8に示す処理は終了する。
このようにして、第1実施形態に係る車両用表示装置によれば、1つの主目盛の画像12eに対して複数個の補助目盛の画像12fからなる目盛セット画像12gを複数配列した全体目盛画像12bを生成し、指針画像12cに対して全体目盛画像12bをスクロールさせる。このため、最小値から最大値まで至る大画像の目盛画像に対してスクロール処理を行う必要が無く、目盛セット画像12gを複数配列した全体目盛画像12bをスクロールさせればよいため、処理負荷を軽減することができる。
さらに、スクロール後における全体目盛画像12bのうち予め設定されたエリアE外となる各目盛の画像12e’,12f’をスクロール反対側のエリアE内の空き領域Oに移動させる。このため、全体目盛画像12bをスクロールさせることによってエリアEから外れてしまった目盛については、外れた側と反対側となる空き領域Oに移動させられることとなり、目盛を途切れることなく表示させることができる。
しかも、空き領域Oに移動させられた主目盛については全体目盛画像12bの目盛セット画像12g数に応じた数だけスクロール方向に応じて加算又は減算された数値画像12ha〜12hcを併記する。このため、空き領域Oに移動させられ主目盛の画像12eに併記される数値画像12ha〜12hcが示す数値についても、誤った値とならない。
以上のように、目盛移動型計器の画像表示において目盛の途切れや数値画像12ha〜12hcの誤りがなく、しかも大画像となる目盛画像をスクロール処理させないため、目盛移動型計器を表示するにあたり、その処理負荷を軽減することができる。
また、目盛移動型計器を区画する外枠外の画像をマスクするマスク画像Mを記憶しているため、目盛移動型計器の外枠外に目盛画像12e,12fや数値画像12ha〜12hcが表示されることがない。しかも、エリアEの所定方向の端部が外枠外に位置するため、空き領域Oへ移動させられた目盛画像12e,12fや数値画像12ha〜12hc、すなわちエリアEの所定方向の端部付近に移動させられた目盛画像12e,12fや数値画像12ha〜12hcは、まずはマスク画像Mにマスクされた状態となっており、その後外枠内に移動することにより滑らかに外枠内に表示されることとなる。従って、目盛画像12e,12f及び数値画像12ha〜12hcの外枠内への出現を滑らかに行うことができる。
次に、本発明の第2実施形態を説明する。第2実施形態に係る車両用表示装置は、第1実施形態のものと同様であるが、構成及び処理内容が一部異なっている。以下、第1実施形態との相違点について説明する。
図9は、第2実施形態において第2の表示領域12に表示されるエンジン回転数計の詳細を示す概念図である。第2実施形態においてメモリ9は、図9に示すように、グラデーションマスク画像GMを更に記憶している。グラデーションマスク画像GMは、外枠画像12aが示す外枠内において画像縦方向(所定方向)の端部側に向かうに従って不透明度が高くなる画像である。このグラデーションマスク画像GMについても、例えばイグニッションスイッチのオン時に読み込まれてグラフィックコントローラ6のメモリ61に記憶される。
図10は、比較例に係るエンジン回転数計の一部を示す拡大図である。グラデーションマスク画像GMを有しない場合、図10に示すように、外枠画像12aによって主目盛の画像12eや数値画像12hb(12ha,12hc)が途切れて表示されてしまうことがある。また、図10において図示していないが、補助目盛の画像12fについても途切れて表示されてしまうことがある。このような場合、車両搭乗員は違和感を受けてしまうことがある。
図11は、第2実施形態に係るエンジン回転数計を示す正面図であり、図12は、第2実施形態に係るエンジン回転数計の一部を示す拡大図である。第2実施形態においてCPU1は、全体目盛画像12b及びマスク画像Mに対して、グラデーションマスク画像GMを重ね合わせる命令コードを生成してグラフィックコントローラ6に送信する。このため、図11に示すように、外枠画像12aが示す外枠の端部側に位置する主目盛及び補助目盛の画像12e’’,12f’’並びに数値画像12hb,12hcが薄く表示される。また、図12に示すように、例えば図10にて途切れて表示されていた主目盛の画像12eや数値画像12hb(12ha,12hc)は、表示されていない。すなわち、外枠付近においてグラデーションマスク画像GMの不透明度は「1(最大値)」となっており、外枠に接する目盛の画像12e,12fや数値画像12ha〜12hcは表示されない。このため、図10のような途切れた表示がされず、違和感の少ない表示を行うことができる。
なお、第2実施形態に係る目盛移動型計器の表示方法については、図8に示したステップS2において、さらにグラデーションマスク画像GMを重ね合わせる旨の命令コードが作成される点が異なるのみであるため、図示を省略する。
このようにして、第2実施形態に係る車両用表示装置によれば、第1実施形態と同様に、目盛移動型計器を表示するにあたり、その処理負荷を軽減することができ、目盛画像12e,12f及び数値画像12ha〜12hcの外枠内への出現を滑らかに行うことができる。
さらに、第2実施形態によれば、外枠内において所定方向の端部側に向かうに従って不透明度が高くなるグラデーションマスク画像GMを記憶し、全体目盛画像12bに対してグラデーションマスク画像GMを重ね合わせる。このため、外枠内に表示される目盛画像12e,12fのうち、外枠内の端部側の目盛画像12e’’,12f’’や数値画像12ha〜12hcについては、薄く表示されることとなる。これにより、目盛画像12e’’,12f’’や数値画像12ha〜12hcが外枠によって途切れるように表示され難くなり、一層違和感が少ない表示を行うことができる。
以上、実施形態に基づき本発明を説明したが、本発明は上記実施形態に限られるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、変更を加えてもよい。
例えば、本実施形態に係る車両用表示装置は、エンジン回転数計を目盛移動型計器とする例を説明したが、これに限らず、例えば燃料計など他の計器を目盛移動型計器としてもよい。さらに、上記実施形態において全体目盛画像12bは画像縦方向にスクロールするものであったが、画像横方向など他の方向にスクロールさせてもよい。
1 :CPU(表示制御手段)
2 :I/O
3 :I/O
4 :CPU電源
5 :EEPROM
6 :グラフィックコントローラ
7 :LCD電源
8 :表示器(液晶ディスプレイ)
9 :メモリ(記憶手段)
11 :第1の表示領域
11a :外枠画像
11b :目盛画像
11c :指針画像
12 :第2の表示領域
12a :外枠画像
12b :全体目盛画像
12c :指針画像
12e :主目盛の画像
12f :補助目盛の画像
12g :目盛セット画像
12h,12ha〜12hc :数値画像
13 :第3の表示領域
13a :外枠画像
13b :目盛画像
13c :指針画像
61 :メモリ
81 :Xドライバ
82 :Yドライバ
83 :本体部
E :エリア
GM :グラデーションマスク画像
M :マスク画像
O :空き領域

Claims (3)

  1. 指針画像の表示位置を固定とし、複数の目盛の画像を前記指針画像に対して所定方向にスクロールするように表示させる目盛移動型計器を液晶ディスプレイに表示する車両用表示装置であって、
    前記複数の目盛の並びにおいて複数個間隔で1つずつ配置され物理量を示す数値画像が併記される主目盛の画像、及び、前記主目盛の画像間において均等間隔で配置される補助目盛の画像のデータを記憶した記憶手段と、
    前記記憶手段により記憶される主目盛及び補助目盛の画像データに基づいて、1つの主目盛の画像に対して複数個の補助目盛の画像からなる目盛セット画像を複数配列したうえで前記数値画像を併記した全体目盛画像を生成し、前記指針画像に対して前記全体目盛画像をスクロールさせると共にスクロール後における全体目盛画像のうち予め設定されたエリア外となる各目盛の画像をスクロール反対側の前記エリア内の空き領域に移動させ、且つ、前記空き領域に移動させられた主目盛の画像については前記全体目盛画像の目盛セット画像数に応じた数だけスクロール方向に応じて加算又は減算された数値画像を併記する表示制御手段と、
    を備えることを特徴とする車両用表示装置。
  2. 前記記憶手段は、前記目盛移動型計器を区画する外枠を示す外枠画像と、前記外枠外の画像をマスクするマスク画像とを記憶し、
    前記エリアの前記所定方向の端部は、前記外枠外に位置し、
    前記表示制御手段は、前記全体目盛画像に対して前記記憶手段により記憶される前記外枠画像及び前記マスク画像を重ね合わせる
    ことを特徴とする請求項1に記載の車両用表示装置。
  3. 前記記憶手段は、前記外枠内において前記所定方向の端部側に向かうに従って不透明度が高くなるグラデーションマスク画像を記憶し、
    前記表示制御手段は、前記全体目盛画像に対して前記記憶手段により記憶される前記グラデーションマスク画像を重ね合わせる
    ことを特徴とする請求項2に記載の車両用表示装置。
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