JP6213828B2 - 脱穀装置の扱胴 - Google Patents
脱穀装置の扱胴 Download PDFInfo
- Publication number
- JP6213828B2 JP6213828B2 JP2013265558A JP2013265558A JP6213828B2 JP 6213828 B2 JP6213828 B2 JP 6213828B2 JP 2013265558 A JP2013265558 A JP 2013265558A JP 2013265558 A JP2013265558 A JP 2013265558A JP 6213828 B2 JP6213828 B2 JP 6213828B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- plate
- handling
- scraping
- tooth
- spiral
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Threshing Machine Elements (AREA)
Description
すなわち、請求項1記載の発明は、扱室(10)内に扱胴軸(12)によって回転自在に支持された脱穀装置の扱胴であって、
該脱穀装置の扱胴は、テーパー状の外周面を有する掻込部(16)と、該掻込部(16)の後側に配置される筒部(17)を備え、前記掻込部(16)の外周面に、穀稈を掻き込んで筒部(17)に案内する掻込螺旋(16A)を設け、前記筒部(17)の外周面には、前記扱胴軸(12)の軸心方向に沿って筒部(17)の前部から後部まで延在する凸部(68A)と凹部(69A)を周方向に交互に形成し、前記凸部(68A)の外周面に、前記扱胴軸(12)の軸心方向に所定の間隔をもって立設された複数の扱歯(14)を有するプレート(15)を設け、前記掻込螺旋(16A)の後端部(16D)を、プレート(15)の前端部の近傍に配置し、前記筒部(17)の後端部に、前記筒部(17)よりも直径の大きい皿状の円盤(62)を設け、前記プレート(15)には、第1扱歯(18A)を有する第1プレート(18)と、第2扱歯(19A)を有する第2プレート(19)を備え、該第1プレート(18)と第2プレート(19)を、隣接する凸部(68A)に交互に設け、前記第1扱歯(18A)の間隔よりも第2扱歯(19A)の間隔を大きく設定し、前記第1扱歯(18A)と第2扱歯(19A)を、前記扱胴軸(12)の軸心方向でずらして配置し、前記第1扱歯(18A)の周端部を基部よりも回転方向上手側に位置させ、前記第1扱歯(18A)の回転方向上手側の部位と第1プレート(18)を第1リブ(18C)で連結し、前記第2扱歯(19A)の周端部を基部よりも回転方向上手側に位置させ、前記第2扱歯(19A)の回転方向上手側の部位と第2プレート(19)を第2リブ(19C)で連結したことを特徴とする脱穀装置の扱胴
である。
刈取前処理装置4は、掻込み装置4Aと、横刈刃装置4Bと、オーガ装置4Cと、フィーダハウス4Dを備えて構成されている。なお、オーガ装置4Cの上方で絡み合った穀稈を切断するために縦刈刃装置(図示省略)をオーガ装置4Cの左側に装着することもできる。
脱穀装置3は、図4等に示すように、上部に穀稈の脱穀を行う扱室10を備え、扱室10の下側に脱穀された穀粒の選別を行なう選別室20を備え、選別室20の後側には、扱室10から排出される排稈や選別室20から排出されるワラ屑類等を切断する切断処理室80を備え、切断処理室80の後側には、切断処理室80で切断された排稈等を外部に排出する排出室85を備えて構成されている。
扱室10の前後板10A、10Cには、機体前後方向に延在する扱胴11を架設する扱胴軸12の前後端部がそれぞれ回転自在に軸支され、扱室10の中板10Bには、扱胴11の下側に張設される扱網30が装着されている。なお、中板10Bの上部は、脱穀されながら後方に搬送される穀稈への抵抗を低減するために、上部から基部に向かって円弧状の切欠き部が形成されている。
扱室10で脱穀処理された排稈は、扱胴11によって後方に搬送された後、扱室10の排出口10Dから外部に排出される。なお、図6,7の円弧状の矢印は、扱胴11の回転方向を示しており、正面視において、扱胴11は時計方向に回転している。
掻込螺旋16Aの後端部16Dは、供給された穀稈を後側の筒部17に効率良く搬送するために、後述する筒部17の外周部に配置された、多数の扱歯14が立設されているプレート15の周方向の幅の略中心に位置させている。
この場合、扱胴軸12の軸芯方向視において、第1掻込螺旋76Aの前端部16Cを後述する第2プレート19の周方向の幅の中心部に位置させ、後端部16Dを第1プレート18の周方向の幅の中心部に位置させて、第2掻込螺旋76Bの前端部16Cを第1プレート18の周方向の幅の中心部に位置させ、後端部16Dを第2プレート19の周方向の幅の中心部に位置させて、掻込部16から筒部17に引継がれた穀稈を第1,2プレート18,19上に立設された第1,2扱歯18A,19Aに素早く引継ぐのが好適である。
また、多量の穀稈の押圧による筒部17の変形を防止するために、筒部17の内周部には、第1支持板51と第2支持板52の中間部に円周状に形成された補強板56が設けられている。補強板56の半径は、扱胴軸12の軸心から後述する支持フレーム60の凹部69の下面に至る長さである。なお、図5,8においては、1枚の補強板56を設けた形態を示しているが、第1支持板材51と第2支持板材52の中間部に前後方向に所定の間隔をもって複数の補強板56を設けることもできる。
さらに、筒部17の後端と扱室10の後板10Cの間の隙間を塞ぎ、穀稈の扱胴軸12への絡み付きを防止するために、図5,8に示すように、筒部17よりも直径の大きい皿状の絡み付き防止用の円盤62を設けるのが好適である。
なお、補強板56の中心部にも第1〜5支持板51〜55と同様に、三角形状の孔57が開孔されており、補強板56の孔57に対向する扱胴軸12の部位にも三角板12Aが設けられている。
また、凸部68の周方向の両側と、第1支持板51には、支持フレーム60を固定するボルト等の締結手段61を挿入する孔59が開孔されている。
次に、脱穀処理される穀稈の種類に応じて、筒部17の凹部69Aによって形成される貯留空間を塞ぎ、筒部17の外周面を円形状にする方法について説明する。
図10に示すように、各支持フレーム60の上面間に亘る幅を有した6枚の円弧状の板71を設け、この円弧状の板71の両端部に締結手段66を挿入する孔72を開孔する。この円弧状の板71の曲率半径は、扱胴軸12の軸心から各支持フレーム60の上面に至る長さである。
なお、図10においては、鋼板65の上面に円弧状の板71を重合した形態を示しているが、各支持フレーム60の上面から鋼板65を取外した後に、各支持フレーム60の上面に、円弧状の板71の両端部を重ね、さらに板71の上面に第1,2プレート18、19を重ねて締結手段66で共締め状態に締結固定することもでき、さらに、鋼板65と円弧状の板71を取外し、支持フレーム60に第1,2プレート18、19だけを締結手段66で締結固定して使用することも可能である。
各送塵ガイド42は、送塵ガイド42の幅方向の略中心に設けられた支軸43に回転自在に支持されており、各送塵ガイド42の右側上部は、前後方向に向かって延在している連結レバー44によって相互に連結されている。連結レバー44の前部は、軸45の下部に溶接等によって固着され、軸45は、扱胴カバー40の外面に設けられた支持部材47に回転自在に支持され、軸45の上部には、連結レバー44に対して略直交して、操縦部6に向かって延在する回転レバー46が溶接等によって固着されている。なお、後方に搬送される穀稈の押圧によって送塵ガイド42の傾斜角度の変動を防止するために、支軸43は、扱胴11の回転方向の上手側に設けるのが好適である。
扱室10の下側には、扱室10から漏下する脱穀処理物を穀粒とそれ以外の藁屑等とに選別するための選別室20が設けられている。選別室20の上部には揺動選別装置21が設けられ、選別室20の下部には揺動選別装置21に空気を送風する唐箕25と、揺動選別装置21から漏下する穀粒を回収する1番受樋28と、揺動選別装置21から漏下する枝梗等が付着した穀粒を回収する2番受樋29とが、前側から後側に向かって設けられている。なお、1番受樋28で回収された穀粒はグレンタンク5に移送され、2番受樋29で回収された穀粒等は扱胴11の前部に移送された後、再び扱胴11によって脱穀される。
選別室20の後側には、扱室10から排出される排稈や、選別室20から排出されるワラ屑類等を切断するスプレッダ式の切断処理室80が設けられている。切断処理室80には、前部の上下方向中間部に扱室10から排出された排稈等を切断する回転刃と、前部の下部に起立・倒伏可能な受刃と、受刃の前後側に排稈等の滞留を防止する排稈ガイドを備えて構成されている。
切断処理室80の後側には、切断処理室80で受刃を起立して切断された排稈や、受刃を倒伏して非切断された排稈を外部に拡散して排出する排出室85が設けられている。排出室85は、切断処理室80から排出された排稈を拡散する拡散ガイドが装着された前側排出室と、前側排出室の後部に装着された後側排出室を備えて構成されている。
12 扱胴軸
14 扱歯
15 プレート
16 掻込部
16A 掻込螺旋
16B 補強板
16C 前端部
16D 後端部
17 筒部
18 第1プレート
18A 第1扱歯
18C 第1リブ
19 第2プレート
19A 第2扱歯
19C 第2リブ
68A 凸部
69A 凹部
71 板
76A 第1掻込螺旋
76B 第2掻込螺旋
Claims (4)
- 扱室(10)内に扱胴軸(12)によって回転自在に支持された脱穀装置の扱胴であって、
該脱穀装置の扱胴は、テーパー状の外周面を有する掻込部(16)と、該掻込部(16)の後側に配置される筒部(17)を備え、
前記掻込部(16)の外周面に、穀稈を掻き込んで筒部(17)に案内する掻込螺旋(16A)を設け、
前記筒部(17)の外周面には、前記扱胴軸(12)の軸心方向に沿って筒部(17)の前部から後部まで延在する凸部(68A)と凹部(69A)を周方向に交互に形成し、
前記凸部(68A)の外周面に、前記扱胴軸(12)の軸心方向に所定の間隔をもって立設された複数の扱歯(14)を有するプレート(15)を設け、
前記掻込螺旋(16A)の後端部(16D)を、プレート(15)の前端部の近傍に配置し、
前記筒部(17)の後端部に、前記筒部(17)よりも直径の大きい皿状の円盤(62)を設け、
前記プレート(15)には、第1扱歯(18A)を有する第1プレート(18)と、第2扱歯(19A)を有する第2プレート(19)を備え、
該第1プレート(18)と第2プレート(19)を、隣接する凸部(68A)に交互に設け、
前記第1扱歯(18A)の間隔よりも第2扱歯(19A)の間隔を大きく設定し、
前記第1扱歯(18A)と第2扱歯(19A)を、前記扱胴軸(12)の軸心方向でずらして配置し、
前記第1扱歯(18A)の周端部を基部よりも回転方向上手側に位置させ、前記第1扱歯(18A)の回転方向上手側の部位と第1プレート(18)を第1リブ(18C)で連結し、
前記第2扱歯(19A)の周端部を基部よりも回転方向上手側に位置させ、前記第2扱歯(19A)の回転方向上手側の部位と第2プレート(19)を第2リブ(19C)で連結したことを特徴とする脱穀装置の扱胴。 - 前記掻込螺旋(16A)の後端部を、筒部(17)の周方向におけるプレート(15)の幅内に配置した請求項1記載の脱穀装置の扱胴。
- 前記掻込部(16)の外周面と、前記掻込螺旋(16A)の非搬送作用面に、掻込部(16)の周方向に所定の間隔をおいて配置された複数の補強板(16B)を連結し、
該補強板(16B)の周方向の配置間隔を、前記掻込螺旋(16A)の前端部(16C)から後端部(16D)に向かうほど狭く設定した請求項1又は請求項2記載の脱穀装置の扱胴。 - 前記掻込螺旋(16A)には、第1掻込螺旋(76A)と第2掻込螺旋(76B)を備え、
前記扱胴軸(12)の軸心方向から視て、第1掻込螺旋(76A)の後端部(16D)を前記第1プレート(18)の周方向の幅の中央部に位置させ、第2掻込螺旋(76B)の後端部(16D)を前記第2プレート(19)の周方向の幅の中央部に位置させた請求項1〜3のいずれか1項に記載の脱穀装置の扱胴。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013265558A JP6213828B2 (ja) | 2013-12-24 | 2013-12-24 | 脱穀装置の扱胴 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013265558A JP6213828B2 (ja) | 2013-12-24 | 2013-12-24 | 脱穀装置の扱胴 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2015119668A JP2015119668A (ja) | 2015-07-02 |
JP6213828B2 true JP6213828B2 (ja) | 2017-10-18 |
Family
ID=53531988
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2013265558A Active JP6213828B2 (ja) | 2013-12-24 | 2013-12-24 | 脱穀装置の扱胴 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6213828B2 (ja) |
Family Cites Families (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4164947A (en) * | 1978-03-10 | 1979-08-21 | Deere & Company | Rotor for an axial flow rotary separator |
JPS5733141U (ja) * | 1980-08-01 | 1982-02-22 | ||
JPH06253660A (ja) * | 1993-03-10 | 1994-09-13 | Kubota Corp | 脱穀装置の扱胴構造 |
JP5491685B2 (ja) * | 2007-04-24 | 2014-05-14 | 株式会社クボタ | 全稈投入型コンバインの脱穀構造 |
JP5622116B2 (ja) * | 2011-11-28 | 2014-11-12 | 井関農機株式会社 | 脱穀装置 |
-
2013
- 2013-12-24 JP JP2013265558A patent/JP6213828B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2015119668A (ja) | 2015-07-02 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP6131899B2 (ja) | 脱穀装置の扱胴 | |
JP2018000189A (ja) | コンバイン | |
JP2008043263A (ja) | 脱穀装置 | |
JP2016007182A (ja) | 脱穀装置の扱胴 | |
JP6020424B2 (ja) | 脱穀装置の扱胴 | |
JP5622116B2 (ja) | 脱穀装置 | |
JP6213828B2 (ja) | 脱穀装置の扱胴 | |
JP5796621B2 (ja) | 脱穀装置の扱胴 | |
JP5622115B2 (ja) | 脱穀装置の扱胴 | |
JP2014233230A (ja) | 脱穀装置 | |
JP5797940B2 (ja) | コンバインの扱胴 | |
JP2016059367A (ja) | 脱粒装置の排稈処理装置 | |
JP5128330B2 (ja) | 脱穀装置 | |
JP6667230B2 (ja) | コンバイン | |
JP2008237134A (ja) | 脱穀装置 | |
JP6980602B2 (ja) | 脱穀装置 | |
JP2016059315A (ja) | 脱穀装置 | |
JP2015119667A (ja) | 脱穀装置 | |
JP2019080513A (ja) | 脱穀装置 | |
JP6075859B2 (ja) | 脱穀装置 | |
JP2015119652A (ja) | 脱粒装置の排稈処理装置 | |
JP5859724B2 (ja) | 脱穀装置 | |
JP2022059230A (ja) | 汎用コンバイン | |
JP2017029113A (ja) | 脱穀装置 | |
JP2015100339A (ja) | 脱穀装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20161222 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20170609 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20170607 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20170808 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20170825 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20170907 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6213828 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |