JP6212350B2 - 電子写真感光体の表面加工方法、及び電子写真感光体の製造方法 - Google Patents

電子写真感光体の表面加工方法、及び電子写真感光体の製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP6212350B2
JP6212350B2 JP2013215485A JP2013215485A JP6212350B2 JP 6212350 B2 JP6212350 B2 JP 6212350B2 JP 2013215485 A JP2013215485 A JP 2013215485A JP 2013215485 A JP2013215485 A JP 2013215485A JP 6212350 B2 JP6212350 B2 JP 6212350B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
electrophotographic photosensitive
photosensitive member
mold
processing method
plate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2013215485A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2015079093A (ja
Inventor
川井 康裕
康裕 川井
直晃 市橋
直晃 市橋
小川 英紀
英紀 小川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP2013215485A priority Critical patent/JP6212350B2/ja
Publication of JP2015079093A publication Critical patent/JP2015079093A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6212350B2 publication Critical patent/JP6212350B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Photoreceptors In Electrophotography (AREA)

Description

本発明は、円筒状基体を有する電子写真感光体の表面加工方法、及びその電子写真感光体の製造方法に関する。
有機光導電性物質(電荷発生物質)を含有する電子写真感光体は、電子写真感光体の耐久性(耐摩耗性など)を向上させることを目的として、電子写真感光体の表面層に硬化性樹脂を含有させる技術がある。
しかしながら、この技術によって電子写真感光体の耐摩耗性を向上させると、電子写真感光体のクリーニング性能への影響と画像流れが発生しやすくなる。クリーニング性能への影響とは、電子写真感光体の耐摩耗性の高い表面とクリーニングブレードとの摩擦力が上昇して発生する、駆動トルクの増大、クリーニングブレードの微小な振動によるトナーのすり抜け、及びクリーニングブレードの反転等の問題である。また、画像流れとは、電子写真感光体を帯電させることによって生じるオゾンや窒素酸化物などの酸性ガスによって、電子写真感光体の表面層に用いられている材料が劣化することで生じる問題である。また、このように生じた酸性ガスの一部が水分の吸着によって硝酸となって、電子写真感光体の表面抵抗が低下することで、画像流れが発生することもある。
これらの課題を改善する技術として、特許文献1には、電子写真感光体の表面に複数の凹部を高い面積率で設けることによって、高温高湿環境下の画像流れを抑制する技術が開示されている。しかしながら、特許文献1に記載されている凹部を形成する技術は、高温高湿環境下の画像流れの改善に対してはまだ不十分であり、凹凸形状をより一層微細に制御することが必要である。そこで、より画像流れを改善するために、電子写真感光体を表面に凹凸形状を有する型部材を押し付けて、電子写真感光体の表面に型部材の凹凸形状を転写することで、凹凸形状をより微細に制御する技術がある。特許文献2には、電子写真感光体の表面に型部材の凹凸形状を転写する際に、型部材と電子写真感光体の支持体の温度を制御して形状再現性が高く、さらに画像流れとクリーニング性能をより改善する技術が開示されている。
特許第3938209号公報 特許第4059518号公報
電子写真感光体の表面に凹凸形状を転写するための型部材は、一般的に平面状の部材であって、その寸法は、表面加工を施すべき電子写真感光体の長手方向に対応する方向の長さが、電子写真感光体の長さよりも十分長いことが必要である。もし電子写真感光体の長手方向に対応する方向の長さが電子写真感光体の長さに対して、短い型部材を使用する場合は、型部材に電子写真感光体が押し付けられた際に、型部材の端部の角が電子写真感光体の表面に傷をつけてしまうことになる。また、型部材の電子写真感光体の長手方向に対応する方向の長さを電子写真感光体の長さと同一にして用いたとしても課題が残ることがある。それは、電子写真感光体の大量生産において型部材を繰り返し使用する間に、電子写真感光体と型部材の位置関係が僅かにでも変化すると、電子写真感光体の表面に傷が生じることがある。
しかし、このように電子写真感光体の長手方向に平行な方向の長さが電子写真感光体の長さよりも十分長い型部材を用いた場合でも、また別の課題が生じる。それは、電子写真感光体の大量生産において繰り返し電子写真感光体を型部材に押し付けた際に、型部材に電子写真感光体の端部が押し付けられる位置を起点とした「曲がり」が生じるということである。
この型部材の曲がりについて図1を用いて説明する。円筒状の電子写真感光体1は、その中に円筒状の芯部材2を挿通した状態で支持されている。型部材3は、一般的に平板状であって、電子写真感光体1に向かう表面に凹凸形状のモールドを有しており、支持台となるベース部材5上に配置されている。この状態で芯部材2を型部材3に向けて所望の力で移動させることで電子写真感光体1の表面に型部材3の凹凸形状のモールド部分を押し付け、電子写真感光体1の表面に型部材3の凹凸形状を転写する。このとき、電子写真感光体1の端部に相当する位置を起点とした、図1に示すような芯部材2に向かう曲がりが型部材3に生じることがある。
この曲がりが型部材3に生じる理由は、箇所により大きく異なるストレスを型部材3が受けることになるからである。詳細には、電子写真感光体1が押し付けられる型部材3の部分と、電子写真感光体1の端部よりも長手方向外側に位置して電子写真感光体1が押し付けられることのない型部材3の部分では、型部材3の受けるストレスが大きく違うことに由来する。このストレスの違いによって電子写真感光体1の端部の角部よりも長手方向外側の部分、すなわちストレスを受けていない型部材3の部分が、電子写真感光体1が押し付けられる方向とは逆の方向に折れ曲がるという現象が生じる。
そして、この型部材3の電子写真感光体1の端部に相当する位置付近に折れ曲がりが生じると、電子写真感光体1を型部材3に押し付けた際の、電子写真感光体1と型部材3が互いに当接し合う部分の圧力に部分的な分布が生じることとなる。その分布とは、電子写真感光体1と型部材3が互いに当接し合う部分のうち、電子写真感光体1の長手方向中央付近よりも端部付近の方が、より強い当接圧力が生じるということである。そしてこの差が生じる理由は、該の型部材3の折れ曲がりによって型部材3を構成する面が増えて補強されることによるものである。
そして、このような電子写真感光体1の端部付近と型部材3が互いに当接し合う部分に生じるより強い当接圧力は、電子写真感光体1を構成する樹脂層と円筒状基体、又は樹脂層と他の樹脂層との密着又は結着状態の変化を誘発する。この結果、像露光時の露光電位の低下を招くこととなる。ひいてはこの像露光時の露光電位(VL電位)が低下(電子写真特性の低下)することで、細線再現性が低下しやすいという画像形成における課題を生じる。本発明はこのような従来技術における課題を解決せんとするものである。
本発明の目的は、細線再現性が高い電子写真感光体の表面加工方法、及び電子写真感光体の製造方法を提供することにある。
本発明は、第一の観点によれば、円筒状基体を有する電子写真感光体の表面に、凹凸形状を有する型部材を押し付けて、電子写真感光体の表面に凹凸形状を形成する、電子写真感光体の表面加工方法であって、
該表面加工方法が、
該電子写真感光体を支持するための円筒状又は円柱状の芯部材を該電子写真感光体の内部に挿通する工程、
該芯部材を該型部材の方向に移動させ加圧させて該電子写真感光体を該型部材に押し付ける工程、及び
該電子写真感光体を回転させながら、該電子写真感光体を該型部材に押し付け、該型部材の凹凸形状を該電子写真感光体の表面に転写する工程
有し、
該型部材が、
表面に凹凸形状を有する転写層、及び、
該転写層の直下に設けられた金属
有し、
該円筒状基体の肉厚を1としたときの、該転写層の厚さが1.3以下であり、
該電子写真感光体の両端部の該電子写真感光体の長手方向外側で、かつ、該芯部材と該型部材との間隙に、板状部材を設ける
ことを特徴とする電子写真感光体の表面加工方法を提供する。
本発明は、別の観点によれば、上記の、電子写真感光体の表面加工方法を用いて電子写真感光体の表面に凹凸形状を形成する工程を有することを特徴とする表面に凹凸形状を有する電子写真感光体の製造方法を提供する。
本発明によれば、細線再現性が高い電子写真感光体を製造することができる、電子写真感光体の表面加工方法、及び電子写真感光体の製造方法を提供することができる。
電子写真感光体の表面に凹凸形状を形成する従来の方法を説明するための図である。 電子写真感光体の表面に凹凸形状を形成する、本発明に係る電子写真感光体の表面加工方法の一例を説明するための図である。 電子写真感光体の表面に凹凸形状を形成する、電子写真感光体の表面加工方法の一例を説明するための図である。 電子写真感光体の表面に凹凸形状を形成する、本発明に係る電子写真感光体の表面加工方法の別の例を説明するための図である。 電子写真感光体の表面に凹凸形状を形成する、本発明に係る電子写真感光体の表面加工方法の別の例を説明するための図である。 本発明に係る電子写真感光体の表面加工方法を実施するために用いる型部材のモールドの一例を説明するための図である。 本発明に係る電子写真感光体の表面加工方法の実施例を説明するための上面図である。
本発明に係る電子写真感光体の表面加工方法は、円筒状基体を有する電子写真感光体の表面に、凹凸形状を有する型部材を押し付けて、電子写真感光体の表面に凹凸形状を形成する方法である。本発明の方法は、
(1)電子写真感光体を支持するための円筒状又は円柱状の芯部材を該電子写真感光体の内部に挿通する工程、
(2)芯部材を型部材の方向に移動させ加圧させて電子写真感光体を型部材に押し付ける工程、及び
(3)電子写真感光体を回転させながら、電子写真感光体を型部材に押し付け、型部材の凹凸形状を電子写真感光体の表面に転写する工程を具備する。
本発明の基本的な構成について図2及び図3を用いて説明する。円筒状基体を有する電子写真感光体1は円筒状であり、円筒状の芯部材2をその中心部分へ挿通した状態で支持されている。型部材3は平面状であり、電子写真感光体1に向かう表面に凹凸形状のモールドを有しており、支持台であるベース部材5上に配置されている。さらに、電子写真感光体1の両端部の電子写真感光体の長手方向外側で、かつ、芯部材2と型部材3の隙間には、板状部材4が設けられている。この状態で芯部材2を型部材3に向けて所望の力で移動させることで電子写真感光体1の表面を型部材3に押し付け、電子写真感光体1の表面に型部材3の凹凸形状を転写する。
このとき、板状部材4は芯部材2によって型部材3に向かって押されることとなり、また、板状部材4は型部材3を押すことになる。この板状部材4が型部材3を押すことによって、型部材3の電子写真感光体1の端部に相当する位置を起点とした、図1に示すような芯部材2に向かう曲がりが型部材3に生じるのを防ぐことができる。
型部材3は、表面に凹凸形状を有する転写層と、該転写層の直下に設けられた金属層とを有する。
部材3の有する転写層、すなわち凹凸形状を有して電子写真感光体1を押し付けられる面を含む部材の材料は、被加工物である電子写真感光体1の表面を構成する樹脂材料よりも硬い材料を用いる必要がある。転写層の材質は、主に金属であることが好ましく、特には、鉄系又はステンレス系の合金材料、又はニッケル等が好適に利用可能である
そして、本発明の加工方法では、型部材3の転写層の厚みが本発明の効果に大きく影響する。具体的には、円筒状基体の肉厚を1としたときの、該転写層の厚さが1.3以下であるときに効果を得る。
その理由は、転写層の厚みが電子写真感光体1の円筒状基体の厚みに対して1.3以下であると、転写層の構造的な強度について、電子写真感光体1による押し付け力による曲がりに抗するに十分ではないということによる。一方、転写層の厚みが電子写真感光体1の円筒状基体の厚みに対して1.3よりもよりも厚い場合は転写層の構造的な強度が十分となる。したがって板状部材4を配設して用いることなく型部材3に電子写真感光体1を押し付けて加工しても、転写層には、電子写真感光体1の端部に相当する位置を起点とした、図1に示すような芯部材2に向かう曲がりが生じにくい。そして、本発明で用いるような転写層は、一般的に薄い部材として作成することが好ましい。その理由は、前記のように転写層は金属系の材料を用いてかつ電鋳で作製することが多く、厚く(高強度に)作成すると高コストになることから、工業材料として好ましくないからである。
図4は、表面に凹凸形状を有する転写層と、転写層の直下に設けられた金属層とを有する型部材3を使用する、本発明に係る電子写真感光体の表面加工方法の一例を示す。電子写真感光体1の表面に転写する凹凸形状を表面に有する転写層31と、転写層31の凹凸形状を有する面の背面側に、すなわち、図4では転写層31の直下に設けられた金属層32を有している態様を示す。この態様では、芯部材2が型部材3方向に移動して電子写真感光体1の表面を型部材2の転写層31の表面に押し付けている時点において、板状部材4は芯部材2によって型部材3方向に押される。このような構成にすることで、板状部材4が、金属である転写層31の曲がりを抑制するために十分な力を生じさせることができる。
上述のように、転写層31と金属層32とは、サイズが同じでなくて、異なるものであってもよい。詳細には、転写層31と金属層32とは、図4及び図5において電子写真感光体の長手方向の長さが異なるものであってもよく、例えば、転写層31が金属層32より長くてもよく、或いは、金属層32が転写層31より長くてもよい。
上記のように、板状部材は、電子写真感光体の両端部の外側で、かつ、芯部材と型部材との間隙に配設する。また、板状部材の内側の端部(図4の4e)位置が、電子写真感光体の円筒状基体の端部(図4の1e)位置よりも外側に位置し、かつ、転写層端部と金属層端部とが、板状部材の内側の端部位置よりも外側に位置する状態が好ましい。板状部材が、芯部材が型部材方向に移動する(電子写真感光体を型部材に押し付ける)時点において、芯部材によって金属層方向に押され、芯部材から型部材に向かう方向における、板状部材と金属層との距離が一定に維持されることが好ましい。板状部材と金属層との距離が一定に維持されることで、転写層の曲がりが抑制されるため、より好ましい。なお、この場合、上述のように、型部材3の転写層31と金属層32とは、電子写真感光体の長手方向の長さが異なるものであってもよい。
板状部材と金属層との距離が一定に維持されるために、以下の式(1)を満足することが好ましい。図4において、芯部材2が型部材3方向に移動する時点において、芯部材2によって板状部材4が金属層32方向に押されるとき、下記の式(1)を満足する板状部材4がさらに好ましい。芯部材2から型部材3に向かう方向において、Tb[mm]は板状部材4から金属層32までの距離、Tm[mm]は転写層31の厚みである。
Tm × 1.3 ≦ Tb ≦ Tm × 2 ・・・・・・・・・・・(1)
転写層31の厚みTmの設定に際しては電子写真感光体1の厚みが関係するが、量産に用いる電子写真感光体群の中心的な厚みを代表値として設定に用いる。TbがTmに対して1.3以上であれば、量産するなかで電子写真感光体の厚みが薄い個体を加工する時でも電子写真感光体1を転写層31に押し付ける動作に影響を及ぼすことが少ない。また、TbがTmに対して2.0以下であれば、量産するなかで電子写真感光体1の厚みが厚い個体を加工する時でも転写層31の曲がりを抑えることができる。
また、図5に示すように、型部材3の別の例として、図4に示す該の転写層31と金属層32に加えて、金属層32の直下に、弾性層33を有する型部材3を用いる場合においても、本発明の効果が得られる。
型部材3を転写層31と金属層32と弾性層33をこの順で設けることにより構成する場合には、型部材3に電子写真感光体1を押し付けた際に転写層31が僅かに撓み、電子写真感光体1の表面と型部材3が当接する面(ニップ幅)が広くなる。これにより、当接圧の集中を緩和する。この構成は電子写真感光体1を構成する樹脂層と支持体、又は樹脂層と他の樹脂層との密着又は結着状態を比較的良好に維持した状態で表面加工がし易く、像露光時の露光電位の低下を防止し易い。このような構成の型部材3と、板状部材4を用いた電子写真感光体の表面加工方法を併せて用いることで、本発明が目的とする、像露光時の露光電位の低下を防止するという効果をより高めて得ることができる。
次に、板状部材4と型部材3の各部材の強度関係について、より好ましい態様について述べる。板状部材4のヤング率をEb[Nmm]、転写層31のヤング率をEm[Nmm]、金属層32のヤング率をEs[Nmm]とする。さらに板状部材4の断面二次モーメントをIb[mm]、転写層31の断面二次モーメントをIm[mm]、金属層32の断面二次モーメントをIs[mm]とする。このとき、
Eb・Ib≧Em・Im/35000 ・・・・・・・・・(2)
Eb・Ib≦Em・Im・Es・Is×0.8/(Em・Im+Es・Is)・・・・・・・(3)
の関係を満たすことが、転写層31と金属層32と弾性層33とからなる型部材3を用いる上で好ましい。なお、断面二次モーメントの算出方法は数学的一般式を適用して求めることができる。例えば部材の断面が高さh、幅bであるときの断面二次モーメントIは、
I=(b・h)/12・・・・・・・・・・・・(4)
として求めることができる。この関係を満たすことで、型部材3に電子写真感光体1を押し付けた際の転写層31の必要十分な撓みを確保することと、転写層31の曲がりを十分に抑制することを両立させることができる。特に、式(2)は板状部材4が転写層31の曲がりを抑制するに必要十分な板状部材4の梁の強さに関する条件である。また式(3)は、型部材3に電子写真感光体1を押し付けた際の転写層31の必要十分な撓みを確保する上で必要十分な板状部材4の梁の強さに関する条件である。
続いて板状部材4の材質について述べる。これまで述べたように、型部材3を複数の部材を層状に構成して用いる場合、板状部材4の梁の強さを適切に設定して用いることが好ましい。その条件として、板状部材4の材料としてのヤング率や形状から算出される条件を満たすことが好ましい。特に本発明に使用する板状部材4の材質としては、バネ材に代表されるような弾性に富むものを選定することが好ましい。板状部材4の材質として弾性に富むものを用いることで、型部材3に電子写真感光体1を押し付けた際の転写層31の撓みを阻害することが少なく、かつ転写層31の曲がりを十分に抑制することを両立させることができる。この点で、板状部材4の材料として、SUS304CSP又はSUS301CSPは工業材料として加工性と弾性が共に高い性質の材料であり、このような材料を用いることが特に好ましい。
また、本発明では、Tmが0.2〜0.3mmであるときに用いることが好ましい。モールド(転写層)の作製、特には電子写真感光体の表面加工に用いるような微細な形状を有したモールドを作成するには金属材料を用いた電鋳加工が必要であるから、作製可能なモールドの厚みは薄くなる。また、上記のように電子写真感光体の現像特性を阻害しないように加工時の電子写真感光体とモールドの当接部分のニップを確保するためには、モールドは十分薄くて柔軟性をもったものが好ましい。
本発明では、別の態様として、上記の電子写真感光体の表面加工方法を用いて電子写真感光体の表面に凹凸形状を形成する工程を有する、表面に凹凸形状を有する電子写真感光体の製造方法を提供することができる。
以下、具体的な実施例を挙げて、本発明をより詳細に説明する。なお、実施例中の「部」は「質量部」を意味する。また、電子写真感光体を、以下単に「感光体」ともいう。
(電子写真感光体の製造例)
外径30.5mm、内径28.5mm、肉厚2.0mm、長さ370mmのアルミニウムシリンダーを円筒状の支持体(導電性支持体)とした。
次に、酸化スズで被覆されている硫酸バリウム粒子(商品名:パストランPC1、三井金属鉱業(株)製)60部、酸化チタン粒子(商品名:TITANIX JR、テイカ(株)製)15部、レゾール型フェノール樹脂(商品名:フェノライト J−325、大日本インキ化学工業(株)製、固形分70質量%)43部、シリコーンオイル(商品名:SH28PA、東レシリコーン(株)製)0.015部、シリコーン樹脂粒子(商品名:トスパール120、東芝シリコーン(株)製)3.6部、2−メトキシ−1−プロパノール50部、及び、メタノール50部を、ボールミルに入れ、20時間分散処理することによって、導電層用塗布液を調製した。この導電層用塗布液を支持体上に浸漬塗布し、得られた塗膜を1時間140℃で加熱し、硬化させることによって、膜厚15μmの導電層を形成した。
次に、共重合ナイロン(商品名:アミランCM8000、東レ(株)製)10部及びメトキシメチル化6ナイロン樹脂(商品名:トレジンEF−30T、帝国化学(株)製)30部を、メタノール400部/n−ブタノール200部の混合溶剤に溶解させることによって、下引き層用塗布液を調製した。この下引き層用塗布液を導電層上に浸漬塗布し、得られた塗膜を30分間100℃で乾燥させることによって、膜厚0.45μmの下引き層を形成した。
次に、CuKα特性X線回折におけるブラッグ角2θ±0.2°の7.4°及び28.2°に強いピークを有する結晶形のヒドロキシガリウムフタロシアニン結晶(電荷発生物質)20部、下記構造式(1)で示されるカリックスアレーン化合物0.2部、ポリビニルブチラール樹脂(商品名:エスレックBX−1、積水化学工業(株)製)10部、及び、シクロヘキサノン600部を、直径1mmガラスビーズを用いたサンドミルに入れ、4時間分散処理した後、酢酸エチル700部を加えることによって、電荷発生層用塗布液を調製した。この電荷発生層用塗布液を下引き層上に浸漬塗布し、得られた塗膜を15分間80℃で乾燥させることによって、膜厚0.17μmの電荷発生層を形成した。
Figure 0006212350
次に、下記構造式(2)で示される化合物(電荷輸送物質(正孔輸送性化合物))70部、及び、ポリカーボネート樹脂(商品名:ユーピロンZ400、三菱エンジニアリングプラスチックス(株)製、ビスフェノールZ型のポリカーボネート)100部を、o−キシレン600部/ジメトキシメタン200部の混合溶剤に溶解させることによって、電荷輸送層用塗布液を調製した。この電荷輸送層用塗布液を電荷発生層上に浸漬塗布し、得られた塗膜を30分間100℃で乾燥させることによって、膜厚15μmの電荷輸送層を形成した。
Figure 0006212350
次に、1,1,2,2,3,3,4−ヘプタフルオロシクロペンタン(商品名:ゼオローラH、日本ゼオン(株)製)20部/1−プロパノール20部の混合溶剤を、ポリフロンフィルター(商品名:PF−040、アドバンテック東洋(株)製)で濾過した。その後、下記構造式(3)で示される正孔輸送性化合物90部、1,1,2,2,3,3,4−ヘプタフルオロシクロペンタン70部、及び、1−プロパノール70部を上記混合溶剤に加えた。これをポリフロンフィルター(商品名:PF−020、アドバンテック東洋(株)製)で濾過することによって、第二電荷輸送層(保護層)用塗布液を調製した。この第二電荷輸送層用塗布液を電荷輸送層上に浸漬塗布し、得られた塗膜を大気中において10分間50℃で乾燥させた。その後、窒素中において加速電圧150kV、ビーム電流3.0mAの条件で支持体(被照射体)を200rpmで回転させながら、1.6秒間電子線を塗膜に照射した。なお、このときの電子線の吸収線量を測定したところ、15kGyであった。引き続いて、窒素中において25℃から125℃まで30秒かけて昇温させ、塗膜の加熱を行った。電子線照射及びその後の加熱時の雰囲気の酸素濃度は15ppm以下であった。次に、大気中において25℃まで塗膜を自然冷却し、大気中において30分間100℃で加熱処理を行うことによって、膜厚5μmの第二電荷輸送層(保護層)を形成した。
Figure 0006212350
このようにして、表面に凹凸形状を形成する前の円筒状の電子写真感光体を1000本作製した。
[実施例1]
・凹凸形状形成方法
このようにして得られた電子写真感光体の内部に、図2及び図4に示すような、段差のない単一円柱形状である芯部材2を挿入した。図2及び図4に示すベース部材5は、材質をSUS304製とし、内部に加熱用のヒーターを設置し、上面が略水平になるように設置した。型部材3は、転写層31と金属層32を図4で示すように重ねて用いた。転写層31は、図6の(A)、(B)及び(C)に示したような円柱形状の突起を有する厚さ300μm、ヤング率204Nmmのニッケル材質のモールドである。図6において、円柱の直径Yは50μm、高さZは6μm、ピッチXは70μmとした。金属層32は、厚みが1.0mm、材質がヤング率200NmmのSUS430である。
また、型部材3の電子写真感光体1の長手方向にあたる方向の幅は、転写層31、金属層32ともに392mmとした。この型部材3を図4及び図7に示すようにベース部材5の上面に固定した。さらに図7に示すように、板状部材4を電子写真感光体1の長手方向の両端部よりわずかに外側で、かつ、型部材3と芯部材2の間に配置した。板状部材4の材料はSUS430であり、板状部材4の芯部材2に向かう面と型部材3に向かう面との間の厚みhbは1mmとした。また、電子写真感光体1の長手方向にあたる方向の幅は10mmとした。この状態でヒーターを昇温させ、型部材3の表面が150℃になるようにした。
芯部材2を型部材3に近づけて、電子写真感光体1の表面を型部材3に押し付けるために、芯部材2の両端部分に、図示しない荷重機構を設置した。荷重機構は、鉛直方向にガイドレールとボールネジを設け、さらにボールネジとガイドレールに連結して上下する連結支持部材を設けた。ボールネジの下側にはステッピングモーターを連結させて回転させ、連結支持部材をガイドレールにならって上下させるようにした。なお、ボールネジと連結支持部材はロードセルを介して連結させるようにし、芯部材2にかかる荷重量をモニターできるようにした。
加工に際しては、先ずステッピングモーターを回転させてロードセルのモニター値が片側で5kN(合計10kN)になるところまで芯部材2を型部材3の方向に引き寄せた。さらにベース部材5を図7の図示上方向から下方向に移動させることによって電子写真感光体1を型部材3の移動に伴って回転させるようにした。このようにして電子写真感光体1の外表面に型部材3の凹凸形状面を連続的に当接させ、電子写真感光体1の表面に型部材3表面の凹凸形状を転写形成した。
同様にして、作製した電子写真感光体を全て加工し、合計1000本の表面に凹凸形状が形成された電子写真感光体を得た。この凹凸形状形成方法についての諸条件について、表1に示す。なお、表1において、Ebは板状部材4のヤング率を示す。Tbは図4に示すように、芯部材2から型部材3に向かう方向における、板状部材4から型部材3の金属層32までの距離を示す。また、hbは板状部材4の芯部材2に向かう面と型部材3に向かう面との間の厚みを示す。hsは金属層32の厚みをそれぞれ示す。また、荷重量は合計値を示す。
・画像評価方法(細線再現性の評価方法)
このように作製した表面に凹凸形状を有する1000本の電子写真感光体のうち、最後の1本、すなわち1000本目に作製した電子写真感光体を、評価に用いた。評価は、電子写真感光体を評価装置であるキヤノン(株)製の電子写真装置(複写機)(商品名:iR−ADV C7055)の改造機のシアンステーションに装着し、以下のように試験及び評価を行った。
まず、温度23℃、湿度50%RH環境下で、電子写真感光体の暗部電位(Vd)が−700V、明部電位(Vl)が−200Vになるように帯電装置及び画像露光装置の条件を設定し、電子写真感光体の初期電位を調整した。
細線再現性の評価は、2ポイントサイズ、及び3ポイントサイズのアルファベット文字(A〜Z文字)、及び複雑な漢字文字(電、驚など)を1200dpiの出力解像度で配列したテストチャートを作成した。そのテストチャートを出力した画像によって電子写真感光体の解像度(細線再現性)の評価を行った。具体的には、出力画像をスキャナー(キヤノン製CanoScan9900F)を使って1600dpiの解像度で読み取り、読み取った画像データとテストチャートの元データを比較した。読み取った画像データについて、テストチャート(元データ)の文字からのズレ部分(太り、細り)の面積を算出し、その数値によって電子写真感光体の解像度の評価を行った。得られた結果は、比較例1の電子写真感光体のズレ部分の面積をリファレンス、即ち、100%とした場合の相対評価を行った。結果を表1に細線再現性として示す。この%の値が、100%より小さいほど比較例1の細線再現性より優れていることを示す。
[実施例2〜7]
板状部材4の上記Tb、hbを表1のように設定して用いた以外は、全て実施例1と同様にしてそれぞれ1000本の電子写真感光体の表面に凹凸形状を形成した。結果を表1に示す。
Figure 0006212350
[実施例8〜18]
実施例1で用いた型部材3を、図5に示すような転写層31と金属層32と弾性層33の複数の層からなる型部材に変更した。ここで、転写層31は実施例1と同様のものを用い、金属層32の厚みhsを表2に示すように設定して用いた。また、弾性層33の材質はシリコンゴムを用い、厚みを4mmとし、弾性層33のその他の寸法は金属層32と同じとした。なお、ベース部材5に設けられている加熱ヒーターは、型部材の転写層31の表面の温度が150℃になるように設定した。さらに、板状部材4の上記Tb、hbを表2に示すように設定して用いた。それ以外はすべて実施例1と同様にしてそれぞれ1000本の電子写真感光体の表面に凹凸形状を形成した。結果を表2に示す。
Figure 0006212350
[実施例19〜22]
板状部材4の材質をSUS301CSPとし、板状部材4の上記Tb、hbを表3に示すように設定して用いた。さらに、金属層32の厚みhsを表3に示すように設定して用いた。それ以外は、全て実施例8と同様にしてそれぞれ1000本の電子写真感光体の表面に凹凸形状を形成した。結果を表3に示す。
[実施例23〜26]
板状部材4の材質をSUS304CSPに変更し、板状部材4の上記Tb、hbを表3に示すように設定して用いた。さらに、金属層32の厚みhsを表3に示すように設定して用いた。それ以外は、全て実施例8と同様にしてそれぞれ1000本の電子写真感光体の表面に凹凸形状を形成した。結果を表3に示す。
[実施例27〜30]
荷重機構のステッピングモーターを回転させてロードセルのモニター値が表3に示すように(例えば表3中の荷重量[kN]の表記が10のときは、片側のロードセルの値が5kNに)なるように設定した。さらに、板状部材4の上記Tb、hb、金属層32の厚みhsを表3に示すように設定して用いた以外は、全て実施例8と同様にしてそれぞれ1000本の電子写真感光体の表面に凹凸形状を形成した。結果を表3に示す。
[比較例]
図2及び図4で示す実施例1において、板状部材4を用いないこととした。また、型部材3から金属層32を取り除き型部材の構成を図3の符号3で示すようにニッケルによるモールド(転写層)のみからなるものとした。それ以外はすべて実施例1と同様にして1000本の電子写真感光体の表面に凹凸形状を形成した。結果を表3に示す。
Figure 0006212350
実施例8〜30において、(Eb・Ib)、(Em・Im/35000)及び(Em・Im・Es・Is×0.8/(Em・Im+Es・Is))の値を示す。
Figure 0006212350
1 電子写真感光体
2 芯部材
3 型部材
4 板状部材
5 ベース部材
31 転写層
32 金属層
33 弾性層

Claims (9)

  1. 円筒状基体を有する電子写真感光体の表面に、凹凸形状を有する型部材を押し付けて、電子写真感光体の表面に凹凸形状を形成する、電子写真感光体の表面加工方法であって、
    該表面加工方法が、
    該電子写真感光体を支持するための円筒状又は円柱状の芯部材を該電子写真感光体の内部に挿通する工程、
    該芯部材を該型部材の方向に移動させ加圧させて該電子写真感光体を該型部材に押し付ける工程、及び
    該電子写真感光体を回転させながら、該電子写真感光体を該型部材に押し付け、該型部材の凹凸形状を該電子写真感光体の表面に転写する工程
    有し、
    該型部材が、
    表面に凹凸形状を有する転写層、及び、
    該転写層の直下に設けられた金属
    有し、
    該円筒状基体の肉厚を1としたときの、該転写層の厚さが1.3以下であり、
    該電子写真感光体の両端部の該電子写真感光体の長手方向外側で、かつ、該芯部材と該型部材との間隙に、板状部材を設ける
    ことを特徴とする電子写真感光体の表面加工方法。
  2. 該転写層の材質がニッケルである請求項に記載の電子写真感光体の表面加工方法。
  3. 該転写層及び該金属層は電子写真感光体の長手方向における長さが異なるものである請求項又はに記載の電子写真感光体の表面加工方法。
  4. 該芯部材が該型部材方向に移動する時点において、該芯部材によって該板状部材が該金属層方向に押されるときの、該芯部材から該型部材に向かう方向における、該板状部材と該金属層との距離をTbとし、該転写層の厚みをTmとしたとき、
    Tm×1.3≦Tb≦Tm×2
    の関係を満たす板状部材を用い
    求項1〜3のいずれか1項に記載の電子写真感光体の表面加工方法。
  5. 該Tmが0.2〜0.3mmである請求項に記載の電子写真感光体の表面加工方法。
  6. 該型部材が、該金属層の直下に設けられた弾性層を有する請求項1〜5のいずれか1項に記載の電子写真感光体の表面加工方法。
  7. 該板状部材のヤング率をEbとし、該転写層のヤング率をEmとし、該金属層のヤング率をEsとし、該板状部材の断面二次モーメントをIbとし、該転写層の断面二次モーメントをImとし、該金属層の断面二次モーメントをIsとしたとき、
    Eb・Ib≧Em・Im/35000かつ、
    Eb・Ib≦Em・Im・Es・Is×0.8/(Em・Im+Es・Is)
    の関係を満た
    求項に記載の電子写真感光体の表面加工方法。
  8. 該板状部材の材質が、SUS304CSP又はSUS301CSPである請求項1〜7のいずれか1項に記載の電子写真感光体の表面加工方法。
  9. 請求項1〜8のいずれか1項に記載の電子写真感光体の表面加工方法を用いて電子写真感光体の表面に凹凸形状を形成する工程を有することを特徴とする表面に凹凸形状を有する電子写真感光体の製造方法。
JP2013215485A 2013-10-16 2013-10-16 電子写真感光体の表面加工方法、及び電子写真感光体の製造方法 Active JP6212350B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013215485A JP6212350B2 (ja) 2013-10-16 2013-10-16 電子写真感光体の表面加工方法、及び電子写真感光体の製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013215485A JP6212350B2 (ja) 2013-10-16 2013-10-16 電子写真感光体の表面加工方法、及び電子写真感光体の製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2015079093A JP2015079093A (ja) 2015-04-23
JP6212350B2 true JP6212350B2 (ja) 2017-10-11

Family

ID=53010558

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013215485A Active JP6212350B2 (ja) 2013-10-16 2013-10-16 電子写真感光体の表面加工方法、及び電子写真感光体の製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6212350B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6842984B2 (ja) * 2016-06-17 2021-03-17 キヤノン株式会社 円筒状電子写真感光体の表面加工方法、及び円筒状電子写真感光体の製造方法

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4059518B2 (ja) * 2006-01-31 2008-03-12 キヤノン株式会社 電子写真感光体の製造方法
JP5088845B2 (ja) * 2006-02-16 2012-12-05 株式会社日立製作所 微細構造体、微細構造体転写用モールド、レプリカ用モールドおよびその製造方法
WO2009014262A1 (ja) * 2007-07-26 2009-01-29 Canon Kabushiki Kaisha 電子写真感光体、プロセスカートリッジおよび電子写真装置
JP5165504B2 (ja) * 2008-09-02 2013-03-21 東芝機械株式会社 微細パターン転写用型、微細パターン転写用型の製造方法及び転写方法
JP4975185B1 (ja) * 2010-11-26 2012-07-11 キヤノン株式会社 円筒状電子写真感光体の表面層の表面に凸凹形状を形成する方法、および、表面層の表面に凸凹形状が形成された円筒状電子写真感光体を製造する方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2015079093A (ja) 2015-04-23

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4975185B1 (ja) 円筒状電子写真感光体の表面層の表面に凸凹形状を形成する方法、および、表面層の表面に凸凹形状が形成された円筒状電子写真感光体を製造する方法
JP4059518B2 (ja) 電子写真感光体の製造方法
JP6403586B2 (ja) 電子写真感光体、プロセスカートリッジおよび電子写真装置
US9971258B2 (en) Electrophotographic photosensitive member, process cartridge and electrophotographic apparatus
US10768539B2 (en) Electrophotographic photosensitive member, production method therefor, process cartridge, and electrophotographic image-forming apparatus
US9817324B2 (en) Electrophotographic photosensitive member, process cartridge and electrophotographic apparatus
JP2019061132A (ja) 電子写真感光体、その製造方法、プロセスカートリッジおよび電子写真装置
JP5127991B1 (ja) 電子写真感光体、プロセスカートリッジおよび電子写真装置
US20210302908A1 (en) Electrophotographic photosensitive member, process cartridge, and electrophotographic apparatus
US10359729B2 (en) Electrophotographic photosensitive member, process cartridge, and electrophotographic apparatus
JP5921471B2 (ja) 電子写真感光体の表面加工方法、および電子写真感光体を製造する方法
JP2013137449A (ja) 電子写真用感光体、プロセスカートリッジおよび電子写真用感光体の製造方法
JP2016110127A (ja) 電子写真感光体、その製造方法、プロセスカートリッジ及び電子写真装置
JP6212350B2 (ja) 電子写真感光体の表面加工方法、及び電子写真感光体の製造方法
US11392074B2 (en) Electrophotographic photosensitive member having outer surface with first and second structure groups, the first structure group having a smaller appearance period and a lower height than the second structure group
JP2008107729A (ja) 電子写真感光体、電子写真感光体の製造方法、プロセスカートリッジ、および画像形成装置
JP6317597B2 (ja) 電子写真感光体の表面加工方法、および表面に凹凸形状を有する電子写真感光体の製造方法
JP2017134279A (ja) 電子写真感光体、プロセスカートリッジおよび電子写真装置
JP2019007994A (ja) 電子写真感光体、電子写真感光体の製造方法、プロセスカートリッジおよび電子写真装置
JP6842984B2 (ja) 円筒状電子写真感光体の表面加工方法、及び円筒状電子写真感光体の製造方法
JP6282130B2 (ja) 電子写真感光体の表面に凸凹形状を形成する方法、および、表面に凸凹形状を有する電子写真感光体を製造する方法
JP6132473B2 (ja) 電子写真感光体の製造方法
JP2019197092A (ja) 電子写真感光体、プロセスカートリッジ及び電子写真装置
JP2017227870A (ja) 電子写真感光体に凹凸形状を形成する方法、およびこの方法を用いた電子写真感光体の製造方法
JP2009075352A (ja) 電子写真感光体

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20161013

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20170613

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20170620

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170802

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20170817

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20170915

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 6212350

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151