JP6212226B1 - ウィッグの製造方法、ウィッグの販売方法およびプログラム - Google Patents

ウィッグの製造方法、ウィッグの販売方法およびプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】ヘアスタイルのシミュレーション画像に基づいてウィッグを製造するウィッグの製造方法等を提供する。【解決手段】ウィッグ購入者自身の顔を含む画像データS1に、サンプルのウィッグ画像データを組み合わせた、疑似的にウィッグを装着した状態を示すウィッグ試着状態画像データを購入者側の端末に表示させる工程と、前記ウィッグ購入者側のヘアスタイルのボリュームや長さを変更する工程S3と、前記ウィッグ購入者側の端末から変更後の前記ウィッグ試着状態画像データを製造会社側の端末で受信する工程S4と、所定の表示体に表示された前記受信したウィッグ試着状態画像データに基づいて、ウィッグベースに人毛や人工毛を結着してさらにカットやカールなどの微調整を施してオーダーメイドウィッグを完成状態とまでする、又は既製品の前記ウィッグに対して前記微調整を施して完成状態とまでする工程とを有するウィッグの製造方法。【選択図】図1

Description

本発明は、ヘアスタイルのシミュレーション画像に基づいてウィッグを製造する技術に関する。
ウィッグ(かつら)には、既製品とオーダーメイドがある。オーダーメイドは各人の髪の状態などにフィットさせることができるので、既製品よりも違和感がなく装着感が向上するというメリットがある。
従来のオーダーメイドウィッグの製造方法には、一般に、採寸・製造指示、製造、仕上げ、納品の各工程が存在する。そして、採寸・製造指示の工程では、ウィッグ購入者はサロン、理・美容室等に出向き、専門技術を有する理・美容師により頭の各箇所のサイズ等が測定され、ウィッグの製造に必要な製造指示書が作成される。そして、工場等で製造指示に従ってウィッグが例えば8割仕上げの状態まで製造される。最後に、ウィッグ購入者はサロン、理・美容室等に出向き、8割仕上げの状態のウィッグを実際に装着しながら、専門技術を有する理・美容師により、ウィッグの一部分をカット・カールして整えて10割まで仕上げられ、完成後に納品となる。
一方で、郵送等で既製品のウィッグを受け取り、販売店に出向く必要をなくした、インターネットを介してウィッグを販売する手法がある。ところが、ウィッグ購入者は、希望する条件に合ったウィッグがどのようなイメージになるのか実際に確かめる(試着・色合わせ)ことなく購入することになるため、ヘアスタイルに関して、少し重たい感じがする、少し長い感じがする、色が自分に合っていない感じがする等、受け取ったウィッグが意図していたものと相違する場合があった。
そこで、かつら(ウィッグ)購入者が、事前に自分に似合うか確認したうえで満足するかつらを購入可能とするために、コンピュータネットワークシステムを介してかつらを販売するかつら販売システムにおいて、ユーザ端末にヘアスタイルの例として、髪型やカラー(髪色)の画像を複数パターン表示させ、その中から選択させるなどして、ユーザ端末が入力するユーザ情報(ユーザの頭頂部から前後左右の生え際までの長さ、頭部の周囲の長さ、毛量、毛色、毛の長さおよびヘアスタイルなど)を取得するユーザ情報取得部と、ユーザ情報に基づいて、かつらのシミュレーション画像を作成するシミュレーション画像作成部と、作成したシミュレーション画像をユーザ端末に送信するシミュレーション画像送信部とを備える技術が提案されている(特許文献1参照)。
また、ヘアスタイルをシミュレーションするソフトに関しては、実際の自分の顔をパソコン画面上に立体画像として写し出し、髪型を選択しその画像の頭髪を短くしたり、伸ばしたり、髪色を変えたり、カールさせるなどにより、シミュレーションする技術が提案されている(特許文献2参照)。
特開2008−210208号公報 特開2010−104737号公報
しかし、上記の特許文献1に開示されている技術は、市販の画像作成ソフト等を用いることにより、予めユーザ情報の種類に応じて自動的にシミュレーション画像を作成できるようにしておくものである。この画像作成は、ユーザ情報ごとに複数の雛形画像を記記憶部等に記憶させておき、ユーザ情報取得部が取得したユーザ情報の値等に応じてユーザ情報毎の画像を記憶部から抽出して組み合わせるようにし、正面図、平面図、左右の側面図、背面図、底面図、斜視図等を2D又は3Dで表示可能とする。そして、ユーザ情報からウィッグを製造し、郵送により、ウィッグ購入者にウィッグを届ける。そのため、ウィッグの製造方法における、製造指示の工程における指示内容は、ウィッグ購入者の情報に基づく、予め設定された限られた雛形画像の組み合わせに応じたものに限定されてしまう。すなわち、見た目が良くて満足度・完成度の高いウィッグの製造には必須である、ヘアスタイルの千差万別の微調整が欠けているという問題点があった。
また、上記の特許文献2に開示されている技術は、美容師が髪をカットしてヘアスタイルを完成させる場合を前提とした技術であり、例えば、ボリューム感を増すためには、髪を伸ばすことやヘアスタイルをアレンジするのみでなく、ウィッグの毛髪の本数、太さ、素材などを変更することでも対応可能な、ウィッグに特有の事情は考慮されていない。したがって、上記の特許文献1を他の文献等と組み合わせるのには、いわゆる阻害要因があることとなる。
また、上記の特許文献2では、選択されたヘアスタイルに対するカット等の補正を具体的にどのような操作に応じた処理手順により実現してシミュレーションするのかについては何ら開示がない。
本発明は、メーカーならではの高い技術力に基づき到達できた高い水準にあり、個人のアイデアレベルでは実現できない、製品の製造プロセスとしての現実性・完成度を誇るものである。
本発明の目的は、ヘアスタイルのシミュレーション画像に基づいてウィッグを製造するウィッグの製造方法等を提供することにある。
本発明のウィッグの製造方法は、
ウィッグ購入者自身の顔を含む画像データに、サンプルのウィッグ画像データを組み合わせた、疑似的にウィッグを装着した状態を示すウィッグ試着状態画像データを前記ウィッグ購入者側の端末に表示させる工程と、
前記ウィッグ購入者側の端末のタッチパネルを手指等で操作して、表示された前記ウィッグ試着状態画像データの前記ウィッグ画像データの任意の地点に対するドラッグ&ドロップにより毛髪として表示される領域を前記ウィッグ試着状態画像データに基づいてウィッグ製造することができる表示態様に処理して拡大又は縮小することで、前記ウィッグ画像データのヘアスタイルのボリュームや長さを、前記ウィッグ購入者側の端末のみを用いて変更する工程と、
前記ウィッグ購入者側の端末から変更後の前記ウィッグ試着状態画像データを製造会社側の端末で受信する工程と、
所定の表示体に表示された前記受信したウィッグ試着状態画像データに基づいて、ウィッグベースに人毛や人工毛を結着してさらにカットやカールなどの微調整を施してオーダーメイドウィッグを完成状態とまでする、又は既製品の前記ウィッグに対して前記微調整を施して完成状態とまでする工程と
を有する。
また、本発明のウィッグの販売方法は、
ウィッグ購入者側で、前記ウィッグ購入者側の端末を用いて撮影した前記ウィッグ購入者自身の顔を含む画像データに、サンプルのウィッグ画像データを組み合わせて、疑似的にウィッグを装着した状態を示すウィッグ試着状態画像データを前記ウィッグ購入者側の端末に表示させる工程と、
前記ウィッグ購入者側で、前記ウィッグ購入者側の端末のタッチパネルを手指等で操作して、前記ウィッグ試着状態画像データの任意の地点に対するドラッグ&ドロップにより毛髪として表示される領域を前記ウィッグ試着状態画像データに基づいてウィッグ製造することができる表示態様に処理して拡大又は縮小することで、前記ウィッグ画像データの前記ウィッグ画像データのヘアスタイルのボリュームや長さを、前記ウィッグ購入者側の端末のみを用いて変更する工程と、
前記ウィッグ購入者側の端末から変更後の前記ウィッグ試着状態画像データを製造会社側の端末に送信する工程と、
前記製造会社側で、所定の表示体に表示された前記受信したウィッグ試着状態画像データに基づいて、ウィッグベースに人毛や人工毛を結着してさらにカットやカールなどの微調整を施してオーダーメイドウィッグを完成状態とまでする、又は既製品の前記ウィッグに対して前記微調整を施して完成状態とまでする工程と、
前記製造会社側で、郵送または対面などにより完成した前記ウィッグを前記ウィッグ購入者に引き渡す工程と
を有する。
また、本発明のプログラムは、
コンピュータに、
ウィッグ購入者自身の顔を含む画像データに、サンプルのウィッグ画像データを組み合わせた、疑似的にウィッグを装着した状態を示すウィッグ試着状態画像データを表示させる処理と、
表示された前記ウィッグ試着状態画像データの前記ウィッグ画像データの任意の地点に対するドラッグ&ドロップにより毛髪として表示される領域を前記ウィッグ試着状態画像データに基づいてウィッグ製造することができる表示態様に処理して拡大又は縮小する、タッチパネルからの操作を受け付けて、前記ウィッグ画像データのヘアスタイルのボリュームや長さを、前記コンピュータのみを用いて変更する処理と、
変更後の前記ウィッグ試着状態画像データを所定の端末へ送信する処理と
を実行させる。
本発明によれば、ヘアスタイルのシミュレーション画像に基づいてウィッグを製造するウィッグの製造方法等を提供することを提供することができる。
本発明の実施の形態におけるウィッグの製造方法の流れを示すフローチャートである。 本発明の実施の形態におけるバーチャル試着を説明する図である。 本発明の実施の形態におけるヘアスタイル調整を説明する図である。 本発明の実施の形態における製造指示書の一例を示す図である。 本発明の実施の形態におけるバーチャル試着用アプリケーションの処理動作を示すフローチャートである。
以下、本発明の実施の形態を図面を参照しつつ説明する。
図1のフローチャートを参照して、本実施形態におけるウィッグの製造方法およびウィッグの販売方法の流れを説明する。
本実施形態におけるウィッグは、全頭用又は部分用であってよく、ウィッグの使用者であるウィッグ購入者の頭部に装着されるウィッグベースと、当該ウィッグベースに結着(毛植え)される人毛や人工毛の毛髪群とを備えている。
前提として、ウィッグ購入者側に、所定のソフトウェア(バーチャル試着用アプリケーション)がインストール・ダウンロードされている取扱いが容易で視認性の高いタブレット端末などがあるものとする。
タブレット端末の構成としては周知のごく標準的な構成を有するコンピュータ、すなわち、制御プログラムを実行することでシステム構成部分を制御する中央処理装置CPU(Central Processing Unit)と、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)および磁気記憶装置などから構成され、CPUにシステム構成部分を制御させる制御プログラムの記憶、CPUが制御プログラムを実行する際のワークエリアおよび所定の各種データの記憶領域となる記憶部と、ユーザによる操作に対応して各種データが得られる入力部と、液晶ディスプレイなどの表示画面等に各種データを表示してユーザに報知する出力部と、他装置とのデータ送受信のためのインタフェース機能を提供するI/F部とを備えているコンピュータを用いることができる。そして、液晶ディスプレイなどの表示画面等は、タッチパネルになっており、入力部としてユーザの手指等によるタッチ操作からの入力を受け付ける機能も有している。
なお、タブレット端末の他、携帯電話機(スマートフォンを含む。)、ノート型PC、デジタルカメラ等のコンピュータであってもよい。
まず、ウィッグ購入者は、タブレット端末のカメラ機能により、自身の顔を含む写真を撮影する(ステップS1)。なお、図2(a)に示すように、タブレット端末の画面上に円形のラインであって切り取り用(トリミング用)の領域を示す画像切取ラインなどのガイドを表示し、その内側に顔(なるべく前髪等がかからないように)が位置するようにズーム機能により大きさを調整して撮影することであってよい。また、画面上に顔・首・肩に沿った形状のラインであって切り取り用(トリミング用)の領域を示す画像切取ラインを表示し、上半身(胸又は肩から上)の頭部を含む写真を撮影することであってもよい。
タッチパネルを手指で操作し、所定の決定ボタン操作により、画像切取ラインの外側にある毛髪部分を取り除き、画像切取ラインの内側のみの顔を中心とした画像データを表示させる。
さらに、正面・背面・両側面の4方向と、斜視図等を含む複数の画像とすることができ、好みの角度から表示させるようにすべく、3D表示可能な画像や動画であってもよい。
次に、ウィッグ購入者は、例えば、図2(b)に示すように、タブレット端末の画面上に表示されたウィッグを示す複数のヘアスタイル、および複数の毛色から希望に合った適切なものを、タッチパネルを手指で操作して選択し、トリミングした毛髪部分にウィッグ画像データを挿入表示して、顔を中心とした画像データに組み合わせて、あたかもサンプルのウィッグを自身の頭部に装着したかのように疑似的(バーチャル試着)にウィッグ試着状態画像を画面上に表示させる(ステップS2)。
次に、ウィッグ購入者は、タブレット端末に表示されたウィッグ試着状態画像について、タッチパネルを手指で操作して選択し、ヘアスタイルのボリューム・長さを変更して調整することでシミュレーションし、シミュレーション画像としての変更後のウィッグ試着状態画像を画面上に表示させる(ステップS3)。例えば、ヘアスタイルの、トップの高さ位置を調整したり、サイドの幅を調整したり、前髪の長さを調整したり、毛先の長さを微調整したりする。このようなヘアスタイルのシミュレーション画像を利用することにより、無数のサンプルのウィッグ画像データを用意することが不要となり、また、微妙なニュアンスの違いも含めて時間をかけてゆっくりと吟味することが可能となり、仕上がりの満足感が得られないという事態を回避して高い顧客満足度が実現されることとなる。
例えば、図2(c)に示すように、タッチパネルを手指で操作する。ウィッグ画像部分の任意の地点を、手指でタッチしてドラッグ&ドロップにより上下左右に毛髪として表示される領域を拡大又は縮小することでヘアスタイルのボリュームアップ・ダウンや毛髪の長さの変更が図られる。但し、ヘアスタイルのボリュームアップ・ダウンは、それ程大きく変更されるものではなく、微調整の範囲に収まる場合がほとんどである。
より具体的な処理の一例としては、図3に示すように、タッチされた1つの円形領域における範囲のみの表示が変形されることであってもよい。ウィッグ画像データのうち1つの円形領域に重なる部分のピクセルのカラー情報に基づいて、同色の領域を、ドラッグ&ドロップで移動させた距離の分、増加・減少させることで毛髪として表示される領域が拡大・縮小表示されるように描画処理が実行されることであってよい。なお、1つの円形領域においてタッチされた特定の位置からの距離に応じて拡大・縮小の割合を変化させて表示させることであってもよい。また、隣接する円形領域の境界部分の表示を滑らかに連続させるために、両者の移動距離の平均値をとって平滑処理したり、境界部分に同半径の新たな円形領域を設けたように別途の処理が実行されることであってもよい。
なお、円形に限らず、半円、四角、三角、ひし形等の種々の形状であってよく、大きさも適宜のものが採用されてよく、具体的な画像処理方式は種々のものが適用可能である。
なお、取消ボタン(矢印の戻るボタン等)で1回前の操作完了状態へ画面が戻ることであってもよい。さらに全取消ボタンが設定されていてもよい。
次に、ウィッグ購入者は、画面上に表示された、希望のヘアスタイルのボリューム・長さへ変更後のウィッグ試着状態画像を、例えば確定ボタンを押すことで確定させ、タッチパネルを手指で操作して確定後のウィッグ試着状態画像データ(採寸データも、画像上で複数地点を測定して)をウィッグの製造会社側のタブレット端末などへ電子メール等により送信する(ステップS4)。所定のウィッグの購入申込みフォーム画面から入力される種々の情報と共に送信されることであってもよい。なお、製造会社側においても、取扱いが容易で視認性の高いタブレット端末のみでなく、携帯電話機、ノート型PC、デジタルカメラ等のコンピュータが広く用いられてよい。
次に、製造会社で、ウィッグを製造することとなるが、以下はオーダーメイドウィッグの場合の製造フローであり、既製品のウィッグの場合は、後述するステップS5およびステップS6が省略され、ステップS7から開始される。
製造会社では、ウィッグ製造の経験値が高くノウハウを有している専門技術能力の高い者が、タブレット端末などに表示された受信したウィッグ試着状態画像データおよび採寸データなどに依る、毛流、毛量、毛艶、カール性、スタイルなどの情報に基づいて、複数種の人工毛又は人毛から、最適なものを選択し、ウィッグベースに結着される人毛や人工毛の種類、植え方、毛流、毛量およびカールなどを指示する(ステップS5)。すなわち、装着感や見た目が良くて完成度の高いオーダーメイドウィッグの製造には必須である、ウィッグ製造の専門的知識を有する者の経験に基づく巧みの技のような観点からの調整が反映された製造指示がなされる。
例えば、図4に示すような製造指示書が作成されることであってよい。
次に、製造会社で、指示書等に従って、公知の種々のウィッグ製造技術を用いて、例えば、ネットや人工皮膚等からなるウィッグベースに人毛や人工毛を結着や接着などしてウィッグを製造する。(ステップS6)。なお、製造専門の工場へ発注することであってもよい。
次に、製造会社で、8割程度の仕上げ(工場出荷)状態であるウィッグ、又は既製品のウィッグについて、上記の製造会社側のタブレット端末などやそこからデータ転送された所定の端末等の表示体としての液晶画面等に表示された、受信したウィッグ試着状態画像データおよび採寸データなどを見ながら、経験値やノウハウを生かして微調整を施して10割の完成型に仕上げる(ステップS7)。ここでも、見た目が良くて完成度の高いウィッグの製造には必須である、ウィッグ製造の専門的知識を有する者の経験に基づく巧みの技のような観点からの微調整がなされる。例えば、髪の毛先のカット、根本の立ち上がり、カールなどを微調整する。
最後に、郵送等によりウィッグ購入者にウィッグを届ける(ステップS8)。単に、受け取るのみであり販売店などに来店する煩わしさが回避される。また、販売店などで、ウィッグ購入者に納品することであってもよい。
以下では、図5のフローチャートを参照して、上記した、ウィッグ購入者側のタブレット端末などで、動作する所定のソフトウェア(バーチャル試着用アプリケーション)の処理の流れを改めて説明する。なお、上記の所定のソフトウェアはタブレット端末などが備える一般的なハードウェア資源との協働により機能を発揮するものでありその協働の詳細な説明は省略する。
まず、ウィッグ購入者に対して、タブレット端末のカメラ機能により、自身の顔の写真を撮影させる際に、画像切取ラインなどのガイドを表示し、ウィッグ購入者による操作に応じて、画像切取ラインの外側にある毛髪部分を取り除き、画像切取ラインの内側のみの撮影された顔を中心とした画像データを画面上に表示する(ステップS21)。
次に、例えば、図2(b)に示すように、ウィッグを示す複数のヘアスタイル、および複数の毛色をタブレット端末の画面上に表示させ、ウィッグ購入者による操作に応じて、トリミングした毛髪部分に選択されたウィッグ画像データを挿入表示してあたかもサンプルのウィッグを自身の頭部に装着したかのように疑似的にウィッグ試着状態画像を画面上に表示させる(ステップS22)。
次に、ウィッグ購入者による操作に応じて、ウィッグ試着状態画像について、ヘアスタイルのボリューム・長さを変更して、変更後のウィッグ試着状態画像を画面上に表示させる(ステップS23)。
より具体的な処理の一例としては、図3に示すように、タッチされた1つの円形領域における範囲のみの表示が変形されることであってもよい。ウィッグ画像データのうち1つの円形領域に重なる部分のピクセルのカラー情報に基づいて、同色の領域を、ドラッグ&ドロップで移動させた距離の分、増加・減少させることで毛髪として表示される領域が拡大・縮小表示されるように描画処理が実行されることであってよい。なお、1つの円形領域においてタッチされた特定の位置からの距離に応じて拡大・縮小の割合を変化させて表示させることであってもよい。また、隣接する円形領域の境界部分の表示を滑らかに連続させるために、両者の移動距離の平均値をとって平滑処理したり、境界部分に同半径の新たな円形領域を設けたように別途の処理が実行されることであってもよい。
なお、円形に限らず、半円、四角、三角、ひし形等の種々の形状であってよく、大きさも適宜のものが採用されてよく、具体的な画像処理方式は種々のものが適用可能である。
なお、取消ボタン(矢印の戻るボタン等)で1回前の操作完了状態へ画面が戻ることが可能であってもよい。さらに全取消ボタンが設定されていてもよい。
次に、ウィッグ購入者による操作に応じて、画面上に表示された、希望のヘアスタイルのボリューム・長さへ変更後のウィッグ試着状態画像(採寸データも、画像上で複数地点を測定して)をウィッグの製造会社側のタブレット端末などへ電子メール等により送信する(ステップS24)。所定のウィッグの購入申込みフォームを提供し、その画面から入力される種々の情報と共に送信することであってもよい。
その他、一々例示はしないが、本発明は、その趣旨を逸脱しない範囲内において、種々の変更が加えられて実施されてよい。例えば、タッチパネルに対する手指による操作の代わりに、マウス等の操作に応じたカーソルによる入力がなされてもよい。

Claims (3)

  1. ウィッグ購入者自身の顔を含む画像データに、サンプルのウィッグ画像データを組み合わせた、疑似的にウィッグを装着した状態を示すウィッグ試着状態画像データを前記ウィッグ購入者側の端末に表示させる工程と、
    前記ウィッグ購入者側の端末のタッチパネルを手指等で操作して、表示された前記ウィッグ試着状態画像データの前記ウィッグ画像データの任意の地点に対するドラッグ&ドロップにより毛髪として表示される領域を前記ウィッグ試着状態画像データに基づいてウィッグ製造することができる表示態様に処理して拡大又は縮小することで、前記ウィッグ画像データのヘアスタイルのボリュームや長さを、前記ウィッグ購入者側の端末のみを用いて変更する工程と、
    前記ウィッグ購入者側の端末から変更後の前記ウィッグ試着状態画像データを製造会社側の端末で受信する工程と、
    所定の表示体に表示された前記受信したウィッグ試着状態画像データに基づいて、ウィッグベースに人毛や人工毛を結着してさらにカットやカールなどの微調整を施してオーダーメイドウィッグを完成状態とまでする、又は既製品の前記ウィッグに対して前記微調整を施して完成状態とまでする工程と
    を有するウィッグの製造方法。
  2. ウィッグ購入者側で、前記ウィッグ購入者側の端末を用いて撮影した前記ウィッグ購入者自身の顔を含む画像データに、サンプルのウィッグ画像データを組み合わせて、疑似的にウィッグを装着した状態を示すウィッグ試着状態画像データを前記ウィッグ購入者側の端末に表示させる工程と、
    前記ウィッグ購入者側で、前記ウィッグ購入者側の端末のタッチパネルを手指等で操作して、前記ウィッグ試着状態画像データの任意の地点に対するドラッグ&ドロップにより毛髪として表示される領域を前記ウィッグ試着状態画像データに基づいてウィッグ製造することができる表示態様に処理して拡大又は縮小することで、前記ウィッグ画像データの前記ウィッグ画像データのヘアスタイルのボリュームや長さを、前記ウィッグ購入者側の端末のみを用いて変更する工程と、
    前記ウィッグ購入者側の端末から変更後の前記ウィッグ試着状態画像データを製造会社側の端末に送信する工程と、
    前記製造会社側で、所定の表示体に表示された前記受信したウィッグ試着状態画像データに基づいて、ウィッグベースに人毛や人工毛を結着してさらにカットやカールなどの微調整を施してオーダーメイドウィッグを完成状態とまでする、又は既製品の前記ウィッグに対して前記微調整を施して完成状態とまでする工程と、
    前記製造会社側で、郵送または対面などにより完成した前記ウィッグを前記ウィッグ購入者に引き渡す工程と
    を有するウィッグの販売方法。
  3. コンピュータに、
    ウィッグ購入者自身の顔を含む画像データに、サンプルのウィッグ画像データを組み合わせた、疑似的にウィッグを装着した状態を示すウィッグ試着状態画像データを表示させる処理と、
    表示された前記ウィッグ試着状態画像データの前記ウィッグ画像データの任意の地点に対するドラッグ&ドロップにより毛髪として表示される領域を前記ウィッグ試着状態画像データに基づいてウィッグ製造することができる表示態様に処理して拡大又は縮小する、タッチパネルからの操作を受け付けて、前記ウィッグ画像データのヘアスタイルのボリュームや長さを、前記コンピュータのみを用いて変更する処理と、
    変更後の前記ウィッグ試着状態画像データを所定の端末へ送信する処理と
    を実行させるプログラム。
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